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JP4350096B2 - パターンをラスタ化するために制約付きでピクセルグレートーンを補間する方法およびシステム - Google Patents
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JP4350096B2 - パターンをラスタ化するために制約付きでピクセルグレートーンを補間する方法およびシステム - Google Patents

パターンをラスタ化するために制約付きでピクセルグレートーンを補間する方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明はパターニングデバイスに関する。特に、本発明はパターニングデバイスで使用すべきデータを準備する方法およびシステムを指向する。
パターニングデバイスは、入射光にパターンを形成するために使用される。静止パターニングデバイスは、マスクとも呼ばれるレチクルを含んでよい。動的パターニングデバイスは、アナログまたはディジタル信号を受信してパターンを生成する、個々に制御可能な要素のアレイを含んでよい。個々に制御可能な要素が所望のパターンを形成するために適切な状態であるように、動的パターニングデバイスを制御するために使用するアルゴリズムを、ラスタ化アルゴリズムまたは光学的ラスタ化アルゴリズムと呼ぶ。パターニングデバイスを使用する例示的環境は、リソグラフィ装置、マスクなし光学リソグラフィ(OML)装置、投影装置、投影表示装置などを含むが、それに制限されない。
現在の光学的ラスタ化アルゴリズムは、パターニング装置の膨大なメモリおよび/またはCPU時間を必要とすることがある。例えば、OMLに使用する光学的ラスタ化アルゴリズムは、アレイグリッドに対するパターン縁部の位置に関係なく、マスクパターンの正確な印刷を保証するために、個々に制御可能な要素のアレイの複数のグリッド位置でマスクベクトルデータを操作する必要がある。データの操作をオフラインで実行する場合は、結果を記憶する必要があり、それには膨大なメモリを必要とすることがある。他方で、データの操作をインラインで実行する場合は、多大なCPU時間が必要である。
したがって、必要なのはパターニング装置が必要とするメモリおよび/またはCPU時間の量を削減する改良型の光学的ラスタ化アルゴリズムである。また、改良型の光学的ラスタ化アルゴリズムは、様々な歪みエラーを修正可能でなければならない。
本発明は、改良されたラスタ化方法および改良されたラスタ化方法を実現するシステムを指向する。改良されたラスタ化アルゴリズムは、パターニング装置が必要とするメモリおよび/またはCPU時間の量を削減する。また、改良されたラスタ化アルゴリズムを使用して、様々な歪みエラーを修正することができる一方、本明細書に含まれる説明を読むと当業者には明白になるように、改良されたラスタ化アルゴリズムの拡張機能を使用して、より複雑な歪みを修正することができる。
本発明の実施形態は、以下のステップを含むラスタ化方法を提供する。あるセットのピクセルについて、第一セットのグレートーンを計算し、第一セットのグレートーンは、第一グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。そのセットのピクセルについて、第二セットのグレートーンを計算し、第二セットのグレートーンは、第二グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。そのピクセルセットの複数のグレートーンのセットを、制約付きで第一および第二セットのグレートーンから直線補間し、複数のグレートーンセットは、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間で連続的なシフト量だけシフトしているパターンに対応する。
一例では、制約は以下を含む。つまり、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、ゼロまたはアルファと等しく設定し、ここでアルファは(1−Att)/Wpと等しく、Attはグレートーンの最大マイナス振幅であり、Wpは目標に投影した状態のピクセルセットの各ピクセルの幅である。
さらなる例では、制約は、個々のピクセルの第一グレートーン、アルファ、および個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンに基づき、個々のピクセル毎にシフト量の第一範囲およびシフト量の第二範囲を決定することを含む。
さらなる例では、制約はさらに以下のことを含む。(i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、(ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはゼロに、シフト量の第二範囲においてはアルファに等しく設定する。
さらなる例では、制約はさらに以下のことを含む。(i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、(ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、および(iii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンの第一グレートーンが、1およびAttのうち一方と異なる、のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはアルファに、シフト量の第二範囲においてはゼロに等しく設定する。
本発明の別の実施形態は、計算モジュールおよび補間回路を含むシステムを提供する。計算モジュールは、ピクセルのセットの第一および第二グレートーンセットを計算する。第一グレートーンセットは、第一グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。第二グレートーンセットは、第二グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。補間回路は、制約付きで第一および第二グレートーンから、ピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間する。複数のグレートーンセットは、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間で連続的なシフト量だけシフトしているパターンに対応する。
一例では、補間回路は、制約付きでピクセルセットの複数のグレートーンセットを補間する。制約は、ピクセルセットの個々の各ピクセルのグレートーンの傾きをゼロとアルファの一方と等しく設定することを含み、ここでアルファは(1−Att)/Wpに等しく、Attは最大のマイナス振幅であり、Wpは目標に投影した状態のピクセルセットの各ピクセルの幅である。
さらなる例では、補間回路は、個々のピクセルの第一グレートーン、アルファ、および個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンに基づいて、個々のピクセルごとにシフト量の第一範囲およびシフト量の第二範囲を決定する。
さらなる例では、補間回路は、制約付きでピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間する。制約はさらに以下のことを含む。(i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、および(ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはゼロに、シフト量の第二範囲においてはアルファに等しく設定する。
さらなる例では、補間回路は、制約付きでピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間する。制約はさらに以下のことを含む。(i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、(ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、および(iii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンの第一グレートーンが、1およびAttのうち一方と異なる、のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはアルファに、シフト量の第二範囲においてはゼロに等しく設定する。
本発明のさらなる実施形態、特徴および利点、さらに本発明の様々な実施形態の構造および動作を、添付図面に関して以下で詳細に説明する。
発明の開示は、1つまたは複数の例示的実施形態および/または例を提示するが、本発明の全ての実施形態および/または例ではなく、したがって本発明または請求の範囲をいかなる意味でも制限するものとは見なされないことが理解される。
