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JP4339889B2 - 健康管理支援装置 - Google Patents
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Description

本発明は、健康管理が必要な利用者の生体情報の計測値と、利用者が自己の生活習慣改善の目標をどれだけ達成したかに対する回答とにより、利用者の生活習慣改善のための目標値を適切に設定および修正する健康管理支援装置に関する。
従来の健康管理支援装置としては、生活習慣の改善を目的として、利用者の回答内容より、生活習慣改善の定着度を算出するものがあった(例えば、特許文献1参照)。図1は、特許文献1に記載された従来の健康管理支援装置の一部を示す図である。利用者は、マークシート4に問診データを記入して、入力部1から健康管理支援装置に入力する。データ処理部2では、入力された問診データを基に、利用者の生活習慣の改善がどの程度、定着したかを示す定着レベルを算出し、出力部3に出力することにより利用者に提示するようになっている。
特開2000−37354号公報
しかしながら、利用者の回答に基づいて利用者の生活習慣改善を支援する健康管理支援装置においては、回答内容が利用者の実際の行動とそれに対する回答とのずれを示す回答傾向に影響されるという課題が有る。実際、健康・栄養ニュース 第3巻3号(通巻10号P7 独立行政法人国立健康・栄養研究所 2004年12月発行)や産政研フォーラム「肥満について考える」(61 号.2004年2月)に掲載されているように、健康診断の受診者が申告する健康管理が実行されているならば当然に計測されるはずの値と、実測値とは異なることが多い。また、糖尿病診療マスター(医学書院 Vol.2 No2 2004年3月 P230)に掲載されているように、患者自身の行動とその行動に対する認識または評価は、実際の行動に対する第三者の認識または評価とずれている場合もある。
特に、生活習慣に関する回答内容は、過去1ヶ月間の、食事、運度、嗜好品の摂取状況などを、思い出して回答する場合が多いので、個人の行動に対する回答傾向の影響を受けやすい。この理由を以下に述べる。
生活習慣の改善が必要な利用者の場合、予め生活習慣の改善目標値を設定し、この目標値に向けて生活改善に努める。ここで、この目標値が、本人にとって実行が不可能(目標値が高すぎる)であるならば、本人は、実行意欲を喪失し、生活改善できない。一方、この目標値が、本人によって実行可能(目標値が適切)であれば、実行意欲が湧くとともに、実行意欲が継続し、生活改善もうまくいく。その結果、健康維持および向上を実現することができる。従って、この目標値の設定が生活改善において、重要であるといえる。
まず、この目標値は、利用者の現在の健康状態と生活実態に基づいて設定する。生活実態は、利用者自身の回答に基づいて把握するが、自由記述形式で回答すると、個人によって表現や詳細さが異なり把握が困難なため、食事、運動等の項目に分類して、できるだけ具体的項目に対して回答する形式をとる。ただし、この場合でも、定量的に把握することが困難なため、生活実態例を提示し、この例に対する自身の実行度合いを数値で回答すると定量化に効果的である。
さらに、利用者自身が合意した上で設定した目標値に対する実行度合いを回答する方式にすると、利用者の目標値の意義に対する理解が深く、実行意欲が高くなる。同時に、食事、運動等の各項目に対する理解度が十分なため、いいかげんな内容を回答することが無く、生活実態を把握しやすくなる。
しかし、回答された数値は、利用者の回答傾向に影響され、回答傾向の個人差による偏りが生じるのが一般的である。例えば、行動科学からみた健康と病気(メディカルフレンド社 P25〜28)に掲載されているような「イイコ行動特性」を示す人の場合について説明する。イイコ行動特性を示す利用者は、当該利用者を指導監督する立場にある医師などの期待に沿いたいとの気持ちが強く、当該医師に指導された項目に対しては、実行度合いを高く認識し、数値を高く回答する傾向がある。即ち、同じ生活実態であっても、イイコ行動特性が強い利用者ほど、目標値に対する実行度合いを高く回答し、イイコ行動特性が弱い利用者ほど自身の実行度合いを低く認識する傾向がある。このように、回答傾向の違いによって実行度合いを示す回答内容が偏ると、次回に設定する目標値も偏り、効果が期待できなくなるという問題がある。
以上の様に、利用者の生活習慣に関する努力目標の目標値に対する実行度合いを質問し、利用者本人の回答内容のみから、利用者の実行度合いを把握しようとすると、利用者の回答傾向の違いによって実行度合いを示す回答内容が偏ってしまう。即ち、実際以上の実行度合いが回答され、その程度が利用者によって異なる。その結果、次回に設定する目標値が不適切な値となり、本来の効果を期待できなくなってしまう。
本発明の目的は、上述の課題を解決するためになされたものであって、利用者の生体情報の計測値を用いて、生活習慣に関する回答内容を補正することで、利用者の回答傾向から受ける影響を低減することができる健康管理支援装置を提供することである。
本発明に係る健康管理支援装置は、利用者の健康管理を支援する健康管理支援装置であって、利用者の生体情報の計測値の入力を受け付ける計測値入力手段と、前記生体情報と関連する生活習慣に関する努力目標の実行度合いの自己評価である利用者の回答値の入力を受け付ける回答入力手段と、前記回答値と、前記生体情報の前記計測値から求められる前記生体情報の目標の達成度合いとの乖離度合いに応じて、前記回答値を補正する回答補正手段とを備える。
なお、本発明は、上記のような健康管理支援装置単体として実現することができるだけでなく、健康管理支援装置と外部の生体情報計測機などとからなる健康管理支援システムとして実現したり、上記健康管理支援装置および健康管理支援システムが備える一部または全部の処理部をコンピュータに機能させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させることもできるのは言うまでもない。
本発明の健康管理支援装置によれば、生活習慣改善の実行度合いを問う回答に及ぼされる利用者の回答傾向の影響を抑制し、利用者の実際の生活習慣をより正しく反映させた回答内容を得ることができるので、実用上極めて有効である。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1の健康管理支援装置600の構成を示す図である。
