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JP4398286B2 - 収納物管理装置、引出付筐体、収納物管理方法、及び、プログラム - Google Patents
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収納物管理装置、引出付筐体、収納物管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、収納物管理装置、引出付筐体、収納物管理方法、及び、プログラムに関する。
収納物の管理は、ユーザが収納物の収納・取出時にどの収納物がどの順番で収納されているかを確認することにより行われる場合がある。しかし、収納物の数が多いと、人の記憶により全ての収納物を管理するのは困難となり、収納物を見つけだすのも困難となる。
そこで、収納物を管理するための技術、収納物を検索するための技術がそれぞれ開発されている。
収納物の管理技術としては、例えば冷蔵庫に収納されている収納物を管理するための技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
この管理技術では、冷蔵庫の入り口に、その入り口の縁に沿った環状のセンサをユーザが収納物を出し入れする方向に2つ並べて設置すると共に、各収納物に非接触型IDタグを貼付している。そして、収納物の収納・取出時に、収納物に貼付された非接触型IDタグを2つのセンサで検出し、それらの検出時間差によって、収納物が収納されるのか、取り出されるのかを判別し、これにより、冷蔵庫に何が収納されているのかを管理している。
一方、収納物の検索技術としては、例えばキャビネットに収納されている収納物を検索するための技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
この検索技術では、各収納物に検索用タグを貼付している。そして、検索時には、各収納物に検索用信号を照射し、目的の収納物に貼付された検索用タグを点灯させている。
特開2000−310476号公報 特開2002−24249号公報
上記したように、冷蔵庫に設けられた2つのセンサは、ユーザが収納物を出し入れする方向に並べられている。このため、上記した管理技術では、収納物が収納されたのか、取り出されたのかを検出することはできるが、収納物が棚や引き出しに置かれた場合、収納物が置かれている位置や順番は検出できない。
また、冷蔵庫は、収納物を収納した後でも、その位置を手で移動させたりすることができる。このことからも、上記した管理技術では、収納物の収納位置まで管理することはできない。
また、上記した検索技術では、キャビネットの奥に向かって多数の収納物を収納した場合、検索用信号が奥の収納物まで届かない場合がある。このため、上記した検索技術では、収納物の検索をできない場合がある。
また、上記検索技術では、奥の収納物まで検索用信号が届いても、前方にある多数の収納物が妨げになって、ユーザが検索用タグの点灯を確認できない場合がある。この場合は、点灯している検索用タグを見つけるのに労力を費やしてしまう。
従って、本発明は、収納物を容易に管理・検索することを可能にする収納物管理装置、引出付筐体、収納物管理方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかる収納物管理装置は、収納物を収納するための引出と、前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための識別情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を管理する情報管理装置と、から構成され、前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す読出手段を備え、前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出す順番と、に基づいて、前記収納情報を更新する更新手段を備える、ことを特徴とする。
前記引出には第2格納手段がさらに設けられており、前記第2格納手段は、該第2格納手段が設けられている前記引出上の位置を特定するための位置情報を格納し、前記読出手段は、前記第2格納手段に格納されている前記位置情報を読み出し、前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を管理し、また前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて前記位置情報を管理してもよい。
