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JP4375443B2 - 熱交換器の製造装置 - Google Patents
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JP4375443B2 - 熱交換器の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器の製造装置に関する。
従来、車両空調装置の冷却用熱交換器において、冷媒が流れる複数本のチューブと、複数本のチューブに冷媒を分流する第1のタンクと、複数本のチューブのそれぞれから冷媒を集合させる第2のタンクと、複数本のチューブのそれぞれの外表面に接合される熱交換フィンとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、複数本のチューブのそれぞれに冷媒が流れる際に、チューブ外部の空気から冷媒が吸熱して蒸発する。熱交換フィンは、空気と冷媒との間の熱交換を促進する。
特開2000−179988号公報
本発明者は、上述の冷却用熱交換器の製造する工程において、熱交換器の外表面に樹脂膜を生成する樹脂膜生成工程について鋭意検討したところ、次のような問題点が分かった。
まず、樹脂膜生成工程では、第1、第2のタンク、複数本のチューブ、および熱交換フィンが組み付けられた状態の冷却用熱交換器を用意し、この冷却用熱交換器を樹脂液槽内に浸漬する。次いで、冷却用熱交換器を樹脂液槽から取り出すと、例えば、冷却用熱交換器の熱交換フィンの外表面には余剰樹脂液が付着することになる。
その後、送風機から吹き出される空気流を冷却用熱交換器に当てて余剰樹脂液を除去して均一厚さの樹脂膜を生成する際に、送風機から吹き出される風速が速いと、冷却用熱交換器に衝突して空気流が流れ方向を変更する際に、空気流の風圧で樹脂液が冷却用熱交換器から跳ね上がることがある。
この跳ね上がった樹脂液が送風機に付着して硬化すると送風機が故障する可能性がある。また周囲の壁面等に付着しこの付着した樹脂が剥がれ落ち冷却用熱交換器に付着すると、冷却用熱交換器が製品として不良となるといった問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、熱交換器の外表面に付着した余剰樹脂液を除去する工程を有する熱交換器の製造装置において、送風機からの空気流により余剰樹脂液が跳ね上がり難くすることを的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、熱交換器を製造する際に、前記熱交換器の外表面に付着した余剰樹脂液を除去する熱交換器の製造装置であって、
前記熱交換器に向けて第1の風速(Hc)で送風する第1の送風機(10c)と、
前記熱交換器に向けて前記第1の風速よりも遅い第2の風速(Ha)で送風する第2の送風機(10a)と、を備え、
前記第1の送風機により第1の風速で送風させることにより、前記熱交換器の外表面から前記余剰樹脂液を吹き飛ばし、
前記第1の送風機による送風に先だって、前記第2の送風機により前記第2の風速で送風させることにより、前記熱交換器の外表面に沿って前記余剰樹脂液を流れ落として前記熱交換器の外表面から前記余剰樹脂液を除去することを第の特徴とする。
これにより、第1の送風機からの送風により前記熱交換器の外表面から余剰樹脂液を吹き飛ばす以前に、熱交換器の外表面に付着した余剰樹脂液の量を減らすことができるので、送風機からの空気流により余剰樹脂液が跳ね上がり難くすることができる。
さらに、本発明では、前記第1、第2の送風機の下側に配置され、前記熱交換器から除去された余剰樹脂液を受ける受液部(30)を備え、
前記受液部の底部には、前記第2の送風機に下側に配置され、かつ前記受けた余剰樹脂液を回収するための回収穴(31)が設けられていることを第の特徴とする。
ここで、熱交換器が第2の送風機から送風されると、熱交換器から多くの余剰樹脂液が流れ落ちるが、第2の送風機に下側に回収穴に配置されているので、樹脂液を即座に回収できる。
本発明では、前記第1、第2の送風機と前記受液部との間には、前記受液部側から余剰樹脂液が前記第1、第2の送風機側に跳ね返ることを抑制する複数枚の跳ね返り防止板(40)が設けられており、
前記複数枚の跳ね返り防止板は、それぞれ、隙間を開けて、天地方向に対して傾斜するように配置されており、
