Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4355877B2 - 板金用引出し具 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4355877B2 - 板金用引出し具 - Google Patents

板金用引出し具 Download PDF

Info

Publication number
JP4355877B2
JP4355877B2 JP2000041999A JP2000041999A JP4355877B2 JP 4355877 B2 JP4355877 B2 JP 4355877B2 JP 2000041999 A JP2000041999 A JP 2000041999A JP 2000041999 A JP2000041999 A JP 2000041999A JP 4355877 B2 JP4355877 B2 JP 4355877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating means
shaft
sheet metal
leg
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000041999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001198619A (ja
Inventor
光政 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000041999A priority Critical patent/JP4355877B2/ja
Publication of JP2001198619A publication Critical patent/JP2001198619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4355877B2 publication Critical patent/JP4355877B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は板金用引出し具に関するものであり、自動車ボディに形成されているプレスライン付近や自動車ドアの端部付近に生じる凹部といった特殊部位の引出しや、自動車ボディに生じるライン状の傷といった特殊な傷の引出しにも対応できる板金用引出し具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(発明の背景)
自動車ボディの板金作業においては、例えば、図1及び図2に示されるような自動車ドア300に形成されたプレスライン310付近(上段部や根元)に生じる凹部330,350の引出し(修復)や、自動車ドア300の端部320付近に生じる凹部340の引出しを迅速に行うことができ、また図3に示されるようなライン状の傷(長い溝傷や引っかき傷等)360の引出しを連続作業により行える板金用引出し具の出現が切望されている。
(従来技術)
従来、板金時に板金面の凹部を引き出すのに好都合な板金用引出し具として図27乃至図29に示される板金用引出し具が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の板金用引出し具401にあっては、板金作業時に板金用引出し具の足場の位置を簡単に決められる(足場の位置決めに困らない)場合には板金面の平滑化を行うことがある程度可能であるが、板金面が特殊部位の場合や特殊の傷の場合には次の(1)(2)(3)の点が指摘されていた。すなわち、
(1)例えば、図30及び図31に示すように、板金面である引出したいポイントPが自動車ドア300のプレスライン310の近辺にあるような場合や、板金面である引き出したいポイントQが自動車ドア300の端部320の近辺にあるような場合には、板金用引出し具401の脚部491,492をセットし引き出したいポイントを引こうとしても、脚部491,492が通常の状態(脚部491,492が腕杆433A,433Bに左右対称にバランスよく止められている状態)にセットされている場合には、接面部材493がプレスライン310や端部320からからはみ出てしまい(図31の四角枠S3,S4の表示で示される足場の位置参照)、接面部材493により足場をしっかり確保し略均一な力で押さえることができないため、プレスライン310近辺や端部320近辺の引出し作業を迅速かつ確実に行えない[引き出したいポイントPあるいはQ(図30乃至図32参照)を引こうとするためには、先ず板金用引出し具401の本体及び脚部491,492の位置を図30の状態から90度ずらし、更に蝶ねじ496,497を緩めて一旦脚部491,492の位置を図32に示すように左側に移動して脚部491,492の足場の位置決めを行い、その後蝶ねじ496,497を締めて接面部材493を所望の位置にセットし直す必要がある]。
