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JP4389959B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置 - Google Patents
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JP4389959B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置に関する。
図31に、固体撮像装置の単位画素100の構成の一例を示す。本例のように、光電変換素子101で光電変換された信号電荷を転送する転送トランジスタ102を有する単位画素100では、画素の浮遊拡散容量(FD;Floating Diffusion)106に転送できる最大蓄積電荷量Qfd.maxを、受光部である光電変換素子101の最大蓄積電荷量Qpd.maxよりも十分に大きくすることで、光電変換素子101での電荷残留をなくし完全転送を実現している。
このようにして、光電変換素子101で光電変換された信号電荷について、完全転送を実現することで、画像撮影時の残像を防ぎ、また入射光の輝度とセンサ出力信号の良好な線形性を実現することができる。因みに、本例に係る単位画素100は、転送トランジスタ102に加えて、リセットトランジスタ103、増幅トランジスタ104および画素選択トランジスタ105を有する構成となっている。
しかし、図31に示す単位画素100では、下記の問題点が挙げられる。
(1)浮遊拡散容量106の最大蓄積電荷量Qfd.maxが光電変換素子101の最大蓄積電荷量Qpd.maxを上回っている必要があるため、電荷電圧変換効率を高めるための浮遊拡散容量106を小さくすることに制限がある。
(2)同様の理由から、浮遊拡散容量106のリセット電圧として用いられる電源電圧Vddが下がると浮遊拡散容量106の最大蓄積電荷量Qfd.maxが小さくなるため、電源電圧Vddの低電圧化に制限がある。
そこで、従来は、上記(1)〜(2)の問題点を次のようにして解決している。すなわち、電荷電圧変換効率を高めるため浮遊拡散容量106を小さくすることで最大蓄積電荷量Qfd.maxが小さいとき、あるいはリセット電圧(電源電圧)Vddを低電圧化することで最大蓄積電荷量Qfd.maxが小さいときに、電荷転送と、信号の読み出しと、浮遊拡散容量106のリセットを実行した後、光電変換素子101から転送しきれずに残留した電荷を、再度電荷転送して信号を読み出すことで、光電変換素子101に蓄積された電荷を分割して全て読み出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−177775号公報
しかしながら、上記従来技術のように、一蓄積期間に光電変換素子101で光電変換されて蓄積された電荷を分割して転送(分割転送)し、アナログ−デジタル変換を実行する場合、アナログ−デジタル変換の処理を分割転送の分割数に応じて複数回実行する必要があるため、アナログ−デジタル変換の高速化が困難になるとともに、消費電力も増加することになる。
そこで、本発明は、全ての蓄積電荷を1回の読み出しで出力できない場合に分割して電荷転送および信号出力を行なう構成において、アナログ−デジタル変換の高速化および低消費電力化を可能にした固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子と、当該転送素子によって転送された信号電荷を出力する出力手段とを含む単位画素が行列状に配置された画素アレイ部と、一単位の蓄積期間を通して前記光電変換部に蓄積された総信号電荷を前記転送素子によって少なくとも2回に分割して前記出力手段を介して読み出す駆動手段とを備えた固体撮像装置において、前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なう
ことを特徴としている。
一単位の蓄積期間を通して光電変換部に蓄積された総信号電荷を1回の読み出しで出力できない場合に、蓄積電荷を分割して転送する分割転送による駆動法を用いた固体撮像装置において、単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して同じ変換精度でアナログ−デジタル変換を行なう場合には、アナログ−デジタル変換の実行時間(処理時間)およびアナログ−デジタル変換部での消費電力が分割数に比例して増加するが、複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なうことで、変換精度によって決まる階調数と実行時間が比例し、またアナログ−デジタル変換部を構成するカウンタの遷移数が階調数に比例するため、アナログ−デジタル変換の実行時間を短縮できるとともに、アナログ−デジタル変換部で消費される電力を低減できる。
本発明によれば、1回の読み出しで出力できない蓄積電荷を分割して転送する場合において、単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なうことにより、アナログ−デジタル変換の高速化および低消費電力化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Aは、光電変換部を含む単位画素(以下、単に「画素」と記述する場合もある)20が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部11と、その周辺回路とを有する構成となっている。画素アレイ部11の周辺回路としては、例えば、垂直走査回路12、水平走査回路13、カラム信号選択回路14および信号処理回路15などが設けられている。
画素アレイ部11の画素20の行列状配列に対して、画素列毎に垂直信号線111が配線され、画素行毎に駆動制御線、例えば転送制御線112、リセット制御線113および選択制御線114が配線されている。
垂直信号線111の各一端には、定電流源16が接続されている。定電流源16に代えて、例えばバイアス電圧Vbiasでゲートがバイアスされ、後述する増幅トランジスタ24とソースフォロア回路を構成する電流バイアス用トランジスタを用いることも可能である(図2参照)。
垂直走査回路12は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部11の各画素20を電子シャッタ行と読み出し行それぞれについて行単位で垂直方向(上下方向)に走査しつつ、電子シャッタ行に対してはその行の画素20の信号掃き捨てを行うための電子シャッタ動作を行うとともに、読み出し行に対してはその行の画素20の信号読み出しを行うための読み出し動作を行う。
ここでは、図示を省略するが、垂直走査回路12は、画素20を行単位で順に選択しつつ、読み出し行の各画素20の信号を読み出す読み出し動作を行うための読み出し走査系と、当該読み出し走査系による読み出し走査よりもシャッタ速度に対応した時間分だけ前に同じ行(電子シャッタ行)に対して電子シャッタ動作を行うための電子シャッタ走査系とを有する構成となっている。
そして、電子シャッタ走査系によるシャッタ走査によって光電変換部の不要な電荷がリセットされたタイミングから、読み出し走査系による読み出し走査によって画素20の信号が読み出されるタイミングまでの期間が、画素20における信号電荷の一単位の蓄積期間(露光期間)となる。すなわち、電子シャッタ動作とは、光電変換部に蓄積された信号電荷のリセット(掃き捨て)を行い、そのリセット後から新たに信号電荷の蓄積を開始する動作である。
水平走査回路13は、シフトレジスタあるいはアドレスデコーダ等によって構成され、画素アレイ部11の各画素列を順に水平走査する。カラム信号選択回路14は、水平選択スイッチや水平信号線等によって構成され、画素アレイ部11から画素行毎に垂直信号線111を通して出力される画素20の信号を、水平走査回路13による水平走査に同期して順次出力する。
