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JP4361472B2 - 製本装置 - Google Patents
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JP4361472B2 - 製本装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製本装置、特に、複数枚の単位用紙(例えば、連続用紙をカットしてなる単位用紙)を所定箇所で糊により接着して冊子を作成する、製本装置に関するものである。
この種の製本装置として、下記特許文献1〜3に記載のものがある。これらの技術は、いずれも、複数枚の単位用紙を連続して搬送するとともに、搬送された単位用紙を順次積層し、積層された所望枚数の単位用紙を、重ね合わせ面の所定箇所に塗布された糊で互いに接着することにより、冊子を作成するものである。
特許文献1〜3では、搬送過程において、表紙以外の単位用紙の表面(上面)に糊を塗布するようになっている。そして、積層過程では、単位用紙を上下方向に積層する方法(特許文献1、2)と、単位用紙を縦向きにして搬送方向前後に積層する方法(特許文献2,3)のいずれかが採用されている。
特許第2934569号公報 特許第3079505号公報 特開平11−245538号公報
特許文献1は、図9に示すように、積層過程において、搬送された単位用紙12を順次上へ上へと積み重ねるようになっている。一方、糊Nは、表紙Pf以外の単位表紙12の上面に塗布されるため、冊子を作成するには、単位用紙の搬送の順序を、最終頁Prから表紙Pfへの順にしなければならない。このため、例えば、印刷装置から送られた用紙を製本する場合、当該印刷装置における印刷順も逆にしなければならないという不都合があった。
また、特許文献1の技術では、積層された単位用紙12を接着するために、単位用紙を上から押圧するプレス板Dを必要としており、これにより構造が複雑になるとともに、製本された冊子を積層位置から取り出すためには、機械全体を停止させなければならない。
更に、単位用紙12が順次上方に積層されることによって、複数の冊子が積み重なった状態で作成されていくが、この冊子を積層位置から取り出す場合には、上から順に、すなわち、新しく作成された冊子から取り出さなければならず、最初に作成されたものが後に残ってしまうという不都合があった。
特許文献2には、積層過程において、搬送された単位用紙を順次上方に積層する方法(図9)と、搬送方向前後に積層する方法(図10)との両方が開示されており、上方に積層する方法は、特許文献1と略同様の不都合がある。
図10に示すように、単位用紙12を搬送方向に積層する場合、搬送された単位用紙を、表面が搬送方向前側に向くように縦向きにし、その後方に順次積層するようになっているため、搬送順序を、表紙Pfから最終頁Prへの順にすることができ、上記のような問題は生じない。
しかし、用紙を縦向きにするための機構、具体的には、多数の羽根を放射状に備えると共に、水平に送られた単位用紙を羽根間に挿入し、回転することによって単位用紙を縦向きにする羽根車を必要としている。また、羽根車は、積層された単位用紙を接着のために搬送方向後側から押圧するためにも必要であり、かかる羽根車を備えることによって、部品点数が増大し、構造が非常に複雑となる。
また、この技術では、縦向きとされた単位用紙の表面(搬送方向前面)をストッパSにより支持し、単位用紙の積層量が増えるに従い、ストッパSを矢印方向Qに移動させるようにしている。このようなストッパSを必要とすることで、構造が複雑になるとともに、単位用紙の搬送とストッパSの移動とを同期させなければならず、この同期は搬送スピードが速くなるほど困難である。また、積層量に応じてストッパSの位置を制御しているため、運転中に、製本された冊子を取り出すことができず、一旦、装置を完全に停止しなければならない。また、冊子を取り出したあと再度製本を始めるには、ストッパSを初期位置に設定し直さなければならないという欠点があった。
