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JP4363396B2 - 光ディスク描画方法および光ディスク描画装置並びに光ディスク描画プログラム - Google Patents
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JP4363396B2 - 光ディスク描画方法および光ディスク描画装置並びに光ディスク描画プログラム - Google Patents

光ディスク描画方法および光ディスク描画装置並びに光ディスク描画プログラム Download PDF

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Description

この発明は、コンピュータと光ディスク描画装置とを相互に通信可能な状態に接続し、コンピュータから画像データを光ディスク描画装置に転送して光ディスクのレーベル面またはデータ記録面に可視画像として形成するための光ディスク描画方法および光ディスク描画装置並びに光ディスク描画プログラムに関し、光ディスク描画装置の設計の自由度を高め、また光ディスク描画装置ごとに許容される描画条件の設定の自由度に応じてユーザーが描画条件を自由に設定できるようにしたものである。
記録可能型CD、記録可能型DVD等の光ディスクのレーベル面に感熱層、感光層等による描画層を形成し、該光ディスクのデータ記録層にデータ記録を行う光ディスク記録装置を光ディスク描画装置として兼用して、光ピックアップから、画像データに応じて変調したレーザ光を前記描画層に照射して、該描画層に可視画像の形成を行う技術が下記特許文献1,2に開示されている。また、光ディスクのデータ記録層に画像データに応じて変調したレーザ光を照射してピットを形成して、該データ記録層にデータ記録に代えて可視画像の形成を行う技術が下記特許文献3に開示されている。
特開2002−203321号公報 特開2004−5848号公報 特開2004−355764公報
従来実用化されていた光ディスク面画像形成技術は、ホストコンピュータにインストールされている描画プログラムが、特定の描画条件(光ピックアップのディスク径方向への単位送り量、ディスク回転速度、画像データをエンコードしてレーザ光の変調信号を作成するエンコード速度等)を前提として画像データを作成するため、光ディスク描画装置の設計に自由度がなかった。また、描画条件は描画速度や描画品位(描画された画像の解像とやコントラスト比)に影響するが、ホストコンピュータで実行される従来の描画プログラムは特定の描画条件を前提としているため、ユーザーは使用する光ディスク描画装置に応じて描画条件を自由に設定することができなかった。
この発明は、前記従来の技術における問題点を解決して、ディスク描画装置の設計の自由度を高め、また光ディスク描画装置ごとに許容される描画条件の設定の自由度に応じてユーザーが描画条件を自由に設定できるようにした光ディスク描画方法および光ディスク描画装置並びに光ディスク描画プログラムを提供しようとするものである。
この発明の光ディスク描画方法は、コンピュータと光ディスク描画装置とを相互に通信可能な状態に接続し、前記コンピュータに、光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に可視画像として形成する画像の原画像データを保持し、前記光ディスク描画装置に前記光ディスクを装填し、前記コンピュータは前記保持している原画像データに応じた描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は前記光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に該光ヘッドから、前記転送された描画用画像データに応じて変調した描画用レーザ光を前記光ディスクの前記描画層に照射して、該描画層に前記可視画像の形成を行う描画方法において、前記コンピュータから前記描画用画像データを前記光ディスク描画装置に転送するのに先立ち、該光ディスク描画装置は該光ディスク描画装置に予め設定されている、ハードウェア等に関する描画条件の情報を前記コンピュータに伝達し、該コンピュータは該描画条件の情報に基づき、前記保持している原画像データから、該描画条件に適合する描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は、該転送された描画用画像データに基づいて、前記予め設定されている描画条件で前記可視画像の形成を行うものである。
この発明によれば、コンピュータから描画用画像データを光ディスク描画装置に転送するのに先立ち、光ディスク描画装置は該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報をコンピュータに伝達し、コンピュータは該描画条件の情報に基づき、保持している原画像データから、該描画条件に適合する描画用画像データを作成して光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は、該転送された描画用画像データに基づいて、予め設定されている描画条件で可視画像の形成を行うようにしたので、光ディスク描画装置は独自に描画条件を設定して、コンピュータからこの描画条件に応じた描画用画像データを受け取って描画を行うことができる。したがって、光ディスク描画装置の設計の自由度を高めることができる。また、これにより、ユーザーはメーカー等の違いにより描画条件が異なる様々な光ディスク描画装置の中から任意のものを選択して使用することができるようになる。
この発明の光ディスク描画方法において、前記描画条件は、光ヘッドを光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件である。この場合、コンピュータは、原画像データから、該描画条件により設定された単位送り量に適合したディスク径方向各位置の描画用画像データを作成して光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は、光ヘッドを前記設定された単位送り量で光ディスクの径方向に順次移送しながら、前記転送された描画用画像データに応じて描画用レーザ光を変調して、可視画像の形成を行うことができる。
また、光ヘッドの光ディスクの径方向への移送がステッピングモータを駆動源として実行される場合には、光ヘッドの前記単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータを、ステッピングモータの1フルステップ動作による該光ヘッドの送り量と該ステッピングモータのマイクロステップ動作の分割数とすることができる。この場合、コンピュータは、「1フルステップ動作による該光ヘッドの送り量/マイクロステップ動作の分割数」の演算により光ヘッドの単位送り量を算出することができる。
この発明の光ディスク描画方法は、前記コンピュータが、描画条件の情報として前記光ディスクの回転速度に関する条件と前記描画用画像データをエンコードして前記描画用レーザ光の変調信号を作成するエンコード速度に関する条件の情報を別途取得し、該コンピュータが、前記光ディスクの回転速度の条件およびエンコード速度の条件に適合した条件で画素を描画するディスクの周方向各位置を算出し、さらに前記原画像データから、前記算出された光ディスクの径方向各位置について、前記算出された光ディスクの周方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、前記光ディスク描画装置が、前記光ヘッドを前記単位送り量で前記光ディスクの径方向に順次移送しかつ前記光ディスクを前記設定された回転速度で回転駆動しながら、前記転送された描画用画像データを前記設定されたエンコード速度でエンコードして前記描画用レーザ光の変調信号を作成し、該変調信号で前記描画用レーザ光を変調して、前記可視画像の形成を行うものとすることができる。
