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JP4382822B2 - 筒形防振装置 - Google Patents
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Description

この発明は、サブフレームマウント等に好適な筒形防振装置に関する。
筒形防振装置の一例としてサブフレームマウントがある。このサブフレームマウントは、外筒がスリットにより左右分割されており、サブフレームへの取付時にスリットを狭くして外筒を縮径することにより内外筒間で弾性体を圧縮するようになっている。また、外筒及び内筒からそれぞれ相手側に向かって径方向へ突出する突部を内筒の軸方向にて隔てて設け、取付時に各突部先端で弾性体を圧縮することにより軸直交方向のバネを大きくし、かつ一対の突部間に挟まれた弾性体のせん断作用により軸方向のバネを大きくしたものもある。
特開平1−126447号公報
内筒の軸方向は主たる荷重の入力方向に相当するため、この方向のバネを大きくする必要があり、この方向のバネは内筒の軸方向に隔てられた一対の突部間における弾性体のボリュームにより影響される。このボリュームを大きくするには突部先端の間隔を狭くする必要があるが、これをあまり狭くすると軸直交方向におけるバネが大きくなり過ぎる。そこで、この間隔をある程度大きくしなければならないが、このようにすると突部間における弾性体のボリュームが少なくなるため、軸方向のバネが希望する程度よりも小さくなり、この部分のバネだけで軸方向の変位を規制できず、図3中に仮想線で示すようなストッパ4Aを弾性体の表面から軸方向へ突出させて変位を規制する必要があった。しかし、このようなストッパ4Aは装置の軸方向寸法を拡大するものであるから、機種によってはレイアウトが困難になる場合がある。
また、ストッパ4Aが存在すると、ストッパ4A自体のバネが高いため、アイドル運転時にストッパ4Aがエンジン側へ当接した状態にあると、車体側へ微振動が伝達することがあるので、このような振動を遮断することも求められていた。
そこで本願は、このようなストッパを省略できる程度の大きなバネを形成でき、しかも軸方向と軸直交方向のバネ比コントロールの自由度を大きくでき、かつ防振性能をより向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため本願の筒形防振装置に係る請求項1の発明は、内筒と外筒を内外に配置して弾性体で相互に連結し、外筒は取付時に縮径するように予め周方向に分断されており、かつ内外筒間には一方側から他方側へ所定間隙を有して突出する突部が内筒の軸方向に間隔をもって一対で設けられ、前記外筒の縮径時に前記所定間隙を狭めることにより弾性体を圧縮するようにした筒形防振装置において、
前記内筒の軸線と直交する断面内にて、前記外筒内周面の曲率半径を対面する前記内筒外周面の曲率半径よりも小さくし、内外筒間の間隔が外筒の周方向端部に向かって次第に狭くなるようにするとともに、これら曲率半径を異にして対面する前記外筒と内筒の部位間に、前記突部の前記内筒又は外筒と所定間隙をなす先端を配置し、この突部の先端を前記外筒内周面と同心円弧状とし、かつ突部先端の曲率半径を、前記内筒外周面の前記外筒内周面よりも大きな前記曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記外筒が前記内筒の軸線を挟んで対向する2ケ所で分断された半割体からなることを特徴とする。
請求項3の発明は上記請求項1又は2において、前記突部が外筒と一体に形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内筒の軸線と直交する断面内にて、外筒内周面の曲率半径が対面する内筒外周面の曲率半径より小さくなっているので、内外筒間の間隔が外筒の周方向端部に向かって次第に狭くなるようになっている。そこで拡径状態の外筒を縮径すると、圧縮された弾性体が外筒の周方向両端から逃げにくくなる。しかも軸方向における突部の先端により弾性体が圧縮されるから軸方向への逃げも減少する。このため、一対の突部間における弾性体の圧縮充填量が大きくなり、軸方向のバネを大きくできるため、弾性体表面から軸方向へ突出するストッパを省略可能になり、このストッパを設けることにより生じていた装置の軸方向寸法拡大を阻止して装置を小型軽量化できる。このため、軸方向寸法が制約された場所にも取付可能になるので、レイアウトの自由度が大きくなる。しかも、軸方向と軸直交方向のバネをそれぞれを比較的自由に設定できるようになるので、これら軸方向及び軸直交方向におけるバネ比のコントロールの自由度も増大する。
