Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4362406B2 - 排水立て管の遮音対策支援システム - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4362406B2 - 排水立て管の遮音対策支援システム - Google Patents

排水立て管の遮音対策支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP4362406B2
JP4362406B2 JP2004103988A JP2004103988A JP4362406B2 JP 4362406 B2 JP4362406 B2 JP 4362406B2 JP 2004103988 A JP2004103988 A JP 2004103988A JP 2004103988 A JP2004103988 A JP 2004103988A JP 4362406 B2 JP4362406 B2 JP 4362406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
sound insulation
drainage
score
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004103988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005292971A (ja
Inventor
博人 安岡
泰 嶋田
幸助 塚本
達彦 中藤
明 大島
哲 住谷
和喜 小林
邦夫 渡辺
誠造 小島
憲彦 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Kojima Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Kojima Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd, Kojima Manufacturing Co Ltd filed Critical Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP2004103988A priority Critical patent/JP4362406B2/ja
Publication of JP2005292971A publication Critical patent/JP2005292971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4362406B2 publication Critical patent/JP4362406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

本発明は、集合住宅等の建物における排水立て管の遮音対策支援システムに関する。
従来、集合住宅等の建物の排水立て管(立下がり主管)から生じて居室へ伝播する排水騒音を軽減するために様々な対策が講じられている。例えば、排水立て管を吸音材で被覆したり、パイプシャフトの壁部の厚さを厚くしたりすることが行われている。
しかし、排水騒音の大小に係わる種々の要素に対し、これらを個別に整理、検討して、適切かつ効率的な遮音対策を講じることは未だ行われていない。すなわち、各立て管の位置その他の条件を個別に検討することなく一律に、不快な騒音、振動を生じないよう、大体これくらいでよかろうというように、大雑把に遮音対策を講じていた。
このため、必要な程度に達しない遮音対策であれば、建物の居住性を損なうという事態を招くことになり、あるいはこのような事態を避けるため、いきおい必要な程度を超えた過剰な遮音対策が行われることとなり、そうなるとコストの上昇を招き不経済であるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術の問題点を考慮してなされたものであり、建物の排水立て管の遮音対策を効率的、合理的に、低コストに実現可能な、排水立て管の遮音対策支援システムを提供することを目的とする。
(1)請求項1に係る発明は、
排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶しておく騒音情報記憶手段と、
遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶しておく遮音対策記憶手段と、
各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段と、
前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段と、
前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策記憶手段に記憶された複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、
排水立て管の遮音対策支援システムである。
(2)請求項2に係る発明は、
排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶し、かつ、前記騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様のうち、基準とすべき設備仕様を「基準設備仕様」として予め選定し、各騒音要素における「基準設備仕様」に所定の基準騒音得点を対応付けておく騒音情報記憶手段と、
遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶し、かつ、ランク分けされた複数の遮音対策について、前記各騒音要素における「基準設備仕様」を組み合わせた「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして予め選定された「基準遮音対策」に所定の基準遮音得点を対応付けておく遮音対策記憶手段と、
各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段と、
前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段と、
前記騒音評価手段によって導き出された合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出す遮音対策選定手段と、
前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策選定手段により得られた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、
排水立て管の遮音対策支援システムである。
(3)請求項3に係る発明は、
前記騒音情報記憶手段において、前記騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様における「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておき、
