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JP4366243B2 - 粘着テープ繰り出し装置、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット、粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座及び粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネット - Google Patents
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JP4366243B2 - 粘着テープ繰り出し装置、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット、粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座及び粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネット - Google Patents

粘着テープ繰り出し装置、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット、粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座及び粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネット Download PDF

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Description

本発明は、例えば病院、デパート等の公衆トイレや新幹線等の旅客車両用のトイレ等において使用されている、いわゆる使い捨てタイプの便座シートの便座に対する簡易固定を目的とする粘着テープ繰り出し装置、該粘着テープ繰り出し装置を便座等に取り付けるための粘着テープ繰り出し装置取付ユニット、該粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座及び前記粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネットに関するものである。
公衆トイレや新幹線等の旅客車両用のトイレ等において設けられる、不特定多数の人が頻繁に利用する便器に対しては、衛生上の観点からいわゆる使い捨てタイプの便座シート(以下、使い捨て便座シートという)が用いられている。
この場合、利用者はボックス状のキャビネットに予め収納されている使い捨て便座シートを取り出し、これを便座の上に単に載置して、使用後はそのままゴミ箱等に廃棄していた。このため従来は使用に際して、使い捨て便座シートが位置ずれを起こしたり、便座から落下するおそれがあった。
そしてこのような事態を防ぐために、便座シートに粘着性を持たせたものも登場し普及を見せている。また本出願人も上記粘着性を有する使い捨て便座シートを使用することを前提に粘着テープの安定した繰り出しを可能とする粘着テープ等の繰り出し装置と、便座シートの簡易固定を目的として粘着テープの接着という新たな機能を付加した便座シート収納キャビネットとを提案している(特許文献1参照)。
しかし上述の粘着テープ等の繰り出し装置にあっては、材質を異にする多くの部品が使用されており、構造も複雑であったため、部品点数の増加、これに起因する部品コスト及び組立コストの増大、装置の小型化の困難性等の問題が生じていた。
また粘着テープ繰り出し装置は専用の取付ユニットを使用すれば種々の被取付部に取り付けることが可能であるが、このような取付ユニット自体が従来存在していなかった。またこのような取付ユニットを備える便座も当然存在していなかった。
特開2003−095523号公報
本発明は、このような背景技術及び背景技術が抱える問題点の存在を踏まえてなされたものであって、構造をできるだけ簡単にし、材料の共通化と部品点数の減少とを図ることによって部品コスト及び組立コストの削減、装置の更なる小型化を可能にする粘着テープ繰り出し装置、該粘着テープ繰り出し装置を種々の被取付部に対して取り付けるための粘着テープ繰り出し装置取付ユニット、該粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座及び前記粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネットを