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JP4380338B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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JP4380338B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クライアントコンピュータ等の画像処理端末から入力される画像データ又は描画命令に基づいて画像処理を行う画像処理装置に関する。
DTP(Desktop Publishing)は、パーソナルコンピュータやワークステーション等の処理装置上で、画像の作成、加工、編集等を行うことによりページレイアウトを作成し、このページレイアウトに基づいて印刷版を露光するためのフィルムの作成を行ったり(CEPS)、印刷版に直接書き込んで印刷用の刷版を作成する(CTP:Computer to Plate)。
また、DTPでは、実際の刷版の作成や刷版を用いた印刷に先立って校正を行う時には、WYSIWYG機能を用いて、モニタに表示したページレイアウトをレーザープリンタ等のカラー印刷装置を用いて印刷出力することがある。
一方、DTPアプリケーションでは、トンボやキャプション等のページレイアウト上の画像に対する情報を自動的に付加することがある。これにより、レーザープリンタ等を用いてページレイアウトに基づいた画像を印刷出力したときに、トンボやキャプションが所定位置に形成される。また、このページレイアウトに基づいて作成した刷版を用いて印刷したときには、トンボやキャプションに基づいて断裁が行われる。
ところで、DTPアプリケーションを用いてページレイアウト等を作成するときには、仕上がりサイズいっぱいに画像等を配置しようとすることがある。このときに、実際の仕上がりサイズと画像位置の間に隙間があると、断裁したときに用紙の縁と画像の間に、空白の隙間が生じてしまうことがある。
これを防止する方法として、通常、所謂塗足し処理を行い、仕上がりサイズよりも3mm程度大きめに描画が行われるようにページレイアウトを作成するようにしている。
一方、作成したページレイアウトをカンプ(カラーカンプ)出力したりプルーフ出力したときに、塗足しが適切に行われているかを確認する必要があり、このためには、手書きで画像枠線を書き込む必要があった。
ここから、事前に仕上がり線の位置とサイズを設定し、印刷出力時に仕上がり線も合わせて描画する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−142096号公報
しかしながら、仕上がり線の位置やサイズは、用紙サイズは勿論、DTPアプリケーションによっても異なる。このために、ページレイアウトを作成するときに、仕上がり線の位置やサイズを調べて予め設定する必要がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、仕上がり線の位置やサイズ等を設定することなく、塗足し等の確認が容易となるようにする画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、画像処理端末から入力される画像データ又は描画命令に対する画像処理を行う画像処理装置であって、前記画像データ又は前記描画命令に含まれる仕上がり寸法情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出した前記仕上がり寸法情報及び、前記画像データ又は前記描画命令に基づいたページレイアウト上のオブジェクトの位置情報に基づいて、オブジェクトと前記仕上がり寸法情報から得られる仕上がり線との間を埋める塗足しが必要なオブジェクトを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果を告知する告知手段と、を含む。
この発明によれば、画像処理を行う画像データ又は描画命令に仕上がり線の位置を特定可能な仕上がり寸法情報が含まれているときに、この仕上がり寸法情報を抽出する。
判定手段は画像データ又は描画命令に基づくページレイアウト上のオブジェクトに対して、塗足しが必要か否かを判断し、塗足しの必要なオブジェクトがあるときには、告知手段により、そのオブジェクトが明確となるように告知する。
これにより、塗足しが必要であるにもかかわらず、塗足しが忘れられるのを確実に防止でき、適切な塗足しが可能となる。
このような本発明の判定手段は、前記仕上がり線と前記オブジェクトの仕上がり線側の縁の間隔に基づいて塗足しが必要なオブジェクトを判定するものであれば良い。