本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付図面は、本発明を図示するものであり、説明とともに本発明の原理を説明し、さらに当業者が本発明を作成し、使用することを可能にする働きをする。
次に、本発明を添付の図面を参照して説明する。図面では同様の参照番号は同一の、または機能的に同様の要素を示すものとする。
I.詳細な説明の紹介および案内
本文では集積回路(IC)の製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているが、本明細書で説明するリソグラフィ装置が他の多くの用途においても使用可能であることが理解されるべきである。例えば、これは、集積光学装置、磁気ドメインメモリ用ガイダンスおよび検出パターン、フラットパネルディスプレイ、薄膜磁気ヘッド、マイクロおよびマクロ流体デバイス等の製造に使用され得る。
本発明は、パターニングデバイスで使用すべきデータを準備する方法およびシステムを指向する。本明細書で説明するように、方法およびシステムは、従来のラスタ化アルゴリズムおよびシステムと比較して、データの準備中のメモリおよび/またはCPU時間の量を削減する。
上述したように、パターニングデバイスは、リソグラフィ装置、マスクなし光学リソグラフィ(OML)装置、投影装置、投影表示装置を含むが、これに制限されない多くの環境に配置することができる。明確にするために、本発明をOML装置の状況で説明する。したがって、サブセクションIIは、この開示に使用する用語について説明し、サブセクションIIIは例示的リソグラフィ装置について説明する。この2つのサブセクションは、必ずしも本発明の新規性を説明するものではなく、本明細書に含まれる説明を読み、理解すれば、当業者はリソグラフィの環境およびパターニングデバイスを使用する他の環境で本発明を実践できることが理解される。
光学的ラスタ化アルゴリズムの個々の実施例は様々である。したがって、サブセクションIVは、光学的ラスタ化方法に対する典型的なアプローチを概観し、これは「超サンプリング(supersample)」と呼ばれるプロセスを含む。サブセクションVは、本発明の実施形態によりピクセルの状態、つまりグレートーンを決定するための3つの異なる方法について説明する(以降は「制約付きの直線補間」と呼ぶ)。
サブセクションVIは、本発明の例示的ラスタ化方法の制約について説明し、サブセクションVIIでは、ラスタ化方法を要約する。上述し、本明細書でさらに詳細に説明するように、ラスタ化方法は、マスクなし光学リソグラフィ装置で実現することができる。
II.用語
本明細書で使用する「ウェハ」または「ダイ」という用語は、それぞれ「基板」または「目標部分」といった、より一般的な用語と同義と見なすことができる。本明細書で言及する基板は、露光前または露光後に、例えばトラック(通常はレジストの層を基板に塗布し、露光したレジストを現像するツール)または計測または検査ツールで処理することができる。適宜、本明細書の開示は、以上およびその他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、基板は、例えば多層ICを生成するために、複数回処理することができ、したがって本明細書で使用する基板という用語は、既に複数の処理済み層を含む基板も指す。
本明細書で使用する「放射線」および「ビーム」という用語は、イオンビームあるいは電子ビームといったような粒子ビームのみならず、紫外線(UV)放射線(例えば、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、あるいは126nmの波長を有する)および超紫外線(EUV)放射線(例えば、5nm〜20nmの範囲の波長を有する)を含むあらゆるタイプの電磁放射線を網羅する。
本明細書で使用する「個々に制御可能な要素のアレイ」という用語は、基板の目標部分に所望のパターンを生成できるように、入射する放射線ビームにパターン形成した断面を与えるために使用できる任意のデバイスを刺すものとして広義に解釈されるべきである。「ライトバルブ」、「空間光変調器」(SLM)および「コントラストデバイス」という用語も、この文脈で使用可能である。
本明細書で使用する「投影システム」という用語は、例えば使用する露光放射線、または浸漬流体の使用や真空の使用などの他の要因に合わせて適宜、例えば屈折光学システム、反射光学システムおよび反射屈折光学システムを含むさまざまなタイプの投影システムを網羅するものとして広義に解釈されるべきである。本明細書で「レンズ」という用語を使用した場合、これはさらに一般的な「投影システム」という用語と同義と見なすことができる。
III.例示的リソグラフィ装置
図1は、リソグラフィ投影装置100のブロック図である。装置100は放射線システム102、パターン生成装置104、投影システム108(「レンズ」)およびオブジェクトテーブル106(例えば基板テーブル)を含む。リソグラフィ装置100の動作の概要は以下の通りである。次に、リソグラフィ装置100の代替実施形態について検討する。リソグラフィ装置100の概要および代替実施形態の後に、装置100の各要素の詳細および代替実施形態について説明する。
A.概要および代替実施形態
放射線システム102は、放射線(例えばUV放射線)のビーム110を供給するために使用可能である。この特定のケースでは、放射線システム102は放射線ソース112も有する。ビーム110はその後、ビーム分割器118を使用して案内された後、パターン生成装置104と交差する。パターン生成装置104(例えばプログラマブルミラーアレイ)は、ビーム110にパターンを適用するために使用可能である。ビーム110は、パターン生成装置104で反射してから投影システム108を通過し、これはビーム110を基板114の目標部分120に集束する。
図1で示すように、パターン生成装置104は反射性デバイスであるが、代替実施形態では、リソグラフィ装置に使用するパターン生成装置は透過性デバイスでもよい。本発明を実践するために、反射性デバイスと透過性デバイスの両方を使用可能であることが理解される。
代替実施形態(図示せず)では、リソグラフィ装置100は2つ(デュアルステージ)あるいはそれ以上の基板テーブル(および/または2つもしくはそれ以上のマスクテーブル)を有するタイプのものでよい。このような「多段」機械においては、追加のテーブルが並列して使用される。もしくは、1つ以上の他のテーブルが露光に使用されている間に予備工程が1つ以上のテーブルにて実行される。
リソグラフィ装置100は、投影システムの最終要素と基板との間の空間を充填するよう、基板を(水のような)比較的高い屈折率を有する液体(図示せず)に浸漬するタイプでもよい。浸漬液は、例えば基板と投影システムの最終要素の間など、リソグラフィ装置の他の空間に適用してもよい。浸漬技術は、投影システムの開口数を増加させるために当技術分野でよく知られている。
さらに、リソグラフィ装置100には流体と基板の照射部分との相互作用を可能にする(例えば基板に選択的に化学物質を付着させるか、基板の表面構造を選択的に改造する)流体処理セルを設けることができる。
本発明の実施形態によるリソグラフィ装置100を、本明細書では基板上のレジストを露光するためのものとして説明してきたが、本発明はこの使用法に制限されず、装置100はレジストなしリソグラフィで使用するために、パターン形成したビーム110を投影するためにも使用することができる。
B.放射線システム
図1の例では、放射線システム102はソース112、調整デバイス126、および照明ソース(照明装置)124を含むことができる。また、照明装置124は一般的に、積分器130およびコンデンサ132などの他の様々な構成要素を含む。
ソース112(例えばエキシマレーザ)は、放射線122のビームを生成することができる。ビーム122は、直接的に、または例えばビーム拡大器のような調整デバイス126を通過した後に、照明ソース(照明装置)124に供給される。ビーム122の強度分布の外部および/または内部放射範囲(一般的にそれぞれ、σ−outerおよびσ−innerと呼ばれる)を設定するために、調節デバイス128を使用することができる。この方法で、パターン生成装置104に衝突するビーム110は、その断面にわたり所望の均一性および強度分布とを有する。
図1に関して、ソース112は(ソース112が例えば水銀ランプなどの場合によくあるように)、リソグラフィ装置装置100のハウジング内にあってよい。代替実施形態では、ソース112はリソグラフィ投影装置100から離れていてもよい。この場合、放射線ビーム122は(例えば適切な案内ミラーの助けにより)装置100内に案内される。後者のシナリオは、ソース112がエキシマレーザである場合に多い。これらのシナリオは両方とも、本発明の範囲内で予期されることを理解されたい。