図2において、健康管理支援装置600は、一定期間における利用者の生活改善を目的として生活習慣に関する項目の目標値および生体データの目標値を設定し、その期間経過後に、生体データの計測値および目標値の達成度の自己評価の入力を受け付けて、次の期間の新たな生活目標となる目標値を算出する健康管理支援装置であって、目標値入力部601、目標値記録部602、計測値入力部603、回答票入力部604、達成係数α(N)算出部605、補正係数β(N)算出部606、補正後実行度合いγx(N)算出部607、修正目標値tx(N+1)算出部608、修正目標値 tx(N+1)検証部609、修正目標値リスト記録部610、目標値更新部611および補正係数β(N)表示部612を備える。修正目標値tx(N+1)算出部608は、生活習慣の目標の所定期間内の実行度合いに応じて、期間の生活習慣の目標値を修正するための修正関数を保持する修正関数保持部の一例であり、本実施の形態では、修正目標値tx(N+1)算出部608には、生活習慣の項目の目標値に対する所定期間内の実行度合いに応じて、前記期間の生活習慣の項目の前記目標値を修正するための修正関数が保持されている。また、修正目標値tx(N+1)算出部608および修正目標値 tx(N+1)検証部609が、補正係数βを用いて補正された前記回答値を前記生活習慣の目標の実行度合いとし、前記修正関数により、前記期間の前記目標値を修正する目標値修正部の一例である。なお、xは目標値を設定する生活習慣に関する項目の番号を示し、Nは第一回から数えて何回目の期間かを示す自然数である。目標値入力部601は、所定期間に利用者が実行すべき生活習慣に関する努力目標が複数ある場合、複数の目標の目標値と、複数の目標のうちのいずれかの目標と最も関連のある生体情報についての目標値の入力を受け付ける目標値入力手段の一例である。本実施の形態では、目標値入力部601は、マウス、キーボードなどからなり、医療関係者や利用者自身がこれらを操作することによって目標値を入力する。目標値記録部602は、あらかじめ決定された生活習慣に関する努力目標の目標値を記録する目標値記録手段の一例であり、本実施の形態では目標値入力部601によって入力された目標値を、以下で説明するような形式に記録する。計測値入力部603は、利用者の生体情報の計測値の入力を受け付ける計測値入力手段の一例であり、本実施の形態では、例えば、外部に接続された血圧計、血糖値測定器、体重計などの生体情報計測機から直接計測値を入力できるIF(インターフェイス)である。回答票入力部604は、生体情報と関連する生活習慣に関する努力目標の実行度合いの自己評価である利用者の回答値の入力を受け付ける回答入力手段の一例であり、本実施の形態では、利用者自身が記入した回答票であるマークシートを読み取るマークシート読取機または、利用者自身が操作するマウス、キーボードなどである。
達成係数α(N)算出部605は、回答値と、生体情報の計測値から求められる生体情報の目標の達成度合いとの乖離度合いに応じて、回答値を補正する回答補正手段の一部で生体情報の計測値と、生体情報の目標値とに基づいて生体情報の目標の達成度合いを示す達成係数αを算出する処理部の一例であり、本実施の形態では、予め定義された演算式に基づいて達成係数α(N) を算出する演算器である。補正係数β(N)算出部606は、算出された達成係数αから、回答値と生体情報の目標の達成度合いとの乖離度合いを示す補正係数βを算出する補正係数算出部の一例であり、本実施の形態では、予め定義された演算式に基づいて、補正係数β(N) を算出する演算器である。補正後実行度合いγx(N)算出部607は、所定期間終了時に入力された回答値を、算出された補正係数βを用いて補正する回答値補正部の一例であり、本実施の形態では、回答票の値および補正係数β(N)から、予め定義された演算式に基づいて、補正後実行度合いγx(N)を算出する演算器である。達成係数α(N)は、生体情報の目標値t及び生体情報の計測値sから求められる生体情報の達成度合いαに相当する。補正係数β(N)は、生活習慣に関する項目xの目標に対する実行度合いについての回答値sxと、生体情報の目標値t及び生体情報の計測値sから求められる生体情報の達成度合いαとの乖離度合いに相当する。補正後実行度合いγx(N)は、補正後回答γxに相当する。修正目標値tx(N+1)算出部608は、修正目標値リスト記録部610に格納されている後述の修正生活習慣目標値リストから、tx(N)に基づきtx(N+1)を算出する。修正目標値 tx(N+1)検証部609は、算出されたtx(N+1)が、各項目xに対して予め設定された範囲に収まるように制限する。即ち、tx(N+1)が設定された範囲以上の場合は、設定された範囲の最大値に固定し、tx(N+1)が設定された範囲以下の場合でも、設定された範囲の最小値に固定する。これは、目標値の更新を繰り返すうちに、目標値が健康に有害な影響を与えるほど偏った数値にならないようにするためである。目標値更新部611は、補正後の回答値と生活習慣に関する努力目標の修正度合いとの相関を示すデータを参照して、補正後の回答値を用いて、生活習慣に関する努力目標の目標値を修正して決定する目標値決定手段の一例であり、本実施の形態では、目標値記録部602の目標値tx(N)を目標値tx(N+1)に更新する。
また、補正係数β(N)表示部612は、回答値と、生体情報の計測値から求められる生体情報の目標の達成度合いとの乖離度合い、または補正後の回答値を表示する表示手段の一例であり、本実施の形態では、ディスプレイで、算出された補正係数またはその補正係数が示している意味、すなわち、生活習慣改善の実行度合いに対する認識の程度を利用者に表示する。この表示によって、利用者は、自身の回答の傾向を自分でも確認することができる。これにより、普段の生活習慣をより客観的に認識せざるを得なくなり、今後の生活習慣病改善の意欲を向上させることができる。生活習慣の改善が難しい人の中には、自分自身の生活習慣上の課題を直視したがらない、言い換えると課題から目をそらそうとする人も多い。このような利用者に対して、補正係数を表示することで、自分自身の生活習慣の課題を認識せざるを得なくなるので、特に効果的である。
そして、健康管理支援装置600は、(N+1)回目の期間開始時に更新された目標値tx(N+1)と、(N+1)回目の期間終了時に再度計測された計測値、および入力された回答票に基づき、α(N+1)、β(N+1)、およびγx(N+1)を算出し、(N+1)回目の期間終了時には、これらから、次の期間の目標値tx(N+2)を算出することを繰り返す。
