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JP4395438B2 - 燃料及びその組成物のWobbe指数を調節する方法 - Google Patents
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燃料及びその組成物のWobbe指数を調節する方法 Download PDF

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Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、一般にガスツーリキッド(gas−to−liquids(GTL))のユーティリティユニットで消費される燃料に関する。より具体的には、本発明は、ガスツーリキッド設備のエネルギーニーズを提供する燃料のWobbe指数を調節する方法を対象とする。
2.技術状態
ガスツーリキッド(GTL)設備はガス状炭化水素を、ナフサから灯油、ディーゼル油及び燃料油の広い範囲の液体炭化水素製品に転換する。これらの設備のための出発原料は天然ガスであってよい。この天然ガスは、大部分はメタンを含むがエタン及びプロパンなどの一層高級な同族性のものも少量含有していることがある燃料源である。天然ガスなどのガス燃料を液体燃料に転換する1つの方法は、フィッシャートロプシュプロセスとして知られているものである。この方法は、1920年代初期に開発された反応スキームを利用する。
フィッシャートロプシュプロセスでは、まずメタンを、一酸化炭素と水素の混合物である合成ガスと称される製品に転換する。合成ガスは水、二酸化炭素、メタン、一層高級の炭化水素、窒素及びアルゴンなどの成分も含んでよい。続いて、合成ガスを上記のようなより長鎖の液体炭化水素に転換する。しかし、実際には、GTL設備で製造された合成ガスは一部だけが液体炭化水素に転換される。未転換の部分は一般に「テールガス」と称される。通常、テールガスは管状蒸気改質器に導かれることが多い。テールガスは、GTL設備を運転するのに必要な様々なユーティリティ用のエネルギー供給源として使用することができる。これらのユーティリティには、蒸気ボイラ、蒸気過熱器、発電機、プロセス蒸気加熱器等が含まれる。発電用のガス動力源のタービンは、その維持燃料のWobbe指数の変化に非常に敏感なGTLユーティリティユニット施設の例である。
一般に、GTL設備に利用できる燃料の2つの最も一般的な供給源は、天然ガスアセット自体であり、このアセットからフィッシャートロプシュ運転用の原材料(feedstock)の合成ガスが製造され、その運転の副生成物がテールガスである。天然ガスは、大部分はメタンを含み、テールガスは低い(又はゼロの)発熱量を有する酸化炭素生成物を含有するので、天然ガスの発熱量(及びWobbe指数などの他の燃焼特性)は、テールガスの発熱量より高い。
テールガスをGTL設備用のエネルギー供給源として使用することは、天然ガス資源のより効率的な使用が可能になるので有利である。ある場合には、天然ガスアセット自体をフレアリングに使用し、そうでない場合、可燃成分を廃棄するが、しかしこれは資源の非効率的な使用である。こうした理由から、テールガスは、GTL設備を維持するための燃料供給源として優れた選択である。
しかし、テールガスは、スタートアップ、シャットダウン及び緊急時などの運転のある特定の時間の間、必ずしも設備の燃料として利用することができない。これらの間、設備の燃料となる材料を、代替の供給源から得なければならない。天然ガスアセット自体がそれによく使用される。さらに、通常の状態で燃料ガスを使用する設計になっているバーナー及び制御系が、大きく異なったWobbe指数を有する燃料に対するように突然切り替わった場合、深刻な問題が生じる可能性がある。
異なったWobbe指数に付随する問題は、その変化がどちらの方向であっても発生する、すなわち、Wobbe指数が増大することは、Wobbe指数が低下することとまさに同程度に破滅的である可能性がある。例えば、後続の燃料のWobbe指数が、先行する燃料のWobbe指数より高い場合、バーナーへの空気供給が、燃焼の制限因子となって、火炎温度の低下とエミッションの増加を引き起こすことがある。制御が適切に設計されておらず、かつこれらの事象の間、燃焼炉(furnace)がモニターされていない場合、より高いWobbe指数を有する燃料がバーナーに供給されていても、燃料の消費速度が実際に増大することがある。燃料消費の増大に付随するリスクには、火災及び爆発が含まれる。
他方、第2の燃料のWobbe指数が、消費されている第1の燃料のWobbe指数より著しく低い場合、これは設備がテールガスに切り替わった場合に起こりうることであるが、燃焼炉への空気供給は必要量をオーバーして、燃焼炉温度の低下を引き起こす可能性がある。この場合、次にテールガスは一部だけ燃焼して一酸化炭素を放出する結果となり、設備の運転員にも周辺コミュニティの人々にも深刻な脅威をもたらす可能性がある。
異なる燃料での広範囲に変化し得るWobbe指数の問題への1つの解決策は、設備で使用される燃料のタイプのそれぞれに対して、別々のバーナーと別々の燃料分配ラインを備えることである。或いは、複数のバーナーチップを有するバーナーを用いて、様々なWobbe指数を有する複数の燃料の燃焼を容易にすることができる。しかし、当分野の技術者はこれが費用のかかる解決策であることを認識されよう。テールガス、天然ガス及び合成ガスを含むこれらの燃料のそれぞれのWobbe指数を制御又は調節し、それによって、バーナー、燃焼炉、制御系及び燃料分配ラインを一組だけしか必要としないようにする方法を工夫することがよりコスト面でより一層効果的であろう。
