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JP4377673B2 - 立体画像撮像装置および立体画像表示装置 - Google Patents
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JP4377673B2 - 立体画像撮像装置および立体画像表示装置 - Google Patents

立体画像撮像装置および立体画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、レンズ群を利用した立体映像方式である、いわゆるIntegral Photographyの撮像装置および表示装置に関する。
従来、偏光眼鏡などによらない3次元立体表示技術として、レンチキュラー板を用いた装置がすでに商品化されており、さらにレンチキュラー方式では不可能とされた、上下左右からでも回り込んだ3次元立体画像を認識可能とするIntegral Photography(以下、適宜「IP」という)方式の実用化が進められている。このIP方式には、平面状に配列されたレンズ群あるいはピンホール群を用いた方式が知られている。また、このIP方式は、静止画像だけでなく、動画像についても用いられるものである。
図26に示すように、IP方式を用いた立体画像撮像装置(以下、適宜「IP撮像装置」という)800は、同一平面上に配列された複数の凸レンズ801からなる撮像レンズ群802と、撮像レンズ群802からみて第1被写体P及び第2被写体Qとは反対側に配置された撮像手段803とを備えている。ここで、撮像レンズ群802は、小さな凸レンズ801を縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、4個の凸レンズ801で構成されているものとして図示している。第1被写体Pが、IP撮像装置800により撮像作業が行われると、撮像手段803により撮像レンズ群802を構成する凸レンズ801と同数の第1被写体Pの撮像要素画像P1、P1・・が撮像される(図26では、4つの被写体の撮像要素画像)。
図27に示すように、IP方式を用いた立体画像表示装置(以下、適宜「IP表示装置」という)900は、平面上に配列された複数の凸レンズ901からなる表示レンズ群902と、表示レンズ群902からみて視聴者とは反対側に配置された表示手段903とを備えている。また、IP表示装置900の凸レンズ901は、IP撮像装置800の凸レンズ801と同じ焦点距離を有する。また、IP表示装置900の凸レンズ901から表示手段903までの距離とIP撮像装置800の凸レンズ801から撮像手段803までの距離が同一となるように構成されている。ここで、表示レンズ群902は、小さい凸レンズを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、4個の凸レンズ901で構成されているものとして図示している。
また、IP撮像装置800によって撮像された撮像要素画像P1、P1・・をそのままIP表示装置900の表示手段903に表示すると、奥行きが反転してしまう逆視像が生じてしまうので、逆視像を回避するため、個々の凸レンズ801で結像され、撮像手段803により撮像される第1被写体Pの撮像要素画像P1、P1・・を、画像処理などにより凸レンズ801の光軸と撮像手段803の交点を中心として点対称に変換した第1被写体Pの表示要素画像P2、P2・・となる表示用要素画像をIP表示装置900の表示手段903により視聴者に表示している。
また、表示用要素画像P2、P2・・としてIP表示装置900の表示手段903に表示すると、表示手段903の表示用要素画像P2、P2・・からの光の進み方は、第1被写体Pの光の進み方と同じなので、視聴者は偏光眼鏡などを掛けずに第1被写体Pが存在していた位置に第1被写体Pの再生像を見ることができる。
また、撮像レンズ群802を構成する凸レンズ801は、同じ距離にある被写体に合焦するような焦点距離を有しているので、凸レンズ801に合焦されている第1被写体Pから他の被写体が離れている場合には、他の被写体については、解像度の低い撮像要素画像を撮像することとなる。例えば、図26に示すように、第1被写体Pと第2被写体Qが離れている場合であって、撮像レンズ群802を構成する凸レンズ801が第1被写体Pに合焦するような焦点距離を有すると、撮像手段803により解像度の高い第1被写体Pの撮像要素画像P1、P1・・と解像度の低い第2被写体Qの撮像要素画像Q1、Q1・・とが撮像される。
そして、第1被写体Pの撮像要素画像P1、P1・・と第2被写体Qの撮像要素画像Q1、Q1・・とを前記したように変換した第1被写体Pの表示用要素画像P2、P2・・と第2被写体Qの表示用要素画像Q2、Q2・・がIP表示装置900の表示手段903に表示され、視聴者は、解像度の高い第1被写体Pの再生像と解像度の低い第2被写体Qの再生像を見ることとなる。
そのため、異なる距離にある被写体に対して焦点が合うように、撮像レンズ群と被写体との間に可変焦点距離レンズを備えたIP撮像装置が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のIP撮像装置は、可変焦点距離レンズの焦点距離を変化させて、複数の被写体について順次解像度の高い被写体の撮像要素画像を撮像するものである。
特開2001−238229号公報(段落0014〜0026)
しかし、特許文献1に記載のIP撮像装置では、可変焦点距離レンズという特殊なレンズを必要としている。
また、可変焦点距離レンズについて、複数の被写体毎に焦点距離を設定して、複数回撮像する必要があるので、撮像時間がかかっていた。また、可変焦点距離レンズについて、複数の被写体毎に焦点距離を設定して、複数回撮像する必要があるので、動画像の撮像には向いていなかった。
本発明は、前記問題点に鑑み創案されたもので、可変焦点距離レンズのような特殊なレンズを用いることなく、1度の撮像で複数の被写体について解像度の高い撮像要素画像を得ることができ、かつ、動画像の撮像にも適したIP撮像装置とIP表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズ平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像撮像装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズが、共通の1つの平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段が、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、前記撮像手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、例えば、奥行き方向の距離が互いに異なる被写体が2つである場合には、1度の撮像により、2つの被写体それぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を撮像手段により撮像することができる。
ここで、要素レンズは、単レンズのほか、レンズ作用を有する光学系(レンズ系)も含まれる。また、ここでの合焦とは、要素レンズが被写体に焦点しているだけでなく、被写体が被写界深度内にあること、及び、要素レンズが撮像手段に焦点しているだけでなく、撮像手段が焦点深度内にあることもいう。
請求項2に係る発明は、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズ平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像撮像装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズが、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段が、共通の1つの平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、前記撮像手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、例えば、奥行き方向の距離が互いに異なる被写体が2つである場合には、1度の撮像により、2つの被写体それぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を撮像手段により撮像することができる。
請求項3に係る発明は、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズ平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像撮像装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズが、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段が、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、前記撮像手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、例えば、奥行き方向の距離が互いに異なる被写体が2つである場合には、1度の撮像により、2つの被写体それぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を撮像手段により撮像することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記要素レンズの境界に光学的遮蔽物を備える。
かかる構成によれば、ある撮像手段に対向する要素レンズ以外の要素レンズからの光が当該撮像手段に入射することを防止することができる。