前記遮音対策記憶手段において、前記遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策における「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておく、
請求項2に記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(4)請求項4に係る発明は、
前記基準騒音得点に対する正又は負の相対得点並びに前記基準遮音得点に対する正又は負の相対得点の値が、音圧レベル(dB)に相当する物理量である、
請求項3に記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(5)請求項5に係る発明は、
前記騒音情報記憶手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、さらに複数の騒音要素毎に騒音度に基いて夫々ランク分けされた複数の設備仕様として記憶しておき、
前記遮音対策記憶手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、さらに遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策として記憶しておき、
前記騒音評価手段において、前記各排水立て管について、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出し、
前記遮音対策選定手段において、前記各排水立て管について、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、前記合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出し、
前記出力手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策選定手段により得られた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する、ことを特徴とする、
請求項2〜4のいずれかに記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(6)請求項6に係る発明は、
空気伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、排水立て管の位置及び暗騒音に関する情報を含み、固体伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、天井の仕上げ構造及び暗騒音に関する情報を含む、
請求項5に記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(7)請求項7に係る発明は、
空気伝播音に係る遮音対策として排水立て管周囲の壁仕様と排水立て管の被覆処理仕様と含み、固体伝播音に係る遮音対策として床貫通部の防振処理仕様を含む、
請求項6に記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(8)請求項8に係る発明は、
前記遮音対策選定手段において、前記合計騒音得点に対して、等価ないし近似する遮音得点を備える一もしくは複数の望ましい遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出す、
請求項2〜7のいずれかに記載の排水立て管の遮音対策支援システムである。
(9)請求項9に係る発明は、
コンピュータを、
排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶しておく騒音情報記憶手段、
遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶しておく遮音対策記憶手段、
各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段、
前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段、
前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策記憶手段に記憶された複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段、
として機能させるための排水立て管の遮音対策支援プログラムである。
(1)請求項1に係る発明によれば、各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力することにより、騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに遮音対策記憶手段に記憶された複数の遮音対策及びその遮音得点が出力され、各排水立て管の該当する設備仕様についての騒音度に関する合計騒音得点と遮音対策及びその遮音得点が示されるので、これを利用して建物の排水立て管の遮音対策を効率的にかつ低コストに実現することができる。
(2)請求項2に係る発明によれば、「基準設備仕様」との対比において、各排水立て管毎に騒音度に関する合計騒音得点が示され、また、予め選定された「基準設備仕様」に対応する「基準遮音対策」との対比において、有効な遮音対策及びその遮音得点が示されるので、建物の排水立て管の遮音対策をより効率的、合理的にかつ確実に実現することができる。
(3)請求項3に係る発明によれば、「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておき、「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておくため、各排水立て管毎に、騒音度に関する合計騒音得点と遮音得点を通して、「基準設備仕様」及び「基準遮音対策」を物差しとして対象物件の騒音の程度とそれに必要な遮音対策を明瞭簡単に把握することができ、排水立て管の遮音対策をより効率的に実現することができる。
(4)請求項4に係る発明によれば、基準騒音得点に対する正又は負の相対得点並びに基準遮音得点に対する正又は負の相対得点の値が、音圧レベル(dB)に相当する物理量であるため、音圧レベルとして定量化された合計騒音得点と遮音得点を通して、対象物件の騒音の程度とそれに必要な遮音対策を確実に把握することができる。
(5)請求項5に係る発明によれば、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各排水立て管の合計騒音得点並びにこの合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備えた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点が出力されるため、きわめて的確な排水立て管の遮音対策を実現することができる。
(6)請求項6に係る発明によれば、空気伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、排水立て管の位置及び暗騒音に関する情報を含み、固体伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、天井の仕上げ構造及び暗騒音に関する情報を含むため、従来の大雑把な対策と異なり、緻密でより適切な排水立て管の遮音対策を実現することができる。