(2)また、例えば、板金面である凹部が自動車ドアのプレスライン310の根元R(図35参照)にあるような場合には、板金用引出し具401の脚部を図33及び図34に示すような脚部591,592に変え、この脚部591,592をプレスライン310に乗っけても(図35参照)プレスライン310の根元Rの引出しができない(この点、引出し具401の本体及び脚部591,592の位置を90度変えても脚部591,592の一方がプレスライン310の根元Rにかかり邪魔するためプスライン310の根元Rの引出しは結局できない);
(3)引出し箇所が長い溝傷(鋭角な凹部が長く続く傷)や引っかき傷といったライン状の傷360のような場合には一回修復するごとにその都度板金用引出し具401の脚部における足場の位置を移動しセットして引出し作業を行う必要があり(図36及び図37参照)、引出し作業に時間がかかり作業効率が悪い;
等の点が指摘されていた。
【0004】
従って、本発明の目的は、押さえたい場所を脚体で押さえ足場を位置決めしたまま操作手段を回動させてビットを引き出したい板金面の複数のポイントに自由に動かして使用できる板金用引出し具を提供することにある。
【0005】
本発明の他の目的は、自動車ボディに形成されたプレスライン近辺(上段部)や根元、あるいは自動車ドアの端部のように通例板金作業が難しくかつ時間のかかる部位の場合でも、板金作業の際に板金引出し具の脚部の位置に制約されることなく(脚部の位置決めに煩わされることなく)、足場をしっかり確保しながら引き出したいポイントを自由に引くことができる板金用引出し具を提供することにある。
【0006】
本発明のもう一つ他の目的は、板金面の引出し箇所が長い溝傷や引っかき傷といったライン状の傷の場合でも足場の位置を一旦セットすれば足場の移動を必要最小限度にしてその間連続作業による傷の引出しを行える板金用引出し具を提供することにある。
【0007】
本発明の更にもう一つ他の目的は、構造がシンプルで部品点数が少なく軽量にして取り扱いが容易な板金用引出し具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願によれば、シャフトと、該シャフトの先端部に配設し板金面に溶着可能なビットを備えた第1の操作手段と、
該第1の操作手段を引き上げる第2の操作手段と、
該第2の操作手段に軸支され、前記第1の操作手段を支承するとともに前記第1の操作手段と一体になって可動する軸体と、
前記第2の操作手段を支持する脚体とを具備し、
前記軸体が、前記第2の操作手段の先端部に形成された枠体のくり抜き部に収容されるセンタースクリュと、該センタースクリュの回動の中心となる短軸とから構成され、
前記センタースクリュは、中央に前記シャフトのねじ部が螺合する雌ねじ部が刻設された貫通孔を、左右両側に前記短軸の先端ねじ部が螺合する雌ねじ部が刻設された軸止孔を備え、
前記短軸は、前記第2の操作手段の枠体に穿設された軸受孔に軸通し、先端ねじ部が前記センタースクリュの軸止孔に螺合し、
前記第2の操作手段を、メインレバーと、セカンドレバーと、前記メインレバーとビットとの間に介在させたばねを含んで構成し、前記メインレバーとセカンドレバー間を前記ばねに抗しながらつぼめて板金面の引出しを行うことを特徴とする板金用引出し具が提供される。
【0009】
また本願によれば、板金面に溶着可能なビットを備えた第1の操作手段と、
該第1の操作手段を引き上げる第2の操作手段と、
該第2の操作手段に軸支され、前記第1の操作手段を支承するとともに前記第1の操作手段と一体になって可動する軸体と、
前記第2の操作手段を支持する脚体とを具備し、
前記第1の操作手段は、前記軸体を中心に回動し、
前記第1の操作手段はシャフトを含み、
前記ビットは前記シャフトの先端部に配設され、
前記シャフトにはねじ部が形成され、
前記第2の操作手段には、くり抜き部が形成された枠体が先端に配設され、
該枠体には軸受孔が互いに対向して形成され、