請求項5の係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記撮像手段に撮像された撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を処理済撮像要素画像に変換する逆変換手段とを備える。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、鮮鋭度を低くする原因である低周波の影響を改善した撮像要素画像を得ることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備える構成とした。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した撮像要素画像を得ることができる。
ここで、要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備えるとは、要素レンズが単レンズであった場合には、要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備えることをいうと共に、要素レンズが複数のレンズであった場合には、要素レンズの前後に空間周波数フィルタを配置する場合だけでなく、単レンズの間に空間周波数フィルタを配置することも含まれる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記要素レンズは、光軸方向に複数の単レンズを備え、前記単レンズ間であって、前記単レンズの光路上に空間周波数フィルタを配置した構成とした。
かかる構成によれば、立体画像撮像装置は、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した撮像要素画像を得ることができる。
請求項8に係る発明は、立体画像表示装置であって、請求項1に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生し、前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像表示装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズが、共通の1つの平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段が、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、前記表示手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば、2つの被写体が請求項1に記載の立体画像撮像装置により撮像された場合には、2つの被写体それぞれについて解像度の高い表示用要素画像を表示手段に表示することができる。
請求項9に係る発明は、立体画像表示装置であって、請求項2に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生し、前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像表示装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズが、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段が、共通の1つの平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、前記表示手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば、2つの被写体が請求項2に記載の立体画像撮像装置により撮像された場合には、2つの被写体それぞれについて解像度の高い表示用要素画像を表示手段に表示することができる。
請求項10に係る発明は、立体画像表示装置であって、請求項3に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生し、前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備える。そして、この立体画像表示装置は、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズが、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段が、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、前記表示手段群が、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば、2つの被写体が請求項3に記載の立体画像撮像装置により撮像された場合には、2つの被写体それぞれについて解像度の高い表示用要素画像を表示手段に表示することができる。
請求項11に係る発明は、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置であって、前記表示用要素レンズの境界に光学的遮蔽物を備える。
かかる構成によれば、ある表示用要素レンズに対向する表示手段に表示される表示用要素画像以外の光が当該表示用要素レンズに入射することを防止することができる。
請求項12に係る発明は、請求項8に記載の立体画像表示装置であって、請求項1に記載の立体画像撮像装置の撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を処理済表示用要素画像に変換する逆変換手段とを備える。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した表示用要素画像を得ることができる。
請求項13に係る発明は、請求項9に記載の立体画像表示装置であって、請求項2に記載の立体画像撮像装置の撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を処理済表示用要素画像に変換する逆変換手段とを備える。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した表示用要素画像を得ることができる。
請求項14に係る発明は、請求項10に記載の立体画像表示装置であって、請求項3に記載の立体画像撮像装置の前記撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を処理済表示用要素画像に変換する逆変換手段とを備える。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した表示用要素画像を得ることができる。
請求項15に係る発明は、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置であって、前記表示用要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備える構成とした。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した表示用要素画像を表示手段に表示することができる。
請求項16に係る発明は、請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置であって、前記表示用要素レンズは、光軸方向に複数の単レンズを備え、前記単レンズ間であって、前記単レンズの光路上に空間周波数フィルタを配置した構成とした。
かかる構成によれば、立体画像表示装置は、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、解像度を低くする原因である低周波の影響を改善した表示用要素画像を表示手段に表示することができる。
請求項1に係る発明によれば、複数の撮像手段が、奥行き方向に離間した複数の平面上にそれぞれ配置され、要素レンズが共通の1つの平面に配置されて、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態を持つので、可変焦点距離レンズのような特殊なレンズを用いることなく、1度の撮像で複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、静止画像だけでなく動画像についても、複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の要素レンズが、奥行き方向に離間した複数の平面上に配置され、撮像手段が、共通の1つの平面上に配置され、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態を持つので、可変焦点距離レンズのような特殊なレンズを用いることなく、1度の撮像で複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、静止画像だけでなく動画像についても、複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
請求項3に係る発明によれば、複数の撮像手段が、奥行き方向に離間した複数の平面上に配置されており、かつ、複数の要素レンズが奥行き方向に離間した複数の平面上に配置されて、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態を持つので、可変焦点距離レンズのような特殊なレンズを用いることなく、1度の撮像で複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、静止画像だけでなく動画像についても、複数の被写体それぞれについて解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、ある撮像手段に対向する要素レンズ以外の要素レンズからの光が当該撮像手段に入射しないので、より解像度の高い撮像要素画像を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、鮮鋭度の高い撮像要素画像を得ることができる。
請求項6または7に係る発明によれば、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、鮮鋭度の高い撮像要素画像を提供することができる。