図3は、本実施の形態の健康管理支援システム700のハードウェア構成を示すブロック図である。健康管理支援システム700は、図2に示した健康管理支援装置600と外部計測装置(生体情報計測機703)とからなる健康管理支援システムであって、健康管理支援装置600は、マウス701、キーボード702、モニタ704、プリンタ705、インターフェイス706、CPU(Central Processing Unit)707、メモリ708、およびハードディスクなどによって実現される目標値票格納部709と修正目標値リスト格納部710などを備える。利用者は目標値や回答票の回答内容をマウス701、キーボード702によってインターフェイス706を通じて入力する。生体情報の計測値は、健康管理支援装置600外部に備えられる血圧計などの生体情報計測機703から直接、インターフェイス706を通じて入力される。また、目標値票や回答票は、モニタ704、プリンタ705などに表示、出力される。目標値票や修正生活習慣目標値リストはそれぞれ目標値票格納部709および修正目標値リスト格納部710に格納されている。インターフェイス706と、目標値票格納部709および修正目標値リスト格納部710、CPU707とメモリ708は相互にバスで接続され、CPU707は、目標値票格納部709および修正目標値リスト格納部710に格納されているtx(N)、sx(N)に基づき、達成係数α(N)、補正係数β(N)、および補正後実行度合いγx(N)を算出する。そして、目標値票格納部709に格納されている目標値tx(N)をtx(N+1)で更新する。
図4を用いて本発明の健康管理支援装置を用いた健康管理のための生活習慣改善支援の概要を説明する。図4は、健康管理支援装置600の概要的な処理の流れを示すフローチャートである。利用者は、まず、好ましくは医師等と相談して、個人の年齢、既往症、健康状態などに応じて、血圧やHbA1c等の生体情報の改善の目標(生体情報目標値)を設定する(S101)。同時に、利用者個人の年齢、既往症、健康状態などに応じて、食事、運動などの生活習慣の目標値(目標値)を設定する(S104)。図5は、生活習慣目標値票の一例を示す図である。図6は、生体情報目標値及び計測値票の一例を示す図である。そして、それぞれに設定した値を記録するための図5の項目5に示した生活習慣目標値票、生体情報目標値及び計測値票を作成する(S102、S105)。作成された生活習慣目標値票と、生体情報目標値及び計測値票とは、少なくともこの期間終了まで目標値記録部602に格納される。図5で、目標値tx(N)は、項目x(xは1〜6)に対するN回目の修正された目標値を示す(初めて目標値を設定する場合は、N=0である)。図6で、生体情報目標値及び計測値票に記録される生体情報計測値s(N)、達成係数α(N)のNも同様の意味(N回目の修正された値)を示している。ただし、この段階では、生体情報計測値s(N)、達成係数α(N)は入力されていない。
次に、利用者は、作成された生活習慣目標値票を参照しながら生活習慣の改善を目指す。その期間を例えば1ヶ月とし、1ヶ月経過後に、体重、血圧、血液中コレステロール、HbA1c等の生体情報を計測し(S103)、その計測値を生体情報目標値及び計測値票(図6)へ入力する。同時に、生活習慣目標値票に、過去1ヶ月の生活習慣を思い出しながら、生活習慣目標値に対してどの程度実行できたかを生活習慣回答票に入力する(S106)。図7は、生活習慣回答票の一例を示す図である。図7で、回答sx(N)は、項目x(xは1〜6)に対すN回目に入力された実行度合いを示す指標である。例えば、項目1の食事に関する項目(目標値=1日当たりの摂取エネルギーt1(N)キロカロリー以下)の場合、過去1ヶ月の内、1日当たりの摂取エネルギーt1(N)キロカロリー以下を実行できた日の割合を入力する。即ち、全ての日実行できた場合、1.0を入力し、半分の日数しか実行できなかった場合、0.5と入力し、1日も実行できなかった場合、0.0を入力する。
そして、健康管理支援装置600は、生体情報計測値s(N)と生体情報の目標値tから、関数α(N)=F(t、s(N) )を用いて、生体情報の達成度合いを示す達成係数α(N)を算出する。また、生活習慣回答票に入力された実行度合いの回答の内、この生体情報計測値s(N)に関連する生活習慣の項目についての実行度合いsx(N)と達成係数α(N)とから、補正係数β(N)=Gx(sx(N),α(N))を用いて、生活習慣回答票に入力された実行度合いを補正するための補正係数β(N)を算出する。さらに、補正係数β(N)と生活習慣回答票に入力された実行度合いsx(N)から、補正後回答γx(N)=Hx(sx(N),β(N))を用いて、補正後の実行度合いγx(N)を算出する。次に、補正後の実行度合いγx(N)から、修正生活習慣目標値リストに基づき、修正目標値 tx(N+1)を算出することで、修正目標値を作成する(S107)。図8は、修正生活習慣目標値リストの一例を示す図である。同図に示すように、修正生活習慣目標値リストには、生活習慣に関する各項目について、補正後回答γx(N)の値に応じた係数を今回の期間の目標値tx(N)に乗算し、次回期間のための修正目標値tx(N+1)を算出するための数式が示されている。
さらに、健康管理支援装置600は、この修正目標値tx(N+1)が、医学的見地から問題の無い目標値であるか否かを検証する(S108)。例えば、食事、運動、減塩の修正目標値を予め設定された範囲に収まるように制限する。例えば、一般的に最少の1日の摂取塩分量は、0.5gとされているので、修正生活習慣目標値リストより算出された1日の摂取塩分量が0.5g以下の時は、0.5gとする。
次に、健康管理支援装置600は、期間開始時に設定され、記録されていた目標値tx(N)を、新たな目標値tx(N+1)に更新した生活習慣目標値票を作成し(S109)、再び利用者は、更新された生活習慣目標値票を参照しながら生活習慣の改善を目指す。これを繰り返すことにより、利用者の生活習慣が改善される。
このように、生活習慣の改善を開始してから例えば、1ヶ月を経過した後の利用者の記憶に頼った自己申告値であるsx(N)を、客観的計測値であるs(N)から導かれた達成係数α(N)で補正することで、利用者の実行度合いの回答傾向の違いなどの性格の違いを補償でき、利用者の健康状態及び生活習慣実態に適合した、生活習慣目標値を設定できる。
