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JP4352530B2 - ブラインドの取付構造 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建物の窓際に設けられて太陽光の遮光等を行なうブラインドの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種建物の窓際には、日射の遮蔽と反射の他、内外の目隠し、あるいはコールドドラフトや熱気の拡散防止といった様々の目的からブラインドが設置されている。
従来、この種のブラインドとしては、カーテン状の布材を巻き上げ可能またはつづら折れ状に折り畳み可能に設けたロールブラインド型や、あるいは上部支持具に対して昇降自在に吊設された下部支持具との間に、複数枚のスラット(羽根)を上下方向に間隔を置いてそれぞれ傾動自在に配設たルーバー型のブラインドなどが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ロールブラインド型のものにあっては、内外の目隠し機能には優れるものの、日射を反射してしまうことにより、天井間接光としての利用や、室奥への採光が難しく、かつ当該ブラインドと窓との間の空間の熱気抜きに、別途工夫が必要になるという問題点があった。
【0004】
また、他方のルーバー型のブラインドにあっては、スラットの角度を適宜変えることにより、日射を天井間接光に利用する等の機能は奏するものの、コールドドラフトや熱気が室内に拡散してしまうとともに、上記スラットの角度によっては、内外の目隠し機能を奏し得なくなるという問題点があった。
したがって、上記従来のブラインドにあっても、いずれも当該ブラインドに要求される上記機能を完全に実現することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、日射の遮蔽と反射、内外の目隠し、およびコールドドラフトや熱気の拡散防止等の種々の機能を奏することができるブラインドの取付構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明に係るブラインドの取付構造は、上部支持具と、この上部支持具に対して昇降自在に吊設された下部支持具との間に連結板を配設し、上部支持具と連結板との間に、複数枚のスラットを上下方向に間隔を置いてそれぞれ傾動自在に配設してなる上部ブラインドを設けるとともに、連結板と下部支持具との間に、折り畳み可能な膜材からなる下部ブラインドを設けてなるブラインドの取付構造であって、上記上下部ブラインドの長手方向両端部にブラインドガイドを対向配置し、このブラインドガイドを窓ガラス両側の壁部に固定することにより、上記ブラインドと窓ガラスとの間にエアバリアを形成し、かつ室内から上記エアバリアの下部に連通するエアバリア吹出し口を形成するとともに、上部ブラインドの近傍に位置する室内側の天井部に、当該室内の空気を排気するダクトの吸込み口を配設して、上記エアバリア内の空気を、上記上部ブラインドのスラット間から抜いて上記天井部の上記吸込み口に導くようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記ブラインドガイドは平面視コ字状をなし、互いの対向配置された開口内に上記上下部ブラインドの両端部が配置されるとともに、上記壁部からの突出長さが、同方向における上記上下部支持具の幅寸法よりも大きく形成されることにより、上記ブラインドと上記窓ガラスとの間に上記エアバリアが形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、連結板の下部に、折り畳み可能な膜材からなる下部ブラインドを設けているので、当該下部ブラインドによって、内外の目隠し効果を奏する。ここで、下部ブラインドを構成する膜材としては、上記目隠し効果とともに、室内における一定の光度を確保する観点から、すりガラス的採光が可能なものが好ましい。
【0008】
また、本発明においては、連結板の上部に、ルーバー型の上部ブラインドを設けているので、この上部ブラインドにおけるスラットの角度を適宜調節することにより、日射を天井面へ反射させて昼光利用を図ることが可能になるとともに、机上面や人の目にこの反射光が入ることを防ぐことが可能になる。さらに、上記角度を変更することにより、室奥の天井面へも反射光を届かせることが可能になる。
【0009】
加えて、このブラインドと窓ガラスとの間に形成されるエアバリアの空気を、上記スラット間から抜いて天井面の吸入口に導くことができ、よって熱気やコールドドラフトが室内に拡散することを防止することができる。