図6に示すように、前記第2の送風機の下側の跳ね返り防止板の前記天地方向に対する傾斜角度(θ1)は、前記第1の送風機の下側の跳ね返り防止板の前記天地方向に対する傾斜角度(θ2)に比べて、大きくなっていることを第の特徴とする。
ここで、熱交換器が第2の送風機から送風されると、熱交換器から多くの余剰樹脂液が流れ落ちるが、第2の送風機の下側の跳ね返り防止板により、確実に余剰樹脂液の跳ね返りを防止できる。
一方、熱交換器が第1の送風機から送風されると、熱交換器から流れ落ちる余剰樹脂液の量は少ないが、第1の送風機側の跳ね返り防止板により、熱交換器から流れ落ちる余剰樹脂液を複数枚の跳ね返り防止板のそれぞれの隙間を通過させて受液部に確実に到達させることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に、本発明に係る本実施形態のエバポレータの製造方法の一実施形態を示す。図1はエバポレータの製造方法の工程を示すフローチャートである。
ここで、エバポレータの製造方法の説明に先立ってエバポレータ100の概略構造について説明する。
エバポレータ100は周知の冷房用熱交換器であって、膨張弁、及び圧縮機等とともに周知の冷凍サイクル装置を構成している。
エバポレータ100には図2に示すように、接続ブロック1が設けられており、接続ブロック1には膨張弁(図示省略)から流出する冷媒が入る冷媒入口1aと圧縮機(図示省略)に向けて流れ出る冷媒出口1bとが設けられている。
エバポレータ100は、それぞれ並列に並べられた複数本のチューブ2を備えており、複数本のチューブ2は、空気流れ方向Xに対する直交方向に2列に複数本並べられている。
すなわち、空気上流側に各チューブ2が一列に並べられており、空気下流側に各チューブ2が一列に並べられている。なお、空気上流側の各チューブ2は、空気下流側に各チューブ2により隠れている。
エバポレータ100は、タンク部3、4、5、6を備えており、タンク部3は、空気下流側の各チューブ2の長手方向一端部側に接合されており、タンク部3は、冷媒入口8aから流入する冷媒を各チューブ2に分配する。タンク部4は、空気下流側の各チューブ2の長手方向他端部側に接合されており、タンク部4は、各チューブ2からの冷媒を集合させる。
タンク部5は、空気上流側の各チューブ2の長手方向他端部側に接合されており、タンク部5は、タンク部4で集合された冷媒を空気上流側の各チューブ2に分配する。タンク部6は、空気上流側の各チューブ2の長手方向他端部側に接合されており、タンク部6は、空気上流側の各チューブ2からの冷媒を集合させる。タンク部6で集合された冷媒は冷媒出口1bから排出される。
図3に図2中のA部分の拡大図を示す。複数本のチューブ2のそれぞれの間には空気通路gが形成されており、空気通路gには熱交換フィン7が設けられている。熱交換フィン7は、チューブ2の外表面に接合されて、チューブ2内の冷媒と空気との間の熱交換を促進するためのものであり、本実施形態では、熱交換フィン7として、波状に形成されるコルゲートフィンが用いられている。
なお、接続ブロック1、複数本のチューブ2、タンク部3、4、5、6、および熱交換フィン7は、アルミニウム合金からなる。
このように構成されるエバポレータ100の外表面には、均一厚さの樹脂膜が形成されており、樹脂膜は、表面張力を小さくすることによる水飛び防止機能、防錆機能、および、異臭の発生防止機能などを果たす。
次に、エバポレータ100の製造方法の工程について図1を参照して説明する。
まず、接続ブロック1、複数本のチューブ2、タンク部3、4、5、6、および熱交換フィンを仮組み付け後に、ろうづけして、一体化する(ステップ100)。以下、この一体化した製造中間段階の生成物(すなわち、完成前のエバポレータ100)をワークという。
次のステップ110において、ワークに対して送風機からの送風を吹き付けて塵等を吹き飛ばし、次のステップ120においてワークを水洗いして、次のステップ130において、ワークに対して送風機からの送風を吹き付けて水を吹き飛ばす。
次のステップ140において、酸性液によりワークを洗浄してフラックス等を除去する。この洗浄後のワークに対して送風機からの送風を吹き付けて酸性液を吹き飛ばす(ステップ150)。
次のステップ160(化成工程)において、ワークの外表面に対して無機物としての金属膜を成形する。この金属膜は、防錆機能を果たすものである。次のステップ170において、この金属膜が生成されたワークに対して送風機からの送風を吹き付けて塵等を吹き飛ばす。