以上のように構成された健康管理支援装置600の動作について図9、図10、図12及び図11を参照しながらより具体的に説明する。例えば、利用者が糖尿病である場合の健康管理支援の例を図12、9を用いて示す。図9は、本実施の形態に係る健康管理支援装置600のより詳細な動作を示すフローチャートである。図10は、算出された補正係数βの値と、その値に応じてモニタで利用者に表示する文章との対応を示す表である。図11(a)および(b)は、主として摂取カロリーを制限する場合の生活習慣目標値票の一例を示す図である。図12は、生体情報をBMI(Body Mass Index)としたときの生体情報目標値及び計測値票の一例を示す図である。ここでは、身長と体重から算出されるBMI:(体重(kg))/(身長(m))2)を生体情報とする。まず、利用者の身長と体重を計測し、身長1.65m、体重73kgでBMI=26.8の場合、利用者はBMIを下げることが望ましいので、図12に示す様に、利用者の健康状態を考慮して1ヶ月後のBMIを目標値tを26に設定する。また、図11に示す様に、BMIの目標値と、利用者の健康状態、生活習慣状況を考慮して、今後1ヶ月の生活習慣の6項目に対する目標値tx(0)(xは1〜6までの整数)を設定する。ここで、成人の場合、身長は1月程度では、変化がないので、体重のみを計測すれば良い。また、体重は、図11の項目1である、食事に最も強く依存するので、生体情報である体重と項目1が関連する。従って、1ヶ月後にはBMIが26になるであろう目標値に食事のエネルギーを設定する。言い換えると、完全に達成すると(達成度=1.0)、BMIが26になるであろう目標値である。本実施の形態の場合、目標値を1400キロカロリーに設定する。なお、この目標値は、利用者の年齢、体重、身長、基礎代謝量等の生体情報や運動量に基づき、例えば尿病療養指導二貢の秘訣(金原出版)P204〜205に掲載されている体重減少に成功した例を参考に、決定する。
利用者は、図11(b)に示した生活習慣目標値票を参照しながら、生活習慣に改善に努める。この時点では、生活習慣目標値票には項目番号と目標値が記入されているだけである。利用者は、1ヶ月後に、健康管理支援装置600を起動し、再度体重を計測する。健康管理支援装置600のCPU707は、生体情報の計測値の入力を生体情報計測機703に要求し(S801)、生体情報計測機703は計測された値を入力する(S802)。ここでは、BMI=26.5になった。次に、達成係数α(N)すなわち、達成係数α(0)を算出する(S803)。ここでは、(数式5)α(0)=F(t、s(0))=(t/s(0))k、かつ、k=15.08の場合を示す。α(0)=F(t、s(0))=(t/s(0))15.08=(26/26.5)15.08である。従って、α(0)=0.750となる。
次に、健康管理支援装置600は、回答票の入力を要求する(S804)。利用者は、過去1ヶ月の生活習慣を思い出してsx(0)(xは1〜6までの整数)を入力する。本実施の形態では、例えば、利用者が過去1ヶ月間において、食事目標を達成できた日が27日と認識していたとすると、s1(0)=0.9を入力する。また、利用者が過去1ヶ月間において、運動目標を達成できた日が24日と認識していたとすると、s1(0)=0.8と回答する。同様に、他のsx(0)も図11の設問に従って回答する。健康管理支援装置600は、回答票の全項目が入力されたか否かを確認し(S805)、そして、補正係数β(0)を算出する(S806)。ここで、補正係数β(0)は、生体情報BMIと項目1の食事が関連するので、α(0)とs1(0)から算出する。また、ここでは、(数式6)補正係数β(0)=G(α、sx)=(sx/α)l、かつ、l=1として算出する。すなわち、Gx(sx(0),α(0))=s1(0)/α(0)である。図11(a)に示すように、入力されたs1(0)=0.9に対して補正係数β(0)は、β(0)=1.20となる。そして、算出された補正係数β(0)を、モニタで利用者に表示する(S811)。ただし、補正係数βの数値そのものを表示しても、利用者にその数値の意味が理解できない可能性があるので、ここでは図10に示すように、算出された補正係数βの値に応じて、利用者の生活習慣改善の実行度合いに対する認識の程度を、例えば、文章で表示するものとする。前述のように、ステップS806で算出された補正係数β(0)は、β(0)=1.20である。このように補正係数βの値が「1.1」を超えるような場合、補正係数β(N)表示部612は、図10に示すように、まだ、利用者の生活習慣改善の実行度合いに対する認識が正確でないことを、利用者に分かりやすい言葉で表示する。
次に、補正後の実行度合いγx(0)を、sx(0)、β(0)を用いて算出する(S807)。ここでは、(数式7)Hx(sx、β)=(sx/β)、かつ、γx(0)=Hx(sx(0),β(0))=sx(0)/β(0)として算出する。例えば、摂取カロリーの補正後実行度合いは、γ1(0)=s1(0)/β(0)=0.9/1.20=0.75 となる。
さらに、算出されたγx(N)を修正生活習慣目標値リストと対比してtx(N+1)を算出する(S808)。すなわち、γx(0)から図8の修正生活習慣目標値リストを参照して、修正目標値tx(1)を算出する。ここでは、γ1(0)=0.75なので、修正目標値t1(1)=1.0×t1(0)となる。
次いで、tx(N+1)を検証する(S809)。すなわち、このようにして算出された修正目標値 tx(1)を修正目標値 tx(N+1)検証部609により検証する。検証の結果、本実施の形態の場合は、γx(0)と図8の修正生活習慣目標値リストより算出した修正目標値tx(1)をそのまま来月の目標値にすることができた。これで、来月の生活習慣の目標値が決定でき、図11(b)がすべて記載される(S810)。そして、利用者は、この更新された目標値を目指し、後1ヶ月、生活習慣の改善に努めることができる。
上記のように、生体情報の目標値と計測値の違いを、(数式5)で達成係数α(0)として指数化する。本実施の形態の場合、図12に示した達成係数α(0)=0.750で、これは生体情報の計測値に基づいた客観的数値である。一方、この生体情報と関連する生活習慣の項目の回答内容であるs1(0)=0.9は、利用者本人が認識した実行度合いを回答する主観的数値である。この客観的数値と主観的数値との偏差を(数式6)で補正係数β(0)として指数化する。この補正係数β(0)によって、S2(0)、S3(0)・・・S6(0)の主観的数値を補正することで、客観的数値に変換することができる。本例の場合、利用者は主観的には、27日実行できた即ち0.9実行できたと認識しているが、実際は0.75しか実行できていないので、利用者は、自身の実行度合いを高く認識する傾向があることがわかる。従って、この利用者は、他の生活習慣項目も同様に高く認識する傾向があることがわかる。そのため、この傾向を補正係数β(0)で補正し、補正後の実行度合いγx(0)を算出することで、利用者の回答傾向の偏りを補償する。そして、回答傾向の偏りが補償された補正後の実行度合いγx(0)に基づき次回の目標値を設定する。従って、利用者の性格等に影響されることなく利用者の実行度合いを把握することができ、利用者にとって、実行が可能な適切な目標値を設定することができる。これにより、利用者の実行意欲の向上が期待できる。
