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JP4341956B2 - 吊り下げ金具 - Google Patents
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Description

本発明に係る吊り下げ金具は、木材の運搬用に山間部に架設された索道のある木材の搬出地と目的地間のワイヤーに掛けて移送する搬機に垂下して吊り上げワイヤーに取り付けられ、吊り上げられる木材を目的地に安全に便利に搬送するために、木材を束ねるワイヤーにフックを掛けて使用される吊り下げ金具に関するものである。
従来の場合に、木材の搬出地(出発地)より目的地までワイヤーが架設された索道で、搬機によりワイヤーで吊り下げた木材を目的地に搬送して、それを下ろすための搬機に於いて、木材を束ねるワイヤーに掛けてあるフックは、フックの安全装置としてストッパーを有しているものも、そうでないものもあるが、いづれのフックも自働で、ワイヤーを掛けたり外したりすることは出来ないために出発地とは別に目的地でも人力に頼らざるを得ない。搬機に備えられている吊り上げ用のワイヤーの先端部にそのフックを取り付けて、これに運搬される木材の吊り下げ用のワイヤーを掛けて、ウインチで巻き上げて木材を吊り上げ、出発地と目的地間に張られている架設のワイヤー上の搬機を目的地まで移動させ、搬機の吊り上げ用のワイヤーを緩めて降下させて、フックに掛けたワイヤーを外しているので、出発地と目的地でこれらの作業をするために人手に頼らざるを得ない。
この作業には、索道上の搬機を数往復させるには、出発地と目的地の両方に少なくとも人手を配置すれば安全上も十分であった。
しかし、近時の山間部の労働人口の現象として、過疎化が進み、人手の配置が十分に出来ない場合が生じ、出発地では木材の搬出が出来ても、目的地では吊り下げ用ワイヤーを緩めて、木材が目的地に下ろされて着地しても、フックに掛かったワイヤーはそのままであり、目的地にも人が居てそれを外さなければ、搬機を往復させることができないという欠点があった。
この従来の吊り下げフックは、搬送される木材を巻きつけているワイヤーに掛けたフックを自動的に外すことは出来ないという問題があった。
この改善策として、安全装置付のフックを使用しないことが考えられるが、安全装置付ではなくてもワイヤーに掛けたフックを確実に外すことは事実上難しいことになる。吊り下げ金具は、ワイヤーに巻かれた木材を吊り上げて安全に目的地まで運び、索道上の搬機に木材を吊り上げているワイヤーを緩め木材を下ろして地上に着くまでは絶対にフックは外れないが、木材が着地して安定した状態ではフックが確実に外れる構造であることが望まれる。
特開昭55−160652号公報 実開昭55−102669号公報
本発明が解決しようとする問題点は、、索道上の搬機で目的地に運ばれた木材が、吊り上げワイヤーを降下させて着地した後、木材を束ねたワイヤーに掛けたフックを外す操作において、吊り下げ金具の着地により自動で上方へスライドリングをスライドさせて、吊り金具とフック柱との係合を外してフックを倒し、木材を束ねているワイヤーに掛けたフックを外す事が出来るようにしようとするものである。
本発明に係る吊り下げ金具は、ワイヤーを降下し木材が着地した後、次いで吊り下げ金具が接地すると同時に吊り下げ金具の自重で吊り金具の下方リングのスライド穴に設けたスライドリングが上方へ移動して、スライドリングを一体に有してスライドしているフック柱は吊り金具との係合が外れてフック柱が倒れ、木材を束ねたワイヤーに掛けてあるフックが外れるようにしたから、搬機より垂下している吊り上げワイヤーを巻き上げて、搬機を往復させることが出来るようにしたことを最も主要な特徴とする。