また、本発明の判定手段は、前記仕上がり線の位置を、前記ページレイアウトに付加される角トンボ又は、前記ページレイアウトに付加されるセンタートンボ及びページレイアウトの前記仕上がり寸法情報、に基づいて抽出するものであっても良い。
すなわち、本発明は、画像データ又は描画命令に基づいて画像処理を行うときに、仕上がり線の位置を明確にして、この仕上がり線の位置に基づいて塗足しの必要なオブジェクトを的確に判断する。また、本発明は、必要に応じて塗足しを行うものであっても良い
以上説明したように本発明によれば、ページレイアウト上で、塗足しが必要なオブジェクトの位置を的確に判断することができ、これにより、塗足し忘れ防止や的確な塗足しが可能となるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に適用したネットワーク10の概略構成を示している。このネットワーク10では、本発明を適用した画像処理装置として設けられているプリントサーバ12と、画像処理端末として設けられている複数のクライアント端末14とが、通信回線16を介してネットワーク接続される。
また、プリントサーバ12には、印刷出力装置としてプリンタ18が接続されており、プリントサーバ12は、クライアント端末14から出力される印刷ジョブを受信すると、この印刷ジョブに応じた画像処理及び印刷出力を実行する。
なお、以下では、画像処理装置としてプリントサーバ12を例に説明するが、本発明の画像処理装置は、これに限らず、クライアント端末14とネットワーク接続されたファイルサーバなどの各種の中間サーバに設けて、画像処理を行うものであっても良い。また、本発明の画像処理装置での処理結果は、プリンタ18に限らず、印刷用の刷版を作成するために画像データに基づいて感光性平版印刷版を直接露光するプレートセッターや、感光性平版印刷版への画像焼付け(露光)に用いるフィルム(原稿フィルム)を露光する露光装置等の各種の出力装置を接続することができる。
プリントサーバ12及びクライアント端末14には、ネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)20、22が設けられており、プリントサーバ12及びクライアント端末14は、このネットワークインターフェイス20、22を介して通信回線16に接続し、各種のデータの送受信が可能となっている。
また、プリントサーバ12は、双方向インターフェース(双方向I/F)24を備えており、この双方向I/F24を介してプリンタ18に接続している。なお、プリントサーバ12は、複数台のプリンタ18が接続されたものであっても良い。
このようなプリントサーバ12は、パーソナルコンピュータ(PC)に所定機能を備えたPCIボードを追加するなどして構成することができる。また、プリントサーバ12は、キーボード、マウス等の入力デバイスと共に、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示デバイスが接続され、表示デバイスに表示した画像に対する処理及び表示画像を印刷出力するWYSIWYG機能を備えたものであっても良い。さらに、プリントサーバ12は、プリンタ18と一体であっても良く、また、別体であっても良い。
プリントサーバ12には、プリントサーバ12自体及びプリンタ18の作動を制御するプリントコントローラ26、各種のデータを記憶するHDD28及び画像処理部30が形成されている。画像処理部30では、クライアント端末14から印刷ジョブ等のジョブ(以下、印刷ジョブとする)として入力される画像データ又は描画命令などのジョブデータに基づいてラスタデータを生成するRIP処理を行う。なお、プリントサーバ12の基本的構成は、従来公知の一般的構成を適用でき、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
一方、クライアント端末14には、DTPアプリケーション(以下、アプリケーションとする)32が設けられており、クライアント端末14では、このアプリケーション32を用いて、画像や文書の作成、加工、編集等の画像処理や文書作成等を行い、ページレイアウト等の印刷用の印刷データ(画像データや描画命令)の作成が可能となっている。
また、クライアント端末14には、プリンタドライバ(ドライバソフト)34が設けられており、クライアント端末14では、このプリンタドライバ34を用いて、アプリケーション32によって作成した印刷データを印刷ジョブとしてプリントサーバ12へ出力可能となっている。このときに、プリンタドライバ34を用いることにより、各種の印刷機能等の設定が可能となっている。
プリントサーバ12には、印刷機能設定部36が形成されており、プリントサーバ12では、クライアント端末14から送信された印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブで指定されている各種の印刷機能の設定を行い、設定した印刷機能に基づいて印刷ジョブに応じた印刷出力が得られるようにしている。