なお、指数係数k、l等は、生体情報の特性や、生活習慣の特性によって調整する。
以上の様に、本実施の形態の健康管理支援装置600は、利用者の自身の実行度合いを認識の傾向を補償することで当該利用者に適合した生活習慣の目標値を設定でき、利用者の生活習慣の改善に効果的である。
本実施の形態では、補正係数ベータの値に関わらず、必ず補正係数βを表示する例を示したが、補正係数βが1から所定値以上乖離したときのみ、表示しても良い。これにより、実質的補正が必要であった時のみ、補正が必要であった事実を利用者へ認識してもらうことができる。また、必ずしも補正係数を表示せず、補正が必要であった事実のみを表示しても、効果がある。さらに、利用者が回答票の入力を完了した次のモニタの画面で、補正係数または/及び補正が必要であった事実を表示すると、利用者へ印象付けやすく、特に効果的である。さらに、上記実施の形態では、図9のステップS811で、生活習慣改善のための目標をどれだけ実行できたかについて利用者に正しく実行度合いを認識してもらうために補正係数βを表示する例を示したが、本発明はこれに限定されない。図13は、利用者の回答と、算出された補正係数βに従って補正された補正後の回答とを、対比してモニタに表示する場合の一例を示す図である。同図では、生活習慣改善のための目標の実行度合いに対する利用者の認識の正確さを、文章で指摘するのではなく、例えば、利用者の回答の数値と、補正後の回答の数値とを、対照して表している。また、同図では、単に数値で比較するだけではなく、棒グラフを用いて、利用者の回答と補正後の回答との差を一目で把握できるように表示している。これにより、利用者は、自分ができたと思い込んでいた実行度合いと、実際の実行度合いとの間に相違があることを認識することができる。さらに、自分が思っていた実行度合いと実際の実行度合いとの間にどの程度のずれがあったのかまで知ることができるという効果がある。
<他の例>
また、以下では、本実施の形態を用いた、他の例について図14、図15及び図16を用いて説明する。ここでは、例えば、高血圧症である利用者の健康管理を支援する例について説明し、主として、計測する生体情報を収縮期血圧とする。図14は、本実施の形態による生体情報目標値及び計測値票の他の例を示す図である。図15は、本実施の形態による生活習慣目標値票及び生活習慣回答票の他の例を示す図である。図16は、生体情報を収縮期血圧とした場合の利用者の回答と、算出された補正係数βに従って補正された補正後の回答とを、対比してモニタに表示する場合の一例を示す図である。
利用者は、まず、収縮期血圧を計測する。計測された収縮期血圧は、140mmHgであり、利用者にとっては血圧を下げることが望ましい。このため、利用者は医師等と相談し、図14に示す様に、利用者の健康状態を考慮して1ヶ月後の収縮期血圧の目標値tを、利用者にとって実現可能な130mmHgに設定する。また、図15に示す様に、血圧の目標値と、利用者の健康状態、生活習慣状況を考慮して、今後1ヶ月の生活習慣の6項目に対する目標値tx(0)(xは1〜6までの整数)を設定する。ここで、血圧は、図15の項目3に示されている、摂取塩分量に最も強く依存する。従って、生体情報である血圧と項目3が関連する。従って、1ヶ月後に収縮期血圧が130mmHgになるであろう目標値に減塩目標値を設定する。言い換えると、完全に達成すると(達成度=1.0)、1ヶ月後には収縮期血圧が130mmHgになるであろう目標値である。本実施の形態の場合、目標値を6gに設定している。なお、この目標値は、例えば高血圧ナビゲーター(メディカルレビュー社、P16〜17、P116〜117)に掲載されているような、利用者の血圧の塩分感受性に基づき決定する。
利用者は、前述の例と同様に、図15を参照しながら、生活習慣の改善に努める。1ヶ月後に、再度血圧を計測すると、135mmHgになった。次に、達成係数α(0)を算出する。本実施の形態では、(数式5)達成係数α(0)=F(t、s(0))=(t/s(0))k、かつ、k=8.68の場合を示す。この場合、F(t、s(0))=(t /s(0))8.68である。従って、α(0)=0.721となる。また、利用者は、過去1ヶ月の生活習慣を思い出して回答sx(0)(xは1〜6までの整数)を入力する。この例では、利用者は、項目1について、過去1ヶ月間の1日当たりの食事の摂取カロリーの平均値を、平均値(S)=2000kcalと記憶していたので、摂取カロリーの平均値Sに対する摂取カロリーの目標値(T)=2000kcalの割合(T/S)=1.0をs1(0)として回答した。また、過去1ヶ月間の1日当たりの運動時間の平均値(S)=16分と認識していたので、運動時間の目標値(T)=20分に対するSの割合(S/T)=0.8をs2(0)として回答した。同様に、他のsx(0)も図15の設問に従って回答したとする。
そして、補正係数β(N)算出部606は、補正係数β(0)を算出する。ここで、生体情報である血圧と項目3の摂取塩分量が関連するので、α(0)とs3(0)から補正係数β(0)を算出する。また、ここでは、(数式6)G(α、sx)=(sx/α)l、かつ、l=1の場合を示し、補正係数β(0)=Gx(sx(0),α(0))=s3(0)/α(0)である。これにより、補正係数β(0)=1.11となる。
次に、健康管理支援装置は、補正後の実行度合いγx(0)をsx(0)、β(0)を用いて算出する。本実施の形態では、(数式7)Hx(sx、β)=(sx/β) の場合を示し、γx(0)=Hx(sx(0),β(0)) =sx(0)/β(0)である。この場合、γ3(0)=s3(0)/β(0)によりγ3(0)を算出する。算出されたγ3(0)=0.72と図8の修正生活習慣目標値リストより、修正目標値tx(1)を産出した。ここで、修正目標値tx(1)を検証する。これで、来月の生活習慣の目標値が決定でき、図15がすべて記載される。そして、利用者は、この更新された、目標値を目指し再度生活習慣の改善に努めることができる。