また、原画像データの位置が直交座標、描画用画像データの位置が極座標でそれぞれ表されるものである場合には、前記描画条件に適合する描画用画像データの極座標位置を求め、該極座標位置を直交座標位置に変換して対応する原画像データの位置を求め、該求められた位置の原画像データ(画素データ)を該対応する位置の描画用画像データとして採用(抽出)することができる。そして、例えば、コンピュータは、このような方法で光ディスクの所定の書き始め半径位置から描画する順序で描画用画像データを原画像データから順次抽出して、該抽出した順序で(または、所定の入れ替え規則に従ってこの順序を入れ替えた順序で)、光ディスク描画装置に順次転送し、光ディスク描画装置は、この描画用画像データを受け取りながら、描画条件で設定されたディスク回転速度、エンコード速度、光ヘッドのディスク径方向単位送り量で動作して、該受け取った描画用画像データに応じて、該受け取った順序で(または、前記入れ替え規則と逆の規則に従ってこの順序を入れ替えて元の並びに戻した順序で)前記光ディスクの書き始め半径位置から順次描画することにより、原画像に対応した画像を光ディスクに描画することができる。
この発明の光ディスク描画装置は、コンピュータと相互に通信可能な状態に接続して使用される光ディスク描画装置であって、前記コンピュータから転送される描画用画像データを受け取り、光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に、前記光ヘッドから描画用レーザ光を、前記受け取った描画用画像データに応じて変調して出射し、該変調された描画用レーザ光を前記光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に照射して、該描画層に可視画像の形成を行う光ディスク描画装置において、前記コンピュータから前記描画用画像データを受け取るのに先立ち、該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報として前記光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件の情報を前記コンピュータに伝達し、その後該コンピュータから転送される、該描画条件による単位送り量に適合して作成された、光ディスクの径方向各位置に描画する描画用画像データを受け取り、前記光ヘッドを前記単位送り量で前記光ディスクの径方向に順次移送しながら、前記転送された描画用画像データに応じて前記描画用レーザ光を変調して、前記可視画像の形成を行うものである。
この発明の光ディスク描画プログラムは、コンピュータと光ディスク描画装置とを相互に通信可能な状態に接続し、前記コンピュータに、光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に可視画像として形成する画像の原画像データを保持し、前記光ディスク描画装置に前記光ディスクを装填し、前記コンピュータは前記保持している原画像データに応じた描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は前記光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に該光ヘッドから、前記転送された描画用画像データに応じて変調した描画用レーザ光を前記光ディスクの前記描画層に照射して、該描画層に前記可視画像の形成を行う描画方法を実施するために、前記コンピュータで実行されるプログラムであって、該コンピュータに、前記描画用画像データを前記光ディスク描画装置に転送するのに先立ち、該光ディスク描画装置から伝達される、該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報として前記光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件の情報を受け取り、該受け取った描画条件の情報に基づき前記単位送り量に適合した光ディスクの径方向各位置を算出し、さらに前記保持している原画像データから、該算出された光ディスクの径方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送する処理を実行させるものである。
この発明の実施の形態を説明する。ここでは、この発明を記録可能型CDシステムに適用した場合について説明する。図1はこの発明の光ディスク描画方法を実施するためのシステム構成全体を示す。このシステムは、ホストコンピュータ10と、光ディスク描画装置を兼用するCD−Rドライブ12(光ディスク記録装置)を相互に通信可能な状態に接続して構成される。ホストコンピュータ10にはディスプレイ11が接続されている。CD−Rドライブ12は、ホストコンピュータ10に内蔵する形式でも外付けする形式でもよい。CD−Rドライブ12には、レーベル面描画対応のCD−Rディスク14が装填される。ホストコンピュータ10には、CD−Rディスク14のデータ記録層にデータ記録を行い、該記録されたデータの再生を行うデータ記録/再生プログラム(アプリケーションソフトウェア)と、CD−Rディスク14の描画層に画像形成(描画)を行う描画プログラム(アプリケーションソフトウェア)がインストールされている。また、描画時には予め、描画する画像の原画像データがホストコンピュータ10の記憶装置に格納される。この原画像データは例えばモノクロ多階調(この実施の形態では後述するように第0階調〜第24階調の25段階の階調)ビットマップ形式で構成されるもので、CD−Rディスク14に描画しようとする1枚の画像を構成する各画素の階調を表すデータ(階調データ)の集合で構成される。
レーベル面描画対応CD−Rディスク14をその中心軸を通る面で切断した断面構造を図2に模式図で示す。CD−Rディスク14は透明基板16を有し、該透明基板16のプリグルーブ16aが形成された表面に、データ記録層18としての色素層、反射層20、保護層22、描画層24としての感熱層、保護層26を順次積層して構成されている。データ記録およびデータ再生を行うときは、透明基板16が露出している側の面(データ記録面)14a側からレーザ光35を照射する。このとき、レーザ光35は反射層20で反射されてフォーカスが合わせられる。描画を行うときは、積層膜28が形成されている側の面(レーベル面)14b側からレーザ光35を照射する。このとき、レーザ光35は反射層20で反射されてフォーカスが合わせられる。
図1において、CD−Rディスク14はスピンドルモータ30で回転駆動される。スピンドルサーボ32はスピンドルモータ30の回転を、記録時および再生時は線速度一定(CLV)に制御し、描画時は回転数一定(CAV)に制御する。光ピックアップ34(光ヘッド)は、ステッピングモータ36で駆動される送りねじ等による送り機構38によりCD−Rディスク14の径方向に移送される(スレッド動作)。ステッピングモータ36はシステム制御部56の指令に基づきモータドライバ40により駆動される。
ステッピングモータ36は例えば図3に示す形式の2相ステッピングモータで構成される。この2相ステッピングモータ36は2つのコイル36a,36bを備え、モータドライバ40を構成する各ドライバ40a,40bから各コイル36a,36bに印加される2相の駆動パルスによりバイポーラ駆動される。この2相ステッピングモータ36をフルステップ駆動する場合に各コイル36a,36bに印加する駆動パルスA,Bの電圧波形を図4に示す。この駆動パルスA,Bはデューティがともに50%で極性が交互に切り替わる、位相が相互に90°ずれた方形波信号である。この駆動パルスA,Bを使用することにより、ロータ37は1ステップにつき90°ずつ回転する。
ステッピングモータ36の駆動にマイクロステップ駆動方式を用いることにより1ステップあたりの回転角度を小さくすることができる。2相ステッピングモータ36をマイクロステップ駆動する場合に各コイル36a,36bに印加する駆動パルスA,Bの電圧波形の一例を図5に示す。図5は分割数を「5」とした場合の波形である。この駆動パルスを使用することにより、ロータ37は1マイクロステップにつき、フルステップ駆動の場合の1ステップの1/5の移動量(=18°)ずつ回転する。
図1において、フォーカスサーボ42はデータ記録および再生時並びに描画時に光ピックアップ34のフォーカス制御を行う。トラッキングサーボ44はデータ記録および再生時に光ピックアップ34のトラッキング制御を行う。描画時はトラッキング制御はオフされる。振動信号発生器46は描画時に振動信号を発生し、光ピックアップ34のトラッキングアクチュエータに供給して対物レンズ33を振動させて、レーザ光35をCD−Rディスク14の径方向に、光ピックアップ34の1マイクロステップ動作による単位送り量よりも大きい振幅で振動させる。この振動動作によりレーザ光35は光ピックアップ34の単位送り量よりも広い幅で蛇行しながら走査し、後に図16について説明するように、同一方向位置の重ね書き動作と相俟って、隙間の少ない描画を行うことができる。レーザドライバ48はデータ記録および再生時並びに描画時に光ピックアップ34のレーザダイオード70(図6)を駆動する。ALPC(Automatic Laser Power Control)回路50は、データ記録および再生時並びに描画時にレーザパワーをそれぞれ指令された値に制御する。
