JP4361072B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1〜4などに広ダイナミックレンジ化を実現する固体撮像装置が開示されているが、これらの固体撮像装置は高感度高S/N比を維持したままで広ダイナミックレンジ化を達成することが困難であり、この課題を解決するために特許文献5に記載の固体撮像装置が開発された。
特許文献5に記載の固体撮像装置においては、各画素のフォトダイオードから溢れた光電荷をフローティングディフュージョン及び静電容量素子に蓄積する構成となっており、光電子がフォトダイオードから溢れなかった場合にはフォトダイオード内の光電子で、溢れた場合にはフォトダイオード内の光電子とフォトダイオードから溢れた光電子を合わせて、各画素の信号を得る。
暗電流成分の発生場所は、例えば、トランジスタのゲート直下の界面や素子分離絶縁膜の側面、あるいはシリコン表面に空乏層が触れている部分などである。
ここで、蓄積トランジスタを構成するソース・ドレイン領域の少なくともいずれか一方において、半導体基板の活性領域に素子分離絶縁膜で区分された第1導電型の第1半導体層が形成され、素子分離絶縁膜の少なくとも側面を覆うように第1半導体層中に第1導電型の第2半導体層が形成され、第2半導体層と接合面が形成されるように、第1半導体層の表層部に第2導電型の第3半導体層が形成された構成となっており、前記固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層が前記素子分離絶縁膜の側面に到達しないように形成されている。
まず、素子分離絶縁膜を形成したときに素子分離絶縁膜の少なくとも側面を覆う形状となるように、半導体基板の第1導電型の第1半導体層中に第1導電型の第2半導体層を形成する。
次に、第1半導体層に、第2半導体層により少なくとも側面を覆われるようにして、活性領域を区分する素子分離絶縁膜を形成する。
次に、第2半導体層と接合面が形成されるように、第1半導体層の表層部に第2導電型の第3半導体層を形成する。
以上のようにして、蓄積トランジスタを構成するソース・ドレイン領域の少なくともいずれか一方を、固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層が素子分離絶縁膜の側面に到達しないよう構成とする。
本実施形態に係る固体撮像装置はCMOSイメージセンサであり、図1は1画素(ピクセル)分の等価回路図である。
各画素は、光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードPD、フォトダイオードPDからの光電荷を転送する転送トランジスタTr1、転送トランジスタTr1を通じて光電荷が転送されるフローティングディフュージョンFD、蓄積動作時に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を蓄積する蓄積容量素子CS、フローティングディフュージョンFDと蓄積容量素子CSのポテンシャルを結合または分割する蓄積トランジスタTr2、フローティングディフュージョンFDに接続して形成され、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタTr3、フローティングディフュージョンFD内の光電荷を電圧信号に増幅変換する増幅トランジスタTr4、および、増幅トランジスタに接続して形成され、画素を選択するための選択トランジスタTr5から構成されており、いわゆる5トランジスタ型のCMOSイメージセンサである。例えば、上記の5つのトランジスタはいずれもnチャネルMOSトランジスタからなる。
選択トランジスタTr5,駆動ラインφXについては、画素の選択、非選択動作ができるように、フローティングディフュージョンFDの電圧を適宜な値に固定できればよいから、それらを省略することも可能である。
フォトダイオードPD、蓄積容量素子CSおよび5つのトランジスタTr1〜Tr5を図のように配置し、さらにトランジスタTr1とトランジスタTr2の間のフローティングディフュージョンFDとトランジスタTr4のゲートを配線W1で接続し、さらにトランジスタTr2とトランジスタTr3の間の拡散層と蓄積容量素子CSの上部電極を配線W2で接続して、図1に示す本実施形態の等価回路図に相当する回路を実現することができる。
このレイアウトにおいて、転送トランジスタTr1のチャネルの幅は、フォトダイオードPD側で広く、フローティングディフュージョンFD側で狭くなるように形成されている。このため、フォトダイオードから溢れた電荷を効率よくフローティングディフュージョン側にオーバーフローさせることができる。一方、フローティングディフュージョンFD側で狭くすることで、フローティングディフュージョンFDの容量を小さくとることができ、フローティングディフュージョンFD中に蓄積した電荷に対する電位の変動幅を大きくとることができる。