かかる観点から、上部ブラインドを設ける位置、すなわち連結板の位置としては、人間の目線よりも上部に設定することが好ましく、一般的な住居等の建物にあっては、当該ブラインドの上部から約1/3に上部ブラインドを設け、下部から約2/3に下部ブラインドを設けるようにすれば好適である。
【0010】
なお、上記作用を奏するための好ましい上記ブラインドの取付構造を示せば、正逆回転するドライブシャフトを内蔵した上部支持具の下方に、昇降用操作紐を介して下部支持具を昇降自在に吊設し、これら上下部支持具の間に上記昇降用操作紐が挿通される連結板を配設し、上記ドライブシャフトから連結板の幅方向両端部にそれぞれ角度調整用操作紐を垂設して、これら角度調整用操作紐間に上下方向に間隔を置いて複数本のスラット載置紐を設けるとともに、当該スラット載置紐上にスラットを配置することにより、上記上部支持具と連結板との間に角度調整用操作紐によって傾動自在とされた複数のスラットからなる上部ブラインドを設ける。また、連結板と下部支持具との間には、折り畳み可能な膜材からなる下部ブラインドを設ける。そしてさらに、上下部ブラインドの長手方向両端部にブラインドガイドを対向配置し、このブラインドガイドを窓ガラス両側の壁部に固定することにより、上記ブラインドと窓ガラスとの間にエアバリアを形成し、かつ室内から上記エアバリアの下部に連通するエアバリア吹出し口を形成するとともに、上部ブラインド近傍の天井部に、吸込み口を配設する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明のブラインドの取付構造の一実施形態を示すもので、窓ガラス1が組み込まれた窓近傍の天井2に、ブラインドボックス3が設けられ、このブラインドボックス3に、このブラインドの上部支持具4が取り付けられている。
この上部支持具4は、内部にモータによって正逆方向に回転駆動されるドライブシャフトが組み込まれたもので、この上部支持具4から下方に向けて、上記ドライブシャフトによって昇降される昇降用操作紐5が垂設されている。
【0012】
そして、この昇降用操作紐5の下端部に、下部支持具6が上記昇降用操作紐5によって昇降自在に吊設されている。さらに、これら上下部支持具4、6間に、同等の幅および長さ寸法を有する連結板7が配設されている。この連結板7は、上下部支持具4、6間であって人間の目線よりも上部、より具体的には上下部支持具4、6間の上から約1/3の位置に配設されており、その幅方向に穿設された長穴7aに、昇降用操作紐5が遊挿されている。
【0013】
そして、これら上部支持具4と連結板7との間に、上部ブラインド8が設けられている。この上部ブラインド8は、ルーバー型のブラインドであり、複数枚のスラット9が上下方向に間隔を置いてそれぞれ傾動自在に配設されることによって構成されている。
【0014】
すなわち、上部支持具4から連結板7の幅方向の両端部に、それぞれ角度調整用操作紐10、11が垂設されるとともに、その下端部が上記連結板7に固定されている。そして、これら角度調整用操作紐10、11間に、上下方向に間隔を置いて複数本のスラット載置紐12が水平に掛け渡され、各スラット載置紐12上にスラット9が水平に取り付けられている。ここで、各スラット9に形成された長穴9aに、昇降用操作紐5が遊挿されている。これにより、角度調整用操作紐10、11を互いに逆向きに上下させると、全てのスタット9が相互の平行状態を維持しつつ所望の角度に傾斜するようになっている。
【0015】
また、この連結板7と下部支持具6との間には、下部ブラインド13が設けられている。この下部ブラインド13は、複数の折れ壁14aを有し、下部支持具6を上昇させた際に連結板7との間でつづら折れ状に折り畳み可能な膜材14によって構成されたものであり、膜材14は、すりガラス的採光が可能な布等からなる薄膜によって構成されている。
【0016】
そして、上下部ブラインド8、13の長手方向両端部には、コ字状のブラインドガイド15が対向配置されており、こららブラインドガイド15は、窓ガラス両側の壁部に固定されている。これにより、ブラインドと窓ガラス1との間には、エアバリア16が形成されている。そして、上記コ字状のブラインドガイド15によって、エアバリア16の風による上下部ブラインド8、13の揺れが防止される。さらに、このエアバリア16の下部には、室内の空気をファン17によって吸引して、吹出し口18からエアバリア16側に向けて吹出す空調ボックス19が形成されている。他方、上部ブラインド8の近傍の天井2には、ファン20によって室内の空気を排気するダクト21の吸込み口22が配設されている。