本発明の吊り下げ金具は、吊り金具下方に設けたリングのスライド穴にスライドリングを設けたことにより、このスライドリングの接地により、吊り金具に係合しているフック柱は、スライド穴の遊び間隔内で上方へスライドして移動し、吊り金具とフックの係合が離れるようになる。この結果、フック柱が倒れて木材を吊り上げたワイヤーを掛けたフックが外れるようにした。これにより、本発明の吊り下げ金具を巻き上げてワイヤーに掛けたフックを容易に外せるようにした。従って、本発明の吊り下げ金具は、ワイヤーに掛けたフックを外すことが人手を要しないで外せるようになり、別の人を目的地に配置させなくてもよく、フックを外す操作を要せずに、ワイヤーを巻き上げて搬機を出発地まで戻し往復させることが出来る。
本発明の吊り下げ金具の使用状態を図6に基づいて説明すれば、索道上にある搬機の下方に伸びている吊り上げワイヤーに本発明製品を取り付けて、木材を束ねているワイヤーにフックを掛けて使用される。作用について説明すれば、吊り下げ金具本体の吊り金具下方に設けたリングのスライド穴にスライドリングを設け、スライドリングの接地により、スライド穴の遊び間隔をスライドリングは上方へ移動し、このスライドリングによりフック柱は上方へ移動し、吊り金具とフック柱の係合が離れるようにしたから、木材を吊り上げたワイヤーに掛けた前記フックがフック柱の自重で倒れて、搬機下方の吊り上げワイヤーを巻き上げればワイヤーからフックが外れるようになる。目的地に降下した木材が着地し、それに続いて吊り下げ金具が接地するまでは、前記の係合は保たれているので吊り金具とフック柱との係合は外れる事無く安全は確保される。
図1〜図4は、本発明に係る吊り下げ金具の実施例1につて図示するものである。1は、吊り金具、2は、吊り上げワイヤーの締結リング、3は、リング、4は、遊び間隔、5は、スライドリング、6は、係合リング、7は、係合フック、8は、係合フックの先端部、9は、フック柱、10,11,12は、それぞれの部位を示す。13は、フック、14は、スライド間隔、15は、木材を束ねているワイヤーをそれぞれ示す。
吊り下げ金具の吊り金具1の上部には、吊り上げワイヤーにより戻し15を介して締結させるワイヤー締結リング2と、下部にはリング3を設けて、リング3には遊び間隔4を備えるスライド穴を有する。この吊り金具1下部のリング3のスライド穴にスライドリング5を通し、このスライドリング5を有するフック柱9を遊び間隔4上方へ移動させることが出来るようにする。スライドリング5は、スライド間隔4を空けてあり、そのスライドリングをスライド穴に緩やかに取り付けた場合に自在に上下移動させることが出来るようにする。フック柱9の3部位10.11.12のそれぞれ符号は、溶接加工をしても良いし、金型で鋳型を作って、吊り金具やフック柱等の部品を鋳造し、所用の部位は溶接することも出来る。例えば、鋳造した吊り金具1の下方リング3のスライド穴にスライドリング5を取り付ける場合には、材料の金属棒の先端を曲げ加工し、穴に通して湾曲した端部をフック柱9に溶接加工することで両リングを連結して作ることが出来る。又、鋳造加工でフック柱9とスライドリング5を連結した穴に曲げ加工した吊り金具1の先端部を差し込んでリング3を形成し、吊り金具1に先端部を確実に溶接加工しても良い。更にフック柱9の外側部位には、フック13を設ける。このフック13にワイヤー15に吊られた木材の荷重を掛けることになるので、10,12の各部位は、スライドリング5とフック柱9、フック13とフック柱9の連結を強固にし、各部位の連結を確実にして木材の荷重により、それぞれが外れないように十分注意してしっかりと固定する。
フック柱の上方部11には係合フック7を鋳造若しくは溶接加工して設け、フック柱9の上方部に設けた係合フック7を吊り金具1に設けた係合リング6に着脱できるようにした着脱機構を設ける。
実施例1の着脱機構は、吊り下げ金具の吊り金具1の上部に、吊り下げワイヤーを締結させるワイヤー締結リング2を設け、そして下部にはスライド穴を有するリング3を設け、このリングのスライド穴にスライドリング5を通し、このスライドリングを有するフック柱の上方部に係合フック7を設け、これを吊り金具の側面に設けた係合リング6に着脱できるようにした。吊り下げ金具が着地すると吊り金具1の下方部のリング3のスライド穴に設けたスライドリング5が上方へ移動して、前記の係合リング6に掛けた係合フック7の先端部8は、吊り金具1に固定した係合リング6の上方へ持ち上がり、吊り金具1とフック柱9との係合が外れて、フック柱9が自重で倒れて、木材を束ねているワイヤー15に掛けたフック13が外れる状態になる。