例えば、n型シリコン半導体基板(n−sub)10にp型ウェル(p−well)11が形成されており、各画素および蓄積容量素子CS領域を区分するLOCOS法などによる素子分離絶縁膜(20,21,22)が形成され、さらに画素を分離する素子分離絶縁膜20の下方に相当するp型ウェル11中には、p+型分離領域12が形成されている。
p型ウェル11中にn型半導体領域13が形成され、その表層にp+型半導体領域14が形成され、このpn接合により電荷転送埋め込み型のフォトダイオードPDが構成されている。pn接合に適当なバイアスを印加して発生させた空乏層中に光LTが入射すると、光電効果により光電荷が生じる。
ここで、n型半導体領域13とn+型半導体領域15に係る領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜23を介してポリシリコンなどからなるゲート電極30が形成され、n型半導体領域13とn+型半導体領域15をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する転送トランジスタTr1が構成されている。
また、n+型半導体領域15とn+型半導体領域16に係る領域において、p型ウェル11上面に酸化シリコンなどからなるゲート絶縁膜24を介してポリシリコンなどからなるゲート電極31が形成され、n+型半導体領域15とn+型半導体領域16をソース・ドレインとし、p型ウェル11の表層にチャネル形成領域を有する蓄積トランジスタTr2が構成されている。
また、素子分離絶縁膜(21,22)で区分された領域において、p型ウェル11の表層に下部電極となるp+型半導体領域17が形成されており、この上層に酸化シリコンなどからなる容量絶縁膜25を介してポリシリコンなどからなる上部電極32が形成されており、これらから蓄積容量素子CSが構成されている。
また、転送トランジスタTr1のゲート電極30には駆動ラインφTが接続して設けられており、また、蓄積トランジスタTr2のゲート電極31には駆動ラインφSが接続して設けられている。
半導体基板のLOCOSなどの素子分離絶縁膜Iで囲まれた活性領域において、フォトダイオードPDに接続して転送トランジスタTr1が形成され、転送トランジスタTr1と直列に接続して蓄積トランジスタTr2が形成されている。
転送トランジスタTr1と蓄積トランジスタTr2の間の拡散層がフローティングディフュージョンFDである。また、蓄積トランジスタの他方の拡散層は、蓄積容量素子CSに接続され、以下CS拡散層と称する。
まず、フローティングディフュージョンFDについて説明する。
例えば、n型シリコン半導体基板の活性領域に形成されたp型ウェル(第1半導体層)11aにおいて、各画素および蓄積容量素子CS領域を区分するLOCOS法などによる素子分離絶縁膜40が形成されている。素子分離絶縁膜40の少なくとも側面を覆うように、p型ウェル11中に、p+型層(第2半導体層)42が形成されている。
また、p+型層42と接合面が形成されるように、p型ウェル11の表層部にn+型半導体領域(第3半導体層)15が形成されている。n+型半導体領域15は転送トランジスタTr1及び蓄積トランジスタTr2のソース・ドレインであって、画素のフローティングディフュージョンFDとなる。
第1絶縁膜46及び第2絶縁膜50を貫通して、n+型半導体領域15(FD)に達するようにコンタクトホールCHFDが形成され、コンタクトホールCHFDの開口領域における、n+型半導体領域15(FD)の表層にn+型コンタクト層51が形成され、その表面にチタンシリサイドなどのシリサイド層52が形成され、これに接続して導電層からなる配線33が形成されている。
空乏層Vは、pn接合であるp型ウェル11a及びp+型層42と、n+型半導体領域15との接合面からp側及びn側のそれぞれに延伸して形成される。
ここで、本実施形態の固体撮像装置においては、素子分離絶縁膜40の側面を覆うようにp+型層42が形成されているため、上記のように形成される空乏層Vが素子分離絶縁膜40の側面に到達しないように設計されている。
例えば、n型シリコン半導体基板の活性領域に形成されたp型ウェル11bにおいて、LOCOS法などによる素子分離絶縁膜41が形成され、p型ウェル11bのチャネル形成領域上にゲート絶縁膜43を介してゲート電極44が形成されている。ゲート電極44の両側部には、サイドウォール絶縁膜46aが形成されている。