エンコーダ52はデータ記録時に記録データを所定のCDフォーマットにエンコードする。レーザドライバ48はこのエンコードされた記録データに応じてレーザ光35を変調し、該記録データをCD−Rディスク14のデータ記録層18にピットとして記録する。エンコーダ52は描画時には、画像データを構成する各画素の階調データに応じてデューティが変化するパルス信号(描画信号)を生成する。レーザドライバ48はこのデューティが変化するパルス信号に応じてレーザ光35を変調し、CD−Rディスク14の描画層24の可視光特性を変化させてモノクロ多階調による描画を行う。このエンコーダ52の処理内容については後に詳しく説明する。デコーダ54はデータ再生時に光ピックアップ34の戻り光受光信号をEFM復調してデータ再生を行う。
ホストコンピュータ10は、データ記録時は記録データを、描画時は画像データをCD−Rドライブ12に送信する。この記録データまたは画像データは、CD−Rドライブ12のインタフェース58で受信され、バッファメモリ60に一旦蓄えられられた後、読み出されてエンコーダ52に供給される。データ再生時は、デコーダ54で再生されたデータはインタフェース58を介してホストコンピュータ10に転送される。ホストコンピュータ10はまた、データ記録および再生時並びに描画時に、操作者による指令をCD−Rドライブ12に伝達する。この指令はインタフェース58を介してシステム制御部56に伝達される。システム制御部56は該指令に応じた指令をCD−Rドライブ12内の各回路に送り、該当する動作を実行させる。
CD−Rドライブ12内のメモリ62には、CD−Rドライブ12に関し予め設定されている描画条件および操作者が設定可能な描画条件の情報が記憶されている。この実施の形態では、メモリ62には「予め設定されている描画条件」として、光ピックアップ34をCD−Rディスク14の径方向に移送する単位送り量の算出に用いられる「ステッピングモータ36の1フルステップ動作による光ピックアップ34の送り量N」と、「ステッピングモータ36のマイクロステップ動作の分割数M」の情報が記憶されている。また、メモリ62には「操作者が設定可能な描画条件」として、「光ディスクの回転速度」と、「エンコーダ52による画像データのエンコード速度」を組み合わせた複数種類の「描画モード」の情報が記憶されている。システム制御部56は、描画前の適宜の時点(例えば、ホストコンピュータ10の描画プログラムが起動されて該描画プログラムからCD−Rドライブ12に対し描画条件送信の要求が出されたとき等)に、メモリ62からこれらの描画条件を読み出し、インタフェース58を介してホストコンピュータ10に伝達する。
エンコーダ52について説明する。図6はエンコーダ52の構成例を示す。図6において、CDエンコーダ64は、図1のホストコンピュータ10からインタフェース58およびバッファメモリ60を介して転送されるデータ(データ記録時は記録データ、描画時は画像データ)を入力する。CDエンコーダ64は、データ記録時は記録データをインタリーブ処理した後にEFM変調し、さらにこれにCD信号作成のための通常の信号処理{同期信号、パリティデータおよびマージンビットの付加、NRZI(Non Return to Zero Invert)変換}を施して、588チャンネルビットで1EFMフレームを構成する記録信号を連続して作成する。データ記録時にCDエンコーダ64で作成された記録信号はアンドゲート68をそのまま通過し、レーザドライバ48に供給される。レーザドライバ48はこの記録信号に応じてレーザダイオード70を駆動してレーザ光35のパワーを2値に変調し(記録信号が“H”レベルの区間でレーザパワーをピットが形成されるレベルに上げ、記録信号が“L”レベルの区間でレーザパワーをピットが形成されないレベルに下げる)、該記録信号をCD−Rディスク14のデータ記録層18にピットとして記録する。
CDエンコーダ64は、描画時は画像データを、データ記録時の記録データと同様に扱って処理をする。ただし、インタリーブ処理は行わないようにすることもできる。すなわち、インタリーブ処理を行わない場合は、CDエンコーダ64は画像データをインタリーブ処理をせずにそのままEFM変調し、さらにこれにCD信号作成のための通常の信号処理と同じ処理{同期信号、パリティデータおよびマージンビットの付加、NRZI変換}を施して、588チャンネルビットで1EFMフレームを構成するデータを連続して作成する。ここで、1EFMフレームのデータには、1画素分の画像データ(その画素の階調を表す階調データ)が含まれている。すなわち、この実施の形態では、1画素のデータを1EFMフレーム長で表すようにしている。また、画像データについてもCDエンコーダ64でインタリーブ処理をする場合は、このインタリーブ処理により画像データの順序が入れ替わると所期の画像が描画されなくなる。そこで、この場合にはホストコンピュータ10は画像データを逆インタリーブ処理(CDエンコーダ64でインタリーブ処理をするとホストコンピュータ10で逆インタリーブ処理をする前の画像データの順序に戻るように予め画像データの順序を入れ替えておく処理)をしてからCD−Rドライブ12に転送する。こうすることで、転送された画像データをCDエンコーダ64でインタリーブ処理すると、正しい画像データの順序に戻る。CDエンコーダ64はこの正しい順序に戻った画像データをEFM変調する。
デコーダ66はデータ記録時と描画時で切り換えられる。すなわち、デコーダ66はデータ記録時には“H”レベルの信号を連続して出力する。この“H”レベルの信号はアンドゲート68の一方入力端に入力される。したがって、データ記録時にアンドゲート68の他方入力端に入力されるCDエンコーダ64の出力すなわち記録信号はアンドゲート68をそのまま通過する。
デコーダ66は描画時にはCDエンコーダ64から出力されるデータをEFM復調して、1EFMフレームにつき1画素分ずつ該画素の階調データを取得する。そして、デコーダ66は、周期が1EFMフレーム長で、デューティがこの取得した画素ごとの階調データに応じて変化するパルス信号DOTXを出力する。このパルス信号DOTXはアンドゲート68の一方入力端に入力される。したがって、描画時にアンドゲート68は1EFMフレーム周期ごとに、対応する画素の階調値に応じた時間だけゲートを開いて、他方入力端に入力されているCDエンコーダ64の出力信号(NRZI変換されたEFM信号)をその時間だけ通過させる。このアンドゲート68から出力されるNRZI信号の断片信号WEN(1つの画素を描画する描画信号)は、そのデータ自体はもはや意味を持たないが、NRZI信号であるので、デューティは約50%である。したがって、1画素に対応する1EFMフレーム周期中にアンドゲート68を通過するNRZI断片信号WENの1EFMフレーム長に対するデューティ(1EFMフレーム長に対する、その期間にアンドゲート68を通過するNRZI断片信号WENのパルス幅の合計値の比率)は、パルス信号DOTXのデューティに対応したもの、すなわち対応する画素の階調値に対応したものとなる。
描画時にアンドゲート68から出力されるNRZI断片信号WENは描画信号としてレーザドライバ48に供給される。レーザドライバ48はこの描画信号WENに応じてレーザダイオード70を駆動してレーザ光35のパワーを2値に変調し(描画信号WENが“H”レベルの区間でレーザパワーを描画するレベルに上げ、描画信号WENが“L”レベルの区間でレーザパワーを描画されないレベルに下げる)、CD−Rディスク14の描画層24の可視光特性を変化させて描画を行う。この場合、1EFMフレーム長に相当するCD−Rディスク14上での周方向の距離(すなわち1画素を描画するのに割り当てられた周方向の長さ)はきわめて短いので(後述する表1の描画条件の場合、ディスクの直径が10cmの位置で、モード1の場合は約0.12mm長、モード2およびモード3の場合は約0.07mm長)、描画された1つの画素は人の目には1つの点(ドット)としてしか認識されない。したがって、アンドゲート68を通過する描画信号WENの1EFMフレーム長に対するデューティの違いは、人の目には描画の濃度の違いとして感じられることになる(デューティが高いほど濃い描画として感じられる)。このようにして、CD−Rディスク14の描画層24に階調表現による画像が描画される。
