JP4381484B2 - 画像表示制御装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像表示制御装置および方法に関し、特に1枚の画像を限られた範囲の表示領域(ウインドウ)に、その全体が判るように表示するようにした、画像表示制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図26は、従来の1枚の画像のイメージデータの範囲と、この画像を表示するウインドウの表示範囲の関係を表している。同図に示すように、イメージデータの範囲が表示範囲より広いとき、イメージデータの範囲の一部を表示するようにしている。
【0003】
図27は、この場合における表示例を示している。ディスプレイ1には、ウインドウ2が表示されており、このウインドウ2に所定の文字を表示するようになされている。図27の表示例においては、図26に示すイメージデータの範囲全部をウインドウ2に表示することができないため、イメージデータの範囲の一部の表示範囲を切り出して、ウインドウ2に表示している。
【0004】
また、図27の表示例においては、限られた大きさのウインドウ2に1枚の画像の一部を表示するとともに、ウインドウ2の右側の端部と下側の端部にスクロールバー4,7を設け、そこに現在表示されている範囲を感覚的に理解できるように、表示範囲に対応する長さのバーを表示するようにしている。図27の例においては、ハッチングを施して示す長さが、1枚の画像の範囲のうちウインドウ2に表示されている範囲を表している。
【0005】
そして、スクロールバー4の上下の端部には、上ボタン5と下ボタン6が設けられ、スクロールバー7の左右の端部には、左ボタン8と右ボタン9が、それぞれ設けられている。これらのボタンを、マウスなどを操作してカーソルで指定することにより、表示範囲を上下左右にスクロールできるようになっている。
【0006】
図28は、A4の大きさの1枚(1ページ)の画像をウインドウ2に表示した例を表している。同図に示すように、この例においては、A4の1枚の画像の上方の部分のみが表示され、下方の部分はその表示がカットされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、1枚の画像を表示する場合、従来の装置においては、その一部のみを表示するようにし、残りの部分を見たいときは、画面をスクロールするようにしている。そして、全体の中の実際の表示位置は、スクロールバーで表示するようにしている。
【0008】
しかしながら、スクロールバーは、ウインドウの端部近傍に極めて狭い範囲に設けてあるに過ぎず、全体の表示範囲を迅速かつ確実に認識することが困難である課題があった。
【0009】
また、例えば、図28の表示例においては、その下方部において、連続する直線がウインドウの端部で途切れた状態で表示されているため、その下方に、表示されていない画像が隠れていることを認識し易いが、たまたまこのウインドウの端部において、画像が途切れていないような表示状態にあるとき、その下方に未表示の範囲が存在することを見過ごしてしまうようなことがある。その結果、所定の記事を探しているような場合において、検索の見落としをしてしまうようなことがあった。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、1枚の画像の全体の範囲を迅速かつ確実に認識することができるようにし、以て、見落としなどが発生するのを抑制するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像表示制御装置は、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、ウインドウの対応する方向の長さとを比較する比較手段と、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、1枚の画像のデータをメモリから読み出して、1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理を行う圧縮手段と、圧縮手段により一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない1枚の画像のデータを格納する表示バッファと、表示バッファに格納された1枚の画像のデータを出力する出力手段とを備え、1枚の画像の圧縮しない範囲を変更して1枚の画像を更新表示する場合、全体の長さをウインドウの長さに対応させる処理を行う圧縮手段は、更新表示する1枚の画像のうち、表示バッファに格納されている1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出して圧縮することで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項9に記載の画像表示制御方法は、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、ウインドウの対応する方向の長さとを比較し、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、1枚の画像のデータをメモリから読み出して、1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理を行い、一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない1枚の画像のデータを表示バッファに格納し、表示バッファから、1枚の画像のデータを出力して、ウインドウに1枚の画像の全体を表示させ、1枚の画像の圧縮しない範囲を変更して1枚の画像を更新表示する場合、更新表示する1枚の画像のうち、表示バッファに格納されている1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出して圧縮することで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理を行うことを特徴とする。
【0013】