信号処理回路15は、カラム信号選択回路14から画素単位で出力される画素20の信号に対して、ノイズ除去、AD(アナログ−デジタル)変換、加算処理などの各種の信号処理を実行する。本実施形態では、この信号処理回路15の構成および動作を特徴としており、その詳細については後述する。
なお、垂直走査回路12、水平走査回路13および信号処理回路15等の動作の基準となるタイミング信号や制御信号は、図示せぬタイミング制御回路で生成される。
(画素回路)
図2は、単位画素20の回路構成の一例を示す回路図である。本回路例に係る単位画素20は、埋め込み型フォトダイオード等の光電変換素子(光電変換部)21に加えて、例えば転送トランジスタ(転送素子)22、リセットトランジスタ23、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25の4つのトランジスタを有する画素回路となっている。ここでは、これらトランジスタ22〜25として、例えばNチャネルのMOSトランジスタを用いているが、これに限られるものではない。
転送トランジスタ22は、光電変換素子21のカソード電極と浮遊拡散容量(FD)26との間に接続され、光電変換素子21で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)を、ゲート電極(制御電極)に転送パルスTRGが与えられることによって浮遊拡散容量26に転送する。浮遊拡散容量26は、信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部として機能する
リセットトランジスタ23は、電源電圧Vddの画素電源にドレイン電極が、浮遊拡散容量26にソース電極がそれぞれ接続され、光電変換素子21から浮遊拡散容量26への信号電荷の転送に先立って、ゲート電極にリセットパルスRSTが与えられることによって浮遊拡散容量26の電位をリセット電圧Vrstにリセットする。
増幅トランジスタ24は、浮遊拡散容量26にゲート電極が、電源電圧Vddの画素電源にドレイン電極がそれぞれ接続され、リセットトランジスタ23によってリセットされた後の浮遊拡散容量26の電位をリセットレベルとして出力し、さらに転送トランジスタ22によって信号電荷が転送された後の浮遊拡散容量26の電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタ25は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ24のソース電極に、ソース電極が垂直信号線111にそれぞれ接続され、ゲート電極に選択パルスSELが与えられることによってオン状態となり、画素20を選択状態として増幅トランジスタ24から出力される信号を垂直信号線111に出力する。選択トランジスタ25については、画素電源(Vdd)と増幅トランジスタ24のドレイン電極との間に接続した構成を採ることも可能である。
なお、ここでは、転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25を有する4トランジスタ構成の単位画素20を有するCMOSイメージセンサに適用する場合を例に挙げたが、この適用例に限られるものではない。
具体的には、図3に示すように、選択トランジスタ25を省略し、電源電圧SELVddを可変とすることにより、増幅トランジスタ24に選択トランジスタ25の機能を持たせた3トランジスタ構成の単位画素20′を有するCMOSイメージセンサや、図4に示すように、浮遊拡散容量FDや読み出し回路200を複数の画素で共有した構成を採るCMOSイメージセンサなどにも適用可能である。
上記構成のCMOSイメージセンサ10Aにおいて、単位画素20の各構成素子(転送トランジスタ22、リセットトランジスタ23および選択トランジスタ25)を駆動する垂直走査回路12は、一単位の蓄積期間中に光電変換素子21に蓄積された信号電荷を転送トランジスタ22によって少なくとも2回に分割して、出力手段(リセットトランジスタ23、浮遊拡散容量26、増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25)を介して読み出す駆動手段を構成している。
(分割転送)
上記構成のCMOSイメージセンサ10Aでは、垂直走査回路12から適宜出力される転送パルスTRG、リセットパルスRSTおよび選択パルスSELによる駆動の下に、一単位の蓄積期間中に光電変換素子21に蓄積された光電荷を少なくとも2回に分割して浮遊拡散容量26に転送(分割転送)し、増幅トランジスタ24を通して垂直信号線111に読み出す動作が画素行単位で行われる。そして、分割転送にて単位画素20から読み出された複数の信号は、後段の信号処理回路15において加算処理される。
ここで、一例として、4分割にて分割転送を行なう場合のリセットパルスRSTおよび転送パルスTRGのタイミング関係を図5に示す。また、図6に入射光輝度が高い場合の動作説明図を、図7に入射光輝度が低い場合の動作説明図をそれぞれ示す。図6および図7において、各動作(1)〜(15)は図5の各期間(1)〜(15)に対応している。
4分割にて電荷転送を行い、それぞれの電荷転送で読み出された電荷Qfd1 ,Qfd2 ,Qfd3 ,Qfd4 を加算して、蓄積電荷Qpd(=Qfd1 +Qfd2 +Qfd3 +Qfd4)を得るとき、入射光輝度が高く、光電変換素子21の蓄積電荷が多い画素においては、図6に示すように、4分割して加算することで全蓄積電荷Qpdを読み出すことが可能である。
(信号処理回路)
図8は、信号処理回路15の構成の一例を示すブロック図である。ここでは、分割転送の分割数nが例えば3(n=3)の場合を例に挙げている。
図8に示すように、本例に係る信号処理回路15は、ノイズ除去部151、AD変換部152、信号選択部153、信号保持部154および加算部155を有する構成となっている。
ノイズ除去部151は、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)回路からなり、単位画素20から順次供給されるリセットレベルと信号レベルの差分を順にとることにより、リセットノイズや増幅トランジスタ24の閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズを除去する。AD変換部152は、アナログの出力信号をデジタル信号にAD変換する。
信号選択部153は、1回目、2回目、3回目の分割転送に対応してAD変換部152から順に出力されるデジタル信号を選択して信号保持部154の各保持部154−1,154−2,154−3に保持させる。加算部155は、保持部154−1,154−2,154−3に保持された1回目、2回目、3回目の各出力信号を加算する。
上記構成の信号処理回路15において、ノイズ除去部151、AD変換部152、信号選択部153、信号保持部154および加算部155は、例えば、画素アレイ部11と同じ半導体基板に集積される。
ただし、ノイズ除去部151、AD変換部152、信号選択部153、信号保持部154および加算部155の全てが画素アレイ部11と同じ半導体基板に集積されている必要はなく、いずれか、あるいは全てが別の半導体基板に集積されていても構わない。
なお、上記の例では、ノイズ除去部151をAD変換部152の前段側に配置した例を示したが、ノイズ除去部151をAD変換部152の後段側に配置してデジタル処理にてAD変換を実行するようにしてもよいし、AD変換部152にノイズ除去機能を持たせてAD変換しながらノイズ除去を実行するようにしてもよい。
また、図9に示すように、ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部152によって信号処理回路15を構成し、AD変換処理と並行してノイズ除去処理および加算処理を実行するようにしてもよい。