ソース・ドレイン層47の表面及びゲート電極44の表面には、サリサイドと称せられる自己整合的に形成されたチタンシリサイドなどのシリサイド層(48,49)が形成されている。
増幅トランジスタを被覆して全面に酸化シリコンなどの絶縁膜50が形成され、不図示の領域でゲート電極44にコンタクトが形成されてフローティングディフュージョンFDに接続する配線33が接続される。また、増幅トランジスタのソース・ドレインにおいてもコンタクトが形成されている。
また、上記の第1絶縁膜46は、増幅トランジスタTr4を構成するサイドウォール絶縁膜46aと同じ絶縁材料で形成されている。
図7〜9は、固体撮像装置の製造工程を示す断面図である。図7〜9において、図面上左側の領域R1がフローティングディフュージョンの形成領域であり、右側の領域R2が増幅トランジスタの形成領域である。
一方、増幅トランジスタの形成領域R2においても、同様にn型シリコン半導体基板の活性領域に形成されたp型ウェル(第1半導体層)11bに素子分離絶縁膜41を形成する。さらに、p型ウェル11b上に、ゲート絶縁膜43及びゲート電極44をパターン形成する。
一方、増幅トランジスタの形成領域R2においては、ゲート電極44をマスクとしてn型の導電性不純物をイオン注入して、ゲート電極44の両側部におけるp型ウェル11b中に、LDD層45を形成する。
第1絶縁膜46は、増幅トランジスタの形成領域R2ではサイドウォール絶縁膜となる層である。
一方、フローティングディフュージョンの形成領域R1においてはレジスト膜などで保護しておくので第1絶縁膜46はエッチングされない。
その後に、全面にチタンなどの高融点金属を堆積させ、熱処理でシリコンが露出した領域に自己整合的にシリサイド層を形成するサリサイドプロセスにより、シリサイド層(48,49)を形成する。
一方、サリサイドプロセスにおいて、フローティングディフュージョンの形成領域R1は第1絶縁膜で保護され、シリコンは露出していないのでシリサイド層は形成されない。
さらに、コンタクトホールCHFD内に導電層を埋め込み、プラグとともに第2絶縁膜50上に配線33を形成して、図5に示す構成のCMOSセンサを製造することができる。
少なくとも、フローティングディフュージョンFDとCS拡散層のいずれかにおいて、好ましくは両者において、上記の構成とすることで、暗電流成分を抑制するという効果を得ることができる。
また、図11は図10中のA−BにおけるフローティングディフュージョンFDの断面図及び増幅トランジスタTr4の断面図である。
この場合には、製造工程においては、第1絶縁膜46と第2絶縁膜50とを一度のエッチングでこれらを貫通するコンタクトホールを開口することができないので、第1絶縁膜46に関しては、第1絶縁膜46を形成した後、コンタクトホールCHFDより径の大きい開口窓WFDを形成しておく。この上層に第2絶縁膜50を積層させる。
上記以外は、実質的に図4に示す固体撮像装置と同様の構成であり、同様の製造工程により製造できる。
フォトダイオードPDは相対的に浅いポテンシャルの容量CPDを構成し、フローティングディフュージョンFDおよび蓄積容量素子CSは相対的に深いポテンシャルの容量(CFD、CS)を構成する。
ここで、転送トランジスタTr1および蓄積トランジスタTr2はトランジスタのon/offに応じて2準位を取りうる。
図13(A)は、駆動ライン(φT,φS,φR)に印加する電圧を、on/offの2準位、φTについてはさらに(+α)で示す準位を加えた3準位で示したタイミングチャートである。
駆動ラインφTに印加する電圧はON/(+α)の2準位でもよいが、本例の如く3準位とした方がフローティングディフュージョンFDにおける最大信号電圧を大きく取ることができる。φTを2準位で駆動する場合、図13中のOFF準位を(+α)準位とすればよい。
このとき、図14(A)に示すように、φSがonとなっているのでCFDとCSが結合した状態となっており、リセット直後にはリセット動作に伴ういわゆるkTCノイズがCFD+CSに発生する。ここで、φN2をonとして、このCFD+CSのリセットレベルの信号をノイズN2として読み出す。
電荷の蓄積が開始すると、光電荷はまずCPDに蓄積していき、光電子がCPDを飽和させる量以上である場合には、図14(B)に示すように、φTを(+α)準位としてわずかに下げられた障壁を乗り越えて光電荷がCPDから溢れ、この画素のCFD+CSに選択的に蓄積されていく。
このようにして、光電子がフォトダイオードPDを飽和させる量以下である場合にはCPDのみに光電荷が蓄積し、光電子がフォトダイオードPDを飽和させる量以上である場合にはCPDに加えてCFDとCSにも光電荷が蓄積する。