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、巻かれた状態の粘着テープが保持されるテープベースと、前記テープベースの一端が係止される繰り出しギヤ及び繰り出しギヤと一体のラチェットギヤと、前記繰り出しギヤに噛み合う従動ギヤ及び従動ギヤと一体の巻取りボビンと、前記ラチェットギヤと噛み合う係止爪を有する作用杆と、前記テープベース、繰り出しギヤ、ラチェットギヤ、従動ギヤ、巻取りボビン及び係止爪を有する作用杆を収容するケースと、前記ケースに形成されたテープ露出窓と、前記テープ露出窓からケース外へ、一部が突出して備えられたテープ支持部材とを有しており、テープベースに保持された粘着テープはテープ露出窓からケース外へ引き出されて、テープ支持部材のケース外へ露出した部分に粘着テープの裏面が摺接し、他端が巻取りボビンに連結された状態で装着されていると共に、前記作用杆の係止爪によりラチェットギヤを押圧して回転させることによって粘着テープを繰り出すようにした粘着テープ繰り出し装置において、前記作用杆は弾性変形できる材料によって構成されており、作用杆の一部に設けられ、ケース外に突出している操作部を所定の方向に移動させることによって作用杆を撓み変形ないし弾性変形させて係止爪がラチェットギヤを押圧して回転させるようにしたことを特徴とする粘着テープ繰り出し装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した粘着テープ繰り出し装置において、テープ支持部材は作用杆から立ち上げられている取付軸部に対して回転自在に軸支されており、作用杆をラチェットギヤが回転する方向に撓み変形ないし弾性変形させることによって、前記テープ支持部材は支持している粘着テープに対して離間する方向に移動するように構成されていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した粘着テープ繰り出し装置において、繰り出しギヤとケースとの間には、逆転防止爪と逆転防止爪と係合するラチェットギヤとを備える逆転防止構造が設けられていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置である。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載した粘着テープ繰り出し装置を便座等の被取付部に取り付けるための粘着テープ繰り出し装置取付ユニットであって、上面に開口部を有し、前記粘着テープ繰り出し装置を収容するホルダ部と、前記ホルダ部に連結され、被取付部に固定される固定部とを備えていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置取付ユニットである。
請求項5の発明は、請求項4に記載した粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座であって、便座上に載置される使い捨て便座シートを、前記粘着テープ繰り出し装置のケースのテープ露出窓から露出し、且つ裏面がテープ支持部材によって支持される粘着テープの一部分によって保持するようにしたことを特徴とする便座である。
請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載した粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネットであって、使い捨て便座シートを多数収容し、開口を有する本体と、前記本体に開閉自在に取り付けられる蓋体とを有し、前記蓋体には前記粘着テープ繰り出し装置が取り付けられ、蓋体を開けると収容された使い捨て便座シートが、前記粘着テープ繰り出し装置のケースの露出窓から露出し、且つ裏面がテープ支持部材によって支持される粘着テープの一部分によって保持されて引き出されるようにしたことを特徴とする便座シート収納キャビネットである。
本発明の粘着テープ繰り出し装置によれば、構造を簡単にでき、材料の共通化と部品点数の減少とが図れ、部品コスト及び組立コストの削減と装置の更なる小型化とが達成される。
さらに本発明の粘着テープ繰り出し装置ユニットによれば、上記粘着テープ繰り出し装置を被取付部における既存の構成に変更を加えることなく、種々の被取付部に取り付けることが可能となる。
また本発明の便座や便座シート収納キャビネットによれば、便座に対する使い捨て便座シートの簡易固定、積層状態の使い捨て便座シートの分離、引き出しが容易になり、使い勝手が大幅に向上する。