図10は、ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部156の具体的な構成例を示すブロック図である。図10に示すように、本例に係るAD変換部156は、電圧比較器1561とカウンタ1562によって構成されている。
電圧比較器1561は、ランプ(RAMP)波形の参照信号Vrefを反転(−)入力とし、垂直信号線111を通して供給される単位画素20の出力信号Voutを非反転(+)とし、出力信号Voutが参照信号Vrefよりも大きいときに比較結果Vcoを出力する。
カウンタ1562はアップ/ダウンカウンタからなり、電圧比較器1561の比較結果Vcoが遷移するまでの期間、アップ/ダウン制御信号による制御の下に、クロックCKに同期してアップカウント/ダウンカウントのカウント動作を行なうことにより、カウント値を増減する。
図11に、ランプ波形の参照信号Vrefおよび電圧比較器1561の比較結果Vcoの各波形とカウンタ1562のカウント値を示す。
本例では、3分割転送による各出力信号に対して、1回目のリセットレベルの読み出しではカウンタ1562のカウント値を減じ、次の1回目の信号レベルの読み出しではカウンタ1562のカウント値を増やすことで、結果的にリセットレベルと信号レベルの差分に相当するカウント値を得る(ノイズ除去処理)。
これにより、ノイズ除去処理をAD変換処理と同時に実行している。また、1回目のAD変換処理に引き続き、2回目のリセットレベルの読み出しではカウンタ1562のカウント値を減じ、2回目の信号レベルの読み出しではカウンタ1562のカウント値を増やすことで、2回目のノイズ除去処理後の結果を、1回目のノイズ除去処理結果に加算することができる(加算処理)。
すなわち、3分割転送による各出力信号に対して、リセットレベルと信号レベルの差分に相当するカウント値を得る動作を繰り返すことにより、カウンタ1562のカウント値は増減を繰り返し、各分割転送の読み出しにおけるリセットレベルと信号レベルの差分を加算したデジタル出力信号を得ることができる。
以上により、図8のノイズ除去部151、信号保持部153および加算部155の各機能をAD変換部156に持たせることができる。
このように、ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部156によって信号処理回路15を構成することにより、ノイズ除去部151および信号保持部153の各保持部153−1,153−2,153−3が不要となり、しかも保持部153−1,153−2,153−3の数を分割転送の分割数nに応じて増加させる必要もないため、信号処理回路15の回路構成の簡略化を図ることができる。
<AD変換での問題点>
ここで、図11に示すように、n分割転送の全ての読み出しにおいて、単位画素20から読み出される各出力信号に対して同じ変換精度でAD変換を行なうと、AD変換の実行時間および消費電力が分割数nに比例して増加することになる。
<異なる変換精度でのAD変換>
そこで、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Aでは、図12に示すように、1回目と2回目で異なる変換精度でAD変換を実行する。具体的には、1回目の読み出しでの参照信号Vrefの傾きよりも、2回目の読み出しでの参照信号Vrefの傾きを大きくし、AD変換の最小検知量、即ち1カウントあたりの信号量を大きくすることで、2回目のAD変換での変換精度を落とすようにしている。
本例に係るAD変換部156は、加算処理についてもAD変換と並行して行う構成を採っていることから、同じ重みで加算するために、2回目の読み出しにおける参照信号Vrefの傾きが、1回目の読み出しにおける傾きのN倍であった場合に、1クロックあたりのカウント数を1回目のN倍としてカウントすることによって変換精度を1/N倍にしている。
図13は、光電変換素子21の最大蓄積電荷量を10,000電子とした場合の、入射光強度(蓄積電荷)と読み出された信号のノイズレベルの関係を示す特性図である。ここでは、読み出しの固定パターンノイズを2e−相当、読み出しのランダムノイズを7e−相当、そして蓄積電荷に応じた光ショットノイズをノイズ成分として含めている。
図13に示すように、蓄積電荷の少ない低輝度領域では暗時ノイズレベルが支配的であるが、入射光強度が強くなり蓄積電荷が多くなると、光ショットノイズが支配的となる。それゆえに、低輝度には高い変換精度のAD変換を適用すれば、高輝度には低い変換精度のAD変換を適用しても、例えば図13に示すように、AD変換の量子化誤差は支配的とならず、画質劣化をほとんど引き起こさない。
この例では、12bit、10bit、8bitのAD変換の変換精度は1LSBあたり2.4e−,9.8e−,39.1e−となるため、蓄積電荷を4分割して転送した場合に、各々に図13に示すような変換精度を適用すれば、1LSBに相当する電子数で決まる量子化誤差は、光ショットノイズなどのノイズ成分を大きく下回るため画質への影響がほとんどない。
図10で例示したAD変換部156の場合、変換精度によって決まる階調数と実行時間(処理時間)は比例するため、図13に示した変換精度を適用した場合、12bitのAD変換を4回実行する(4096階調×4)のに対して、12bit(4096階調)、10bit(1024階調)、8bit(256階調)で実行した場合は、2.6倍高速にAD変換が実行されていることになる。また、カウンタ1562にて消費される電力もカウンタ1562の遷移数が階調数に比例するため約1/2.6倍に低減できる。
(本実施形態の作用効果)
上述したように、光電変換素子21の全ての蓄積電荷を1回の読み出しで出力できない場合に、分割して電荷転送および信号出力を行なうCMOSイメージセンサ10Aにおいて、n分割転送による単位画素20からの出力信号に対して、異なる変換精度でAD変換を施して加算することにより、画質を損なうことなく、AD変換の実行時間(変換速度)を短縮できるとともに、AD変換部152,156で消費される電力を低減できる。
より具体的には、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Aでは、図5乃至図7で説明した分割転送による駆動法を用いていることにより、光電変換素子21の蓄積電荷が少ない場合は最初の分割転送で全ての蓄積電荷を読み出せることになるため、図13に併記したように、AD変換の変換精度を読み出し順に応じて徐々に低くしていくようにすることで、AD変換の高速化および低消費電力化を実現している。
[第2実施形態]
図14は、本発明の第2実施形態に係る固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
図14に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Bは、画素アレイ部11、垂直走査回路12、水平走査回路13およびカラム信号選択回路14に加えて、画素アレイ部11の画素列毎に配置された複数のカラム回路17を有する構成となっており、それ以外の構成については第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Aと基本的に同じである。
複数のカラム回路17は各々、画素アレイ部11から垂直信号線111を通して画素単位で出力される画素20の信号に対して、ノイズ除去、AD変換、加算処理などの各種の信号処理を実行する。本実施形態では、このカラム回路17の構成および動作を特徴としている。
本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Bにおいても、図5乃至図7で説明した分割転送による駆動法を用いている。この駆動法の場合には、最初の1回、あるいは数回の分割転送で全ての蓄積電荷が読み出される。したがって、蓄積電荷が少ない場合は最初の分割転送で全ての蓄積電荷が読み出されることになる。
(カラム回路)