特許文献3は、単位用紙を縦向きにして搬送方向前後に積層している点で特許文献2と同じであるが、縦向きにする方法として、搬送コンベアを水平から垂直に屈曲させている。このため、上記羽根車を備えることによる不都合は生じないが、その他の不都合は同様に生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、単位用紙を積層状態で接着するときに、羽根車やプレス板等の押圧機構など、複雑な機構を必要とすることなく、部品点数の少ない簡単な構造で製本が行えるようにすることを目的とする。また、単位用紙を、表紙から最終頁への順番で搬送でき、さらに、作成した冊子を、装置を止めることなく作成順に取り出せるようにすることを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数枚の単位用紙を連続して搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された単位用紙を上下方向に順次積層し、且つ、積層された所望枚数の単位用紙を、重ね合わせ面の所定箇所に塗布された糊によって互いに接着することにより冊子を作成する、積層手段と、を備えている製本装置において、単位用紙に対する糊の塗布が、前記搬送手段による単位用紙の搬送時に、単位用紙上面に行われ、前記積層手段に先に搬送された単位用紙の下側に、上面に糊の塗布が行われた次の単位用紙を搬送することによって、単位用紙を順次下方に積層し、前記先に搬送された単位用紙と前記次の単位用紙とを接着させることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段を有し、前記糊塗布手段が、単位用紙の搬送方向に対して直交する方向において、前記搬送手段の外方に設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記積層手段は、前記搬送手段の搬送方向終端部に位置し、単位用紙を載置する載置部を有しており、前記搬送手段は、前記載置部の搬送方向上流側の位置に、下方から単位用紙を前記載置部に搬送するように、載置部に相対して傾斜した搬送部を有していることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、単位用紙が載せられていない前記積層手段上に、又は、前記積層手段に載せられた単位用紙上に載置されるとともに、単位用紙が載せられていない前記積層手段上に載置されたときに、1枚目の単位用紙がその下側に搬送されることによって当該単位用紙を上から押さえる、押さえ部材を備えることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記積層手段は、単位用紙の幅方向の載置位置を規制する横位置規制部と、単位用紙の搬送方向前後の載置位置を規制する縦位置規制部と、を有しており、前記横位置規制部は、積層された単位用紙全体を位置規制する横規制部材を有し、前記縦位置規制部は、積層された単位用紙全体の搬送方向後側を位置規制する後規制部材と、載置された単位用紙の搬送方向前側を位置規制する前規制部材と、を有し、前記前規制部材の高さが、前記横規制部材及び前記後規制部材よりも低く形成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段と、単位用紙に設けた識別部を検出する読み取り手段と、を備え、前記糊塗布手段が、読み取り手段による前記識別部の検出に基づいて制御され、前記識別部が、作成する冊子の枚数情報を含んでいることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記積層手段上の単位用紙が所定の積層量に達したことを検出する積層量検知手段と、該積層量検知手段の検出に基づき単位用紙が所定の積層量に達したことを報知する報知手段と、前記積層量検知手段による検出状態が所定時間以上経過したときに、製本装置を停止する停止手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、搬送手段で搬送された単位用紙を積層手段で順次下方に積層することによって、次の効果を奏する。
(1)積層手段に送られた単位用紙には、既に積層されている単位用紙の重量がかかるため、プレス装置等の押圧機構がなくても接着が促進される。
(2)単位用紙の表面に糊を塗布した場合でも、冊子の表紙から最終頁の順で単位用紙を搬送することができる。
(3)積層手段において作成した冊子を、装置を止めることなく、上から作成順に取り出すことが可能になる。
請求項2の発明によれば、単位用紙の上面に糊を塗布した場合でも、冊子の表紙から最終頁の順で単位用紙を搬送することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明を簡単な構造で好適に実現できる。