前記軸体は前記第2の操作手段の前記枠体の前記くり抜き部に収容されるセンタースクリュと、該センタースクリュの回動の中心となる短軸とから構成され、
前記センタースクリュには、中央に前記シャフトのねじ部が螺合するねじ付き貫通孔が形成され、
前記短軸は前記枠体の前記軸受孔に挿通され、
前記短軸はねじ付き先端部を有し、
前記センタースクリュには、左右両側に前記短軸の前記ねじ付き先端部が螺合するねじ付き軸止孔が形成され、
前記第2の操作手段はメインレバーと、セカンドレバーと、前記メインレバーとビットとの間に介在させたばねを含んで構成し、前記メインレバーとセカンドレバーが前記ばねに抗しながらつぼめられて板金面の引出しを行うことを特徴とする板金用引出し具が提供される。
【0010】
上記メインレバーと脚体を一体的に形成しメインボディを構成するとよい。
【0011】
上記脚体は、脚部と、該脚部に連設した接面部とより形成され、該接面部を角枠形状、丸枠形状、U字状形状のいずれかの形状に形成するとよい。
【0012】
上記脚体の接面部を囲成する、絶縁部材により形成された足場形成用カバーを更に備えるとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る板金用引出し具は、板金面に溶着可能なビットをシャフトの先端部に備えた第1の操作手段と、第1の操作手段を引き上げる第2の操作手段と、第2の操作手段に軸支され、第1の操作手段を支承するとともに第1の操作手段と一体になって可動する軸体を具備し、第1の操作手段は軸体を枢軸として回動する。一方の手で第2の操作手段を把持し、他方の手でハンドルを回動させてシャフトのねじ部と軸体の螺合具合を調整し、引出しを必要とする凹部の深さまでビットの先端を下降させることができる。さらに、シャフトを、軸体を中心にして回動させて引出しを必要とするポイントまで移動させビット先端を溶着し、メインレバーとセカンドレバー間をつぼめ(狭め)ると板金面はゆっくりと引き上げられ平滑化する。
【0014】
【実施例】
以下に、本発明に係る板金用引出し具の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図4は本発明に係る板金用引出し具の使用状態を示す斜視図、
図5は板金用引出し具を示す斜視図、
図6は板金用引出し具のハンドルが可動(回動)することを示す斜視図、
図7は板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す斜視図、
図8は板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す正面図、
図9は板金用引出し具の正面図、
図10は板金用引出し具の側面図、
図11は図10のA−A断面図、
図12は板金用引出し具の各構成部品を示す分解斜視図である。
【0015】
これらの図において、板金用引出し具1Aは、板金面に溶着可能なビット19を先端部に備えた第1の操作手段10と、手動操作することにより前記第1の操作手段10を引き上げる第2の操作手段20と、前記第2の操作手段を支持する脚体50と、前記第2の操作手段20に軸支され、前記第1の操作手段10を支承するとともに前記第1の操作手段10と一体となって可動(回動)する軸体70を具備している。
【0016】
このうち、前記第1の操作手段10は、シャフト14と、このシャフト14の一端に設けたシャフト回動用のハンドル11とを具備し、前記シャフト14の先端部に前記ビット19が配設されている。即ち、前記第1の操作手段10を構成する前記シャフト14の一端部14Aは、前記ハンドル11に連設して形成したコード接続部12のねじ穴に螺着し、一方前記シャフト14の先端部14Bは前記ビット19の基端部に設けたねじ穴に螺着する。又このシャフト14の一端部から略中央部にかけてねじ部15が刻設され、このねじ部15は前記軸体70の貫通孔72に螺合し、前記第1の操作手段10は前記軸体70に支承されるとともに前記軸体70と一体となって回動する[前記第1の操作手段10は前記軸体70を中心に可動(回動)する]。また前記シャフト14の先端部側にはばね17が巻装している。更に、前記ハンドル11の把持部11Aには絶縁部材を被覆してある。符号13,18はロック用ナットである。符号16はスライド板であり、このスライド板16の上端面は前記第2の操作手段20の案内部43の下端面に衝接し、更にこのスライド板16の下端面には前記ばね17の一端が圧接し、この状態でこのスライド板16は挿通した前記シャフト14とともに水平方向に可動する(図11参照)。
【0017】
