JP4382007B2 - ピストンリングの切出し装置 - Google Patents
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Description
このため、複数枚が積層されたリングを下方から一枚づつ切出す装置として、案内ロッドに嵌合し積層されるリングのうち、最下端より一本上のリングを逃がし手で係止しておき、最下端のリングに向けて上方からエアを吹付けることにより案内ロッドの下方で待機する移送板上に切り出すような技術が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
この際、例えば最上段のリングをマガジンの上端部ぎりぎりの位置まで上昇させ、この位置を切出し位置とした後、最上段のリングと次段のリングとの間に縁切り部材を挿入した後、軸周りに回転させて最上段のリングを切出せば、最上段のリングだけの切出しが確実に行われ、二枚が一緒に切出されるような不具合がない。
また、縁切り部材の先端部に、回転時に最上段のリングだけを持ち上げ、次段より下方のリングには負荷を与えないような切欠き部を設けることにより、より円滑に切出すことができる。
ここで図1は本発明に係る切出し装置全体の概要を示す平面図、図2は図1を拡大した正面図、図3はマガジンの説明図、図4は昇降手段の説明図、図5は縁切り機構を拡大した平面図、図6は縁切り部材の拡大図、図7は縁切り機構の正面図、図8は図5のA−A線断面図、図9はピストンとピストンリングの分解斜視図、図10はピストンとピストンリングの組付け状態を示す説明図、図11はピストンリングの組付方法を示す説明図である。
図9及び図10に示すように、ピストンPには、トップリングr1を嵌装せしめるためのトップ溝m1と、セカンドリングr2を嵌装せしめるためのセカンド溝m2と、オイルリングr3や上下一対のサイドリングr4を嵌装せしめるためのボトム溝m3が形成されており、各リングr1〜r4には切れ目が形成されて所定範囲内で径の拡大、収縮が自在にされている。なお、本明細書では、これらトップリングr1、セカンドリングr2、オイルリングr3、サイドリングr4を総称してリングrと称する。
本切出し装置1は、図1、図2に示すように、上部側にピストンP挿入用の中空部2hを有するマガジン2と、このマガジン2の外周部に嵌合した状態で積層されるリングrを所定ストロークごと上昇させる後述の上昇手段3(図4)と、最上段のリングrを所定の切出し位置にセットするための一対の光センサ4と、最上段のリングrを切出し位置にセットした後、最上段のリングrと次段のリングrとの間に縁切り部材6を挿入するための縁切り機構5を備えており、前記マガジン2の上端部付近には、図3に示すように、上方に向けて径が広がるテーパ部2t(図3)が設けられ、切出し位置におけるリングrの径を拡大させる拡径手段として構成されている。
また、中空部2hを形成するマガジン2の上端壁部には、直径方向に対面する一対の切欠部7が設けられ、前記一対の光センサ4は、これら切欠部7を結ぶ直線の延長線上に配設されている。そして、この光センサ4は、エリアセンサであり、切欠部7を通して一方側の光センサ4から送信される光量を他方側の光センサ4で検知できるようにされている。そして、下方からリングrが上昇して切欠部7を覆うようになると、切欠部7を通過する光が遮られるため、受信する光量の関係から最上段のリングrの位置が算出できるようにされている。
なお、このリングrを上昇させる際の上昇速度制御は、前記光センサ4によって最上段のリングrが切欠部7に差し掛かったことが検知されると、それまでの上昇速度を緩めてゆっくり上昇させるよう制御し、最上段のリングrの僅かな厚み分がマガジン2上に突出した時点(これを切出し位置という。)で上昇を停止させるよう制御するようにしている。
また、前記移動板13上には、縁切り部材6を軸周りに回転させることのできる回転手段としての回転機構16が設けられている。
また、縁切り部材6の先端部には、図5に示すように、薄板平板状の片側が部分的に切り落とされた切欠き部6kが設けられており、この切欠き部6kは、縁切り部材6先端の平面部を水平にして切出し位置の最上段のリングrと次段のリングrとの間に挿入した後、縁切り部材6を軸周りに回転させると、最上段のリングrだけを持ち上げ、次段より下方のリングrには負荷がかからないような形態にされている。
すなわち、図6の拡大図に示すように、縁切り部材6の回転軸jを中心にして切欠き部6kが下方に向くように回転させると、切欠き部6k以外の先端部分で上方のリングrだけを上方に押上げ、切欠き部6kの箇所は、下方のリングrに何ら押圧力を加えることがないようにされている。
まず、マガジン2に積層したリングrを上昇手段3で上昇させつつ光センサ4でモニターし、図11(a)に示すように、最上段のリングrが切欠部7に差し掛かった時点で、それまでの上昇速度を緩めてゆっくり上昇させる。そして、(b)に示すように、最上段のリングrがマガジン2の上端部に到達し、僅かな厚み分がマガジン2上に突出した時点でサーボモータ11を停止させる。最上段のリングrのこの位置が切出し位置である。
そして、挿入が終えると、回転機構16のシリンダ18が作動してラックバー21、ピニオンギヤ24の作用によって縁切り部材6が軸周りに回転し、切出し位置の最上段のリングrを上方に押上げる。すると、(e)に示すように、最上段のリングrはマガジン2の上端を外れて縮径しながら切出され、所定の隙間に嵌合する。すなわち、自動的に組付けが完了する。
以上のような要領により、複雑な制御も必要なく、確実に一枚だけを切出すことができる。
Claims (1)
- マガジンに積層されるピストンリングをマガジン上端部の切出し位置から一枚づつ切出す切出し装置であって、積層されるピストンリングを切出し位置まで所定ストロークづつ上昇させることのできる上昇手段と、少なくとも切出し位置において最上段のリング径を拡径させることのできる拡径手段と、切出し位置において最上段のリングと次段のリングとの間に挿入可能で先端部には回転時に最上段のリングだけを持ち上げ、次段より下方のリングには負荷を与えないような切欠き部が設けられた縁切り部材と、縁切り部材を縁切り部材の進行方向を回転軸とした軸周りに回転させることのできる回転手段を備え、前記縁切り部材を、最上段のリングと次段のリングとの間に挿入した後、軸周りに回転させることにより最上段のリングを切出すようにしたことを特徴とするピストンリングの切出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005115554A JP4382007B2 (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | ピストンリングの切出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005115554A JP4382007B2 (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | ピストンリングの切出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006289572A JP2006289572A (ja) | 2006-10-26 |
| JP4382007B2 true JP4382007B2 (ja) | 2009-12-09 |
Family
ID=37410710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2005115554A Expired - Fee Related JP4382007B2 (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | ピストンリングの切出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4382007B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017057181A1 (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Kyb株式会社 | シール部材取出し装置 |
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2005
- 2005-04-13 JP JP2005115554A patent/JP4382007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017057181A1 (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Kyb株式会社 | シール部材取出し装置 |
| US10702959B2 (en) | 2015-09-29 | 2020-07-07 | Kyb Corporation | Seal member taking-out device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2006289572A (ja) | 2006-10-26 |
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