次のステップ180において、ワークを樹脂液槽に浸漬してワークの外表面に樹脂液を付着させる。その後、ステップ190(ステップ191〜193)において、ワークの外表面に付着された余剰樹脂液を除去して、均一厚さの樹脂液の膜をワークの外表面に生成させる。この余剰樹脂液の除去工程(ステップ190)については後述する。
その後、ステップ200において、余剰樹脂液の除去後のワークに熱を加えて乾燥させる。このことにより、ワークの外表面において樹脂液が架橋して樹脂膜が生成される。
次に、余剰樹脂液の除去工程で用いる製造装置について図4を参照して説明する。
製造装置20は、電動送風機10a、10b、10cを備える。電動送風機10a、10b、10cは、天井から釣り下げられて、天地方向下側に向けて送風する。電動送風機10a、10b、10cは、電動送風機10a、電動送風機10b、電動送風機10cの順で所定方向(図3中J方向)に一列に並べられている。
電動送風機10a、10b、10cはそれぞれワークに対して送風する。電動送風機10aの風速Haは遅く、電動送風機10bの風速Hbは中間風速で、電動送風機10cの風速Hcは高速である(Ha<Hb<Hc)。
電動送風機10a、10b、10cの下側には、皿状に形成されて、かつ樹脂液を受ける受液部30が設けられており、受液部30の底部32には回収口31が設けられている。底部32は回収口31に向けて徐々に下がるように傾斜している。
電動送風機10a、10b、10cと受液部30との間には、受液部30から樹脂液が跳ね上がることを防止する複数枚の跳ね返り防止板40が設けられており、複数枚の跳ね返り防止板40は、それぞれ隙間を開けて、天地方向に対して傾斜するように並べられている。跳ね返り防止板40はそれぞれ同一角度で傾斜しており、跳ね返り防止板40は、それぞれ、受液部30の側壁面(図示省略)により支持されている。
次に、余剰樹脂液の除去工程について説明する。
この除去工程では、ワークがハンガー20により釣り下げられた状態で、電動送風機10a、10b、10cの下側を通過する。このとき、ワークは、チューブ2の長手方向が水平方向と一致した状態でハンガー20により釣り下げられている。ワークは、上述のステップ180の工程で上述の樹脂液槽で浸漬されて外表面に樹脂液が付着したものである。
まず、ワークが電動送風機10aの下側に搬送されると、ワークは電動送風機10aから送風されて、ワークの外表面に付着した樹脂液は流れ落ちる(ステップ191:第1の送風工程)。
以下、樹脂液が流れ落ちるメカニズムの具体例として、熱交換フィン7から樹脂液が流れ落ちる例について図4を参照して説明する。図5(a)〜(c)は図3中a−a断面図に相当する。
電動送風機10aから送風される前では、図5(a)に示すように、ワークのうち熱交換フィン7の外表面には、樹脂液e1、e2、e2が分散して表面張力により付着している。
このように樹脂液e1、e2、e2が分散して付着した状態で、電動送風機10aからの送風を受けると、上側の樹脂液e1が熱交換フィン7の外表面に沿って落ちる。
その後、この落ちた樹脂液e1は、中間部の樹脂液e2に一旦結合するものの、その結合した後に樹脂液e1、e2は自重で分裂して、樹脂液e2は熱交換フィン7の外表面に沿って落ちて下側に移動する(図5(b)参照)。すなわち、電動送風機10aからの送風により樹脂液e1と樹脂液e2とが置換されて、樹脂液e2が流れ落ちることになる。
その後、中間部に位置する樹脂液e1は、電動送風機10aからの送風を受けると、熱交換フィン7の外表面に沿って落ちる。この落ちた樹脂液e1は、下側の樹脂液e2に一旦結合するものの、その結合した後に樹脂液e1、e2は自重で分裂して、樹脂液e2は熱交換フィン7の外表面に沿って落ちる(図5(c)参照)。すなわち、電動送風機10aからの送風により樹脂液e1と樹脂液e2とが置換されて、樹脂液e2が自重で流れ落ちることになる。
このように電動送風機10aからの送風により各樹脂液は、熱交換フィン7の外表面に沿って順次流れ、熱交換フィン7から落ちることになる。
同様に、接続ブロック1、複数本のチューブ2、およびタンク部3、4、5、6の外表面に付着した樹脂液は、外表面に沿って順次流れ落ちることになる。
これにより、熱交換フィン7、接続ブロック1、複数本のチューブ2、およびタンク部3、4、5、6の外表面に付着した余剰樹脂液を除去することになる。
次に、ワークが電動送風機10bの下側に搬送されると、ワークは電動送風機10bから送風されて、ワークの外表面に付着した樹脂液は流れ落ちる(ステップ192:第2の送風工程)。