前記第2の操作手段20は、メインレバー40と、セカンドレバー60と、メインレバー40と前記ビット19との間に介在させたばね17を含んで構成してある。そして、前記メインレバー40と前記脚体50は一体的に形成されてメインボディ30を構成している(図12参照)。
【0018】
前記メインレバー40は、絶縁部材を被覆して形成した取手部41と、この取手部41の先端部側より立ち上がって形成された立上り部42と、この立上り部42の基端部より延設された、前記シャフト14の可動を案内する案内部43を備えている。この案内部43には、前記第1の操作手段10のシャフト14が挿通し、前記案内部43は前記シャフト14が前記軸体70を枢軸として回動する際に前記シャフト14の動きを案内する。前記立上り部42の上部中央には前記セカンドレバー60を接続する接続ピン66が挿通する挿通孔42Aが穿設されている(図11及び図12参照)。
【0019】
前記脚体50は、2本の脚部51,52と、角枠形状の接面部53とから構成されている。前記脚部51は、前記立上り部42の基端部より垂設され、また他方の脚部52は前記案内部43の外側壁より垂設され、前記取手部41、立上り部42、案内部43、脚部51,52,接面部53は一体的に形成されている。符号58は、前記接面部53を囲成する、クッションの役割も果たす角枠形状の足場形成用カバーであり絶縁部材により形成されている。前記接面部53と足場形成用カバー58とで板金面に当接する足場を形成する。
【0020】
前記セカンドレバー60は、前記取手部41と同様に絶縁部材を被覆して形成した取手部61と、この取手部61の先端部側に形成された連結部62と、この連結部62より延設した枠体67を具備している。前記連結部62は、前記メインレバー40の前記立上り部42を挿入する第1のくり抜き部63を備えている。また、前記連結部62の左右両側面には、前記メインレバー40を接続する前記接続ピン66を軸受けする軸受孔62A,62Bが穿設されている。前記枠体67は、前記軸体70収容用の第2のくり抜き部68を備えている。また、前記枠体67の左右両側面には、前記軸体70を構成する短軸74A,74Bを軸受けする軸受孔67A,67Bが互いに対向して穿設(形成)されている。前記軸受孔62A,62Bと前記軸受孔67A,67Bは平行に穿設されている。符号64A,64Bは止めリングである。
【0021】
前記軸体70は、前記第2の操作手段20の先端部に形成された前記第2のくり抜き部68に収容されるセンタースクリュ71と、このセンタースクリュ71を軸支する短軸74A,74Bとから構成されている。前記センタースクリュ71は、中央に前記シャフト14のねじ部15が螺合する雌ねじ部が刻設(形成)されたねじ付き貫通孔72を備え、更に左右両側に前記短軸74A,74Bの先端ねじ部(ねじ付き先端部)が螺合する雌ねじ部が刻設されたねじ付き軸止孔73A,73Bを備えている。前記短軸74A,74Bは、前記第2の操作手段20の枠体67に穿設された軸受孔67A,67Bに軸通(挿通)し、上述の通り、先端ねじ部(ねじ付き先端部)が前記センタースクリュ71の軸止孔73A,73Bに螺合する。
【0022】
かくして、前記メインレバー40と前記セカンドレバー60とは連絡し、前記セカンドレバー60は、前記軸受孔62A,62B、前記シャフト挿通孔42Aに挿通された前記接続ピン66を中心にして可動する。また、前記ばね17が、前記メインボディ30と前記ビット19間に前記シャフト14を巻装した状態で介在し、前記セカンドレバー60は図5乃至図9における下方向に常時引っ張られている。
【0023】
符号80は、前記セカンドレバー60を手動操作により押し下げたときに、前記セカンドレバー60の下面部と当接して前記セカンドレバー60が必要以上に下方へ動くのを規制するとともに、前記セカンドレバー60の下面と当接したときの握り幅が最適な握り幅となるよう前記第2の操作手段20の取手部41と61の間の握り幅を調整するためのストッパである。このストッパ80は、前記メインレバー40の取手部41の近傍に設けたねじ穴47と、このねじ穴47に螺合し、その一端が前記セカンドレバー60に当接するボルト81から構成されている(図12参照)。このボルト81にコイルばね82を巻装した状態で前記ボルト81を前記メインレバー40のねじ穴に47に螺合させる。
【0024】
