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JP4369892B2 - 信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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JP4369892B2 - 信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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本発明は、複数のノードと、2つのノード間を接続する部分パスとを有するツリー構造のネットワークの端部に配置されたノードである所定のエッジ装置が他のエッジ装置に出力する信号を転送するための転送可能時間帯を算出する信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、データトラフィックの増加に伴い、大容量の光伝送方式への需要が高まっている。これらの種類として、WDM(Wavelength Division Multiplexing)などの波長多重方式や光TDM(Time Division Multiplexing)などの時分割多重方式、光バーストスイッチングや光パケットスイッチングなどのパケット多重方式が提案されている。その中で、ブロードキャスト型の光伝送方式として、GEPON(Gigabit Ethernet(登録商標)-Passive Optical Network)が知られている(例えば非特許文献1参照)。
このGEPONはループのないツリー状のネットワーク上で実現される。ネットワークの分岐点には光信号を分岐するカプラが設けられている。また、GEPONでは、光信号を送信する装置として、ONU(Optical Network Unit)とOLT(Optical Line Terminal)が存在している。OLTの下流にはユーザが利用するONUが配置されており、OLTは、ユーザから送られるデータを光信号に変換して他のONUに送信する役割を果たす。つまり、ONUから送られた光信号は一度OLTにより終端され、他のONUに送られるのである。このとき、複数のONUから同時に光信号がOLTに送信されると、ネットワーク内で信号同士が衝突するため、ONUから送信(出力)される信号の転送タイミングを調整することが必要となる。GEPONでは、OLTがONUに対し、光信号の転送開始時刻および転送終了時刻を通知することでこの調整を行っている。
GEPONの問題点は、ONUが出力する光信号が、ネットワークを構成する光ファイバにより物理的に接続されているONUすべてに到達することである。ONUから出力された光信号はOLTからONUに転送される際、ネットワークの分岐点であるカプラで信号レベルが減衰する。この減衰量は、カプラの分岐数に依存するため、カプラの先に存在するONU数が増加するのに従って増加することになる。この問題を解決するため、分岐点での分岐数を制限することが可能なMultipoint-to-Multipoint型光パスを利用した光伝送方式を用いることが考えられる。この光伝送方式は、光信号を送信するエッジ装置、光信号を分岐して信号の宛先へと誘導するスイッチ装置および光ファイバからなるネットワーク上で光伝送を行う技術である。
この場合、ネットワークの分岐点として、カプラだけではなく、スイッチ装置を利用することで、光信号を送りたいところのみ信号を通過させることができる。そして、各エッジ装置はこの光信号を用いて信号の届くほかのエッジ装置に対してデータを送信する。この光伝送方式を用いれば、光信号の減衰量が低下し、光信号をより長い区間で送信することができる。また、光信号を通すファイバ数を少なくすることで、同一波長をもつ光信号を別の光ファイバを利用して送信することが可能となり、ネットワーク全体での光信号の利用効率が向上する。
「FTTHの最新技術を知る」、日経NETWORK、日経BP社、2004年6月、p.43−61
しかしながら、Multipoint-to-Multipoint型光パスを用いた光伝送方式でも、GEPONで発生していた信号の衝突現象は起こりうるという問題がある。
そこで、信号の衝突を回避するために、各エッジ装置から送信された信号が光ファイバを通過する時刻(通過時刻)を取得し、2つ以上の信号が同位置を同時刻に通過しないことを条件に通過時刻を割り当てることが考えられる。例えば、この条件ですべてのエッジ装置が予め決められた順番に従って光信号を送信し終わったときに(一巡したときに)、最初に光信号を送信したエッジ装置から同じ順番で光信号を送信することが考えられる。この場合、順番によっては送信順が一巡するまでに要する時間がかかり過ぎるという問題が生じる。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、信号の衝突を防止することのできる信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
また、本発明は、転送対象とする信号が一巡するまでに要する時間を低減できる信号転送可能時間帯算出方法、信号転送可能時間帯算出装置、信号転送可能時間帯算出プログラムおよび記録媒体を提供することを他の目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、複数のノードとード間を接続するリンクとを備えてループのないツリー状のネットワークにおいて、前記ノードは、このネットワークの端部に配置された複数のエッジ装置と、前記複数のエッジ装置間のMultipoint-to-Multipoint型光パスを実現するために前記リンクが部分パスとして3つ以上接続されたスイッチ装置を示す複数の分岐ノードと、前記各エッジ装置が前記光パスにより別前記エッジ装置に出力する信号を転送するための転送可能時間帯を算出する信号転送可能時間帯算出装置とを含み、前記信号転送可能時間帯算出装置による信号転送可能時間帯算出方法であって、前記信号が前記光パスの各部分パスを通過する際に遅延する時間を示す遅延時間と、前記各部分パスの接続状態を示す接続情報と、前記複数のエッジ装置から選択された第1のエッジ装置が前記信号を出力する時間を示す信号出力時間とを取得する情報取得ステップと、この情報取得ステップで取得された遅延時間、接続情報および信号出力時間に基づいて、前記第1のエッジ装置から出力される信号が前記分岐ノードを通過する際の信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する通過時刻算出ステップと、この通過時刻算出ステップで算出された信号通過開始時刻および信号通過終了時刻と前記信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置以外に選択された前記エッジ装置を示す第2のエッジ装置から出力される信号の信号通過開始時刻に所定の時間間隔を加算した時刻が、前記第1のエッジ装置から出力される信号の信号通過終了時刻に連続するような部分パスを1つ以上設けるように、かつ、前記第1のエッジ装置として選択できるすべての前記エッジ装置から出力される信号が、前記各部分パス上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔を算出することにより、前記各エッジ装置における信号出力タイミングを算出するタイミング算出ステップと、を含んで実行し、前記タイミング算出ステップが、前記第2のエッジ装置から出力される信号の通過する前記部分パスにおいて、前記第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔との和の最大値が最小となるように、当該所定の時間間隔を算出することを特徴とする。
請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、複数のノードとード間を接続するリンクとを備えてループのないツリー状のネットワークにおいて、前記ノードが、このネットワークの端部に配置された複数のエッジ装置と、前記複数のエッジ装置間のMultipoint-to-Multipoint型光パスを実現するために前記リンクが部分パスとして3つ以上接続されたスイッチ装置を示す複数の分岐ノードと、前記各エッジ装置が前記光パスにより別前記エッジ装置に出力する信号を転送するための転送可能時間帯を算出する信号転送可能時間帯算出装置とを含み、前記ネットワークにおける信号転送可能時間帯算出装置であって、前記信号が前記光パスの各部分パスを通過する際に遅延する時間を示す遅延時間と、前記各部分パスの接続状態を示す接続情報と、前記複数のエッジ装置から選択された第1のエッジ装置が前記信号を出力する時間を示す信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置から出力される信号が前記分岐ノードを通過する際の信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する通過時刻算出手段と、この通過時刻算出手段で算出された信号通過開始時刻および信号通過終了時刻と前記信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置以外に選択された前記エッジ装置を示す第2のエッジ装置から出力される信号の信号通過開始時刻に所定の時間間隔を加算した時刻が、前記第1のエッジ装置から出力される信号の信号通過終了時刻に連続するような部分パスを1つ以上設けるように、かつ、前記第1のエッジ装置として選択できるすべての前記エッジ装置から出力される信号が、前記各部分パス上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔を算出することにより、前記各エッジ装置における信号出力タイミングを算出するタイミング算出手段と、を備え、前記タイミング算出手段が、前記第2のエッジ装置から出力される信号の通過する前記部分パスにおいて、前記第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔との和の最大値が最小となるように、当該所定の時間間隔を順次算出することとした。
請求項1に示す方法または請求項7に示す装置によれば、各エッジ装置から出力される信号の出力時間と、各部分パスを通過する時刻とに基づいて、各エッジ装置から出力される信号が部分パス上の同方向かつ同位置を同時刻に通過することのないように、各エッジ装置から出力される信号が所定の時間間隔をずらして転送される。したがって、各エッジ装置から出力される信号が部分パス上において衝突することを防止することができる。