請求項8から請求項10に係る発明によれば、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体について解像度の高い立体像を提供することができる。
請求項11に係る発明によれば、ある表示用要素レンズに対向する表示手段以外の表示手段からの光が表示用要素レンズに入射しないので、より解像度の高い再生像を再生することができる。
請求項12から請求項14に係る発明によれば、フィルタリング手段により周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、鮮鋭度の高い再生像を提供することができる。
請求項15または16に係る発明によれば、空間周波数フィルタにより周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するので、鮮鋭度の高い再生像を提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態であるIP撮像装置(立体画像撮像装置)について、図面を参照して説明する。参照する図1は、IP撮像装置を示す概略図である。なお、本実施形態では、静止画像を撮像する場合について説明する。
図1に示すように、IP撮像装置10は、撮像レンズ群(要素レンズ群)12、撮像手段群14、画像データ処理手段15及び基板17を備えている。撮像レンズ群12は、同一平面上に配列された第1被写体Aに合焦している複数の第1凸レンズ(要素レンズ)11aと第2被写体Bに合焦している複数の第2凸レンズ(要素レンズ)11bからなる。
また、第1凸レンズ11aの焦点距離と第2凸レンズ11bの焦点距離は同一である。ここで、撮像レンズ群12は、小さな第1凸レンズ11aと第2凸レンズ11bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1凸レンズ11aと2個の第2凸レンズ11bで構成されているものとして図示している。なお、第1凸レンズ11aと第2凸レンズ11bは、例えば、マスク、フレームなどにより保持され、このマスクなどが後記する第1撮像手段13a及び第2撮像手段13bを固定するフレームに固定されている。
また、撮像手段群14は、第1凸レンズ11aが合焦する平面上に配列された基板17に配置された第1撮像手段13aと、第2凸レンズ11bが合焦する平面上に配列された基板17に配置された第2撮像手段13bからなる。ここで、撮像手段群14は、小さな第1撮像手段13a及び第2撮像手段13bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1撮像手段13aと2個の第2撮像手段13bで構成されているものとして図示している。
また、第1凸レンズ11aと第1撮像手段13aは同数であり、第2凸レンズ11bと第2撮像手段13bは同数である。また、第1撮像手段13aは、第1凸レンズ11aにより結像される第1被写体Aの撮像要素画像A1と第2被写体Bの撮像要素画像B2を撮像するものであり、第2撮像手段13bは、第2凸レンズ11bにより結像される第1被写体Aの撮像要素画像A2と第2被写体Bの撮像要素画像B1を撮像するものであり、本実施形態では、CCD(Charge Coupled Device)センサである。
次に、第1凸レンズ11a、第2凸レンズ11b、第1撮像手段13a、第2撮像手段13b及び基板17の固定方法について図面を参照して説明する。参照する図3(a)から(d)は、第1撮像手段、第2撮像手段及び基板の固定方法を説明するための説明図である。図3(a)に示すように、第1撮像手段13aが配置されている基板17をフレーム18aに固定する。次に、図3(b)に示すように、この第1撮像手段13aが配置されている基板17をフレーム18bに固定する。次に、図3(c)に示すように、第2撮像手段13bが配置されている基板17をフレーム18bに固定する。次に、図3(d)に示すように、この第2撮像手段13bが配置されている基板17をフレーム18cに固定する。
この処理を、第1撮像手段13aが配置されている基板17と、第2撮像手段13bが配置されている基板17が所定の数、固定されるまで行う。ここで参照する図4においては、第1撮像手段13aが2つ、第2撮像手段13bが2つとして図示している。そして、図4に示すように、マスクなどに固定されている第1凸レンズと第2凸レンズを両端のフレームに固定する。(図4では、マスクなどに固定されている第1凸レンズと第2凸レンズを、フレーム18aとフレーム18eに固定している。)ここで、図4は第1凸レンズ、第2凸レンズ、第1撮像手段、第2撮像手段及び基板の固定方法を説明するための説明図である。
また、撮像レンズ群12は、第1被写体A及び第2被写体Bから所定距離隔てて配置される。また、撮像手段群14は、撮像レンズ群12からみて第1被写体Aと第2被写体Bとは反対側に配置されている。また、第1撮像手段13aは撮像レンズ群12から所定距離隔てて配置されている。また、第2撮像手段13bは撮像レンズ群12から所定距離隔てて配置されている。
ここで、第1被写体Aから撮像レンズ群12(第1凸レンズ11a)までの距離L1、撮像レンズ群12(第1凸レンズ11a)から第1撮像手段13aまでの距離L2及び第1凸レンズ11aの焦点距離faとの関係は、式(1)を満たすものである。また、第2被写体Bから撮像レンズ群12(第2凸レンズ11b)までの距離L´1、撮像レンズ群12(第2凸レンズ11b)から第2撮像手段13bまでの距離L´2及び第2凸レンズ11bの焦点距離faとの関係は、式(2)を満たすものである。なお、式(1)と式(2)を正確には満たさなくても、第1撮像手段13aと第2撮像手段13bが焦点深度内に配置され、第1被写体Aと第2被写体Bが被写界深度内に配置されていればよい。
1/L1+1/L2=1/fa・・・(1)
1/L´1+1/L2´=1/fa・・・(2)
次に、図1と図5を参照して、画像データ処理手段15について説明する。参照する図5は、画像データ処理手段15を示すブロック図である。画像データ処理手段15は、第1撮像手段13aと第2撮像手段13bにより撮像された被写体の撮像要素画像のうち高周波成分を強調するものであり、フーリエ変換手段15a、フィルタリング手段15b及び逆フーリエ変換手段15cからなる。フーリエ変換手段15aは、第1撮像手段13aから出力される第1被写体Aの撮像要素画像A1及び第2被写体Bの撮像要素画像B2を含むデジタル画像fと、第2撮像手段13bから出力される第1被写体Aの撮像要素画像A2及び第2被写体Bの撮像要素画像B1を含むデジタル画像fをフーリエ変換してフーリエ変換した空間周波数成分とするものである。
また、フィルタリング手段15bは、フーリエ変換した空間周波数成分のうち高周波成分を強調するものである。さらに、逆フーリエ変換手段15cは、フィルタリングした高周波成分を所定の閾値に対して下回る低い周波数をカットし、逆フーリエ変換して、処理済デジタル画像f´に変換するものである。画像データ処理手段15は、パーソナルコンピュータなどである。
以下図面を参照して、この画像処理について説明する。参照する図6(a)は、画素配列を説明するための説明であり、図6(b)は、空間周波数成分分布を説明するため説明図であり、図6(c)は、シャフリングを説明するための説明図である。また、図7は、フィルタリングを説明するための説明図である。
デジタル画像データf(m,n)について、式(3)に従い、次のフーリエ変換を行う。
Figure 0004377673
ここで、Wx=exp(−j2π/M)、Wy=exp(−j2π/N)であり、画像fの画素数はM×N個である。kは0からM−1、lは0からN−1の整数値をとる。
次にシャフリング(shuffling)を行う。画像内の画素番号を図6(a)のように、左上隅から順番に右下にいくほど番号が大きくなるように番号をつけてフーリエ変換すると、その変換結果は図6(b)に示すように、4隅に低周波数成分が分布し、高周波数成分は中心に存在する。このままでは、周波数領域でのフィルタ処理を施す際に不便であるので、4つの各周波数平面C、D、E、Fを移動させ、図6(c)のように並べ替える。
次に、図7に示すように、フーリエ変換させて画像にシャフリングを施すと、中心部が低周波数成分を表し、周辺部は高周波数成分を表す。そこで中心を原点として、周辺部分を強調し、または、中心部分に0に近い数値を掛けて中心部を抑制する(フィルタリング処理)。
次に、式(4)に従い逆フーリエ変換を行い、処理済デジタル画像データf´とする。従って、解像度の低い第1被写体Aの撮像要素画像A2及び第2被写体Bの撮像要素画像B2は抑圧されることとなる。
Figure 0004377673
次に、本発明に係る第1の実施形態であるIP撮像装置の動作について図1、図5及び図8を参照して説明する。図8は、IP撮像装置の動作を示すフローチャートである。図1、図8に示すように、第1被写体Aと第2被写体Bを第1凸レンズ11aにより第1撮像手段13aに結像して、第1被写体Aの撮像要素画像A1と第2被写体Bの撮像要素画像B2を第1撮像手段13aにより撮像し、第1被写体Aと第2被写体Bを第2凸レンズ11bにより第2撮像手段13bに結像して、第1被写体Aの撮像要素画像A2と第2被写体Bの撮像要素画像B1を第2撮像手段13bにより撮像する(ステップS1)。
第1撮像手段13aは、解像度の高い第1被写体Aの撮像要素画像A1と解像度の低い第2被写体Bの撮像要素画像B2を撮像する。第2撮像手段13bは、解像度の低い第1被写体Aの撮像要素画像A2と解像度の高い第2被写体Bの撮像要素画像B1を撮像する。これは、第1凸レンズ11aは、第1被写体Aに合焦されているので、第1被写体Aが第1凸レンズ11aにより第1撮像手段13aに結像されると解像度の高い撮像要素画像A1が第1撮像手段13aにより撮像され、第2被写体Bが第1凸レンズ11aにより第1撮像手段13aに結像されると解像度の低い撮像要素画像B2が第1撮像手段13aにより撮像されるからである。
また、同様に、第2凸レンズ11bは、第2被写体Bに合焦されているので、第1被写体Aが第2凸レンズ11bにより第2撮像手段13bに結像されると解像度の低い撮像要素画像A2が第2撮像手段13bにより撮像され、第2被写体Bが第2凸レンズ11bにより第2撮像手段13bに結像されると解像度の高い撮像要素画像B1が第2撮像手段13bにより撮像されるからである。