必要なことは、ユーティリティユニット内の同じバーナーと燃焼炉で、2種類以上の燃料を使用できるようなGTL設備のユーティリティを運転する方法である。設備を維持する燃料を処理する方法も必要である。それには、GTLユーティリティがより安全かつ効率的な形で運転できるように、燃料のWobbe指数を調節する方法を含むことができる。
発明の概要
フィッシャートロプシュプロセスは、当初、石炭を自動車用燃料及び他の炭化水素製品に転換するための手段として開発された。その後この方法は、大部分がメタンである天然ガスを、主に自動車用燃料としての使用のための液体炭化水素製品に転換するように改良されてきた。この理由から、この方法は「ガスツーリキッド(gas−to−liquids)」(GTL)プロセスとしても知られている。GTL設備は一般に離れた場所に配置されており、したがって、オンサイトのユーティリティユニットからそれ自体のエネルギーニーズを供給する必要がある。
GTLユーティリティユニットで通常使用される燃料の2つの供給源は、フィッシャートロプシュ運転用の原材料の合成ガスがそれから製造される天然ガスと、その運転の副生成物であるテールガスである。天然ガスは大部分メタンを含み、テールガスは低(又はゼロ)発熱量を有する酸化炭素製品を含有するので、天然ガスのWobbe指数はテールガスのWobbe指数より高い。
しかし、テールガスは、スタートアップ、シャットダウン及び緊急時などの運転のある特定の期間、必ずしも設備の燃料として利用することができない。その間、設備の燃料となる材料を、代替の供給源から得なければならず、天然ガスアセット自体がそれによく使用される。さらに、ある状態で燃料ガスを使用する設計になっているバーナー及び制御系が、大きく異なったWobbe指数を有する燃料への対応に突然切り替わった場合、深刻な問題が生じる可能性がある。
Wobbe指数として知られているパラメータを用いて、異なる燃料の性能を比較することができる。Wobbe指数(WI)は以下の式で定義される。
Wobbe指数=HHV/(SG)1/2
式中、HHVは、グロス発熱量としても知られている、燃料の高い方の発熱量であり、SGは燃料の比重である。HHVは、燃料の個々の成分の標準生成エンタルピーから計算される。Wobbe指数の式は、所与の供給圧力でバーナーのオリフィスを通過する、燃料の量に関係する燃料の比重も考慮に入れる。Wobbe指数が実質的に一定であるという条件で、Wobbe指数は、その供給燃料の組成が変化しても、バーナー及び/又は燃焼炉の運転がそれほど影響を受けないような形で設計される。バーナー/燃焼炉運転に影響を及ぼす他の因子があり、その1つが火炎速度の制御であるが、これらの因子の影響は比較的小さく、Wobbe指数に含まれるパラメータの方がはるかに重要である。
ガスツーリキッド設備にとっての通常の状態は、「通常」運転時の間、設備はテールガスなどの低Wobbe指数を有する燃料で維持されるということである。しかし、スタートアップ、シャットダウン及び緊急時の間などのある特定の期間は、テールガスは使用できなくなり、その間、別の燃料でユーティリティを維持しなければならない。この燃料はテールガスのWobbe指数より高いWobbe指数を有してよく、天然ガスアセット自体を使用する場合がそのケースにあたる。理想的には、低Wobbe指数燃料から高Wobbe指数燃料(及びその逆)への切り替えが、GTLユーティリティの燃焼炉やバーナーに対して、小さな又は無視できる程度の影響しか及ぼさないようにすべきである。本発明の実施形態によれば、これを実現するために、その移行の前後で使用される2つの燃料は、0.33〜3のそのWobbe指数の比を有している。
したがって本発明は、GTL設備のユーティリティユニット中で燃料を燃焼させる方法であって、前記方法が、(a)前記ユーティリティユニットに天然ガスを含有する第1の燃料を提供するステップと、(b)GTL設備で製造されたテールガスの少なくとも一部を含有する第2の燃料を、前記ユーティリティユニットに提供するステップと、(c)R=W/Wで定義される、前記第1の燃料のWobbe指数W対前記第2の燃料のWobbe指数Wの比Rが0.33〜3.0となるように、前記第1の燃料、前記第2の燃料又はその両方の組成を調節するステップとを含む方法についてである。他の実施形態では、この比は0.5〜2である。他の実施形態では、この比は0.67〜1.5である。
2つの燃料のWobbe指数比を制御するためにとり得る一般的なアプローチは2つある。1つのアプローチは、より高いWobbe指数を有する燃料の発熱量を低下させることである。他のアプローチは、より低いWobbe指数を有する燃料のWobbe指数を増大させることである。もちろん、この2つのアプローチの組合わせも用いることができる。天然ガスのWobbe指数を低下させるためには、例えばより低い(又は好ましくはゼロの)Wobbe指数の成分を加えてブレンド物を生成させる。この成分の選択肢には、窒素(N)及び二酸化炭素(CO)が含まれる。或いは、テールガスのWobbe指数を増大させることもできる。後者は、1)テールガスに高Wobbe指数成分を加えることによるか、又は2)テールガスから低Wobbe指数成分を除去することによる、2つの方法のうちの1つで達成することができる。一実施形態では、テールガスのWobbe指数を、高Wobbe指数を有する成分をテールガス中に混合してブレンド物を生成することによって増大させる。この成分の選択肢には、メタン、エタン及び液化石油ガス(LPG)が含まれる。