請求項1に記載の画像表示制御装置においては、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、ウインドウの対応する方向の長さとが比較され、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、1枚の画像のデータをメモリから読み出して、1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理が行われ、一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない1枚の画像のデータが表示バッファに格納され、表示バッファに格納された1枚の画像のデータが出力される。そして、1枚の画像の圧縮しない範囲を変更して1枚の画像を更新表示する場合、更新表示する1枚の画像のうち、表示バッファに格納されている1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出して圧縮することで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理が行われる。
【0014】
請求項9に記載の画像表示制御方法においては、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、ウインドウの対応する方向の長さとが比較され、1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、1枚の画像のデータをメモリから読み出して、1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理が行われ、一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない1枚の画像のデータが表示バッファに格納され、表示バッファに格納された1枚の画像のデータが出力される。そして、1枚の画像の圧縮しない範囲を変更して1枚の画像を更新表示する場合、更新表示する1枚の画像のうち、表示バッファに格納されている1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータをメモリから読み出して圧縮することで、全体の長さを、ウインドウの長さに対応させる処理が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像表示制御装置が接続されるネットワークの構成例を表している。同図に示すように、世界規模で接続されたコンピュータネットワークとしてのインターネットには多くのサーバとプロバイダが接続されており、サーバはユーザに各種の情報、サービスを提供し、プロバイダは、ユーザをインターネットにアクセスさせるサービスを提供する。
【0016】
図2は、本発明の画像表示制御装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。この実施の形態においては、ネットワークインタフェース(I/F)23が、インターネット、その他のネットワークから供給されるデータを受信し、文書データ格納部18に供給し、記憶させるようになされている。この文書データ格納部18は、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどの他、固体メモリなどにより構成することができる。また、文書データ格納部18に格納されるデータ構造は、イメージデータ、MMR(modified modified READ)やMH(modified Huffman)などにより圧縮されたイメージデータ、テキストデータ、DTPなどで用いられるPostscriptなどのページ記述言語などとすることができる。
【0017】
イメージ展開処理部19は、CPU11からの指令に対応して、文書データ格納部18に記憶されているデータを、データ構造に対応してビットマップなどのイメージデータに展開し、メインメモリ12に出力するようになされている。データ構造が、例えばファクシミリなどで用いられているMMRやMHなどにより圧縮されているイメージデータである場合においては、イメージ展開処理部19は伸長処理を行う。また、Postscriptなどのページ記述言語であれば、フォントを展開しページ割り付けを行うラスタイメージ展開処理を行う。
【0018】
メインメモリ12に記憶されたデータは、イメージデータ転送部20またはイメージデータ圧縮転送部21を介して、表示バッファ13に供給され、記憶されるようになされている。基本的には、イメージデータ転送部20は、メインメモリ12に記憶されたデータをそのまま表示バッファ13に転送し、イメージデータ圧縮転送部21は、メインメモリ12に記憶されている画像を圧縮して、表示バッファ13に供給し、記憶させる。
【0019】
イメージデータ圧縮転送部21は、数行おきにデータを間引きながら転送する処理や、行間で論理ORなどの演算をしながら行数を減らす処理によって圧縮処理を行う。あるいはまた、イメージデータのドットの数を計数し、その数に対応して、圧縮処理を行うようにする。
【0020】
また、イメージデータ圧縮転送部21とイメージデータ転送部20は、メインメモリ12から読み出したデータを表示バッファ13に転送するとき、2値のイメージデータを多値化することにより、比較的解像度の低いディスプレイにおいても、細かい文字をつぶさないで、表示できるようにしている。ただし、多値化解像度変換処理には時間がかかるため、例えば特開平4−337800号公報に開示されているように、先に粗い画像をまず表示し、そのデータを多値化されたデータに、後で順次置き換えて行くようにする。これにより、反応の速さときれいな表示の要求を両方満足することができる。
【0021】
また、領域コピー処理部22は、表示バッファ13に記憶されている画像データの一部を、表示バッファ13の他の領域にコピー(移動)する処理を実行する。
【0022】
ビデオ信号発生部14は、表示バッファ13に記憶されている画像データを読み出し、ビデオ信号に変換し、ディスプレイ15に出力し、表示させるようになされている。
【0023】
キーボード17は、少なくともカーソルキー17Aを有し、CPU11に対して各種の指令を入力するとき、使用者により操作されるようになされている。また、マウスなどのポインティングデバイス16は、ディスプレイ15に表示されたカーソルを用いて所定の位置を指定するような場合に、使用者によって操作される。