また、従来のようなストッパを省略できたので、アイドル運転時にストッパを介して微振動が車体側へ伝達することを阻止できるため防振性能をより向上させることができる。
請求項2の発明によれば、外筒が内筒の軸線を挟んで対向する2ケ所で分断された半割体とすることにより、軸方向をZ、対向する分断部間を結ぶ直線の方向をY、このY及びZと直交する方向をXとするとき、一対をなす外筒の半割体をX方向へ対向配置することにより、直交する3軸をなすX・Y・Z各方向におけるバネを容易に設定できる。
請求項3の発明によれば、突部が分割構造をなす外筒と一体に形成されているので、外筒の外周面側と内周面側とを形成する割型で形成できるから、形成が容易になる。
以下、図面に基づいてサブフレームマウントとして構成された一実施例を説明する。図1はサブフレームマウント1の側面図、図2はその平面図である。これらの図に示すように、サブフレームマウント1は外筒2と、その内側へ略同心で配置された内筒3と、これらの間を連結する防振ゴム4とから構成される。防振ゴム4は振動吸収の主体部であり、弾性体の一例として公知のゴムから構成されている。外筒2及び内筒3は、金属又は樹脂からなる適宜材料を用いて、鋳造等の適宜方法により形成される。
外筒2は車体側のサブフレーム5に設けられた取付穴6へ押し込むことにより取付けられる。7は外筒2の一端部に設けられたフランジであり、取付穴6の周囲へ重なる。内筒3には軸方向の貫通穴8が設けられ、ここへ通したボルト等の取付軸9を介して図示省略のエンジン側等へ連結されている。
外筒2は直径方向で2分割された半割体20(後述の図5・6参照)を防振ゴム4で連結一体化したものである。図2に示すように、分割部はスリット10をなし、取付時に狭められる。図2におけるスリット10は狭められた状態を示す(図1・図3及び図4も同様)。まだ狭められずに開いた状態にあるスリット10を挟んで一対の半割体20を向かい合わせにしたときの外筒2は平面視が略楕円形をなす。図中に仮想線で示すフランジ7の輪郭がこのときの外形に相当している。この状態を外筒2の拡径状態とし、この状態における両半割体20が内接する想定円の半径を拡大径ということとする。
防振ゴム4の側面にも、スリット10に連続して内筒3側へ入り込むスリット11が形成される。サブフレーム5への取付前状態では仮想線で示すように、比較的大きな所定の当初間隔w1を形成している。当初間隔w1を狭めることによって拡大径を縮径しながらサブフレーム5の取付穴6へ外筒2を押し込んで取付けることができる。この取付後の狭い間隔をw2とする。図1及び図2の実線で示す状態は縮径状態である。
なお、直交する3軸をX・Y・Zとし、図1に示すように、Z軸を内筒3の軸線と平行のものとする。また図2に示すように、スリット10、11はそれぞれ内筒3の中心C0(軸線Z上にある)を挟んで対向配置され、対向するスリット10間を結んでC0を通る軸線をYとし、これに直交してC0を通る軸線をXとする。以下の説明においては、X・Y・Z各軸線と平行する方向を単にX・Y・Z方向という場合がある。また図1及び図2に示す状態は使用状態に対応し、Z方向が上下方向、X方向が前後方向、Y方向が左右方向となる。
図3は、図2の3−3線断面図であり、外筒2の内面には中心方向へ突出する突部12が一体に形成されている。突部12は内筒3の中心軸に一致するZ軸方向、すなわち図の上下方向にて所定間隔aを隔てて対向する一対の円弧状壁部として形成されている。各突部12は径方向内方へ突出し、その先端13は内筒3の外周面との間に間隔bを形成している。突部12の先端13と対面する内筒3の外周面との間には、取付時に防振ゴム4の一部が先端13で圧縮される圧縮部14が形成される。
図の上下方向における一対の突部12間には、防振ゴム4の一部が充填された囲い込み部15をなしている。防振ゴム4はゴムバネとして機能し、ボリュームや圧縮程度等により自ずから定まるバネ定数を有する。圧縮部14と囲い込み部15における防振ゴムの圧縮量及びボリュームが異なり、その結果、異なるバネ定数のバネを生じる。