図15は、カラム回路17の構成の一例を示すブロック図である。ここでは、分割転送の分割数nが例えば3(n=3)の場合を例に挙げている。
図15に示すように、本例に係るカラム回路17は、ノイズ除去部171、AD変換部172、信号選択部173、信号保持部174および加算部175を有し、図8の信号処理回路15と基本的に同じ構成となっている。
ノイズ除去部171は、例えばCDS回路からなり、単位画素20から順次供給されるリセットレベルと信号レベルの差分を順にとることにより、リセットノイズや増幅トランジスタ24の閾値ばらつき等の画素固有の固定パターンノイズを除去する。AD変換部172は、アナログの出力信号をデジタル信号にAD変換する。
信号選択部173は、1回目、2回目、3回目の分割転送に対応してAD変換部172から順に出力されるデジタル信号を選択して信号保持部174の各保持部174−1,174−2,174−3に保持させる。加算部175は、保持部174−1,174−2,174−3に保持された1回目、2回目、3回目の各出力信号を加算する。
なお、上記の例では、ノイズ除去部171をAD変換部172の前段側に配置した例を示したが、ノイズ除去部171をAD変換部172の後段側に配置してデジタル処理にてAD変換を実行するようにしてもよいし、AD変換部172にノイズ除去機能を持たせてAD変換しながらノイズ除去を実行するようにしてもよい。
また、図16に示すように、ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部156によって信号処理回路15を構成し、AD変換処理と並行してノイズ除去処理および加算処理を実行するようにしてもよい。ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部156としては、図10に示した回路構成のものを用いることができる。
上記構成のカラム回路17において、同じ変換精度でAD変換した場合における先述した問題点を解消するために、第1実施形態の場合と同様に、1回目と2回目で異なる変換精度でAD変換を実行することを特徴としている(図12参照)。具体的には、1回目の読み出しでの参照信号Vrefの傾きよりも、2回目の読み出しでの参照信号Vrefの傾きを大きくし、AD変換の最小検知量、即ち1カウントあたりの信号量を大きくすることで、2回目のAD変換での変換精度を落とすようにする。
(本実施形態の作用効果)
上述したように、光電変換素子21の全ての蓄積電荷を1回の読み出しで出力できない場合に、分割して電荷転送および信号出力を行なうCMOSイメージセンサ10Bにおいて、n分割転送による単位画素20からの出力信号に対して、異なる変換精度でAD変換を施して加算することにより、第1実施形態の場合と同様に、画質を損なうことなく、AD変換の高速化および低消費電力化を図ることができる。
[第3実施形態]
図17は、本発明の第3実施形態に係る固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
図17に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Cは、画素アレイ部11、垂直走査回路12、水平走査回路13およびカラム信号選択回路14に加えて、供給電圧制御回路31、電圧供給回路32およびタイミング発生回路(TG)33を有するとともに、画素アレイ部11の画素列毎に配置された複数のカラム回路34を有する構成となっており、それ以外の構成については第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Bと基本的に同じである。
複数のカラム回路17は各々、画素アレイ部11から垂直信号線111を通して画素単位で出力される画素20の信号に対して、ノイズ除去、AD変換、加算処理などの各種の信号処理を実行する。本実施形態では、このカラム回路17の構成および動作を特徴としており、その詳細については後述する。
供給電圧制御回路31は、単位画素20内の転送トランジスタ(転送素子)22のゲート電極(制御電極)に印加する転送パルスTRGの電圧値(波高値)を制御する。この供給電圧制御回路31の具体的な構成については後述する。
電圧供給回路32は、供給電圧制御回路31に対して電圧値が異なる複数の制御電圧を供給する。この複数の制御電圧は、電圧値が異なる転送パルスTRGとして転送トランジスタ22のゲート電極に供給される。この異なる電圧値の転送パルスTRGの詳細については後述する。
タイミング発生回路(TG)33は、供給電圧制御回路32が転送トランジスタ22のゲート電極に異なる電圧値の転送パルスTRGを供給する際のタイミングを決めるタイミング信号PTRGを発生する。
カラム回路34は、画素アレイ部11から垂直信号線111を通して画素単位で出力される画素20の信号に対して、ノイズ除去、AD変換、加算処理などの各種の信号処理を実行する。カラム回路34の具体的な構成および動作については後述する。
(供給電圧制御回路)
供給電圧制御回路31は、垂直走査回路12で選択走査された行を駆動するアドレス信号ADRを入力とし、電圧供給回路32から与えられる複数の電圧のうちの1つを選択して転送パルスTRGとして単位画素20内の転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
複数の電圧としては、転送トランジスタ22をオン(導通)状態にするオン電圧Vonと、転送トランジスタ22をオフ(非導通)状態にするオフ電圧Voffと、オン電圧Vonとオフ電圧Voffの間の中間電圧Vmidが電圧供給回路32から供給される。ここで、中間電圧Vmidとは、光電変換素子21の蓄積電荷の一部を保持したまま、残りの蓄積電荷を部分的に浮遊拡散容量26へ転送できる電圧である。
上述した画素回路では、転送トランジスタ22がNチャネルであることから、オン電圧Vonを電源電圧Vddとし、オフ電圧Voffを接地電圧、好ましくは接地電圧よりも低い電圧とする。また、本例では、中間電圧Vmidとして、電圧値が異なる2つの中間電圧Vmid0,Vmid1を用いるものとする。
これにより、電圧供給回路32から供給電圧制御回路31に対して、オン電圧Von、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオフ電圧Voffの4つの電圧が供給される。これら4つの電圧の電圧値は、Voff<Vmid0<Vmid1<Vonの関係にある。そして、4つの電圧のうち、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonが転送パルスTRGとして用いられる。
中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonの供給タイミングを制御するために、タイミング発生回路33から3つのタイミング信号PTRG1,PTRG2,PTRG3が供給電圧制御回路31に与えられる。供給電圧制御回路31は、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonのうちの1つを、タイミング信号PTRG1,PTRG2,PTRG3を基に選択して転送トランジスタ22のゲート電極に中間電圧Vmidとして供給する。
図18は、供給電圧制御回路31の回路構成の一例を示す回路図である。図18に示すように、本例に係る供給電圧制御回路31は、4つの電圧、即ち中間電圧Vmid0,Vmid1、オン電圧Vonおよびオフ電圧Voffに対応した4つの回路ブロック311〜314と3入力のNOR回路315とを有する構成となっている。
回路ブロック311〜314には、垂直走査回路12からアドレス信号ADRが共通に与えられる。NOR回路315には、タイミング発生回路33からタイミング信号PTRG1,PTRG2,PTRG3が3入力として与えられる。