ここで、部分パスは、例えば光ファイバによって構成され、分岐ノードは、エッジ装置から出力される信号を宛先へ誘導するスイッチ装置から構成される。また、信号通過開始時刻および信号通過終了時刻は、例えばネットワーク上の所定の地点に関連付けて計算される。また、各エッジ装置が信号を出力する時間を示す信号出力時間は、例えば、信号出力継続時間や、信号出力開始時刻および信号出力終了時刻等である。
また、請求項1に示す方法または請求項7に示す装置によれば、第1のエッジ装置から出力される信号に対して、第2のエッジ装置から出力される信号を所定の時間間隔だけずらして転送する際に、第2のエッジ装置から出力される信号の信号通過終了時刻と所定の時間間隔との和について、部分パスによる相違を考慮することができる。そして、この和の最大値を最小とするので、信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔は、第2のエッジ装置から出力される信号に対して最も小さいものとすることができる。したがって、転送対象とする信号が一巡するまでの時間を低減し、各信号の転送効率を向上させることができる。
請求項2に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法において、前記通過時刻算出ステップにおいて、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号出力側の部分パスの始点に関連付けて算出することを特徴とする。
請求項8に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置において、前記通過時刻算出手段が、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号出力側の部分パスの始点に関連付けて算出することを特徴とする。
請求項2に示す方法または請求項8に示す装置によれば、接続情報として、部分パス同士の接続関係さえわかればよいので、部分パスがどのノードと接続しているかを示す情報を省略できるので、取得すべき接続情報を簡略化することができる。
請求項3に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法において、前記通過時刻算出ステップにおいて、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号入力側の部分パスの終点に関連付けて算出することを特徴とする。
請求項9に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置において、前記通過時刻算出手段が、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号入力側の部分パスの終点に関連付けて算出することを特徴とする。
請求項3に示す方法または請求項9に示す装置によれば、接続情報として、部分パス同士の接続関係さえわかればよいので、部分パスがどのノードと接続しているかを示す情報を省略できるので、取得すべき接続情報を簡略化することができる。また、部分パスの始点に関連付けて信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する場合と比較して、対象とする部分パスにおける遅延時間をそのまま利用することができるので、その分だけ計算手順を省略化することができる。
請求項4に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法において、前記通過時刻算出ステップにおいて、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに関連付けて算出することを特徴とする。
請求項10に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置において、前記通過時刻算出手段が、前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに関連付けて算出することを特徴とする。
請求項4に示す方法または請求項10に示す装置によれば、部分パスにおいて信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する場合と比較して、部分パスにおける信号通過方向(上り、下り)を考慮する必要がないので、計算量を低減することができる。
請求項5に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法において、前記タイミング算出ステップは、前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、ランダムに2つのエッジ装置を、前記第1のエッジ装置および第2のエッジ装置として組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となるようにした後、前記両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを順次選択することを特徴とする。
請求項11に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、請求項7ないし請求項10のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出装置において、前記タイミング算出手段が、前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、ランダムに2つのエッジ装置を、前記第1のエッジ装置および第2のエッジ装置として組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となるようにした後、前記両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを順次選択することを特徴とする。
請求項5に示す方法または請求項11に示す装置によれば、第1のエッジ装置から出力される信号と、第2のエッジ装置から出力される信号との組み合わせがランダムに選択されるので、計算量を必要最小限に抑制して、転送可能時間帯を迅速に算出することができる。
請求項6に記載の信号転送可能時間帯算出方法は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法において、前記タイミング算出ステップは、前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、前記第1のエッジ装置を前記第2のエッジ装置とそれぞれ仮に組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となる第2のエッジ装置を組み合わせることを決定した後、組み合わせることを決定された両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを同様に決定することを特徴とする。
請求項12に記載の信号転送可能時間帯算出装置は、請求項7ないし請求項10のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出装置において、前記タイミング算出手段が、前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、前記第1のエッジ装置を前記第2のエッジ装置とそれぞれ仮に組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となる第2のエッジ装置を組み合わせることを決定した後、組み合わせることを決定された両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを同様に決定することを特徴とする。
請求項6に示す方法または請求項12に示す装置によれば、第1のエッジ装置から出力される信号と、第2のエッジ装置から出力される信号との組み合わせとして、すべての組み合わせの中で最適な組み合わせを抽出してから、さらにのエッジ装置から出力される信号を選択するので、すべてのエッジ装置を最適に組み合わせることができる。したがって、転送対象とする信号が一巡するまでの時間を最も低減することができ、各信号の転送効率を向上することができる。
請求項13に記載の信号転送可能時間帯算出プログラムは、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。このように構成されることにより、このプログラムをインストールされたコンピュータは、このプログラムに基づいた各機能を実現することができる。
請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項13に記載の信号転送可能時間帯算出プログラムが記録されたことを特徴とする。このように構成されることにより、この記録媒体を読み取り可能な情報処理装置は、このプログラムに基づいた各機能を実現することができる。
本発明によれば、各エッジ装置から出力される信号と、その信号が各部分パスを通過する時刻とに基づいて、各エッジ装置から出力される信号が所定の時間間隔をずらして転送される。したがって、各エッジ装置から出力される信号が部分パス上において衝突することを防止することができる。
また、本発明は、所定のエッジ装置から出力される信号に対して、別のエッジ装置から出力される信号を所定の時間間隔だけずらして転送する際に、信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和について、部分パスによる相違を考慮したので、転送対象とする信号が一巡するまでの時間を低減し、各信号の転送効率を向上させることができる。
(第1の実施形態)
[信号転送可能時間帯算出装置の構成]
以下、本発明の第1の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置の構成を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置を含むネットワークシステムの構成図であり、図2は図1に示した信号転送可能時間帯算出装置の構成を示すブロック図であり、図3は図1に示した信号転送可能時間帯算出装置に記憶された情報テーブルを示す説明図である。