(7)請求項7に係る発明によれば、空気伝播音に係る遮音対策として排水立て管周囲の壁仕様と排水立て管の被覆処理仕様と含み、固体伝播音に係る遮音対策として床貫通部の防振処理仕様を含むため、両伝播音に対する具体的な遮音対策を同時的に把握することができる。
(8)請求項8に係る発明によれば、合計騒音得点に対して、ほぼ等価ないし近似する遮音得点を備えた一もしくは複数の望ましい遮音対策及びその遮音得点が、合計騒音得点とともに音圧レベル(dB)に相当する物理量として出力されるので、遮音対策がより明瞭にかつ合理的に行われる。
(9)請求項9に係る発明によれば、建物の排水立て管の遮音対策を効率的にかつ低コストに実現可能な、排水立て管の遮音対策支援プログラムが提供される。
本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において同じ要素には同じ符号を用い、適宜その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明に係る排水立て管の遮音対策支援システムの実施の形態を示すブロック図である。この排水立て管の遮音対策支援システム1は、パーソナルコンピュータその他のコンピュータシステムを用いて構成され、騒音情報記憶部2と、遮音対策記憶部3と、入力部4と、騒音評価部5aと遮音対策選定部5bと、出力部6とを含んでなる。騒音情報記憶部2、遮音対策記憶部3は、特許請求の範囲に記載の、騒音情報記憶手段、遮音対策記憶手段に夫々相当して機能する。騒音情報記憶部2、遮音対策記憶部3は、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いて構成される。入力部4は、対象物件の騒音要素に関する情報を入力する入力手段として機能し、キーボード、マウス等を用いて構成される。騒音評価手段として機能する騒音評価部5a及び遮音対策選定手段として機能する遮音対策選定部5bは、コンピュータシステムのCPUがOS並びに表計算ソフト又は専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。出力部6は、各排水立て管の合計騒音得点や遮音対策等を出力するもので、CRT、LCD等のディスプレイやプリンタ等を用いて構成される。
図2は、騒音情報記憶部2と遮音対策記憶部3に格納されたデータテーブルの構成例を示す図である。騒音情報記憶部2に格納される騒音情報記憶データテーブル20と、遮音対策記憶部3に格納される遮音対策記憶データテーブル30について、騒音情報記憶データテーブル20と遮音対策記憶データテーブル30を、夫々別のデータテーブルに分けて各記憶部2,3に記憶してもよいがこのように一つのデータテーブルにまとめて構成してもよい。
騒音情報記憶データテーブル20及び遮音対策記憶データテーブル30は、先ず排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに大きく分け、騒音情報記憶データテーブル20については、空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aと固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20bとに分けられ、遮音対策記憶データテーブル30については、空気伝播音に係る遮音対策記憶データテーブル30aと固体伝播音に係る遮音対策記憶データテーブル30bとに分けられ、夫々について情報が記憶されている。
騒音情報記憶データテーブル20については、空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aと固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20bとに分けた上で、これら各伝播音毎に、排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とが記憶されている。
「排水騒音の大小に係わる騒音要素」は、排水立て管の排水流量のような、発生源の騒音そのものに係る要素や、排水騒音として伝達される際に、その排水騒音の大きさに影響を与える要素のほか、騒音を受音する側における環境条件に係る要素をも含む。
図示の例では、空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aでは、「排水騒音の大小に係わる騒音要素」として、建物グレード、排水流量、排水立て管の位置及び暗騒音に関する情報が記憶され、これらの騒音要素毎に、騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様が記憶されている。
建物グレードについては、設備仕様は「標準」と「高級」との2段階にランク分けされ、排水立て管の位置については、「居室との間に1室以上介する」「居室に接しない」「居室に接する」の3段階にランク分けされ、暗騒音に関する情報については「標準25〜35dB」「特に静か25dB以下」の2段階にランク分けされている。
空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aにおいて、「排水騒音の大小に係わる騒音要素」としては、このほかに、例えば、立て管の種類、継手の種類、排水の種類(浴槽かトイレか等)等の排水立て管の設備仕様、その他適宜項目を付加することができる。
騒音度に基くランク分けは、基準とすべき設備仕様を「基準設備仕様」として予め選定し、各騒音要素における「基準設備仕様」に所定の基準騒音得点を対応付けている。図示の例では、「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けている。
また、基準騒音得点に対する正又は負の相対得点の値が、音圧レベル(dB)に相当する物理量であるものとして選定されている。例えば、建物グレードについての設備仕様は「基準設備仕様」として選定された「高級」に比べて、「標準」は騒音得点−5、つまり約5dB騒音度が低く設定されることを示している。暗騒音については、基準標準設備として選定された25〜35dBの範囲を下回る20dBにあるような場合は騒音得点5、つまり約5dB騒音度が高く設定されることを示している。すなわち、受音側の環境が騒音をより低く設定すべき環境にあるときは、騒音度がより大きく設定されるようになっている。各騒音要素における「基準設備仕様」を組み合わせたものが「一組の基準設備仕様」となる。
固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20bでは、「排水騒音の大小に係わる騒音要素」として、建物グレード、排水流量、天井仕上げ構造、及び暗騒音に関する情報が記憶され、これらの騒音要素毎に、騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様が記憶されている。建物グレード、排水流量及び暗騒音に関する情報は、空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aにおける騒音要素と共通する項目である。