ところで、クライアント端末14に設けているアプリケーション32は、製版、印刷、製本(断裁)工程で使用するトンボを自動的に付加するものがあり、また、ユーザーインターフェイスを用いてトンボの付加を指定可能となっているものがある。これにより、プリントサーバ12には、このトンボを含む印刷ジョブが送信されることがある。
図2には、クライアント端末14上でアプリケーション32を用いて作成されて記録紙40に形成されたページレイアウト42の概略を示している。このページレイアウト42は、記録紙40に印刷出力したときに、仕上がり線44として示す仮想線(図2で紙面内側の二点鎖線)内が版面(仕上がり面)となっている。
このとき、アプリケーションソフト32によって例えば、角トンボ46が付加されることにより、この角トンボ46によって仕上がり線44の位置を判断することができる。なお、アプリケーション32が付加するトンボは、角トンボ46に限らず、また、角トンボ46の形状は、図2に示す形状に限るものではないが、以下では、図2に示す角トンボ46を例に説明する。
アプリケーション32(図1参照)を用いてページレイアウト42を作成するときには、この版面上(仕上がり線44内)に画像などのオブジェクトや文書等が配置される。すなわち、記録紙40上の仕上がり線44の内側が、クライアント端末14上でアプリケーション32を用いて画像や文書の作成、加工編集を行うときの作業可能領域となっており、クライアント端末14上でアプリケーション32を用いてページレイアウトを作成するユーザーは、仕上がり線44内で画像や文書の作成、加工、編集を行っていることになる。
また、角トンボ46は、図2で仕上がり線44の外側の仮想線(二点鎖線)で示す塗足し線48の位置を特定することができるようになっている。仕上がり線44と塗足し線48の間が、例えば、約3mm程度の幅の裁ちしろ50となっている。なお、図2で二点鎖線で示す仕上がり線44及び塗足し線48は、通常、記録紙40上には現れないようになっている。
アプリケーション32は、作成されたページレイアウト42上に仕上がり線44と塗足し線48の位置を特定可能とする角トンボ46を、仕上がり線44の外側、すなわち、ユーザーの作業可能領域外の四隅に自動的に付加する。
この角トンボ46は、ページレイアウト42に応じた印刷用の刷版を作成するときに、ページレイアウト42に応じた画像と共に感光性平版印刷版(印刷版)に焼付けられる。
これにより、この刷版を用いて印刷用紙上にページレイアウト42を印刷し、例えば製本工程で、角トンボ46に基づいて、角トンボ46から想定される仕上がり線44の位置を目標に印刷用紙が断裁される。
一方、図1に示すように、プリントサーバ12には、仕上がりサイズ情報抽出部60が設けられている。この仕上がりサイズ情報抽出部60は、例えば、印刷ジョブ又は印刷ジョブのページレイアウト42に、アプリケーション32が角トンボ46などの仕上がり線44の位置を特定可能な情報(仕上がり寸法情報)を付加しているときに、その情報に基づいてページレイアウト42上の仕上がり線44の位置を抽出する。
なお、本実施の形態では、アプリケーション32が角トンボ46を付加したときに、この角トンボ46を用いて仕上がり線44の位置情報を抽出するが、センタートンボを付加するアプリケーションが用いられているときには、センタートンボと仕上がりサイズに基づいて仕上がり線44の位置を特定すればよい。
プリントサーバ12には、塗足しオブジェクト抽出部62が設けられている。この塗足しオブジェクト抽出部62は、ページレイアウト42上のオブジェクトの周縁と仕上がり線44の位置に基づいて、仕上がり線44を越えるように描画する必要のあるオブジェクトを抽出する。
また、プリントサーバ12に設けられている画像処理部30では、オブジェクト抽出部62によって抽出されたオブジェクトがあるときには、そのオブジェクトに対して、仕上がり線44を越えるように塗足し又は拡大処理(以下、塗足し処理とする)を施すことができるようになっている。
すなわち、画像処理部30では、塗足しオブジェクト抽出部62で抽出されたオブジェクトが写真画像(図2に示すオブジェクト52A)などであるときには、該当オブジェクト52を、拡大することにより、仕上がり線44側の縁が、少なくとも仕上がり線44を越え、好ましくは塗足し線48に達するように配置する。なお、このときには、仕上がり線44と反対側の縁の位置を移動せずに、仕上がり線44側の縁が塗足し線48に達するように拡大してページレイアウト42上に配置する。