次に、図5に示すように、画像データ処理手段15のフーリエ変換手段15aが、各々第1撮像手段13a、第2撮像手段13bから出力される第1被写体Aの撮像要素画像A1、A2と第2被写体Bの撮像要素画像B1、B2を含むデジタル画像fをフーリエ変換してフーリエ変換した空間周波数成分とする(ステップS2)。また、フーリエ変換手段15aが、フーリエ変換した空間周波数成分をシャフリングする(ステップS3)。
また、フィルタリング手段15bが、シャフリングしたフーリエ変換した空間周波数成分をフィルタリングして、高周波成分を強調したフーリエ変換した空間周波数成分を抽出する(ステップS4)。そして、逆フーリエ変換手段15cが、高周波成分が強調されたフーリエ変換した空間周波数成分を逆フーリエ変換して、処理済デジタル画像データf´に変換する(ステップS5)。
次に、本発明の第1の実施形態であるIP表示装置について、図面を参照して説明する。参照する図2は、IP表示装置を示す概略図である。図2に示すように、IP表示装置20は、表示レンズ群22、表示手段群24及び基板27を備えている。表示レンズ群22は、同一平面上に配列された複数の第1凸レンズ(表示用要素レンズ)21aと複数の第2凸レンズ(表示用要素レンズ)21bからなり、第1凸レンズ21aは第1表示手段23aからの出射光の光路上に配置され、第2凸レンズ21bは第2表示手段23bからの出射光の光路上に配置されている。
また、表示手段群24は、複数の平面上に配列された基板27上に配置された第1表示手段23aと第2表示手段23bからなる。第1表示手段23aは、後記するように、第1撮像手段13aで撮像された撮像要素画像A1を表示用要素画像A3として表示する。第2表示手段23bは、後記するように、第2撮像手段13bで撮像された撮像要素画像B1を表示用要素画像B3として表示する。
また、表示レンズ群22の第1凸レンズ21aの焦点距離は撮像レンズ群12の第1凸レンズ11aの焦点距離と同じであり、表示レンズ群22の第2凸レンズ21bの焦点距離は撮像レンズ群12の第2凸レンズ11bの焦点距離と同じである。また、第1凸レンズ11aから第1撮像手段13aまでの距離と第1凸レンズ21aから第1表示手段23aまでの距離は同じであり、第2凸レンズ11bから第2撮像手段13bまでの距離と第2凸レンズ21bから第2表示手段23bまでの距離は同じである。
ここで、表示手段群24は、小さな第1表示手段23aと第2表示手段23bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1表示手段23aと2個の第2表示手段23bで構成されているものとして図示している。また、第1凸レンズ21aと第1表示手段23aは同数であり、第2凸レンズ21bと第2表示手段23bは同数である。また、表示レンズ群22は、小さな第1凸レンズ21aと第2凸レンズ21bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1凸レンズ21aと2個の第2凸レンズ21bで構成されているものとして図示している。
また、第1表示手段23a及び第2表示手段23bは、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などである。なお、第1凸レンズ21a、第2凸レンズ21b、第1表示手段23a、第2表示手段23b及び基板27の固定方法は、IP撮像装置10の第1凸レンズ11a、第2凸レンズ11b、第1撮像手段13a、第2撮像手段13b及び基板17の固定方法と同様である。
また、IP撮像装置10によって撮像され、画像データ処理手段15により高周波成分が強調された処理済デジタル画像データf´により示される撮像要素画像をそのままIP表示装置20の第1表示手段23a及び第2表示手段23bに表示すると、奥行きが反転してしまう逆視像が生じてしまうので、この逆視像を回避するため、個々の第1凸レンズ11aで結像され第1撮像手段13aにより撮像され、フィルタリング処理により高周波成分が強調された第1被写体Aの撮像要素画像A1を図示しない画像変換手段により、第1凸レンズ11aの光軸と第1撮像手段13aの交点を中心に点対称に変換した第1被写体Aの表示用要素画像(解像度の高い第1被写体Aの表示用要素画像)A3をIP表示装置20の第1表示手段23aに表示する。
また、個々の第2凸レンズ11bで結像され第2撮像手段13bにより撮像され、フィルタリング処理により高周波成分が強調された第2被写体Bの撮像要素画像B1を、図示しない画像変換手段により、第2凸レンズ11bの光軸と第2撮像手段13bの交点を中心に点対称に変換した第2被写体Bの表示用要素画像(解像度の高い第2被写体Bの表示用要素画像)B3をIP表示装置20の第2表示手段23bに表示する。画像変換手段は、パーソナルコンピュータなどである。
従って、第1の実施形態に係るIP撮像装置10によれば、第1撮像手段13aが、第1被写体Aに対して第1凸レンズ11aが合焦する要素レンズ群からの距離に配置され、第1凸レンズ11aが、第1被写体Aに合焦する位置に配置されており、第2撮像手段13bが、第2被写体Bに対して第2凸レンズ11bが合焦する要素レンズ群からの距離に配置され、第2凸レンズ11bが、第2被写体Bに合焦する位置に配置されているので、1度の撮像により、2つの第1、第2被写体A、Bそれぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を第1撮像手段13a、第2撮像手段13bにより撮像することができる。
また、画像データ処理手段15により、高周波成分を強調し、解像度を悪くする原因となる低周波成分の影響を改善するので、2つの第1、第2被写体A、Bについて鮮鋭度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、IP表示装置20によれば、第1撮像手段13aで撮像された第1被写体Aの撮像要素画像A1を、図示しない画像変換手段により変換した表示用要素画像A3を第1表示手段23aに表示し、第2撮像手段13bで撮像された第2被写体Bの撮像要素画像B1を、図示しない画像変換手段により変換した表示用要素画像B3をIP表示装置20の第2表示手段23bに表示すると、第1表示手段23aの表示用要素画像A3からの光の進み方は、第1被写体Aの光の進み方と同じとなり、第2表示手段23bの表示用要素画像B3からの光の進み方は、第2被写体Bの光の進み方と同じとなるので、複数の被写体について、鮮鋭度の高い再生像を再現することができる。
なお、本実施形態では、静止画像を撮像する場合について説明したが、動画像を撮像しても、複数の被写体について鮮鋭度の高い再生像を得ることができる。また、本実施形態では、撮像レンズ群12を構成するレンズや表示レンズ群22を構成するレンズを凸レンズとしたが、レンズ作用を有する光学素子であればよい。また、撮像レンズ群12を構成するレンズを屈折率分布レンズとすれば、奥行きが反転してしまう逆視像が生じないため、点対称に変換する必要をなくすことができる。また、撮像手段をCCDセンサとしたが、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、写真フィルム、ビデオテープなどであってもよい。
また、本実施の形態では、2種類の異なる合焦状態を持つ撮像手段、撮像レンズ群、表示手段群及び表示レンズ群について説明したが、3種類以上の合焦状態を持つ撮像手段群、撮像レンズ群、表示手段群及び表示レンズ群により構成されていてもよい。また、本実施形態では、フィルタリングをフーリエ変換により行ったが、高周波数を強調できる他の方法であってもよい。また、本実施形態では、IP撮像装置10に画像データ処理手段15を設けたが、IP表示装置20に設けてもよい。
また、本実施形態では、IP表示装置20は、表示レンズ群22の第1凸レンズ21aの焦点距離と撮像レンズ群12の第1凸レンズ11aの焦点距離とを同じとし、表示レンズ群22の第2凸レンズ21bの焦点距離と撮像レンズ群12の第2凸レンズ11bの焦点距離とを同じとし、表示レンズ群22から第1表示手段23aまでの距離と撮像レンズ群12から第1撮像手段13aまでの距離を同じとし、表示レンズ群22から第2表示手段23bまでの距離と撮像レンズ群12から第2撮像手段13bまでの距離を同じとしたが、これに限定されることはない。
すなわち、表示レンズ群22の第1凸レンズ21aの焦点距離と撮像レンズ群12の第1凸レンズ11aの焦点距離が異なり、表示レンズ群22の第2凸レンズ21bの焦点距離と撮像レンズ群12の第2凸レンズ11bの焦点距離が異なり、表示レンズ群22から第1表示手段23aまでの距離と撮像レンズ群12から第1撮像手段13aまでの距離が異なり、表示レンズ群22から第2表示手段23bまでの距離と撮像レンズ群12から第2撮像手段13bまでの距離が異なっていても、第1表示手段23aの表示用要素画像A3からの光の進み方が、第1被写体Aの光の進み方と同じとなり、第2表示手段23bの表示用要素画像B3からの光の進み方が第2被写体Bの光の進み方と同じとなるものであれがよい。さらに本実施形態では、画像データ処理手段15と画像変換手段とは別のパーソナルコンピュータとしているが、同一のパーソナルコンピュータとしてもよい。
また、撮像レンズ群12を焦点距離が同じ第1凸レンズ11aと第2凸レンズ11bで構成されているとしたが、撮像レンズ群12を、焦点距離が異なるレンズで構成してもよい。同様に、表示レンズ群22を焦点距離が同じ第1凸レンズ21aと第2凸レンズ21bで構成されているとしたが、表示レンズ群22を、焦点距離が異なるレンズで構成してもよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態であるIP撮像装置について、図面を参照して説明する。参照する図9は、IP撮像装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図9に示すように、IP撮像装置30は、撮像レンズ群(要素レンズ群)12、撮像手段群14、画像データ処理手段15、基板17、第1光学的遮蔽物36a及び第2光学的遮蔽物36bを備えている。図11に示すように、第1光学的遮蔽物36aは、第1撮像手段13aに対向する第1凸レンズ11a以外の凸レンズからの光が入射しないように、第1凸レンズ11aとこの第1凸レンズ11aに対向する第1撮像手段13aを筒状に包んでいる構成となっている。