天井仕上げ構造については、二重天井による設備仕様と直天井による設備仕様の2段階にランク分けされ、二重天井による設備仕様を「基準設備仕様」とし、直天井による設備仕様は、騒音得点5、つまり約5dB騒音度が高く設定されることを示している。
固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20bにおいて、「排水騒音の大小に係わる騒音要素」としては、このほかに、例えば、継手の種類、排水の種類(浴槽かトイレか等)等の排水立て管の設備仕様、さらには部屋仕様、立て管からの距離、壁仕上げの構造、床スラブの工法、その他適宜項目を付加することができる。
空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aと固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20b、それぞれにおける騒音要素として共通する項目である排水流量は、排水立て管を流れる水量に関するものである。この排水流量については、設計上の負荷流量というものが知られている。「設計上の負荷流量」とは、空気調和・衛生工学会で標準的な定常流量法として選定されたものであり、複数の排水器具が接続している一つの排水立て管について、同時に使用される複数の排水器具から排水立て管に流れ込むことが予想される最大限の流量であって、排水立て管の排水性能(例えば排水立て管の内径、継手等)を決定する際の設計条件として用いられている。排水立て管の遮音対策を講じる際の基準とすべき排水流量については、この設計上の負荷流量を用いることが考えられる。しかし、本発明者は、排水立て管の騒音振動対策において、上記「設計上の負荷流量」を用いると、遮音対策が過剰なものとなることを種々の実験により確認した。この実験結果に基き、本実施形態では、排水流量として、上記「設計上の負荷流量」に0.5〜0.7の低減係数を乗じた「騒音用排水流量」を採用した。これにより、過剰過ぎない合理的な遮音対策を導くことができるようにしている。
なお、排水流量(単位:L/Sec)に係るランク分けは「1.67」「3.33」「4」「>4」という代表値を表示して4段階の量的範囲に分けられている。
遮音対策記憶部3は、排水立て管に対する遮音対策と遮音得点とを記憶している。遮音対策記憶データテーブル30についても、騒音情報記憶データテーブル20に対応させ、空気伝播音に係る遮音対策記憶データテーブル30aと固体伝播音に係る遮音対策記憶データテーブル30bとに分けた上で、これら各伝播音毎に、さらに遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とが記憶されている。上記遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策については、前記各騒音要素における「基準設備仕様」を組み合わせた「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして予め選定された「基準遮音対策」に所定の基準遮音得点を対応付けている。「一組の基準設備仕様」対して所要の騒音低減を実現し得るものとして選定された「基準遮音対策」については、基本的に、種々の実験を行い、実験データによって裏付けられたものを用いている。
図示の例では、「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けている。また、基準遮音得点に対する正又は負の相対得点の値が、音圧レベル(dB)に相当する物理量であるものとして選定されている。基準騒音得点と基準遮音得点とは同じ数値として設定されている。
すなわち、図示の例では、空気伝播音については、建物グレード「高級」、排水流量「3.33(L/Sec)」、立て管の位置「室に接する」、暗騒音「25〜35dB」で一組をなす「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして実験データによって裏付けられた遮音対策を「基準遮音対策」とし、この「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付けている。
図示の例では、空気伝播音に係る遮音対策は、排水立て管周囲のPS(パイプシャフト)壁仕様と排水立て管の被覆処理仕様とで構成され、「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして実験データによって裏付けられた「基準遮音対策」は、「PB(所定厚のプラスターボード)×2枚」、排水立て管の被覆処理仕様については「無し」という対策となっている。「吸音材巻き」という遮音対策には遮音得点5点が付与され、「遮音シート巻き」という遮音対策には遮音得点15点が付与されており、「基準遮音対策」に対してそれぞれ、5dB、15dBの遮音効果向上が図られることを意味している。
固体伝播音に係る遮音対策は、床貫通部の防振処理仕様で構成され、建物グレード「高級」、排水流量「3.33(L/Sec)」、天井仕上げ「二重天井」、暗騒音「25〜35dB」で一組をなす「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして実験データによって裏付けられた「基準遮音対策」は、防振テープ0.4mm厚を二重に巻き付けた対策となっている。「防振テープ1.5mm厚二重巻き+モルタル」という遮音対策には遮音得点5点が付与され、「ロックウール+シール」という遮音対策には遮音得点10点が付与されており、「基準遮音対策」に対してそれぞれ、5dB、10dBの遮音効果向上が図られることを意味している。
入力部4において、各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報、例えば、建物グレード、排水流量、立て管の位置、暗騒音、天井仕上げに関する条件等が入力される。
騒音評価手段として機能する騒音評価部5aは、入力部4によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶部2を参照して、各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す。また、遮音対策選定手段として機能する遮音対策選定部5bは、騒音評価部5aによって導き出された合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、遮音対策部記憶部3を参照して導き出す。
次に、本発明の前記実施形態の処理手順について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、入力部4から各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報、例えば、立て管番号、建物グレード、排水流量、立て管の位置、暗騒音、天井仕上げの構造に関する条件を入力する(S1)。図4は、入力画面表示例を示すものである。表形式の表示画面のセルに入力するようになっている。通常、建物グレードは建物によって決まるので、立て管毎ではなく、一括入力するようにしている。