ここで、描画時にデコーダ66から出力されるパルス信号DOTXのデューティの設定について図7、図8を参照して説明する。図7はEFMフレームのデータ構造とパルス信号DOTXの関係を示す。図7(a)の「ビット列」はNRZI信号のフォーマットを表し、図中の数字はビット数である。図7(b)の「データ構造」はEFMフレームのデータ構造を表す。「EFM sync」は、EFMフレームの区切りを示すシンクパターン、「D0」〜「D23」はデータ、「P0」〜「P3」はPパリティ、「Q0」〜「Q3」はQパリティ、「m」はマージンビットである。このEFMフレームのデータ構造自体はデータ記録用も描画用も変わらない。データ記録用と描画用とで異なるのは、データD0〜D23の中身である。すなわち、データ記録用のデータD0〜D23は記録する情報を表すデータであるのに対し、描画用のデータD0〜D23はこの1EFMフレームに割り当てられた1画素の階調に応じたデータである。
図7(c)の「DOTX」はパルス信号DOTXである。このパルス信号DOTXは、1EFMフレーム長を区間0〜23に24等分して、該分割された区間単位で“H”レベルまたは“L”レベルに設定される(デューティが0〜100%まで変化する)信号である。図7に矢印で示すように、データD0〜D23はパルス信号DOTXの区間0〜23にそれぞれ対応づけられており、データD0〜D23が特定のコードの場合にパルス信号DOTXの対応する分割区間が“H”レベルに設定され、それ以外のコードの場合にパルス信号DOTXの対応する分割区間が“L”レベルに設定される。すなわち、デコーダ66(図6)で復調された階調データ{ここでは、第0階調〜第24階調の25段階の階調を表すデータ}に応じて、第0階調(描画なし)の場合はパルス信号DOTXの全分割区間が“L”レベルに設定され、第1階調の場合はパルス信号DOTXの1つの分割区間のみ“H”レベルに設定され、第2階調の場合はパルス信号DOTXの2つの分割区間が“H”レベルに設定され、…、第24階調(最も濃い濃度)の場合はパルス信号DOTXの全分割区間が“H”レベルに設定される。
図8は第0階調〜第24階調の25段階の階調ごとのパルス信号DOTXの波形の一例を示す。この設定では、パルス信号DOTXの“H”レベルの区間は、階調数が上がるにつれて、1EFMフレーム長の区間の中央部付近から前後両側に順次広がっていく。図6のデコーダ66は、復調した階調データに応じて、図8に示すパルス信号DOTXが生成されるように、データD0〜D23の値をそれぞれ設定する。すなわち、データD0〜D23のうち、パルス信号DOTXを“H”レベルに設定する分割区間に対応するデータを前記特定のコードに設定し、パルス信号DOTXを“L”レベルに設定する分割区間に対応するデータを該特定のコード以外のコードに設定する。
図6のエンコーダ52の描画時の動作波形を図9に示す。図9において、(a)のNRZI信号は、アンドゲート68で(b)のパルス信号DOTXにより1EFMフレーム長の周期でスイッチングされて、(c)のNRZI断片信号WENが作成される。
ここで、以上説明したシステム構成によるデータ記録時、データ再生時、描画時の動作の概要を説明する。
《データ記録時の動作》
図1のシステムのデータ記録時の動作を説明する。データ記録時はCD−Rディスク14はデータ記録面14a(図2)を下向きにして光ピックアップ34に対面させる。スピンドルサーボ32は光ピックアップ34の受光信号から抽出されるウォブル信号が所定の周波数となるようにスピンドルモータ30を線速度一定(CLV)に制御する。フォーカスサーボ42およびトラッキングサーボ44はオンされる。振動信号発生器46は振動信号の発生を停止する。システム制御部56はディスク回転を検出し、所定回転ごとにステッピングモータ36を所定量駆動し、光ピックアップ34をディスク外周方向に順次移送し、対物レンズ33の光軸位置が常にCD−Rディスク14の記録位置付近となるように制御する。
ホストコンピュータ10からは記録データがCD−Rドライブ12に転送される。該記録データはインタフェース58を介してバッファメモリ60に一旦蓄えられる。該記録データは、記録の進行に応じてバッファメモリ60から順次読み出されてエンコーダ52でインタリーブ処理後にEFM変調され、さらにNRZI信号に変換される。NRZI信号は、ALPC回路50を介してレーザドライバ48に供給される。レーザドライバ48は記録用レーザ光35を該NRZI信号で変調する。該変調された記録用レーザ光35は光ピックアップ34から出射され、CD−Rディスク14のデータ記録層18に照射されてデータの記録が行われる。
《データ再生時の動作》
図1のシステムのデータ再生時の動作を説明する。データ再生時はCD−Rディスク14はデータ記録面14a(図2)を下向きにして光ピックアップ34に対面させる。スピンドルサーボ32は光ピックアップ34の受光信号から再生されるクロックが所定の周波数となるようにスピンドルモータ30を線速度一定(CLV)に制御する。フォーカスサーボ42およびトラッキングサーボ44はオンされる。振動信号発生器46は振動信号の発生を停止する。システム制御部56はディスク回転を検出し、所定回転ごとにステッピングモータ36を所定量駆動し、光ピックアップ34をディスク外周方向に順次移送し、対物レンズ33の光軸位置が常にCD−Rディスク14の再生位置付近となるように制御する。光ピックアップ34は、再生用のレーザ光35を出射して、CD−Rディスク14のデータ記録層18に記録されている信号を読み取る。光ピックアップ34で読み取られた信号はデコーダ54でEFM復調され、インタフェース58を介してCD−Rドライブ12から出力され、ホストコンピュータ10に転送される。
《描画時の動作》
図1のシステムの描画時の動作を説明する。描画時はCD−Rディスク14は描画面14b(図2)を下向きにして光ピックアップ34に対面させる。スピンドルサーボ32は、スピンドルモータ30から所定回転角ごとに出力されるFGパルス(例えば1周あたり6個あるいは18個のパルスが均等な角度間隔で出力される。)と水晶発振クロックを分周したクロックとが位相同期するように、PLL制御でスピンドルモータ30を回転数一定(CAV)に制御する。フォーカスサーボ42はオンされ、トラッキングサーボ44はオフされる。振動信号発生器46は振動信号を発生する。システム制御部56はディスク回転を検出し、重ね書き回数として指示された周回数ごとに、一定の回転角度位置で、ステッピングモータ36を所定量駆動し、光ピックアップ34をディスク外周方向に順次移送する。
ホストコンピュータ10からは画像データがCD−Rドライブ12に転送される。該画像データはインタフェース58を介してバッファメモリ60に一旦蓄えられる。該画像データは、描画の進行に応じてバッファメモリ60から順次読み出されてエンコーダ52でEFM変調され(またはインタリーブ処理後にEFM変調され)、次いでNRZI信号{図9(a)}に変換され、さらに、画像データを構成する各画素の階調値に応じたデューティのNRZI断片信号WEN{図9(c)}に変調される。このNRZI断片信号WENは、ALPC回路50を介してレーザドライバ48に供給される。レーザドライバ48は描画用レーザ光35を該NRZI断片信号WENで変調する。該変調された描画用レーザ光35は光ピックアップ34から出射され、CD−Rディスク14の描画層24に照射されて可視画像の形成すなわち描画が行われる。
次に、ホストコンピュータ10およびCD−Rドライブ12に組み込まれた描画プログラムによって実行される描画時の制御について説明する。図10はホストコンピュータ10に組み込まれたプログラムによって実行される制御であり、図11はCD−Rドライブ12に組み込まれたプログラムによって実行される制御である。CD−Rドライブ12からは、描画前の適宜の時点で(例えば前述のように、ホストコンピュータ10の描画プログラムが起動されて該描画プログラムからCD−Rドライブ12に対し描画条件送信の要求が出されたとき等)、該CD−Rドライブ12に予め設定されている描画条件として、「ステッピングモータ36の1フルステップ動作による光ピックアップ34のディスク径方向への送り量N」と「ステッピングモータ36のマイクロステップ動作の分割数M」の情報が送信される(図11の工程S11)。