圧縮部14はX軸方向におけるバネ、すなわちX方向のバネの大きさに主として関与する。なお、圧縮部14のY軸方向におけるバネ、すなわちY方向のバネの大きさはスリット11が存在するために著しく小さくなるが、これにもある程度関与している。囲い込み部15はZ軸方向におけるバネ、すなわちZ方向のバネの大きさに関与する。また、上下の突部12の間隔aは囲い込み部15における防振ゴムのボリュームに影響を与えるので、必要なバネの大きさに応じて任意に設定される。
図4は、図3の4−4線断面である。内筒3の外周面は、楕円の長径方向両端部をストレートにカットした形状に相当する略楕円状をなし、長径側をスリット10,11に向けてY軸方向と平行に配置し、短径側をX軸方向と平行に配置する。図はスリット10、11を縮径して取付けた状態(取付後状態)を示す。
図中左側の外筒2において、外筒2及び突部12は同心円弧状をなし、各曲率半径R1、R2の中心C1は、内筒3の中心C0から若干X方向へずれて位置する。各曲率半径R1、R2は、内筒3の対向部分における曲率半径R3よりもそれぞれ小さくなっている。図中右側の外筒2も同様である。なお外筒2及び突部12及びこれに対向する内筒3の外周部はそれぞれ、曲率半径R1、R2及びR3のアールをなしている。
図の取付後状態では、外筒2及び突部12は内筒3の中心C0に向かってX方向へ移動しており、外筒2及び突部12の中心C1は内筒3の中心C0から若干ずれているが極めて接近した位置にあるから、X軸上において、外筒2の内面及び突部12の先端13の各周方向中間点P,Qは、内筒3の外表面における周方向の中間点Sから最も離れた位置にあり、突部12の先端13と内筒3の外表面との間隔bは点QS間が最大となり、周方向端部のスリット10に向かって次第に減少する。また、Y軸方向では外方に向かって間隔が狭くなるように変化する。
この間隔bはサブフレームマウント1の取付前後で変化し、同様にスリット10、11の幅も変化する。すなわち、スリット10及び11は仮想線で示す当初の最も開いたスリット幅である当初間隔w1から、実線で示す取付後の最も狭くなったスリット幅w2の間で変化する。
図5は外筒2を構成する半割体20の片側をZ軸回りに図4の状態と90度回転させた状態の平面図、図6はその内周面側を示す図である。突部12は段差状をなし、半割体20の軸方向両端より内側へ引き込んだ位置に形成され(図6参照)、周方向両端16は、半割体20における略半円状をなす側壁21の周方向端部22よりも周方向内側へ引き込んでおり(図5参照)、例えば、140度程度の開き角度で形成されている。この開き角度は必要とするバネ値に応じて任意に設定できる。側壁21の内周面及び突部12の先端13はそれぞれ中心C1からの半径がR1及びR2であり同心円状に配置される。このような半割体20は内周側及び外周側へ分割された割型(図示省略)により突部12を一体にした状態で容易に形成できる。
次に、本実施例の作用を説明する。図7は、サブフレームマウント1をサブフレーム5へ取付ける状態を縦断面で示し、Aは取付前、Bは取付後を示す。Aにおいて、外筒2は取付前の拡大径D1の状態にあり、取付穴6の内径D0より大きい(D1>D0)。このとき、先端13と内筒3の間は取付前間隔b1をなす。
この状態で外筒2の先端を取付穴6内へ入れ、サブフレームマウント1を押し込むと、外筒2及び防振ゴム4はスリット10,11を狭めて外径を内径D0まで縮径して取付穴6内へ押し込まれ、外筒2の側壁が取付穴6の周囲へ防振ゴム4の反発力で密に押しつけられて固定され、Bに示す取付状態となる。
Bの取付状態では、外筒2の取付後における外径が取付穴6の内径D0と一致する。このとき、先端13と内筒3の間隔は縮小された取付後間隔b2をなし、圧縮部14が形成される。この圧縮部14は、圧縮量(b1−b2)にて圧縮された防振ゴム4によりX方向におけるバネを大きくする。また、軸方向Zにおいて一対をなす突部12間の囲い込み部15内へも内筒3側から防振ゴムの一部が押し込まれて圧縮され、この囲い込み部15において圧縮された防振ゴム4により、Z方向におけるバネを大きくする。