本発明の第2の観点にかかる収納物管理装置は、収納物を収納するための引出と、前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、前記収納物の収納情報と、前記引出の位置情報を管理する情報管理装置と、から構成され、前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、前記引出には、該引出の位置を特定するための位置情報を格納する第2格納手段が設けられ、前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を、また前記引出の前記第2格納手段から前記位置情報を読み出す読出手段を備え、前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を管理し、また前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて前記位置情報を管理する、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点にかかる収納物管理装置において、前記情報管理装置は、前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を更新する更新手段を備えてもよい。
前記情報管理装置は、前記読出手段が読み出した順番で前記識別情報を蓄積する蓄積手段を備え、前記更新手段は、前記蓄積手段が蓄積した前記識別情報と、当該識別情報の蓄積された順番から求められる、当該識別情報により識別される収納物の前記引出内における収納順番と、に基づいて、前記収納情報を更新してもよい。
前記情報管理装置は、前記読出手段が読み出す前記識別情報と管理している前記収納情報とを用いて、前記収納物の収納状態に変化があったか否かを判別する第1判別手段と、前記第1判別手段によって前記収納状態に変化があったと判別された場合に、前記収納状態に変化があったことをユーザに通知する通知手段と、を備えてもよい。
前記読出手段は前記引出の移動方向に沿って複数設けられていてもよい。
複数設けられた前記読出手段のうちの1つは前記格納空間の入り口に設けられていてもよい。
前記格納空間の入り口以外に設けられる前記読出手段は、前記引出が完全に閉じた状態において、該引出の全長を複数の区間に区分する位置に設けられ、これにより、複数の前記読出手段は、前記引出の全長を複数の区間に区分した場合の1区間に相当する距離を前記引出が移動する間に、該引出内にある全ての前記第1格納手段から前記識別情報を読み出してもよい。
前記蓄積手段は、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動する間に前記読出手段が読み出す前記識別情報を蓄積してもよい。
記情報管理装置は、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したか否かを判別する第2判別手段を備え、前記第2判別手段は、前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したか否かを判別し、前記蓄積手段は、前記第2判別手段によって前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したと判別された場合に、前記識別情報の蓄積を終了してもよい。
前記第2格納手段は、前記引出に複数設けられ、複数設けられた前記第2格納手段の少なくとも1つは、前記引出が完全に閉じた状態において、複数設けられた前記読出手段の何れかに対向するように設けられてもよい。
本発明の第1及び第2の観点にかかる収納物管理装置において、前記情報管理装置は前記筐体内に組み込まれていてもよい。
前記筐体は、前記情報管理装置が管理する前記収納情報を、外部に設置される外部端末装置に供給するための通信手段を備えてもよい。
本発明の第1及び第2の観点にかかる収納物管理装置において、前記情報管理装置は、前記筐体の外部に設置され、前記筐体は、前記読出手段が読み出す情報を前記情報管理装置に供給するための通信手段を備えてもよい。
前記通信手段の通信は、有線通信、無線通信、及び、光通信であってもよい。
本発明の第1及び第2の観点にかかる収納物管理装置において、前記第1格納手段は集積回路チップから構成され、前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記識別情報を読み出してもよい。
前記第2格納手段は集積回路チップから構成され、前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記位置情報を読み出してもよい。
前記筐体及び前記引出の外壁は電磁シールド材から構成されていてもよい。
本発明の第3の観点にかかる引出付筐体は、収納物を収納するための引出と、前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、から構成され、前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す読出手段と、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出す順番と、に基づいて、前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を、当該収納物の収納情報を管理する情報管理装置に順次供給する供給手段と、を備える、ことを特徴とする。