以下、下記の実施例1から実施例5によって、本発明に係る粘着テープ繰り出し装置1、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3、便座5及び便座シート収納キャビネット7を実施するための最良の形態について説明する。
実施例1は、本発明に係る粘着テープ繰り出し装置1を実施するための最良の形態の一例を示している。粘着テープ繰り出し装置1は、図1に示す分解平面図、あるいは図2に示す分解斜視図に示すように粘着テープT、繰り出しギヤ13、ラチェットギヤ15、従動ギヤ17、巻取りボビン19、作用杆21、テープ支持部材としての支持ローラ23及び逆転防止爪25等の諸部材をケース27内に収容し、カバー29によってケース27の開口面を閉塞することによって構成されている。
粘着テープTは便座シートSの簡易固定に必要な粘着力を有する各種のテープが使用でき、本実施例では、テープ幅8mm、テープ全長8mのものを使用した。
繰り出しギヤ13は、後述する作用杆21による送り作用によって所定の方向(図3、図4のおいて時計回りの方向)に所定のピッチずつ回転する駆動ギヤである。繰り出しギヤ13には、繰り出しギヤ13より小径のラチェットギヤ15が一体に設けられている。ラチェットギヤ15は、鋸刃状の歯が多数周面に形成されたギヤで、作用杆21に設けられている係止爪31による押圧力を受けながら一方向(図3、図4のおいて時計回りの方向)のみに所定のピッチずつ回転する。
従動ギヤ17は、繰り出しギヤ13と噛み合い、繰り出しギヤ13の回転と連動して反対方向(図3、図4のおいて反時計回りの方向)に同一ピッチで回転する巻き取り側のギヤである。また従動ギヤ17には一端面が開口したキャップ状の巻き取りボビン19が一体に設けられている。
また作用杆21は、湾曲形成された長杆状の部材を適宜屈曲させることによって構成されており、ケース27に固定される基端部33を支点として、片持ち梁状態に撓み変形ないし弾性変形する。
作用杆21の自由端には上述のラチェットギヤ15と直接係合し、押圧することによってラチェットギヤ15ないし繰り出しギヤ13の送り作用をする係止爪31が設けられている。
また作用杆21の中間部には、基端部33寄り(図3、4中、左上部)に支持ローラ23を回転自在に軸支する取付軸部35、湾曲する中間から係止爪31寄り(図3、4中、右上部)の部分がケース27外に突出する操作部37、そして操作部37と係止爪31との間には当接段部41が設けられている。この当接段部41が後述するブロック部50の周面に当接して、操作部37が図3において反時計回りの方向へ回動するのが規制されている。
支持ローラ23は、上述の取付軸部35に対して回転自在に設けられており、支持ローラ23の一部はケース27のテープ露出窓43から突出するようになっている。また逆転防止爪25は、上述のラチェットギヤ15と共に繰り出しギヤ13の逆転を防止する逆転防止構造45を構成している。
逆転防止爪25は、湾曲形成された長杆状の部材をL字状に屈曲させたもので、作用杆21と同様に、ケース27に固定される基端部47を支点として、片持ち梁状態に撓み変形ないし弾性変形する。
逆転防止爪25の自由端にはラチェットギヤ15と直接係合することで繰り出しギヤ13の逆転を防止する係合爪部49が設けられている。
ケース27は、矩形筐体状の部材で図3、4中、紙面前方側の面は開口されている。またケース27の図3、4中、上方に位置する面は、便座シートSとの対向面51になっていて、この対向面51に対して上述のテープ露出窓43と、作用杆21の操作部37が突き出るための開口部52、操作部37の移動を可能にする開口部53が設けられている。
また、ケース27にはカバー29に設けられたピン42、44が挿入される穴48a、50aが形成されたブロック部48、50が設けられている。ピン42、44が穴48a、50aに嵌合して、カバー29がケース27に取り付けられる。
ケース27の図3、4中、紙面後方側の面には、同図紙面前方に向って中空円筒状の支持ポスト59、61が立ち上げられている。このうち同図右側に位置する支持ポスト59は、繰り出しギヤ13を回転自在に支持する部材であり、同図左側に位置する支持ポスト61は、従動ギヤ17を回転自在に支持する部材である。
また支持ポスト59、61間の距離は、これらに嵌合する繰り出しギヤ13と従動ギヤ17が最適な状態で噛み合うことができる状態に設定されている。
この他、ケース27の図3、4中、左右に位置する側板63、65には係合突起67が設けられていて、粘着テープ繰り出し装置1の装着の際に使用される。
カバー29は上述したようにケース27の開口面を閉塞する部材で、ケース27における支持ポスト59に対して内嵌する中空円筒状の嵌合凸部69と、粘着テープTの張り調整等を行う場合に使用する円形状の調整窓71が設けられている。