この場合の樹脂液が流れ落ちるメカニズムは、上述のステップ190の工程の場合と同様であるが、上述のステップ190の工程の場合に比べると樹脂液が電動送風機から受ける送風速度が速い。このため、上述のステップ190の工程の場合に比べて流れ落ちる樹脂液量は減るものの、樹脂液に与える送風圧力が高くなるので、上述のステップ190の工程でも流れ落ちずに残留した余剰樹脂液が流れ落ちることになる。
次に、ワークが電動送風機10cの下側に搬送されると、ワークは電動送風機10cから送風されると、ワークの外表面に付着した樹脂液は、電動送風機10cからの送風空気と置換されて、余剰樹脂液は吹き飛ばされる(ステップ192:第3の送風工程)。なお、上述のステップ191、192の工程で事前に余剰樹脂液の大半は流れ落ちているので、余剰樹脂液は電動送風機10cから高速の送風を受けても、周囲の壁等に飛び散ることはない。
このことにより、熱交換フィン7、接続ブロック1、複数本のチューブ2、およびタンク部3、4、5、6の外表面には、均一厚さの樹脂液の膜が形成されることになる。
このように電動送風機10a、10b、10cからの送風によりワークから除去された樹脂液は、複数枚の跳ね返り防止板40の間の隙間を通過して受液部30の底部32に落ちる。この受液部30の底部32では回収口31に向かって余剰樹脂液が流れ落ちる。この回収口31から上述の樹脂液槽に戻されることになる。
また、複数枚の跳ね返り防止板40の間の隙間を通過して受液部30の底部32に余剰樹脂液が落ちる際に、跳ね返るが、この跳ね返り防止板40により余剰樹脂液がワーク側に飛び散ることが遮られる。
以上説明した本実施形態によれば、ワークに対して電動送風機10cからの高速の送風を当てて樹脂液をワークの外表面から吹き飛ばす工程(ステップ193)の前に、ワークに対して電動送風機10a、10bからの低速、中速の送風を当てて樹脂液をワークの外表面から流れ落とする工程(ステップ191、192)を実施している。このため、電動送風機10cからの送風をワークに当てる前に、ワークの外表面に付着した余剰樹脂液の量を減らすことができる。したがって、電動送風機10cからの高速の送風を当ててワークに当てても、ワークから樹脂液が跳ね上がり難くすることができる。
また、本実施形態では、ワークに対して電動送風機からの送風を当てて樹脂液をワークの外表面から流れ落とする工程として2つの工程(ステップ191、192)を実施している。このため、より確実に余剰樹脂液を流れ落とすことができる。
本実施形態では、ワークは、チューブ2の長手方向が水平方向と一致した状態で電動送風機10a、10b、10cから送風される。すなわち、ワークを構成するチューブ2間の空気通路gは、天地方向に向いて形成されることになる。したがって、電動送風機10a、10b、10cからの送風を受けると樹脂液は下側に落ちることになる。
これに対して、チューブ2の長手方向が天地方向と一致した状態で、ワークに対して電動送風機10a、10b、10cからの送風を当てる場合には次のような問題点がる。
すなわち、樹脂液槽からワークを取り出して、チューブ2の長手方向が天地方向と一致した状態にすると、ワークの外表面に付着した樹脂液の大半は自重で流れ落ちるが、ワークに対して電動送風機10a、10b、10cからの送風を水平方向に当てることが必要となる。この場合、特に、電動送風機10cから送風によりワークから吹き飛ばされた樹脂液が周囲の壁面等に付着して回収し難くなる。
これに対して、本実施形態のワークは、電動送風機10a、10b、10cから下側に送風される送風空気を受けて樹脂液が下側に落ちるので、回収し難くなることはない。
ここで、本実施形態では、受液部30の底部32は回収口31に向けて徐々に下がるように傾斜している。したがって、ワークから受液部30の底部32に落ちた余剰樹脂液を素早く回収口31に流すことができる。
また、本実施形態では、ステップ191の工程では、ステップ193の工程に比べるとワークから除去される余剰樹脂液の量は多い。すなわち、電動送風機10aにより除去される余剰樹脂液の量は、電動送風機10cにより除去される余剰樹脂液の量に比べて多い。
ここで、本実施形態では、受液部30の回収口31を電動送風機10aの下側に配置しているので、ワークから除去された多くの量の余剰樹脂液を素早く回収できる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、跳ね返り防止板40をそれぞれ同一角度で傾斜させている例について説明したが、これに代えて、本第2実施形態では、跳ね返り防止板40の傾斜角度を箇所毎に変える。