照明ソースは、放射線のビームの案内、成形、あるいは制御を行うために、屈折、反射、および反射屈折光学構成要素を含む様々なタイプの光学構成要素も網羅し、このような構成要素を以下ではまとめて、または単独に「レンズ」とも呼ぶことができる。
C.パターン生成装置
パターン生成装置104は、従来のレチクルを置換したものと見なされるSLMを含む。SLMピクセルの状態は、従来のレチクルをエミュレートするために変更することができる。例示的なSLMピクセルの状態はON、OFF、またはONとOFFの間の中間状態(以下では「グレートーン」と呼ぶ)である。ON状態では、SLMピクセルは最大振幅の放射線を反射(透過)する。OFF状態では、SLMピクセルは放射線を反射(透過)しない。SLMピクセルのグレートーンは、ON状態よりは小さいがOFF状態よりは大きい放射線の振幅を反射(透過)する。
また、SLMピクセルのグレートーンは、マイナスの振幅を有するものと見なすことができる。SLMピクセルのグレートーンのマイナス振幅とは、SLMピクセルの反射(透過)した放射線が、パターン生成装置104の他のSLMピクセルの反射(透過)した放射線と位相が180°ずれているという意味である。
様々な例では、SLMピクセルを使用して、バイナリマスク、レベンソンマスク(AltPSM)、減衰位相シフトマスク(AttPSM)をエミュレートすることができる。バイナリマスクをエミュレートするため、SLMピクセルはバイナリ状態でON(1)またはOFF(0)である。PSMは、相互に位相が同じまたは位相がずれている透過区域を有する。AltPSMでは、ピクセルの状態はONまたはOFFであり、AttPSMでは、ピクセルはON状態、OFF状態、または中間(減衰)状態である。
パターン生成装置104は任意選択で、SLMピクセルの駆動電子機器、およびデータ路を含む。制御装置150(以下でさらに詳細に説明)によって、入力像データを適切なフォーマットに変換し、データ路を介してSLMに供給する。駆動電子機器は、SLMパターンが更新されるシーケンスで各SLMピクセルにアドレスする。つまり、新しい各SLM像フレームを、通常のマトリックスアドレス指定でロードすることができる。フレーム率、つまり新しい各フレームをSLMにロードするために必要な時間は、装置のスループットを決定する要素である。
現在の技術では、多くの用途で必要なスループットを与えるために必要な多数のピクセルアレイを単一で提供できるSLMを構築することができない。従って、必要な数のピクセルを提供するために、通常は複数のSLMアレイ(MSA)を並列で使用する。例えば、MSAの異なるSLMからのピクセルを相互に「縫い合わせ」て、基板上に凝集像を形成する。これは、動作制御およびグレースケーリング技術を使用して実行することができる。以下の説明では、ほとんどの場合、SLMに言及した場合は、MSAを含むようにも解釈することができる。
概して、パターン生成装置104の位置は、投影システム108に対して固定することができる。しかし、代替配置構成では、投影システム108に対して正確に位置決めするために、パターン生成装置104を位置決めデバイス(図示せず)に接続することができる。図1で示すように、パターン生成装置104は、例えばプログラマブルミラーアレイのような反射タイプである。他のタイプのパターン生成装置の例は、傾斜ミラー、位相傾斜ミラー、ピストン動作ミラー、格子ライトバルブ、傾斜反射デバイス、ピストン動作反射デバイス、グレートーン透過デバイスおよびグレートーン反射デバイスを含むが、これに制限されない。
代替法として、フィルタが回折光を除去して、非回折光を残し、基板に到達させることができる。回折光学超小型電気機械システム(MEMS)デバイスも対応する方法で使用することができる。各回折光学MEMSデバイスは、入射光を回折光として反射する格子を形成するために、相互に対して変形可能な複数の反射性リボンを含むことができる。
さらなる代替実施形態は、微小なミラーのマトリックス配置構成を使用するプログラマブルミラーアレイを含むことができ、各ミラーは適切な局所的電界を加えるか、圧電起動手段を使用することによって、軸線の周囲で個々に回転することができる。この場合も、ミラーはマトリックスアドレス指定可能であり、したがってアドレス指定されたミラーは、入射放射線ビームをアドレス指定されていないミラーとは異なる方向に反射し、この方法で、マトリックスアドレス可能ミラーのアドレス指定パターンに従って反射ビームにパターンを形成する。必要なマトリックスアドレス指定は、適切な電子的手段を使用して実行することができる。
上述した状況では、個々に制御可能な要素のアレイが1つまたは複数のプログラムミラーアレイを有することができる。本明細書で言及しているようなミラーアレイに関するさらなる情報は、例えば米国特許第5,296,891号および第5,523,193号およびPCT特許出願第98/38597号および第98/33096号から収集することができ、これは参照により全体が本明細書に組み込まれる。
プログラマブルLCDアレイも使用することができる。例示的なLCDアレイが米国特許第5,229,872号に記載され、これは参照により全体が本明細書に組み込まれる。
D.制御装置
制御装置150はデータをパターン生成装置104に供給して、パターン生成装置104の個々のSLMの起動状態を制御する。制御装置150はデータ路152を含む。制御装置150は任意選択で、新しいSLMフレームをロードするたびにSLMのマトリックスをアドレス指定するために必要なフレームバッファ(図示せず)および他の従来通りの構成要素(図示せず)を含む。本明細書の説明に基づいて、当業者には適切な像ディジタル化およびSLM駆動電子機器が明白になる。例えば、制御装置150はビットマップに基づくマスクライタと同様のものでよいが、使用する特定タイプのSLMの個々のSLMピクセルにアドレスするために、適切なマトリックスアドレス指定駆動回路を有する。
例示的実施形態では、制御装置150は本発明による機能を実行するように構成されたハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはその組み合わせ(本明細書ではまとめて「モジュール」と呼ぶ)を含む。図2は、制御装置150の例示的実施形態のブロック図であり、これは計算モジュール220および補間回路210を含む。
上述し、以下でさらに詳細に説明するように、パターン生成装置104のSLMピクセルのグレートーンは、所望のパターンになるように決定される。パターンは、SLMピクセルに対するパターン縁部の位置に関係なく印刷可能でなければならない。したがって、従来のラスタ化方法では、パターンがSLMピクセルに対してシフトした場合(いわゆる「シフトエラー」)、SLMピクセルの完全に新しいグレートーンセットを計算して、シフトした像にしなければならず、それは多大なメモリおよび/またはCPU時間を必要とすることがある。
しかし本発明によると、計算モジュール220および補間回路210は、従来のラスタ化方法と比較すると使用するメモリおよび/またはCPU時間を少なくしながら、シフトエラーを修正するように校正する。計算モジュール220は、ピクセルのあるセットについて第一および第二グレートーンセットを計算する。第一および第二グレートーンセットは、それぞれ第一および第二グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。補間回路210は、制約付きで第一および第二グレートーンセットからそのピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間する。複数のグレートーンセットは、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間の連続的シフト量だけシフトされているパターンに対応する。補間回路210は、第一および第二グレートーンセットからシフトしたパターンについてピクセルのグレートーンを補間するので、シフトしたパターンのピクセルグレートーンの計算は、従来のラスタ化方法より少ないメモリおよび/またはCPU時間しか必要としない。補間回路210は、データ路152を介して第一グレートーンセット、第二グレートーンセット、および複数のグレートーンセットをパターン生成装置104に提供する。
(以上の説明は、グレートーンの計算および本発明の補間方法の予告編の働きをする。このような方法に関するさらに徹底的な説明は、以下のサブセクションIVからVIIに見られる。)
E.投影システム
投影システム108(例えば水晶および/またはCaF2レンズシステムまたはこのような材料から作成したレンズ要素を有する反射屈折システム、またはミラーシステム)は、ビーム分割器118から受け取ったパターン形成ビームを基板114の目標部分120(例えば1つまたは複数のダイ)に投影するために使用することができる。投影システム108は、パターン生成装置104の像を基板114に投影することができる。あるいは、投影システム108は、パターン生成装置104の要素がシャッタとして作用するように、二次ソースの像を投影することができる。投影システム108は、二次ソースを形成して、マイクロスポットを基板114に投影するためにマイクロレンズアレイ(MLA)も含むことができる。