発明の詳細な説明
本発明の実施形態はGTL設備のエネルギーニーズを提供する燃料を対象とする。典型的なことであるが、離れた場所に配置されているGTL設備は、それ自体のエネルギーを供給する必要がある。設備の電力、熱及び他のエネルギー必要物は、集合的に設備用のユーティリティユニットと考えられる、蒸気ボイラ、蒸気過熱器、発電機、プロセス蒸気加熱器等のような施設で発生させることができる。具体的には、本発明の実施形態は、これらの燃料が異なった供給源から由来し、ユーティリティプラントが安全で効率的に運転されるのに問題となる程度に大きく異なった熱容量を有する場合に、GTLユーティリティユニットで消費される燃料を処理する方法を対象とする。
ガスツーリキッド設備の核心にあるプロセスの例であるので、本発明の説明を、フィッシャートロプシュ合成プロセスの簡単な説明から始める。続いて発熱量とWobbe指数の定義を説明する。これらは本発明の実施形態によって調節される燃料の特性であるからである。
フィッシャートロプシュ合成
例示的なGTL設備ではフィッシャートロプシュ合成プロセスを用いる。この方法のための前駆材料は天然ガスを含むことができる。天然ガスは大部分メタンであるが、少量のエタン及びプロパンも含有することができる。
一般的なフィッシャートロプシュプロセスでは、天然ガスを、一酸化炭素と水素の混合物である合成ガスに転換する。フィッシャートロプシュ合成プロセスは、フィッシャートロプシュ生成物としてオレフィン、パラフィン及びアルコールを生成する。GTL設備は、テールガスと称される大部分が未反応材料のストリームも生成することになる。テールガスは、未反応の一酸化炭素及び水素、並びに窒素及びアルゴンなどの不活性種、水蒸気、メタン、及び少量のより重質の炭化水素、オレフィン及び酸素化物を含むことができる。
フィッシャートロプシュプロセスは、天然ガスを液体燃料に転換するための手段として改良されてきた。この理由から、この方法は「ガスツーリキッド」プロセスとしても知られている。GTLプロセスでは、メタンは空気(又は、空気がその構成成分に分離されている場合酸素)と、第1の触媒上で反応して一酸化炭素と水素の混合物である合成法ガス(すなわち合成ガス(syngas))を生成する。次いで、第2の触媒を用いて、合成ガスは液体炭化水素の混合物へ転換される。この合成によって生成するディーゼル沸点範囲の材料は、高セタン価、及び本質的にイオウ又は芳香族を含有しないことを含む多くの有益な属性を有している。
フィッシャートロプシュ合成を行うための触媒及び条件は当分野の技術者によく知られており、例えば欧州特許第EP0921184A1号に記載されている。その開示内容全体を参照により本明細書に組み込む。フィッシャートロプシュ合成プロセスでは、適切な温度と圧力の反応条件のもとで、HとCOの混合物を含む合成法ガス(合成ガス)を、フィッシャートロプシュ触媒と接触させることによって、液体とガス状炭化水素を生成させる。フィッシャートロプシュ反応は一般に、約300〜700°F(149〜371℃)、好ましくは400〜550°F(204〜228℃)の温度、約10〜600psia(0.7〜41バール)、好ましくは30〜300psia(2〜21バール)の圧力、及び約100〜10,000cc/g/時間、好ましくは300〜3,000cc/g/時間の触媒空間速度で実施される。フィッシャートロプシュプロセスの生成物は、C〜C200+の範囲にあり、生成物の大部分はC〜C100+の範囲にある。
フィッシャートロプシュ合成反応は、例えば、1個又は複数の触媒床を含む固定床反応器、スラリー反応器、流動床反応器又は異なる種類の反応器の組合わせなどを含む様々な種類の反応器で実施することができる。そうした反応プロセスと反応器はよく知られており、文献に記載されている。本発明の実施形態による好ましいプロセスはスラリー法フィッシャートロプシュプロセスであり、これは、フィッシャートロプシュ反応が非常に発熱的であるので、反応器から熱を除去するために優れた熱移動及び物質移動技術を利用する。この方法で、比較的高分子量のパラフィン系炭化水素を生成させることが可能である。
スラリープロセスでは、合成反応の炭化水素生成物を含む液体中に微粒子状のフィッシャートロプシュ触媒を分散し懸濁させることによって形成されたスラリーに、HとCOの混合物を含む合成ガスを第3の相として上方へバブリングして通過させる。したがって、炭化水素生成物は反応条件で少なくとも部分的に液体の状態である。水素と一酸化炭素のモル比は約0.5〜4と広い範囲でよいが、より一般的には約0.7〜2.75、好ましくは約0.7〜2.5の範囲である。特に好ましいフィッシャートロプシュプロセスは欧州特許第EP0609079号に教示されている。これもその全体を参照により本明細書に組み込む。
適切なフィッシャートロプシュ触媒は、Fe、Ni、Co、Ru、及びReなどの1種又は複数のVIII族の触媒性金属を含む。さらに、適切な触媒は助触媒を含有することができる。すなわち、好ましいフィッシャートロプシュ触媒は、適切な無機支持材料、好ましくは1種又は複数の耐火性金属酸化物を含む材料上に、有効量のコバルトと1種又は複数の元素Re、Ru、Pt、Fe、Ni、Th、Zr、Hf、U、Mg、及びLaを含む。一般に、触媒中に存在するコバルトの量は全触媒組成物の約1〜約50重量%である。触媒はThO、La、MgO、及びTiOなどの塩基性酸化物助触媒、ZrO、及びPt、Pd、Ru、Rh、Os、Ir、貨幣金属例えばCu、Ag及びAuなどの貴金属、Fe、Mn、Ni及びReなどの遷移金属などの助触媒も含有することができる。アルミナ、シリカ、マグネシア及びチタニア又はそれらの混合物を含む支持材料も使用することができる。触媒の例とその調製は、とりわけ、米国特許第4,568,663号を参照することができる。