ネットワークシステム100は、図1に示すように、複数のノード110,120,130と、2つのノード(110,120,130のいずれか)間を接続する部分パス(リンク)eとを有するループのないツリー構造のネットワークである。ノード110〜130は、機能が異なり、以下の説明では、それぞれエッジ装置110と、分岐ノード120と、信号転送可能時間帯算出装置130として説明する。なお、図1に示したノードと部分パスの個数は一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。
エッジ装置110は、ネットワークシステム100のツリー構造の端部に配置されている。このエッジ装置110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信インターフェースおよびハードディスクドライブ(HDD)などを含んで構成されるパーソナルコンピュータであり、所定の信号を他のエッジ装置110に出力すると共に、他のエッジ装置110から出力された信号が入力するものである。この所定の信号は例えば光信号であり、部分パスe(図1に示した例ではe0,e1,e2,e3,e4,e5)は、例えば上り方向の光信号と下り方向の光信号とを分離して伝送する光ファイバである。ここで、複数のエッジ装置110を識別するために識別変数としてr(図1に示した例ではr=1〜4)を導入し、特に区別しないときにはエッジ装置110を単にエッジ装置rと呼ぶことにする。
分岐ノード120は、部分パスeが3つ以上接続されたノードであり、1つの部分パスeから入力した信号を他の部分パスe′にそれぞれ出力するスイッチ装置である。ここで、複数の分岐ノード120を識別するために識別変数としてn(図1に示した例ではn=10,11)を導入し、特に区別しないときには分岐ノード120を分岐ノードnと呼ぶ。なお、このnはノード全般(110,120,130)に使用することもある。
信号転送可能時間帯算出装置130は、例えば、ネットワークシステム100のツリー構造の端部に配置され、各エッジ装置rから出力される信号が各部分パスe上で衝突しないように、各エッジ装置rから出力される信号の転送時間帯を算出し、各エッジ装置rにおける信号出力タイミング(信号転送時間帯)を割り当てるものである。この信号転送可能時間帯算出装置130は、図2に示すように、入出力手段210と、RAM220と、HDD230と、CPU240とを備えている。
入出力手段210は、部分パスeを介して、各エッジ装置rから入力される情報(信号出力時間など)をHDD230に出力すると共に、各エッジ装置rに割り当てた信号転送時間帯を示す情報を各エッジ装置rに出力するためのインタフェースである。この入出力手段210は、外部装置から入力される情報(遅延時間、接続情報など)をHDD230に出力する。
RAM220は、半導体メモリや磁気メモリなどの書き換え可能な記憶手段であり、CPU240による演算処理等に利用される。
HDD230は、入出力手段210を介して取得した遅延時間231、接続情報233および信号出力時間235や、CPU240の処理結果等を記憶するものである。
遅延時間231は、エッジ装置rから出力される信号が各部分パスeを通過する際に遅延する時間を示すものである。なお、個々の遅延時間231を遅延時間d(e)と表記する。
接続情報233は、各部分パスeの接続状態を示すものであり、例えば、各部分パスeの両端が接続しているノードnに関する情報や、各部分パスeの両端が接続している別の部分パスe′に関する情報である。
信号出力時間235は、各エッジ装置rが信号を出力する時間を示し、例えば信号出力継続時間や、信号出力開始時刻および終了時刻等である。なお、個々の信号出力時間235を信号出力時間s(r)と表記する。
ここで、遅延時間231と接続情報233の具体例を図1および図3を参照して説明する。図3に示した情報テーブル300では、例えば部分パスe1の遅延時間d(e1)は「1」となっている。また、情報テーブル300では、接続情報233は、各部分パスeの両端(端点1,端点2)が接続している部分パスeを示している。例えば、部分パスe1は、端点1の接続情報が「null(空白)」となっており、端点1には、別の部分パスe′が接続されていないことを示している。一方、端点2には、部分パスe2,e3が接続されていることが示されている。なお、ここでは部分パスe0を考慮しないものとする。これらの部分パスeのうち、部分パスe2に接続されている部分パスeを求めるには、部分パスe2の端点1を参照することになる。この場合には、部分パスe2の端点1の接続情報は「null(空白)」なので、この先には、別の部分パスeが接続されていないことがわかる。一方、部分パスe1から部分パスe3に進んだときに、その先に接続されている部分パスeを求めるには、部分パスe3の端点1を参照することになる。この場合には、部分パスe3の端点1の接続情報は「e4,e5」なので、この先には、別の部分パスe4,e5が接続されていることがわかる。つまり、図3に示した情報テーブル300では、部分パスeを連結したルートを探索する際には、「端点2」→「端点1」→「端点2」…のように端点1と端点2とを交互に参照する。例えば「着目している部分パスeの端点2」、「この端点2に接続された部分パスeの端点1」、「この端点1に接続された部分パスeの端点2」のような順序で参照することになる。
図2に戻って、信号転送可能時間帯算出装置130の構成の説明を続ける。
CPU240は、前記した入出力手段210、RAM220およびHDD230を制御すると共に、各エッジ装置rから出力される信号の転送時間帯を算出し、各エッジ装置rに信号出力タイミングを割り当てて入出力手段210に出力するものである。このために、CPU240は、図2に示すように、通過時刻算出手段241と、タイミング算出手段243と、転送制御手段245とを含んで構成されている。
通過時刻算出手段241は、詳細は後記するが、HDD230に記憶された遅延時間231と、接続情報233と、信号出力時間235とに基づいて、分岐ノードnを、各エッジ装置rから出力される信号が通過する際の信号通過開始時刻C(r)および信号通過終了時刻D(r)を算出し、タイミング算出手段243に出力するものである。
タイミング算出手段243は、詳細は後記するが、通過時刻算出手段241で算出された信号通過開始時刻C(r)および信号通過終了時刻D(r)に基づいて、選択された所定のエッジ装置rとは別のエッジ装置r′から出力される信号の信号通過開始時刻C(r′)と所定の時間間隔β(r′)との和である時刻が、所定のエッジ装置rから出力される信号の信号通過終了時刻D(r)に連続するような部分パスeを1つ以上設けるように、時間間隔β(r′)を算出するものである。このタイミング算出手段243は、前記した時間間隔β(r′)を算出する際に、すべてのエッジ装置rから出力される信号が、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、時間間隔β(r′)を算出する。そして、このようにして求めた時間間隔β(r′)と信号出力時間235とに基づいて、各エッジ装置rにおける信号出力タイミングを算出し、転送制御手段245に出力する。
転送制御手段245は、タイミング算出手段243によって算出された転送タイミングを入出力手段210を介して各エッジ装置rに通知することにより、各エッジ装置rから出力される信号の転送を制御するものである。
[信号転送可能時間帯算出装置の動作]
次に、本発明の第1の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置130の動作について図4を参照(適宜図2参照)して説明する。図4は、図2に示した信号転送可能時間帯算出装置130のCPU240の処理を示すメインフローチャートである。
まず、CPU240は、入出力手段210によって、外部装置から遅延時間231および接続情報233を取得すると共に、部分パスe0を介して各エッジ装置rから信号出力時間s(r)を取得し(ステップS1:情報取得ステップ)、取得した各情報をHDD230に格納する。
次に、CPU240は、通過時刻算出手段241によって、後記する通過時刻算出処理を実行する(ステップS2:通過時刻算出ステップ)。ここで、通過時刻算出手段241は、各エッジ装置rから出力される信号が通過する部分パスeの始点において、信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)を求め、タイミング算出手段243に出力する。
続いて、CPU240は、タイミング算出手段243によって、信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)と、ステップS1で取得した信号出力時間s(r)とに基づいて、後記するタイミング算出処理を実行する(ステップS3:タイミング算出ステップ)。ここで、タイミング算出手段243は、各エッジ装置rから出力される信号の信号転送時間帯を決定し、転送制御手段245に出力する。
最後に、CPU240は、転送制御手段245によって、信号転送時間帯に基づいて、各エッジ装置rに信号出力タイミングを通知する(ステップS4)。
次に、前記したステップS2の通過時刻算出処理について図5を参照(適宜図2および図3参照)して説明する。図5は、図4に示した通過時刻算出処理を示すフローチャートである。ここで、説明を簡便にするため、以下では、信号出力時間235は、信号出力継続時間とし、すべてのエッジ装置rの個々の信号出力時間s(r)はすべて「1」とする。
まず、CPU240の通過時刻算出手段241は、エッジ装置rを選択する(ステップS11)。そして、通過時刻算出手段241は、選択したエッジ装置rを始点(例えば端点1)とする部分パスeの終点(例えば端点2)を始点(例えば端点2)とする部分パスを「e′」とする(ステップS12)。そして、通過時刻算出手段241は、部分パスe′の始点に関連付けて信号通過開始時刻C(r,e′)および信号通過終了時刻D(r,e′)を次式(1)および(2)で求める(ステップS13)。
C(r,e′)=d(e) …(1)
D(r,e′)=d(e)+s(r) …(2)
なお、部分パスe′が複数ある場合にはそれぞれ求める。
続けて、通過時刻算出手段241は、部分パスe′の終点を始点とする部分パスe″が存在するか否かを判定する(ステップS14)。部分パスe″が存在する場合(ステップS14:Yes)、通過時刻算出手段241は、部分パスe″の始点に関連付けて信号通過開始時刻C(r,e″)および信号通過終了時刻D(r,e″)を次式(3)および(4)で求める(ステップS15)。
C(r,e″)=C(r,e′)+d(e′) …(3)
D(r,e″)=D(r,e′)+d(e′) …(4)
なお、部分パスe″が複数ある場合にはそれぞれ求める。