また、塗足しオブジェクト抽出部62で抽出されたオブジェクトが、例えば下地を所定色に塗りつぶしたオブジェクト(図2に示すオブジェクト52B)などであるときには、その下地が、少なくとも仕上がり線44を越え、好ましくは塗足し線48に達するように延長(塗足し)を行う。
プリントサーバ12では、このように塗足し処理を施すことにより、図3に示すように、ページレイアウト42を記録紙40に形成したときに、縁が仕上がり線44の近傍に達するか、仕上がり線44と重なるように配置されたオブジェクト52A、52Bなどが少なくとも仕上がり線44を越えるか、好ましくは塗足し線48に達するようにしている。
これにより、印刷出力したページレイアウト42を、設定サイズに断裁したときに、オブジェクト52A、52Bと断裁位置との間に白色(記録紙40の色)の隙間(余白)が生じてしまうのを防止するようにしている。
以下に、本実施の形態の作用として、塗足しの必要があるページレイアウトを含む印刷ジョブに対する印刷処理を説明する。
プリントサーバ12では、クライアント端末14から送信された印刷ジョブを受信すると、先ず、印刷機能の指定を読み込み、この指定に基づいて印刷機能を設定する。この後に、印刷機能の設定に基づいた画像処理及びRIP処理を施してプリンタ18へ出力することにより、印刷ジョブの各ページレイアウト42に基づいた画像が記録紙40に形成される。
ところで、ネットワーク10に設けているクライアント端末14では、アプリケーション32を用いて、ページレイアウト42等を作成する。このとき、クライアント端末14上では、アプリケーション32等がページレイアウト42の所定位置に角トンボ46を付加することがある。また、ユーザーがアプリケーション32を用いてページレイアウト42を作成するときに、角トンボ46の付加を指定することがある。
ここから、クライアント端末14から送信されたページレイアウト42上には、角トンボ46が付加されていることがある。
一方、ユーザーがアプリケーション32を用いてページレイアウト42を作成するときには、仕上がりサイズいっぱいにオブジェクトを配置することがある。このとき、ページレイアウト42を印刷して仕上がりサイズに断裁したときに、仕上がりサイズいっぱいに描画しようとしたオブジェクトと断裁した縁の間に隙間が生じ、この隙間が印刷物上に白く残ってしまうことがある。
これを防止するために、アプリケーション32を用いてページレイアウトを作成するときに、所謂塗足しを行い、ページレイアウト42の仕上がりサイズよりも裁ちしろ分(約3mm程度)だけ、該当オブジェクトを大きめに描画するなどしているが、塗足しが十分でなかったり、塗足しが必要であるにもかかわらず、塗足しを忘れてしまうことがある。
ここから、プリントサーバ12では、クライアント端末14から送信された印刷ジョブに対して、塗足しが必要なオブジェクトがページレイアウト上に残っているか否かを判断し、塗足しが必要と思われるオブジェクトが含まれているときには、それをクライアント端末14に報知して、塗足しの忘れを防止できるようにしている。
また、プリントサーバ12では、塗足しの必要なオブジェクトがあるときには、そのオブジェクトに対する塗足し処理を実行して、印刷出力できるようになっている。
図4には、プリントサーバ12で実行する塗足し処理の一例を示している。このフローチャートは、最初のステップ100で、クライアント端末14から送信された印刷ジョブを受信すると、受信した印刷ジョブのそれぞれに対して順に実行される。
なお、塗足し処理を行うか否かは、図示しないユーザーインターフェイスを用いてプリントサーバ12上で選択設定できるようにしてもよく、また、クライアント端末14上にユーザーインターフェイスを設け、このユーザーインターフェイスで、クライアント端末14を使用するユーザー、すなわち、印刷ジョブを作成したユーザーが選択して設定できるものであっても良い。
また、プリントサーバ12では、塗足し忘れの告知を行うようにしており、この塗足し忘れの告知を行うか否かも、プリントサーバー12上又はクライアント端末14上で設定できるようにしても良い。
塗足し処理は、先ず、ステップ102で仕上がりサイズの抽出を行う。この仕上がりサイズの抽出は、角トンボ46などのトンボを描画する描画コードのパターンが予め定まっていることから、このパターンに基づいて、先ず、角トンボ46などのトンボを描画する描画コードの特定を行う。
この後に、トンボの座標情報を用いて仕上がり線44の位置と仕上がりサイズを特定することができる。
すなわち、図2に示すように、仕上がり線44の位置は、角トンボ46によって特定されるので、それぞれの角トンボ46の位置座標から仕上がり線44の位置を判定することができる。
なお、DTPアプリケーションには、付加情報として仕上がり線44の位置とサイズの情報を出力するものがある。このときには、その情報を抽出して、用いても良い。例えば、