図14(B)は、CPDが飽和しており、CPDに飽和前電荷QBが蓄積し、CFDとCSに過飽和電荷QAが蓄積している状態を示す。
ここで、CPDのポテンシャルがCFDよりも浅く、転送トランジスタの準位がCPDより深くなっているので、CPD中にあった飽和前電荷QBを全てCFDに転送する完全電荷転送を実現できる。
次に、時刻T3においてφTをoffに戻し、φS1+N1をonとして、CFDに転送された飽和前電荷QB から飽和前電荷信号S1を読み出す。但し、CFDには飽和前電荷QBと過飽和電荷の一部QA1の和の電荷が存在しており、実際に読みだされるのはS1+N1となる。図15(D)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
ここで、時刻T4においてφTをoffに戻し、φS1'+S2'+N2をonとして、CFD+CSに広がる飽和前電荷QB+過飽和電荷QAから飽和前電荷信号S1と過飽和電荷信号S2の和の信号を読み出す。但し、ここではCFD+CSノイズが乗っており、さらにCFD+CSに広がった電荷から読み取っていることから、実際に読みだされるのはS1’+S2’+N2(S1’とS2’はそれぞれCFDとCSの容量比率によって縮小変調されたS1とS2の値)となる。図15(E)は、φTをoffに戻す前の状態を示している。
図16は本実施形態のCMOSイメージセンサの全体の回路構成を示す等価回路図である。
複数個(図面上は代表して4個)の画素(Pixel)がアレイ状に配置されており、各画素(Pixel)には行シフトレジスタSRVで制御された駆動ライン(φT,φS,φR,φX)と、電源VDDおよびグラウンドGNDなどが接続されている。
各画素(Pixel)からは、列シフトレジスタSRHおよび駆動ライン(φS1+N1,φN1,φS1'+S2'+N2,φN2)で制御され、上述のように、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)、CFDノイズ(N1)、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)およびCFD+CSノイズ(N2)の4つの値がそれぞれのタイミングで各出力ラインに出力される。
ここで、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)とCFDノイズ(N1)の各出力端部分CTaは、以下に説明するようにこれらの差分を取ることから、差動アンプDC1を含む回路CTbをCMOSイメージセンサチップ上に形成しておいてもよい。
上記の出力から、飽和前電荷信号(S1)+CFDノイズ(N1)とCFDノイズ(N1)を差動アンプDC1に入力し、これらの差分を取ることでCFDノイズ(N1)をキャンセルし、飽和前電荷信号(S1)が得られる。飽和前電荷信号(S1)は、必要に応じて設けられるA/DコンバータADC1によりデジタル化してもよく、ADC1を設けずにアナログ信号のままでもよい。
一方、変調された飽和前電荷信号(S1’)+変調された過飽和電荷信号(S2’)+CFD+CSノイズ(N2)とCFD+CSノイズ(N2)を差動アンプDC2に入力し、これらの差分を取ってCFD+CSノイズ(N2)をキャンセルし、さらにアンプAPによりCFDとCSの容量比率によって復元して飽和前電荷信号(S1)と同じゲインに調整することで、飽和前電荷信号と過飽和電荷信号の和(S1+S2)が得られる。S1’+S2’+N2信号とN2信号は、差動アンプDC2に入力する前に、必要に応じて設けられるA/DコンバータADC2,3によりそれぞれデジタル化してもよく、あるいはADC2,3を設けずにアナログ信号のまま差動アンプDC2に入力してもよい。
S1’、S2’、α(CFDからCFD+CSへの電荷分配比)は以下の数式により表される。
S2’=S2×α (2)
α=CFD/(CFD+CS) (3)
これには、まず、S1をコンパレータCPに入力し、予め設定した基準電位V0と比較する。一方、S1とS1+S2はセレクタSEに入力され、上記のコンパレータCPの出力に応じて、S1とS1+S2のどちらかが選択されて出力される。基準電位V0はフォトダイオードPDの容量に応じて飽和する前の電位が選択され、例えば0.3V程度とする。
即ち、S1からV0を引いて負となれば、即ち、S1がV0よりも小さければ、フォトダイオードPDは飽和していないと判断され、S1が出力される。
逆に、S1からV0を引いて正となれば、即ち、S1がV0よりも大きければ、フォトダイオードPDは飽和していると判断され、S1+S2が出力される。