発熱量とWobbe指数
プロセス加熱器内でのガス燃焼に関連する技術についての考察が、The John Zinc Combustion Handbook、C.E.Baukal及びR.E.Schwartz編(CRC Press、Boca Raton、2001年)、434〜444頁に記載されている。この文献は、異なった燃料、特に異なった発熱量を有する燃料の性能を適合させるための、Wobbe指数として知られているパラメータの使い方を教示している。Wobbe指数(WI)は以下の通り定義される。
Wobbe指数=HHV/(SG)1/2
式中、HHVは、グロス発熱量としても知られている、燃料の高い方の発熱量であり、SGは燃料の比重である。比重は燃料の分子量と空気の分子量の比であり、後者は約29.92グラム/モルの値を有する。燃料の発熱量は、燃料のエネルギー含量(すなわち、特定の条件下で、所与の量の燃料を燃焼させたときに放出される熱)とも称され、燃料が燃焼した際に放出された熱は燃焼熱として知られている。燃料の発熱量を表すことができる単位一式は、ポンド当たり、又は60°F(15.6℃)でのガロン当たりのBtu(英国熱量単位)であり、SI単位では、燃焼熱はキログラム当たり、又は15℃での立方メートル当たりのキロジュールである。成分の混合物のWobbe指数を計算する場合、適切なブレンディング式を使用することが重要である。例えば、ガスの混合物のWobbe指数が欲しい場合、エネルギー/容積又はモル当たりのエネルギーの単位で発熱量を表すことが好ましい。以下に示す例ではBtu/scfの単位を使用する。ここで、「scf」は標準立方フィートである。
高い方の発熱量(HHV)に加えて、Wobbe指数の式で先に暗に示されるものが、正味発熱量としても知られている低い方の発熱量(LHV)である。高い方の発熱量は、燃料の燃焼で生成した水蒸気が完全に液体の状態に再凝縮すると仮定するのに対して、低い方の発熱量は、燃焼による水蒸気生成物が気体の状態に留まると仮定するので、高い方の発熱量はより大きい。エンジンは一般に蒸気として水を排出するので、状態によっては、低い方の発熱量は比較する燃料のための妥当なパラメータである。しかし、Wobbe指数の計算は、高い方の発熱量パラメータを使用することに留意されたい。
HHVとLHVはどちらも、燃料成分の標準生成エンタルピーから計算することができる。それらは、例えばSmith及びVan Nessの「化学工学熱力学入門(Introduction to Chemical Engineering Thermodynamics)」、第2版、141〜147頁を含む様々な文献に列挙されている。一般にテールガス及び潜在的なブレンドストリーム中でみられる様々な化合物のHHVを以下の表に示す。
Figure 0004395438
表Iに列挙したガス成分のHHVを用いて、ガスツーリキッド設備にエネルギーを供給するために一般に使用される複数の種類の燃料について、Wobbe指数を計算することができる。Wobbe指数を計算した2つの例示的な燃料は、1)天然ガスと2)フィッシャートロプシュ合成プロセスからのテールガスである。これらの結果を以下の表に示す。
Figure 0004395438
送出し系で液体を形成する燃料を有することは望ましくないので、各燃料が周囲温度未満の露点を有することも望ましい。すなわち、燃料はガスであるか、かつ/又は蒸気の状態でなければならない。
2つの異なる燃料のWobbe指数の比
図1はガスツーリキッドユーティリティユニットにおける状態の例を示す。通常運転時の間、GTLユーティリティユニット10を、低Wobbe指数を有する燃料11によって維持することができる。ここで、「通常運転期間」は概略図1の12で示される。13の矢印は、低Wobbe指数燃料11によってGTLユーティリティ10が維持されるために、通常運転期間12の間に行われている、制御、監視用手順及び燃料燃焼状態を示すことを意味している。この実施形態の例では、低Wobbe指数燃料11はフィッシャートロプシュ合成プロセスからのテールガスを含むことができる。ユーティリティユニット10は、燃料を、GTL設備のための蒸気、電気、プロセス熱源及び機械エネルギーに転換する。
しかし、フィッシャートロプシュテールガスが使用できない時期があり得る。その間、ユーティリティ10を維持するために異なる燃料を使用することができる。この燃料は低Wobbe指数燃料11とは異なったWobbe指数を有していてよく、多くの場合、テールガスが利用できない場合に用いられる燃料のWobbe指数は、通常運転の間に使用される燃料11のWobbe指数より大きい。テールガスを代替するのに容易に利用できる燃料の1つが天然ガスアセット自体である。これが図1に略図的に示されている。ここで、テールガスが使用できない場合、15で概略的に示す時間のスタートアップ、シャットダウン、緊急時及び他の期間の間、高Wobbe指数燃料14を使用する。実施形態の1つの例では、高Wobbe指数燃料14は、フィッシャートロプシュ合成用の合成ガス原材料を製造するために使用される天然ガスアセット自体を含む。通常運転期間12の矢印13と同様に、16の矢印は、テールガスをGTLユーティリティ10に使用できない場合、そのユーティリティユニットが、その代わりに高Wobbe指数燃料14によって維持されるように、期間15の間に行われている制御、監視用手順及び燃料燃焼状態を示すことを意味している。