回路ブロック311は、アドレス信号ADRとタイミング信号PTRG1とを2入力とするNAND回路3111、レベルシフタ3112およびPチャネルの駆動トランジスタ3113によって構成され、中間電圧Vmid0を選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
回路ブロック312は、アドレス信号ADRとタイミング信号PTRG2とを2入力とするNAND回路3121およびPチャネルの駆動トランジスタ3122によって構成され、中間電圧Vmid1を選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
回路ブロック313は、アドレス信号ADRとタイミング信号PTRG3とを2入力とするAND回路3131およびNチャネルの駆動トランジスタ3132によって構成され、オン電圧Vonを選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
回路ブロック314は、アドレス信号ADRとNOR回路315の出力信号とを2入力とするAND回路3141、アドレス信号ADRを一方の(否定)入力とし、AND回路3141の出力信号を他方の入力とするOR回路3142、レベルシフタ3143およびNチャネルの駆動トランジスタ3144によって構成され、オフ電圧Voffを選択して転送トランジスタ22のゲート電極に供給する。
この回路ブロック314では、転送トランジスタ22をオフするためのオフ電圧Voffとして、接地電圧よりも低い電圧、例えば−1.0Vを供給するために、NOR回路315の作用により他の回路ブロック311,312,313とは排他的に動作する回路構成となっている。
図19に、供給電圧制御回路31の入出力のタイミング関係を示す。転送トランジスタ22のゲート電極に供給する電圧を中間電圧Vmid0,Vmid1、オン電圧Vonおよびオフ電圧Voffとした場合において、アドレス信号ADRによって行が選択された際に、タイミング信号PTRG1,PTRG2,PTRG3によって、それぞれに対応する電圧Vmid0,Vmid1,Vonを供給し、それ以外は電圧Voffを供給する。
このようにして、供給電圧制御回路31による制御の下に、垂直走査回路12による垂直走査に同期して画素行ごとに、中間電圧Vmid0,Vmid1およびオン電圧Vonをその順番で順次転送トランジスタ22のゲート電極に供給することにより、光電変換素子21に蓄積された信号電荷を例えば3回に分割して浮遊拡散容量26へ転送する3分割転送を実現できる。
<3分割転送>
以下に、ある画素行における3分割転送の場合の具体的な動作について、図20のタイミングチャートおよび図21の動作説明図を用いて説明する。図21において、各動作(1)〜(11)は図20の各期間(1)〜(11)に対応している。
ある画素行の一単位の蓄積期間中において、3分割転送を行なう場合は、垂直走査回路12からリセットトランジスタ23のゲート電極に対してリセットパルスRTSが一定の間隔で3回与えられることで、浮遊拡散容量26のリセット動作が3回実行される。このリセット動作に同期して供給電圧制御回路31から、各リセット動作の一定時間後に中間電圧Vmid0、中間電圧Vmid1およびオン電圧Vonがこの順番で転送トランジスタ22のゲート電極に与えられる。
期間(1)では、光電変換素子21に電荷Qpdが蓄積している。このとき、転送トランジスタ22のゲート電極にオフ電圧Voffが印加されており、また浮遊拡散容量26が1回目のリセットパルスRSTによってリセット済みであり、そのリセットレベルが1回目のリセットレベルとして増幅トランジスタ24および選択トランジスタ25を通して垂直信号線111に読み出される。
リセットレベルの1回目の読み出し後、期間(2)で中間電圧Vmid0が転送トランジスタ22のゲート電極に印加される。この中間電圧Vmid0の印加により、光電変換素子21の蓄積電荷Qpdの一部の電荷Qmid0を残し、(Qpd−Qmid0)の電荷が浮遊拡散容量26へ転送される。
次に、期間(3)で、転送トランジスタ22のゲート電極にオフ電圧Voffが印加され、浮遊拡散容量26に転送された電荷(Qpd−Qmid0)に応じた信号が1回目の信号レベルとして垂直信号線111に読み出される。
次に、期間(4)では、2回目のリセットパルスRSTがリセットトランジスタ23のゲート電極に印加されることで浮遊拡散容量26がリセットされる。次いで、期間(5)で、そのリセットレベルが2回目のリセットレベルとして垂直信号線111に読み出される。
次に、期間(6)で、中間電圧Vmid1が転送トランジスタ22のゲート電極に印加される。この中間電圧Vmid1の印加により、光電変換素子21に残っている電荷Qmid0の一部の電荷Qmid1を残し、(Qpd0−Qmid1)の電荷が浮遊拡散容量26へ転送される。
次に、期間(7)で、転送トランジスタ22のゲート電極にオフ電圧Voffが印加され、浮遊拡散容量26に転送された電荷(Qpd0−Qmid1)に応じた信号が2回目の信号レベルとして垂直信号線111に読み出される。
次に、期間(8)では、3回目のリセットパルスRSTがリセットトランジスタ23のゲート電極に印加されることで浮遊拡散容量26がリセットされる。次いで、期間(9)で、そのリセットレベルが3回目のリセットレベルとして垂直信号線111に読み出される。
次に、期間(10)で、オン電圧Vonが転送トランジスタ22のゲート電極に印加される。このオン電圧Vonの印加により、光電変換素子21の残りの電荷Qmid1が浮遊拡散容量26へ転送される。
次に、期間(11)で、転送トランジスタ22のゲート電極にオフ電圧Voffが印加され、浮遊拡散容量26に転送された電荷Qmid1に応じた信号が3回目の信号レベルとして垂直信号線111に読み出される。
図22に、TRG駆動電圧(転送トランジスタ22のゲート電極に印加する転送パルスTRG)と光電変換素子21の保持電荷数の関係例として実験結果を示す。
ここでは、飽和電子数約5,500e−の光電変換素子21に、転送トランジスタ22をオン/オフする電圧Von/Voffの中間電圧Vmidを印加した場合の光電変換素子21に保持される電荷数を示している。
図22では、一例として、中間電圧VmidをVmid0,Vmid1とし、3分割転送の駆動を実行した場合の保持電荷数Qmid0,Qmid1を示している。このように、中間電圧Vmidの電圧値および数を設定することにより、任意の転送電荷単位、任意の分割数で、光電変換素子1に蓄積された電荷を転送し、その電荷に応じた信号を出力することができる。
3分割転送の場合には、中間電圧Vmid0,Vmid1が第1制御電圧となり、オン電圧Vonが第2制御電圧となる。
<n分割転送>
ここでは、3分割転送の場合を例に挙げて説明したが、転送動作の分割数は任意に設定可能である。そして、n分割(nは2以上の整数)の転送を実行する場合は、図23に示すように、n−1個の中間電圧Vmid0,Vmid1,……,Vmid(n−2)と、オン電圧Vonとを供給電圧制御回路13から転送トランジスタ22のゲート電極に印加して当該転送トランジスタ22を駆動するようにすればよい。
n分割転送の場合には、中間電圧Vmid0〜Vmid(n−2)が第1制御電圧となり、オン電圧Vonが第2制御電圧となる。
上述したn分割転送による駆動の下に、画素行ごとに電荷の転送、リセット、画素選択が実行されることで、単位画素20からリセットレベルおよび信号レベルの各信号(単位画素20の出力信号)が列並列に、即ち画素列単位で並列的に垂直信号線111に読み出され、当該垂直信号線111を通してカラム回路34に供給される。
分割転送による駆動法が、図20に示すように、転送トランジスタ22に中間電圧Vmid0,Vmid1を印加して任意の電荷量単位で分割転送する方式である場合、第1,第2実施形態に係る分割転送による駆動法の場合とは逆に、高輝度の画素において最初に電荷転送および出力が発生し、低輝度の画素においては最初に電荷転送および出力が発生しない。