同様に、第2光学的遮蔽物36bは、第2撮像手段13bに対向する第2凸レンズ11b以外の凸レンズからの光が入射しないように、第2凸レンズ11bとこの第2凸レンズ11bに対向する第2撮像手段13bを筒状に包んでいる構成となっている。ここで、図11は、第1凸レンズ、光学的遮蔽物、第1撮像手段及び基板の断面図である。
次に、本発明の第2の実施形態であるIP表示装置について、図面を参照して説明する。参照する図10は、IP表示装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図10に示すように、IP表示装置40は、表示レンズ群(要素レンズ群)22、表示手段群24、基板27、第1光学的遮蔽物46a及び第2光学的遮蔽物46bを備えている。第1光学的遮蔽物46aは、第1凸レンズ(表示用要素レンズ)21aに対向する第1表示手段23a以外の表示手段からの光が入射しないように、第1表示手段23aとこの第1表示手段23aに対向する第1凸レンズ21aを筒状に包んでいる構成となっている。また、第2光学的遮蔽物46bは、第2凸レンズ(表示用要素レンズ)21bに対向する第2表示手段23b以外の表示手段からの光が入射しないように、第2表示手段23bとこの第2表示手段23bに対向する第2凸レンズ21bを筒状に包んでいる構成となっている。
従って、本実施形態に係るIP撮像装置は、第1の実施形態のIP撮像装置の効果に加え、撮像手段が対向する凸レンズのみにより撮像要素画像を結像されることとなるので、より解像度の高い撮像要素画像を提供できる。
また、本実施形態に係るIP表示装置は、第1の実施形態のIP表示装置の効果に加え、凸レンズに対向する表示要素手段のみから凸レンズに光が入射するので、より解像度の高い再生像を提供できる。
なお、図12に示すように、第1撮像手段13aと第1光学的遮蔽物56aの間隔を空けないで配置し、第2撮像手段13bと第2光学的遮蔽物56bの間隔を空けないで配置してもよい。このように配置すれば、IP撮像装置の凸レンズからの光を効率良く利用することができる。また、ここで、図12は、凸レンズからの光を効率良く利用したIP撮像装置の概略図である。
また同様に、図13に示すように第1表示手段23aと第1光学的遮蔽物66aの間隔を空けないで配置し、第2表示手段23bと第2光学的遮蔽物66bの間隔を空けないで配置してもよい。このように配置すれば、IP表示レンズの表示用要素画像からの光を効率良く利用することができる。ここで、図13は、表示手段からの光を効率良く利用したIP表示装置の概略図である。
また、光学的遮蔽物は本実施形態に限らず、撮像手段(第1撮像手段13a、第2撮像手段13b)に対向する凸レンズ(第1凸レンズ11a、第2凸レンズ11b)以外の凸レンズからの光が入射しないようにでき、また、凸レンズ(第1凸レンズ21a、第2凸レンズ21b)に対向する表示手段(第1表示手段23a、第2表示手段23b)以外の表示手段からの光が入射しないようにできるものであればよい。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態であるIP撮像装置について、図面を参照して説明する。参照する図14は、本発明に係る第3の実施形態であるIP撮像装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
IP撮像装置70は、撮像レンズ群72、撮像手段73、画像データ処理手段15及び基板77を備えている。撮像レンズ群72は、第1被写体Aに合焦している平面上に配置されている複数の第1凸レンズ(要素レンズ)71aと第2被写体Bに合焦している平面上に配置されている複数の第2凸レンズ(要素レンズ)71bからなる。また、第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bの焦点距離は同一である。
ここで、撮像レンズ群72は、小さな第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1凸レンズ71aと2個の第2凸レンズ71bで構成されているものとして図示している。
撮像手段73は、第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bにより結像される第1被写体Aと第2被写体Bの撮像要素画像A1、A2、B1、B2を撮像するものであって、本実施形態では、CCD(Charge Coupled Device)センサである。また、図16(a)、(b)に示すように、第1凸レンズ71aは、フレーム78により固定され、同様に、第2凸レンズ71bは、フレーム78に固定され、図16(c)に示すように、フレーム79より基板77に固定されている。ここで、図16(a)、(b)は、第1凸レンズの固定方法を説明するための説明図である。図16(c)は、第1凸レンズと第2凸レンズの基板への取り付け方法を説明するための説明図である。また、図16(c)において、撮像手段73の記載は省略されている。
また、第1凸レンズ71aは第1被写体Aから所定距離隔てて配置され、第2凸レンズ71bは第2被写体Bから所定距離隔てて配置される。また、撮像手段73は、第1凸レンズ71a、第2凸レンズ71bからみて第1被写体Aと第2被写体Bとは反対側に、第1凸レンズ71a、第2凸レンズ71bから所定の距離を隔てて配置されている。ここで、第1被写体Aから第1凸レンズ71aまでの距離L3、第1凸レンズ71aから撮像手段73までの距離L4及び第1凸レンズ71aの焦点距離fbとの関係は、式(5)を満たす。また、第2被写体Bから第2凸レンズ71bまでの距離L´3、第2凸レンズ71bから撮像手段73までの距離L´4及び第2凸レンズ11bの焦点距離fbとの関係は、式(6)を満たす。なお、式(5)と式(6)を正確には満たさなくても、撮像手段73が焦点深度内に配置され、第1被写体A及び第2被写体Bが被写界深度内に配置されていればよい。
1/L3+1/L4=1/fb・・・(5)
1/L´3+1/L4´=1/fb・・・(6)
次に、本発明の第3の実施形態であるIP表示装置について、図面を参照して説明する。参照する図15は、本発明に係る第3の実施形態であるIP表示装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
IP表示装置80は、表示レンズ群82、表示手段83及び基板87を備える。表示レンズ群82は第1凸レンズ(表示用要素レンズ)81aと第2凸レンズ(表示用要素レンズ)81bからなる。第1凸レンズ81aは表示手段83からの出射光の光路上に配置され、第2凸レンズ81bは表示手段83からの出射光の光路上に配置されている。また、第1凸レンズ81aの焦点距離は、第1凸レンズ71aの焦点距離と同じであり、第2凸レンズ81bの焦点距離は、第2凸レンズ71bの焦点距離と同じである。
また、第1凸レンズ81aから表示手段83までの距離と第1凸レンズ71aから撮像手段73までの距離は同じである。同様に、第2凸レンズ81bから表示手段83までの距離と第2凸レンズ71bから撮像手段73までの距離は同じである。ここで、表示レンズ群82は、小さな第1凸レンズ81aと第2凸レンズ81bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1凸レンズ81aと2個の第2凸レンズ81bで構成されているものとして図示している。また、IP撮像装置70の第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bのフレーム78への固定方法と同様の方法により、第1凸レンズ81aと第2凸レンズ81bは、フレーム78に固定されている。
従って、第3の実施形態に係るIP撮像装置70によれば、複数の撮像手段73が、2つの被写体A、Bそれぞれについて、第1凸レンズ71a、第2凸レンズ71bが合焦する撮像レンズ群72からの距離に配置され、複数の第1凸レンズ71a、第2凸レンズ71bが、2つの被写体A、Bそれぞれに合焦する位置に配置されている場合には、1度の撮像により、2つの被写体A、Bそれぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を撮像手段73により撮像することができる。
また、画像データ処理手段15により、高周波成分を強調しているので、解像度を悪くする原因となる低周波成分の影響を改善できるので、2つの被写体について鮮鋭度の高い撮像要素画像のみを得ることができる。
また、IP表示装置80によれば、撮像手段73で撮像された第1被写体Aの撮像要素画像A1を、図示しない画像変換手段により変換した表示用要素画像A3を表示手段83に表示すると、表示手段83の表示用要素画像A3からの光の進み方は、第1被写体Aの光の進み方と同じとなり、表示手段83の表示用要素画像B3からの光の進み方は、第2被写体Bの光の進み方と同じとなるので、複数の被写体について、鮮鋭度の高い再生像を再現することができる。
なお、第2の実施形態のように、IP撮像装置に、撮像手段に対向する凸レンズ以外の凸レンズからの光が入射しないようにするために光学的遮蔽物を設けてもよく、また、IP表示装置に、凸レンズに対向する表示手段以外の表示手段からの光が入射しないようにするため光学的遮蔽物を設けてもよい。
また、第1の実施形態のように、撮像レンズ群を焦点距離が異なる凸レンズから構成されていてもよい。同様に表示レンズ群も焦点距離の異なる凸レンズから構成されていてもよい。
また、フレーム79は撮像レンズ群72、基板77などを筒状に覆う形状であってもよい。
[第4の実施形態]
以下、本発明の第4の実施形態であるIP撮像装置について、図面を参照して説明する。参照する図17は、本発明に係る第4の実施形態であるIP撮像装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態、第3の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図17に示すように、IP撮像装置90は、撮像レンズ群72、撮像手段群14、画像処理手段15、基板17を備える。