なお、前記のとおり、本実施形態では、排水流量として、「設計上の負荷流量」に0.5〜0.7の係数を乗じた「騒音用排水流量」を採用することとしている。この排水流量(騒音用排水流量)の入力については、本発明のシステムとは別に専用のアプリケーションプログラム(「設計上の負荷流量」を算出するとともに「騒音用排水流量」をも算出するようなプログラム)を用いて算出して得られた値を直接入力してもよいし、本システム(本プログラム)にそのようなアプリケーションプログラムを組み込み、排水流量(騒音用排水流量)が自動的に算出されて入力されるようにしてもよい。
騒音要素に関する情報が入力部4から入力されると、入力された騒音要素に関する情報を元に、騒音評価部5aは、騒音情報記憶部2(騒音情報記憶データテーブル20a,20b)を参照して、各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにその設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す(S2)。
このとき、前記のとおり、騒音情報記憶部2は、空気伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20aと固体伝播音に係る騒音情報記憶データテーブル20bとに分けた上で、これら各伝播音毎に、かつ排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶しており、騒音評価部5aは、各排水立て管について、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各騒音要素において該当する設備仕様に対応付けられた騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す。
入力された騒音要素に関する情報がどの設備仕様に該当するか(どの設備仕様として特定されるか)については、騒音要素に関する情報が数値の場合、ランク分けされた各設備仕様に所定の数値範囲を付与しておき、入力値がその数値範囲に含まれる設備仕様を該当する設備仕様とすればよい。例えば、排水流量(単位:L/Sec)に係るランク分けが「1.67」「3.33」「4」「>4」という代表値を用いて4段階になされている場合、例えば入力値が1.67以下の場合は「1.67」、入力値が1.68〜3.33の場合は「3.33」(基準遮音対策)、入力値が3.34〜4の場合は「4」、入力値が4を超える場合は「>4」に夫々該当する、というように演算式を適宜設定しておけばよい。
次いで、遮音対策選定部5bは、騒音評価部5aによって導き出された合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、遮音対策部記憶部3を参照して導き出す(S3)。
ここで、合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点は、例えば、合計騒音得点に対して、ほぼ等価ないし近似する遮音得点とすることができる。
前記のとおり、騒音情報記憶手段において騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様における「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておき、遮音対策記憶手段において、遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策における「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておく。そして、合計騒音得点に対して、ほぼ等価ないし近似する遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を導き出すことにより、対象物件の、基準設備仕様に対する騒音度の増減に対応した、合理的な遮音対策が選定されることになる。しかも、基準騒音得点に対する正又は負の相対得点並びに基準遮音得点に対する正又は負の相対得点の値を、音圧レベル(dB)に相当する物理量として設定しておくことにより、音圧レベルとして定量化された合計騒音得点と遮音得点を通して、基準設備仕様と基準遮音対策を一つの物差しとして対象物件の騒音の程度とそれに必要な遮音対策を、確実に把握することができる。
「合計騒音得点に対して、ほぼ等価ないし近似する遮音得点」は、上記の場合、例えば、合計騒音得点≦遮音得点といった演算式を設定しておけば、少なくとも基準遮音対策に相当する遮音効果をもつ遮音対策が確保されることになる。
この関係について図5,図6を参照して説明する。図5は、「一組の基準設備仕様」と「基準遮音対策」との関係を示す説明図である。
図5において、各騒音要素における「基準設備仕様」を組み合わせた「一組の基準設備仕様」により生じるところの排水騒音が35dB(棒グラフ1)であるとすると、「基準遮音対策」は、「一組の基準設備仕様」に対して所要の遮音(騒音低減)(例えば5dB)を実現し得るものとして実験データによって裏付けられているものである。したがって、「一組の基準設備仕様」に対し、「基準遮音対策」を施すことにより、5dBの遮音(騒音低減)が実現される(棒グラフ2)。
図5において、排水騒音から遮音を控除したものが受音側の騒音であり、排水騒音、遮音、受音側の騒音の音の大きさが音圧レベル(dB)で表示されている。排水騒音は排水が排水立て管を流れることにより生じる音の大きさを示しており、遮音は遮音対策の効果として低減される音の大きさを示しており、受音側の騒音は、排水対策を施した結果、排水立て管から離れた住戸内の居室に伝達して聞こえる騒音の大きさを示している。
図6に明らかなように、一組の基準設備仕様と基準遮音対策とはリンクされて基準軸を構成しており、一組の基準設備仕様の合計基準騒音得点と、基準遮音対策の基準遮音得点とは、同一得点(例えば図6では0点)として基準値を構成している。
なお、基準遮音対策としての遮音対策が複数種の仕様の組合せとして選定されている場合には、上記の基準遮音対策の基準遮音得点は、各仕様の遮音対策の遮音得点を合計した得点として算定される。
一組の基準設備仕様には、複数の騒音要素毎に一つの基準設備仕様が割り当てられているが、各基準設備仕様の基準騒音得点には、それぞれ同一得点(例えば図2では0点)が割り当てられている。
一組の基準設備仕様と基準遮音対策を備えた排水立て管の実験設備について排水騒音、遮音の大きさが実測され、一組の基準設備仕様とそれに対する妥当な基準遮音対策を基準軸(基準値)としており、基準騒音得点と基準遮音得点とが実験データによって裏付けられた形で対応付けられている。さらに、騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様において、基準設備仕様以外の設備仕様の基準騒音得点に対する騒音得点、並びに、基準遮音対策の基準遮音得点に対する、複数の遮音対策の遮音得点も実験データによってほぼ近似するものとして設定されている。
したがって、一組の基準設備仕様の基準騒音得点、基準遮音得点を基準軸(物差し)として利用し、対象物件の排水立て管の騒音得点、遮音得点を得ることによって、実際に騒音量、遮音量を測定することなく、騒音及び妥当な遮音効果を推定することができる。