例えば、図24(A)に示すように、転送可能な最大電荷量が決まる。そして、図24(B)の例のように、例えば蓄積電荷QpdがQpd>Qfd4.max 、かつ、Qpd<Qfd4.max +Qfd3.max の場合、1回目、2回目にて電荷転送が発生せず出力がなく、3回目にてQfd3(=Qpd−Qfd4.max)が転送されて出力され、4回目でQfd4.max が出力される。この3回目と4回目で読み出された出力信号を加算することで全蓄積電荷Qpdが得られる。
このように、図21に示す分割転送による駆動法では、転送トランジスタ22の駆動電圧によって光電変換部(受光部)で保持できる電荷量が異なることを利用して分割転送を実行する。例えば、図20に記載した例では、転送トランジスタ22の駆動電圧として中間電圧Vmid0,Vmid1を用いることで、電荷Qmid0,Qmid1を光電変換部に保持し、それを超えた電荷を順次転送して読み出すことができる。
(カラム回路)
カラム回路17としては、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Bのカラム回路17と同じ構成のものを用いることができる。すなわち、図15に示すように、ノイズ除去部171、AD変換部172、信号選択部173、信号保持部174および加算部175からなる回路構成のものや、図16に示すように、ノイズ除去機能および加算機能を持つAD変換部156からなる回路構成のものなどを用いることができる。
上記構成のカラム回路17において、同じ変換精度でAD変換した場合における先述した問題点を解消するために、第1,第2実施形態の場合と同様に、分割転送によって読み出される出力信号に対して、AD変換部172,176にて異なる変換精度でAD変換を実行することを特徴としている。
図25は、3分割転送の際に異なる変換精度でAD変換を行なうときの処理の説明図である。この処理は、1回目に相対的に低い変換精度でAD変換を実行し、2回目、3回目の読み出しに対して順次変換精度を上げていく例である。このように、分割転送によるn回分の出力信号に対して、異なる変換精度のAD変換を施して加算することにより、輝度に応じて変換精度を切り替えたAD変換特性を得ることができる。
これは、入射輝度が低い場合は光電変換素子21の蓄積電荷数が少ないため、最初の分割転送では出力が発生せず、中間電圧Vmid0,Vmid1で決まる閾値を超える蓄積電荷を発生させるような輝度の場合のみ電荷が転送されることによる。
図22に示す例のように3分割して転送した場合、保持電荷数Qmid1を下回る蓄積電荷を発生しているとき、即ち入射光輝度が低いときは、3回目の転送においてのみ出力信号が得られる。一方、保持電荷数Qmid0を超える蓄積電荷があるとき、即ち入射光輝度が高いときは、1回目の転送から電荷が転送されるために出力信号が得られる。
これにより、図25に示すように、輝度が低い場合においては高いAD変換精度を適用し、輝度が高い場合においては、順次低いAD変換精度を混在させて適用した特性を得ることができる。
ここで、出力信号のノイズレベルは、入射光輝度がない場合に回路等で発生する暗時ノイズと、入射光輝度に応じて入射光輝度の平方根のエネルギーで発生する光ショットノイズに大きく分けられる。それゆえ、図26に示すように、入射光輝度に比例する信号レベルに対して、ノイズレベルは、暗時ノイズに、信号レベルの平方根の特性を持つ光ショットノイズを加えた特性を有する。
AD変換精度、即ちAD変換における最小検知単位はノイズレベルを下回っていることが好ましいため、低輝度では高い精度のAD変換が必要であるが、高輝度では光ショットノイズが支配的となり、低精度のAD変換を施してAD変換の量子化誤差を大きくしても画質を損なうことがほとんどない。
<異なるAD変換精度を設定する具体例>
続いて、図10に示したAD変換部156の構成にて、異なるAD変換精度を設定する具体例について、図27を用いて説明する。
参照信号Vrefの傾きをN倍に大きくすることで、1カウントあたりの電圧値、即ちAD変換の最小検知量を荒くすることができる。例えば、図27に示すように、1回目の読み出しにおいて、参照信号Vrefの傾きを2回目の読み出しの2倍の傾きとすることで、1回目の読み出しに変換精度の低いAD変換を適用している。
一方で、3分割転送による各出力信号の加算を実行する場合には、カウンタ1562を動作させるクロックCKの1クロックにおいて、カウント値をNカウントすることで、分割転送された出力信号を同じ重みで加算することができる。
例えば、図27に示すように、参照信号Vrefを2倍の傾きとした場合には、1クロックあたり2カウントを増減することで、変換精度を落としながら同じ重みでの加算を実行している。
また、敢えてカウント値をN倍せずに参照信号Vrefの傾きを変える、あるいは参照信号Vrefの傾きを変えずにカウント値をN倍することで、分割転送された出力信号にそれぞれ任意の重みを掛けて加算することも可能である。
(本実施形態の作用効果)
上述したように、光電変換素子21の全ての蓄積電荷を1回の読み出しで出力できない場合に、分割して電荷転送および信号出力を行なうCMOSイメージセンサ10Cにおいて、n分割転送による単位画素20からの出力信号に対して、異なる変換精度でAD変換を施して加算することにより、画質を損なうことなく、AD変換の実行時間(変換速度)を短縮できるとともに、AD変換部152,156で消費される電力を低減できる。
より具体的には、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10Cでは、図20乃至図22で説明したように、中間電圧Vmid0,Vmid1を用いた分割転送による駆動法を用いていることにより、高い輝度の場合に発生する蓄積電荷が先の読み出しで転送および出力され、低輝度では後の読み出しでのみ転送および出力がある。このため、図27に例示するように、先の読み出しによって出力された信号に対して、より変換精度の低いAD変換を適用することで、AD変換の高速化および低消費電力化を実現している。
[高変換効率]
以上説明した第1〜第3実施形態に係るCMOSイメージセンサ10A〜10Cにおいて、浮遊拡散容量26での電荷電圧変換効率を高めるべく、光電変換素子21から信号電荷が転送される浮遊拡散容量(電荷電圧変換部)26の寄生容量(FD容量)を微小化、具体的には、浮遊拡散容量26が扱える最大電荷量が光電変換素子21に蓄積可能な最大電荷量よりも小さくなるように寄生容量を小さくすることで、より高い効果を得ることができる。
すなわち、浮遊拡散容量26の寄生容量を小さくするなどして電荷電圧変換効率を高めることで、出力信号の信号レベルに対するラインダムノイズや固定パターンノイズを相対的に小さくし、かつ、電荷電圧変換効率を高めたことによって1回の読み出しで出力できない蓄積電荷を分割転送するCMOSイメージセンサ10A〜10Cにおいて、低輝度の領域に高い変換精度のAD変換を適用し、光ショットノイズが支配的なノイズ成分となる高輝度の領域にて高速だが低い変換精度のAD変換を適用することで、画質を損なうことなく、AD変換の高速化・低消費電力化を実現できる。
[変形例]
また、上記各実施形態では、光電変換素子21の電荷を1つの転送トランジスタ22によって共通の浮遊拡散容量26に分割転送し、共通の垂直信号線111に順次読み出す構成の単位画素20を有するCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、種々の変形例が可能である。
(変形例1)
図28は、変形例1に係る単位画素20Aの画素回路を示す回路図であり、図中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
図28に示すように、本変形例1に係る単位画素20Aは、増幅トランジスタ24に対して直列に接続された選択トランジスタ25のドレイン電極と電源Vddとの間に電流源31を接続し、選択トランジスタ25のドレインノードから出力信号Voutを導出する構成となっている。