続けて、通過時刻算出手段241は、部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在するか否かを判定する(ステップS16)。部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在する場合(ステップS16:Yes)、通過時刻算出手段241は、e′:=e″として(ステップS17)、ステップS14に戻る。なお、「e′:=e″」は、これまでの部分パス「e″」をあらためて部分パス「e′」に置き換えて取り扱うことを意味する。
一方、部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在しない場合(ステップS16:No)、および、部分パスe″が存在しない場合(ステップS14:No)、通過時刻算出手段241は、すべてのエッジ装置rを選択したか否かを判定する(ステップS18)。すべてのエッジ装置rを選択した場合(ステップS18:Yes)、通過時刻算出手段241は、通過時刻算出処理を終了し、各エッジ装置rから出力される信号の各部分パスeの始点における信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)をタイミング算出手段243に出力する。一方、すべてのエッジ装置rを選択していない場合(ステップS18:No)、通過時刻算出手段241は、ステップS11に戻る。
次に、前記したステップS2の通過時刻算出処理を、図1に示したネットワークシステム100に適用した処理結果を図6を参照(適宜図1および図3参照)して説明する。図6は、図5に示した通過時刻算出処理の処理結果を示す説明図であり、(a)はエッジ装置(r=1)のスロットパターン、(b)はエッジ装置(r=2)のスロットパターン、(c)はエッジ装置(r=3)のスロットパターン、(d)はエッジ装置(r=4)のスロットパターンを示している。
エッジ装置110(r=1)のスロットパターンを示した図6の(a)を参照して説明する。この表は、各部分パスeの始点における信号通過開始時刻C(1,e)および信号通過終了時刻D(1,e)を示すものである。この表には、縦に、各部分パスeの上り方向および下り方向を示すスロット601が示されており、横に、時間tを示すフレーム602が示されている。なお、フレーム602内の数値はフレーム右端の数値を示している。例えばスロットが「1→10」、フレームが「t=0〜1」の場合、この表には「1」が記載されている(信号出力時間s(r)=1なので実際には「1111」と記載)。これは、エッジ装置(r=1)が出力した光信号が、部分パスe1の始点において、エッジ装置(r=1)から分岐ノード(n=10)に向けた方向で、「t=0〜1」の間で出力されたことを示している。
また、スロットが「10→2」、フレームが「t=1〜2」の場合、表中に「1」が記載されている。これは、エッジ装置(r=1)が出力した光信号が、部分パスe2の始点において、分岐ノード(n=10)からエッジ装置(r=2)に向けた方向で、「t=1〜2」の間で通過したことを示している。このとき、この光信号が部分パスe1を通過する際に遅延時間d(e1)=1が生じている。この遅延時間d(e1)が表中の矢印603で示されている。
さらに、スロットが「10→11」、フレームが「t=1〜2」の場合、表中に「1」が記載されており、これは、分岐ノード(n=10)で光信号が分岐ノード(n=11)に向けて分岐したことを表している。分岐ノード(n=11)に向けて分岐した光信号が部分パスe3を通過する際に遅延時間d(e3)=1.5が生じる。この遅延時間d(e3)が表中の矢印604で示されている。したがって、例えばスロットが「11→3」、フレームが「t=2.5〜3.5」の場合に記載されている「1」は、エッジ装置(r=1)から出力された光信号が部分パスe4の始点において、信号通過開始時刻C(1,e4[11→3])=2.5と、信号通過終了時刻D(1,e4[11→3])=3.5とを有することを示す。なお、e[→]は部分パスeにおける方向を示す。
図6の(b)、(c)および(d)は、それぞれのエッジ装置(r=2,3,4)から出力される光信号の各部分パスeにおける信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)を示すものである。各エッジ装置rはt=0で光信号の出力を開始する。また、「2(2222)」,「3(3333)」,「4(4444)」は、それぞれr=2,3,4のエッジ装置が出力する光信号を示している。
次に、図4に示した信号転送可能時間帯算出装置130のCPU240の処理におけるステップS3のタイミング算出処理について図7を参照(適宜図1および図2参照)して説明する。図7は、図4に示したタイミング算出処理を示すフローチャートである。
まず、CPU240のタイミング算出手段243は、第1のエッジ装置rを選択し、他のエッジ装置と組み合わせることを決定し(以下、選択決定と呼ぶ)、選択決定した第1のエッジ装置rのタイミング変数A(r),B(r)を次式(5)および(6)で求める(ステップS21)。ここで、第1のエッジ装置rは、例えば一様分布などの確率分布、または、予め定められている重みh(r)に従って選択される。また、タイミング変数A(r),B(r)は、それぞれ、各エッジ装置rにおける信号出力開始時刻および信号出力終了時刻(信号出力タイミング)を示すものである。
A(r)=0 …(5)
B(r)=s(r)…(6)
そして、タイミング算出手段243は、第1のエッジ装置rを選択決定したときと同様に、例えば一様分布などの確率分布、または、予め定められている重みh(r)に従って、まだ選択決定していない別のエッジ装置r′を選択決定する(ステップS22)。
そして、タイミング算出手段243は、後記する時間間隔算出処理を実行する(ステップS23)。これにより、ステップS22で選択決定したエッジ装置r′から出力される信号の信号通過開始時刻C(r′)に所定の時間間隔β(r′)を加算した時刻が、ステップS22の前にすでに選択決定されているエッジ装置rから出力される信号の信号通過終了時刻D(r)に連続するような部分パスeを1つ以上設けるように、かつ、選択決定されたすべてのエッジ装置rから出力される信号が、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、所定の時間間隔β(r′)が算出される。
そして、タイミング算出手段243は、信号通過開始時刻C(r′,e)および信号通過終了時刻D(r′,e)を次式(7)および(8)に従って書き換えると共に、エッジ装置r′のタイミング変数A(r′),B(r′)を次式(9)および(10)で求める(ステップS24)。
C(r′,e):=C(r′,e)+β(r′) …(7)
D(r′,e):=D(r′,e)+β(r′) …(8)
A(r′)=β(r′) …(9)
B(r′)=s(r′)+β(r′)…(10)
これにより、すでに選択決定されたエッジ装置rから出力される光信号同士は、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過することがなくなる。
そして、タイミング算出手段243は、すべてのエッジ装置rを選択決定したか否かを判定する(ステップS25)。すべてのエッジ装置rを選択決定していない場合(ステップS25:No)、タイミング算出手段243は、ステップS22に戻る。一方、すべてのエッジ装置rを選択決定した場合(ステップS25:Yes)、タイミング算出手段243は、ステップS21で選択決定した第1のエッジ装置rをあらためてr′として選択決定する(ステップS26)。
そして、タイミング算出手段243は、再び、時間間隔算出処理を実行し(ステップS27)、求めた所定の時間間隔β(r′)をΔとする(ステップS28)。これにより、すべてのエッジ装置rから、信号出力時間s(r)の光信号を時間間隔Δを周期として連続して出力可能とする信号転送可能時間帯を決定することができる。
そして、タイミング算出手段243は、すべてのエッジ装置rのA(r)、B(r)、C(r,e)、D(r,e)およびΔを転送制御手段245およびHDD230に出力する(ステップS29)。
そして、転送制御手段245は、すべてのエッジ装置rのA(r)、B(r)、C(r,e)、D(r,e)およびΔに基づいた転送タイミングを入出力手段210を介して各エッジ装置rに通知する。各エッジ装置rは、通知された転送タイミングをそれぞれ記憶して、記憶された転送タイミングに基づいて光信号を出力することとなる。
次に、前記したステップS23およびステップS27の時間間隔算出処理について図8を参照(適宜図2および図7参照)して説明する。図8は、図7に示した時間間隔算出処理を示すフローチャートである。
まず、タイミング算出手段243は、この時間間隔算出処理の前に選択決定したエッジ装置r′について、次式(11)で表される時間間隔と、すでに選択決定されているすべてのエッジ装置rに関する次式(12)で表される時間間隔との重なりが、すべての部分パスeで生じないように所定時間間隔β(r′)を求める(ステップS31)。
{C(r′,e)+β(r′)}≦t≦{D(r′,e)+β(r′)} …(11)
C(r,e)≦t≦D(r,e) …(12)
次に、タイミング算出手段243は、エッジ装置r′に関して信号通過開始時刻C(r′,e)および信号通過終了時刻D(r′,e)を仮に次式(13)および(14)によって変更する。
C(r′,e)+β(r′) …(13)
D(r′,e)+β(r′) …(14)
そして、この仮に変更された信号通過開始時刻{C(r′,e)+β(r′)}と、すでに選択決定されているいずれかのエッジ装置rの信号通過終了時刻D(r,e)とが等しくなる部分パスeが存在するときの時間間隔β(r′)を抽出する。この抽出された時間間隔β(r′)のうち、仮に変更された信号通過終了時刻{D(r′,e)+β(r′)}の最大値が最小となる時間間隔β(r′)を求める(以上ステップS32)。
次に、図7に示したタイミング算出処理の処理過程および処理結果の具体例について図9および図10を参照(適宜図6乃至図8参照)して説明する。図9は図8に示した時間間隔算出処理の処理過程を示す説明図であり、図10は図7に示したタイミング算出処理の処理結果を示す説明図である。
図9に示す表では、タイミング算出手段243がエッジ装置r′をランダムに選択し、(r=2)、(r=3)、(r=1)、(r=4)の順番に選択決定して、図6の(a)〜(d)に示したスロットパターンが重ならないようにずらして配置した状態が示されている。