本発明は以上のごとく構成され、構造がシンプルで部品点数が少なく軽量にして取り扱いが容易な板金用引出し具1Aとなり、板金用引出し具1Aをスタッド溶接機110と組み合わせることで足場の悪いプレスラインの板金作業においてもビットの溶着、引き出しを連続して行うことができ、この場合、板金用引出し具1Aの前記コード接続部12に、電源コード100のクランプ手段105を取付け、電源コード100の他端側をスタッド溶接機110に接続して使用する(図4参照)。
【0025】
(板金用引出し具の使用方法)
ここで、図13及び図14を用いて、本発明に係る板金用引出し具1Aの使用方法[自動車ドア300のプレスライン310近辺の板金(凹部330の引き出し)を行う場合]を説明する。
【0026】
本発明に係る板金用引出し具1Aにあっては、板金用引出し具の足場は図14の四角枠S1の表示で示される足場の位置(足場S1の全領域がプレスライン310の近傍に乗る)を確保することができるため、足場をしっかり確保し略均一な力で押さえることができる(従来技術の場合には、既述のように通例図31に示されるような足場S3となる)。
【0027】
先ず、ストッパ80のボルト81螺合状態の深浅を加減し、作業者にとって最適の握り幅にセットする。次に、一方の手で第2の操作手段20を把持し、他方の手でハンドル11を回動させて(シャフト14のねじ部15と軸体70の貫通孔72に刻設した雌ねじ部との螺合を調整して;図6参照)、引き出しを必要とする凹部330の深さまでビット19の先端を下降させる。次に、図13及び図14におけるプレスライン310の近辺であるP点を引き出したい場合には、シャフト14を、軸体70を中心にして回動させて(図7参照)P点まで移動させビット19の先端をP点に溶着する。そして、メインレバー40とセカンドレバー60間をばね17に抗しながらつぼめて(セカンドレバー60をばね17に抗しながら押し下げ可動させて)P点をゆっくりと引き上げる。板金面が平滑化したことを確認し、その後ハンドル11を回動させ(図6参照)ビット先端と板金面の溶着を解く。更に、足場がそのままでも、シャフト14を、軸体70を中心にして可動し、またハンドル11を回動させながら他のポイントに移動し、上記と同様の操作を行うことにより、凹部330における複数のポイントの引き出しを行うことが可能である。
【0028】
また、自動車ドア300の端部320近辺の板金(凹部340の引き出し)を行う場合も、板金用引出し具1Aの足場は図14の四角枠S2の表示で示される足場の位置(足場S2の全領域が端部320の近傍に乗る)を確保することができるため、足場をしっかり確保し略均一な力で押さえることができる(従来技術の場合には、既述のように通例図31に示されるような足場S4となる)。
【0029】
(実施例2)
以上の説明では脚体の接面部及び絶縁部材を角枠形状に形成したものを示したが、図15乃至図17に示すように板金用引出し具1Bの接面部153を丸枠形状に形成し、絶縁部材により形成された足場形成用カバー158も同様に丸枠形状に形成してもよい。この実施例によれば、丸い凹状の傷を修復する際に、足場に均一の力を加えながら迅速に板金面を平滑化できる。なお、図15乃至図17において、実施例1と同一の符号は同一の部材を示す。
【0030】
(実施例3)
更に、図18乃至図23に示すように、板金用引出し具1Cにおける脚体250の一方の脚部252を途中より分岐させ、接面部253をU字状形状に形成し、絶縁部材により形成された足場形成用カバー258を同様にU字状形状に形成してもよい。この実施例では、接面部253及び足場形成用カバー258がU字状形状に形成されているのでプレスライン310近辺の引出しを行う場合でもU字状形状の切欠部(開口部)254近傍まで引出しが可能となる。また、この脚体250を用いた場合には、図23に示すようにプレスライン310の根元Rの引出しを簡単に行えるとともに、図24乃至図26に示すような長い溝傷や引っかき傷といったライン状の傷360の修復を行う場合でも脚部の足場の移動を必要最小限(図24及び図25に示す程度のライン状の傷の場合には足場の移動を2度行うだけでライン状の傷の引出しが済む)にしてその間連続作業によってライン状の傷の引出しを行うことが可能となる。なお、図18乃至図26において、実施例1と同一の符号は同一の部材を示す。
【0031】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成され、本発明によれば次の効果を奏する。
(1)押さえたい場所を脚体で押さえ足場を位置決めしたまま操作手段を回動させてビットを引出したい板金面の複数のポイントに自由に動かして使用できる板金用引出し具が得られる。