図8は、この取付時の前後における状態を横断面で示し、図の左側におけるAが取付前の状態、図の右側におけるBが取付後の状態である。この図に明らかなように、取付前では、外筒2における突部12の先端13と内筒3の外周面間における取付前間隔b1が大きくなっており、囲い込み部15のボリュームは、圧縮前におけるV1から圧縮後のV2へと、大から小へ変化する。
このボリューム変化は一対の半割体20が、スリット10の幅をw1からw2へ減少させるようにそれぞれ中心方向へ移動して互いの間隔を小さくすることによって生じる大きなものであり、減少したボリューム(V1−V2)に相当する防振ゴム4は、圧縮部14及び囲い込み部15内へ圧縮して充填されることになる。
図の左側に示すように、当初状態は外筒2及び突部12の各曲率半径R1、R2の中心C1は内筒3の中心C0からずれた位置にあるから、X軸上において、外筒2の内面及び突部12の先端13の各周方向中間点P,Qは、内筒3の外表面における周方向の中間点Sから最も離れた位置にあり、突部12の先端13と内筒3の外表面との取付前状態における間隔である取付前間隔b1は点QS間が最大となる。
一方、図の右半分側に示すように、圧縮後においては、各外筒2がX軸方向に沿って内方へ移動し、R1の中心C1が内筒3の中心C0へ略一致する程度に変化することにより、点QS間の間隔が大きく減少した取付後間隔b2となる(b1>b2)。
このように防振ゴム4がボリュームV1からV2へ圧縮されることにより、囲い込み部15内における防振ゴム4のバネは大きくなる。そのうえ、このバネは囲い込み部15に充填圧縮される防振ゴムのボリュームにより決定され、圧縮部14の圧縮量とは独立して設定できる。さらに、図3のように軸方向における一対の突部12間の間隔aを調節することにより、軸方向の変位量を自由に設定でき、必要なストロークを確保できる。
また、Z方向のバネをより大きくすることが容易になるため、図3において防振ゴム4の上端部表面からZ軸方向(図の上方)へ突出するストッパ4Aを省略可能になり、軸方向寸法が制約された場所にも取付可能になるので、装置全体の軸方向寸法を短くして軽量小型化でき、その結果、レイアウトの自由度が大きくなる。しかも、Z方向のバネとX方向のバネをそれぞれを比較的自由に設定できるようになるので、これらZ方向及びX方向のバネ比コントロールにおける自由度も増大する。
そのうえ、外筒2の内面と内筒3の外周面間における間隔は中間部のPS間において最大であり、突部12の周方向端部16へ向かって次第に狭くなるように構成され、また囲い込み部15における防振ゴムのうち内筒3近傍部分も上下から突部12の先端13によって狭められているから、圧縮時に防振ゴム4が周囲へ逃げにくくなり、防振ゴム4はスリット10及び11側から中間部(図8の点Q方向)へ向かって送り込まれ、より多くの防振ゴム4が囲い込み部15内へ押し込まれるので、より大きなバネの形成に寄与する。
図3の取付後状態において、上下方向、すなわちZ軸方向に荷重が入力すると、囲い込み部15はせん断を主体にした大きなバネを発生する。Z軸方向は主たる荷重の入力方向であり、本来的に大きなバネを要求されているが、囲い込み部15へ大量の防振ゴム4を圧縮充填できるため、十分に大きなバネを形成できる。そのうえ、上下の突部12の間隔aを十分に大きくすることにより、Z方向の大きな変位を可能にする。
一方、X軸方向に荷重が入力すると圧縮部14における圧縮を主体とする変形時のバネにより吸収する。このとき圧縮部14は、予め比較的大きな圧縮量(b1−b2)で圧縮しておくことにより、このバネを十分に大きくしておくことができる。ただし、取付後間隔b2が比較的小さいので、X方向において許容される変位量は少なくなる。なお、Y方向の荷重入力に対しては最も小さなバネで対応する(図4参照)。
そのうえ、Z方向においては一対の突部12間における間隔aの大きさを調節し、X方向においては突部12の先端13と内筒3とのの間隔bを調整することにより、それぞれのバネの大きさを自由に変化させることができる。その結果、XとZ方向における各バネの比であるバネ比コントロールが容易になる。
また、図3及び図4に示すように、外筒2が180度間隔で2ケ所のスリット10により分断された一対の半割体20をX方向へ対向配置することにより、直交する3軸方向において、それぞれ異なるX・Y・Z各方向におけるバネを所望の値でかつ容易に設定できる。