また、前記引出に設けられた第2格納手段をさらに備え、前記第2格納手段は、該第2格納手段が設けられている前記引出上の位置を特定するための位置情報を格納しており、前記供給手段は、前記引出内の収納物の収納情報を供給する際に、前記読出手段により当該引出の前記第2格納手段から読み出された当該引出の位置情報をさらに供給してもよい。
本発明の第4の観点にかかる引出付筐体は、収納物を収納するための引出と、前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、から構成され、前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、前記引出には、該引出の位置を特定するための位置情報を格納する第2格納手段が設けられ、前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を、また前記引出の前記第2格納手段から前記位置情報を読み出す読出手段と、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を、前記収納物の収納情報と前記引出の位置情報を管理する情報管理装置に順次供給する供給手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の第3及び第4の観点にかかる引出付筐体において、前記読出手段は、前記引出の移動方向に沿って複数設けられていてもよい。
複数設けられた前記読出手段のうちの1つは前記格納空間の入り口に設けられていてもよい。
前記格納空間の入り口以外に設けられる前記読出手段は、前記引出が完全に閉じた状態において、該引出の全長を複数の区間に区分する位置に設けられ、これにより、複数の前記読出手段は、前記引出の全長を複数の区間に区分した場合の1区間に相当する距離を前記引出が移動する間に、該引出内にある全ての前記第1格納手段から前記識別情報を読み出してもよい。
前記第2格納手段は、前記引出に複数設けられ、複数設けられた前記第2格納手段の少なくとも1つは、前記引出が完全に閉じた状態において、複数設けられた前記読出手段の何れかに対向するように設けられてもよい。
本発明の第3及び第4の観点にかかる引出付筐体において、前記供給手段は、有線通信、無線通信、及び、光通信を行う回路の少なくとも1つから構成されてもよい。
本発明の第3及び第4の観点にかかる引出付筐体において、前記第1格納手段は集積回路チップから構成され、前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記識別情報を読み出してもよい。
前記第2格納手段は集積回路チップから構成され、前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記位置情報を読み出してもよい。
前記筐体及び前記引出の外壁は電磁シールド材から構成されていてもよい。
本発明の第5の観点にかかる収納物管理方法は、引出を格納する筐体に設けられた読出手段が、前記引出の開閉時に、前記引出に収納されている収納物に設けられた該収納物の識別情報を格納する第1格納手段から前記識別情報を順次読み出す読出工程と、前記読出工程で順次読み出される前記識別情報と当該識別情報の読み出される順番とに基づいて、前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するために情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を作成する情報作成工程と、前記情報作成工程で作成された前記収納情報を記憶する記憶工程と、前記引出の開閉時に、前記読出工程で順次読み出される前記識別情報と、当該識別情報が読み出される順番と、に基づいて、前記記憶工程で記憶された前記収納情報を更新する更新工程と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の第6の観点にかかるプログラムは、コンピュータに、収納物の識別情報を格納する格納手段を備える収納物が収納される引出の開閉時に、前記引出を格納する筐体に設けられた読出手段が前記収納物の前記格納手段から順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出した順番とに基づいて、前記収納物内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための情報と、前記引出内における収納順番と、を含む収納物の収納情報を作成する情報作成工程と、前記情報作成工程で作成された前記収納情報を記憶する記憶工程と、前記引出の開閉時に、前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出した順番と、に基づいて、前記収納情報を更新する更新工程と、を実行させる。
本発明の第7の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、ICチップを検出して情報を読み出すセンサが内蔵された筐体に格納される引出に収納されているICチップ付き収納物を管理する収納物管理装置であって、前記引出の開閉に連動して前記センサが前記ICチップから順次読み出す識別情報と当該識別情報の読み出された順番とに基づいて、前記引出内の収納物の、前記引出内における収納順番を含む収納状態を求める処理手段と、前記処理手段が求める前記収納状態を記憶する記憶手段と、前記処理手段が求める前記収納状態を所定のディスプレイに表示する表示手段と、から構成される収納物管理装置として機能させる。