低Wobbe指数燃料11から高Wobbe指数燃料14へ(及びその逆)の切り替えは、実質的に移行が、GTLユーティリティユニット10の燃焼炉とバーナーに対して小さいか無視できる程度の影響しか有していないことを意味する「シームレス」であることが理想的である。移行の容易さを決めるのに最も重要である2つの因子は、驚くべきことではないが、所与の設定で制御弁又はオリフィスを通過して流れることになる燃料ガスの燃料のエネルギー含量(HHVで測定して)と量である。後者の因子は燃料の粘度によって決定され、これは燃料の比重の平方根に相関させることができる。Wobbe指数はこれら因子の両方を考慮に入れる。
本発明の一実施形態によれば、高Wobbe指数燃料14の低Wobbe指数燃料11に対するWobbe指数の比が約3以下である場合、2つの燃料11と14との間の移行は、GTLユーティリティ10とそれらが実行しているプロセスに対して、シームレスで、許容され、穏やかで小さい又は無視できる程度の影響しか及ぼさないことになる。他の実施形態では、燃料14と燃料11のWobbe指数の比は0.5〜2である。他の実施形態では、燃料14と燃料11のWobbe指数の比は0.67〜1.5である。
2つの燃料のWobbe指数比を低下させるためのWobbe指数の調節
当分野の技術者は、例示的な天然ガス燃料(表IIではWobbe指数1427を有することが示されている)のWobbe指数対例示的なテールガス燃料(Wobbe指数355を有する)のWobbe指数の比が約4を超えることに気付かれよう。この比は所望の比の3以下を超過しており、その燃料供給が、天然ガスからテールガスへ、またその逆に突然変更された場合、ガスツーリキッドユーティリティユニットは、プロセスの不安定性を進行させることがある。したがって、これらの燃料のどちらか又はその両方のWobbe指数を調節し、それによってこれらの2種類の燃料の間の急激かつ/又は突然の変化を許容されるようにすることが有利である。最近の設備は、燃料組成物を分析し、例えば燃料供給圧力の変動に応答して調節及び変更を行うためのデバイスを有しているが、これらのデバイスは大幅な又は急速な変更を行うことはできない。したがって、分析的及び機械的な制御デバイスが配置されていても、Wobbe指数の制御が必要である。
2つの燃料のWobbe指数比を制御するためにとり得る2つの一般的なアプローチがある。1つのアプローチは、より高いWobbe指数を有する燃料のWobbe指数を低下させることであり、他方のアプローチは、より低いWobbe指数を有する燃料のWobbe指数を増大させることである。これらの原理を図2に概略図で示す。
図2を参照すると、高Wobbe指数燃料14と低Wobbe指数燃料11a(又は11b)が、GTLユーティリティユニットの燃料ニーズを供給している(図2では示されていない)。ここでも、例示的な高Wobbe指数燃料14は天然ガスであり、例示的な低Wobbe指数燃料11aはフィッシャートロプシュ合成プロセスによるテールガスであることに気付かれよう。図2の概略レイアウトにおける成分すなわち燃料の縦方向位置は、Wobbe指数スケール20で定性的に表されているように、その相対的な発熱量を指していることを意味する。低い(又はゼロの)Wobbe指数成分21を高Wobbe指数燃料14中にブレンドするか、又は高Wobbe指数22を有する材料を低Wobbe指数燃料11a中にブレンドする(又はその組合わせも含む)ことによって、高Wobbe指数燃料14と低Wobbe指数燃料11aのWobbe指数の比を、所望の3以下の範囲に導けることは当分野の技術者に明らかであろう。
2つのガスストリームをブレンドしてWobbe指数を制御することは当業界では知られている。ガスストリームが混合されていることを確かめるために様々なデバイスが使用でき、得られたガスストリームの特性は、オンライン熱量計、ガス密度デバイス又はガスクロマトグラフで分析することができる。
次にこれらの原理をより詳細に説明しよう。高Wobbe指数燃料14のWobbe指数を低下させるために、より低い(又は好ましくはゼロの)Wobbe指数を有する成分21を加えてブレンド23を得る。ブレンド23のWobbe指数は、参照数字の24で概略表されている所望の範囲内のWobbe指数に低下する。この成分21の選択肢には窒素(N)、二酸化炭素(CO)及び煙道ガスが含まれる。いくつかの実施形態では、窒素が好ましい選択である。その理由は、GTL設備では、合成ガス製造用の酸素を提供するために、空気をその成分要素に分離する操作の副生成物として、窒素を通常使用できるからである。空気分離ユニットは、GTL設備で、スタートアップする最初のユニットの1つであり、したがって、窒素供給源は低Wobbe指数のブレンド用成分の他のどの選択より前に、利用することができるので、窒素を成分21として使用することも有利である。
上記の手順によって、高Wobbe指数燃料14のWobbe指数を低下させるという目的が達成される。或いは、低Wobbe指数燃料11a(又は11b)のWobbe指数を低下させることもできる。後者は、1)高発熱量成分をテールガスに加える、或いは2)テールガスから低発熱量成分を除去するという、2つの方法のうちの1つで実現することができる。一実施形態では、低Wobbe指数燃料11aのWobbe指数は、高Wobbe指数を有する成分22を低Wobbe指数燃料11aに混合してブレンド25を生成させることによって増大し、ブレンド25は所望の範囲26内にあるWobbe指数を有する。範囲26は範囲24と同じである必要はないことに注目されたい。すなわち、範囲26の上限は範囲24の上限より高くても低くてもよく、範囲26の下限は範囲24の下限より高くても低くてもよい。