[ [ThisPage] <</TrimBox [ 123.363 174.556 718.638 1016.45 ] >> /PUT pdfmark
[ [ThisPage] <</BleedBox [ 114.859 166.052 727.142 1024.95 ] >> /PUT pdfmark
と記述されていることがあり、このときには、「TrimBox」が仕上がりサイズを示し、「BleedBox」が塗足し領域を含めたサイズを示していることから、容易に仕上がりサイズを得ることができる。
このようにして仕上がりサイズを抽出して、仕上がり線44の位置を得ると、図4のフローチャートでは、ステップ104へ移行し、1ページ目のデータを読み読込み、ステップ106では、オブジェクトの抽出を行う。
この後、ステップ108では、抽出したオブジェクトの位置と仕上がり線44の位置から塗足しの必要なオブジェクトであるか判断する。
ここで、抽出したオブジェクトが、仕上がり線44の内側で、かつ仕上がり線44と接近した位置であるときには、塗足しが必要なオブジェクトであると判断して、ステップ108で肯定判定してステップ110へ移行する。
このステップ110では、図示しないユーザーインターフェイス等での設定にしたがって、警告するか否かを判断する。ユーザーインターフェイスなどによって警告するように設定されているときには、ステップ110で肯定判定してステップ112へ移行する。
このステップ112では、抽出したオブジェクトが塗足しの必要なオブジェクトであることを、ユーザーが確実に認識できるようにする警告処理を行う。
このような警告処理としては、この印刷ジョブを送信したクライアント端末14に、塗足しの必要なオブジェクトが含まれていることを知らせるメッセージを送信する。また、警告処理として、プリンタ18から印刷処理したときに、このオブジェクトと塗足しの必要な領域を明確とするように、このオブジェクトと仕上がり線44又は塗足し線48の間を例えば赤色などの警告色で埋めるように描画命令を作成する。また、このオブジェクト自体を例えば赤色などの警告色で描画するようにしても良い。なお、警告処理は、上記の何れか一つの方法を用いてもよく、また、複数の方法を併用しても良く、さらに、該当オブジェクトがユーザーに明確となるものであれば、任意の方法を用いることができる。
一方、塗足しの必要なオブジェクトであるか否かの判定は、そのオブジェクトの縁と仕上がり線44の間隔を用いることができる。
例えば、仕上がりサイズの左下と右上の座標が(123.363、174.556)、(718.638、1016.45)であるときに、抽出したオブジェクトの左下と右上の座標が(500、500)、(718、800)で四角形で描画するように設定されているときには、塗足しの必要なオブジェクトであると判定する。
すなわち、オブジェクトの縁と仕上がり線の間隔が数mm程度(例えば5mm以下)であるときには、塗足しの必要なオブジェクトであると判断することができる。このときの間隔は、ユーザーインターフェイスを用いてプリントサーバー12上で予め設定されているものであれば良い。
また、オブジェクトと仕上がり線44の間隔に加えて、オブジェクトの縁と仕上がり線44が平行であるか否かを用いることもでき、例えば、オブジェクトの縁と仕上がり線44が略平行であるときには、そのオブジェクトを塗足しの必要なオブジェクトと判断する。
また、抽出したオブジェクトの縁が仕上がり線44と重なっているか、仕上がり線44を越えている(仕上がり線44の外側に飛び出している)ときには、そのオブジェクトを塗足しの必要なオブジェクトと判断する。
図4のフローチャートのステップ114では、前記したステップ110と同様に図示しないユーザーインターフェイス等の設定によって塗足しを行うように設定されているか否かを確認する。このときに、ユーザーインターフェイス上で塗足しを行うように設定されているときには、ステップ114で肯定判定してステップ116へ移行する。
このステップ116では、抽出したオブジェクトの縁が、塗足し線48に達するように塗足し処理を行う。
すなわち、抽出したオブジェクトが図2に示すオブジェクト52Bであるときには、下地が塗足し線48に達するように塗足しを行う。これにより、図3に示すように、塗足しをしたオブジェクト54Bが得られるようにする。
また、抽出したオブジェクトが図2に示すオブジェクト52Aであるときには、このオブジェクト52Aを拡大するなどして、このオブジェクト52Aの縁が塗足し線48に達するようにする。このとき、オブジェクト52Aの仕上がり線44から離れた縁の位置を変えずに行うことが好ましい。
これにより、図3に示すように、塗足し処理したオブジェクト54Aが得られるようにする。