CD−Rドライブ12からは、続いて、操作者が設定可能な描画条件として、スピンドルモータ30の回転速度(スピンドル回転数)とエンコーダ52による画像データのエンコード速度の組合せ示す複数種類の描画モードのデータが送信される(図11の工程S12)。この実施の形態では、描画モードとして、ディスク1周あたりに描画する画素数が整数となるようなスピンドル回転数とエンコード速度の組合せを設定する。すなわち、ディスク1周あたりに描画する画素数を整数とすることにより、周方向に一定間隔で描画される画素の周方向位置が、ディスク径方向位置にかかわらず一定となり(つまり、径方向位置ごとに画素が同一周方向位置に描画される)、原画像データから描画に使用する画素データ(描画用画像データ)を作成(抽出)する演算が容易になる。
ディスク1周あたりに描画する画素数が整数となるスピンドル回転数とエンコード速度の組合せは次のようにして求められる。すなわち、この実施の形態では、1画素を1EFMフレーム長(=588チャンネルビット)に対応させており、また「エンコード速度」は、「CD規格で定められた標準(1倍速)のエンコード速度におけるエンコードクロック周波数{=4.3218Mビット(=1秒間に7350EFMフレーム分のクロック)}×エンコード速度倍率(標準のエンコード速度に対する倍率)」であり、これは時間あたりの描画画素数に対応するから、「標準速時のエンコードクロック周波数(=4.3218Mビット)×エンコード速度倍率÷スピンドル回転数÷588」の値すなわちディスク1周あたりの画素数(=EFMフレーム数)が整数となるように、「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の組合せを設定する。具体的には、ディスク1周あたりに描画する画素数が整数となる「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の組合せとして、例えば表1の組合せが使える。なお、これら「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の組合せによって、表1中に示すように、描画速度と描画品位(解像度およびコントラスト比)が変わる。
Figure 0004363396
CD−Rドライブ12は図11の工程S12において、「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の組合せの数(描画モード数)と、該各組合せにおける「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の値を送信する。例えば、表1の3種類の組合せを送信する場合は、始めに描画モード数として「3」を送信し、次いで各描画モードにおける「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の値を順次送信する。
CD−Rドライブ12から「ステッピングモータ36の1フルステップ動作による光ピックアップ34のディスク径方向への送り量N」と「ステッピングモータ36のマイクロステップ動作の分割数M」の情報が送信されると(図11の工程S11)、ホストコンピュータ10はこれらの情報を受信する(図10の工程S1)。なお、ホストコンピュータ10は、後に図13について説明するように、CD−Rドライブ12から受け取ったこれら「送り量N」と「分割数M」のデータに基づきN/Mの演算をして光ピックアップ34のディスク径方向単位送り量を算出し、該算出された径方向単位送り量を累算して光ピックアップ34の対物レンズ33の光軸のディスク径方向位置を算出する。したがって、CD−Rドライブ12から「送り量N」と「分割数M」のデータを個別に送信するのに代えて、N/Mの演算結果、すなわち光ピックアップ34のディスク径方向単位送り量を描画条件の情報としてCD−Rドライブ12からホストコンピュータ10に送信することもできる。ただし、N/Mの演算結果が無限小数となるような場合は、該無限小数を丸めた結果を送信することになるので、該丸めた演算結果を累算して光ピックアップ34の対物レンズ33の光軸のディスク径方向位置を算出すると、実際の光ピックアップ34の対物レンズ33の光軸のディスク径方向位置との間にずれが生じる。したがって、N/Mの演算結果が無限小数となるような場合は、先に説明した手法、すなわち「送り量N」と「分割数M」のデータを個別に送信する方が望ましい。
次いで、CD−Rドライブ12から「描画モード数」の情報と各描画モードにおける「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の値の情報が送信されると、ホストコンピュータ10は、まず「描画モード数」の情報を受信し、続いて各描画モードにおける「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の値の情報を受信する(図10の工程S2)。受信した「エンコード速度倍率」と「スピンドル回転数」の組合せ数が「描画モード数」で指示された数に達すると、ホストコンピュータ10はこの工程S2の受信処理を終了する。
続いて、ホストコンピュータ10は、操作者が設定可能な描画条件として、前記受信した描画モードの情報に応じた情報を、操作者が設定操作(選択操作を含む)可能な状態にディスプレイ11に表示する。この表示内容としては、例えば、描画モードの番号と描画モードごとのエンコード速度倍率とスピンドル回転数の数値、またはこれら数値に代えてもしくはこれら数値とともに、各描画モードごとの記録速度の速さ、解像度、コントラスト比のそれぞれの程度を表す文字(例えば、前記表1のとおりの「高」、「中」、「低」等の文字)等が考えられる。操作者は、この表示を見て、ディスプレイ11の画面上でいずれか1つの描画モードを選択操作する。
また、ホストコンピュータ10は、画像データをCD−Rディスク14の同一径方向位置に複数周回にわたり重ね書きする重ね書き回数について、操作者が設定操作(選択操作を含む)可能な状態にディスプレイ11に表示する。この重ね書き回数については、この実施の形態では、CD−Rドライブ12から取得する描画条件ではなく、ホストコンピュータ10の描画プログラムに、操作者が設定可能な描画条件として予め定めておく情報としている。ただし、これに代えて、重ね書き回数を、操作者が設定可能な描画条件としてCD−Rドライブ12側に予め設定しておき、描画に先立ち、該重ね書き回数の情報をCD−Rドライブ12からホストコンピュータ10に伝達し、ホストコンピュータ10が受信した該重ね書き回数の情報を、操作者が設定操作(選択操作を含む)可能な状態にディスプレイ11に表示することもできる。あるいは、CD−Rドライブ12に予め重ね書き回数の最小値を設定しておき、描画に先立ち該最小値の情報をCD−Rドライブ12からホストコンピュータ10に伝達し、ホストコンピュータ10は重ね書き回数について、該受信した重ね書き回数を最小値として、操作者が設定操作(選択操作を含む)可能な状態にディスプレイ11に表示することもできる。
操作者が設定可能な描画条件について、操作者による設定操作がなされて描画モードその他の描画条件(重ね書き回数等)が決定すると(図10の工程S3)、ホストコンピュータ10は操作者によって決定されたこれら描画条件の情報をCD−Rドライブ12に送信する(図10の工程S4)。CD−Rドライブ12はこの情報を受信し(図11の工程S13)、該情報で指示される描画条件で描画する状態に自らを設定する。
以上の工程を経て描画条件の設定が完了し、さらにホストコンピュータ10の描画プログラム上で描画しようとする原画像データが用意されると、描画スタンバイ状態となる。この状態で、ホストコンピュータ10の描画プログラム上で操作者により描画開始操作がなされると、該描画プログラムは設定された描画条件に従い、原画像データから描画に用いる画像データ(描画用画像データ)を作成(抽出)する(図10の工程S5)。
ホストコンピュータ10の描画プログラムによる描画用画像データの作成手法を図12および図13を参照して説明する。図12は原画像データと描画用画像データの座標位置の関係を示す。図12に白抜きのリングで示された領域がCD−Rディスク14のレーベル面の描画する領域を示す。原画像データは例えばビットマップ形式で構成され、該原画像データを構成する各画素の座標位置は、ここでは原画像の最下端部の位置をy軸方向の原点とし、原画像の最左端部をx軸方向の原点位置とする直交座標(x,y)でそれぞれ表されている。原画像の座標のx軸方向の最大値をX、y軸方向の最大値をYとすると、原画像の中心位置(CD−Rディスク14の回転中心位置に対応する)の座標は(X/2,Y/2)で表される。