しかして、騒音情報記憶手段において、騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様における「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておき、遮音対策記憶手段において、遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策における「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておけば、「一組の基準設備仕様」に一致する設備仕様の合計騒音得点は0であり、「一組の基準設備仕様」に対する「基準遮音対策」の遮音得点も0である(図2参照)。
したがって、図6に示すように、各排水立て管について、騒音評価手段において導き出された合計騒音得点は、基準値として機能する「一組の基準設備仕様」における基準騒音得点0に対する相対的な増減値として現れ(増減値が0の場合も勿論ある。)、「一組の基準設備仕様」に対する音の相対的な変動量を表すことになる。しかも、その変動量は騒音度の増減を音圧レベル(dB)に相当する物理量として客観的に表示するものとなる。そして、合計騒音得点に対して、ほぼ等価ないし近似する遮音得点を備えた一もしくは複数の遮音対策を導き出せば、その遮音対策は、「基準遮音対策」と同程度の遮音効果を有する望ましい合理的な対策となるのである。
なお、基準騒音得点や基準遮音得点は、「0」が量的関係を明瞭に把握し得る上で好ましいが、他の数値、例えば10や100とすることも可能である。また、上記した例では、各排水立て管について合計騒音得点の増加は「基準設備仕様」に対する騒音度の増大を意味し、遮音得点の増加は「基準遮音対策」よりも遮音効果を増大させることを意味しており、対象物件の合計騒音得点が正であれば、対象物件の設備仕様に適する遮音対策の遮音得点は、正になる。しかし、対象物件の設備仕様における合計得点が正の値である場合に、それに適する遮音対策の遮音得点を負の値として設定し、両値がその絶対値において等価あるいは近似する関係にある遮音得点を備えた遮音対策を導き出すようにすることも可能である。
なお、空気伝播音に係る遮音対策、固体伝播音に係る遮音対策それぞれにおける各遮音対策が複数種の処置(仕様)の組合せからなる場合があってもよい。
さて、遮音対策選定部5bで、一もしくは複数の遮音対策を導き出した(S3)ら、出力部6は、騒音評価部5aにより得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに遮音対策選定部5bにより得られた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する(S4)。
図7、図8は、出力画面表示例を示すものである。図7の表の右側に図8の表が連続して接続された一つの表として出力することができるものであるが、図面表示の制約上、図7と図8とに分けて表示している。
図7、図8に示すとおり、対象物件の排水立て管毎に、排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点が表形式で出力されている。また、排水騒音を空気伝播音(図7)と固体伝播音(図8)とに分けて、これら各伝播音毎に、排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点が出力されるようにしている。図示の例では、各伝播音に対して一の遮音対策が出力された例を示しているが、各伝播音に対して、複数の遮音対策を出力する場合もある。
図7に示すとおり、空気伝播音に係る騒音要素:建物グレード、排水流量、立て管の位置、暗騒音に関し、対象物件の該当する設備仕様とそれら設備仕様の騒音得点とが一緒に出力されるとともに、それら設備仕様に対応付けられた騒音得点を集計した合計騒音得点が出力されている。そして、合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える遮音対策(空気伝播音対策)として、PS(パイプシャフト)壁仕様(排水立て管周囲の壁仕様)に係るプラスターボードの所定仕様(遮音得点−5点:PB9.5 ×1枚)が出力されている。
図8に示すとおり、固体伝播音に係る騒音要素:建物グレード、排水流量、天井仕上げ構造、暗騒音に関し、対象物件の該当する設備仕様とそれら設備仕様の騒音得点とが一緒に出力されるとともに、それら設備仕様に対応付けられた騒音得点を集計した合計騒音得点が出力されている。そして、合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える遮音対策として、床貫通部防振方法(床貫通部の防振処理仕様)に係る所定仕様(遮音得点5点:防振テープ1.5mm二重又はロックウール+モルタル(防振テープ1.5mm二重)、遮音得点10点:ロックウール+シール)が出力されている。
なお、請求項1に係る発明においては、前記した処理手順のS3が省略される。空気伝播音、固体伝播音それぞれに係る遮音対策はランク分けされているが、そのランク分けされた遮音対策は数としてはそれほど多くないので、遮音対策選定部によって、合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を導き出すことなく、遮音対策記憶部に記憶されているそれらの遮音対策を総て出力する。その場合、合計騒音得点と遮音得点、遮音対策が示されるので、そのあとは、これを参考にして人が合計騒音得点に見合う遮音対策を適宜選定するようにする。
多層建築物において縦方向に設置された一つの排水立て管に関し、一つの排水立て管が設置された多層階を、例えば上層階ブロック、中層階ブロック、下層階ブロックというように複数の階ブロックに分割し、各排水立て管についてさらにその階ブロック毎に遮音対策を講じるようにしてもよい。多層建築物では、上層階と下層階とでは排水流量が異なり、排水騒音も相違してくるので、そのようにすることにより、夫々の階ブロックに相応したより緻密な遮音対策が得られる。この場合、請求項に記載した各排水立て管毎にさらに階ブロック毎に処理、動作等を行うようにシステムを構成する。
本発明に係るシステムは、インターネット等の通信ネットワークを利用して構築することも可能である。例えばクライアントのパーソナルコンピュータ(営業所に設置されたパーソナルコンピュータ等)とサーバのパーソナルコンピュータ(本部に設置されたパーソナルコンピュータ等)とをネットワーク接続し、入力部4、出力部6をクライアントのパーソナルコンピュータで構成し、騒音情報記憶部2、遮音対策記憶部3、騒音評価部5aと遮音対策選定部5bとをサーバのパーソナルコンピュータで構成するようにして、両コンピュータで通信を行い、クライアントのパーソナルコンピュータの出力部6に情報を出力させるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形、付加等が可能である。
本発明に係る排水立て管の遮音対策支援システムの実施の形態を示すブロック図である。 騒音情報記憶部2と遮音対策記憶部3に格納されたデータテーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の入力画面表示例である。 「一組の基準設備仕様」と「基準遮音対策」との関係を示す説明図である。 騒音得点と遮音得点との関係を示す説明図である。 出力画面表示例を示す図である。 出力画面表示例を示す図である。
符号の説明
1 排水立て管の遮音対策支援システム
2 騒音情報記憶部
3 遮音対策記憶部
4 入力部
5a 騒音評価部
5b 遮音対策選定部