この成分22の選択肢には、天然ガス又はGTL設備からの他の生成物若しくはフィードストリームから誘導することができる、メタン、エタン、液化石油ガス(LPG)又は他の炭化水素が含まれる。
低Wobbe指数燃料11aとブレンドするための特に望ましい成分は、通常LPGと称される(また石油精製産業では「ブロード留分」とも称される)、プロパンとブタンの混合物である。表IIに示すように、LPGは天然ガスよりさらに高いWobbe指数を有しており、このことはLPGをブレンド剤として特に適切なものにしている。LPGを使用することのさらなる利点は、LPGをまず圧縮して液化しなければならず、続く輸送には、特殊な外洋航行形の大型船の使用が必要になることがあるので、GTL設備(又は親天然ガス油田)からのLPGの輸出が困難でコスト高であることが多いことである。さらに、プロパンとブタンの混合物の市場は小さい。この生成物の商品価値を高めるために、通常これを、それぞれが販売品としての規格に適合するのに十分な純度を有する、個々の炭化水素成分であるプロパンとブタンに分離する。分離プロセスは複雑で高コストであって、LPGの価値が小さいことが多い結果となる可能性がある。したがって、LPGのための製造場所での代替品の使用は明らかに有利であり、分離し輸出する必要のない材料はどれでも、発熱量を調節するために使用することができる。
他の実施形態では、低Wobbe指数燃料11bから二酸化炭素(CO)を除去してそのWobbe指数を増大させることができる。二酸化炭素28が除去された後、この燃料は組成27を有することができる。この実施形態では、二酸化炭素28は発熱量がゼロであるので、テールガスの二酸化炭素含量の一部だけを除去すればよいかもしれない。ガスストリームからの二酸化炭素の除去は当分野の技術者によく知られており、アミン洗浄や苛性洗浄などの技術を用いることができる。二酸化炭素含有テールガスをアルカリ溶液と接触させる。アルカリ溶液中に二酸化炭素の少なくとも一部が吸収される。アルカリ溶液中の二酸化炭素は、溶液を加熱する(温度スイング吸着法と称される技術)か、又はその圧力を低下させる(圧力スイング吸着法と称される技術)ことによって除去する。アルカリ溶液中では、アミンを使用せず、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びその組合わせなどの無機苛性成分を使用することが好ましい。これによって、高価なアミンの使用やアミンの分解に付随する問題が回避される。これらの無機苛性化合物を使用する工業的プロセスは、Benfieldプロセス、Catacarbプロセス及びGiammarco−Vetrocokeプロセスとして知られている。これらのプロセスは「カークオスマー化学大辞典(Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology)」、第4版、第5巻、42〜46頁に記載されており、これに文献が含まれている。ガスストリームからの二酸化炭素の部分的除去のための種々の膜も当技術分野で知られている。
図2を再度参照すると、低Wobbe指数燃料11a(又は11b)のWobbe指数を、両方の技術で同時に増大させることができる、すなわち二酸化炭素28を除去すると同時に高Wobbe指数材料22を加えて、所望のWobbe指数範囲26を達成できることが、当分野の技術者に明らかであろう。
除去された二酸化炭素28は、地中又は海にポンプ輸送することを含む多くの選択肢によって廃棄することができる。これを地下貯留域(又は外洋)に注入すると、COの大気への放出が低減される。或いは、その運転でのHとCOの比を制御する目的で、回収したCOを合成ガス発生器に再循環させることができる。他の「廃棄」方法は、上記のように、これを高Wobbe指数燃料24(天然ガスを含んでよい)と混合することであり、また上記技術の任意の組合わせが可能である。
Wobbe指数を調節するために使用する成分21、22は、供給が中断された場合に使用できるように、GTL設備に貯蔵しておくことができる。様々な種類の貯蔵システムが用いられる。例えば、Nを(液化Nのような)液体状態で貯蔵し、必要に応じてブレンド23を生成させるために、気体Nに転換させることができる。同様に、COを、圧縮気体又は液化状態で必要となるまで保持しておくこともできる。圧縮した状態及び/又は液化した状態でガスを貯蔵する施設は当技術分野でよく知られており、GTL設備で使用できる。
ブレンド用の成分(N、LPG、CO)を貯蔵し、次いで輸送するために必要な、圧縮、液化及びガス化の運転はエネルギーを必要とする。しかし、GTLプロセスは、豊富なエネルギーを蒸気、電気及び高圧ガス(減圧によって、それからエネルギーを取り出すことができる)の形態で発生させる。これらの供給源のどれもすべて、ブレンド用成分を処理するのに必要なエネルギーを提供するために使用することができる。
組成物