まず、エッジ装置(r=2)が選択決定されており、図8のステップS32におけるD(r,e)の候補が探索される。次に、エッジ装置(r=3)が選択決定されており、ステップS32における{C(r′,e)+β(r′)}の候補が探索される。この場合、β(3)=−0.25とすれば、次式(15)が成り立つ部分パスe(e1)が存在することになる。
C(3,e)+β(3)=D(2,e) …(15)
すなわち、図9において矢印901で指し示すポイントでは、スロット「10→1」において、エッジ装置(r=2)から出力される光信号「2」と、エッジ装置(r=3)から出力される光信号「3」とが連続して配置されることになる。同様にして、r=1、r=4のエッジ装置のスロットパターンを続けてずらして重ね、その結果の最左端をフレーム1(t=0)に合わせると図9に示した状態となる。
これによれば、符号902で示したスロット「1→10」における光信号「1」、符号903で示したスロット「3→11」における光信号「3」、符号904で示したスロット「2→10」における光信号「2」、符号905で示したスロット「4→11」における光信号「4」を、表に示されたフレームタイミングで通過させれば、各光信号は、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過することがないことが理解される。
さらに、タイミング算出手段243がエッジ装置rをすべて選択決定した後、再び、最初に選択決定したr=2のエッジ装置をr′として選択決定してβ(r′)=Δを求め、エッジ装置rのA(r)、B(r)と共に出力した結果を、図10の表に示す。
図10に示すように、符号1001で示されるスロット「1→10」において、符号1002で示されるフレーム「t=0〜1」で光信号「1」が出力されている。
一方、時間間隔算出処理(ステップS27)においてΔ=6であることが分かるので、符号1001で示されるスロット「1→10」において、符号1003で示されるフレーム「t=6〜7」で光信号「1」が出力される。
すべてのタイミング算出処理結果をまとめると、エッジ装置(r=1)は、式(16)で示される時刻TSに光信号の出力を開始し、式(17)で示される時刻TEに光信号の出力を終了すればよいこととなる。
S(1)=A(1)+kΔ (k=0,1,2,…) …(16)
E(1)=B(1)+kΔ (k=0,1,2,…) …(17)
さらに、式(16)および式(17)を、すべてのエッジ装置rに対して一般化すると、式(18)および式(19)が得られる。
S(r)=A(r)+kΔ (k=0,1,2,…) …(18)
E(r)=B(r)+kΔ (k=0,1,2,…) …(19)
なお、信号転送可能時間帯算出装置130は、一般的なコンピュータに、前記した各ステップを実行させるための信号転送可能時間帯算出プログラムを実行することで実現することもできる。この信号転送可能時間帯算出プログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布することも可能である。この記録媒体を読み取り可能な情報処理装置は、信号転送可能時間帯算出プログラムに基づいた各機能を実現することができる。
第1の実施形態の信号転送可能時間帯算出装置130によれば、各エッジ装置rから出力される光信号が相互干渉することがないので、信号の衝突を防止することができる。また、信号転送可能時間帯算出装置130が記憶する接続情報として、部分パスe同士の接続関係のみを用いたので、どのノードnを通過するかに関する情報を省略して記憶データ量を低減できる。また、タイミング算出手段243は、選択すべきエッジ装置rをランダムに選択するので、計算量を抑制し、転送可能時間帯を迅速に算出できる。
(第2の実施形態)
前記した第1の実施形態では、通過時刻算出手段241の実行する通過時刻算出処理において、信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)を部分パスeの始点に関連付けることとしたが、関連付けるポイントは部分パスeの始点に限定されるものではない。以下に、部分パスeの終点に関連付ける実施形態を第2の実施形態として説明する。
第2の実施形態の信号転送可能時間帯算出装置は、通過時刻算出処理(図5参照)のアルゴリズムが異なる点を除いて、図2に示した信号転送可能時間帯算出装置130と同じ構成なので、図面を省略し、図2と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置の行う通過時刻算出処理について図11を参照して説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行する通過時刻算出処理を示すフローチャートである。なお、信号出力時間235は、信号出力継続時間とし、すべてのエッジ装置rの信号出力時間s(r)はすべて「1」とする。
まず、CPU240の通過時刻算出手段241は、エッジ装置rを選択する(ステップS41)。そして、通過時刻算出手段241は、選択したエッジ装置rを始点とする部分パスe′の終点に関連付けて信号通過開始時刻C(r,e′)および信号通過終了時刻D(r,e′)を前記した式(1)および(2)で求める(ステップS42)。
なお、部分パスe′が複数ある場合にはそれぞれ求める。
続けて、通過時刻算出手段241は、部分パスe′の終点を始点とする部分パスe″が存在するか否かを判定する(ステップS43)。部分パスe″が存在する場合(ステップS43:Yes)、通過時刻算出手段241は、部分パスe″の終点に関連付けて信号通過開始時刻C(r,e″)および信号通過終了時刻D(r,e″)を次式(20)および(21)で求める(ステップS44)。
C(r,e″)=C(r,e′)+d(e″) …(20)
D(r,e″)=D(r,e′)+d(e″) …(21)
なお、部分パスe″が複数ある場合にはそれぞれ求める。
続けて、通過時刻算出手段241は、部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在するか否かを判定する(ステップS45)。部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在する場合(ステップS45:Yes)、通過時刻算出手段241は、これまでの部分パス「e″」をあらためて部分パス「e′」に置き換え(ステップS46)、ステップS43に戻る。
一方、部分パスe″の終点を始点とする部分パスが存在しない場合(ステップS45:No)、および、部分パスe″が存在しない場合(ステップS43:No)、通過時刻算出手段241は、すべてのエッジ装置rを選択したか否かを判定する(ステップS47)。すべてのエッジ装置rを選択した場合(ステップS47:Yes)、通過時刻算出手段241は、通過時刻算出処理を終了し、各エッジ装置rから出力される信号の各部分パスeの終点における信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)をタイミング算出手段243に出力する。一方、すべてのエッジ装置rを選択していない場合(ステップS47:No)、通過時刻算出手段241は、ステップS41に戻る。
次に、図12を参照して第2の実施形態の効果を説明する。図12は、図11に示したフローチャートを説明するための説明図であり、(a)は比較例、(b)は第2の実施形態を示している。図12では、図1に示したネットワークシステム100が簡略化されて示されている。図12の(a)に示した比較例では、信号通過開始時刻C(r,e)および信号通過終了時刻D(r,e)を部分パスeの始点に関連付けることを特徴とし、一方、図12の(b)に示した第2の実施形態では、部分パスeの終点に関連付けることを特徴としている。本発明では、ツリー構造のネットワークについて、基準とする部分パスeに接続している部分パスe′を新たに見つけた場合、その新たな部分パスe′をあらためて基準とする部分パスeに置き換えて利用することにより、経路探索を実行することとしている。このとき、部分パスeにおける遅延時間d(e)を考慮すると、図12の(a)の比較例では、変数として、e,e′,e″の3種類が必要となる。一方、図12の(b)の第2の実施形態では、変数として、e′,e″の2種類で済むこととなる。
(第3の実施形態)
前記した第1の実施形態では、タイミング算出手段243の実行するタイミング算出処理において、所定のエッジ装置rに対して別のエッジ装置r′をランダムに選択決定した状態で所定の時間間隔β(r′)を求める(以下、ランダム方式という)こととしたが、所定のエッジ装置rに対して別のエッジ装置r′を選択決定する方式は、ランダム方式に限定されるものではない。以下に、最適な組み合わせを見つける方式(以下、greedy方式という)を第3の実施形態として説明する。
第3の実施形態の信号転送可能時間帯算出装置は、タイミング算出処理(図7参照)のアルゴリズムが異なる点を除いて、図2に示した信号転送可能時間帯算出装置130と同じ構成なので、図面を省略し、図2と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置の行うタイミング算出処理について図13を参照(適宜図2参照)して説明する。図13は、本発明の第3の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行するタイミング算出処理を示すフローチャートである。
まず、CPU240のタイミング算出手段243は、第1のエッジ装置rを選択決定し、選択決定した第1のエッジ装置rのタイミング変数A(r),B(r)を前記した式(5)および式(6)で求める(ステップS51)。ここで、第1のエッジ装置rは、例えば一様分布などの確率分布、または、予め定められている重みh(r)に従って選択される。
そして、タイミング算出手段243は、第1のエッジ装置rを選択決定する際と同様に、例えば一様分布などの確率分布、または、予め定められている重みh(r)に従って、まだ選択決定していない別のエッジ装置r′を選択する(選択決定はしない)(ステップS52)。
そして、タイミング算出手段243は、前記した時間間隔算出処理を実行する(ステップS53)。これにより、ステップS52で選択したエッジ装置r′から出力される信号の信号通過開始時刻C(r′,e)に所定の時間間隔β(r′)を加算した時刻が、ステップS52の前にすでに選択決定されているエッジ装置rから出力される信号の信号通過終了時刻D(r,e)に連続するような部分パスeを1つ以上設けるように、かつ、選択決定されたすべてのエッジ装置rから出力される信号が、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、所定の時間間隔β(r′)が算出される。