【0024】
次に、図2の実施の形態の動作について説明する。まず最初に、インターネット上の所定のホームページに対してアクセスするために、キーボード17を操作して、例えば、Netscape Navigator(Netscape Communications社の商標)等のWWW(World Wide Web)ブラウザを起動する。そして、所定のホームページを指定するためのURL(Uniform Resource Locator)を入力する。すると、ディスプレイ15には、例えば図3に示すように、WWWブラウザのウインドウ30に所定のホームページが表示される。このホームページには、インターネットに接続されている各種サーバにアクセスするためのアイコン31等が表示されている。
【0025】
ここで、使用者が、ポインティングデバイス16を操作して、例えば「Faxin」のアイコン31を選択すると、CPU11は、ネットワークインタフェース23を制御し、インターネットに接続されている、そのアイコンに対応するサーバにアクセスさせる。このサーバは、外部からFax受信回路で受信したイメージデータ、またはHTML(Hyper Text Markup Language)エディタなどのソフトウェアを用いて、新聞、雑誌などの切り抜きをイメージスキャナで読み取ったイメージデータ(ビットマップデータ)を記憶しており、そのデータを提供するサービス(Fax inサービス)を行っている。
【0026】
ネットワークインタフェース23は、インターネットを介してアクセスしたそのサーバから供給されたデータを文書データ格納部18に供給し、記憶させる。また、このデータの一部は、そのままイメージ展開処理部19に供給され、伸長処理などが施され、ビットマップデータに変換され、メインメモリ12に供給され、記憶される。
【0027】
メインメモリ12に記憶されたデータは、イメージデータ転送部20を介して表示バッファ13に供給され、そこに書き込まれる。表示バッファ13に書き込まれたデータは、ビデオ信号発生部14に供給されビデオ信号に変換され、ディスプレイ15に供給され、表示される。このようにして、ディスプレイ15に、例えばアクセスしたサーバの図4に示すようなホームページが最初に表示される。
【0028】
この図4に示す例においては、WWWブラウザのウインドウ30に、新聞の切り抜きのファイルを指定するためのアイコン81−1,81−2であって、各々の新聞の切り抜きの縮小イメージを模したアイコン81−1,81ー2が配列表示されている。そして、使用者が、このホームページを見ながら、ポインティングデバイス16やキーボード17を操作し、希望する新聞の切り抜きのファイルを指定するためのアイコン81−2を選択する。ここで、もし仮に、そのファイルのデータが未だ文書データ格納部18に格納されていない場合、CPU11は、ネットワークインタフェース23を介してサーバにデータの転送を要求する。サーバがこの要求に対応してデータを転送すると、このデータは、ネットワークインタフェース23を介して文書データ格納部18に供給され、記憶される。
【0029】
次に、CPU11は、文書データ格納部18に記憶されたファイルのデータ(文書データ)を読み出させ、イメージ展開処理部19によりビットマップデータに変換させた後、メインメモリ12に供給させ、記憶させる。そして、このデータが、イメージデータ転送部20またはイメージデータ圧縮転送部21を介して表示バッファ13に供給され、記憶される。表示バッファ13に書き込まれた1枚(1ページ)の画像データは、ビデオ信号発生部14に供給され、ビデオ信号に変換され、ディスプレイ15に出力され、表示される。
【0030】
次に、1枚の画像を表示する原理について、図5を参照して説明する。今、ディスプレイ15にウインドウ41が表示されており、このウインドウ41に文書データ格納部18より読み出された1枚(1ページ)のA4の大きさの新聞記事の切り抜きの画像を表示させるものとする。メインメモリ12に記憶された1枚の画像のイメージデータ42が、図5に示すように、幅Wと高さHを有するものとする。
【0031】
これに対して、ウインドウ41は、その幅がw、高さがhであり、イメージデータ42の幅Wと高さHが、ウインドウ41の幅wと高さhより大きいものとする。この場合、イメージデータ42をウインドウ41に、その全部をそのまま表示することはできない。そこで、この実施の形態においては、例えばイメージデータ42の幅Wを、ウインドウ41の幅wに合わせる(調整する)処理が行われる。すなわち、イメージデータ42は、その幅および高さが全体的に、w/Wの圧縮率で圧縮される。
【0032】
さらにまた、このようにして、幅および高さ方向に全体的にw/Wに圧縮されたイメージデータ52が、さらに次のようにして高さ方向に圧縮される。すなわち、ウインドウ41の高さhは、イメージデータ52の高さH×(w/W)より小さいため、ウインドウ41の高さhの、例えば70%の高さa2の領域A2と、その上部の高さa1の領域A1、およびその下部の高さa3の領域A3とに、ウインドウ41が区分される。この区分に対応して、イメージデータ52にも、高さr2(=a2)の領域R2と、その上部の高さr1の領域R1、およびその下部の高さr3の領域R3とに区分される。
【0033】
そして、イメージデータ52の領域R2のデータは、ウインドウ41の領域A2に、そのまま(圧縮せずに)転送、表示される。これに対して、領域R1のデータは、領域A1に、縦方向に圧縮されて転送、表示され、また領域R3のデータは、領域A3に、縦方向に圧縮されて転送、表示される。領域A2の高さa2は、ウインドウ41の高さhの70%の値とされ、イメージデータ52の領域R2の高さr2は、a2と同一の値とされているので、領域A2は、文字が正しい比率(縦方向と横方向の比率)で表示される標準部とされるのに対して、領域A1とA3は、文字が縦方向に圧縮されて表示される圧縮部とされる。
【0034】