請求項4の発明によれば、積層手段に一枚目の単位用紙を搬送するとき、当該単位用紙が押さえ部材により押さえられるので、勢い等で捲れ上がることを防止でき、2枚目以降の単位用紙を搬送したときは、押さえ部材の重量で単位用紙の接着を促進できる。
請求項5記載の発明によれば、積層手段上で作成された冊子を、横規制部材及び後規制部材よりも低く形成された前規制部材側から、容易に取り出すことができる。
請求項6記載の発明によれば、製本する冊子の頁数が一定でなく冊子ごとに異なる場合等に、識別部に含まれた冊子の枚数情報を検出することで、糊を塗布すべき単位用紙を簡単に判断することができる。
請求項7の発明によれば、積層量検知手段及び報知手段によって、所定の積層量に達したことをオペレータに知らせることができるので、冊子が積層手段に過剰に積層される前に冊子を取り出すことが可能となる。仮に、オペレータが冊子を取り出さなかった場合には、停止手段によって製本装置を停止することで、積層手段に冊子が過剰に積層されるのを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる製本装置10の側面断面図であり、該製本装置10は、用紙の供給装置11に隣接して配置されている。
本実施形態の供給装置11は、単位用紙12が連なった連続用紙13を単位用紙12ごとに折りたたんだ状態でセットし、この連続用紙13を引き出しながら、幅方向両側の送り孔用マージンをミシン目で破断し、装置上部の破断部14によって、幅方向に延びるミシン目で単位用紙12ごとに破断するようになっている。そして、供給装置11によって形成された複数枚の単位用紙12は、製本装置10に向けて順次連続的に供給されるようになっている。
製本装置10は、供給された複数枚の単位用紙12を受け取って連続的に搬送する搬送手段16と、搬送された単位用紙12を順次上下方向に積層する積層手段15と、搬送の過程で、所定の単位用紙12の所定箇所に糊を塗布する糊塗布手段17と、を備えており、これらは、装置フレーム18の上部に配置され、図示しない制御装置により動作制御される。図中Xは、単位用紙12の搬送方向Xを示す。装置フレーム18上部には操作盤26が設けられており、操作盤26を介して各種の設定入力が行えるようになっている。
また、製本装置10は、積層手段15上の単位用紙12の積層量を検出する積層量検知手段19(図4)と、該積層量検知手段19の検出を報知する報知手段(図示略)と、積層量検知手段19による検出状態が所定時間以上続いたときに、製本装置10を停止する停止手段(図示略)と、を備えている。
〔搬送手段16の構成〕
図2は、製本装置10の平面図であり、図1及び図2に示すように、搬送手段16は、供給装置11から単位用紙12を受け取る第1搬送部22と、この第1搬送部22から単位用紙12を受け取り、積層手段15に搬送する第2搬送部23と、を備えている。
第1搬送部22は、上側搬送具24と下側搬送具25とを備え、各搬送具24,25は、複数のローラ20にベルトを掛け渡してなる左右一対のベルトコンベアを備えている。単位用紙12は、上側搬送具24と下側搬送具25の間に挟まれた状態で搬送される。
図3は、搬送手段(第2搬送部)及び積層手段15を拡大して示す側面図である。第2搬送部23は、上側搬送具27と下側搬送具28とを備え、各搬送具27,28は、複数のローラ20にベルトを掛け渡してなる左右一対のベルトコンベアを備えている。単位用紙12は、上側搬送具27と下側搬送具28の間に挟まれた状態で搬送される。
図2に示すように、各搬送具24,25,27,28におけるベルトコンベアのローラ20は、装置フレーム18の左右側板29間に架設された軸21に支持されている。また、図1に示すように、第1搬送部22は、その下方に配設された第1モータ30の出力により駆動され、第2搬送部23は、第2モータ31の出力により駆動されるようになっている。第1搬送部22と第2搬送部23との間には、単位用紙12の跳ね上がりを防止して、受け渡しを円滑にするガイド板52が設けられている。