燃料ブレンド組成物がエネルギーをGTLユーティリティユニットに供給するのに有用であるという、先に概要を説明した原理にしたがって、燃料ブレンド組成物を設計することができる。本発明の一実施形態によれば、燃料ブレンドは、天然ガスを含有する第1の成分と、GTLプロセス自体から誘導される合成ガスの少なくとも一部を含有する第2の成分とを含む。第2の成分の例は、窒素、二酸化炭素及びそれらの混合物である。この実施形態では、燃料ブレンドのWobbe指数は約1,000未満であり、これは、より急激でない他の燃料ブレンドへの移行という利点をもたらす。
第1の成分がやはり天然ガスを含有し、第2の成分が、GTLプロセスから誘導され、窒素又は二酸化炭素を含むことができる、関連する実施形態では、燃料ブレンドは約21容積%超の第2の成分を含む。或いは、燃料ブレンドは約42容積%超の第2の成分を含むことができ、この場合、燃料ブレンドのWobbe指数は約625未満である。さらに他の関連する実施形態では、燃料ブレンドは約57容積%超の第2の成分を含むことができ、この場合、燃料ブレンドのWobbe指数は約450未満である。
合成ガスから液体炭化水素を生成させるためのGTLプロセスでは、プロセスは、スタートアップ段階とそれに続くラインアウト運転段階を有することができる。この状態では、GTLプロセスのスタートアップ段階の間に用いた場合、先の2つの段落で説明した燃料ブレンド組成物は、設備に利点をもたらすことになる。
或いは、GTLプロセスの運転段階の間に用いた場合、利点をもたらす燃料ブレンド組成物がある。この目的に適合する例示的な燃料ブレンド組成物は、GTLプロセスから回収されたテールガスと、メタンより重い炭化水素を含む炭化水素ストリームとを含むことができる。この場合、燃料ブレンドのWobbe指数が約480を超えるように燃料ブレンド組成物を設計することが適切である。テールガスに加えられる炭化水素ストリームは、LPG(「ブロード留分」としても知られているプロパンとブタンの混合物)を含むことができ、一実施形態では、燃料ブレンドは約5容積%超のLPGを含む。関連する実施形態では、燃料ブレンドは約15容積%超のLPGを含むことができ、この場合、燃料ブレンドのWobbe指数は約720より大きい。燃料ブレンドは約25容積%超のLPGを含むことができ、この場合、燃料ブレンドのWobbe指数は約900より大きい。
低Wobbe指数を有する材料を除去することによって(高Wobbe指数を有する材料を加えることによってではなく)、燃料ブレンドのWobbe指数を増大させるこれらの状況については、燃料ブレンドが約10容積%超の二酸化炭素を含む燃料ブレンド組成物を設計することができる。他の実施形態では、燃料ブレンドは約20容積%超の二酸化炭素、又は約30容積%超の二酸化炭素を含むことができる。
次に本発明の種々の実施形態の例を示す。
例1
この例では、天然ガスストリームをどのようにNとブレンドすれば、出発天然ガスのWobbe指数より低いWobbe指数を有するブレンドを提供できるかを示す。Nと燃料ガスの種々の比を検討する。その燃料ガスの特性は以下の表で示す。
Figure 0004395438
したがって、所望の3未満の比を達成するために、表IIIの燃料ガスに、約21容積%のNをブレンドする必要がある。同様に、2の比を達成するためには約42容積%のN、1.5の比を達成するためには約57容積%のNが必要ということになる。
例2
この例はテールガスをブロード留分とどのようにブレンドすれば、より高いWobbe指数を提供できるかを示す。
Figure 0004395438
したがって、テールガスブレンドのWobbe指数を上昇させて所望の3未満の比を達成するために、ブロード留分の約5容積%だけをテールガスに加えればよい。同様に、2未満の比を達成するためには、テールガスにブロード留分の約15容積%をブレンドすればよく、1.5未満の比を達成するためには約26容積%をブレンドすればよい。
例3
この例は、どのようにすれば、そのCO含量の一部又はすべてを除去することによって、テールガスのWobbe指数を増大させることができるかを示す。
Figure 0004395438
Wobbe指数値の比を3未満に調節するためには、COの半分を若干超えて除去する必要があり、所望の約2の比を達成するためには、COの実質的にすべてを除去する必要がある。テールガスから回収されたCOを、天然ガスのWobbe指数を低下させるために使用し、それによって両方のストリームの組成とWobbe指数値を調節してその相対値を3.0未満にすることもできる。
当分野の技術者には、上記に開示した本発明の例示的な実施形態の多くの変更形態が容易に想起されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲内に包含されるすべての構造及び方法を含むと解釈されるものとする。
ユーティリティが、実質的に異なるWobbe指数を有する2つの燃料によって維持されているガスツーリキッドユーティリティユニットにおける例示的な状態を示す図である。 2つの燃料のWobbe指数比を調節するためにとられる2つの一般的なアプローチを示す図である。1つのアプローチでは、より高いWobbe指数を有する燃料のWobbe指数が低下し、他のアプローチでは、より低いWobbe指数を有する燃料のWobbe指数が増大する。

Claims (29)

  1. GTL設備のユーティリティユニット中で燃料を燃焼させる方法であって、
    (a)前記ユーティリティユニットに天然ガスを含有する第1の燃料を提供するステップと、
    (b)GTL設備で製造されたテールガスの少なくとも一部を含有する第2の燃料を、前記ユーティリティユニットに提供するステップと、