第1凸レンズ71aは第1被写体Aから所定の距離隔てて配置されており、第2凸レンズ71bは第2被写体Bから所定距離隔てて配置される。また、撮像手段群14は、撮像レンズ群72からみて第1被写体Aと第2被写体Bとは反対側に配置されている。また、第1撮像手段13aは第1凸レンズ71aから所定の距離隔てて配置され、第2撮像手段13bは第2凸レンズ71bから所定の距離隔てて配置されている。
ここで、第1被写体Aから第1凸レンズ71aまでの距離L5、第1凸レンズ71aから第1撮像手段13aまでの距離L6及び第1凸レンズ71aの焦点距離fcとの関係は、式(7)を満たす。また、第2被写体Bから第2凸レンズ71bまでの距離L´5、第2凸レンズ71bから第2撮像手段13bまでの距離L´5及び第2凸レンズ71bの焦点距離fcとの関係は、式(8)を満たす。なお、式(7)と式(8)を正確には満たさなくても、第1撮像手段13aと第2撮像手段13bが焦点深度内に配置され、第1被写体A及び第2被写体Bが被写界深度内に配置されていればよい。
1/L5+1/L6=1/fc・・・(7)
1/L´5+1/L6´=1/fc・・・(8)
次に、本発明の第4の実施形態であるIP表示装置について、図面を参照して説明する。参照する図18は、本発明に係る第4の実施形態であるIP表示装置を示す概略図である。なお、第1の実施形態、第3の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
IP表示装置100は、表示レンズ群82、表示手段群24及び基板27を備える。第1表示手段23aは、第1撮像手段13aで撮像され撮像要素画像A1を表示用要素画像A3として表示する。第2表示手段23bは、第2撮像手段13bで撮像された撮像要素画像B1を表示用要素画像B3として表示する。第1凸レンズ81aは第1表示手段23aからの出射光の光路上に配置され、第2凸レンズ81bは第2表示手段23bからの出射光の光路上に配置されている。
また、第1凸レンズ81aの焦点距離は、第1凸レンズ71aの焦点距離と同じであり、第2凸レンズ81bの焦点距離は、第2凸レンズ71bの焦点距離と同じである。また、第1凸レンズ81aから第1表示手段23aまでの距離と第1凸レンズ71aから第1撮像手段13aまでの距離は同じである。同様に、第2凸レンズ81bから第2表示手段23bまでの距離と第2凸レンズ71bから第2撮像手段13bまでの距離は同じである。また、第1凸レンズ81aと第1表示手段23aは同数であり、第2凸レンズ81bと第2表示手段23bは同数である。
従って、第4の実施形態に係るIP撮像装置90によれば、第1撮像手段13aと第2撮像手段13bが、2つの被写体A、Bそれぞれに対して合焦するような第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bからの距離に配置され、かつ、2つの被写体A、Bそれぞれに対して合焦する位置に第1凸レンズ71aと第2凸レンズ71bを有するので、1度の撮像により、2つの被写体A、Bそれぞれに合焦する解像度の高い撮像要素画像を撮像手段に撮像することができる。また、画像データ処理手段15により、高周波成分を強調するので、解像度を悪くする原因となる低周波成分の影響を改善することができ、2つの被写体について鮮鋭度の高い撮像要素画像のみを得ることができる。
なお、第2の実施の形態のように、IP撮像装置に、撮像手段に対向する凸レンズ以外の凸レンズからの光が入射しないようにするために光学的遮蔽物を設けてもよく、また、IP表示装置に、凸レンズに対向する表示手段以外の表示手段からの光が入射しないようにするため光学的遮蔽物を設けてもよい。
また、第1の実施形態のように、撮像レンズ群を焦点距離が異なる凸レンズから構成されていてもよい。同様に表示レンズ群も焦点距離の異なる凸レンズから構成されていてもよい。
[第5の実施形態]
以下、本発明の第5の実施形態であるIP撮像装置(立体画像撮像装置)について、図面を参照して説明する。参照する図19は、IP撮像装置を示す概略図である。また、参照する図20(a)は、レンズ系、空間フィルタ及び撮像手段の位置関係を説明する説明図である。なお第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図19及び図20(a)に示すように、IP撮像装置110は、撮像レンズ系群(要素レンズ群)112、撮像手段群14、基板17及び空間フィルタ(空間周波数フィルタ)210を備えている。撮像レンズ系群112は、同一平面上に配列された第1被写体Aに合焦する複数の第1レンズ系(要素レンズ)111aと第2被写体Bに合焦する複数の第2レンズ系(要素レンズ)111bからなる。
また、第1レンズ系111aと第2レンズ系111bの焦点距離は同じである。ここで、撮像レンズ系群112は、小さな第1レンズ系111aと第2レンズ系111bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1レンズ系111aと2個の第2レンズ系111bで構成されているものとして図示している。
また、撮像レンズ系群112、撮像手段群14、第1被写体A及び第2被写体Bの位置関係は、第1の実施形態に係るIP撮像装置10の撮像レンズ群12、撮像手段群14、第1被写体A及び第2被写体Bの位置関係と同一である。
また、空間フィルタ210は、撮像要素画像の高周波成分を強調するものであり、第1レンズ系111aと第2レンズ系111bを合わせた数と同数である。以下、図20(a)を参照して、第1レンズ系111aと空間フィルタ210との関係について説明する。ここでは第1レンズ系111aと空間フィルタ210との関係について説明するが、第2レンズ系111bと空間フィルタ210との関係も同様である。
図20(a)に示すように、第1レンズ系111aは、第1凸レンズ201、第2凸レンズ202、第3凸レンズ203及び第4凸レンズ204からなる。また、第2凸レンズ202は、第1凸レンズ201からの光路上に配置されている。また、第3凸レンズ203は、第2凸レンズ202からの光路上であって、第2凸レンズ202から第3凸レンズ203の焦点距離f3を隔てて配置されている。
また空間フィルタ210は、第3凸レンズ203からの光路上であって、第3凸レンズ203から第3凸レンズ203の焦点距離f3を隔てて配置されている。第4凸レンズ204は、空間フィルタ210からの光路上であって、空間フィルタ210から第4凸レンズ204の焦点距離f4を隔てて配置されている。また、撮像手段13は、第4凸レンズからの光路上であって、第4凸レンズ204から第4凸レンズ204の焦点距離f4を隔てて配置されている。
第1凸レンズ201は、第1被写体Aの撮像要素画像A´を第2凸レンズ202上に結像させるものであり、第2被写体Bの撮像要素画像B´を第2凸レンズ202上に結像させるものである。また第3凸レンズ203は、第1被写体Aの撮像要素画像A´と第2被写体Bの撮像要素画像B´から第3凸レンズ203の焦点距離f3隔てて配置することにより、第1被写体Aの撮像要素画像A´と第2被写体Bの撮像要素画像B´をフーリエ変換して、第3凸レンズ203から第3凸レンズ203の焦点距離f3隔てた位置、つまり空間フィルタ210上に図示しない第1フーリエ変換した空間周波数成分を生成するものである。
また、空間フィルタ210は、このフーリエ変換した空間周波数成分をフィルタリングし、高周波成分を強調するものである。そして、空間フィルタ210から第4凸レンズ204の焦点距離f4隔てて配置されている第4凸レンズ204は、高周波成分を強調したフーリエ変換した空間周波数成分を、逆フーリエ変換して、鮮鋭度の高い第1被写体Aの撮像要素画像A1を、撮像手段13に結像させるものである。なお、第2凸レンズ202は、被写体Aと被写体Bを形成する光線を効率良く第3凸レンズ203へ入射させるものである。
第5の実施形態に係るIP撮像装置110によれば、2つの被写体それぞれに合焦した焦点距離を有する第1レンズ系111aと第2レンズ系111bにより結像され、空間フィルタ210により、高周波成分を強調しているので、2つの被写体について鮮鋭度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、IP撮像装置110により撮像された第1被写体Aの撮像要素画像A1と第2被写体Bの撮像要素画像B1を、図示しない画像変換手段により変換した表示用要素画像を、第1の実施形態に係るIP表示装置20の表示手段群24に表示すると、第1の実施形態と同様に、2つの被写体について鮮鋭度の高い再生像を得ることができる。
また、撮像レンズ系群112を構成する第1レンズ系111aと第2レンズ系111bと、空間フィルタは、図20(b)に示すようなレンズと空間フィルタとの関係であってもよい。また、図20(c)に示すようなレンズと空間フィルタとの関係であってもよい。ここで、図20(b)は、レンズ、空間フィルタ及び撮像手段の位置関係を説明する説明図であり、図20(c)は、レンズ、空間フィルタ及び撮像手段の位置関係を説明する説明図である。
図20(b)に示すように、凸レンズ301の開口に空間フィルタ310を配置してもよく、図20(c)に示すように、凸レンズ401の光路上であって、凸レンズ401から凸レンズ401の焦点距離f5隔てて空間フィルタ410を配置してもよい。
また、空間フィルタ210は、フーリエ変換像の一部を遮断するものであってもよい。また、空間フィルタ310は、凸レンズの開口の一部を遮蔽する構成や凸レンズの開口内の領域によって透過率を異なる構成とする。また、空間フィルタ410は、凸レンズ401の像側焦平面の一部を遮断する構成や像側焦平面開口内の領域によって透過率が異なる構成とする。
また、本実施形態では、第1レンズ系111aと第2レンズ系111bを構成するレンズを凸レンズとしたが、凸レンズ以外にも、レンズ作用を有する光学素子であればよい。また、図21(a)〜(c)に示すように、撮像レンズ系群112を構成する第1レンズ系111aと第2レンズ系111bを屈折率分布レンズとすれば、奥行きが反転してしまう逆視像が生じないため、点対称に変換する必要をなくすことができる。ここで、図21(a)〜(c)は、屈折率分布レンズと空間フィルタの位置関係を説明するための説明図である。