本実施の形態の場合、α(0)=0.721で、これは計測値に基づいた客観的数値である。一方、この生体情報と関連する生活習慣の項目の回答内容であるs3(0)=0.8は、利用者本人が認識した実行度合いを回答する主観的数値である。この客観的数値と主観的数値との偏差を(数式6)で補正係数β(0)として指数化する。この補正係数β(0)によって、s2(0)、s3(0)、・・・、s6(0)の主観的数値を補正することで、客観的数値に変換する。本実施の形態の場合、主観的には、0.8実行できたと認識しているが、実際は0.721しか実行できていないので、利用者も、前述の例の利用者ほどでは無いにしろ、自身の実行度合いを高く認識する傾向があるので、他の生活習慣項目も同様に高く認識する傾向があるといえる。この傾向をもって利用者から得られる回答を、補正係数β(0)で補正し、補正後の実行度合いγx(0)を算出することで、利用者の回答傾向の偏りを補償する。そして、回答傾向の偏りを補償した補正後の実行度合いγx(0)に基づいた次回の目標値を設定する。これにより、利用者にとって、実行が可能な目標値を設定でき、より実行意欲が向上する。これと併せて、図16に示すように、利用者の回答と補正後の回答とを対比して表示することによって、利用者は回答傾向の偏りを自ら認識することができるようになり、他の生活習慣項目に対しても、より客観的に回答を行なうことができるようになるという効果がある。
以上の様に、利用者の自身の実行度合いの認識の傾向を補償することで、当該利用者に適合した生活習慣の目標値を設定でき効果的である。
なお、上記実施の形態では、生体情報としてBMIや血圧の場合を説明したが、生体情報としてHbA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を示す指標)、生活習慣の項目として摂取する糖分量を用いても良い。また、生体情報として血液中の総コレステロール濃度、生活習慣の項目として摂取する脂質量などを用いても良い。
なお、上記本実施の形態をより簡易に行なう場合には、例えば、生活習慣に関する項目に最も関連のある生体情報目標値t(N)と、生体情報計測値s(N)とから達成係数α(N)を算出し、算出された達成係数α(N)から直接、生活習慣目標値リストを参照し、修正目標値tx(N+1)を算出するとしてもよい。図17は、達成係数α(N)から直接、生活習慣目標値リストを参照し、修正目標値tx(N+1)を算出する場合の手順を示すフローチャートである。同図に示すように、算出された達成係数α(N)から直接、生活習慣目標値リストを参照し、修正目標値tx(N+1)を算出する場合には、利用者に対する修正目標値tx(N+1)の適正度は低減されると考えられるが、図9と図17とを比較しても明らかなように、健康管理支援装置の処理量を大幅に低減することができるという効果がある。
なお、上記実施の形態では、達成係数α(N)に基づいて回答値が示す実行度合いを補正したが、これに限らず、達成係数α(N)から、次回の生体情報の計測値の目標値を補正するとしてもよい。そして、次回の生活習慣の改善期間終了時の計測値が、この補正された目標値となるように、生活習慣に関する項目の目標値を決定するとしてもよい。
本発明にかかる健康管理支援装置は、健康管理が必要な利用者の生体情報の計測値により、利用者の生活習慣に関する回答内容を補正し、生活習慣に対する目標値を修正する健康管理支援装置に応用できる。具体的には、本発明の健康管理支援装置は、病院の医師等と通信網などにより通信可能な家庭のパーソナルコンピュータ、PDA、カーナビゲーション装置および携帯電話機などとして有用である。
本発明に係る計測装置は、病院などと通信網により接続される家庭のトイレ装置、血圧計、体重計などの計測機またはベッドなどの住設機器として、また、公共施設等に備えられるトイレ装置などの衛生機器として有用である。
図1は、特許文献1 に記載された従来の健康管理支援装置の一部を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態の健康管理支援装置の構成を示す図である。 図3は、本実施の形態の健康管理支援システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、健康管理支援装置の概要的な処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、生活習慣目標値票の一例を示す図である。 図6は、生体情報目標値及び計測値票の一例を示す図である。 図7は、生活習慣回答票の一例を示す図である。 図8は、修正生活習慣目標値リストの一例を示す図である。 図9は、本実施の形態に係る健康管理支援装置のより詳細な動作を示すフローチャートである。 図10は、算出された補正係数βの値と、その値に応じてモニタで利用者に表示する文章との対応を示すテーブルである。 図11(a)および(b)は、主として摂取カロリーを制限する場合の生活習慣目標値票の一例を示す図である。 図12は、生体情報をBMIとしたときの生体情報目標値及び計測値票の一例を示す図である。 図13は、利用者の回答と、算出された補正係数βに従って補正された補正後の回答とを、対比してモニタに表示する場合の一例を示す図である。 図14は、本実施の形態による生体情報目標値及び計測値票の他の例を示す図である。 図15(a)および(b)は、本実施の形態による生活習慣目標値票及び生活習慣回答票の他の例を示す図である。 図16は、生体情報を収縮期血圧とした場合の利用者の回答と、算出された補正係数βに従って補正された補正後の回答とを、対比してモニタに表示する場合の一例を示す図である。 図17は、達成係数α(N)から直接、生活習慣目標値リストを参照し、修正目標値tx(N+1)を算出する場合の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
600 健康管理支援装置
601 目標値入力部
602 目標値記録部
603 計測値入力部
604 回答票入力部
605 達成係数α(N)算出部
606 補正係数β(N)算出部
607 補正後実行度合いγx(N)算出部
608 修正目標値tx(N+1)算出部
609 修正目標値 tx(N+1)検証部
610 修正目標値リスト記録部
611 目標値更新部

Claims (14)

  1. 利用者の健康管理を支援する健康管理支援装置であって、
    あらかじめ決定された生活習慣に関する所定期間における努力目標の目標値と、前記努力目標に関連のある生体情報についての目標値を格納する目標値格納手段と