標準部の領域A2の位置は、カーソルで移動させることができるようになされている。図6と図7は、この関係を表している。すなわち、図6に示すように、表示バッファ13(従ってウインドウ41)のカーソル61の位置を中心として、上方向にKまでの範囲と、下方向にKまでの範囲が、標準部の領域A2とされ、その上部と下部の領域がA1またはA3とされる。従って、例えば、図6に示す状態から、カーソル61を下方に移動させると、図7に示すように、標準部の領域A2は、図6における位置より下方に移動する。その結果、領域A1の範囲は、図7における場合の方が図6における場合より拡大し、また、領域A3の範囲は、図6における場合より図7における場合の方が狭くなる。
【0035】
次に、図8のフローチャートを参照して、このような原理に基づく表示を実行するための処理の詳細を説明する。最初にステップS1において、画像の横方向の長さをウインドウの長さに対応させる処理が実行される。すなわち、図5を参照して説明したように、メインメモリ12に記憶されているイメージデータ42の1枚の画像の幅Wを、ウインドウ41の幅wに変換する処理が実行される。実際にはこの処理は、イメージ展開処理部19により行われる。すなわち、イメージ展開処理部19は、文書データ格納部18から読み出したビットマップデータの縦・横方向に、w/Wに圧縮してメインメモリ12に書き込む。
【0036】
次に、ステップS2において、CPU11は、メインメモリ12に記憶されている1枚の画像データの高さ(イメージデータ52の高さ)pagehと、表示バッファ13の高さ(ウインドウ41の高さ)dhとを比較する。
【0037】
すなわち、図8に示す処理を実行するに当たって、メインメモリ12のイメージデータと表示バッファ13のイメージデータの大きさは、図9に示すように記述される。すなわち、メインメモリ12のビットマップデータの高さは、pageh(図5におけるイメージデータ52の高さH×(w/W))とされ、上方の圧縮部の領域R1の高さがyofs(図5のr1)、標準部の領域R2の高さがlh(図5のr2(=a2))とされる。
【0038】
また、表示バッファ13の高さがdh(図5におけるウインドウ41の高さh)とされ、上方の圧縮部A1の高さがlofs(図5におけるa1)とされる。領域A2の高さは、表示バッファ13においてもlhである。
【0039】
ここで、圧縮対象領域である領域R1,R3の高さの和を、lm(=pageh−lh)、圧縮表示領域である領域A1,A3の高さの和をln(=dh−lh)とすると、領域R1とR3の圧縮率を均等にするために、領域A1の高さlofsを次式に設定する。
すなわち、高さ方向の圧縮率は、ln/lmとなる。
【0040】
図8に戻って、ステップS2において、pagehがdhと等しいか、それより小さいと判定された場合、メインメモリ12に記憶された1枚の画像データの高さpagehは、ウインドウ41の高さdhと等しいか、それより小さいことになる。従って、この場合においては、高さ方向に画像データを圧縮せずとも、1枚の画像データの全てをウインドウ41にそのまま表示させることが可能である。
【0041】
そこで、この場合においてはステップS3に進み、イメージデータ転送部20に対して、メインメモリ12から読み出すデータのy方向の座標syとして0を設定し、また、読み出す範囲(高さ)shとしてpagehを設定する。また、メインメモリ12から読み出したデータの表示バッファ13の転送先のy方向の座標dyとして0を設定する。
【0042】
図10は、以上の設定された状態を表している。すなわち、メインメモリ12の読み出し始点としては、(0,sy)が指定され、読み出す範囲としてのshとしては、pagehが指定される。そして、このデータを転送する転送先の表示バッファ13のアドレスとしては、その始点として、(0,dy)が指定される。従って、イメージデータ転送部20が、メインメモリ12の始点(0,sy)からpagehまでの範囲のデータを読み出し、表示バッファ13の始点(0,dy)から順次書き込むと、メインメモリ12に記憶されている1枚の画像のデータが、縦方向と横方向の圧縮率が等しい標準的な状態で全て書き込まれる。従って、ディスプレイ15のウインドウ41には、1枚の画像のデータが全て正しい状態で表示される。
【0043】
一方、ステップS2において、pagehがdhより大きいと判定された場合、1枚の画像の高さpagehがウインドウ41の高さdhより大きいことになる。従って、この場合においては、1枚の画像をそのままウインドウ41に正しい状態で全て表示することはできない。そこで、この場合ステップS4に進み、lastyofsに−1を初期設定する。このlastyofsは、直前の画像のyofs(図9)を表しており、このステップS4において−1を初期設定することにより、初めての画像であることを表すようにする。初めての画像であるか否かは、後述するステップS11において判定され、初めての画像である場合、ステップS12の処理が実行される。そして、その後、ステップS13に進み、lastyofsにyofs(0または正)が設定されるため、それ以降の画像との識別がなされるようになされている。
【0044】
次にステップS5に進み、ウインドウ41(表示バッファ13)上のカーソル61のy座標が読み取られ、その値がpyに設定される。なお、この場合における原点はウインドウ41の左上の角の点とされ、そこから水平に右方向にx軸がとられ、垂直に下方向にy軸がとられる。
【0045】
そして、ステップS6において、カーソル61のy座標pyが標準部A2の1/2の高さであるlh/2より小さいか否かが判定される。図11に示すように、カーソル61のy座標pyがlh/2より小さいとき、標準部の領域A2の表示位置を、それ以上上方に移動することはできない。そこで、この場合においては、ステップS7で、メインメモリ12の標準部の領域R2のy座標を規定するyofsを0に設定する。これにより、この場合においては、ウインドウ41には、標準部の領域A2の上方の圧縮部の領域A1は表示されず、標準部の領域A2とその下方の圧縮部の領域A3のみが表示されることになる。
【0046】
これに対して、ステップS6において、カーソル61のy座標pyが、lh/2と等しいか、それより大きいと判定された場合、ステップS8に進み、座標pyがdh−lh/2より大きいか否かが判定される。すなわち、図12に示すように、カーソル61のy座標pyが、ウインドウ41の下端から方のlh/2の位置よりさらに下方に位置しているとき、それ以上標準部の領域A2をウインドウ41の下方に移動することはできない。そこで、この場合においてはステップS9に進み、メインメモリ12の標準部の領域R2の始点としてのy座標を表すyofsにpageh−lhを設定する。