この単位画素20Aにおいて、浮遊拡散容量26での電荷電圧変換の変換効率は、浮遊拡散容量26と垂直信号線111の間の寄生容量の容量値Ciで決まり、この寄生容量の容量値Ciを浮遊拡散容量26の容量値Cfdよりも小さくすることで、変換効率を上げることができる。
ここで、浮遊拡散容量26の最大蓄積電荷量をQfd.max、寄生容量Ciの最大蓄積電荷量をQi.maxとした場合、高変換効率の効果を得るには、
Qi.max<Qfd.max
が条件となる。このため、最大蓄積電荷量Qfd.maxよりも小さい最大蓄積電荷量Qi.maxを単位として光電変換素子21の蓄積電荷Qpdを分割転送する必要がある。
このように、電荷電圧変換効率が高い、あるいは、電圧増幅率が高い単位画素20Aを有するCMOSイメージセンサは、S/Nにおいて有利である一方で、1回の読み出しで出力できる電荷量に制限が発生する場合がある。
この単位画素20Aを有するCMOSイメージセンサに対して、先述した分割転送を適用し、光電変換素子21の電荷を任意に分割して転送することにより、光電変換素子21で発生した全ての電荷を、読み出し回路の出力範囲に応じて効率よく出力することができる。
また、図28に示す単位画素20Aの例では、リセット時の電荷電圧変換部(浮遊拡散容量26)の電圧を読み出し回路の動作点に設定する必要があるが、先述した分割転送を適用することにより、電荷電圧変換部の電位に依らず分割転送量を制御できる。
(変形例2)
図29は、変形例2に係る単位画素20Bの画素回路を示す回路図であり、図中、図2と同等部分には同一符号を付して示している。
図29に示すように、本変形例2に係る単位画素20Bは、増幅トランジスタ24に代えて、浮遊拡散容量26と選択トランジスタ25の間に反転増幅回路27を接続するとともに、当該反転増幅回路27に対してリセットトランジスタ23を並列に接続した構成となっている。このように、反転増幅回路27を画素内に持つことにより、信号レベルを増幅し、S/Nの改善を図ることができる。
このように、反転増幅回路27を画素内に持つ単位画素20Cを有するCMOSイメージセンサでは、反転増幅回路27の増幅率を−Aとすると、浮遊拡散容量26に最大蓄積電荷量Qfd.maxが転送されたときの出力電圧Voutの振幅−A・Qfd.max/Cfdが、出力電圧Voutの出力可能範囲ΔVout.ppを超える場合がある。
この場合、全ての電荷を信号出力するために、浮遊拡散容量26の最大蓄積電荷量Qfd.maxよりも小さい電荷Qmid(<Qfd.max)を最大とした電荷量の単位で分割転送する必要がある。
この単位画素20Bを有するCMOSイメージセンサに対して、先述した分割転送を適用し、光電変換素子21の電荷を任意に分割して転送することにより、光電変換素子21で発生した全ての電荷を、出力電圧Voutの出力可能範囲ΔVout.ppに応じて効率よく出力することができる。
なお、上記各実施形態では、可視光の光量に応じた信号電荷を物理量として検知する単位画素が行列状に配置されてなるCMOSイメージセンサに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はCMOSイメージセンサへの適用に限られるものではなく、画素アレイ部の画素列ごとにカラム回路を配置してなるカラム方式の固体撮像装置全般に対して適用可能である。
また、本発明は、可視光の入射光量の分布を検知して画像として撮像する固体撮像装置への適用に限らず、赤外線やX線、あるいは粒子等の入射量の分布を画像として撮像する固体撮像装置や、広義の意味として、圧力や静電容量など、他の物理量の分布を検知して画像として撮像する指紋検出センサ等の固体撮像装置(物理量分布検知装置)全般に対して適用可能である。
さらに、本発明は、画素アレイ部の各単位画素を行単位で順に走査して各単位画素から画素信号を読み出す固体撮像装置に限らず、画素単位で任意の画素を選択して、当該選択画素から画素単位で信号を読み出すX−Yアドレス型の固体撮像装置に対しても適用可能である。
なお、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部または光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。
また、本発明は、固体撮像装置への適用に限られるものではなく、撮像装置にも適用可能である。ここで、撮像装置とは、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、携帯電話機などの撮像機能を有する電子機器のことを言う。なお、電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ちカメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
[撮像装置]
図30は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図30に示すように、本発明に係る撮像装置50は、レンズ群51を含む光学系、固体撮像装置52、カメラ信号処理回路であるDSP回路53、フレームメモリ54、表示装置55、記録装置56、操作系57および電源系58等を有し、DSP回路53、フレームメモリ54、表示装置55、記録装置56、操作系57および電源系58がバスライン59を介して相互に接続された構成となっている。
レンズ群51は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで固体撮像装置52の撮像面上に結像する。固体撮像装置52は、レンズ群51によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。この固体撮像装置52として、先述した実施形態に係るCMOSイメージセンサ10が用いられる。
表示装置55は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置等のパネル型表示装置からなり、固体撮像装置52で撮像された動画または静止画を表示する。記録装置56は、固体撮像装置52で撮像された動画または静止画を、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録する。
操作系57は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系58は、DSP回路53、フレームメモリ54、表示装置55、記録装置56および操作系57の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上述したように、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュールなどの撮像装置において、その固体撮像装置52として先述した第1〜第3実施形態に係るCMOSイメージセンサ10A〜10Cを用いることにより、これらCMOSイメージセンサ10A〜10Cでは、画質を損なうことなく、AD変換速度を短縮できるとともに、AD変換部での消費電力を低減できるため、撮像装置としての処理速度の高速化および低消費電力化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。 単位画素の回路構成の一例を示す回路図である。 画素回路の構成の他の例を示す回路図である。 画素回路の構成のさらに他の例を示す回路図である。 4分割にて分割転送を行なう場合のリセットパルスRSTおよび転送パルスTRGのタイミング関係を示すタイミングチャートである。 4分割転送における入射光輝度が高い場合の動作説明図である。 4分割転送における入射光輝度が低い場合の動作説明図である。 信号処理回路の構成の一例を示すブロック図である。 信号処理回路の構成の他の例を示すブロック図である。 