図3に示すように、第2搬送部23は、下側搬送具28が、上側搬送具27よりも搬送方向X前側(下流側)に長く延長されており、この延長部分が後述する積層手段15の載置部32を構成している。また、上側搬送具27のベルトコンベアは、下側2つ、上側1つの3角配置された3つのローラ20A,20B,20Cにベルトを巻回することによって構成されている。この3つのローラのうち、搬送方向後側のローラ20Cは、第2モーター31により回転される軸21Cに固定された駆動ローラであり、他の2つのローラ20A,20Bは従動ローラであって、それぞれ軸21A,21Bに相対回転自在に支持されている。
第2搬送部23は、搬送方向後部の略水平な水平搬送部33と、搬送方向前部の、搬送方向下流側が高位となるように傾斜した傾斜搬送部34とを有しており、水平搬送部33は、積層手段15の載置部32よりも低位置に配置され、傾斜搬送部34は、水平搬送部33と載置部32とに連なるように傾斜配置されている。載置部32は略水平姿勢に配置されているため、傾斜搬送部34は、載置部32に対して相対的に傾斜している。傾斜搬送部34の傾斜は、上側搬送具27の下前側ローラ20Bで、下側搬送具28のベルトを押し下げることによって、下側搬送具28の中間ローラ20Dとの間に形成されている。
〔糊塗布手段17の構成〕
図1及び図2に示すように、糊塗布手段17は、搬送手段16の第1搬送部22に対応して設けられており、糊を噴射するノズル部35と、搬送された単位用紙12を検出する用紙検出センサー36とを有している。ノズル部35は、単位用紙12の幅方向(搬送方向Xに直交する方向)の一側部に対応して配置され、単位用紙12の上面に、搬送方向Xに沿って線状、点線状、点状等に糊を塗布するようになっている。ノズル部35は、単位用紙12から上方に離れた位置から糊を噴射して塗布するものや、単位用紙12に接触した状態で糊を塗布するもの等を採用することができる。
用紙検出センサー36は、反射式のフォトセンサーが採用されており、ノズル部35とは反対側の、単位用紙12の幅方向他側部に対応して配置されている。そして、ノズル部35は、用紙検出センサー36が単位用紙12を検出している間だけ糊を噴射する制御手段によって制御されている。
本実施形態では、2つの用紙検出センサー36が、ノズル部35を搬送方向Xに挟むように配置されている。そして、ノズル部35は、両方の用紙検出センサー36が単位用紙12を検出している間だけ糊を噴射するようになっている。
図6は、製本装置により単位用紙12を搬送し、積層して冊子Bを作成する様子を概略的に示した斜視図である。製本装置10は、冊子Bの表紙Pfとなる単位用紙12には糊Nを塗布せず、次頁以降の単位用紙12の上面に糊Nを塗布し、これらを積層することによって1冊分の単位用紙12を接着するようになっている。
この表紙Pfとなる単位用紙12を判断するため、上記用紙検出センサー36は、単位用紙12の通過を検出することによって、搬送した単位用紙12の数をカウントするためにも用いられている。そして、予め設定された冊子Bの頁数と、カウントした枚数とによって、表紙Pfとなる単位用紙12を判断し、表紙Pfの単位用紙12に対して糊Nを塗布しないように、ノズル部35を制御するようになっている。なお、一冊の冊子の枚数は、操作盤26により設定入力可能である。
また、製本する冊子Bの頁数が一定でなく、冊子ごとに異なる場合には、表紙Pf以外の単位用紙12にマークMを設けておき、ノズル部35よりも搬送方向上流側に設けた読み取りセンサ37でマークMを検出し、その検出に基づいて当該単位用紙12に糊を噴射するように、ノズル部35を制御するようになっている。マークMは表紙Pfの単位用紙12に設けてもよく、この場合、マークMが検出されなかった単位用紙12のみに糊を塗布すればよい。
また、マークM(識別部)は、バーコードやICタグ等により構成することができ、この場合、冊子の枚数(頁数)情報を含ませることができる。そして、読み取りセンサ37によるマークMの検出で得られた枚数情報に応じて、糊を塗布すべき単位用紙を判断し、ノズル部35を制御することができる。
〔積層手段15の構成〕
図4は、図3のIV-IV矢視図である。図2乃至図4に示すように、積層手段15は、搬送手段16によって搬送された単位用紙12を載置する載置部32と、載置部32上の単位用紙12をガイドして所定の位置に位置決めする位置規制部40,41とを有している。
載置部32は、第2搬送部23から搬送された単位用紙12を下側から支持しつつ、搬送方向Xに送る搬送支持具38を備えている。この搬送支持具38は、第2搬送部23の下側搬送具28をそのまま搬送方向下流側に延長することにより構成されている。したがって、搬送支持具38は、左右一対のベルトコンベアにより構成され、搬送手段16の搬送方向終端部に位置し、搬送手段16の第2搬送部23に隣接している。また、搬送支持具38は略水平姿勢に配置されており、第2搬送部23の傾斜搬送部34に相対して傾斜している。