また、差動アンプDC1およびフレームメモリFM以降の回路については、取り扱うアナログデータが大きくなることから、差動アンプDC1およびフレームメモリFMに入力する前にA/D変換を行い、差動アンプDC1およびフレームメモリFM以降をデジタル処理することが好ましい。この場合、用いるA/Dコンバータの入力レンジに合わせて、予め不図示のアンプにより増幅しておくことが好ましい。
例えば、基準電位V0(例えば0.3V)として、これより低照度側では図8(A)で示される信号S1を用い、高照度側では図18(B)で示される信号S1+S2を用いる。
このとき、両グラフにおいて低照度領域にノイズNoiseが現れるが、これは信号S1の方が信号S1+S2よりも小さく、低照度側では信号S1を採用するのでノイズレベルを高くしてしまうという問題がない。
また、CFDの飽和電位は画素毎にばらつきを有しており、電荷数で1×104〜2×104程度でばらついているが、この領域に入る前にCFD+CSを用いた信号S1+S2に切り換えてしまうので、CFDの飽和電位のばらつきの影響を受けないで済むという利点がある。
また、例え基準電位V0がばらついても、基準電位の近傍一帯でCFDの電荷数とCFD+CSの電荷数は一致するので、基準電位付近においては、信号S1を用いても、信号S1+S2を用いても、問題はない。
ただし、容量CFD+CSを用いると、同じ光量を照射して同じ電荷数を得てもCSの分容量値が大きくなっているため、変換される電圧はその分低くなる。
例えば、上記のように基準電位0.3Vを超えるまでの低照度側ではCFDで表示したグラフの信号S1を用い、0.3Vを超える高照度側では、CFD+CSと表示したグラフの信号S1+S2に切り替えて用いる。
例えば、1画素あたりのトランジスタが5個のCMOSセンサについて説明しているが、これ以上の数のトランジスタを有するCMOSセンサにも適用可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことが可能である。
Claims (5)
- 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、
前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、
前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、
前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられ、蓄積動作時に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を少なくとも前記転送トランジスタを通じて蓄積する蓄積容量素子と、
前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割し、一方のソース・ドレイン領域が前記フローティングディフュージョンとなり、他方のソース・ドレイン領域が前記蓄積容量素子に接続する蓄積トランジスタと、
を有する画素が半導体基板にアレイ状に複数個集積されてなる固体撮像装置であって、
前記蓄積トランジスタを構成する前記ソース・ドレイン領域の少なくともいずれか一方において、
前記半導体基板の活性領域に形成され、素子分離絶縁膜で区分された第1導電型の第1半導体層と、
前記素子分離絶縁膜の少なくとも側面を覆うように前記第1半導体層中に形成された第1導電型の第2半導体層と、
前記第2半導体層と接合面が形成されるように、前記第1半導体層の表層部に形成された、前記ソース・ドレイン領域を構成する第2導電型の第3半導体層と、
を有し、
前記固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層が前記素子分離絶縁膜の側面に到達しないように形成されており、
前記画素に、増幅トランジスタ用ゲート電極が前記フローティングディフュージョンに接続され、前記増幅トランジスタ用ゲート電極の側部にサイドウォール絶縁膜が形成されている増幅トランジスタが形成されており、
前記蓄積トランジスタを構成する前記ソース・ドレイン領域の少なくともいずれか一方において、
前記第2半導体層及び前記第3半導体層の上層に形成された第1絶縁膜と、
前記第1絶縁膜の上層に形成された第2絶縁膜と、
前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜を貫通し、前記第3半導体層に達するように形成されたコンタクトホールと、
前記コンタクトホール内に前記半導体基板に接続して形成された導電層と、
を有し、
前記固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層の前記第2半導体層及び前記第3半導体層と前記第1絶縁膜との界面における端部が前記第1絶縁膜で被覆され、