繰り出しボビン73は支持ポスト59に回転自在に支持されている。粘着テープTは、一端が繰り出しギヤ13側の繰り出しボビン73に対して係止され、繰り出しボビン73に所定巻数巻かれた後、テープ露出窓43からケース27外へ引き出される。
ケース27外へ引き出された粘着テープTは、支持ローラ23のケース27外へ露出した部分に裏面が摺接し、支持ローラ23に巻回された後、再びテープ露出窓43からケース27内へ引き戻される。
ケース27内に引き戻された粘着テープTの他端は巻取りボビン19に対して係止され、繰り出しギヤ13の回転に伴って、巻取りボビン19に巻き取られて行く。
次にこのようにして構成される粘着テープ繰り出し装置1の作動態様について説明する。
粘着テープTを繰り出す場合には使用者は作用杆21の操作部37に指を掛け、操作部37を押すだけでよい。操作部37に力が作用すると、作用杆21は基端部33を支点としてラチェットギヤ15を回転させる方向に撓み変形ないし弾性変形する。
また作用杆21の撓み変形ないし弾性変形に伴って支持ローラ23はケース27の内方に向って移動するようになる。支持ローラ23がケース27の内方に向って移動すると粘着テープTのテンションが緩むため、支持ローラ23に対する粘着テープTとの圧接力も弱くなり、粘着テープTの送り動作が円滑に行われるようになる。
一方、作用杆21の自由端に設けられている係止爪31は、ラチェットギヤ15に係合し、ラチェットギヤ15を押圧するため、所定の回転送り量だけ回転する。ラチェットギヤ15が回転すると、ラチェットギヤ15と一体の繰り出しギヤ13も同方向に同じ回転送り量だけ回転し、繰り出しギヤ13と噛み合っている従動ギヤ17も逆方向に同じ回転送り量だけ回転する。
これに伴って、従動ギア17と共に巻き取りボビン19が回転することにより粘着テープTが巻き取られて、これにより繰り出しボビン73が繰り出しギヤ13とは独立して回転し、粘着テープTが繰り出される。
また粘着テープTの繰り出しによって支持ローラ23も所定量回転するため、接着面として使用されるテープ露出窓43から露出している粘着テープTの部位も移動し、粘着力の強い未使用の粘着テープTが露出するようになる。
またラチェットギヤ15には逆転防止爪25が係合しているため、ラチェットギヤ15ないし繰り出しギヤ13の逆転が防止されているから、粘着テープTの確実な送りと、巻回された粘着テープTの弛みの防止が図られている。
実施例2は、本発明に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3を実施するための最良の形態の一例を示している。粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3は、便座5等の被取付部に上述の粘着テープ繰り出し装置1を取り付けるために使用される部材である。
粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3は、図5〜7に示すように上面に開口部75を有し、前記粘着テープ繰り出し装置1を収容するホルダ部77と、前記ホルダ部77に連結され、便座5の裏面等に固定される固定部79とを備えている。
ホルダ部77は矩形筐体状の部材で、上面の開口部75には同じく矩形筐体状のホルダカバー81が取り付けられる。そしてホルダ部77とホルダカバー81が組み合わされた状態で粘着テープ繰り出し装置1におけるケース27より一回り大きな矩形状の筐体が形成されるようになっている。
ホルダ部77の左右の側板83、85の上部内壁面には係合溝87が設けられている。この係合溝87には粘着テープ繰り出し装置1のケース27における側板63、65の外壁面に設けられている係合突起67が係合するようになっている。
またホルダカバー81の上面には、粘着テープ繰り出し装置1においてケース27から露出する粘着テープT及び支持ローラ23を露出させるテープ露出窓89と、操作部37をホルダカバー81外へ突出させるための開口部91が設けられている。
またホルダ部77とホルダカバー81との接合部には、両者の接合を容易、確実にするための係合構造が設けられている。
固定部79はホルダ部77の後方上縁部から後方に庇状に張り出すように設けられており、本実施例では便座5の裏面に固定することを前提にしているため、便座5の先端部の形状に合わせて左右に二股に分かれた円弧状の延長形成部93を伴った形状になっている。
