JP4353382B2 - パネルベンダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はパネルベンダ、特に手動でトップダイ長さを設定する機械において、該トップダイを構成するセンタ金型とセグメント金型に関する金型配列情報を算出すると共に、該算出した金型配列情報を作業者が確認できるように表示するパネルベンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、板金加工機、例えばパネルベンダは、例えば図10に示す構成を有し、トップダイ31とボトムダイ32によりワークWをクランプし、ベンドビーム33を上下に旋回移動することにより、該ワークWを折り曲げる。
【0003】
この場合、ワークWをクランプするトップダイ31の長さは、その都度設定する必要がある。
【0004】
即ち、前回設定したトップダイ長さがL1の場合に(図11(A))、そのままの状態でトップダイ31を降下してワークWをクランプすると、既にワークWに形成されているフランジF1、F2を潰してしまう(破線イ、ロ)。
【0005】
そこで、トップダイ長さをL2に変更することにより(図11(B))、短くし、該トップダイ31を降下してワークWをクランプし、該ワークWを曲げ加工するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このトップダイ31は、よく知られているように、センタ金型31Aと中抜き金型31Bとセグメント金型31Cを有している(図6(A))。
【0007】
そして、前記のようにトップダイ長さを設定する場合には、トップダイ31を構成する金型のうちのセンタ金型31Aの長さとセグメント金型31Cの枚数を予め計算しておく必要がある。
【0008】
しかし、手動でトップダイ長さを設定する場合には、上記センタ金型31Aの長さ等の計算を作業者自身が行わなければならず、極めて面倒であり、間違うおそれがある。
【0009】
またこれに伴い、作業者が、センタ金型31Aやセグメント金型31Cを誤って配列することがあり、トップダイ31によりワークのフランジを潰す等の弊害が生じる。
【0010】
本発明の目的は、手動でトップダイ長さを設定するパネルベンダにおいて、作業者が計算を行うことなくトップダイを構成するセンタ金型とセグメント金型に関する金型配列情報を自動的に算出すると共に、該算出した金型配列情報を表示することにより作業者がその表示を確認しトップダイ上の金型の配列を正確に行えるようにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によれば、図1〜図10に示すように、トップダイ31とボトムダイ32でワークWをクランプした状態でベンドビーム33により曲げ加工を施し、該トップダイ31がセンタ金型31Aと中抜き金型31Bとセグメント金型31Cにより構成され、該トップダイ31の中央部には所定長さaの1枚のセンタ金型31Aが、その両側には所定長さbの1枚ずつの中抜き金型31Bが、更に、その両側には所定長さcの所定枚数N1、N2ずつのセグメント金型31Cがそれぞれ配置され、センタ金型31Aは、その長さaが異なるものがセンタ金型ラック36に収納されていると共に、中抜き金型31Bとセグメント金型31Cの長さb、cは固有の値であり、
ワークWの底辺寸法、フランジ寸法等の製品情報及び該パネルベンダで使用するセンタ金型31Aの最小の長さMIN、中抜き金型31Bとセグメント金型31Cの長さb、c等の機械情報に基づいて、該ワークWを曲げ加工する際に交換すべきセンタ金型31Aの長さと該センタ金型31Aの左右側方に位置するセグメント金型31Cの枚数から成る金型配列情報を算出する算出手段3(図1)と、
該算出手段3により算出されたセンタ金型31Aの長さとセグメント金型31Cの枚数から成る金型配列情報を表示する表示手段35(図1)を有するパネルベンダにおいて、
上記センタ金型31Aの長さに対応する番号NO.をラム34の画面35A(図4(B))とセンタ金型ラック36(図5)のLED35Cに表示し、セグメント金型31Aの枚数N1、N2の範囲をラム34のランプ35B(図4(B))で点滅表示することを特徴とするパネルベンダという技術的手段が講じられた。
【0012】
従って、手動でトップダイ長さを設定するパネルベンダにおいて、上記算出手段3を設けたことにより、作業者が計算を行うことなくトップダイを構成するセンタ金型とセグメント金型に関する金型配列情報を自動的に算出することができ、上記表示手段35を設けたことにより、算出手段3で算出した金型配列情報を表示することにより作業者がその表示を確認しトップダイ上の金型の配列を正確に行えるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施形態の全体図である。
【0014】