    (c)R=W/Wで定義される、前記第1の燃料のWobbe指数W対前記第2の燃料のWobbe指数Wの比Rが0.33〜3.0となるように、前記第1の燃料、前記第2の燃料又はその両方の組成を調節するステップと
    を含む、前記方法。
  2. 前記比が0.5〜2である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記比が0.67〜1.5である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記調節ステップを、前記第1の燃料のWobbe指数を低下させることによって実施する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記調節ステップを、前記第1の燃料を、前記GTLプロセスに付随する空気分離ユニットから回収されたNとブレンドすることによって実施する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記調節ステップを、前記第1の燃料を、前記GTL設備から回収されたCO含有ストリームとブレンドすることによって実施する、請求項4に記載の方法。
  7. 前記調節ステップを、前記第2の燃料のWobbe指数を増大させることによって実施する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記調節ステップを、LPGを前記第2の燃料とブレンドすることによって実施する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記調節ステップを、メタン含有ガスを前記第2の燃料とブレンドすることによって実施する、請求項7に記載の方法。
  10. 前記調節ステップを、前記第2の燃料に含有されている前記COの少なくとも一部を除去することによって実施する、請求項7に記載の方法。
  11. 前記除去されたCOを地下又は海中に廃棄することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記除去されたCOを使用して、前記第1の燃料のWobbe指数を低下させることをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記LPGの少なくとも一部を前記天然ガスから回収する、請求項8に記載の方法。
  14. 前記ユーティリティユニットが、蒸気ボイラ、蒸気過熱器、プロセスストリーム加熱器及び発電機からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  15. 発電機用に前記比を0.8〜1.25の値に制御する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1の燃料の露点及び前記第2の燃料の露点が周囲温度未満である、請求項1に記載の方法。
  17. ガスツーリキッド設備のエネルギーニーズを維持する方法であって、
    (a)高Wobbe指数燃料と低Wobbe指数燃料を、前記ガスツーリキッド設備のユーティリティユニットに提供するステップと、
    (b)R =W /W で定義される、前記高Wobbe指数燃料のWobbe指数W 対前記低Wobbe指数燃料のWobbe指数W の比R が0.33〜3となるように、前記高Wobbe指数燃料、前記低Wobbe指数燃料のどちらか、又はその両方の組成を調節するステップと
    を含む、前記方法。
  18. 前記比が0.5〜2である、請求項17に記載の方法。
  19. 前記比が0.67〜1.5である、請求項17に記載の方法。
  20. 前記ガスツーリキッド設備がフィッシャートロプシュ合成プロセスを実施している、請求項17に記載の方法。
  21. 前記高Wobbe指数燃料を前記ユーティリティユニットに提供するステップが、天然ガスを提供するステップである、請求項17に記載の方法。
  22. 前記低Wobbe指数燃料を前記ユーティリティユニットに提供するステップが、フィッシャートロプシュプロセスによるテールガスを提供するステップである、請求項17に記載の方法。
  23. 前記調節ステップを、低いWobbe指数を有する材料を前記高Wobbe指数燃料中にブレンドすることによって実施する、請求項17に記載の方法。
  24. 前記高Wobbe指数燃料中にブレンドする前記材料が、窒素、二酸化炭素及び煙道ガスからなる群から選択される、請求項23に記載の方法。
  25. 前記調節ステップを、前記低Wobbe指数燃料中に高いWobbe指数を有する材料をブレンドすることによって実施する、請求項17に記載の方法。
  26. 前記低Wobbe指数燃料中にブレンドする前記材料が、メタン、エタン、プロパン、ブタン、LPG、一層高級の炭化水素及び天然ガスからなる群から選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記調節ステップを、前記低Wobbe指数燃料から低いWobbe指数を有する材料を除去することによって実施する、請求項17に記載の方法。
  28. 前記低Wobbe指数燃料から除去される前記材料が二酸化炭素である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記ユーティリティユニットに燃料を供給するステップが、前記燃料がガス状であるように、周囲温度を超える露点を有する燃料を提供する、請求項17に記載の方法。
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