ホルダカバー81は粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3の必須の構成ではなく、省略することも可能である。その場合には、ホルダ部77の上面の開口部75は粘着テープ繰り出し装置1におけるケース27の対向面51によって閉塞される構成となる。
実施例3は、本発明に係る便座5を実施するための最良の形態の一例を示している。便座5は、上記粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3を備えた便座である。具体的には図5〜7に示すように便座5の先端部の裏面に粘着テープ繰り出し装置1を装着した粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3の固定部79を取り付けることによって構成されている。
便座5の先端部の裏面95が平坦である場合には、図6(a)に示すように粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3の固定部79を便座5の先端部の裏面95に、接着剤や粘着テープを使用して直接接着し、便座5の先端部の裏面95が内側にえぐられたように湾曲している場合には、図6(b)に示すようにスペーサとなるクッション材97等を両者の間に介在させて接着するようにする。
そして本実施例に係る便座5を使用する場合には、便座5上に使い捨て便座シートSを載置し、粘着テープ繰り出し装置1のケース27のテープ露出窓43から露出し、更にホルダカバー81のテープ露出窓89から露出している粘着テープTの一部分に接着させて使い捨て便座シートSを保持するようにする。また使用後は使用した使い捨て便座シートSを取り除いて廃棄し、操作部37を操作して粘着テープTを所定ピッチ送って使用していない新たな接着面を露出させ、新たな使い捨て便座シートSを便座5上に載置する。
実施例4は、本発明に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット180及び当該粘着テープ繰り出し装置取付ユニット180を取り付けた便座を実施するための最良の形態の一例を示している。図8に示すように実施例4は、粘着テープ繰り出し装置1をホルダ部177に収容し係合突起67を係合溝187に係合させて、粘着テープ繰り出し装置1をホルダ部177に固定する。そして、ホルダカバー181をホルダ部177に装着して、粘着テープTをテープ露出窓189から露出させる。ホルダ部177には上記した実施例のホルダ部77のように延長形成部93は形成されておらず、ホルダ177を便座5の裏面に接着剤や粘着テープを使用して直接接着する。本実施例では、露出窓189から露出する粘着テープTは前方を向いており、且つ便座5の先端部5aとほぼ同じ位置に備えられる。
使い捨て便座シートSの先端部は便座5の先端部5aから垂下するように位置して粘着テープTに保持される。
なお、便座5の下面にはクッションを兼ねたスペーサ182が取り付けられており、便座5の下面と便器184の上面との間には、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット180を配置するのに十分な隙間がある。
実施例5は、本発明に係る便座シート収納キャビネット7を実施するための最良の形態の一例を示している。便座シート収納キャビネット7には上記粘着テープ繰り出し装置1が一例として図9に示すように2基設けられている。
粘着テープ繰り出し装置1は、使い捨て便座シートSを多数収容し、開口99を有する本体101と、前記本体101に開閉自在に取り付けられている蓋体103とを有している。
本体101は図10に示すように積層状態の使い捨て便座シートSを束のまま、二つ折りにして収納し得る容器状の部材である。本体101の上面及び前面の開口99は開動軸105を中心として上下に回動する蓋体103によって通常は閉塞されている。
また本体101における前面の開口99の後方には仕切板107が設けられている。仕切板107の前面には二つ折りされた使い捨て便座シートSの自由端側垂下部分を裏側から支持する押圧凸部109が設けられている。
尚、押圧凸部109は粘着テープ繰り出し装置1の個数及び取付位置に対応して2つ、それぞれ対応する位置に設けられている。押圧凸部109には硬質スポンジやフェルト等から成る図示しない押圧パッドを貼設することができる。尚、押圧凸部109は収納されている使い捨て便座シートSの枚数が少ないときでも確実に粘着テープTの接着が行われるように設けられているものである。
また蓋体103には、粘着テープ繰り出し装置1を取り付けるために蓋体103の裏面側に角筒状に立ち上げられているホルダ部113が設けられている。