図21(a)に示すように、第1レンズ系111aが、屈折率分布レンズ501、502及び503から構成され、屈折率分布レンズ502と屈折率分布レンズ503の間に空間フィルタ510を配置する。かかる構成によれば、屈折率分布レンズ501によって第1被写体Aの撮像要素画像A´と第2被写体Bの撮像要素画像B´を屈折率分布レンズ501と屈折率分布レンズ502の境界に結像される。
また、屈折率分布レンズ502により、第1被写体Aの撮像要素画像A´と第2被写体Bの撮像要素画像B´をフーリエ変換した空間周波数成分が屈折率分布レンズ502と屈折率分布レンズ503の境界に生成される。ここで、空間フィルタ510は、フーリエ変換した空間周波数成分が生成される面(屈折率分布レンズ502と屈折率分布レンズ503の間)に配置されている。フーリエ変換した空間周波数成分は、空間フィルタ510により、高周波成分が強調され、屈折率分布レンズ503により、屈折率分布レンズ503の背後に被写体Aの撮像要素画像を再回折させるので、鮮鋭度の高い撮像要素画像(図21(a)では第1被写体Aの像A1)が撮像手段13に撮像されることとなる。
また、図21(b)に示すように、屈折率分布レンズ601の開口を部分的に空間フィルタ610で遮蔽してもよい。なお、空間フィルタ601は、屈折率分布レンズ610の開口内の領域によって透過率が異なるものでもよい。
また、図21(c)に示すように、屈折率分布レンズ701内で平行光が集光する面に空間フィルタ710を配置してもよい。また、屈折率分布レンズ701の平行光が集光する面を部分的に空間フィルタ710で遮蔽してもよく、また、平行光が集光する面内の領域によって透過率が異なるものでもよい。
また、図22及び図23に示すように、IP撮像装置に、撮像手段に対向するレンズ系(第1レンズ系111a、第2レンズ系111b)以外のレンズ系からの光が入射しないようにするために光学的遮蔽物を設けてもよく、また、IP表示手段の表示レンズ群をレンズ系で構成してもよい。ここで、図22及び図23は、IP撮像手段を示す概略図である。
また、本実施形態では、IP撮像装置のレンズをレンズ系としてIP撮像装置に空間フィルタを設けたが、IP表示装置のレンズをレンズ系としてIP表示装置に空間フィルタを設けてもよい。また、本実施形態では、第1レンズ系111aと第2レンズ系111bの焦点距離は同じとしたが、これに限定されず、第1レンズ系111aと第2レンズ系111bの焦点距離が異なっていてもよい。
[第6の実施形態]
以下、本発明の第6の実施形態であるIP撮像装置について、図面を参照して説明する。参照する図24は、IP撮像装置を示す概略図である。なお第3の実施形態、第5の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図20(a)、図24に示すように、IP撮像装置140は、撮像レンズ系群172、撮像手段73、基板77及び空間フィルタ(空間周波数フィルタ)210を備えている。撮像レンズ系群172は、第1被写体Aに合焦している平面上に配置されている複数の第1レンズ系171aと第2被写体Bに合焦している平面上に配置されている複数の第2レンズ系171bからなる。また、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離は同一である。
ここで、撮像レンズ系群172は、小さな第1レンズ系171aと第2レンズ系171bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1レンズ系171aと2個の第2レンズ系171bで構成されているものとして図示している。ここで、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bは、第5の実施形態の第1レンズ系111aと第2レンズ系111bと同様である。
また、第1被写体A、第2被写体B、撮像レンズ系群172及び撮像手段73の位置関係は、第3の実施形態のIP撮像装置70の第1被写体A、第2被写体B、撮像レンズ群72及び撮像手段73の位置関係と同様である。
第6の実施形態に係るIP撮像装置140によれば、2つの被写体それぞれに合焦した平面上に配置された第1レンズ系171aと第2レンズ系171bにより結像され、空間フィルタ210により、高周波成分が強調されるので、2つの被写体について鮮鋭度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、IP撮像装置140により撮像された第1被写体Aの撮像要素画像A1と第2被写体Bの撮像要素画像B1を、図示しない画像変換手段により変換した表示用要素画像を、第3の実施形態に係るIP表示装置80の表示手段83に表示すると、第3の実施形態と同様に、2つの被写体について鮮鋭度の高い再生像を得ることができる。
また、本実施形態では、IP撮像装置のレンズをレンズ系としてIP撮像装置に空間フィルタを設けたが、IP表示装置のレンズをレンズ系としてIP表示装置に空間フィルタを設けてもよい。また、本実施形態では、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離は同一としたが、これに限定されず、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離が異なっていてもよい。
[第7の実施形態]
以下、本発明の第7の実施形態であるIP撮像装置について、図面を参照して説明する。参照する図25は、本発明に係る第7の実施形態であるIP撮像装置を示す概略図である。なお第4の実施形態及び第5の実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図20(a)、図25に示すように、IP撮像装置150は、撮像レンズ系群172、撮像手段群14、基板17及び空間フィルタ(空間周波数フィルタ)210を備える。撮像レンズ系群172は、第1被写体Aに合焦している平面上に配置されている複数の第1レンズ系171aと第2被写体Bに合焦する平面上に配置されている複数の第2レンズ系171bからなる。
また、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離は同一である。ここで、撮像レンズ系群172は、小さな第1レンズ系171aと第2レンズ系171bを縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化するため、2個の第1レンズ系171aと2個の第2レンズ系171bで構成されているものとして図示している。また、第1レンズ系171aと第1撮像手段13aは同数であり、第2レンズ系171bと第2撮像手段13bは同数である。
また、第1被写体A、第2被写体B、撮像レンズ系群172及び撮像手段群14の位置関係は、第4の実施形態のIP撮像装置90の第1被写体A、第2被写体B、撮像レンズ群72及び撮像手段群14の位置関係と同様である。
第7の実施形態に係るIP撮像装置150によれば、2つの被写体それぞれに合焦した平面上に配置された第1レンズ系171aと第2レンズ系171bにより撮像され、空間フィルタ210により、高周波成分が強調されるので、2つの被写体について鮮鋭度の高い撮像要素画像を得ることができる。
また、IP撮像装置150により撮像された第1被写体Aの撮像要素画像A1と第2被写体Bの撮像要素画像B1を、図示しない画像変換手段により光軸位置を中心に点対称に変換した表示用要素画像を、第4の実施形態に係るIP表示装置100の表示手段群24に表示すると、第4の実施形態と同様に、2つの被写体について鮮鋭度の高い再生像を得ることができる。
なお、本実施形態では、IP撮像装置のレンズをレンズ系としてIP撮像装置に空間フィルタを設けたが、IP表示装置のレンズをレンズ系としてIP表示装置に空間フィルタを設けてもよい。また、本実施形態では、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離は同一としたがこれに限定されず、第1レンズ系171aと第2レンズ系171bの焦点距離が異なっていてもよい。
IP撮像装置を示す概略図である。 IP表示装置を示す概略図である。 (a)から(d)は、第1撮像手段、第2撮像手段及び基板の固定方法を説明するための説明図である。 第1凸レンズ、第2凸レンズ、第1撮像手段、第2撮像手段及び基板の固定方法を説明するための説明図である。 画像データ処理手段15を示すブロック図である。 (a)は、画像配列を説明するための説明図である。(b)は、空間周波数成分分布を説明するため説明図である。(c)は、シャフリングを説明するための説明図である。 フィルタリングを説明するための説明図である。 IP撮像装置の動作を示すフローチャートである。 IP撮像装置を示す概略図である。 IP表示装置を示す概略図である。 第1凸レンズ、光学的遮蔽物、第1撮像手段及び基板の断面図である。 凸レンズからの光を効率良く利用するIP撮像装置の概略図である。 表示手段からの光を効率良く利用するIP表示装置の概略図である。 IP撮像装置を示す概略図である。 IP表示装置を示す概略図である。 (a)と(b)は、第1凸レンズの固定方法を説明するための説明図である。(c)は、第1凸レンズと第2凸レンズの基板への取り付け方法を説明するための説明図である。 IP撮像装置を示す概略図である。 IP表示装置を示す概略図である。 IP撮像装置を示す概略図である。 (a)は、レンズ系、空間フィルタ及び撮像手段の位置関係を説明する説明図である。(b)、(c)は、レンズ、空間フィルタ及び撮像手段の位置関係を説明する説明図である。 (a)〜(c)は、屈折率分布レンズと空間フィルタの位置関係を説明するための説明図である。 IP撮像手段を示す概略図である。 IP撮像手段を示す概略図である。 IP撮像装置を示す概略図である。 IP撮像装置を示す概略図である。 従来のIP撮像装置を示す概略図である。 従来のIP表示装置を示す概略図である。