前記ICチップが格納する情報は固定情報であってもよい。
前記ICチップが格納する情報は書き換え可能な情報であってもよい。
前記プログラムは、前記処理手段が、前記引出が閉じる際に前記センサによって読み出される情報を用いて、前記記憶手段が記憶している前記収納状態を修正すると共に、前記表示手段が表示している表示内容を修正する又は警告を出力する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
前記プログラムは、前記引出が再度開く際に、前記センサが読み出す情報から求められる収納状態と前記記憶手段が記憶している前記収納状態とが一致するか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記収納状態が一致しないと判別された場合に警告を出力する警告手段と、をさらに備える収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
前記記憶手段に格納されている前記収納状態の修正、及び、前記表示内容の修正は、前記センサが検出する前記ICチップ、及び、前記引出から前記収納物が持ち出されることによって検出されなくなったICチップに関する事項であってもよい。
前記プログラムは、前記表示手段が、修正された表示内容と共に修正前の表示内容を表示する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
前記表示内容の修正は前記センサによって検出される前記ICチップの順序に関する事項であってもよい。
持出禁止である収納物に添付されたICチップは、該収納物が持出禁止であることを示す禁止情報を格納してもよく、前記プログラムは、前記処理手段が、持出禁止である前記収納物が前記引出から持ち出されることによって前記禁止情報を格納した前記ICチップが前記センサによって検出されなくなった場合に警告を出力する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
前記プログラムは、前記処理手段が、前記センサが読み出す情報を用いて、前記引出が開かれたことを検出し、前記表示手段が、前記引出が開かれたことを前記処理手段が検出することに応答して、前記記憶手段が記憶している前記収納状態を表示する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
前記プログラムは、前記処理手段が、前記センサが順次読み出す情報に基づいて、前記引出の開閉及び開閉方向を検出する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させてもよい。
本発明によれば、収納物を容易に管理・検索することが可能になる。
次に、本発明の第1の実施の形態にかかる引出付筐体について図面を参照して説明する。
第1の実施の形態にかかる引出付筐体は、例えば机やキャビネットなどの一部を構成する。図1は、上記引出付筐体1の斜視図である。図2(a)及び図2(b)は、上記引出付筐体1の内部を示す図である。
図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、引出付筐体1は、引出2を格納するための格納空間1aを有する。引出2は、複数の収納物(例えばフォルダ3)を収納し、格納空間1aに格納される。
また、引出付筐体1は、第1のIC(Integrated Circuit)チップセンサ(第1センサ)11aと、第2のICチップセンサ(第2センサ)11bと、記憶装置12と、入出力装置13と、を備える。
第1センサ11a及び第2センサ11bは、引出2の開閉方向に沿って並ぶように、引出付筐体1の天井板に内蔵されている。具体的には、第1センサ11aは、例えば格納空間1aの入り口近傍に配置され、第2センサ11bは、例えば格納空間1aの入り口と奥との中間に配置される。
第1センサ11a及び第2センサ11bは、放射電磁波又は誘導電磁波などの電磁波を発生させる回路を備えている。第1センサ11a及び第2センサ11bは、所定の電磁波を発生させることにより、後述するように引出2及びフォルダ3のそれぞれに設けられたICチップ(ICタグ)から、引出2及びフォルダ3のそれぞれを識別するための識別情報を読み出す。
記憶装置12は、第1センサ11a及び第2センサ11bが読み出した識別情報を用いて、引出2に収納されているフォルダ3を管理するための収納情報を生成して記憶する。また、記憶装置12は、引出2の開閉時に、第1センサ11a及び第2センサ11bが読み出した識別情報を用いて、記憶している収納情報を更新する。なお、記憶装置12の詳しい構成及び動作については後述する。