図10、図11に示すように、粘着テープ繰り出し装置1はホルダ部113内に挿入し、ホルダ部113の端面と対向面51とが面一となる位置にして取り付ける。
そして本実施例に係る便座シート収納キャビネット7を使用する場合には、蓋体103を上方に回動させて本体101の前面の開口99を開放状態にして、本体101内に使い捨て便座シートSを束のまま二つ折りした状態で収納する。
次に蓋体103を下方に回動させて閉塞状態とする。
使い捨て便座シートSを取り出す場合には蓋体103を一度軽く押した後、前方に開く。該押込み動作によって操作部37が押されて粘着テープTが所定ピッチ繰り出され、支持ローラ23によって裏面が支持されている粘着テープTが最前面に位置する使い捨て便座シートSに接着する。
これにより蓋体103の裏面に使い捨て便座シートSが1枚付着した状態になり、その使い捨て便座シートSが粘着テープTの一部分によって保持された状態で引き出されて本体101から取り出される。
蓋体103の裏面に付着している使い捨て便座シートSを軽く引っ張ると、1枚の使い捨て便座シートSが引き出される。
以上、本発明の実施例1〜実施例5について説明してきたが、本発明の具体的な構成は、このような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例1において説明した逆転防止構造45は説明した構成に限らない。具体的には繰り出しギヤ13の回転送りに使用したラチェットギヤ15を兼用するのではなく、別個独立して設けられるラチェットギヤを使用する構成とすることも可能である。またこの場合において逆転防止用のラチェットギヤを従動ギヤ17側に設けることも可能である。
また、逆転防止構造45としては、特許文献1において開示されているような鋸刃状リングギヤと弾性係止片とから成るものも採用でき、構造の違う複数の逆転防止構造45を併用する構成とすることも可能である。
また本発明に係る粘着テープ繰り出し装置1、粘着テープ繰り出し装置取付ユニット3は、使い捨て便座シートSの簡易固定を目的に使用する他、ファミリーレストランやファーストフード店等で使用されているトレー上に載置するトレーシートやナプキン等の簡易固定を目的に使用することも可能である。
同様にして、本発明に係る便座シート収納キャビネット7も名称はそぐわない感もあるが、このようなトレーシートやナプキン等の収納キャビネットとしても使用可能である。
粘着テープTには、粘着テープTの1回の繰り出し量(ピッチ)に合わせて、2.5mm間隔でスリットが入れてあるものを使用してもよい。この粘着テープTを使用すれば、粘着テープTから短冊状の粘着部が剥離して使い捨て便座シートSに付着し、これにより粘着部付きの便座シートSを得ることができる。
本発明の実施例1に係る粘着テープ繰り出し装置を示す分解平面図である。 本発明の実施例1に係る粘着テープ繰り出し装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る粘着テープ繰り出し装置を示すカバーを取り外した状態の待機時の平面図である。 本発明の実施例1に係る粘着テープ繰り出し装置を示すカバーを取り外した状態の繰り出し時の平面図である。 本発明の実施例2に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット及び本発明の実施例3に係る便座を一部拡大して示す斜視図である。 本発明の実施例2に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット及び本発明の実施例3に係る便座の固定部周辺を拡大して示す側断面図である。 本発明の実施例3に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット及び本発明の実施例3に係る便座を示す使い捨て便座シート載置時の状態を示す平面図である。 本発明の実施例4に係る粘着テープ繰り出し装置取付ユニット及び当該粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを取り付けた便座の固定部周辺を拡大して示す側断面図である。 本発明の実施例5に係る便座シート収納キャビネットの使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施例5に係る便座シート収納キャビネットの使用状態を示す側断面図である。 本発明の実施例5に係る便座シート収納キャビネットの蓋体を裏返した状態の斜視図である。
符号の説明
1 粘着テープ繰り出し装置
3、180 粘着テープ繰り出し装置取付ユニット
5 便座 5a 便座の先端部 7 便座シート収納キャビネット