図1に示す板金加工機は、例えばパネルベンダであり、既述したように、トップダイ31とボトムダイ32でワークWをクランプした状態でベンドビーム33(図10)により曲げ加工を施す。
【0015】
そして、上記トップダイ31は、センタ金型31A(図6)と中抜き金型31Bとセグメント金型31Cにより構成されていて、ラム34(図1)に取り付けられている。
【0016】
また、図1に示す板金加工機は、CPU1と、入力手段2と、算出手段3と、メモリ4と、シーケンサ6と、I/Oユニット7、8と、位置決めユニット9と、表示手段35を有している。
【0017】
この構成により、算出手段3で(図2)センタ金型31Aの長さa等の金型配列情報を自動的に算出し(図8、図9)、その算出結果を表示手段35で表示し(図4、図5)、その表示を確認しながら作業者はトップダイ上の金型の配列を正確に行い、トップダイ31の中抜き動作を行うことにより(図7(B))、ワークWをクランプし曲げ加工を行う。
【0018】
前記トップダイ31を構成するセンタ金型31Aは(図6(A))、シリンダで上下動可能であり、中抜き金型31Bとセグメント金型31Cは、シリンダで左右へ移動可能である。
【0019】
中抜き金型31Bは(図6(A))、センタ金型31Aの両側に、1枚ずつ配置され、左右側方には、セグメント金型31Cが、例えば8枚ずつ配置されている。
【0020】
上記中抜き金型31Bと(図6(A))セグメント金型31Cの間、セグメント金型31Cどうしの間には、連結部材10が設けられ、後述するように(図7(B))、トップダイ長さLの設定に不要なセグメント金型31Cは(例えば図7(B)の斜線を施したセグメント金型31C)、この連結部材10を取り外すことにより、外方に逃がすようになっている。
【0021】
センタ金型31Aは、その長さaが異なるものが(図6(B))パネルベンダの近傍に設置されたセンタ金型ラック36(図5)に収納されている。後述する表示手段35により、センタ金型31Aの長さaに対応する番号NO.(図3)が表示された場合には、作業者がその表示を確認することにより、該当する番号NO.のセンタ金型31Aを該ラック36から取り出して手動で交換するようになっている。
【0022】
このセンタ金型31Aは、例えば最小の長さMINが100mm(図3、図6(B))、最大の長さMAXが195mmであって、その間が5mmピッチの長さとなっている。
【0023】
また、センタ金型31Aは、前記したように、各長さaに対応して(図3)それぞれ番号が付してあり、例えば上記の例では、番号1から20までが付されている。
【0024】
これら、センタ金型31Aの長さaとその番号の対応関係(例えばテーブル)は(図3)、予め機械情報として前記メモリ4(図1)に格納され、算出手段3によりセンタ金型31Aの長さaが算出された場合には、CPU1が(図1)がこのメモリ4を参照することにより対応する番号を検出し、該検出した番号を表示手段35に表示するようになっている。
【0025】
また、中抜き金型31Bは、その長さbが185mm(図6(B))、セグメント金型31Cは、その長さcが100mmであって、いずれもそのパネルベンダに固有のものであり、予め機械情報としてメモリ4(図1)に格納されている。
【0026】
そして、この中抜き金型31Bの長さbと、セグメント金型31Cの長さcは、いずれも算出手段3による算出に使用される(図8のステップ102等)。
【0027】
上記CPU1は、本発明を実施するためのプログラム(例えば、図8に相当)を解読して判断し、算出手段3や表示手段35等の各装置に指示を与えることにより全体を制御する。
【0028】
上記算出手段3は、入力手段2(図1)から入力されたワークWの底辺寸法、フランジ寸法等の製品情報と、メモリ4に格納されているセンタ金型31Aの最小の長さMIN、中抜き金型31Bとセグメント金型31Cの長さb、c等の機械情報に基づいて、該ワークWを曲げ加工する際の金型配列情報、例えば交換すべきセンタ金型31Aの長さaと該センタ金型31Aの左右側方に位置するセグメント金型31Cの枚数N1、N2を算出する。
【0029】
算出手段3の詳細は図2に示され、トップダイ長さ算出手段3Aと、センタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bと、センタ金型長さ算出手段3Cと、セグメント金型枚数算出手段3Dにより構成されている。
【0030】
トップダイ長さ算出手段3Aは、ワークWの曲げ加工する辺の長さに対応してトップダイ長さLを算出する。
【0031】
例えば、図7(A)に示すワークWを加工する場合に、辺(1)と(2)が既に曲げられ、これから辺(3)を曲げ加工するものとする。
【0032】
この場合、CPU1は、入力手段2から入力された製品情報の中からワークWの底辺寸法としての辺(3)の長さを検出し、この辺(3)の長さに対応してトップダイ長さL(=1700mm)を算出する(図2、図8のステップ101、図9の(A)式)。