図5は、本発明に係る吊り下げ金具の実施例2について図示するものであって、6bは、係合リング、7bは、係合フックをそれぞれ表示している。この実施例2は、吊り金具1とフック柱9を係合している係合リング6bをフック柱9の上部に設け、係合フック7bを吊り金具1に設けたものである。
実施例2の着脱機構は、吊り金具1の上部に吊り上げワイヤーにより戻し16を介して締結させるワイヤー締結リング2と、下部にはスライド穴を有するリング3を設け、このリングのスライド穴にフック柱の下方に有するスライドリング5を通し、このスライドリングを有するフック柱9の上方部に係合リング6bを設け、この係合リングに着脱する係合フック7bを吊り金具1の側面に有する着脱機構にしたことを特徴とする。実施例2の着脱機構の作用は、前項0012に記載の実施例1の着脱機構と同様に作用する。
本発明に係る吊り下げ金具は、製品の使用状態を図6に表示するように、搬機の吊り上げワイヤー下方を吊り下げ金具のワイヤー締結リングに取り付けてある。出発地においては、木材の搬出地に集積された木材に巻きつけたワイヤーを本発明の吊り下げ金具のフックに掛けて、吊り上げワイヤーを巻き上げ、搬機を目的地まで移動させて吊り上げワイヤーを緩めて木材を降下して接地させる。接地と同時に吊り下げ金具も接地して、スライドリングが上方へ移動してフック柱が倒れ、フックがワイヤーから外される状態になる。操作者が索道の搬送装置を操作して機搬を往復させるために出発地と目的地の双方で操作者が必要になるような用途において、出発地のみで操作すれば搬機を往復させることが出来るので、作業者が少なくても本発明の製品を用いて荷物の往復搬出を可能にするように適用することが出来る。
吊り下げ金具の正面図(実施例1) 同上側面図(実施例1) 吊り上げワイヤーにより戻しを介して締結した吊り下げ金具の正面図(実施例1) フック柱が倒れる状態を示す吊り下げ金具の斜視図(実施例1) 吊り下げ金具の斜視図(実施例2) 索道の搬機下方の吊り上げワイヤーに取り付けた吊り下げ金具の使用状態の斜視図
符号の説明
1..吊り金具
2..ワイヤー締結リング
3..下方のリング
4..スライド穴のスライドリングの遊び間隔
5.. スライドリング
6,6b..係合リング
7,7b..係合フック
8..係合フック先端部
9..フック柱
10,11,12..部位
13..フック
14.. スライドリングのスライド間隔
15..木材を束ねて吊り上げるワーヤー
16..より戻し

Claims (3)

  1. 吊り下げ金具本体の吊り金具の上部には、吊り上げワイヤーを締結させるワイヤー締結リングと、下部にはスライド穴を有するリングを設け、この吊り金具下部のリングのスライド穴にスライドリングを通し、このスライドリングを有するフック柱にワイヤー掛けのフックを設け、フック柱の上方部を吊り金具に係合出来るようにした着脱機構を設けたことを特徴とする吊り下げ金具。
  2. 吊り下げ金具本体の吊り金具の上部には、吊り上げワイヤーを締結させるワイヤー締結リングと、下部にはスライド穴を有するリングを設け、このリングのスライド穴にフック柱の下方のスライドリングを通し、このスライドリングを有するフック柱の上方部に係合リングを設け、これに着脱する係合フックを吊り金具の側面に有する着脱機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ金具。
  3. 吊り下げ金具本体の吊り金具の上部には、吊り上げげワイヤーを締結させるワイヤー締結リングと、下部にはスライド穴を有するリングを設け、このリングのスライド穴にスライドリングを通し、このスライドリングを有するフック柱の上方部に係合フックを設け、これを吊り金具の側面に設けた係合リングに着脱できるようにした着脱機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ金具。
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