9 被取付部 13 繰り出しギヤ 15 ラチェットギヤ
17 従動ギヤ 19 巻取りボビン 21 作用杆
23 支持ローラ(テープ支持部材) 25 逆転防止爪
27 ケース 29 カバー 31 係止爪 33 基端部
35 取付軸部 37 操作部 39 上限ストッパ
41 当接段部 43 テープ露出部 45 逆転防止構造
47 基端部 49 係合爪部 51 対向面 53 開口部
48、50 ブロック部 48a、50a 穴 52 開口
55 下限ストッパ 57 ストッパ手段 59 支持ポスト
61 支持ポスト 63 側板 65 側板 67 係合突起
69 嵌合凸部 71 調整窓 73 繰り出しボビン
75 開口部 77、177 ホルダ部 79 固定部
81、181 ホルダカバー 83 側板 85 側板
87、187 係合溝 89、189 テープ露出窓
91 開口部 93 延長形成部
95 裏面 97 クッション材 99 開口 101 本体
103 蓋体 105 回動軸 107 仕切板
109 押圧凸部 113 ホルダ部
T 粘着テープ S 使い捨て便座シート

Claims (6)

  1. 巻かれた状態の粘着テープが保持されるテープベースと、前記テープベースの一端が係止される繰り出しギヤ及び繰り出しギヤと一体のラチェットギヤと、前記繰り出しギヤに噛み合う従動ギヤ及び従動ギヤと一体の巻取りボビンと、前記ラチェットギヤと噛み合う係止爪を有する作用杆と、前記テープベース、繰り出しギヤ、ラチェットギヤ、従動ギヤ、巻取りボビン及び係止爪を有する作用杆を収容するケースと、前記ケースに形成されたテープ露出窓と、前記テープ露出窓からケース外へ、一部が突出して備えられたテープ支持部材とを有しており、テープベースに保持された粘着テープはテープ露出窓からケース外へ引き出されて、テープ支持部材のケース外へ露出した部分に粘着テープの裏面が摺接し、他端が巻取りボビンに連結された状態で装着されていると共に、前記作用杆の係止爪によりラチェットギヤを押圧して回転させることによって粘着テープを繰り出すようにした粘着テープ繰り出し装置において、前記作用杆は弾性変形できる材料によって構成されており、作用杆の一部に設けられ、ケース外に突出している操作部を所定の方向に移動させることによって作用杆を撓み変形ないし弾性変形させて係止爪がラチェットギヤを押圧して回転させるようにしたことを特徴とする粘着テープ繰り出し装置。
  2. 請求項1に記載した粘着テープ繰り出し装置において、テープ支持部材は作用杆から立ち上げられている取付軸部に対して回転自在に軸支されており、作用杆をラチェットギヤが回転する方向に撓み変形ないし弾性変形させることによって、前記テープ支持部材は支持している粘着テープに対して離間する方向に移動するように構成されていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置。
  3. 請求項1または2に記載した粘着テープ繰り出し装置において、繰り出しギヤとケースとの間には、逆転防止爪と逆転防止爪と係合するラチェットギヤとを備える逆転防止構造が設けられていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載した粘着テープ繰り出し装置を便座等の被取付部に取り付けるための粘着テープ繰り出し装置取付ユニットであって、上面に開口部を有し、前記粘着テープ繰り出し装置を収容するホルダ部と、前記ホルダ部に連結され、被取付部に固定される固定部とを備えていることを特徴とする粘着テープ繰り出し装置取付ユニット。
  5. 請求項4に記載した粘着テープ繰り出し装置取付ユニットを備えた便座であって、便座上に載置される使い捨て便座シートを、前記粘着テープ繰り出し装置のケースのテープ露出窓から露出し、且つ裏面がテープ支持部材によって支持される粘着テープの一部分によって保持するようにしたことを特徴とする便座。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載した粘着テープ繰り出し装置を備えた便座シート収納キャビネットであって、使い捨て便座シートを多数収容し、開口を有する本体と、前記本体に開閉自在に取り付けられる蓋体とを有し、前記蓋体には前記粘着テープ繰り出し装置が取り付けられ、蓋体を開けると収容された使い捨て便座シートが、前記粘着テープ繰り出し装置のケースの露出窓から露出し、且つ裏面がテープ支持部材によって支持される粘着テープの一部分によって保持されて引き出されるようにしたことを特徴とする便座シート収納キャビネット。
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