載置部32は、さらに、搬送支持具38以外の位置で単位用紙12を下側から支持する受けローラ39を備えており、該受けローラ39は、搬送支持具38のローラを支持する軸やその他の軸に、複数設けられている。
搬送手段16により搬送された単位用紙12は、搬送支持具38に受け渡され、位置規制部40,41により規制された位置で停止して、そのまま搬送支持具38及び受けローラ39上に載置されるようになっている。そして、単位用紙12は、載置部32上で積層されることによって、所定の枚数が重ね合わせ面に塗布された糊Nにより接着されるようになっている。
位置規制部40,41は、載置部32上の単位用紙12の幅方向の位置を規制する横位置規制部40と、搬送方向前後の位置を規制する縦位置規制部41とを備えている。横位置規制部40は、専ら載置部32上に搬送されてきた単位用紙12の幅方向の位置を規制するガイドローラ(第1横規制部材)42と、載置部32上に積層された単位用紙12全体の幅方向位置を規制するガイドロッド(第2横規制部材)43と、を有している。
図2に示すように、ガイドローラ42は、単位用紙12の幅方向両端の搬送方向前後に対応して合計4つ設けられており、搬送支持具38を構成するベルトコンベアの軸21Dに取り付けられ、軸21Dとともに回転する。各ガイドローラ42は、単位用紙12に対向する外周縁44がテーパー状にカットされている。
糊噴射用のノズル部35とは反対側の、単位用紙12の幅方向一方側に配置された2つのガイドローラ42は、図2の2点差線で示すように、単位用紙12の幅に応じて軸21Dに沿って位置調整自在に設けられている。ノズル部35とは反対側のガイドローラ42を位置調整自在とすることによって、糊の塗布位置を変えずに単位用紙12の幅に対応できるようになっている。ただし、ノズル部35側のガイドローラ42を単位用紙12の幅方向に位置調整自在に構成してもよく、この場合、ノズル部35を同様に位置調整自在に構成すればよい。
ガイドロッド43は、丸棒(角棒、丸パイプ、角パイプ等であってもよい)により構成され、単位用紙12の幅方向両側にそれぞれ1つずつ設けられている。各ガイドロッド43は、上下方向(単位用紙12の積層方向)に沿って配置され、単位用紙12の搬送方向の前後中間位置に対応して、前後のガイドローラ42間に設けられている。ガイドロッド43の長さは、上端が、単位用紙12の最大積層量に応じた位置に配置され、下端が、載置部32上の最下位の単位用紙12に対応した位置に配置されるように、設定されている。
縦位置規制部41は、載置部32上の単位用紙12の搬送方向前側を位置規制するストッパ板(前規制部材)45と、同後側を位置規制する後支持ロッド(後規制部材)46と、を有している。ストッパ板45は、単位用紙12の幅方向に沿って立設された板材であり、図3に示すように、装置フレーム18に対して、単位用紙12の搬送方向に位置調整自在に設けられている。ストッパ板45は、上記ガイドロッド43及び後支持ロッド46により設定される単位用紙12の最大積載量よりも低く形成されている。
後支持ロッド46は、上下方向に沿って配置された丸棒からなり(角棒、丸パイプ、角パイプ等であってもよい)、第2搬送部23の上側搬送具27の左右両側に配置され、上側搬送具27のベルトコンベアの軸21A,21Bにボルト等により固定されている。
この後支持ロッド46は、下端が、載置部32上の最下位の単位用紙12に対応する位置であって、搬送手段16からの単位用紙12の通過に支障がない位置に配置され、上端が、単位用紙12の最大積層量に対応した位置に配置されるように、長さが設定されており、実質的に上記ガイドロッド43と略同じ長さとなっている。
図3に示すように、縦横位置規制部41,40によって位置規制された状態で載置部32に載置された単位用紙12は、その搬送方向Xの後端部が載置部32から後方に突出するようになっている。そして、単位用紙12の後端部と第2搬送部23の傾斜搬送部34との間には空間(挿入空間)Sが形成されている。図5は、搬送部から載置部への単位用紙の移動状態を説明する概略側面図であり、第2搬送部23により搬送された単位用紙12は、水平搬送部33から傾斜搬送部34に移行したときに空間S内で斜め上方に向けられ、載置部32上に先に搬送された最下位の単位用紙12の下側に挿入されるようになっている。