ノイズ除去機能と加算機能を持つAD変換部の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 同じ変換精度でのAD変換の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 異なる変換精度でのAD変換の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 最大蓄積電荷量を10,000電子とした場合の、入射光強度と読み出された信号のノイズレベルの関係を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。 カラム回路の構成の一例を示すブロック図である。 カラム回路の構成の他の例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るCMOSイメージセンサの構成を示すシステム構成図である。 供給電圧制御回路の回路構成の一例を示す回路図である。 供給電圧制御回路の入出力のタイミング関係を示すタイミングチャートである。 3分割転送の場合の駆動タイミング例を示すタイミングチャートである。 3分割転送の場合の動作説明図である。 TRG駆動電圧と光電変換素子の保持電荷数の関係例として実験結果を示す図である。 n分割転送の場合の駆動タイミング例を示すタイミングチャートである。 光電変換部が扱える最大電荷量Qpd.maxと分割転送の各々の最大値Qfd.maxの関係を示す図である。 3分割転送の際に異なる変換精度でAD変換を行なうときの処理の説明図である。 入射光輝度に比例する信号レベルとノイズレベルの関係を示す特性図である。 異なるAD変換精度を設定する具体例の説明図である。 変形例1に係る単位画素の画素回路を示す回路図である。 変形例2に係る単位画素の画素回路を示す回路図である。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 単位画素の構成の一例を示す回路図である。
符号の説明
10A,10B,10C…CMOSイメージセンサ、11…画素アレイ部、12…垂直走査回路、13…水平走査回路、14…カラム信号選択回路、15…信号処理回路、17…カラム回路、20(20A,20B)…単位画素、21…光電変換素子、22…転送トランジスタ、23…リセットトランジスタ、24…増幅トランジスタ、25…選択トランジスタ、31…供給電圧制御回路、32…電圧供給回路、33…タイミング発生回路(TG)

Claims (13)

  1. 光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子と、当該転送素子によって転送された信号電荷を出力する出力手段とを含む単位画素が行列状に配置された画素アレイ部と、
    一単位の蓄積期間を通して前記光電変換部に蓄積された総信号電荷を前記転送素子によって少なくとも2回に分割して前記出力手段を介して読み出す駆動手段と、
    前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なうアナログ−デジタル変換手段と
    を備えた固体撮像装置。
  2. 前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して加算処理を行なう加算手段を有する
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記出力手段は、前記転送素子によって転送された信号電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部を有し、
    前記電荷電圧変換部は、当該電荷電圧変換部が扱える最大電荷量が前記光電変換部に蓄積可能な最大電荷量よりも小さくなるように寄生容量が小さく設定されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記駆動手段は、前記光電変換部に蓄積された信号電荷の一部を前記光電変換部に保持したまま、その保持量を超えた蓄積電荷を前記転送素子によって転送する制御電圧を当該転送素子に少なくとも1回与える
    請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 前記アナログ−デジタル変換手段は、入射光強度が相対的に低い場合において、前記転送素子による電荷転送が発生しないときに前記単位画素から読み出される出力信号に対するよりも、前記転送素子による電荷転送が発生するときに前記単位画素から読み出される出力信号に対して高い変換精度でアナログ−デジタル変換を行なう
    請求項1記載の固体撮像装置。
  6. 前記アナログ−デジタル変換手段は、
    前記複数の出力信号を参照信号と比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じたカウント値だけカウント動作を行うカウント手段とを有する
    請求項1記載の固体撮像装置。
  7. 前記アナログ−デジタル変換手段は、前記参照信号の傾きをN倍し、前記カウント手段のカウント値をN倍することによって変換精度を1/N倍にする
    請求項6記載の固体撮像装置。
  8. 前記カウント手段は、前記比較手段の比較結果に応じたカウント値だけアップカウントまたはダウンカウントする
    請求項6記載の固体撮像装置。
  9. 前記アナログ−デジタル変換手段は、前記カウント手段によるアップカウントまたはダウンカウントにより、前記単位画素から得られるリセットレベルと信号レベルの差分をとる
    請求項8記載の固体撮像装置。
  10. 前記アナログ−デジタル変換手段は、前記カウント手段によるカウント動作により、前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して加算処理を、アナログ−デジタル変換処理と並行して実行する
    請求項6記載の固体撮像装置。
  11. 光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子と、当該転送素子によって転送された信号電荷を出力する出力手段とを含む単位画素が行列状に配置された画素アレイ部と、
    一単位の蓄積期間を通して前記光電変換部に蓄積された総信号電荷を前記転送素子によって少なくとも2回に分割して前記出力手段を介して読み出す駆動手段とを備えた固体撮像装置の信号処理方法に当って
    前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なう
    固体撮像装置の信号処理方法。
  12. 入射光強度が相対的に低い場合において、前記転送素子による電荷転送が発生しないときに前記単位画素から読み出される出力信号に対するよりも、前記転送素子による電荷転送が発生するときに前記単位画素から読み出される出力信号に対して高い変換精度でアナログ−デジタル変換を行なう
    請求項11記載の固体撮像装置の信号処理方法。
  13. 光信号を信号電荷に変換する光電変換部と、当該光電変換部で光電変換された信号電荷を転送する転送素子と、当該転送素子によって転送された信号電荷を出力する出力手段とを含む単位画素が行列状に配置されてなる固体撮像装置と、
    入射光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像する光学系とを具備し、
    前記固体撮像装置は、
    一単位の蓄積期間を通して前記光電変換部に蓄積された総信号電荷を前記転送素子によって少なくとも2回に分割して前記出力手段を介して読み出す駆動手段と、
    前記単位画素から分割して読み出された複数の出力信号に対して異なる変換精度でアナログ−デジタル変換を行なうアナログ−デジタル変換手段とを備えた
    撮像装置。
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