6 出力部

Claims (9)

  1. 排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶しておく騒音情報記憶手段と、
    遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶しておく遮音対策記憶手段と、
    各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段と、
    前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策記憶手段に記憶された複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、
    排水立て管の遮音対策支援システム。
  2. 排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶し、かつ、前記騒音要素毎に騒音度に基いてランク分けされた複数の設備仕様のうち、基準とすべき設備仕様を「基準設備仕様」として予め選定し、各騒音要素における「基準設備仕様」に所定の基準騒音得点を対応付けておく騒音情報記憶手段と、
    遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶し、かつ、ランク分けされた複数の遮音対策について、前記各騒音要素における「基準設備仕様」を組み合わせた「一組の基準設備仕様」に対して所要の騒音低減を実現し得るものとして予め選定された「基準遮音対策」に所定の基準遮音得点を対応付けておく遮音対策記憶手段と、
    各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段と、
    前記騒音評価手段によって導き出された合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出す遮音対策選定手段と、
    前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策選定手段により得られた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段と、を有することを特徴とする、
    排水立て管の遮音対策支援システム。
  3. 前記騒音情報記憶手段において、前記騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様における「基準設備仕様」に基準騒音得点0を対応付け、その余の設備仕様に基準騒音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておき、
    前記遮音対策記憶手段において、前記遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策における「基準遮音対策」に基準遮音得点0を対応付け、その余の遮音対策に基準遮音得点0に対する正又は負の相対得点を対応付けておく、
    請求項2に記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  4. 前記基準騒音得点に対する正又は負の相対得点並びに前記基準遮音得点に対する正又は負の相対得点の値が、音圧レベル(dB)に相当する物理量である、
    請求項3に記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  5. 前記騒音情報記憶手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、さらに複数の騒音要素毎に騒音度に基いて夫々ランク分けされた複数の設備仕様として記憶しておき、
    前記遮音対策記憶手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、さらに遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策として記憶しておき、
    前記騒音評価手段において、前記各排水立て管について、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出し、
    前記遮音対策選定手段において、前記各排水立て管について、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、前記合計騒音得点と所定の関係にある遮音得点を備える一もしくは複数の遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出し、
    前記出力手段において、排水騒音を空気伝播音と固体伝播音とに分けて、これら各伝播音毎に、各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策選定手段により得られた一もしくは複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する、ことを特徴とする、
    請求項2〜4のいずれかに記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  6. 空気伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、排水縦管の位置及び暗騒音に関する情報を含み、固体伝播音に係る前記排水騒音の大小に係わる騒音要素として、排水立て管の排水流量のほかに、建物グレード、天井の仕上げ構造及び暗騒音に関する情報を含む、
    請求項5に記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  7. 空気伝播音に係る遮音対策として排水立て管周囲の壁仕様と排水立て管の被覆処理仕様とを含み、固体伝播音に係る遮音対策として床貫通部の防振処理仕様を含む、
    請求項6に記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  8. 前記遮音対策選定手段において、前記合計騒音得点に対して、等価ないし近似する遮音得点を備える一もしくは複数の望ましい遮音対策を、前記遮音対策記憶手段を参照して導き出す、
    請求項2〜7のいずれかに記載の排水立て管の遮音対策支援システム。
  9. コンピュータを、
    排水立て管の排水流量その他の排水騒音の大小に係わる騒音要素毎にランク分けされた複数の設備仕様と、これら各設備仕様に対応付けられた騒音得点とを記憶しておく騒音情報記憶手段、
    遮音性能に基いてランク分けされた複数の遮音対策と、これら各遮音対策に対応付けられた遮音得点とを記憶しておく遮音対策記憶手段、
    各排水立て管毎に、対象物件の騒音要素に関する情報を入力するための入力手段、
    前記入力手段によって入力された騒音要素に関する情報を元に、前記騒音情報記憶手段を参照して、前記各排水立て管について、各騒音要素において該当する設備仕様を特定するとともにこの設備仕様に対応付けられた前記騒音得点を集計して合計騒音得点を導き出す騒音評価手段、
    前記騒音評価手段により得られた各排水立て管の該当する設備仕様及び合計騒音得点、並びに前記遮音対策記憶手段に記憶された複数の遮音対策及びその遮音得点を出力する出力手段、