【0033】
センタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bは、前記トップダイ長さLから中抜き金型31Bの長さbの二倍を減じることよりセンタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxを算出する。
【0034】
即ち、前記算出したトップダイ長さLには、センタ金型31Aと中抜き金型31Bとセグメント金型31Cの長さa、b、cがすべて含まれている。
【0035】
従って、CPU1は、メモリ4の機械情報の中から中抜き金型31Bの長さbを検出し、該長さbを二倍して、上記トップダイ長さLから減じることにより、センタ金型31Aとセグメント金型31Cだけの合計の長さx(=1330mm)を算出する(図2、図8のステップ102、図9の(B)式)。
【0036】
センタ金型長さ算出手段3Cは、前記センタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bにより算出されたセンタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxを、セグメント金型31Cの長さcで割った余りRにセンタ金型31Aの最小の長さMINを加えることによりセンタ金型31Aの長さaを算出する。
【0037】
即ち、センタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxを、セグメント金型3の長さc(=100mm)で割った場合の商をQ(=13)、余りをRとすれば、x=100×Q+Rとなり、R(=30mm)は、明らかにセンタ金型31Aの長さaの一部を占める。
【0038】
従って、このRにセンタ金型31Aの最小の長さMIN(=100mm)を加えれば、センタ金型31Aの長さa(=130mm)を算出することができる(図2、図8のステップ103、図9の(C)式)。
【0039】
セグメント金型枚数算出手段3Dは、上記センタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxからセンタ金型31Aの長さaを減じた値をセグメント金型31Cの長さcで割ることによりセグメント金型31Cの総枚数eを算出し、該総枚数eに基づいて左右のセグメント金型31Cの枚数N1、N2を算出する。
【0040】
この場合、セグメント金型枚数算出手段3Dは、合計長さ算出手段3D1と(図2)、総枚数算出手段3D2と、左右枚数算出手段3D3により構成されている。
【0041】
このうち、合計長さ算出手段3D1は、前記センタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bにより算出したセンタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxと、センタ金型長さ算出手段3Cにより算出したセンタ金型31Aの長さaを入力し(図2)、両者の差(x−a)をとることにより、左右のセグメント金型31Cの合計の長さd(=1200mm)を算出する(図2、図8のステップ104、図9の(D)式)。
【0042】
また、総枚数算出手段3D2は、前記合計長さ算出手段3D1により算出した左右のセグメント金型31Cの合計の長さdを、セグメント金型31Cの長さcで割ることにより、左右のセグメント金型31Cの総枚数e算出する。
【0043】
即ち、本実施形態においては、既述したように、使用されているセグメント金型31Cの長さcが100mmである。
【0044】
従って、総枚数算出手段3D2においては、d/100の演算をすることにより、左右のセグメント金型31Cの総枚数e(=1200/100=12枚)を算出することができる(図2、図8のステップ105、図9の(E)式)。。
【0045】
更に、左右枚数算出手段3D3は、前記総枚数算出手段3D2により算出されたセグメント金型31Cの総枚数eを二分した値を四捨五入することによりセグメント金型31Cの右側の枚数N1を、総枚数eからN1を減じることによりセグメント金型31Cの左側の枚数N2を算出する。
【0046】
即ち、既述したように、本実施形態では、総枚数eは12枚であるから、これを二分した値は明らかに6枚であり、これを四捨五入しても同じ6枚で右側のセグメント金型31Cの枚数N1を(=12/2=6枚)、また(e−N1)の演算により左側のセグメント金型31Cの枚数N2を(=12−6=6枚)算出することができる(図2、図8のステップ106と107、図9の(F)式と(G)式)。
【0047】
因に、前記とは異なりセグメント金型31Cの総枚数eが奇数の場合、例えば13枚の場合には、13を二分した値を四捨五入することにより、右側のセグメント金型31Cの枚数N1(=13/2=6.5=7枚)が算出され、これを総枚数eから減じることにより左側のセグメント金型31Cの枚数N2(=13−7=6枚)が算出される。従って、この場合には、右側のセグメント金型31Cの枚数N1の方が1枚多くなる。