    前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに応じて、前記努力目標の目標値を修正するための修正関数をあらかじめ保持する修正関数保持手段と
    前記所定期間経過後における前記利用者の前記生体情報の計測値の入力を受け付ける計測値入力手段と、
    前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに関する前記利用者の自己評価である回答値の入力を受け付ける回答入力手段と、
    前記計測値入力手段から入力された前記生体情報の計測値と、前記目標値格納手段から読み出した前記生体情報の目標値とを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって、前記生体情報の目標値に対する達成度合いを算出し、前記回答入力手段から入力された前記回答と、算出した前記達成度合いとを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって補正係数を算出し算出した前記補正係数を用いて前記回答値を補正する回答補正手段と
    補正された前記回答値を前記所定期間における前記努力目標の実行度合いとし、前記修正関数保持手段から読み出した前記修正関数を用いて、前記所定期間における前記努力目標の目標値を修正する目標値修正手段と、
    修正された前記所定期間における前記努力目標の目標値を、前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値と決定し、前記目標値格納手段に格納されている前記所定期間における前記努力目標の前記目標値を、決定した前記目標値に更新する目標値決定手段と、
    前記利用者が前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値として、更新された前記目標値を記録した生活習慣目標値票を作成する出力手段と
    を備える健康管理支援装置。
  2. 前記健康管理支援装置は、さらに、
    前記補正係数または補正後の前記回答値を表示する表示手段
    を備える請求項1記載の健康管理支援装置。
  3. 前記健康管理支援装置は、さらに、
    前記所定期間開始前に、前記生体情報の目標値の入力を受け付ける目標値入力手段を備
    え、
    前記回答補正手段は、前記生体情報の前記計測値と、前記生体情報の前記目標値との比に基づいて前記生体情報の目標の前記達成度合いを示す達成係数αを算出する
    請求項記載の健康管理支援装置。
  4. 前記回答補正手段は、さらに、
    算出された前記達成係数αから、前記補正係数βを算出する補正係数算出部と、
    前記回答値を、算出された補正係数βを用いて補正する回答値補正部とを備える
    請求項記載の健康管理支援装置。
  5. 前記健康管理支援装置は、さらに、
    前記所定期間開始前に、前記生体情報の目標値の入力を受け付ける目標値入力手段を備え、
    前記目標値決定手段は、補正された前記回答値に基づいて、前記生活習慣に関する努力目標の目標値を決定する代わりに、前記所定期間の次の期間の目標となる生体情報の目標値を前記所定期間終了後に決定する
    請求項記載の健康管理支援装置。
  6. 前記健康管理支援装置は、さらに、
    前記所定期間における前記努力目標が複数ある場合、前記所定期間における前記複数の努力目標の目標値と、前記複数の努力目標のうちのいずれかの努力目標と最も関連のある生体情報についての目標値の入力を受け付ける目標値入力手段と、
    前記計測値入力手段は、前記生体情報についての目標値の入力が受け付けられた前記生体情報の計測値の入力を受け付け、
    前記回答入力手段は、前記所定期間における前記複数の努力目標の実行度合いのそれぞれについて、回答値の入力を前記期間終了後に受け付け、
    前記回答補正手段は、前記複数の努力目標に対応する前記生体情報の計測値と、前記目標値格納手段から読み出した前記生体情報の目標値とを、それぞれあらかじめ定められた関数を用いて演算することによって、各前記生体情報の目標値に対する達成度合いを算出し前記回答入力手段から入力された各前記回答値と、算出した前記達成度合いとの各組を、それぞれあらかじめ定められた関数を用いて演算することによって前記回答値ごとの補正係数を算出し算出した前記補正係数を用いて各前記回答値を補正し、
    前記目標値修正手段は、補正された各前記回答値を前記所定期間における各前記努力目標の実行度合いとし、前記修正関数保持手段から読み出した前記修正関数を用いて、前記所定期間における各前記努力目標の目標値を修正し、
    前記目標値決定手段は、修正された前記所定期間における前記複数の努力目標の目標値を前記所定期間の次の期間に実行すべき複数の努力目標の目標値決定し、前記目標値格納手段に格納されている前記所定期間における各前記努力目標の目標値を、決定した各前記目標値に更新し、
    前記出力手段は、前記利用者が前記所定期間の次の期間に実行すべき複数の努力目標のそれぞれの目標値として、更新された各前記目標値を記録した生活習慣目標値票を作成する
    請求項記載の健康管理支援装置。
  7. 前記回答補正手段は、前記所定期間の開始時に入力された前記生体情報の目標値tに対する、前記所定期間終了後に入力された前記生体情報の前記計測値sの前記達成度合いを示す達成係数αを数式1で示した関数により算出し、算出された達成係数αを用いて、前記回答値を補正する
    α=k・(t/s) :ただし、k>0 ・・・(数式1)
    請求項記載の健康管理支援装置。
  8. 前記回答補正手段は、さらに、
    前記複数の努力目標の実行度合いについての回答値sx(xは1〜nまでの自然数)のうち、前記達成係数αが算出された前記生体情報と関連する努力目標の実行度合いについての回答値sxと前記達成係数αとから、数式2で示した関数により、前記補正係数βを算出する補正係数算出部と、
    算出された前記補正係数βに基づいて、前記各回答値sxを補正する回答値補正部とを備える
    β=l・(sx/d) :ただし、l>0 ・・・(数式2)
    請求項記載の健康管理支援装置。
  9. 前記回答補正部は、数式3で示す関数を用いて、
    前記補正係数βに基づいて、前記各回答値sx(xは1〜nまでの自然数)を補正する
    γx=sx/β ・・・(数式3)
    請求項記載の健康管理支援装置。
  10. 前記目標値決定手段は、