F.オブジェクトテーブル
オブジェクトテーブル106には、基板114(例えばレジスト塗布したシリコンウェハ、投影システムディスプレイまたは投影テレビ表示デバイス)を保持する基板ホルダ(特には図示せず)を設けることができる。また、オブジェクトテーブル106は、投影システム108に対して正確に基板114を位置決めするために、位置決めデバイス116に接続することができる。
位置決めデバイス116(および任意選択でビーム分割器140を介して干渉計ビーム138を受け取るベースプレート136上の干渉型測定デバイス134)の助けにより、オブジェクトテーブル106は、ビーム110の路に様々な目標部分120を位置決めするように正確に動作可能である。使用する場合、パターン生成装置104の位置決めデバイスは、ビーム110の路に対するパターン生成装置104の位置を正確に修正するために使用することができる。概して、オブジェクトテーブル106の動作は、図1に明示的に図示されていないロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)の助けにより実現される。パターン生成装置104を位置決めするために、同様のシステムを使用してもよい。ビーム110は代替的および/または追加的に動作可能でよく、オブジェクトテーブル106および/またはパターン生成装置104は必要な相対的動作を提供するために固定位置を有してもよいことが理解される。
代替構成では、基板114がオブジェクトテーブル106上で動作可能である状態で、オブジェクトテーブル106を固定することができる。こうする場合、オブジェクトテーブル106には平坦な最上表面に複数の開口を設け、開口を通してガスを供給して、基板114を支持可能なガスクッションを提供する。これは従来、空気支承構成と呼ばれている。基板114は、ビーム110の路に対して正確に基板を位置決めすることができる1つまたは複数のアクチュエータ(図示せず)を使用して、オブジェクトテーブル106上で動作する。あるいは、開口を通るガスの通過を選択的に開始し、停止することによって、オブジェクトテーブル106上で基板114を動作させることができる。
例えば事前バイアス付与の形体、光学近接性修正形体、位相変動技術および複数の露光技術を使用する場合、パターン生成装置104上に「表示」されるパターンは、最終的に基板の層または基板上に転写させるパターンとは非常に異なることがあることを理解されたい。同様に、基板上に最終的に生成されるパターンは、必ずしもパターン生成装置104に任意の一瞬に形成されるパターンに対応しない。これは、基板の各部分に形成される最終的パターンが、パターン生成装置104上のパターンおよび/または基板の相対的位置が変化する任意の期間にわたって、または任意の露光回数にわたって構築される場合に当てはまる。
一例では、基板114は半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイのガラス基板、または投影デバイスのディスプレイを含むことができるが、それに制限されない。
G.例示的動作モード
ここに表した装置100は4つの好ましいモードで使用可能である。
1.ステップモード。パターン生成装置104上のパターン全体を、1回で目標部分120に投影する(つまり1回の「フラッシュ」)。次に、パターン形成したビーム110で異なる目標部分120を照射するために、オブジェクトテーブル106をxおよび/またはy方向で異なる位置に移動する。
2.走査モード。基本的にはステップモードと同じであるが、任意の目標部分120を1回の「フラッシュ」で露光しない。代わりに、パターン生成装置104は速度vで任意の方向(いわゆる「走査方向」で、例えばy方向)に動作可能であり、したがってパターン形成したビーム110が個々に制御可能な要素104のアレイ上で走査する。同時に、オブジェクトテーブル106は速度V=Mvで同じ方向または反対方向に同時に動作し、ここでMは投影システム108の倍率である。この方法で、解像度を妥協する必要なく、比較的大きい目標部分120を露光することができる。
3.パルスモード。パターン生成総理104を基本的に静止状態に維持し、パルス状放射線システム102を使用して、パターン全体を基板114の目標部分120に投影する。オブジェクトテーブル106は基本的に一定の速度で移動し、したがってパターン形成したビーム110が基板114にまたがる線を走査する。放射線システム102のパルス間で、必要に応じてパターン生成装置104上のパターンを更新し、連続する目標部分120が基板114上の必要な位置で露光されるように、パルスのタイミングをとる。その結果、パターン形成したビーム110は基板114を走査し、基板114の細片について完全なパターンを露光する。基板114を線1本ずつ露光するまで、プロセスを繰り返す。
4.連続操作モード。基本的にパルスモードと同じであるが、ほぼ一定の放射線システム102を使用し、パターン形成したビーム110が基板114を走査し、これを露光するにつれ、パターン生成装置104上のパターンを更新する。
使用する動作モードに関係なく、パターン生成装置104のSLMまたはMSAによって生成されるパターン(つまり個々に制御可能な要素それぞれのONまたはOFF状態で、これ以降「SLMピクセル」と呼ぶ)を定期的に更新して、所望の像を基板に転写する。例えば、ステップモードおよび走査モードでは、各ステップまたは走査動作の間でパターンを更新することができる。パルスモードでは、放射線システムのパルス間で、必要に応じてSLMパターンを更新する。連続走査モードでは、ビームが基板を走査するにつれ、SLMパターンを更新する。
上述した使用モードの組合せおよび/または変形、または全く異なる使用モードも使用することができる。
IV.例示的ラスタ化アルゴリズム
典型的な光学的ラスタ化アルゴリズムは、幾つかのステップで構成される。第一に、マスク読み取り装置でマスクファイルを読み取る。マスクファイル(例えばGDSIIファイル)は、ベクトルフォーマットのデータで構成され、これは通常、ポリゴンの集合である。第二に、マスクファイルを使用して、パターンの稠密区域ビットマップを生成する。第三に、稠密区域ビットマップを次に使用し、SLMピクセルグリッド上の稠密区域ビットマップを平均化して、グレートーン区域ビットマップを計算し、これは超サンプリングと呼ばれる。(超サンプリングについては、図3に関して以下でさらに詳細に説明する。)第四に、超サンプリングした区域ビットマップを次に、例えばスウェーデンのTabyにあるMicronic Laser Systems ABからのグリッドフィルタなどを使用して最適化または「フィルタリング」する。最後に、フィルタリングまたは最適化したグレートーンを、SLMの起動機構に応じて傾斜、位相角度分布などに変換する。
上述したように、超サンプリングの詳細について、図3に関して説明する。図3は第一グラフ表示310および第二グラフ表示320を含む。第一グラフ表示310は、SLMピクセルに関するパターンのベクトルデータを示す。この例では、パターンは平行線312のセットであり、それぞれが約60ナノメートルの幅を有し、各線の中心は約130ナノメートル離れている。パターンの中心はx=0nmに位置する。矩形の点線のボックスは、SLMピクセルを示し、それぞれが制限的ではなく例示的な意図で例えば30ナノメートルの幅を有し、3つの例示的ピクセルに番号が付けられる。つまり第一ピクセル301、第二ピクセル304および第三ピクセル307である。
第二グラフ表示320を説明する前に、図3に関する一般的コメントを多少することが適切である。第一に、図3で使用するパターンおよび番号は例示的目的のためにすぎず、制限的ではないことを理解されたい。特に、本明細書に含まれる説明を読み、理解すると当業者には認識されるように、他の番号を付して他のパターンを使用することができる。第二に、図3で示すピクセル幅(例えば30ナノメートル)は、基板(例えば基板114)に投影された状態のピクセル幅を表し、ピクセルの実際の幅ではないことを認識されたい。
図3の説明を続けると、第二グラフ表示320は、第一グラフ表示310の超サンプリングしたバージョンを示す。第二グラフ表示310のグレートーンは、6%減衰するPSMをエミュレートするように決定される。つまり、グラフ表示310のパターン(つまり線312)を、個々の各ピクセルの区域にわたって平均化し、個々のピクセルのグレートーンを求める。幾つかの例が、超サンプリングを例示する働きをする。
第一の例として、第一グラフ表示310の第一ピクセル301について考察する。第一ピクセル301はx=0nmからx=30nmまで延在する。第一グラフ表示310から分かるように、パターンの垂直線の1本が、第一ピクセル301の区域を完全に覆う。第一ピクセル301が完全に覆われているので、第二グラフ表示320の第一ピクセル301を見て分かるように、超サンプリングしたグレートーンが完全に暗くなる。