一方、描画はCD−Rディスク14を回転させながら光ピックアップ34をディスク径方向に順次移送して行うので、描画に用いる描画用画像データは、CD−Rディスク14の回転中心位置を極とする極座標で表すのが便利である。そこで、ここでは描画用画像データを構成する各画素の座標位置を、直交座標上の原画像の中心位置(X/2,Y/2)を極とし、直交座標のx軸方向に平行な方向を原線とし、動径をrとし、偏角θが原線から左回り方向に増加する極座標(r,θ)でそれぞれ表す。これによれば、描画用画像データの任意の極座標位置(r,θ)は、原画像データの直交座標位置(X/2+rcosθ,Y/2+rsinθ)に該当することになる。
図13は原画像データに基づいて描画用画像データを作成する手順を示す。ここでは、上述した以外のパラメータを次のように定義する。

・「R0」:CD−Rディスク14の描画領域の書き始め半径、すなわち描画領域の最内周半径位置(図12参照)。このR0の値は、ホストコンピュータ10の描画プログラムによりディスプレイ11に表示される設定画面上で操作者によって設定される。
・「R1」:CD−Rディスク14の描画領域の書き終わり半径、すなわち描画領域の最外周半径位置(図12参照)。このR1の値は、ホストコンピュータ10の描画プログラムによりディスプレイ11に表示される設定画面上で操作者によって設定される。
・「Δr」:光ピックアップ34のディスク径方向単位送り量、すなわちステッピングモータ36の1マイクロステップによる光ピックアップ34の移動量である。このΔrの値は、CD−Rドライブ12から受信した「ステッピングモータ36の1フルステップ動作による光ピックアップ34のディスク径方向への送り量N」と「ステッピングモータ36のマイクロステップ動作の分割数M」の情報に基づき、N/Mの演算で求められる。
・「Δθ」:周方向に隣接して描画する画素間の偏角差。この偏角差Δθの値は、CD−Rドライブ12から送信された複数の描画モードの中からホストコンピュータ10上で操作者が選択した描画モードの情報に基づき、ホストコンピュータ10のプログラムがディスク1周あたりの描画数(表1参照)を演算し、さらにこの求められたディスク1周あたりの描画数に基づき、
Δθ=2π/1周あたりの描画数
の演算で求められる。
・「L」:同一径方向位置の重ね書き回数(整数)
図13について説明する。始めに、CD−Rディスク14の描画領域の書き始め位置(r=R0,θ=0)について(S21)、対応する直交座標上の位置(x,y)を(1)式、(2)式により算出する(S22)。
x=X/2+rcosθ …(1)
y=Y/2+rsinθ …(2)
次いで、各画素の位置が直交座標で表されている原画像データから、この求められた位置(x,y)の画素データ(階調データ)を抽出する(S23)。なお、(1)式、(2)式で算出されたx、yが小数部分を有する場合は、小数部分を切り捨てるあるいは四捨五入する等の丸め処理をして整数に直してから、該当する位置の画素データを抽出する。
続いて、同一径方向位置で周方向に順次隣接して描画する画素位置(r=R0,θ=Δθ)、(r=R0,θ=2Δθ)、(r=R0,θ=3Δθ)、…について、同様にして(1)式、(2)式から該当する直交座標上の位置(x,y)を順次求め、原画像データからこれら求められた各位置(x,y)の画像データを順次抽出していく(S24)。そして、この操作を重ね書き回数Lで指定された周回数行ったら(すなわち、θ=2π×Lに達したら)、書き始め半径位置R0について重ね書き回数分の描画用画像データの取得が終了する(S25)。
続いて、θの値を0に戻して(S26)、次の半径位置r=R0+Δrについても同様にして、θ=0からθ=2π×LまでΔθごとに、描画用画像データを構成する画素データを原画像データから順次抽出していく。そして、この操作を半径位置をΔrずつ増加させながら繰り返して(S27)、書き終わり半径位置R1に達したら(S28)、描画領域全体について描画用画像データが原画像データから取得されたことになるので、描画用画像データの作成を終了する(S29)。このようにして、直交座標で表された原画像データから、極座標に変換された描画用画像データが作成される。
ホストコンピュータ10は、以上のようにして描画用画像データを作成しながら(図10の工程S5)、該描画用画像データを構成する各画素データ(階調データ)を、図13の処理によって原画像データから取得(抽出)した順序で(または前述の逆インタリーブ処理によりこの順序を入れ替えた順序で)CD−Rドライブ12に順次転送する(図10の工程S6)。また、ホストコンピュータ10はこの描画用画像データの転送に先立ち、操作者によって設定された書き始め半径位置R0と書き終わり半径位置R1の情報をCD−Rドライブ12に送る。CD−Rドライブ12はこの書き始め半径位置R0と書き終わり半径位置R1の情報と描画用画像データを受け取って(図11の工程S14)、該情報で指示された書き始め半径位置R0から、該受け取った描画用画像データによる画素を、受け取った画素データの順序で(または前述のインタリーブ処理によりこの順序を入れ替えて元の作成順の並びに戻した順序で)CD−Rディスク14に順次描画する(図11のS15)。この描画の際に、CD−Rドライブ12は、描画条件で設定されたスピンドル回転数、エンコード速度、マイクロステップ移動量、重ね書き回数で動作し、一方ホストコンピュータ10から転送された画素データはこの描画条件に適合するように順次作成(抽出)されたものであるので、書き始め半径位置R0から、画素データに応じた画素を、該画素データの作成順に描画することで、原画像に応じた画像がCD−Rディスク14に描画される。したがって、ホストコンピュータ10からCD−Rドライブ12へは、各画素データ(階調データ)を、作成した順(または前述の逆インタリーブ処理をしてこの順序を入れ替えた順)に転送すればよく、各画素ごとの座標位置(r,θ)のデータを送る必要はない。ただし、別の転送方法として、描画用画像データを構成する各画素データとして、階調データに座標位置(r,θ)のデータを付加したデータをホストコンピュータ10からCD−Rドライブ12に転送し、CD−Rドライブ12側で各画素データの座標位置(r,θ)を解析して該当する位置に描画することも可能である。描画位置が前記情報で指示された書き終わり半径位置R1に達すると、描画が終了する(図10の工程S7、図11の工程S16)。描画が終了すると、ホストコンピュータ10およびCD−Rドライブ12は制御を終了する(図10の工程S8、図11の工程S17)。なお、以上の説明では、ホストコンピュータ10で描画用画像データを作成しながら該描画用画像データをCD−Rドライブ12に転送するようにしたが、ホストコンピュータ10で画像全体について描画用画像データの作成を終了してから、該作成した描画用画像データを順次CD−Rドライブ12に転送することもできる。また、CD−Rドライブ12は、描画用画像データを受け取りながら順次描画を行うほか、画像全体について描画用画像データの受け取りを終了してから描画を開始することもできる。なお、ホストコンピュータ10から書き終わり半径位置R1の情報をCD−Rドライブ12に送信し、CD−Rドライブ12はこの情報に基づいて書き終わり半径位置R1に達したことを判断して描画を終了する(図11の工程S16)のに代えて、ホストコンピュータ10から、描画用画像データ全体の送信を終了した時に、描画用画像データ全体の送信を終了した旨を通知する情報を送信し、CD−Rドライブ12は該情報を受信したら描画を終了する(同S16)こともできる。
CD−Rドライブ12のシステム制御部56に組み込まれた描画プログラムによる描画制御を図14、図15に基づいて説明する。図14はスピンドルモータ30の制御を示す。システム制御部56は、描画開始前に操作者によってホストコンピュータ10側で選択されてCD−Rドライブ12に伝達された(図11の工程S13)描画モードの情報に基づき、スピンドルモータ30を該描画モード情報で指示される回転数(表1参照)にCAV制御する(S31)。この制御は描画が終了するまで継続して行われる(S32、S33)。
図15は光ピックアップ34の制御を示す。システム制御部56は、描画開始前に光ピックアップ34の対物レンズ33のディスク径方向光軸位置を、書き始め半径位置R0に位置決めする(S41)。この制御は、ステッピングモータ36を駆動して光ピックアップ34を内周方向に一旦戻し、最内周の原点位置(リミットスイッチで検出される位置、あるいはストッパで機械的に係止される位置)を検出したら、その位置から対物レンズ33が書き始め半径位置R0に到達するステップ数分ステッピングモータ34を駆動することにより実現される。続いて、振動信号発生器46から振動信号を発生させて、光ピックアップ34のトラッキングアクチュエータに供給して、対物レンズ33をディスク径方向に一定周期で振動させる(S42)。振動の周波数Hzをスピンドル回転数rpsよりも大きな値に設定することにより、スピンドル1回転あたりに1周期以上振動させる。この振動は描画が終了するまで継続して行われる。なお、描画時はトラッキングサーボはオフされる。