入出力装置13は、引出付筐体1の背面上に設置される。入出力装置13は、USB(Universal Serial Bus)又はSCSI(Small Computer System Interface)などによる有線通信を行うための通信モジュール、赤外線又は電波などによる無線通信を行うための無線通信モジュール、及び/又は、光による光通信を行うための光通信モジュール等を備え、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)などの外部接続機器と通信を行うために設けられている。
引出2は、図2(a)及び図2(b)に示すように、表板2a、裏板2b、及び、仕切板2cを備える。仕切板2cは、表板2aと裏板2bとの中間に設けられている。また、表板2a、裏板2b、及び、仕切板2cの上部には、それぞれ、表板2a、裏板2b、及び、仕切板2cを識別するための識別情報を格納したICチップ4a、4b、4cが設けられている。
具体的には、表板2aのICチップ(表板チップ)4aは、表板2aを示す識別コードを識別情報として格納している。また、裏板2bのICチップ(裏板チップ)4bは、裏板2bを示す識別コードを識別情報として格納している。また、仕切板2cのICチップ(仕切板チップ4c)は、仕切板2cを示す識別コードを識別情報として格納している。これらの識別情報により、ICチップ4a、4b、4cが設けられている引出2上の位置をそれぞれ特定することができ、後述するように、引出2が引出付筐体1に完全に格納されているか、完全に引き出されているか等を判別することができる。
ICチップ4a、4b、4cは、第1センサ11a又は第2センサ11bが発生させる電磁波により電力を供給されて動作し、格納している識別情報を第1センサ11a又は第2センサ11bに出力する。
上記したように、第1センサ11aは格納空間1aの入り口に設置され、第2センサ11bは格納空間1aの入り口と奥との中間に設置され、仕切板2cは、表板2aと裏板2bとの中間に設けられている。これにより、引出2が完全に格納された状態において、表板チップ4a及び仕切板チップ4cは、第1センサ11a及び第2センサ11bにそれぞれ対向する。
フォルダ3は、図示するように、引出2に収納される。各フォルダ3の背表紙の上部には、フォルダ3を識別するための識別情報を格納したICチップ5が設けられている。
具体的には、フォルダ3のICチップ(フォルダチップ)5は、フォルダ3を識別するための識別コード、及び、フォルダ3の名前(タイトルなど)を識別情報として格納している。
フォルダチップ5は、第1センサ11a又は第2センサ11bが発生させる電磁波により電力を供給されて動作し、格納している識別情報を第1センサ11a又は第2センサ11bに出力する。
引出2が開閉されると、引出2の移動に伴ってフォルダ3も移動する。これにより、各フォルダ3に設けられたフォルダチップ5が第1センサ11a及び第2センサ11bによってスキャンされ、各フォルダチップ5に格納されている識別情報が順次読み出される。
上記したように、第1センサ11aは格納空間1aの入り口に設置されている。また、第2センサ11bは格納空間1aの入り口と奥との中間に設置されている。言い換えると、第2センサ11bは、引出2が完全に格納された状態において、引出2の全長を2等分する位置に設置されている。これにより、引出2をその全長の半分移動させるだけで、引出2に収納されている全フォルダ3の識別情報を第1センサ11a及び第2センサ11bで読み取ることができる。
具体的には、引出2を、完全に格納された図2(a)の位置から半分だけ引き出された図2(b)の位置へ、又は、図2(b)の位置から図2(a)の位置まで移動させるだけで、収納されている全フォルダ3の識別情報を第1センサ11a及び第2センサ11bで読み取ることができる。このため、第1の実施の形態では、引出2を引き出す際には、引出2を半分以上引き出すものとする。
また、引出付筐体1及び表板2aの外壁は、無電解メッキなどによって、鉄シリコン系合金などの電磁シールド材によって覆われている。これにより、引出2の外部にあるフォルダ3の識別情報が誤って読み取られることを防止することができる。
次に、記憶装置12の詳しい構成について説明する。
記憶装置12は、図3に示すように、記憶部12aと、制御部12bと、から構成される。
記憶部12aは、RAM(Random Access Memory)やEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの半導体メモリ、ハードディスク、及び/又は、光ディスクなどから構成される。記憶部12aは、引出2に収納されているフォルダ3を管理するための収納情報を記憶する。
収納情報は、図4に示すように、収納順、識別コード、及び、収納物名を表す情報が互いに対応付けられて構成される。収納順は、フォルダ3が収納されている順番を表し、例えば引出2の表板2aに近い方から順番に1,2,3,...という番号が与えられる。ユーザがフォルダ3を使用してその収納の順番が変化すると、例えば、収納情報の収納順が書き換えられる。
制御部12bは、CPU(Central Processing Unit)及びメモリから構成されるマイクロコンピュータから構成され、上記収納情報を作成・更新するためのプログラムを記憶している。制御部12bは、記憶しているプログラムに従って動作し、上記収納情報を作成して記憶部12aに格納し、引出2の開閉時に記憶部12aに格納されている収納情報を更新する。