第二の例として、第一グラフ表示310の第二ピクセル304について考察する。第二ピクセル304はx=−120nmからx=−90nmまで延在する。第一グラフ表示310から分かるように、線312は第二ピクセル304を部分的にしか覆わない。第二ピクセル304の全区域にわたって第二ピクセル304を覆う線312の量を平均すると、第二グラフ表示320の第二ピクセル304を見て分かるように、グレートーンが生成される。
第三の例として、第一グラフ表示310の第三ピクセル307について考察する。第三ピクセル307はx=180nmからx=210nmまで延在する。第一グラフ表示から分かるように、パターンの垂直線のどの部分も第三ピクセル307を覆わない。したがって、第三ピクセル307の全区域にわたって第三ピクセル307を覆うパターンの量を平均すると、第二グラフ表示320の第三ピクセル307を見て分かるように、ゼロのグレートーンが生成される。
グリッドに対するパターン縁部の位置に関係なく、パターンを印刷可能にするために、超サンプリングしたグレートーンを計算するプロセスを、複数のグリッド位置で繰り返す必要がある。前記した別の方法では、パターンおよび/またはグリッドが相互にシフトすると、各ピクセルの超サンプリングしたグレートーンを再度計算する必要がある。これは、ラスタ化プロセスでCPU時間とメモリを消費するステップであり、パターンをグリッドに対してシフトできる位置の範囲に対応する複数の回数だけ、パターンを高密度グリッドに投影する必要がある。
本発明は、グレートーンを複数のグリッド位置ではなく2つの極端なグリッド位置でしか超サンプリングしなくてよい方法を提供する。つまり、第一および第二セットの超サンプリングしたグレートーン(それぞれ第一および第二グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する)が分かっている場合、複数セットの超サンプリングしたグレートーン(第一グリッド位置と第二グリッド位置の間で連続量だけシフトしているパターンに対応する)を第一および第二グレートーンセットから補間することができる。
本発明は、制約付きの直線補間として特徴付けることが可能なラスタ化方法を提供する。ラスタ化方法の実施形態については、次のサブセクションで説明する。以下では、「制約付きの直線補間」という用語は、本発明によるラスタ化方法を指すために使用される。
V.グレートーンを決定する方法
以下では、図3に関して説明したのと同じ例(つまり6%減衰PSMをエミュレートするためにSLMミラーを起動する130nmのピッチの60nmの垂直線)を使用して、本発明の制約付きの直線補間技術について例示する。
図3で示すピクセルは、基本的に左から右へと昇順で番号を付ける。つまり、x=0nmとx=30nmの間のピクセルにはピクセル1と番号を付け、x=30nmとx=60nmの間のピクセルにはピクセル2と番号を付け、以下同様となる。第一に、パターンは線x=0で対称であるので、線x=0の一方側にあるピクセルのグレートーンを計算するだけでよい。これで、線x=0の他方側にあるピクセルは、対称に従う。第二に、線x=0の右側には13のピクセルがあるので、以下のグラフ(図4、図5および図6)では、13のピクセルそれぞれにプロットがある。第三に、この例で使用する番号付けは例示的な目的のためにすぎず、制限的ではないことに留意されたい。本開示を読むと、本発明の範囲から逸脱することなく、ピクセルの番号付け方法を変更できることが当業者には理解される。また、ピクセルに1から13の番号を付けることは、任意の方法による通常のピクセルの番号付け(つまり第一ピクセル301、第二ピクセル304、および第三ピクセル307)に対応しない。
ピクセルに番号を付けた後、ピクセルグレートーンを決定するには3つの異なる方法がある。つまり、超サンプリング(図4)、直線補間(図5)および制約付き直線補間(図6)である。ピクセルごとに決定したグレートーンを、パターングリッド位置の関数としてプロットする。つまり、グレートーンをy軸上でプロットし、シフト位置(つまりパターンがピクセルに対してシフトする量)をx軸上でプロットする。最大のシフト位置を15nmにとり、これは目標に投影された状態でピクセル幅の半分である。
A.超サンプリング
図4は、線x=0の右側にある13のピクセルの超サンプリングしたグレートーンのプロット400を含む。グレートーンの相対的振幅をy軸上にプロットし、シフト(ナノメートル単位)をx軸上にプロットする。第一曲線402および第二曲線411について、例示的な意図で説明する。第一曲線402および第二曲線411は、それぞれピクセル2およびピクセル11の超サンプリングしたグレートーン振幅を、シフト位置の関数として示す。これらの曲線それぞれの特徴について、以下で説明する。
第一曲線402を見ると、ピクセル2はx=0nmで約1.0のグレートーン振幅を、x=15nmで約0.4のグレートーン振幅を有する。勾配が一定の1本の直線が、x=0nmでのピクセル2のグレートーン振幅をx=15nmでのグレートーン振幅に接続する。つまり、ピクセル2のグレートーンは、x=0nmとx=15nmの間のシフト量と同じ率で減少する。
次に第二曲線411を見ると、ピクセル11はx=0nmで約1.0のグレートーン振幅を、x=15nmで約0.8のグレートーン振幅を有する。ピクセル2とは対照的に、1本の直線が、x=0nmでのピクセル11のグレートーン振幅をx=15nmでのグレートーン振幅に接続しない。第二曲線411は2つの別個の勾配を有する。つまり、x=0nmからx=10nmまでは平坦であり、次にx=10nmからx=15nmまで下降する。第二曲線144の傾斜が変化するポイント(つまりx=10nm)を、本明細書では「遷移ポイント」と呼ぶ。曲線411の興味深い特徴は、x=10nmからx=15nmまで、第二曲線411の勾配が第一曲線402の勾配と同じであることで、この特徴については以下で再び検討する。
図4は複数のグリッド位置でピクセルを超サンプリングすることによって生成されることを強調しておく。つまり、ピクセル1から13の超サンプリングしたグレートーンは、パターンの中心がx=0nmに位置する場合に決定される。次に、パターンの中心がx=15nmになるまでパターンをシフトし、ピクセル1から13の超サンプリングしたグレートーンを再度求める。最後に、パターンの中心をx=0nmとx=15nmの間の複数の位置へと移動し、位置ごとにピクセル1から13の超サンプリングしたグレートーンを求める。
x=0nmとx=15nmの間の複数位置でグレートーンを超サンプリングするには、多大なメモリおよびCPU時間が必要である。必要なメモリおよびCPU時間を削減する単純な方法は、x=0nmとx=15nmの間でグレートーンを直線補間することである。この方法で、超サンプリングしたグレートーンを、複数の位置(つまりx=0nmとx=15nmの間の複数位置)ではなく2つの極端な位置(つまりx=0nmおよびx=15nm)で計算する必要しかない。しかし、単純な直線補間が所望のグレートーンの結果をもたらさないことを以下で示す。
B.直線補間
図5は、ピクセル1から13のグレートーンの直線補間のプロット500を含む。つまり、ピクセル1から13で超サンプリングしたグレートーンをx=0nmおよびx=15nmでのみ求める。次に、x=0nmとx=15nmでのグレートーンを結ぶ1本の線をピクセルごとに引く。プロット500は、シフト位置の関数としてピクセル2およびピクセル11それぞれの直線補間したグレートーン振幅を示す第三曲線502および第四曲線511を含む。この2本の曲線について検討し、単純な直線補間の欠点を例示する。
図5の第三曲線502を図4の第一曲線402と比較することにより、これらが同一であることが分かる。つまりピクセル2の超サンプリングしたグレートーンと直線補間したグレートーンとは全く同じである。しかし、図5の第四曲線511を図4の第二曲線411と比較すると、これらの曲線が異なることが分かる。つまり、ピクセル11のグレートーンの直線補間は、超サンプリングと同じ結果を生じない。これは、直線補間は超サンプリングほどメモリおよびCPU時間を必要としないが、所望の結果を生じないことを示す。
本発明の一態様は、1セットの制約を提供し、したがってこのセットの制約に従うグレートーンの直線補間は、ピクセル1から13のそれぞれについて、超サンプリングしたグレートーンと同じグレートーンを生成する。
C.制約付きの直線補間
図6は、本発明の実施形態による制約に従う直線補間によって計算したグレートーンのプロット600を含む。プロット600は、シフト位置の関数としてピクセル2およびピクセル11それぞれのグレートーン振幅を表す第五曲線602および第六曲線611を含む。これらの曲線は、本発明の実施形態により制約付きの直線補間を使用して計算する。