【0047】
これに対してステップS8において、座標pyが、dh−lh/2と等しいかそれより小さいと判定された場合、図13に示すように、標準部の領域A2を、さらに上方または下方に移動表示することが可能である。すなわち、この場合においては、標準部の領域A2の上方に圧縮部の領域A1が形成され、また、下方に圧縮部の領域A3が表示可能となる。そこで、この場合においてはステップS10に進み、メインメモリ12の標準部の領域R2のy座標の先頭としての座標yofsに次式で表す値を設定する。
yofs=(py−lh/2)×(lm/ln)
【0048】
ステップS7,S9またはS10の処理の次にステップS11に進み、lastyofsが0より小さいか否か、すなわち負であるか否かを判定する。初めてウインドウ41に画像を表示する場合、上述したように、ステップS4において、lastyofsに−1が設定されている。従って、この場合においてはステップS12に進み、ウインドウ41の全ての領域を作成する処理が実行される。すなわち、領域A1,領域A2,領域A3の全てを作成する処理が実行される。
【0049】
図14のフローチャートは、このステップS12の全領域作成指示処理の詳細を表している。最初に、ステップS31において、イメージデータ圧縮転送部21に、図15に示すように、メインメモリ12の読み出し元アドレスのy座標tyとして0を、また、読み出す範囲(高さ)thとしてyofsをセットする。このyofsは、上述したように、ステップS7,S9,S10のいずれかで設定されている。
【0050】
また、転送先の表示バッファ13(ウインドウ41)のy座標の最初のアドレスとしての座標uyに0を設定し、その範囲(高さ)uhとして、lofsを設定する。このlofsは、上述したように、次式より演算されるものである。
lofs=yofs×(dh−lh)/(pageh−lh)
【0051】
このような設定が行われた後、イメージデータ圧縮転送部21に作動が指示されると、図15に示すように、メインメモリ12のy座標ty(=0)からthの範囲の領域R1のデータが、縦方向に圧縮されて、表示バッファ13(ウインドウ41)のy座標uy(=0)からuhの範囲の領域A1に転送され、書き込まれる(表示される)。
【0052】
次にステップS32に進み、イメージデータ転送部20の読み出し元のメインメモリ12のy座標syとして、図16に示すようにyofsをセットし、読み出す範囲(高さ)shとして、lhをセットする。さらに、読み出し先の表示バッファ13のy座標dyとして、lofsをセットする。そして、イメージデータ転送部20に作動を指示すると、メインメモリ12のyofsのy座標からlhの範囲の領域R2のデータが、そのまま(圧縮されずに)表示バッファ13の領域A2に転送される。
【0053】
次にステップS33に進み、イメージデータ圧縮転送部21に対して、図17に示すように、読み出し元のメインメモリ12のy座標tyとして、yofs+lhを設定し、読み出す範囲(高さ)thとして、pageh−yofs−lhを設定する。さらに、読み出し先の表示バッファ13のy座標uyとして、lofs+lhを設定し、読み出し先の範囲(高さ)uhとして、dh−lofs−lhを設定する。そして、イメージデータ圧縮転送部21の作動を指示すると、メインメモリ12のy座標tyからthの範囲の領域R3のデータが、縦方向に圧縮されて、表示バッファ13のuyからuhの範囲に、領域A3のデータとして転送、記憶される。
【0054】
以上のようにして、領域A1,A2,A3の画像が表示バッファ13に書き込まれ、そしてこれがディスプレイ15のウインドウ41に表示される。
【0055】
図8に戻り、次にステップS13に進み、直前のyofsを表す変数としてのlastyofsに現在のyofsを設定する。そして、ステップS5に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0056】
このように、lastyofsにyofsが一度でも設定されると、yofsは0または正の整数であるため、ステップS11において、NOの判定が行われ、ステップS14に進む。ステップS14においては、直前のウインドウ41の標準部の領域A2のy座標を表すlastlofsを次式より演算する。
lastlofs=lastyofs×(ln/lm)
【0057】
すなわち、lastyofsに圧縮率ln/lmを乗算することで、lastlofsを求める。
【0058】
さらに、次式よりimgyを演算する。
imgy=yofs−lastyofs
【0059】
すなわち、このimgyは、現在のyofsと直前のyofsとしてのlastyofsとの差を表している。
【0060】
次にステップS15において、ステップS14で求めたimgyが0より大きいか否かが判定される。imgyは、現在のyofsと直前のyofsとしてのlastyofsとの差であるから、imgyが正であるということは、現在のyofsの方が直前のyofsとしてのlastyofsより大きいことを、すなわち、標準部の領域A2の表示位置を下方に移動表示する必要があることを意味する。そこで、この場合においてはステップS16に進み、下方移動時表示指示処理が実行される。この処理の詳細は、図18のフローチャートに示されている。
【0061】
最初にステップS41において、図19に示すように、領域コピー処理部22のコピー元のy座標csyとして、lastlofs+imgyをセットする。すなわち、ウインドウ41の直前の標準部の領域A2の先頭からimgyだけ下の位置が設定される。また、読み出す範囲の幅(高さ)chとして、lh−imgyが設定される。すなわち、直前の標準部の領域A2のimgyを除く範囲がchとして設定される。さらに、コピー先のy座標cdyとしてlofsが設定される。
【0062】
そして、領域コピー処理部22の作動が指示されると、表示バッファ13において、今までcsyからchの範囲に書き込まれていた標準部の領域A2の一部のデータが、cdyからchの範囲にそのまま移転コピーされる。