図4のフローチャートでは、このようにして、オブジェクトを抽出しながらそれぞれのオブジェクトに対して、警告が必要か否か、塗足しが必要か否かを判断すると共に、必要に応じて警告処理及び塗足し処理を行うと、ステップ118でページ内の全てにオブジェクトに対する処理が終了したか否かを確認し、全てのオブジェクトに対して終了したときには、このステップ118で肯定判定してステップ120へ移行する。
このステップ120では、ページレイアウト上に仕上がり線44を上書きするか否かを確認する。なお、仕上がり線44を上書きするか否かは、プリントサーバ12上でユーザーインターフェイスを用いて予め設定されているものであっても良く、また、ユーザーがクライアント端末14上で設定するものであっても良い。
ここで、仕上がり線44を上書きするときには、ステップ120で肯定判定してステップ122へ移行し、仕上がり線44の描画命令を作成する。
この後に、ステップ124へ移行して、このページに対する画像処理を行う。また、ステップ126では、全ページに対する処理が終了したか否かを確認し、残りのページがあるときには、ステップ126で否定判定してステップ104へ移行し、次のページに対する処理を行う。
このようにして印刷ジョブに対する処理を行うことにより、例えば、図2に示すページレイアウト42に基づいて、オブジェクト52A、52Bに対して確実に塗足し処理を行って、図3に示すページレイアウト42Aが得られる。
このとき、塗足しが必要と思われるにもかかわらず、実質的に塗足しが行われていないオブジェクトに対しては、そのオブジェクトの存在をユーザーに確実に知らせることができるので、塗足し忘れにより所望の仕上がりが得られなくなってしまうのを確実に防止することができる。
また、確実な塗足しができると共に、仕上がり線44を明確にすることができるので、ページレイアウトの仕上がりを的確に把握することが可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態は、ネットワーク10に設けたプリントサーバ12を例に説明したが、本発明は、プリントサーバ12に限らず、任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用したプリントサーバ及びネットワークの概略構成図である。 ページレイアウトの一例を示す概略図である。 オブジェクトに対して塗足し処理を施したページレイアウトの一例を示す概略図である。 プリントサーバでの塗足し処理の一例を示す流れ図である。
符号の説明
10 ネットワーク
12 プリントサーバ(画像処理装置)
14 クライアント端末(画像処理端末)
26 プリントコントローラ
30 画像処理部
32 アプリケーション
42、42A ページレイアウト
44 仕上がり線
46 角トンボ
48 塗足し線
50 裁ちしろ
52A、52B オブジェクト
54A、54B オブジェクト
60 仕上がりサイズ情報抽出部
62 塗足しオブジェクト抽出部

Claims (3)

  1. 画像処理端末から入力される画像データ又は描画命令に対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像データ又は前記描画命令に含まれる仕上がり寸法情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出した前記仕上がり寸法情報及び、前記画像データ又は前記描画命令に基づいたページレイアウト上のオブジェクトの位置情報に基づいて、オブジェクトと前記仕上がり寸法情報から得られる仕上がり線との間を埋める塗足しが必要なオブジェクトを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果を告知する告知手段と、
    を含む画像処理装置。
  2. 前記判定手段、前記仕上がり線と前記オブジェクトの仕上がり線側の縁の間隔に基づいて塗足しが必要なオブジェクトを判定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段、前記仕上がり線の位置を、前記ページレイアウトに付加される角トンボ又は、前記ページレイアウトに付加されるセンタートンボ及びページレイアウトの前記仕上がり寸法情報、に基づいて抽出する、請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の画像処理装置。
JP2004015551A 2004-01-23 2004-01-23 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4380338B2 (ja)

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