ユーザは、パーソナルコンピュータ等の外部接続機器を操作して、入出力装置13を介して記憶装置12にアクセスし、記憶部12aに格納されている収納情報を読み出す。そして、ユーザは、読み出した収納情報を用いて、フォルダ3の名前を収納順にパーソナルコンピュータ等の画面に表示させたり、フォルダ3の名前で収納順を検索することができる。このように、収納情報によってフォルダ3の収納状態が分かるので、フォルダ3の管理及び検索等を容易に行うことができる。また、フォルダ3の収納順も明らかとなるので、目的のフォルダ3を引出2の中から容易に見つけだすことができる。
次に、引出2に収納されるフォルダ3の収納情報を管理するための動作について説明する。
第1センサ11a及び第2センサ11bは、ICチップに格納されている識別情報を読み出すために所定の電磁波を発生させる。
表板チップ4a、裏板チップ4b、仕切板チップ4c、及び、フォルダチップ5は、引出2の移動に伴って、第1センサ11a及び第2センサ11bの下方を順に通過する。
各ICチップ4a、4b、4c、5は、第1センサ11a及び第2センサ11bの下方を通過する際、第1センサ11a及び第2センサ11bからの電磁波により電力を供給されて動作する。そして、各ICチップ4a、4b、4c、5は、自己が記憶している識別情報を出力する。第1センサ11a及び第2センサ11bは、通過する各ICチップ4a、4b、4c、5が順次出力する識別情報を受信して、記憶装置12の制御部12bに出力する。
上記したように、引出2が完全に閉じている状態において、表板チップ4aと第1センサ11a、及び、仕切板チップ4cと第2センサ11bは、それぞれ互いに対向している。このため、引出2が完全に閉じている状態では、制御部12bに、第1センサ11aから表板2aの識別情報が、第2センサ11bから仕切板2cの識別情報がそれぞれ供給される。制御部12bは、この供給される識別情報により、引出2が完全に閉じていることを判別することができる。
ユーザがフォルダ3を収納するために、又は、取り出すために引出2を開けると、引出2の移動に伴って、表板チップ4a及び仕切板チップ4cも移動する。このため、第1センサ11aから表板2aの識別情報が供給されなくなり、第2センサ11bから仕切板2cの識別情報が供給されなくなる。これにより、制御部12bは、引出2が開けられたことを検出し、図5に示す収納情報作成・更新処理を開始する。
初めに、制御部12bは、第1センサ11a及び第2センサ11bから供給される識別情報をメモリに蓄積する(ステップS101)。この際、制御部12bは、供給された識別情報を、供給された順番を示す情報と関連付けてメモリに格納する。
上記したように、引出2を図2(a)の位置から図2(b)の位置まで移動させれば、引出2に収納されている全フォルダ3の識別情報を第1センサ11a及び第2センサ11bで読み取ることができる。言い換えると、引出2が図2(a)の位置から図2(b)の位置に移動する間に識別情報の読み出しを行えば、全フォルダ3の識別情報を効率よく取得することができる。
このため、制御部12bは、第1センサ11a及び第2センサ11bから供給された識別情報を蓄積する度に、蓄積した識別情報が仕切板2c及び裏板2bの識別情報であるか否かを判別する。これにより、制御部12bは、引出2が図2(b)の位置まで引き出されたか否かを判別する。言い換えると、制御部12bは、収納されている全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したか否かを判別する(ステップS102)。
蓄積した情報は仕切板2c及び裏板2bの情報でない、即ち、全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了していないと判別した場合(ステップS102;NO)、制御部12bは、ステップS101にリターンし、識別情報の蓄積を継続する。
一方、蓄積した情報は仕切板2c及び裏板2bの情報である、即ち、全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したと判別した場合(ステップS102;YES)、制御部12bは、これまでに蓄積した情報を用いて、記憶部12aに格納されている収納情報を更新する(ステップS103)。
具体的には、制御部12bは、登録されていないフォルダ3がある場合は、そのフォルダ3の収納順、識別コード、及び、収納物名を追加する。また、フォルダ3の順番が入れ替わっている場合は、制御部12bは、そのフォルダ3の収納順情報を書き換える。また、第1センサ11a及び第2センサ11bによって検出されなかったフォルダ3が存在する場合は、制御部12bは、そのフォルダ3の情報を収納情報から削除する。
以上のようにして、引出2を開く際に収納情報が更新される。これにより、ICチップセンサ11a、11b及び記憶装置12が動作していない時にフォルダ3の出し入れが行われたとしても、収納情報を最新のものに修正することができる。