【0063】
次に、ステップS42に進み、イメージデータ圧縮転送部21の転送元座標tyとして、メインメモリ12のlastyofsを設定する。すなわち、前回の画像の領域R2の先頭の座標を設定する。また、転送範囲(高さ)thとして、imgyを設定する。すなわち、前回の標準部の領域R2の先頭の座標lastyofsから、今回の標準部の領域R2の先頭の座標yofsまでのimgyの範囲を転送範囲として設定する。
【0064】
また、転送先座標uyとして、表示バッファ13の前回の標準部の領域A2の先頭のy座標lastlofsを設定する。そして、転送する範囲(高さ)uhとして、lofs−lastlofsを設定する。すなわち、今回の圧縮部の領域の範囲はlofsの範囲であるが、そのうちのlastlofsまでの範囲は、前回の表示バッファ13にすでに圧縮されて存在している。従って今回は、lastlofsからlofsまでのuhの範囲(図19においてハッチングを施して示す領域A11)の範囲についてだけ、新たに画像を圧縮して記憶すれば良い。
【0065】
そこで、以上の設定を完了した後、イメージデータ圧縮転送部21の作動を指示すると、メインメモリ12のlastyofsからimgyの範囲の画像データが縦方向に圧縮されて、表示バッファ13のlastlofsからlofsまでのuhの範囲に転送され、領域A11の画像が完成する。
【0066】
さらに、ステップS43に進み、イメージデータ転送部20の転送元座標syとして、lastyofs+lhを設定する。すなわち、前回の標準部の領域R2の最後の座標を転送元の先頭の座標として設定する。また、転送元の範囲shとして、imgyを設定する。さらに、転送先座標dyとして、lofs+lh−imgyを設定する。
【0067】
そして、イメージデータ転送部20の作動を指示すると、図19に示すように、メインメモリ12のlastyofs+lhからimgyの範囲のデータが、表示バッファ13のlofs+lh−imgyからimgyの範囲にそのまま転送され、記憶される。これにより、図19において、ハッチングを施して示す領域A22の画像が完成する。
【0068】
このようにして、前回の標準部の一部の領域をそのままコピーすることで生成した領域A21と、新たに生成した領域A22とにより、今回の標準部の領域が形成される。今回の標準部の下側の圧縮部は、前回の圧縮部の領域A3の画像データの一部がそのまま利用される。
【0069】
このように、新たな画像を表示するとき、その都度メインメモリ12からデータを読み出し、処理するのではなく、表示バッファ13にすでに書き込まれていて、そのまま使用することができる画像データは、それを移動してそのまま用いるようにし、新たに処理する必要のある画像データだけを読み込み、処理するようにすることで、高速に新たな画像を更新表示させることが可能となる。また、標準部の画像データを最初に移動コピーするようにすることで、使用者が注目している画像を最も迅速に表示させることが可能となる。
【0070】
以上のようにして、カーソル61をポインティングデバイス16またはキーボード17のカーソルキー17Aを操作することで下方に移動したとき、1枚の画像データのより下方の画像が正しい比率の状態で表示されることになる。この場合、その上部の圧縮された領域が広がり、下方の圧縮された領域が狭くなることになる。
【0071】
図8に戻って、このようにステップS16の下方移動時表示指示処理が実行された後、ステップS13に進み、lastyofsにyofsを設定し、ステップS5に戻り、それ以降の処理を実行する。
【0072】
一方、ステップS15において、imgyが正ではないと判定された場合、ステップS17に進み、imgyが負であるか否かが判定される。imgyが負である場合、カーソル61が現在の位置より上方に移動されたことになるので、ステップS18に進み、上方移動時表示指示処理が実行される。この上方移動時表示指示処理の詳細は、図20のフローチャートに示されている。
【0073】
すなわち、この場合、ステップS51において、領域コピー処理部22に転送元座標csyとして、図21に示すように、lastlofsを設定する。すなわち、前回の表示バッファ13のlofsを設定する。そして、転送範囲chとして、lh+imgyを設定する。いまの場合、imgyは、負(−)であるため、転送範囲は、csyからlhの範囲のうち、下側のimgyの範囲を除く範囲となる。
【0074】
また、転送先座標cdyとして、lofs−imgyを設定する。上述したように、imgyは、いまの場合負であるため、図21に示すように、実際には、表示バッファ13の座標lofsからさらにimgyだけ下側の座標が転送先の先頭の座標となる。
【0075】
そこで、領域コピー処理部22の作動を指示すると、表示バッファ13のlastlofsからchの範囲の標準部の領域A2のデータが、表示バッファ13のcdyからchの範囲に移動コピーされる。これにより、標準部の領域A23の画像が生成される。
【0076】
次にステップS52に進み、イメージデータ転送部20に対して、転送元の座標syとして、図21に示すように、メインメモリ12のyofsを設定する。また、転送する範囲shとして、−imgyを設定する。いまの場合、imgyは負であるため、範囲shは正の範囲となる。さらに、転送先座標dyとしてlofsが設定される。
【0077】
そして、イメージデータ転送部20の作動が指示されると、メインメモリ12のyofsからimgyの範囲のデータが、表示バッファ13のlofsからimgyの範囲に転送される。これにより、標準部の上部の領域A24の画像が完成することになる。ステップS51で転送された領域A23とステップS52で転送された領域A24の画像により、標準部の画像が構成される。
【0078】
次に、ステップS53に進み、イメージデータ圧縮転送部21に対して転送元座標tyとして、yofs+lhを設定する。すなわち、今回の下側の圧縮部の領域R3のメインメモリ12の座標が設定される。また、転送範囲thとして−imgyが設定される。上述したように、いまの場合、imgyは負であるため、範囲thとしては、実質的に正の範囲が指定されることになる。
【0079】