振動信号により対物レンズ33を振動させる場合、「振動の周波数Hz/スピンドル回転数rps」の商が循環桁数の長い循環小数となるように、「振動の周波数Hz」と「スピンドル回転数rps」の値を設定するのが望ましい。すなわち、このような設定にすると、重ね書き回数が多くても、レーザ光35の走査位置が重ね書き中に相互に重ならないようにすることができる。例えば、表1の描画モード1のスピンドル回転数131.25rpsに対して振動の周波数を200Hzに設定すれば、「振動の周波数Hz/スピンドル回転数rps」の商は循環桁数の長い循環小数となる。
スピンドルモータ30が前記描画モード情報で指示される回転数で安定にCAV制御され(図14の工程S32)、かつ光ピックアップ34の対物レンズ33のディスク径方向光軸位置が書き始め半径位置R0に位置決めされた(図15の工程S41)状態に達したら、任意の周方向位置から描画が開始される。この描画を開始した周方向位置をθ=0と定める(S43)。描画中は、スピンドルモータ30のCAV制御に用いられているのと同じ水晶発振クロックを分周して作成したクロックをカウントして、θ=0の位置に対する周方向位置を前記Δθ(周方向に隣接して描画する画素間の偏角差)ごとに検出する。そして、θ=2π×Lに達したら(S44)、重ね書き回数Lで指定された回数周回したものと判断して、ステッピングモータ36を1マイクロステップ分駆動して、対物レンズ33の光軸位置(振動の中央位置)をディスク外周方向に距離Δr分移動させる(S45)。θ=2π×Lでθの計数値が0に戻り(S46)、そのままθの計数を繰り返す。距離Δrの移動を、θが2π×Lに達するごとに行い、ディスク径方向位置が書き終わり半径位置R1に達したら(S47)、制御を終了する(S48)。
なお、上記のように描画を開始した任意の周方向位置をθ=0とするのに代えて、CD−Rディスク14のレーベル面描画領域よりも内周側に、レーベル面描画対応ディスクであることを示す認識コードを形成し、描画に先立ち光ピックアップ34でこの認識コードの、ある決まったデータが存在する周方向位置を検出し、その位置をθ=0と定めて、この周方向位置から描画を開始することもできる。このようにすれば、CD−Rディスク14をCD−Rドライブ12から出し入れしても、θ=0の位置は変わらないので、描画の書き継ぎを行うことができる。
エンコーダ52は、スピンドルモータ30のCAV制御および光ピックアップ34の対物レンズ33のディスク径方向光軸位置の検出に用いられているのと同じ水晶発振クロックを分周して作成したクロックを使用して、描画モードで指示されたエンコード速度{エンコードクロック周波数(=4.3218Mビット)×エンコード速度倍率}で描画用画像データを、ホストコンピュータ10から転送された画素データの順(または前述のインタリーブ処理によりこの順序を入れ替えて元の作成順の並びに戻した順)で、順次エンコードして、該画素データを構成する階調データに応じてデューティが変化する描画信号(図9のNRZI断片信号WEN)を順次生成する。
描画は、このようにして順次エンコードされた描画信号(図9のNRZI断片信号WEN)で光ピックアップ34のレーザダイオード70(図6)を駆動して、レーザ光35を変調することにより実現される。すなわち、描画を開始したディスク周方向位置をθ=0として(図5の工程S43)、光ピックアップ34の対物レンズ33の光軸位置(振動の中央位置)がCD−Rディスク14上の任意の位置(r,θ)にあるときに、該当する位置(r,θ)の画素データに基づいて生成されたNRZI断片信号WENで変調したレーザ光35で描画が行われるように、対物レンズ33のディスク周方向およびディスク径方向の光軸位置(振動の中央位置)とエンコーダ52のエンコード動作とが同期する。スピンドルモータ30のCAV制御とエンコーダ52によるエンコード処理は、同じ水晶発振クロックに基づいて行われるので、この同期は容易に実現される。
図16は、重ね書き回数を「3」に設定した場合の1つの径方向位置での描画用レーザ光35の走査位置の軌跡の一例を示す。図16では、説明の便宜上、CD−Rディスク14の円周を直線に展開して示している。なお、図16の例では、各パラメータを次のように設定している。

・ステッピングモータ36の1フルステップ動作による光ピックアップ34のディスク径方向への送り量N=95μm
・ステッピングモータ36のマイクロステップ動作の分割数M=8
・ステッピングモータ36の1マイクロステップによる光ピックアップ34の移動量Δr=N/M=95μm/8
・レーザ光35の振動振幅=振動の中央位置に対し±50μm
・レーザ光35の振動数Hz/スピンドル回転数rps>1(循環小数)
図16によれば、レーザ光35は振動動作により、1マイクロステップによる光ピックアップ34の移動量Δrよりも広いディスク径方向範囲を走査している。しかも、「レーザ光35の振動数Hz/スピンドル回転数rps」が循環小数となるように設定されているので、レーザ光35の軌跡が周回ごとに相互に重ならない。したがって、レーザ光35による個々の描画線は細くても、隙間の少ない描画が実現される。
なお、前記実施の形態では、画像データの階調数を第0階調〜第24階調の25段階とし、パルス信号DOTXの分割区間数(すなわち設定可能なデューティ数)を「24」としたので、パルス信号DOTXのデューティの違いのみで画像データの全階調を区別して描画できた。したがって、同一径方向位置の同一周方向位置については重ね書きの周回ごとにパルス信号DOTXを同じデューティに設定すればよかった。しかし、画像データの階調数がパルス信号DOTXの分割区間数よりも多い場合には、重ね書きの周回ごとにパルス信号DOTXのデューティを同じに設定したのでは画像データの全階調を区別して描画することはできない。そこで、そのような場合には、同一径方向位置の同一周方向位置でも重ね書きの周回によってパルス信号DOTXのデューティを異ならせるようにする。例えば、重ね書き回数を「2」とし、1周目で第1階調による描画を行い、2周目の同一周方向位置で第2階調による描画を行えば、1周あたりの平均で第1.5階調による描画を該周方向位置で行ったことになる。したがって、重ね書きの周回によってパルス信号DOTXのデューティを異ならせることにより、理論上は「パルス信号DOTXの分割区間数×重ね書き回数」に相当する階調数までの画像データに対応して、その画像データの階調を忠実に再現した描画を行うことが可能となる。
また、前記実施の形態ではこの発明を記録可能型CDシステムに適用した場合について説明したが、記録可能型DVDシステムその他の規格の光ディスクシステムに適用することができる。
この発明の光ディスク描画方法を実施するためのシステム構成全体の実施の形態を示すブロック図である。 図1のレーベル面描画対応CD−Rディスク14をその中心軸を通る面で切断した断面構造を模式的に示す図である。 図1のステッピングモータ36の構成例を示す模式図である。 図3の2相ステッピングモータ36をフルステップ駆動する場合の駆動パルスA,Bの電圧波形図である。 図3の2相ステッピングモータ36をマイクロステップ駆動する場合の駆動パルスA,Bの電圧波形図である。 図1のエンコーダ52の構成例を示すブロック図である。 EFMフレームのデータ構造と図6のパルス信号DOTXの関係を示す図である。 パルス信号DOTXの階調ごとの波形の一例を示す図である。 図6のエンコーダ52の描画時の動作波形図である。 図1のホストコンピュータ10に組み込まれたプログラムによって実行される描画制御を示すフローチャートである。 図1のCD−Rドライブ12に組み込まれたプログラムによって実行される描画制御を示すフローチャートである。 原画像データと描画用画像データの座標位置の関係を示す図である。 原画像データに基づいて描画用画像データを作成する手順を示すフローチャートである。 図1のCD−Rドライブ12の描画時のスピンドルモータ30の制御を示すフローチャートである。 図1のCD−Rドライブ12の描画時の光ピックアップ34の制御を示すフローチャートである。 図1のCD−Rドライブ12の描画時のレーザ光35の走査位置の軌跡の一例を示す図である。