【0017】
上記構成からなるブラインドの取付構造によれば、連結板7の下部に、すりガラス的採光が可能な膜材14からなる下部ブラインド13を設けているので、昇降用操作紐5によって下部支持具6を降ろすことにより、当該下部ブラインド13の膜材14によって内外の目隠し効果を奏することができる。
また、連結板7の上部には、ルーバー型の上部ブラインド8を設けているので、角度調整用操作紐10、11を互いに逆向きに上下させてスラット9の角度を適宜調節することにより、図中点線で示すように、日射を天井2へ反射させて昼光利用を図ることができる。この際に、上部ブラインド8を人間の目線よりも上部に設けているので、机上面や人の目にこの反射光が入ることを、確実に防ぐことができる。
【0018】
また、上記角度を変更することにより、室奥の天井2へも反射光を届かせることもできる。
加えて、室内の空気を、図中一点鎖線で示すように、空調ボックス19内のファン17によって吸引して、吹出し口18から上記ブラインドと窓ガラス1との間に形成されるエアバリア16を通し、スラット9の間から抜いて天井2の吸入口22に導くことができるために、熱気やコールドドラフトが室内に拡散することを防止することができる。
【0019】
この際に、上下部ブラインド8、13の長手方向両端部に、コ字状のブラインドガイド15を対向配置しているので、これらブラインドガイド15によって、エアバリア16を流れる風により上下部ブラインド8、13が揺れることを確実に防止することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または2に記載のブラインドの取付構造によれば、連結板の下部に設けた下部ブラインドによって、内外の目隠し効果を奏することができ、かつ連結板の上部に設けたルーバー型の上部ブラインドの角度を適宜調節することにより、日射を天井面へ反射させて昼光利用を図ることができ、さらにこのブラインドと窓ガラスとの間に形成されるエアバリアの空気を、上記スラット間から抜いて天井面の吸入口に導くことができ、よって熱気やコールドドラフトが室内に拡散することを防止することができるために、一のブラインドによって日射の遮蔽と反射、内外の目隠し、およびコールドドラフトや熱気の拡散防止等の種々の機能を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側断面図である。
【図2】図1の概略構成を示す分解斜視図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の連結板近傍の詳細を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 上部支持具
5 昇降用操作紐
6 下部支持具
7 連結板
8 上部ブラインド
9 スラット
10、11 角度調整用操作紐
13 下部ブラインド
14a 折れ壁
14 膜材

Claims (2)

  1. 上部支持具と、この上部支持具に対して昇降自在に吊設された下部支持具との間に連結板を配設し、上記上部支持具と連結板との間に、複数枚のスラットを上下方向に間隔を置いてそれぞれ傾動自在に配設してなる上部ブラインドを設けるとともに、上記連結板と下部支持具との間に、折り畳み可能な膜材からなる下部ブラインドを設けてなるブラインドの取付構造であって、
    上記上下部ブラインドの長手方向両端部にブラインドガイドを対向配置し、このブラインドガイドを窓ガラス両側の壁部に固定することにより、上記ブラインドと窓ガラスとの間にエアバリアを形成し、かつ室内から上記エアバリアの下部に連通するエアバリア吹出し口を形成するとともに、上部ブラインドの近傍に位置する室内側の天井部に、当該室内の空気を排気するダクトの吸込み口を配設して、上記エアバリア内の空気を、上記上部ブラインドのスラット間から抜いて上記天井部の上記吸込み口に導くようにしたことを特徴とするブラインドの取付構造。
  2. 上記ブラインドガイドは平面視コ字状をなし、互いの対向配置された開口内に上記上下部ブラインドの両端部が配置されるとともに、上記壁部からの突出長さが、同方向における上記上下部支持具の幅寸法よりも大きく形成されることにより、上記ブラインドと上記窓ガラスとの間に上記エアバリアが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のブラインドの取付構造。
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