第五曲線602を第一曲線402と、第六曲線611を第二曲線411と比較すると、それぞれが同一であることが分かる。つまり、超サンプリングしたグレートーンと制約に従う直線補間によって計算したグレートーンとが、ピクセル2およびピクセル11の両方で同じ結果を生じる。実際、プロット600をプロット400と比較すると、全ての曲線がそれぞれ同一であることが分かる。これは、制約に従う直線補間が、超サンプリングと同じ結果を生じ、典型的なラスタ化アルゴリズムの複数のグリッド位置と比較すると、2つの極端なグリッド位置(例えばx=0nmおよびx=15nm)しか超サンプリングする必要がないので、制約付きの直線補間の方が必要なメモリおよびCPU時間が少ない。
VI.制約の決定
制約付きの直線補間の制約は、超サンプリングした解から経験的に決定することができる。最終的なグレートーン分布における極端なグレートーンが、制約に影響を及ぼす。極端なグレートーンは、SLMピクセルによってエミュレートされるレチクルに依存する。例えばバイナリレチクルの場合は0および1、レベンソンマスク(AttPSM)の場合は減衰(Att)および1であり、ここでAttはマイナスのグレートーンの最大振幅である。図6で示す例では、Attは約−0.21である。
図6で示す特定の例の制約について、以下で概略する。図6の例に戻り、x=10nmからx=15nmの第六曲線611の勾配が、第五曲線602の勾配と同一であると述べたことを思い出されたい。勾配が同一であることは偶然ではなく、一般的原理の一部である。つまりグレートーン対シフトの勾配が0またはαである。(αはプラスでもマイナスでもよいことを認識されたい。)図4および図6で示す例では、α=(1−Att)/Wpであり、ここでWpは(基板に投影した状態の)ピクセルの幅であり、Attはマイナスの最大振幅(図4および図6では約−0.21)である。
αの特定の値は例示的目的のために図示されており、制限的ではないことを認識されたい。特に、本明細書を読み、理解すると当業者には理解されるように、6%のAttPSM以外の例を選択した場合、αの値が異なることになる。αのこのような他の値は、本発明の範囲内で想定される。
制約について、図4および図6で示した特定の例に関して以下で定義する。図4および図6で図示した例に振れると、「ゼロシフト状態」という用語は、パターンがx=0nmを中心とする場合のピクセルのグレートーンを指し、「最終状態」という用語は、パターンがx=15nmを中心とする場合のピクセルのグレートーンを指す。
上述したように、任意のピクセルについてグレートーン対シフト位置の勾配は、0またはアルファである。したがって、任意のピクセルの勾配を求めるには2つの可能性がある。
第一の可能性によると、ピクセルセットにある個々の各ピクセルの勾配は、以下のうち1つが真である場合、ゼロシフトから遷移ポイントまではゼロと等しく設定され、遷移ポイントから最大シフト量まではアルファと等しく設定される。(i)x=0nmおよびx=15nmにおける個々のピクセルのグレートーンがそれぞれ1と等しい値および(1−Att)/2より大きい値である。(ii)x=0nmおよびx=15nmにおける個々のピクセルのグレートーンがそれぞれAttと等しい値および(1−Att)/2より小さい値である。遷移ポイントは、個々のピクセルごとに別個に求める必要がある。(遷移ポイントを求めるプロセスについては、以下で説明する。)
第二の可能性によると、ピクセルセットにある個々の各ピクセルの勾配は、以下のうち1つが真である場合、ゼロシフトから遷移ポイントまではアルファと等しく設定され、遷移ポイントから最大シフト量まではゼロと等しく設定される。(i)x=0nmおよびx=15nmにおける個々のピクセルのグレートーンがそれぞれと等しい値および(1−Att)/2より小さい値である。(ii)x=0nmおよびx=15nmにおける個々のピクセルのグレートーンがそれぞれAttと等しい値および(1−Att)/2より大きい値である。(iii)x=0nmにおける個々のピクセルのグレートーンが1でもAttでもない場合である。
個々の各ピクセルの遷移ポイントは、個々のピクセルのゼロシフト(例えばx=0nm)におけるグレートーン、アルファの値、および最大シフト(例えばx=15nm)における個々のピクセルのグレートーンから求めることができる。一例では、補間回路210(図2)が、個々のピクセルごとに遷移ポイントを求める。遷移ポイントを求める方法を示すために、第五曲線602および第六曲線611(図6)を使用して、ピクセル2およびピクセル11それぞれの遷移ポイントを求めることについて説明する。当業者は、これらの例を読み、理解すると、他のピクセルについて遷移ポイントを求めることができる。
最初にピクセル2を参照すると、x=0nmにおけるピクセル2のグレートーンが、x=15nmにおけるピクセル2のグレートーンより大きいことが分かる。特に、x=0nmにおけるグレートーンは1であり、x=15nmにおけるグレートーンは約0.4である。Att≒−0.21および(1−Att)/2≒0.60であるので、x=15nmにおけるピクセル2のグレートーンは(1−Att)/2より小さい。上記の全ての状態は、ピクセル2の勾配がアルファから始まり、アルファの値がマイナスでなければならないことを示す。マイナスの勾配の線は下降するからである。x=0nmにおけるピクセル2のグレートーン、x=15nmにおけるピクセル2のグレートーン、およびアルファの値を検査することにより、マイナスのアルファの勾配を有する1本の直線のみが、x=0nmにおけるピクセル2のグレートーンをx=15nmにおけるピクセル2のグレートーンに接続することになる。したがって、ピクセル2には遷移ポイントがなく、ピクセル2の勾配はx=0nmからx=15nmまでマイナスのアルファである。
次にピクセル11を参照すると、x=0nmにおけるピクセル11のグレートーンがx=15nmにおけるピクセル11のグレートーンより大きい。これはそのまま、アルファの値がマイナスでなければならないことを示す。マイナスの勾配の線は下降するからである。x=0nmおよびx=15nmにおけるピクセル11のグレートーンは、それぞれ1であり、0.6より小さいので、制約条件は、ピクセル11の勾配がゼロから始まり、(マイナスの)アルファで終了しなければならないことを示す。x=0nmにおけるピクセル11のグレートーンおよびx=15nmにおけるピクセル11のグレートーンを検査すると、ピクセル11の勾配が最初はゼロで、次にマイナスのアルファになる唯一の方法は、遷移ポイントがx=10nmにある場合であることになる。
他のピクセルへと一般化すると、理論的に、個々のピクセル毎の遷移ポイントは、ゼロシフトにおけるグレートーン、アルファの値、および最大シフトにおける個々のピクセルのグレートーンから求められることになる。
制約付きの直線補間を使用するラスタ化方法について、次のサブセクションで要約する。
VII.例示的ラスタ化方法
図7は、本発明の実施形態による例示的ラスタ化方法の流れ図700を示す。流れ図700の方法はステップ710で開始し、ここでは1セットのピクセルについて第一セットのグレートーンを計算する。第一セットのグレートーンは、第一グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。図6の例では、ピクセルのセットはピクセル1から13(つまりx=0nmからx=390nmの全ピクセル)で構成され、第一セットのグレートーンは、パターンの中心がx=0nmにある場合にこれらのピクセルについて超サンプリングされたグレートーンである。
ステップ720では、ピクセルのセットについて第二セットのグレートーンを計算する。第二セットのグレートーンは、第二グリッド位置に配置されているパターンの中心に対応する。再び図6の例を参照すると、ピクセルのセットはピクセル1から13(つまりx=0nmからx=390nmの全ピクセル)で構成され、第二セットのグレートーンは、パターンの中心がx=15nmにある場合にこれらのピクセルについて超サンプリングされたグレートーンである。
ステップ730では、第一および第二セットのグレートーンから複数のセットのグレートーンを制約付きで直線補間する。複数セットのグレートーンは、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間で連続シフト量だけシフトされているパターンに対応する。再び図6の例を参照すると、複数セットのグレートーンは、x=0nmとx=15nmの間で制約付きで直線補間したグレートーンに対応する。
一例では、ステップ710および720の機能は、計算デバイス220によって実行され、ステップ730の機能は補間回路210によって実行される。計算デバイス220および補間回路210は単一のモジュールであるか、別個の独特なモジュールでよいことを認識されたい。