前記第1絶縁膜が前記サイドウォール絶縁膜と同じ絶縁材料で形成されており、
前記第1絶縁膜に、前記コンタクトホールより径の大きな開口部が形成されており、
第2絶縁膜が複数の絶縁膜から構成されている、
固体撮像装置。 - 前記蓄積容量素子または前記フローティングディフュージョンに接続され、前記蓄積容量素子及び/または前記フローティングディフュージョン内の光電荷を排出するためのリセットトランジスタをさらに有する、
請求項1に記載の固体撮像装置。 - 前記増幅トランジスタに直列に接続され、選択トランジスタ用ゲート電極を有し、前記画素を選択するための選択トランジスタをさらに有し、
前記選択トランジスタ用ゲート電極の側部にも前記サイドウォール絶縁膜が形成されている、
請求項1または2に記載の固体撮像装置。 - 光を受光して光電荷を生成および蓄積するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから光電荷を転送する転送トランジスタと、前記転送トランジスタを通じて前記光電荷が転送されるフローティングディフュージョンと、前記転送トランジスタを介して前記フォトダイオードに接続して設けられ、蓄積動作時に前記フォトダイオードから溢れる光電荷を少なくとも前記転送トランジスタを通じて蓄積する蓄積容量素子と、前記フローティングディフュージョンと前記蓄積容量素子のポテンシャルを結合または分割し、一方のソース・ドレイン領域が前記フローティングディフュージョンとなり、他方のソース・ドレイン領域が前記蓄積容量素子に接続する蓄積トランジスタとを有する画素が半導体基板にアレイ状に複数個集積されてなり、前記画素に、増幅トランジスタ用ゲート電極が前記フローティングディフュージョンに接続され、前記増幅トランジスタ用ゲート電極の側部にサイドウォール絶縁膜が形成されている増幅トランジスタがさらに形成されている、固体撮像装置の製造方法であって、
前記半導体基板の第1導電型の第1半導体層に活性領域を区分する素子分離絶縁膜を形成する工程と、
前記素子分離絶縁膜の少なくとも側面を覆う形状となるように、前記第1半導体層中に前記素子分離絶縁膜に接して第1導電型の第2半導体層を形成する工程と、
前記第2半導体層と接合面が形成されるように、前記第1半導体層の表層部に、前記ソース・ドレイン領域を構成する第2導電型の第3半導体層を形成する工程と、
を有し、
前記蓄積トランジスタを構成する前記ソース・ドレイン領域の少なくともいずれか一方を、前記固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層が前記素子分離絶縁膜の側面に到達しないように形成し、
第3半導体層を形成する工程の後に、
前記第2半導体層及び前記第3半導体層の上層に第1絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜の上層に第2絶縁膜を形成する工程と、
前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜を貫通し、前記第3半導体層に達するようにコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホール内に、前記半導体基板に接続して導電層を形成する工程と、
をさらに有し、
前記第1絶縁膜を形成する工程において、前記増幅トランジスタの形成領域において前記サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜を同時に形成し、
前記固体撮像装置の駆動時に前記接合面から延伸する空乏層の前記第2半導体層及び前記第3半導体層と前記第1絶縁膜との界面における端部が前記第1絶縁膜で被覆された構成とし、
前記第1絶縁膜を形成する工程の後、前記第2絶縁膜を形成する工程の前に、前記コンタクトホールの開口領域を含む前記コンタクトホールより径の大きい開口部を前記第1絶縁膜に形成する工程をさらに有し、
前記第2絶縁膜を形成する工程において、複数の絶縁膜を形成して前記第2絶縁膜とする、
固体撮像装置の製造方法。 - 前記増幅トランジスタに直列に接続され、選択トランジスタ用ゲート電極を有し、前記画素を選択するための選択トランジスタをさらに有する固体撮像装置の製造方法であって、
前記第1絶縁膜を形成する工程において、前記選択トランジスタの形成領域においても前記サイドウォール絶縁膜となる絶縁膜を同時に形成する、
請求項4に記載の固体撮像装置の製造方法。
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