(2)自動車ボディに形成されたプレスラインの近辺(上段部)や根元、あるいは自動車ドアの端部のように板金作業が難しくかつ時間のかかる部位の場合でも、板金作業の際に脚部の位置に制約されることなく(脚部の位置決めに煩わされることなく)、足場をしっかり確保しながら引出したいポイントを自由に引くことができる板金用引出し具が得られる。
(3)板金面の引出し箇所が長い溝傷(凹部が鋭角で長く続く傷)や引っかき傷といったライン状の傷のような場合でも足場の位置を一旦セットすれば足場の移動を必要最小限にしてその間連続作業による傷の引出しが可能となり、作業時間が短縮できて効率の良い板金作業が行える板金用引出し具が得られる。
(4)構造がシンプルで部品点数が少なく軽量にして取り扱いが容易な板金用引出し具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車ドアのプレスライン近辺あるいは端部に生じた板金部位を示す斜視図である。
【図2】 自動車ドアのプレスライン根元に生じた板金部位を示す斜視図である。
【図3】 自動車ドアに生じたライン状の傷を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る板金用引出し具の使用状態を示す斜視図である。
【図5】 板金用引出し具を示す斜視図である。
【図6】 板金用引出し具のハンドルが可動(回動)することを示す斜視図である。
【図7】 板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す斜視図である。
【図8】 板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す正面図である。
【図9】 板金用引出し具の正面図である。
【図10】 板金用引出し具の側面図である。
【図11】 図10のX−X断面図である。
【図12】 板金用引出し具の各構成部品を示す分解斜視図である。
【図13】 自動車ドアのプレスライン近傍の板金面を引き出している状態を示す板金用引出し具の正面図である。
【図14】 自動車ドアに生じた凹部を板金する際に板金用引出し具が取り得る足場S1,S2の位置を示す斜視図である。
【図15】 板金用引出し具の他の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図16】 図15に示す板金用引出し具のハンドルが可動(回動)することを示す斜視図である。
【図17】 図15に示す板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す斜視図である。
【図18】 板金用引出し具のもう一つ他の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図19】 図18に示す板金用引出し具のハンドルが可動(回動)することを示す斜視図である。
【図20】 図18に示す板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す斜視図である。
【図21】 図18に示す板金用引出し具の第1の操作手段が軸体を枢軸として可動することを示す正面図である。
【図22】 図18に示す板金用引出し具の各構成部品を示す分解斜視図である。
【図23】 図18に示す板金用引出し具を用いて自動車ドアのプレスラインの根元に生じた板金面を引き出している状態を示す正面図である。
【図24】 図18に示す板金用引出し具を用いて第1の操作手段を軸体を枢軸として可動させながら自動車ドアのライン状の傷を引き出している途中を示す斜視図である。
【図25】 図18に示す板金用引出し具を用いて第1の操作手段を軸体を枢軸として可動させながら自動車ドアのライン状の傷を引き出している途中を示し、図24に示す状態から足場を移動した状態を示す斜視図である。
【図26】 図18に示す板金用引出し具を用いて第1の操作手段を軸体を枢軸として可動させながら自動車ドアのライン状の傷を引き出している途中を示す側面図である。
【図27】 従来の板金用引出し具を示す斜視図である。
【図28】 図27に示す従来の板金用引出し具の側面図である。
【図29】 図27に示す従来の板金用引出し具の正面略図である。
【図30】 図29に示す板金用引出し具のY−Y部を切欠き、自動車ドアのプレスライン近辺の板金面を引き出す状態を示す正面図である。
【図31】 自動車ドアに生じた凹部を板金する際に板金用引出し具が取り得る足場S3,S4の位置を示す斜視図である。