一例では、第一セットのグレートーン、第二セットのグレートーン、または複数セットのグレートーンを使用して、制御信号(例えばアナログまたはディジタル信号)を生成する。制御信号は、制御装置150の変換器(特に図示せず)によって生成することができる。制御信号を使用して、起動デバイスを起動(制御)する。例えば、起動デバイスは、パターン生成装置104のSLMピクセルを起動するデバイスでよい。パターン生成装置104(例えば傾斜ミラー、位相傾斜ミラー、ピストン動作ミラー、および格子ライトバルブ)に使用するSLMピクセルのタイプに応じて、起動は、傾斜角、位相角、または電圧の制御を含むが、それに制限されない。
VIII.方法の実現
本発明の幾つかの態様は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはその組み合わせによって実現することができる。図8は、例示的コンピュータシステム800を示し、ここで本発明またはその一部をコンピュータで読み取り可能なコードとして実現することができる。例えば、上記で検討した1つまたは複数の要素、例えば計算デバイス220および補間回路210を、システム800内に実現することができる。本発明の様々な実施形態について、この例示的コンピュータシステム800に関して説明する。本明細書を読んだ後には、他のコンピュータシステムおよび/またはコンピュータアーキテクチャを使用して本発明を実現する方法が当業者には明白になる。
コンピュータシステム800はプロセッサ804のような1つまたは複数のプロセッサを含む。プロセッサ804は、専用または汎用ディジタル信号プロセッサでよい。プロセッサ804は、通信インフラストラクチャ806(例えば母線またはネットワーク)に接続される。様々なソフトウェアの実現方法について、この例示的コンピュータシステムに関して説明する。本明細書を読んだ後には、他のコンピュータシステムおよび/またはコンピュータアーキテクチャを使用して本発明を実現する方法が当業者には明白になる。
コンピュータシステム800は、主メモリ808、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)も含み、2次メモリ810も含むことができる。2次メモリ810は、例えばハードディスクドライブ812および/または取り外し可能記憶ドライブ814を含み、これはフロッピディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、フラッシュメモリなどを表す。取り外し可能記憶ドライブ814は、よく知られている方法で取り外し可能記憶ユニット818に読み書きする。取り外し可能記憶ユニット818は、取り外し可能記憶ドライブ814によって読み書きされるフロッピディスク、磁気テープ、光ディスクなどを表す。認識されるように、取り外し可能記憶ユニット818は、自身内に記憶されたコンピュータソフトウェアおよび/またはデータを有するコンピュータで使用可能な記憶媒体を含む。
代替実現方法では、2次メモリ810がコンピュータプログラムまたは他の命令をコンピュータシステム800にロード可能にするために、他の同様の手段を含んでよい。このような手段は、例えば取り外し可能記憶ユニット822およびインタフェース820を含む。このような手段の例は、プログラムカートリッジおよび(ビデオゲームデバイスに見られるような)カートリッジインタフェース、取り外し可能メモリチップ(EPROMまたはPROMなど)および関連するソケット、および他の取り外し可能記憶ユニット822およびソフトウェアおよびデータを取り外し可能記憶ユニット822からコンピュータシステム800へと転送可能なインタフェースを含む。
コンピュータシステム800は通信インタフェース824も含んでよい。通信インタフェース824によって、ソフトウェアおよびデータをコンピュータシステム80と外部デバイスの間で転送可能である。通信インタフェース824の例は、モデム、ネットワークインタフェース(イーサネット(登録商標)カードなど)、通信ポート、PCMCIAスロットおよびカードなどを含む。通信インタフェース824を介して転送されるソフトウェアおよびデータは信号828の形態であり、これは通信インタフェース824が受信可能な電子、電磁、光または他の信号でよい。これらの信号828は、通信路826を介して通信インタフェース824に提供する。通信路826は信号828を搬送し、線またはケーブル、光ファイバ、電話線、携帯電話リンク、RFリンクおよび他の通信チャネルを使用して実現することができる。
本書では、「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータで使用可能な媒体」という用語は、取り外し可能記憶ドライブ814、ハードディスクドライブ812にインストールされたハードディスク、および信号818などの媒体を一般的に指すために使用される。コンピュータプログラム媒体およびコンピュータで使用可能な媒体は、主メモリ808および2次メモリ810のようなメモリも指してよく、これはメモリ半導体(例えばDRAMなど)でよい。これらのコンピュータプログラム製品は、コンピュータシステム800にソフトウェアを提供する手段である。
コンピュータプログラム(コンピュータ制御論理とも呼ばれる)は、主メモリ808および/または2次メモリ810に記憶される。コンピュータプログラムは、通信インタフェース814を介して受信してもよい。このようなコンピュータプログラムは、実行時にコンピュータシステム800が本明細書で検討するような本発明を実現できるようにする。特に、コンピュータプログラムは、実行時にプロセッサ804が上記で検討した計算モジュール220および補間回路210の動作のような本発明のプロセスを実現できるようにする。したがって、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム800の制御システムを表す。ソフトウェアを使用して本発明を実現する場合は、ソフトウェアをコンピュータプログラム製品に記憶し、取り外し可能記憶ドライブ814、ハードドライブ812または通信インタフェース824を使用してコンピュータシステム800にロードすることができる。
本発明は、コンピュータで使用可能な任意の媒体に記憶されたソフトウェアを有するコンピュータ製品も指向する。このようなソフトウェアは、1つまたは複数のデータ処理デバイスで実行した場合、データ処理デバイスを本明細書に説明した通りに動作させる。本発明の実施形態は、現在または将来知られるコンピュータで使用可能または読み取り可能な任意の媒体を使用する。コンピュータで使用可能な媒体の例は、1次記憶デバイス(任意のタイプのランダムアクセスメモリなど)、2次記憶デバイス(ハードドライブ、フロッピディスク、CD ROM、ZIPディスク、テープ、磁気記憶デバイス、光学記憶デバイス、MEMS、ナノ技術の記憶デバイスなど)、および通信媒体(例えば有線または無線通信ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、イントラネットなど)を含むが、それに制限されない。本明細書で説明する実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはその組み合わせを使用して実現できることを認識されたい。
IX.結論
フィルタリングしていないグレートーンの分布(図4)および制約付きの直線補間(図6)のピクセル状態は、数値的に同一である。したがって、両方の解が同一の像となる。制約付き補間は、多数の位置での超サンプリングパターンより効率的であり、インライン処理を可能にする。
以上では本発明の様々な実施形態について説明してきたが、これは例示でのみ提示されており、制限ではないことを理解されたい。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細を様々に変更できることが当業者には明白である。したがって、本発明の広さおよび範囲は、以上で説明した例示的実施形態のいずれにも制限されず、請求の範囲およびその同等物によってのみ画定される。
また、発明の開示および要約のセクションではなく、詳細な説明のセクションが請求の範囲の解釈に使用するよう意図されていることを認識されたい。発明の開示および要約のセクションは、本発明の発明者が想定する本発明の全ての例示的実施形態ではなく、1つまたは複数の例示的実施形態を述べており、したがって本発明および請求の範囲をいかなる意味でも制限するものではない。
本発明の実施形態による例示的リソグラフィ装置のブロック図である。 本発明の実施形態による例示的制御装置のブロック図である。 超サンプリングした2セットのグレートーンのグラフ表示である。 超サンプリングしたグレートーンのプロットである。 直線補間したグレートーンのプロットである。 本発明の実施形態により制約付きで直線補間したグレートーンのプロットである。 本発明の実施形態によるラスタ化方法を示す流れ図である。 本発明の実施形態による例示的コンピュータシステムのブロック図である。

Claims (18)

  1. 放射ビームに付与されるべき所望のパターンを、オン状態、オフ状態、及び、オン状態とオフ状態との中間状態であるグレートーンのいずれかをとるピクセルの配列を備えるパターニングデバイスのグリッド位置に従ってラスタ化する方法であって、