図3に示すように、前記載置部32には、載置部上の単位用紙12を上から押さえる押さえ部材50が設けられている。この押さえ部材50は、単位用紙12と略同じ大きさの板材により形成されている。本実施形態では、アクリル等の樹脂材により透明に形成されており、押さえ部材50の下方の様子を視認できるようになっている。押さえ部材50の上面には、門型の取手51が設けられている。
〔積層量検知手段19、報知手段及び停止手段の構成〕
積層量検知手段19は、図4に示すように、左右のガイドロッド43の上部に設けられた検知センサー47を備えている。検知センサー47は、透過型、反射型等のフォトセンサーであり、載置部32上の単位用紙12の積層量が所定に達したときに単位用紙12を検出するようになっている。
報知手段は、検知センサー47によって単位用紙12を検出したときに、その検出信号に基づいてオペレータにそのことを報知する機能を有する。この報知手段は、ライトやブザー等により、視覚的、聴覚的に報知する構成にすることができる。
停止手段は、報知手段による報知後、オペレータが載置部32上から冊子を取り出さず、検知センサー47による検出状態が所定時間以上続くと、製本装置10を自動停止する機能を有する。
〔製本装置10による製本動作の説明〕
以下、上記構成の製本装置10の製本動作について説明する。運転開始前、製本装置10の載置部32は空の状態であり、該載置部32には、押さえ部材50のみを載置しておく。この際、押さえ部材50の後端部は、載置部32から後方に突出している。
運転を開始すると、供給装置11(図1)において、連続用紙13が破断されることによって形成された単位用紙12が、連続的に製本装置10に供給される。製本装置10では、供給された単位用紙12が搬送手段16の第1搬送部22によって受け取られ、さらに搬送されるとともに、用紙検出センサー36(図6)の検出に基づいて、糊塗布用のノズル部35から糊が噴射され、表紙Pf以外の単位用紙12の上面に塗布される。図6では、単位用紙4枚を1組とした冊子Bを作成する状態を示しており、単位用紙12は、表紙Pfから最終頁Prの順で搬送され、表紙Pf以外の単位用紙12の上面に糊Nが塗布されている。
第1搬送部22から第2搬送部23に受け渡された1枚目の単位用紙12は、図5に示すように、傾斜搬送部34によって斜め上方に指向しながら、載置部32上に搬送される。この際、単位用紙12は、載置部32上の押さえ部材50の下側に挿入される。したがって、単位用紙12が搬送の勢い等で上方に捲れ上がることがなく、高速での単位用紙12の搬送を可能にしている。
図2に示すように、単位用紙12は、横位置規制部40によって幅方向に位置規制されながら搬送支持具38により搬送され、ストッパ板45に当たったところで停止する。ガイドローラ42は、搬送支持具38とともに回転するため、単位用紙12の幅方向両側をスムーズにガイドすることができ、ガイドローラ42の外周縁44がテーパーカットされているため、単位用紙12がガイドローラ42に引っ掛かることが少なくなっている。
押さえ部材50は、少なくとも数枚目の単位用紙12が載置部32に載置された後はいつでも取り外すことができる。
次の単位用紙12は、直前に載置部32上に搬送された単位用紙12の下側に挿入され、その後、下へ下へと順次単位用紙12が積層される。したがって、2枚目以降の単位用紙12も上方に捲れ上がることなく積層される。
載置部32上に積層された単位用紙12は、上位の単位用紙12の重量により、又は押さえ部材50の重量によって、互いの重ね合わせ面で糊により接着され、冊子が作成される。図6では、単位用紙4枚を一組とした冊子Bが、載置部32上で作成されている。このとき表紙Pfが上に最終頁Prが下になっている。
載置部32上には、単位用紙12が順次下方に積層されるため、搬送された直後の単位用紙12に対して最も荷重がかかるようになっている。運転開始当初の積層量が少ないときは、単位用紙12自体の重量は小さいが、押さえ部材50の重量が加わり、ある程度積層されたあとは、押さえ部材50がなくても単位用紙12自体の重量によって荷重がかかる。したがって、全ての単位用紙12に接着に必要なある程度の荷重を与えることができ、プレス等の押圧装置は不要で、構造の簡素化が可能になっている。