次に、タイミング算出手段243は、まだ選択決定していない別のエッジ装置r′をすべて選択したか否かを判定する(ステップS54)。まだ選択決定していない別のエッジ装置r′をすべて選択していない場合(ステップS54:No)、タイミング算出手段243は、ステップS52に戻る。一方、まだ選択決定していない別のエッジ装置r′をすべて選択した場合(ステップS54:Yes)、タイミング算出手段243は、ステップS55に進む。
このステップS55に進んだ状態では、すでに選択決定されているエッジ装置rに対して、選択決定されていないすべての別のエッジ装置r′が組み合わせる候補として挙げられていることになる。そして、前記した式(13)および(14)に示されるように、信号通過開始時刻C(r′,e)および信号通過終了時刻D(r′,e)を仮に変更している。また、β(r′)も候補の数だけ存在している。
そこで、タイミング算出手段243は、求めた時間間隔β(r′)のうち、仮に変更された信号通過終了時刻{D(r′,e)+β(r′)}の最大値が最小となるエッジ装置r′を選択決定する。このとき、タイミング算出手段243は、選択決定したエッジ装置r′に対して、仮変更だった信号通過開始時刻C(r′,e)および信号通過終了時刻D(r′,e)を前記した式(7)および(8)に従って書き換える(正式に変更する)と共に、エッジ装置r′のタイミング変数A(r′),B(r′)を前記した式(9)および(10)で求める。
これにより、すでに選択決定されたエッジ装置rから出力される光信号同士は、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過することがなくなる。
ステップS55に続けて、タイミング算出手段243は、すべてのエッジ装置rを選択決定したか否かを判定する(ステップS56)。すべてのエッジ装置rを選択決定していない場合(ステップS56:No)、タイミング算出手段243は、ステップS52に戻る。一方、すべてのエッジ装置rを選択決定した場合(ステップS56:Yes)、タイミング算出手段243は、ステップS57〜ステップS60の処理を実行する。このステップS57〜ステップS60の処理は、前記したステップS26〜ステップS29の処理と同一なので説明を省略する。
次に、前記したタイミング算出処理(図13参照)の処理過程および処理結果の具体例について図14乃至図16を参照(適宜図6参照)して説明する。ここでは、図13のフローチャートにおけるステップS51で、タイミング算出手段243は、第1のエッジ装置rとして、r=1のエッジ装置を選択決定したものとする。この状態を図14の(a)に示す。そして、タイミング算出手段243は、図13のステップS52〜ステップS54を繰り返し実行することによって、r′=2,3,4を順次選択し、それぞれをr=1のエッジ装置と仮に組み合わせる。このときの仮の組み合わせを、図14の(b),(c)および(d)にそれぞれ示す。
例えばr′=2のエッジ装置をr=1のエッジ装置と仮に組み合わせた場合、図14の(b)に示すように、所定間隔β(2)=0.75となる。また、D(2,e)とβ(2)との和の最大値は、符号1401で示すように「4.5」となる。
また、r′=4のエッジ装置をr=1のエッジ装置と仮に組み合わせた場合、図14の(c)に示すように、所定間隔β(4)=0となる。また、D(4,e)とβ(4)との和の最大値は、符号1402で示すように「3.5」となる。
同様に、r′=3のエッジ装置をr=1のエッジ装置と仮に組み合わせた場合、図14の(d)に示すように、所定間隔β(3)=0となる。また、D(3,e)とβ(3)との和の最大値は、符号1403で示すように「3.5」となる。
これらをまとめると、D(r′,e)とβ(r′)との和の最大値(4,5,3.5,3.5)のうち、最小となるのは「3.5」の場合である。このようになるのは、r′=3のエッジ装置の場合と、r′=4のエッジ装置の場合がある。どちらでも同等なので、ここでは、r′=3のエッジ装置を選択決定することとする。なお、このとき、r′=3のエッジ装置に対して、前記した式(7)〜(10)が適用される。
この状態では、すべてのエッジ装置rのうち、2つのエッジ装置(r=1,3)が選択決定されたこととなるので、次に選択決定すべきエッジ装置r′の候補を探索すべく同様な操作(ステップS52〜ステップS55)を実行する。すなわち、図15の(a)に示す状態を基本にして、r′=2,4を順次選択し、それぞれをr=1,3のエッジ装置と仮に組み合わせる。このときの仮の組み合わせを、図15の(b)および(c)にそれぞれ示す。
例えばr′=2のエッジ装置をr=1,3のエッジ装置と仮に組み合わせた場合、図15の(b)に示すように、所定間隔β(2)=2.25となる。また、D(2,e)とβ(2)との和の最大値は、符号1501で示すように「6」となる。
また、r′=4のエッジ装置をr=1,3のエッジ装置と仮に組み合わせた場合、図15の(c)に示すように、所定間隔β(4)=2.5となる。また、D(4,e)とβ(4)との和の最大値は、符号1502で示すように「6」となる。
つまり、D(r′,e)とβ(r′)との和の最大値(6,6)のうち、最小となるのは「6」の場合である。このようになるのは、r′=2のエッジ装置の場合と、r′=4のエッジ装置の場合がある。どちらでも同等なので、ここでは、r′=2のエッジ装置を選択決定することとする。なお、このとき、r′=2のエッジ装置に対して、前記した式(7)〜(10)が適用される。
この状態では、すべてのエッジ装置rのうち、3つのエッジ装置(r=1,3,2)が選択決定されたこととなるので、次に選択決定すべきエッジ装置は、r′=4のエッジ装置である。これに対して同様な操作(ステップS52〜ステップS55)を実行した場合には、図16の(a)に示すように、所定間隔β(4)=2.5となる。また、D(4,e)とβ(4)との和の最大値は、6となる。
図16の(a)に示すように、符号1601で示したスロット「1→10」における光信号「1」と、符号1602で示したスロット「3→11」における光信号「3」とをt=0のタイミングで、符号1603で示したスロット「2→10」における光信号「2」をt=2.25で、符号1604で示したスロット「4→11」における光信号「4」をt=2.5のタイミングでそれぞれ出力させれば、各光信号は、各部分パスe上の同方向かつ同位置を同時刻に通過することがないことが理解される。
さらに、第1のエッジ装置rとして選択決定した、r=1のエッジ装置を次に選択すべきエッジ装置r′と置き換えて、時間間隔算出処理(ステップS58)を実行すると、図16の(b)に示すように、所定間隔β(1)=Δ=5となる。また、D(1,e)とβ(1)との和の最大値は「6」となる。
図16の(b)に示すように、符号1601で示されるスロット「1→10」において、符号1605で示されるフレーム「t=0〜1」で光信号「1」が出力される。一方、時間間隔算出処理(ステップS58)においてΔ=5であることが分かるので、符号1601で示されるスロット「1→10」において、符号1606で示されるフレーム「t=5〜6」で光信号「1」が出力される。なお、すべてのエッジ装置rは、前記した式(18)で示される時刻TS(r)に光信号の出力を開始し、前記した式(19)で示される時刻TE(r)に光信号の出力を終了する。
第3の実施形態によれば、タイミング算出処理を実行する際に、最適な組み合わせを抽出してエッジ装置r′を選択決定するので、各エッジ装置rから出力される光信号の転送時間帯を最も効率よいものとすることができる。つまり、この方式(greedy方式)の処理結果(Δ=5)によれば、図10に示したランダム方式の処理結果(Δ=6)と比較して、Δを短くすることが可能である。
(第4の実施形態)
前記した第1乃至第3の実施形態では、通過時刻算出手段241の実行する通過時刻算出処理において、信号通過開始時刻C(r)および信号通過終了時刻D(r)を部分パスeに関連付けることとした。以下に、ノードnに関連付ける実施形態を第4の実施形態として説明する。
第4の実施形態の信号転送可能時間帯算出装置は、通過時刻算出処理(図5参照)のアルゴリズムが異なる点を除いて、図2に示した信号転送可能時間帯算出装置130と同じ構成なので、図面を省略し、図2と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置の行う通過時刻算出処理について図17を参照して説明する。図17は、本発明の第4の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行する通過時刻算出処理を示すフローチャートである。なお、信号出力時間235は、信号出力継続時間とし、すべてのエッジ装置rの信号出力時間s(r)はすべて「1」とする。
まず、CPU240の通過時刻算出手段241は、エッジ装置rを選択する(ステップS71)。そして、通過時刻算出手段241は、選択したエッジ装置rを始点とする部分パスeの終点であるノードをnとする(ステップS72)。そして、通過時刻算出手段241は、ノードnに関連付けて信号通過開始時刻C(r,n)および信号通過終了時刻D(r,n)を次式(22)および(23)で求める(ステップS73)。
C(r,n)=d(e) …(22)
D(r,n)=d(e)+s(r) …(23)
続けて、通過時刻算出手段241は、ノードnを始点とする部分パスe′が存在するか否かを判定する(ステップS74)。部分パスe′が存在する場合(ステップS74:Yes)、通過時刻算出手段241は、部分パスe′の終点のノードをn′として(ステップS75)、ノードn′に関連付けて信号通過開始時刻C(r,n′)および信号通過終了時刻D(r,n′)を次式(24)および(25)で求める(ステップS76)。
C(r,n′)=C(r,n)+d(e′) …(24)
D(r,n′)=D(r,n)+d(e′) …(25)
なお、ノードn′が複数ある場合にはそれぞれ求める。
続けて、通過時刻算出手段241は、ノードn′を始点とする部分パスが存在するか否かを判定する(ステップS77)。ノードn′を始点とする部分パスが存在する場合(ステップS77:Yes)、通過時刻算出手段241は、これまでのノード「n′」をあらためてノード「n」に置き換え(ステップS78)、ステップS74に戻る。
一方、ノードn′を始点とする部分パスが存在しない場合(ステップS77:No)、および、ノードnを始点とする部分パスe′が存在しない場合(ステップS74:No)、通過時刻算出手段241は、すべてのエッジ装置rを選択したか否かを判定する(ステップS79)。すべてのエッジ装置rを選択した場合(ステップS79:Yes)、通過時刻算出手段241は、通過時刻算出処理を終了し、各エッジ装置rから出力される信号の各ノードnにおける信号通過開始時刻C(r,n)および信号通過終了時刻D(r,n)をタイミング算出手段243に出力する。一方、すべてのエッジ装置rを選択していない場合(ステップS79:No)、通過時刻算出手段241は、ステップS71に戻る。