【0048】
一方、前記トップダイ31が取り付けられているラム34には(図1)、表示手段35が設けられている。
【0049】
この表示手段35は、前記算出手段3により算出されたセンタ金型31Aの長さaに対応する番号(図3)と、算出手段3により算出されたセグメント金型31Cの枚数N1、N2をそれぞれ表示する。
【0050】
即ち、CPU1は、算出手段3により算出されたセンタ金型31Aの長さa(=130mm)に対応する番号NO.(=7)(図3)をメモリ4から検出し、該番号NO.(=7)を、同じく算出手段3により算出されたセグメント金型31Cの枚数N1(=12/2=6枚)、N2(=12−6=6枚)と共に、シーケンサ6(図1)に送信する。
【0051】
そして、シーケンサ6に送信されたセンタ金型31Aの番号NO.と、セグメント金型31Cの枚数N1、N2は、I/Oユニット7、8を通じて表示手段35に送られて表示される。
【0052】
表示手段35は、例えば画面35Aとランプ35Bから成る(図1)。
【0053】
そして、上記センタ金型31Aの長さaに対応する番号NO.と、セグメント金型31Cの枚数N1、N2をいずれも画面35に表示することもでき(図4(A))、上記センタ金型31Aの長さaに対応する番号NO.を画面35Aに表示し、セグメント金型31Cの枚数N1、N2の範囲をランプ35Bで点滅表示することもできる(図4(B))。また、表示手段35は、前記センタ金型ラック36(図5)に設けてもよく、算出したセンタ金型31Aの長さaに対応する番号NO.を、例えばLED35Cにより表示することができる。
【0054】
この表示を確認した作業者は、例えば番号7のセンタ金型31Aをトップダイ31に装着すると共に(図7(B)の一番図)、連結部材10を操作することにより6枚のセグメント金型31Cのみを選択することにより、金型の配列を行う。
【0055】
その後は、CPU1の制御により、シーケンサ6と位置決めユニット9を介してトップダイ31が作動し、後述する中抜き動作が行われることによりトップダイ31の長さを短くし(図7(B)の二番図、三番図)、該トップダイ31がワークWをクランプして(図7(B)の四番図)、曲げ加工が施される。
【0056】
また、この間の曲げ加工動作は、出力手段5(図1)によりモニタできる。
【0057】
以下、前記構成を備えた本発明の動作を説明する。
【0058】
(1)金型配列情報の算出動作。
【0059】
(1)−A センタ金型31Aとセグメント金型31Cの合計の長さxを求める。
図8のステップ101において、製品情報に基づいてトップダイ長さLを求め、ステップ102において、センタ金型31Aとセグメント金型31Cの合わせた合計の長さxを求める。
【0060】
即ち、作業者が入力手段2(図1)からワークWの底辺寸法、フランジ寸法等の製品情報を入力すると、CPU1は、その製品情報の中から加工すべきワークWの辺(3)(図7(A))を検出し、算出手段3(図1)のトップダイ長さ算出手段3A(図2)を制御して、該辺(3)に対応したトップダイ長さLを算出させる(図9の(A)式)。
【0061】
そして、このトップダイ長さLは、次段のセンタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bに入力され(図2)、メモリ4の機械情報の中から検出された中抜き金型31Bの長さbを二倍して、上記トップダイ長さLから減じることにより、センタ金型31Aとセグメント金型31Cだけの合計の長さx(=1330mm)が算出される(図9の(B)式)。
【0062】
(1)−B センタ金型31Aの長さaを求める。
【0063】
次に、図8のステップ103において、センタ金型31Aの長さaを求める。
【0064】
即ち、前記ステップ102において、算出手段3のセンタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bで算出されたセンタ金型31Aとセグメント金型31Cだけの合計の長さx(=1330mm)は、図2に示すように、次段のセンタ金型長さ算出手段3Cに入力される。
【0065】
そして、このセンタ金型長さ算出手段3Cでは、入力された上記合計の長さxをセグメント金型31Cの長さc(=100mm)で割った余りR(=30mm)に、センタ金型31Aの最小の長さMIN(=100mm)を加えることによりセンタ金型31Aの長さa(=130mm)が算出される(図9の(C)式)。
【0066】
(1)−C 左右のセグメント金型31Cの枚数N1、N2を求める。
【0067】