また、載置部32に載置した単位用紙12の搬送方向X後端部を第2搬送部23側に突出させ、第2搬送部23(傾斜搬送部34)を載置部32に相対して傾斜させていることで、簡単な構成により、単位用紙12を順次下方に積層することができるようになっている。
載置部32上で作成された冊子の上方は、押さえ部材50を取り外すことによって開放されるため、上側の冊子から取り出すことができるようなっている。また、載置部32上には、先に作成された冊子が上側に、後に作成された冊子が下側に積層されるため、作成した順番で冊子を載置部32から取り出すことができる。また、単位用紙12が下方に順次積層されるため、冊子を取り出すときに製本装置10の運転を停止する必要もない。
ストッパ板45は、少なくとも最下位の単位用紙12の位置規制を行えばよいため、低く形成することができ、低く形成することによって、作成された冊子を搬送方向Xの前方へ取り出しやすくなっている。
図4に示すように、載置部32上に、作成された冊子が貯まっていき、所定以上に積層された場合は、積層量検知手段19の検知センサー47によって検出され、報知手段によってオペレータに報知される。したがって、オペレータは、載置部32上に冊子が過剰に積層される前に、載置部32から冊子を取り出すことができる。
報知手段による報知がなされたにも関わらず、冊子が取り出されない場合、停止手段によって製本装置10が停止する。これによって、載置部32上に冊子が過剰に積層されるのを防止できる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように変更することができる。
(1)図7は、第2搬送部23と載置部32との配置を変更した他の実施形態であり、第2搬送部23が、載置部32に対して相対的に傾斜しているが、略水平に配置され、載置部32が搬送方向前方が低位となるように傾斜している。載置部32上の単位用紙12の搬送方向後端部は、載置部32から後方に突出し、単位用紙12の後端部と第2搬送部23の下側搬送具28との間に空間Sが形成されている。第2搬送部23で搬送された単位用紙12は、載置部32上の最下位の単位用紙12の下側に挿入されるようになっている。
(2)図8も、第2搬送部23と載置部32との配置を変更した他の実施形態であり、第2搬送部23が、搬送方向前方が上位となるように傾斜し、載置部32が、搬送方向前方が低位となるように傾斜している。載置部32上の単位用紙12の搬送方向後端部は、載置部32から後方に突出し、単位用紙12の後端部と第2搬送部23の下側搬送具28との間には空間Sが形成されている。第2搬送部23で搬送された単位用紙12は、載置部32上の最下位の単位用紙12の下側に挿入されるようになっている。
(3)図7及び図8に示すように、第2搬送部23の上側搬送具27は、搬送方向前後の2つのローラ20にベルトを巻回したベルトコンベアで構成することができる。
(4)横位置規制部40のガイドローラ42(図2)は、搬送方向Xに沿って配置された板材等により構成することができ、ガイドロッド43、後支持ロッド46も、同様に板材等により構成することができる。ストッパ板45は、単位用紙12の全幅に対応するように幅方向に長く形成されているが、幅方向に短いものを複数並設することにより構成することができる。また、板材に限らず、ロッド等により構成することができる。
(5)搬送手段16は、第1搬送部22と第2搬送部23とに分離されているが、一つに連続した搬送部として構成することができる。また、第2搬送部23の下側搬送具28と、搬送手段16の載置部32とは、同一のベルトコンベアにより構成されているが、これらを別体で構成することができる。載置部32の搬送支持具38は、ベルトコンベアではなくローラコンベアで構成することができる。載置部32は、軸上で遊転する遊転ローラにより構成してもよい。
(6)押さえ部材50は必ずしも必要ではなく、単位用紙12の搬送速度が速い場合のみに用いるようにしてもよい。
(7)製本装置10に単位用紙12を供給する供給装置11として、上記実施形態では、連続用紙13を単位用紙12ごとにミシン目で破断するものとなっているが、連続用紙13ではなく単体のシートをミシン目で破断、又はカッターで切断することによって単位用紙12を形成し、この単位用紙12を製本装置10に供給するものであってもよい。また、上記特許文献3に記載のように、連続用紙を幅方向中央で切断するとともに、幅方向両側の連続用紙を重ね合わせて接着し、これを単位用紙ごとに破断して供給する形式のものであってもよい。