なお、前記した通過時刻算出処理のフローチャートにおいて、ステップS71において選択したエッジ装置の識別変数「r」を便宜上、ノードの識別変数「n」に読み替えると共に、C(r,n)=0,D(r,n)=s(r)としてもよい。この場合の例えばC(r,n)の表記では、C(r,n)のカッコ内の「r」は信号を出力するエッジ装置の識別変数、同じくカッコ内の「n」は、部分パスeの始点としてのノードの変数をそれぞれ示している。そして、このときの「n」を始点とする部分パスeの終点であるノードを「n′」と読み替えることとする。この場合には、ノードn′に関連付けて信号通過開始時刻C(r,n′)および信号通過終了時刻D(r,n′)を前記した式(24)および(25)に代えて次式(26)および(27)で求めることができる。
C(r,n′)=C(r,n)+d(e) …(26)
D(r,n′)=D(r,n)+d(e) …(27)
次に、前記した通過時刻算出処理(図17参照)を、図1に示したネットワークシステム100に適用した処理結果を図18を参照(適宜図1参照)して説明する。図18は、図17に示した通過時刻算出処理の処理結果を示す説明図であり、(a)はr=1のスロットパターン、(b)はr=2のスロットパターン、(c)はr=3のスロットパターン、(d)はr=4のスロットパターンを示している。
エッジ装置(r=1)のスロットパターンを示した図18の(a)を参照して説明する。この表は、各ノードn(エッジ装置、分岐ノードを含む)における信号通過開始時刻C(1,n)および信号通過終了時刻D(1,n)を示すものである。この表には、縦に、各ノードnを示すスロット1801が示されており、横に、時間tを示すフレーム1802が示されている。例えばスロットが「1」、フレームが「t=0〜1」の場合、表中に「X」が記載されている(信号出力時間s(r)=1なので実際には「XXXX」と記載)。これは、エッジ装置(r=1)が出力した光信号が、エッジ装置(r=1)において、「t=0〜1」の間で出力されたことを示している。
また、符号1803で示すスロット「10」、符号1804で示すフレーム「t=1〜2」の場合、表中に「1」が記載されている(実際には「1111」と記載)。これは、エッジ装置(r=1)が出力した光信号が、部分パスe1を通過する際に遅延時間d(e1)=1が生じたことを示している。同様に、スロットが「11」、フレームが「t=2.5〜3.5」の場合、表中に「1」が記載されており、これは、エッジ装置(r=1)が出力した光信号が、部分パスe3を通過する際に遅延時間d(e3)=1.5が生じたことを示している。
図18の(b)、(c)および(d)は、それぞれのエッジ装置(r=2,3,4)から出力される光信号の各ノードnにおける信号通過開始時刻C(r,n)および信号通過終了時刻D(r,n)を示すものである。なお、各エッジ装置rはt=0で光信号「X(XXXX)」の出力を開始し、「2(2222)」,「3(3333)」,「4(4444)」は、それぞれr=2,3,4のエッジ装置が出力する光信号に遅延時間を含めて示すものである。
次に、図18に示した信号通過開始時刻C(r,n)および信号通過終了時刻D(r,n)を用いたタイミング算出処理を説明する。
ランダム方式(図7参照)を適用する場合、図7に示すステップS24のC(r′,e)をC(r′,n)に置き換えると共に、図8に示すステップS31およびステップS32のC(r′,e)およびD(r′,e)を、C(r′,n)およびD(r′,n)にそれぞれ置き換えた処理を実行することになる。
また、greedy方式(図13参照)を適用する場合、図13に示すステップS55のC(r′,e)をC(r′,n)に置き換えると共に、図8に示すステップS31およびステップS32のC(r′,e)およびD(r′,e)を、C(r′,n)およびD(r′,n)にそれぞれ置き換えた処理を実行することになる。
次に、ランダム方式(図7参照)またはgreedy方式(図13参照)を適用した場合の処理結果を図19を参照して説明する。図19は、図18に示した通過時刻算出処理の結果を用いてタイミング算出処理を実行した場合の処理結果を示す説明図であり、(a)はランダム方式、(b)はgreedy方式を示している。
ランダム方式では、タイミング算出手段243はエッジ装置r′をランダムに選択し、この例では(r=2)、(r=3)、(r=1)、(r=4)の順番に選択決定して、すべて選択決定した後、再び、r=2のエッジ装置rを選択決定してΔを求める。このときの処理結果を、図19の(a)に示す。この図19の(a)に示すように、符号1901で示されるスロット「1」において、符号1902で示されるフレーム「t=0〜1」で光信号「X」が出力されている。同様に、スロット「3」において、t=0.5のタイミングで光信号「X」が出力され、スロット「2」において、t=0.75のタイミングで光信号「X」が出力され、スロット「4」において、t=3.5のタイミングで光信号「X」が出力されている。すなわち、エッジ装置rは、r=2,3,1,4の順番で光信号を出力する。
また、時間間隔算出処理(図8参照)においてΔ=6であることが分かるので、符号1901で示されるスロット「1」において、符号1903で示されるフレーム「t=6〜7」で光信号「X」が出力される。
また、greedy方式では、タイミング算出手段243はエッジ装置r′を最適に選択して、(r=1)、(r=3)、(r=2)、(r=4)の順番に選択決定して、すべて選択した後、再び、r=1のエッジ装置rを選択決定してΔを求める。このときの処理結果を、図19の(b)に示す。この図19の(b)に示すように、符号1901で示されるスロット「1」において、符号1902で示されるフレーム「t=0〜1」で光信号「X」が出力されると共に、同じタイミングでスロット「3」において光信号「X」が出力される。同様に、スロット「2」において、t=2.25のタイミングで光信号「X」が出力され、スロット「4」において、t=2.5のタイミングで光信号「X」が出力されている。すなわち、エッジ装置rは、r=1,3,2,4の順番で光信号を出力する。
また、時間間隔算出処理(図8参照)においてΔ=5であることが分かるので、符号1901で示されるスロット「1」において、符号1904で示されるフレーム「t=5〜6」で光信号「X」が出力されると共に、同じタイミングでスロット「3」において光信号「X」が出力される。
第4の実施形態によれば、通過時刻算出処理を実行する際に、部分パスeに代えてノードnを信号通過開始時刻C(r,n)および信号通過終了時刻D(r,n)に関連付けることとしたので、部分パスeにおける上り方向と下り方向を考慮する必要がない。これにより、計算を簡略化することができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。例えば、各実施形態では、信号転送可能時間帯算出装置130は、計算機能(通過時刻算出処理およびタイミング算出処理等)と、メモリ機能(各エッジ装置rのA(r)、B(r)、C(r,e)、D(r,e)およびΔを記憶する機能)とを両方備えるものとしたが、信号転送可能時間帯算出装置130に計算機能だけを付与し、1つ以上の別のエッジ装置110にメモリ機能を付与するような構成としてもよい。
また、各実施形態では、信号転送可能時間帯算出装置130を他のエッジ装置110(r)とは別に独立して設けるものとして説明したが、複数のエッジ装置110のうちの1つ以上が信号転送可能時間帯算出装置130の各機能を備えるように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置を含むネットワークシステムの構成図である。 図1に示した信号転送可能時間帯算出装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した信号転送可能時間帯算出装置に記憶された情報テーブルを示す説明図である。 図2に示した信号転送可能時間帯算出装置のCPUの処理を示すメインフローチャートである。 図4に示した通過時刻算出処理を示すフローチャートである。 図5に示した通過時刻算出処理の処理結果を示す説明図であり、(a)はエッジ装置(r=1)のスロットパターン、(b)はエッジ装置(r=2)のスロットパターン、(c)はエッジ装置(r=3)のスロットパターン、(d)はエッジ装置(r=4)のスロットパターンを示している。 図4に示したタイミング算出処理を示すフローチャートである。 図7に示した時間間隔算出処理(ランダム方式)を示すフローチャートである。 図8に示した時間間隔算出処理の処理過程を示す説明図である。 図7に示したタイミング算出処理の処理結果を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行する通過時刻算出処理を示すフローチャートである。 図11に示したフローチャートを説明するための説明図であり、(a)は比較例、(b)は第2の実施形態を示している。 本発明の第3の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行する時間間隔算出処理(greedy方式)を示すフローチャートである。 図13に示した時間間隔算出処理の処理過程を示す説明図であり、(a)はエッジ装置(r=1)のスロットパターン、(b)はエッジ装置(r=2)のスロットパターンを選択した場合、(c)はエッジ装置(r=3)のスロットパターンを選択した場合、(d)はエッジ装置(r=4)のスロットパターンを選択した場合を示している。 図14に示した時間間隔算出処理の処理過程の続きを示す説明図であり、(a)はエッジ装置(r=3)のスロットパターンを選択決定した状態、(b)はエッジ装置(r=2)のスロットパターンを選択した場合、(c)はエッジ装置(r=4)のスロットパターンを選択した場合を示している。 図15に示した時間間隔算出処理の処理過程の続きを示す説明図であり、(a)はエッジ装置(r=2)およびエッジ装置(r=4)のスロットパターンを続けて選択決定した状態、(b)は処理結果を示している。 本発明の第4の実施形態に係る信号転送可能時間帯算出装置のCPUが実行する通過時刻算出処理を示すフローチャートである。 図17に示した通過時刻算出処理の処理結果を示す説明図である。 図18に示した処理結果を用いてタイミング算出処理を実行した場合の処理結果を示す説明図であり、(a)はランダム方式、(b)はgreedy方式を示している。
符号の説明
100 ネットワークシステム