次いで、図8のステップ104において、左右のセグメント金型31Cの合計の長さd(=1200mm)を求め、ステップ105において、セグメント金型31Cの総枚数e(=1200/100=12枚)を求め、ステップ106において、セグメント金型31Cの右側の枚数N1(=12/2=6枚)を求め、ステップ107において、セグメント金型31Cの左側の枚数N2(=12−6=6枚)を求める。
【0068】
即ち、前記ステップ102において、算出手段3のセンタ・セグメント金型合計長さ算出手段3Bで算出された合計の長さx(=1330mm)は、図2に示すように、セグメント金型枚数算出手段3Dの合計長さ算出手段3D1にも入力され、またこの合計長さ算出手段3D1には、前段のセンタ金型長さ算出手段3Cで算出された長さa(=130mm)も入力される。
【0069】
そして、この合計長さ算出手段3D1では、入力された合計の長さx(=1330mm)と、センタ金型31Aの長さaの差(x−a)がとられることにより、左右のセグメント金型31Cの合計の長さd(=1200mm)が算出され(図9の(D)式)、この合計の長さd(=1200mm)は、次段の総枚数算出手段3D2に入力される(図2)。
【0070】
総枚数算出手段3D2では、入力された左右のセグメント金型31Cの合計の長さdを、セグメント金型31Cの長さcで割ることにより、該セグメント金型31Cの総枚数e(=1200/100=12枚)が算出され(図9の(E)式)、この総枚数eは、次段の左右枚数算出手段3D3に入力される(図2)。
【0071】
左右枚数算出手段3D3では、入力されたセグメント金型31Cの総枚数eを二分した値を四捨五入することにより、セグメント金型31Cの右側の枚数N1が(12/2=6枚)、総枚数eからN1を減じることにより、セグメント金型31Cの左側の枚数N2(=12−6=6枚)が算出される(図9の(F)式と(G)式)。
【0072】
(2)金型配列情報の表示動作。
【0073】
前記算出手段3(図1)により、センタ金型31Aの長さaとセグメント金型31Cの枚数N1、N2が算出されると、CPU1は、センタ金型31Aの長さa(=130mm)に対応する番号NO.(=7)(図3)をメモリ4から検出し、該番号NO.(=7)とセグメント金型31Cの枚数N1(=12/2=6枚)、N2(=12−6=6枚)を、シーケンサ6(図1)に送信する。
【0074】
そして、シーケンサ6に送信されたセンタ金型31Aの番号NO.と、セグメント金型31Cの枚数N1、N2は、I/Oユニット7、8を通じて表示手段35に送られて表示される(図4(A)、図4(B)、図5))。
【0075】
この表示を確認した作業者は、番号7のセンタ金型31Aをトップダイ31に装着すると共に(図7(B)の一番図)、連結部材10(図6(A))を操作することにより、不要なセグメント金型31C(斜線)を逃がし、6枚のセグメント金型31Cのみを選択することにより、金型の配列を行う。
【0076】
(3)曲げ加工動作。
【0077】
表示手段35の表示(図4、図5))を作業者が確認することにより、トップダイ31上で金型の配列が終了すると(図7(B)の一番図)、CPU1(図1)の制御により、シーケンサ6と位置決めユニット9を介してトップダイ31が作動する。
【0078】
これにより、センタ金型31Aが上昇し(図7(B)の二番図)、中抜き金型31Bと6枚のセグメント金型31Cが中央へ寄って中抜き動作が行われることにより、トップダイ31の長さが短くなり(図7(B)の三番図)、該トップダイ31が降下してワークWと接触することができ(図7(B)の四番図)、その後センタ金型31Aが降下して元の長さLに伸び、該ワークWをクランプし曲げ加工が施される。
【0079】
尚、本実施形態においては、センタ金型31Aは、その長さaが5mm間隔の100〜195mmのものが(図3、図6(B))、また中抜き金型31Bは、その長さbが185mmのものが(図6(B))、セグメント金型31Cは、その長さcが100mmのものが(図6(B))それぞれ使用されたが、本発明はそれに限定されず、センタ金型31Aが5mmセグメントになっているものや、中抜き金型31Bの長さbが145mm、セグメント金型31Cの長さcが105mmのもの等も使用可能であり、同様の効果を奏することは勿論である。
【0080】
更に、表示手段35(図1)としては、画面35Aに写真等を表示することも可能であり、その場合も本実施形態と同様の効果を奏することは勿論である。
【0081】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、パネルベンダを、ワークWを曲げ加工する際に交換すべきセンタ金型と該センタ金型の左右側方に位置するセグメント金型に関する金型配列情報を算出する算出手段と、該算出手段により算出されたセンタ金型とセグメント金型に関する金型配列情報を表示する表示手段を有するように構成したことにより、手動でトップダイ長さを設定するパネルベンダにおいて、作業者が計算を行うことなくトップダイを構成するセンタ金型とセグメント金型に関する金型配列情報を自動的に算出すると共に、該算出した金型配列情報を表示することにより作業者がその表示を確認しトップダイ上の金型の配列を正確に行えるという効果がある。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明による算出手段3の構成図である。