    補正後の実行度合いγx(xは1〜nまでの自然数)と、前記所定期間の開始時に入力された生活習慣の努力目標の前記目標値tx(xは1〜nまでの自然数)とから、数式4で示した関数Jxにより、前記各目標値txをTx(xは1〜nまでの自然数)に修正し、
    修正された前記各目標値Tx(xは1〜nまでの自然数)を、前記所定期間の次の期間に実行すべき生活習慣に関する努力目標の目標値と決定する
    Tx=Jx(tx、γx)・・・(数式4)
    請求項記載の健康管理支援装置。
  11. 人体の生体情報を計測する生体情報計測機と利用者の健康管理を支援する健康管理支援装置とを備える健康管理支援システムであって、
    前記生体情報計測機は、
    利用者の生体情報を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された計測値を前記健康管理支援装置に送信する送信手段とを備え、
    前記健康管理支援装置は、
    あらかじめ決定された生活習慣に関する所定期間における努力目標の目標値と、前記努力目標に関連のある生体情報についての目標値を格納する目標値格納手段と
    前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに応じて、前記努力目標の目標値を修正するための修正関数をあらかじめ保持する修正関数保持手段と
    前記生体情報計測機から前記所定期間経過後における前記利用者の前記生体情報の前記計測値を受信する計測値受信手段と、
    前記所定期間における前記努力目標実行度合いに関する前記利用者の自己評価である回答値の入力を受け付ける回答入力手段と、
    前記計測値受信手段で受信された前記生体情報の計測値と、前記目標値格納手段から読み出した前記生体情報の目標値とを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって、前記生体情報の目標値に対する達成度合いを算出し、前記回答入力手段から入力された前記回答値と、算出した前記達成度合いとを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって補正係数を算出し算出した前記補正係数を用いて前記回答値を補正する回答補正手段と
    補正された前記回答値を前記所定期間における前記努力目標の実行度合いとし、前記修正関数保持手段から読み出した前記修正関数を用いて、前記所定期間における前記努力目標の目標値を修正する目標値修正手段と、
    修正された前記所定期間における前記努力目標の目標値を、前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値と決定し、前記目標値格納手段に格納されている前記所定期間における前記努力目標の目標値を、決定した前記目標値に更新する目標値決定手段と、
    前記利用者が前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値として、更新された前記目標値を記録した生活習慣目標値票を作成する出力手段と
    を備える健康管理支援システム。
  12. 利用者の健康管理を支援する健康管理支援装置による健康管理支援方法であって、
    前記健康管理支援装置は、
    あらかじめ決定された生活習慣に関する所定期間における努力目標の目標値と、前記努力目標に関連のある生体情報についての目標値を格納する目標値格納手段と
    前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに応じて、前記努力目標の目標値を修正するための修正関数をあらかじめ保持する修正関数保持手段とを備え
    前記健康管理支援方法は、
    前記健康管理支援装置が前記所定期間経過後における前記利用者の前記生体情報の計測値の入力を受け付ける計測値入力ステップと、
    前記健康管理支援装置が、前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに関する前記利用者の自己評価である回答値の入力を受け付ける回答値入力ステップと、
    前記健康管理支援装置が、前記計測値入力手段から入力された前記生体情報の計測値と、前記目標値格納手段から読み出した前記生体情報の目標値とを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって、前記生体情報の目標値に対する達成度合いを算出し、前記回答入力手段から入力された前記回答と、算出した前記達成度合いとを、あらかじめ定められた関数を用いて演算することによって補正係数を算出し算出した前記補正係数を用いて前記回答値を補正する回答補正ステップと
    前記健康管理支援装置が、補正された前記回答値を前記所定期間における前記努力目標の実行度合いとし、前記修正関数保持手段から読み出した前記修正関数を用いて、前記所定期間における前記努力目標の目標値を修正する目標値修正ステップと、
    前記健康管理支援装置が、修正された前記所定期間における前記努力目標の目標値を、前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値と決定し、前記目標値格納手段に格納されている前記所定期間における前記努力目標の目標値を、決定した前記目標値に更新する目標値決定ステップと、
    前記健康管理支援装置が、前記利用者が前記所定期間の次の期間に実行すべき努力目標の目標値として、更新された前記目標値を記録した生活習慣目標値票を作成する出力ステップと
    を含む健康管理支援方法。
  13. 前記健康管理支援方法は、さらに、
    表示手段が、前記補正係数または補正後の前記回答値を表示する表示ステップ
    を含む請求項12記載の健康管理支援方法。
  14. 利用者の健康管理を支援する健康管理支援装置が有するコンピュータのためのプログラムであって、
    前記健康管理支援装置は、
    あらかじめ決定された生活習慣に関する所定期間における努力目標の目標値と、前記努力目標に関連のある生体情報についての目標値を格納する目標値格納手段と
    前記所定期間における前記努力目標の実行度合いに応じて、前記努力目標の目標値を修正するための修正関数をあらかじめ保持する修正関数保持手段とを備え
    前記コンピュータに、請求項12記載の各ステップを実行させるプログラム。
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