【図32】 図30の状態から板金用引出し具の本体及び脚体の位置を90度ずらし自動車ドアのプレスライン近傍の板金面を引き出す状態を示す正面図である。
【図33】 従来の板金用引出し具に用いられる脚体の他の例を示す斜視図である。
【図34】 図34に示される脚体を取りつけた従来の板金用引出し具の例を示す正面図である。
【図35】 図34に示す板金用引出し具のZ−Z部を切欠き、自動車ドアのプレスラインの根元に生じた板金面を引き出そうとする状態を示す正面図である。
【図36】 従来の板金用引出し具を用いて自動車ドアのライン状の傷を引き出す状態を示す側面図である。
【図37】 従来の板金用引出し具を用いて、板金用引出し具の脚部の足場の位置を変えながら自動車ドアのライン状の傷を引き出す状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1A 板金用引出し具
1B 板金用引出し具
1C 板金用引出し具
10 第1の操作手段
11 ハンドル
14 シャフト
15 ねじ部
17 ばね
19 ビット
20 第2の操作手段
30 メインボディ
40 メインレバー
50 脚体
51 脚部
52 脚部
53 接面部
58 足場形成用カバー
60 セカンドレバー
61 取手部
62 連結部
63 第1のくり抜き部
67 枠体
67A 軸受孔
67B 軸受孔
68 第2のくり抜き部
70 軸体
71 センタースクリュ
72 貫通孔
73A 軸止孔
73B 軸止孔
74A 短軸
74B 短軸
80 ストッパ
153 接面部
158 足場形成用カバー
251 脚部
252 脚部
253 接面部
258 足場形成用カバー

Claims (5)

  1. シャフトと、該シャフトの先端部に配設し板金面に溶着可能なビットを備えた第1の操作手段と、
    該第1の操作手段を引き上げる第2の操作手段と、
    該第2の操作手段に軸支され、前記第1の操作手段を支承するとともに前記第1の操作手段と一体になって可動する軸体と、
    前記第2の操作手段を支持する脚体とを具備し、
    前記軸体が、前記第2の操作手段の先端部に形成された枠体のくり抜き部に収容されるセンタースクリュと、該センタースクリュの回動の中心となる短軸とから構成され、
    前記センタースクリュは、中央に前記シャフトのねじ部が螺合する雌ねじ部が刻設された貫通孔を、左右両側に前記短軸の先端ねじ部が螺合する雌ねじ部が刻設された軸止孔を備え、
    前記短軸は、前記第2の操作手段の枠体に穿設された軸受孔に軸通し、先端ねじ部が前記センタースクリュの軸止孔に螺合し、
    前記第2の操作手段を、メインレバーと、セカンドレバーと、前記メインレバーとビットとの間に介在させたばねを含んで構成し、前記メインレバーとセカンドレバー間を前記ばねに抗しながらつぼめて板金面の引出しを行うことを特徴とする板金用引出し具。
  2. 板金面に溶着可能なビットを備えた第1の操作手段と、
    該第1の操作手段を引き上げる第2の操作手段と、
    該第2の操作手段に軸支され、前記第1の操作手段を支承するとともに前記第1の操作手段と一体になって可動する軸体と、
    前記第2の操作手段を支持する脚体とを具備し、
    前記第1の操作手段は、前記軸体を中心に回動し、
    前記第1の操作手段はシャフトを含み、
    前記ビットは前記シャフトの先端部に配設され、
    前記シャフトにはねじ部が形成され、
    前記第2の操作手段には、くり抜き部が形成された枠体が先端に配設され、
    該枠体には軸受孔が互いに対向して形成され、
    前記軸体は前記第2の操作手段の前記枠体の前記くり抜き部に収容されるセンタースクリュと、該センタースクリュの回動の中心となる短軸とから構成され、
    前記センタースクリュには、中央に前記シャフトのねじ部が螺合するねじ付き貫通孔が形成され、
    前記短軸は前記枠体の前記軸受孔に挿通され、
    前記短軸はねじ付き先端部を有し、
    前記センタースクリュには、左右両側に前記短軸の前記ねじ付き先端部が螺合するねじ付き軸止孔が形成され、
    前記第2の操作手段はメインレバーと、セカンドレバーと、前記メインレバーとビットとの間に介在させたばねを含んで構成し、前記メインレバーとセカンドレバーが前記ばねに抗しながらつぼめられて板金面の引出しを行うことを特徴とする板金用引出し具。
  3. 前記メインレバーと脚体一体的に形成されメインボディを構成している請求項1または2いずれか一項に記載の板金用引出し具。