110 エッジ装置(ノード)
120 分岐ノード(ノード)
130 転送可能時間帯算出装置(ノード)
e 部分パス
200 バス
210 入出力手段
220 RAM
230 HDD
231 遅延時間
233 接続情報
235 信号出力時間
240 CPU
241 通過時刻算出手段
243 タイミング算出手段
245 転送制御手段

Claims (14)

  1. 複数のノードとード間を接続するリンクとを備えてループのないツリー状のネットワークにおいて、
    前記ノードは、このネットワークの端部に配置された複数のエッジ装置と、前記複数のエッジ装置間のMultipoint-to-Multipoint型光パスを実現するために前記リンクが部分パスとして3つ以上接続されたスイッチ装置を示す複数の分岐ノードと、
    前記各エッジ装置が前記光パスにより別前記エッジ装置に出力する信号を転送するための転送可能時間帯を算出する信号転送可能時間帯算出装置とを含み、
    前記信号転送可能時間帯算出装置による信号転送可能時間帯算出方法であって、
    前記信号が前記光パスの各部分パスを通過する際に遅延する時間を示す遅延時間と、前記各部分パスの接続状態を示す接続情報と、前記複数のエッジ装置から選択された第1のエッジ装置が前記信号を出力する時間を示す信号出力時間とを取得する情報取得ステップと、
    この情報取得ステップで取得された遅延時間、接続情報および信号出力時間に基づいて、前記第1のエッジ装置から出力される信号が前記分岐ノードを通過する際の信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する通過時刻算出ステップと、
    この通過時刻算出ステップで算出された信号通過開始時刻および信号通過終了時刻と前記信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置以外に選択された前記エッジ装置を示す第2のエッジ装置から出力される信号の信号通過開始時刻に所定の時間間隔を加算した時刻が、前記第1のエッジ装置から出力される信号の信号通過終了時刻に連続するような部分パスを1つ以上設けるように、かつ、前記第1のエッジ装置として選択できるすべての前記エッジ装置から出力される信号が、前記各部分パス上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔を算出することにより、前記各エッジ装置における信号出力タイミングを算出するタイミング算出ステップと、
    を含んで実行し、
    前記タイミング算出ステップは、
    前記第2のエッジ装置から出力される信号の通過する前記部分パスにおいて、前記第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔との和の最大値が最小となるように、当該所定の時間間隔を算出することを特徴とする信号転送可能時間帯算出方法。
  2. 前記通過時刻算出ステップにおいて、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号出力側の部分パスの始点に関連付けて算出することを特徴とする請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法。
  3. 前記通過時刻算出ステップにおいて、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号入力側の部分パスの終点に関連付けて算出することを特徴とする請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法。
  4. 前記通過時刻算出ステップにおいて、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに関連付けて算出することを特徴とする請求項1に記載の信号転送可能時間帯算出方法。
  5. 前記タイミング算出ステップは、
    前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、ランダムに2つのエッジ装置を、前記第1のエッジ装置および第2のエッジ装置として組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となるようにした後、前記両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを順次選択することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法。
  6. 前記タイミング算出ステップは、
    前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、前記第1のエッジ装置を前記第2のエッジ装置とそれぞれ仮に組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となる第2のエッジ装置を組み合わせることを決定した後、組み合わせることを決定された両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを同様に決定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法。
  7. 複数のノードとード間を接続するリンクとを備えてループのないツリー状のネットワークにおいて、
    前記ノードは、このネットワークの端部に配置された複数のエッジ装置と、前記複数のエッジ装置間のMultipoint-to-Multipoint型光パスを実現するために前記リンクが部分パスとして3つ以上接続されたスイッチ装置を示す複数の分岐ノードと、
    前記各エッジ装置が前記光パスにより別前記エッジ装置に出力する信号を転送するための転送可能時間帯を算出する信号転送可能時間帯算出装置とを含み、
    前記ネットワークにおける信号転送可能時間帯算出装置であって、
    前記信号が前記光パスの各部分パスを通過する際に遅延する時間を示す遅延時間と、前記各部分パスの接続状態を示す接続情報と、前記複数のエッジ装置から選択された第1のエッジ装置が前記信号を出力する時間を示す信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置から出力される信号が前記分岐ノードを通過する際の信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を算出する通過時刻算出手段と、
    この通過時刻算出手段で算出された信号通過開始時刻および信号通過終了時刻と前記信号出力時間とに基づいて、前記第1のエッジ装置以外に選択された前記エッジ装置を示す第2のエッジ装置から出力される信号の信号通過開始時刻に所定の時間間隔を加算した時刻が、前記第1のエッジ装置から出力される信号の信号通過終了時刻に連続するような部分パスを1つ以上設けるように、かつ、前記第1のエッジ装置として選択できるすべての前記エッジ装置から出力される信号が、前記各部分パス上の同方向かつ同位置を同時刻に通過しないように、前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔を算出することにより、前記各エッジ装置における信号出力タイミングを算出するタイミング算出手段と、
    を備え
    前記タイミング算出手段は、
    前記第2のエッジ装置から出力される信号の通過する前記部分パスにおいて、前記第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記信号通過開始時刻に加算する所定の時間間隔との和の最大値が最小となるように、当該所定の時間間隔を順次算出する、
    ことを特徴とする信号転送可能時間帯算出装置。
  8. 前記通過時刻算出手段は、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号出力側の部分パスの始点に関連付けて算出することを特徴とする請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置。
  9. 前記通過時刻算出手段は、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに接続された信号入力側の部分パスの終点に関連付けて算出することを特徴とする請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置。
  10. 前記通過時刻算出手段は、
    前記信号通過開始時刻および信号通過終了時刻を前記分岐ノードに関連付けて算出することを特徴とする請求項7に記載の信号転送可能時間帯算出装置。
  11. 前記タイミング算出手段は、
    前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、ランダムに2つのエッジ装置を、前記第1のエッジ装置および第2のエッジ装置として組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となるようにした後、前記両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを順次選択することを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出装置。
  12. 前記タイミング算出手段は、
    前記第1のエッジ装置と、前記第2のエッジ装置との組み合わせを選択する際に、前記第1のエッジ装置を前記第2のエッジ装置とそれぞれ仮に組み合わせて、前記組み合わされた第2のエッジ装置から出力される信号の前記信号通過終了時刻と前記所定の時間間隔との和の最大値が最小となる第2のエッジ装置を組み合わせることを決定した後、組み合わせることを決定された両エッジ装置以外のエッジ装置との組み合わせを同様に決定することを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出装置。
  13. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の信号転送可能時間帯算出方法をコンピュータに実行させるための信号転送可能時間帯算出プログラム。
  14. 請求項13に記載の信号転送可能時間帯算出プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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