さらに、転送先座標uyとして、lofs+lhが設定される。また、転送先の範囲uhとして、lastlofs−lofsが設定される。
【0080】
すなわち、転送先座標としては、標準部A23の最も下側の座標が設定され、そこからuhの範囲が指定される。
【0081】
そして、イメージデータ圧縮転送部21の作動が指示されると、メインメモリ12のyofs+lhからimgyの範囲のデータが、表示バッファ13のlofs+lhからuhの範囲に転送される。これにより、図21において、ハッチングを施して示す領域A31の圧縮部の画像が完成する。圧縮部の残りの画像は、前回の圧縮部A3の画像の一部がそのまま利用される。
【0082】
以上のようにして、図21に示すように、カーソル61の上方への移動に対応して、1枚の画像のうち、より上方の範囲が標準部の画像として表示される。その結果、上方の圧縮部の領域A1の範囲は、前回の場合より狭くなり、下方の圧縮部の領域A3の範囲は前回の場合より広くなる。
【0083】
この場合においても、図18におけるステップS41乃至S43における場合と同様に、標準部の移動コピーを先に実行するようにしているので、最も注目している画像が先に表示され、内容の確認が迅速に行えるようになる。また、メインメモリ12から読み込み処理するデータが少なくてすむので、迅速に表示を完了(更新)することができる。
【0084】
図8に戻って、ステップS18の処理が完了したとき、ステップS13に進み、lastyofsにyofsを設定し、ステップS5に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0085】
ステップS17でimgyが負ではないと判定された場合、結局、この場合imgyは0であるということになる。この場合、結局、表示位置を変更する必要がないので、特別の処理を行うことなく、ステップS13からステップS5に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0086】
以上のような処理を実行すると、例えば、図22に示す1枚(1ページ)の画像は、例えば図23に示すように表示される。図23においては、標準部が最も上方に位置する状態となされている(標準部の上方の圧縮部が存在しない状態とされている)。これに対して、カーソルキー17Aまたはポインティングデバイス16を操作して、カーソル61を下方に移動させると、表示状態は、図24に示すように変化する。この場合においては、標準部の上下に圧縮部が表示されている。
【0087】
この図23と図24を、図22と比較して明らかなように、いずれの場合も1枚の画像の全体が表示されている。また、カーソルを上下に移動することで、注目する画像を正しい比率の状態で見ることができる。さらに、圧縮部の画像も、その文字が大きければ、これを認識することができる。従って、この1枚の画像から、所定の情報を検索するような場合に、見落としが発生するような恐れが少なくなる。
【0088】
以上の実施の形態においては、イメージデータ42の横方向の幅Wをウインドウ41の幅wに合わせるようにして、垂直方向のみを圧縮するようにしたが、例えば図25に示すように、イメージデータ42の幅Wをウインドウ41の幅wに全体的に圧縮することをせず、イメージデータ42の幅WのうちのW1の範囲を横方向に圧縮してウインドウ41の領域B1に表示し、W2の範囲を圧縮せずに、そのまま領域B2に表示し、範囲W3の範囲を横方向に圧縮して領域B3に表示するようにしても良い。さらに、幅方向のみを圧縮するようにしてもよいことは勿論である。
【0089】
以上においては、ビットマップデータを表示するようにしたが、表示するデータはこれに限られるものではない。
【0090】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の画像表示制御装置および請求項9に記載の画像表示制御方法によれば、高速に新たな画像を更新表示させることができるので、注目する範囲を確実に観察しながら、全体の範囲における注目範囲を、迅速かつ確実に把握することができる。また、画像の全体が表示されるため、情報の見落としが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示制御装置を接続するネットワークを説明する図である。
【図2】本発明の画像表示制御装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図3】メニューの表示例を示す図である。
【図4】ホームページの表示例を示す図である。
【図5】本発明における表示の原理を説明する図である。
【図6】本発明におけるカーソルと表示範囲の関係を説明する図である。
【図7】本発明におけるカーソルを移動した場合における表示の原理を説明する図である。
【図8】図1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8の処理における変数を説明する図である。
【図10】図8のステップS3における処理を説明する図である。
【図11】図8のステップS7における処理を説明する図である。
【図12】図8のステップS9の処理を説明する図である。
【図13】図8のステップS10の処理を説明する図である。
【図14】図8のステップS12の詳細を説明するフローチャートである。
【図15】図14のステップS31の処理を説明する図である。
【図16】図14のステップS32における処理を説明する図である。
【図17】図14のステップS33における処理を説明するフローチャートである。
【図18】図8のステップS16における処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図19】図18の処理を説明する図である。
【図20】図8のステップS18の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図21】図20の処理を説明する図である。
【図22】オリジナルの画像を説明する図である。
【図23】図21の画像をウインドウに表示した状態を示す図である。
【図24】図21の画像をウインドウに表示した状態を示す図である。
【図25】本発明の他の表示の原理を説明する図である。