符号の説明
10、30、50、70、90、110、120、130、140、150 IP撮像装置
11a 第1凸レンズ
11b 第2凸レンズ
12 撮像レンズ
13a 第1撮像手段
13b 第2撮像手段
14 撮像手段群
15 画像データ処理手段
15a フーリエ変換手段
15b フィルタリング手段
15c 逆フーリエ変換手段
20,40,60,80,100 IP表示装置
21a 第1凸レンズ
21b 第2凸レンズ
22,82 表示レンズ群
23a 第1表示手段
23b 第2表示手段
24 表示手段群
36a,46a,56a,66a 第1光学的遮蔽物
36b,46b,56b,66b 第2光学的遮蔽物
71a,81a,91a,101a 第1凸レンズ
71b,81b,91b,101b 第2凸レンズ
72 撮像レンズ群
73 撮像手段
83 表示手段
111a 第1レンズ系
111b 第2レンズ系
112,172 撮像レンズ系群
210,310,410,510,610,710 空間フィルタ
A 第1被写体
B 第2被写体

Claims (16)

  1. 奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズと平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズは、共通の1つの平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段は、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、
    前記撮像手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする立体画像撮像装置。
  2. 奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズと平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズは、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段は、共通の1つの平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、
    前記撮像手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする立体画像撮像装置。
  3. 奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体をインテグラルフォトグラフィ方式により撮像する立体画像撮像装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つに合焦する平面上に配置された複数の要素レンズと平面上に配置され当該被写体の撮像要素画像をそれぞれ撮像する複数の撮像手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の要素レンズは、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの要素レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の撮像手段は、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの撮像手段群を形成し、
    前記撮像手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記要素レンズ群により前記撮像要素画像を取得することを特徴とする立体画像撮像装置。
  4. 前記要素レンズの境界に光学的遮蔽物を配置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置。
  5. 前記撮像手段に撮像された撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、
    この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、
    このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を処理済撮像要素画像に変換する逆変換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置。
  6. 前記要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置。
  7. 前記要素レンズは、光軸方向に複数の単レンズを備え、前記単レンズ間であって、前記単レンズの光路上に空間周波数フィルタを配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置。
  8. 請求項1に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生する立体画像表示装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズは、共通の1つの平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段は、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、
    前記表示手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする立体画像表示装置。
  9. 請求項2に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生する立体画像表示装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズは、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段は、共通の1つの平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、
    前記表示手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする立体画像表示装置。
  10. 請求項3に記載の立体画像撮像装置の撮像手段で撮像した被写体の撮像要素画像を表示用要素画像として、奥行き方向の距離が互いに異なる複数の被写体の再生像をインテグラルフォトグラフィ方式により再生する立体画像表示装置であって、
    前記複数の被写体のうちの1つの再生像に合焦する平面上に配置された複数の表示用要素レンズと平面上に配置され当該被写体の表示用要素画像をそれぞれ表示する複数の表示手段との組み合わせを複数備え、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示用要素レンズは、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示レンズ群を形成し、
    前記組み合わせにおいて平面上に配置された複数の表示手段は、奥行き方向に離間した複数の互いに平行な平面に配置されて1つの表示手段群を形成し、
    前記表示手段群は、複数の奥行きに対応した複数の合焦状態で前記表示用要素レンズ群により前記表示用要素画像を表示することを特徴とする立体画像表示装置。
  11. 前記表示用要素レンズの境界に光学的遮蔽物を配置することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置。
  12. 請求項1に記載の立体画像撮像装置の撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、
    この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、
    このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を表示用要素画像に変換する逆変換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項8に記載の立体画像表示装置。
  13. 請求項2に記載の立体画像撮像装置の撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、
    この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、
    このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を表示用要素画像に変換する逆変換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項9に記載の立体画像表示装置。
  14. 請求項3に記載の立体画像撮像装置の撮像手段により撮像された被写体の撮像要素画像を周波数成分に変換する周波数変換手段と、
    この周波数変換手段で変換された周波数成分のうち予め設定された値より高い高周波数成分を強調するフィルタリング手段と、
    このフィルタリング手段で高周波数成分を強調した周波数成分を表示用要素画像に変換する逆変換手段と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の立体画像表示装置。
  15. 前記表示用要素レンズの光路上に空間周波数フィルタを備えることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置。
  16. 前記表示用要素レンズは、光軸方向に複数の単レンズを備え、前記単レンズ間であって、前記単レンズの光路上に空間周波数フィルタを配置したことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の立体画像表示装置。
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