【図3】本発明により算出するセンタ金型31Aの長さと、その対応番号との関係を示す図である。
【図4】本発明による表示手段35の構成図である。
【図5】本発明による表示手段35の別の実施形態を示す図である。
【図6】本発明によるトップダイ31の構成図である。
【図7】本発明の作用説明図である。
【図8】本発明の動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8の詳細図である。
【図10】板金加工機の構成を説明する図である。
【図11】従来技術の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 入力手段
3 算出手段
4 メモリ
5 出力手段
6 シーケンサ
7、8 I/Oユニット
9 位置決めユニット
10 連結部材
31 トップダイ
32 ボトムダイ
33 ベンドビーム
34 ラム
35 表示手段
35A 画面
35B ランプ
36 センタ金型ラック
W ワーク
Claims (1)
- トップダイとボトムダイでワークをクランプした状態でベンドビームにより曲げ加工を施し、該トップダイがセンタ金型と中抜き金型とセグメント金型により構成され、該トップダイの中央部には所定長さの1枚のセンタ金型が、その両側には所定長さの1枚ずつの中抜き金型が、更に、その両側には所定長さの所定枚数ずつのセグメント金型がそれぞれ配置され、センタ金型は、その長さが異なるものがセンタ金型ラックに収納されていると共に、中抜き金型とセグメント金型の長さは固有の値であり、
ワークの底辺寸法、フランジ寸法等の製品情報及び該パネルベンダで使用するセンタ金型の最小の長さ、中抜き金型とセグメント金型の長さ等の機械情報に基づいて、該ワークを曲げ加工する際に交換すべきセンタ金型の長さと該センタ金型の左右側方に位置するセグメント金型の枚数から成る金型配列情報を算出する算出手段と、
該算出手段により算出されたセンタ金型の長さとセグメント金型の枚数から成る金型配列情報を表示する表示手段を有するパネルベンダにおいて、
上記センタ金型の長さに対応する番号をラムの画面とセンタ金型ラックのLEDに表示し、セグメント金型の枚数の範囲をラムのランプで点滅表示することを特徴とするパネルベンダ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP36025098A JP4353382B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | パネルベンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36025098A JP4353382B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | パネルベンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000176552A JP2000176552A (ja) | 2000-06-27 |
| JP4353382B2 true JP4353382B2 (ja) | 2009-10-28 |
Family
ID=18468574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36025098A Expired - Fee Related JP4353382B2 (ja) | 1998-12-18 | 1998-12-18 | パネルベンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4353382B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9448650B2 (en) * | 2012-11-09 | 2016-09-20 | Wilson Tool International Inc. | Display device for punching or pressing machines |
-
1998
- 1998-12-18 JP JP36025098A patent/JP4353382B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000176552A (ja) | 2000-06-27 |
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