具体的には、電動送風機10aの下側の跳ね返り防止板40の傾斜角度θ1(図6(a)参照)は、電動送風機10cの下側の跳ね返り防止板40の傾斜角度θ2(図6(b)参照)に比べて、大きくする。
ここで、傾斜角度θ1、θ2とは、図6(a)、(b)に示すように、跳ね返り防止板40と天地方向とがなす角度のうち、跳ね返り防止板40から反時計回りに成す角度のことである。
ここで、電動送風機10aから送風よりワークから大量の余剰樹脂液は流れ降りる。このため、電動送風機10aの下側の跳ね返り防止板40の傾斜角度θ1を大きくすることにより、受液部30の底部32で余剰樹脂液が跳ね返ることを確実に防ぐことが出来る。
一方、電動送風機10cの下側の跳ね返り防止板40の傾斜角度θ2は、小さいので、電動送風機10cから送風よりワークからの余剰樹脂液を複数枚の跳ね返り防止板40の間の隙間を通過させて受液部30の底部32に確実に到達させることができる。
ここで、電動送風機10cの下側の跳ね返り防止板40の傾斜角度θ2を小さくすると、受液部30の底部32で跳ね返った余剰樹脂液が複数枚の跳ね返り防止板40の間の隙間を通過し易くなるが、そもそも、ワークから流れ落ちる余剰樹脂液の量も少ないので、実質的に、受液部30の底部32で余剰樹脂液が跳ね返ることはない。
(他の実施形態)
上述の第1、第2の実施形態では、本発明に係る熱交換器の製造方法として、エバポレータ(冷却用熱交換器)の製造方法について説明したが、これに限らず、エバポレータ以外の熱交換器に本発明の製造方法を適用してもよい。
本発明に係る第1実施形態のエバポレータの製造方法の全行程を示すフローチャートである。 上述の第1実施形態のエバポレータの構造を示す斜視図である。 図2中の部分拡大図である。 上述の第1実施形態のエバポレータの製造装置の構成を示す図である。 上述の第1実施形態のエバポレータにおいて樹脂液が流れ落ちるメカニズムを示す図である。 本発明に係る第2実施形態のエバポレータの製造装置において跳ね返り防止板の傾斜角度を示す図である。
符号の説明
1…接続ブロック、2…チューブ、3、4、5、6…タンク部
7…熱交換フィン、10a、10b、10c…電動送風機。

Claims (3)

  1. 熱交換器を製造する際に、前記熱交換器の外表面に付着した余剰樹脂液を除去する熱交換器の製造装置であって、
    前記熱交換器に向けて第1の風速(Hc)で送風する第1の送風機(10c)と、
    前記熱交換器に向けて前記第1の風速よりも遅い第2の風速(Ha)で送風する第2の送風機(10a)と、を備え、
    前記第1の送風機により第1の風速で送風させることにより、前記熱交換器の外表面から前記余剰樹脂液を吹き飛ばし、
    前記第1の送風機による送風に先だって、前記第2の送風機により前記第2の風速で送風させることにより、前記熱交換器の外表面に沿って前記余剰樹脂液を流れ落として前記熱交換器の外表面から前記余剰樹脂液を除去するものであり、
    前記第1、第2の送風機の下側に配置され、前記熱交換器から除去された余剰樹脂液を受ける受液部(30)を備え、
    前記受液部の底部には、前記第2の送風機に下側に配置され、かつ前記受けた余剰樹脂液を回収するための回収穴(31)が設けられており、
    前記第1、第2の送風機と前記受液部との間には、前記受液部側から余剰樹脂液が前記第1、第2の送風機側に跳ね返ることを抑制する複数枚の跳ね返り防止板(40)が設けられており、
    前記複数枚の跳ね返り防止板は、それぞれ、隙間を開けて、天地方向に対して傾斜するように配置されており、
    前記第2の送風機の下側の跳ね返り防止板の前記天地方向に対する傾斜角度(θ1)は、前記第1の送風機の下側の跳ね返り防止板の前記天地方向に対する傾斜角度(θ2)に比べて、大きくなっていることを特徴とする熱交換器の製造装置。
  2. 前記第1、第2の送風機は、下側に向けて送風するものであり、
    前記熱交換器は、そのチューブ長手方向が水平方向と一致した状態で、前記第1、第2の送風機からの送風を上側から受けることを特徴とする請求項に記載の熱交換器の製造装置。
  3. 前記受液部の底部(32)は、前記回収穴に向かって下がるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器の製造装置。
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