    として機能させるための排水立て管の遮音対策支援プログラム。
JP2004103988A 2004-03-31 2004-03-31 排水立て管の遮音対策支援システム Expired - Lifetime JP4362406B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004103988A JP4362406B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 排水立て管の遮音対策支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004103988A JP4362406B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 排水立て管の遮音対策支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005292971A JP2005292971A (ja) 2005-10-20
JP4362406B2 true JP4362406B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=35325867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004103988A Expired - Lifetime JP4362406B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 排水立て管の遮音対策支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4362406B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5645322B2 (ja) * 2013-03-06 2014-12-24 東芝エレベータ株式会社 Bimシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005292971A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Caniato et al. Acoustic of lightweight timber buildings: A review
Ljunggren et al. Correlation between sound insulation and occupants’ perception–Proposal of alternative single number rating of impact sound, part II
Weckendorf et al. Vibration serviceability performance of timber floors
Caniato et al. The use of numerical models on service equipment noise prediction in heavyweight and lightweight timber buildings
Kim et al. Effect of reinforced concrete structure type on low frequency heavy impact sound in residential buildings
Kang et al. Estimation of impact sound reduction by wood flooring installation in a wooden building in Korea
Nilsson et al. Effects of building height on the sound transmission in cross-laminated timber buildings–Airborne sound insulation
JP4362406B2 (ja) 排水立て管の遮音対策支援システム
JP2960728B1 (ja) 壁配置設計システム
Olsson et al. Low-frequency impact sound of timber floors: A finite element–based study of conceptual designs
Andersen et al. Influence of furniture on the modal properties of wooden floors
Machner Thermal comfort in office buildings in line with a new German acoustic guideline
JPH11140967A (ja) 建物の振動レベル予測方法及び建物の設計方法
Kylliäinen et al. New Finnish building acoustic regulation
Pettersson et al. The effect of furniture when measuring reverberation times at low frequencies from 31.5 Hz
Schmid Acoustic performance of timber concrete composite floors
Grochowska et al. The parameters of the acoustic insulation capacity of a reinforced wooden ceiling
JP2000305960A (ja) 遮音構造設計装置
Rosão et al. Comparison of EN 12354-1 to-4 of 2000 with EN 12354-1 to-4 of 2017
Estabrooks et al. NRC-IRC flanking sound transmission facility
Pilch et al. Lightweight floor screed with increased impact sound reduction
JP2014222479A (ja) 音場シミュレーション装置
Busch Evolution of the Acoustical Provisions Within the Model National Building Code of Canada
Gerretsen Development and use of prediction models in Building Acoustics as in EN 12354
Schad 2021 IBC classroom acoustics-be in the know

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4362406

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150821

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term