符号の説明
10…ホストコンピュータ、11…ディスプレイ、12…CD−Rドライブ(光ディスク描画装置兼用光ディスク記録装置)、14…光ディスク、18…データ記録層、24…描画層、30…スピンドルモータ、34…光ピックアップ(光ヘッド)、36…ステッピングモータ、35…記録/再生/描画用レーザ光、52…エンコーダ

Claims (7)

  1. コンピュータと光ディスク描画装置とを相互に通信可能な状態に接続し、前記コンピュータに、光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に可視画像として形成する画像の原画像データを保持し、前記光ディスク描画装置に前記光ディスクを装填し、前記コンピュータは前記保持している原画像データに応じた描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は前記光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に該光ヘッドから、前記転送された描画用画像データに応じて変調した描画用レーザ光を前記光ディスクの前記描画層に照射して、該描画層に前記可視画像の形成を行う描画方法において、
    前記コンピュータから前記描画用画像データを前記光ディスク描画装置に転送するのに先立ち、該光ディスク描画装置は該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報として前記光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件の情報を前記コンピュータに伝達し、
    該コンピュータは該描画条件の情報に基づき前記単位送り量に適合した光ディスクの径方向各位置を算出し、さらに前記保持している原画像データから、該算出された光ディスクの径方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、
    前記光ディスク描画装置は、前記光ヘッドを前記単位送り量で前記光ディスクの径方向に順次移送しながら、前記転送された描画用画像データに応じて前記描画用レーザ光を変調して、前記可視画像の形成を行う光ディスク描画方法。
  2. 前記光ヘッドの前記光ディスクの径方向への移送がステッピングモータを駆動源として実行されるものであり、
    前記光ヘッドの前記単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータが、前記ステッピングモータの1フルステップ動作による該光ヘッドの送り量と該ステッピングモータのマイクロステップ動作の分割数であり、
    前記コンピュータが、「1フルステップ動作による該光ヘッドの送り量/マイクロステップ動作の分割数」の演算により前記光ヘッドの単位送り量を算出する請求項記載の光ディスク描画方法。
  3. 前記コンピュータが、描画条件の情報として前記光ディスクの回転速度に関する条件と前記描画用画像データをエンコードして前記描画用レーザ光の変調信号を作成するエンコード速度に関する条件の情報を別途取得し、
    該コンピュータが、前記光ディスクの回転速度の条件およびエンコード速度の条件に適合した条件で画素を描画するディスクの周方向各位置を算出し、さらに前記原画像データから、前記算出された光ディスクの径方向各位置について、前記算出された光ディスクの周方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、
    前記光ディスク描画装置が、前記光ヘッドを前記単位送り量で前記光ディスクの径方向に順次移送しかつ前記光ディスクを前記設定された回転速度で回転駆動しながら、前記転送された描画用画像データを前記設定されたエンコード速度でエンコードして前記描画用レーザ光の変調信号を作成し、該変調信号で前記描画用レーザ光を変調して、前記可視画像の形成を行う請求項1または2記載の光ディスク描画方法。
  4. 前記原画像データの位置が直交座標、前記描画用画像データの位置が極座標でそれぞれ表されるものであり、
    前記画素を描画する光ディスク上の位置の算出が、前記描画条件に適合する前記描画用画像データの極座標位置を求めることにより行われ
    前記算出された光ディスク上の位置に描画する画素の描画用画像データの作成が、該極座標位置を直交座標位置に変換して対応する原画像データの位置を求め、該求められた位置の原画像データを該対応する位置の描画用画像データとして採用することにより行われる請求項1からのいずれかに記載の光ディスク描画方法。
  5. コンピュータと相互に通信可能な状態に接続して使用される光ディスク描画装置であって、前記コンピュータから転送される描画用画像データを受け取り、光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に、前記光ヘッドから描画用レーザ光を、前記受け取った描画用画像データに応じて変調して出射し、該変調された描画用レーザ光を前記光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に照射して、該描画層に可視画像の形成を行う光ディスク描画装置において、
    前記コンピュータから前記描画用画像データを受け取るのに先立ち、該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報として前記光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件の情報を前記コンピュータに伝達し、その後該コンピュータから転送される、該描画条件による単位送り量に適合して作成された、光ディスクの径方向各位置に描画する描画用画像データを受け取り、前記光ヘッドを前記単位送り量で前記光ディスクの径方向に順次移送しながら、前記転送された描画用画像データに応じて前記描画用レーザ光を変調して、前記可視画像の形成を行う光ディスク描画装置。
  6. コンピュータと光ディスク描画装置とを相互に通信可能な状態に接続し、前記コンピュータに、光ディスクのデータ記録層とは別に設けられた描画層に可視画像として形成する画像の原画像データを保持し、前記光ディスク描画装置に前記光ディスクを装填し、前記コンピュータは前記保持している原画像データに応じた描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送し、該光ディスク描画装置は前記光ディスクを回転駆動しながら光ヘッドを該光ディスクの径方向に順次移送し、その際に該光ヘッドから、前記転送された描画用画像データに応じて変調した描画用レーザ光を前記光ディスクの前記描画層に照射して、該描画層に前記可視画像の形成を行う描画方法を実施するために、前記コンピュータで実行されるプログラムであって、
    該コンピュータに、
    前記描画用画像データを前記光ディスク描画装置に転送するのに先立ち、該光ディスク描画装置から伝達される、該光ディスク描画装置に予め設定されている描画条件の情報として前記光ヘッドを前記光ディスクの径方向に移送する単位送り量に関する条件または該単位送り量の算出に用いられる複数のパラメータに関する条件の情報を受け取り、
    該受け取った描画条件の情報に基づき前記単位送り量に適合した光ディスクの径方向各位置を算出し、
    さらに前記保持している原画像データから、該算出された光ディスクの径方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送する
    処理を実行させる光ディスク描画プログラム。
  7. 前記コンピュータに、
    前記光ディスクの回転速度に関する条件と前記描画用画像データをエンコードして前記描画用レーザ光の変調信号を作成するエンコード速度に関する条件の情報を別途取得し、
    前記光ディスクの回転速度の条件およびエンコード速度の条件に適合した条件で画素を描画するディスクの周方向各位置を算出し、
    さらに前記原画像データから、前記算出された光ディスクの径方向各位置について、前記算出された光ディスクの周方向各位置に描画する各画素の描画用画像データを作成して前記光ディスク描画装置に転送する
    処理を実行させる請求項6記載の光ディスク描画プログラム。
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