  4. 前記脚体が、脚部と、該脚部に連設した接面部とより形成され、該接面部が角枠形状、丸枠形状、U字状形状のいずれかの形状により形成されている請求項に記載の板金用引出し具。
  5. 前記脚体の接面部を囲成する、絶縁部材により形成された足場形成用カバーを更に備えて成る請求項に記載の板金用引出し具。
JP2000041999A 2000-01-15 2000-01-15 板金用引出し具 Expired - Lifetime JP4355877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041999A JP4355877B2 (ja) 2000-01-15 2000-01-15 板金用引出し具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041999A JP4355877B2 (ja) 2000-01-15 2000-01-15 板金用引出し具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001198619A JP2001198619A (ja) 2001-07-24
JP4355877B2 true JP4355877B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=18565134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000041999A Expired - Lifetime JP4355877B2 (ja) 2000-01-15 2000-01-15 板金用引出し具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4355877B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113000628B (zh) * 2021-02-23 2022-10-25 北京鹏龙星徽汽车销售服务有限公司工会 一种智能化汽车检修前处理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001198619A (ja) 2001-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2855421B2 (ja) 板金用引出し具
JPH0584411U (ja) 板金用引出し具
JP5224922B2 (ja) 遊技盤のクランプ装置
JP5716889B2 (ja) 通電機構を有する板金用引出し具
CN102791433A (zh) 环钳
JP2017164830A (ja) チェーン分解機
US4921234A (en) Jaw extender for a beam clamp
JP4355877B2 (ja) 板金用引出し具
JP2006334672A (ja) クランプ式手工具
US4315422A (en) Bender employing socket wrench means
CN212553470U (zh) 通用性好的夹具
JP2018144185A (ja) ワイヤ矯正工具
JP2003025161A (ja) ピン挿入工具
JP2876402B2 (ja) 板金用引出し具
CN213004751U (zh) 一种多规格易换头钳子
CN223430740U (zh) 一种用于航空器多功能修复锤
CN213560766U (zh) 一种钢筋焊接辅助工具
CN211490390U (zh) 锁扣弹簧装配机
JPH07303920A (ja) 板金用引出し具
JPH07248292A (ja) スポット溶接強度確認装置
JP2005324232A (ja) 板金引出具
CN118242347A (zh) 固定装置
JP7350804B2 (ja) フレアツール用クランプ
JP2002086212A (ja) 板金加工具の補助具
JP3956219B2 (ja) 基板洗浄用ラック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4355877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150814

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term