しかも、突部12が分割構造をなす外筒2の各半割体20と一体に形成されているので、半割体20の外周面と内周面側とを形成する比較的単純な割型で形成できるから、形成が容易になる。また、左右の半割体20は左右共通に使用できるので、金型及び部品点数を削減できコストダウンが可能になる。
また、従来のようなストッパ4Aを省略できたので、アイドル運転時にストッパ4Aを介して微振動が伝達することを阻止でき、その結果、防振性能をより向上させることができる。
図9は別実施例に係る半割体20を示す。図9のA、Bはそれぞれ半割体の正面図及び斜視図である。本実施例では、半割体20の段部12の中間部に分離溝30を設け、この分離溝30を挟んで段部12を二つに分けて分割段部12a、12bとした。上下段の段部12に対して分離溝30は同じ位置に形成される。なお段部12の段数は3段以上の多段としても良い。このようにすると、バネ比設定の自由度が大きくなり、かつ段部12間に対する防振ゴム4の押し込みが容易になる。
図10は図9のさらに別の実施例を示し、図中のAは正面図、Bは斜視図である。上から1段目と3段目の段部12は図9と同様構造である。2段、4段目は分離溝30の部分を塞ぐよう、小型段部12cとした。小型段部12cは分割段部12a,12bの各分離溝30に臨む端部から各周方向長さの半分程度まで重なるように設定される。なお、小型段部12cと分割段部12a,12bに対する重なり程度及び段数は任意である。このようにすれば、さらにバネ比設定の自由度が大きくなり、かつ段部12間に対する防振ゴム4の押し込みが容易になる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、突部12は内筒3側から外筒2側へ向けて突出させてもよく、外筒2及び内筒3から交互に逆方向へ突出させてもよい。また、外筒2の分割は2分割のみならず3分割以上の複数分割が任意に可能であり、分割数によりバネの異なる方向を変化させることができる。また、内筒3の外周を楕円等の非円形とし、段部12に対面する部分のRを段部12より大きくすることにより異ならせることもできる。さらに、図1の実施例、及び図9並びに図10の各実施例における段部12の径方向突出量は互いに異ならせることもできる。また、サブフレームマウント以外の例えばサスペンションブッシュ等、公知の各種筒型防振装置に適用可能である。

サブフレームマウントの側面図 サブフレームマウントの平面図 図2の3−3線断面図 図3の4−4線断面図 半割体の平面図 その内側を示す図 組み付けの前後を示す縦断面図 組み付けの前後を示す横断面図 別実施例に係る半割体の正面図及び斜視図 さらに別実施例に係る半割体の正面図及び斜視図
符号の説明
1:サブフレームマウント、2:外筒、3:内筒、4:防振ゴム、12:突部、13:先端、14:圧縮部、15:囲い込み部、20:半割体

Claims (3)

  1. 内筒と外筒を内外に配置して弾性体で相互に連結し、外筒は取付時に縮径するように予め周方向に分断されており、かつ内外筒間には一方側から他方側へ所定間隙を有して突出する突部が内筒の軸方向に間隔をもって一対で設けられ、前記外筒の縮径時に前記所定間隙を狭めることにより弾性体を圧縮するようにした筒形防振装置において、
    前記内筒の軸線と直交する断面内にて、
    前記外筒内周面の曲率半径を対面する前記内筒外周面の曲率半径よりも小さくし、
    内外筒間の間隔が外筒の周方向端部に向かって次第に狭くなるようにするとともに、これら曲率半径を異にして対面する前記外筒と内筒の部位間に、前記突部の前記内筒又は外筒と所定間隙をなす先端を配置し、この突部の先端を前記外筒内周面と同心円弧状とし、かつ突部先端の曲率半径を、前記内筒外周面の前記外筒内周面よりも大きな前記曲率半径よりも小さくしたことを特徴とする筒形防振装置。
  2. 前記外筒は前記内筒の軸線を挟んで対向する2ケ所で分断された半割体からなることを特徴とする請求項1に記載した筒形防振装置。
  3. 前記突部は外筒と一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載した筒形防振装置。
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