本発明は、税金の納付通知書等の糊綴じされた伝票を作成するための製本装置として有効に利用できる。
本発明の実施形態にかかる製本装置の側面断面図である。 製本装置の平面図である。 搬送手段(第2搬送部)及び積層手段を拡大して示す側面図である。 図3のIV-IV矢視図である。 搬送部から載置部への単位用紙の移動状態を説明する概略側面図である。 製本装置により単位用紙を搬送し、積層して冊子を作成する様子を概略的に示した斜視図である。 他の実施形態に係る搬送部及び載置部の概略側面図である。 他の実施形態に係る搬送部及び載置部の概略側面図である。 従来技術に係る、単位用紙を搬送し積層して冊子を作成する様子を概略的に示した斜視図である。 従来技術に係る、単位用紙を搬送し積層して冊子を作成する様子を概略的に示した斜視図である。
符号の説明
10 製本装置
12 単位用紙
15 積層手段
16 搬送手段
17 糊塗布手段
19 積層量検知手段
32 載置部
34 傾斜搬送部
37 読み取りセンサ
40 横位置規制部
41 縦位置規制部
42 ガイドローラ(第1横規制部材)
43 ガイドロッド(第2横規制部材)
45 ストッパ板(前規制部材)
46 後支持ロッド(後規制部材)

Claims (7)

  1. 複数枚の単位用紙を連続して搬送する搬送手段と、
    該搬送手段により搬送された単位用紙を上下方向に順次積層し、且つ、積層された所望枚数の単位用紙を、重ね合わせ面の所定箇所に塗布された糊によって互いに接着することにより冊子を作成する、積層手段と、を備えている製本装置において、
    単位用紙に対する糊の塗布が、前記搬送手段による単位用紙の搬送時に、単位用紙上面に行われ、
    前記積層手段に先に搬送された単位用紙の下側に、上面に糊の塗布が行われた次の単位用紙を搬送することによって、単位用紙を順次下方に積層し、前記先に搬送された単位用紙と前記次の単位用紙とを接着させる、ことを特徴とする、製本装置。
  2. 単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段を有し、
    前記糊塗布手段が、単位用紙の搬送方向に対して直交する方向において、前記搬送手段の外方に設けられている、請求項1記載の製本装置。
  3. 前記積層手段が、前記搬送手段の搬送方向終端部に位置し、単位用紙を載置する載置部を有しており、
    前記搬送手段が、前記載置部の搬送方向上流側の位置に、下方から単位用紙を前記載置部に搬送するように、載置部に相対して傾斜した搬送部を有している、請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 単位用紙が載せられていない前記積層手段上に、又は、前記積層手段に載せられた単位用紙上に、載置されるとともに、単位用紙が載せられていない前記積層手段上に載置されたときに、1枚目の単位用紙がその下側に搬送されることによって当該単位用紙を上から押さえる、押さえ部材を備えている、請求項1又は2に記載の製本装置。
  5. 前記積層手段が、単位用紙の幅方向の載置位置を規制する横位置規制部と、単位用紙の搬送方向前後の載置位置を規制する縦位置規制部と、を有しており、
    前記横位置規制部が、積層された単位用紙全体を位置規制する横規制部材を有し、
    前記縦位置規制部が、積層された単位用紙全体の搬送方向後側を位置規制する後規制部材と、載置された単位用紙の搬送方向前側を位置規制する前規制部材と、を有し、
    前記前規制部材の高さが、前記横規制部材及び前記後規制部材よりも低く形成されている、請求項1又は2記載の製本装置。
  6. 単位用紙に糊を塗布する糊塗布手段と、単位用紙に設けた識別部を検出する読み取り手段と、を備え、
    前記糊塗布手段が、読み取り手段による前記識別部の検出に基づいて制御され、
    前記識別部が、作成する冊子の枚数情報を含んでいる、請求項1又は2に記載の製本装置。
  7. 前記積層手段上の単位用紙が所定の積層量に達したことを検出する積層量検知手段と、
    該積層量検知手段の検出に基づき単位用紙が所定の積層量に達したことを報知する報知手段と、
    前記積層量検知手段による検出状態が所定時間以上経過したときに、製本装置を停止する停止手段と、を備えている、請求項1又は2に記載の製本装置。
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