    (a)複数のピクセルのセットについて、パターンが第一グリッド位置に配置されているときの、各ピクセルのグレートーンを含む第一のグレートーンセットを計算することを含み、
    (b)そのピクセルのセットについて、前記パターンが第二グリッド位置に配置されているときの、各ピクセルのグレートーンを含む第二のグレートーンセットを計算することを含み、
    (c)そのピクセルセットについて、前記パターンが第一グリッド位置と第二グリッド位置の間の複数の位置の各々に配置されているときの複数のグレートーンセットを、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間のシフト量とグレートーン振幅との関係についての制約付きで第一および第二のグレートーンセットから直線補間することを含み、
    前記制約は、グレートーン振幅をシフト量の関数として表したときの各ピクセルの勾配をゼロ、ゼロとは異なる所定値アルファ、及びマイナスアルファのうちいずれかに等しく設定することを含む方法。
  2. ステップ(c)が、
    ルファは(1−Att)/Wpに等しく、Attがグレートーンの最大マイナス振幅であり、Wpが目標に投影された状態のピクセルセットの各ピクセルの幅である、請求項1に記載の方法。
  3. さらに、
    個々のピクセルの第一グレートーン、アルファ、および個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンに基づき、個々のピクセルごとにシフト量の第一範囲およびシフト量の第二範囲を決定することを含み、
    シフト量の第一範囲は第一グリッド位置から前記勾配が変化する位置までであり、シフト量の第二範囲は前記勾配が変化する位置から第二グリッド位置までである、請求項2に記載の方法。
  4. ステップ(c)がさらに、
    (i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、
    (ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、
    のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはゼロに、シフト量の第二範囲においてはアルファまたはマイナスアルファに等しく設定することを含む、請求項に記載の方法。
  5. ステップ(c)がさらに、
    (i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、
    (ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、および
    (iii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンの第一グレートーンが、1およびAttのうち一方と異なる、
    のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはアルファまたはマイナスアルファに、シフト量の第二範囲においてはゼロに等しく設定することを含む、請求項に記載の方法。
  6. さらに、
    (d)第一グレートーンセット、第二グレートーンセット、および複数のグレートーンセットのうち少なくとも1つに基づいて制御信号を生成することを含み、制御信号が起動デバイスの制御に使用される、請求項1に記載の方法。
  7. ステップ(d)が、
    傾斜角、位相角および電圧のうち少なくとも1つを制御するために、制御信号を使用することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. ステップ(d)がさらに、
    起動デバイスを使用して、傾斜ミラー、位相傾斜ミラー、ピストン動作ミラー、および格子ライトバルブのうち1つを起動することを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 放射ビームに付与されるべき所望のパターンを、オン状態、オフ状態、及び、オン状態とオフ状態との中間状態であるグレートーンのいずれかをとるピクセルの配列を備えるパターニングデバイスのグリッド位置に従ってラスタ化するシステムであって、
    複数のピクセルのセットについて、パターンがそれぞれ第一および第二グリッド位置に配置されているときの各ピクセルのグレートーンを含む第一および第二グレートーンセットを計算する計算モジュールと、
    そのピクセルセットについて、前記パターンが第一グリッド位置と第二グリッド位置の間の複数の位置の各々に配置されているときの複数のグレートーンセットを、第一グリッド位置と第二グリッド位置の間のシフト量とグレートーン振幅との関係についての制約付きで第一および第二グレートーンセットから直線補間する補間回路と、を備え
    前記制約は、グレートーン振幅をシフト量の関数として表したときの各ピクセルの勾配をゼロ、ゼロとは異なる所定値アルファ、及びマイナスアルファのうちいずれかに等しく設定することを含むシステム。
  10. ルファは(1−Att)/Wpに等しく、Attが最大のマイナス振幅であり、Wpが目標に投影した状態のピクセルセットの各ピクセルの幅である、請求項9に記載のシステム。
  11. 補間回路が、個々のピクセルの第一グレートーン、アルファ、および個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンに基づいて、個々のピクセルごとにシフト量の第一範囲およびシフト量の第二範囲を決定し、
    シフト量の第一範囲は第一グリッド位置から前記勾配が変化する位置までであり、シフト量の第二範囲は前記勾配が変化する位置から第二グリッド位置までである、請求項10に記載のシステム。
  12. 補間回路が、制約付きでピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間し、制約がさらに、
    (i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、
    (ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、
    のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはゼロに、シフト量の第二範囲においてはアルファまたはマイナスアルファに等しく設定することを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 補間回路が、制約付きでピクセルセットの複数のグレートーンセットを直線補間し、制約がさらに、
    (i)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンが1と等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より小さい、
    (ii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンセットの第一グレートーンがAttと等しく、個々のピクセルに対応する第二グレートーンセットの第二グレートーンが(1−Att)/2より大きい、および
    (iii)個々のピクセルに対応する第一グレートーンの第一グレートーンが、1およびAttのうち一方と異なる、
    のうち少なくとも1つが真の場合に、ピクセルセットの個々の各ピクセルの傾きを、シフト量の第一範囲においてはアルファまたはマイナスアルファに、シフト量の第二範囲においてはゼロに等しく設定することを含む、請求項11に記載のシステム。
  14. さらに、
    第一グレートーンセット、第二グレートーンセット、および複数のグレートーンセットのうち少なくとも1つを、起動デバイスの起動に使用する制御信号に変換する変換器を有する、請求項9に記載のシステム。
  15. 制御信号が、傾斜角、位相角および電圧のうち少なくとも1つを制御する、請求項14に記載のシステム。
  16. さらに、
    放射線のビームを供給する照明システムと、
    起動デバイスを使用して制御される個々に制御可能な要素のアレイを含むパターン生成装置とを有し、パターン生成装置が、放射線のビームにパターンを形成し、さらに、
    パターン形成したビームをオブジェクトの目標部分に投影する投影装置を有する、請求項14に記載のシステム。
  17. オブジェクトが、半導体ウェハ、フラットパネルディスプレイのガラス基板、または投影デバイスのディスプレイのうち1つである、請求項16に記載のシステム。
  18. パターン生成装置が、傾斜ミラー、位相傾斜ミラー、ピストン動作ミラーおよび格子ライトバルブのうち1つを有する、請求項16に記載のシステム。
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