【図26】イメージデータの範囲と表示の範囲を説明する図である。
【図27】従来の表示例の原理を示す図である。
【図28】従来の表示例を示す図である。
【符号の説明】
11 CPU,12 メインメモリ,13 表示バッファ,14 ビデオ信号発生部,15 ディスプレイ,16 ポインティングデバイス,17 キーボード,17A カーソルキー,18 文書データ格納部,19 イメージ展開処理部,20 イメージデータ転送部,21 イメージデータ圧縮転送部,23 ネットワークインタフェース
Claims (9)
- 所定の大きさの1枚の画像のウインドウへの表示を制御する画像表示制御装置において、
前記1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、前記ウインドウの対応する方向の長さとを比較する比較手段と、
前記1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、前記ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、前記1枚の画像のデータをメモリから読み出して、前記1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、前記ウインドウの長さに対応させる処理を行う圧縮手段と、
前記圧縮手段により一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない前記1枚の画像のデータを格納する表示バッファと、
前記表示バッファに格納された前記1枚の画像のデータを出力する出力手段と
を備え、
前記1枚の画像の前記圧縮しない範囲を変更して前記1枚の画像を更新表示する場合、全体の長さを前記ウインドウの長さに対応させる処理を行う前記圧縮手段は、更新表示する前記1枚の画像のうち、前記表示バッファに格納されている前記1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、前記表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータを前記メモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータを前記メモリから読み出して圧縮することで、前記全体の長さを、前記ウインドウの長さに対応させる処理を行う
ことを特徴とする画像表示制御装置。 - 前記1枚の画像の前記圧縮しない範囲を変更して前記1枚の画像を更新表示する場合、前記圧縮手段は、更新表示する前記1枚の画像のうち、前記表示バッファに格納されている前記1枚の画像のデータと同一の圧縮率で表示する部分の一部については、前記表示バッファに格納されている前記1枚の画像のデータのうち、圧縮されていない部分の一部のデータをそのまま前記表示バッファの他の領域に移動させて用いる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。 - 前記圧縮手段により圧縮されない範囲を指定する指定手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。 - 前記圧縮手段は、前記指定手段により指定された位置を中心として、その中心から所定の範囲を圧縮しない範囲とする
ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示制御装置。 - 前記指定手段は、カーソルで前記中心を指定する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像表示制御装置。 - 前記1枚の画像を、その一部を圧縮しない方向において、全体的に圧縮し、前記1枚の画像の長さを、その方向の前記ウインドウの長さに対応するように調整する調整手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。 - 前記圧縮手段は、前記1枚の画像の一部を一定の圧縮率で圧縮する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。 - 前記圧縮手段は、前記1枚の画像の、その一部を圧縮する方向の長さをpageh、圧縮しない範囲の長さをlh、前記ウインドウの対応する長さをdhとするとき、前記画像の一部を、(dh−lh)/(pageh−lh)の比率で圧縮する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示制御装置。 - 所定の大きさの1枚の画像のウインドウへの表示を制御する画像表示制御方法において、
前記1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さと、前記ウインドウの対応する方向の長さとを比較し、
前記1枚の画像の縦方向と横方向のうち、少なくとも1つの方向の長さが、前記ウインドウの対応する方向の長さより長いとき、前記1枚の画像のデータをメモリから読み出して、前記1枚の画像の一部をその方向において圧縮し、残りの部分を圧縮しないで、全体の長さを、前記ウインドウの長さに対応させる処理を行い、
一部が圧縮され、かつ、残りの部分が圧縮されていない前記1枚の画像のデータを表示バッファに格納し、
前記表示バッファから、前記1枚の画像のデータを出力して、前記ウインドウに前記1枚の画像の全体を表示させ、
前記1枚の画像の前記圧縮しない範囲を変更して前記1枚の画像を更新表示する場合、更新表示する前記1枚の画像のうち、前記表示バッファに格納されている前記1枚の画像のデータと同一の圧縮率で圧縮して表示する部分および圧縮しないで表示する部分については、前記表示バッファに格納されている画像のデータをそのまま用い、それまで圧縮されていた部分で圧縮しないで表示する部分については、その部分のデータを前記メモリから読み出すが圧縮せず、それまで圧縮されていなかった部分で圧縮して表示する部分については、その部分のデータを前記メモリから読み出して圧縮することで、前記全体の長さを、前記ウインドウの長さに対応させる処理を行う
ことを特徴とする画像表示制御方法。
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