上記したように、引出2は半分以上引き出される。この場合、引出2は、図2(b)の位置からさらに引き出されるか、又は、図2(b)の位置から閉じられる。
また、引出2が閉じられる場合は、上記したように、引出2が図2(b)の位置から図2(a)の位置に移動する間に識別情報の読み出しを行えば、全フォルダ3の識別情報を効率よく取得することができる。
このため、制御部12bは、以下に示すように、第1センサ11a及び第2センサ11bから供給される識別情報をメモリに蓄積すると共に、引出2が図2(b)の位置からさらに引き出されたのか、又は、閉じられたのかを判別する。
引出2が図2(b)の位置からさらに移動すると、上記と同様に、第1センサ11a及び第2センサ11bによって読み出された識別情報がそれぞれ制御部12bに供給される。制御部12bは、引出2の移動により、第1センサ11a及び第2センサ11bから続いて供給される識別情報をメモリに蓄積する(ステップS104)。
そして、制御部12bは、蓄積した識別情報のうち、第1センサ11aから供給された情報が裏板2bの識別情報であるか否かを判別する(ステップS105)。これにより、制御部12bは、引出2が図2(a)の位置から図6(a)に示すように完全に引き出されたか否かを判別する。
第1センサ11aからの情報が裏板2bの識別情報であると判別した場合(ステップS105;YES)、制御部12bは、引出2が図2(b)の位置からさらに開けられた、即ち、閉じられたのではないと判別し、ステップS104で蓄積した識別情報をクリアする(ステップS106)。
続いて、制御部12bは、第2センサ11bから裏板2bの識別情報が供給されるか否かを判別する(ステップS107)。これにより、制御部12bは、引出2が図6(a)の位置から閉じられて、図2(b)の位置まで移動したか否かを判別する。
第2センサ11bから裏板2bの識別情報が供給されないと判別した場合(ステップS107;NO)、制御部12bは、ステップS107にリターンし、裏板2bの識別情報が第2センサ11bから供給されるのを待機する。
一方、第2センサ11bから裏板2bの識別情報が供給されたと判別した場合(ステップS107;YES)、制御部12bは、ステップS104にリターンし、識別情報の蓄積を再開する。
上記ステップS105の処理で、第1センサ11aからの情報が裏板2bの識別情報でないと判別した場合(ステップS105;NO)、制御部12bは、引出2が図2(b)の位置から図6(b)の位置までさらに引き出され、その後に閉じられたのか否かを判別する。具体的には、制御部12bは、蓄積した識別情報のうち、第2センサ11bから供給された情報が裏板2bの識別情報であるか否かを判別する(ステップS108)。
第2センサ11bからの情報が裏板2bの識別情報であると判別した場合(ステップS108;YES)、制御部12bは、ステップS104で蓄積した識別情報をクリアする(ステップS109)。そして、制御部12bは、ステップS104にリターンし、識別情報の蓄積を再開する。
一方、第2センサ11bからの情報が裏板2bの識別情報でないと判別した場合(ステップS108;NO)、制御部12bは、ステップS104で蓄積した情報が表板2a及び仕切板2cの識別情報であるか否かを判別する。これにより、制御部12bは、引出2が図2(a)に示すように完全に閉じられたか否かを判別する。言い換えると、制御部12bは、収納されている全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したか否かを判別する(ステップS110)。
蓄積した情報が表板2a及び仕切板2cの情報でない、即ち、全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了していないと判別した場合(ステップS110;NO)、制御部12bは、ステップS104にリターンし、識別情報の蓄積を継続する。
一方、蓄積した情報が表板2a及び仕切板2cの情報である、即ち、全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したと判別した場合(ステップS110;YES)、制御部12bは、ステップS104でこれまでに蓄積した情報を用いて、記憶部12aに格納されている収納情報を更新する(ステップS111)。
具体的には、制御部12bは、登録されていないフォルダ3がある場合は、そのフォルダ3の収納順、識別コード、及び、収納物名を追加する。空の引出2にフォルダ3を収納する場合は、これによって収納情報が作成される。また、フォルダ3の順番が入れ替わっている場合は、制御部12bは、そのフォルダ3の収納順情報を書き換える。また、第1センサ11a及び第2センサ11bによって検出されなかったフォルダ3が存在する場合は、制御部12bは、そのフォルダ3の情報を収納情報から削除する。
以上のようにして、引出2を閉じる際に収納情報が作成又は更新される。これにより、ユーザがフォルダ3を取り出したり、フォルダ3を収納したりして、収納されているフォルダ3が変わったり、その収納の順番が入れ替わったとしても、収納情報を最新のものに更新することができる。
以上で、引出2が開けられてから完全に閉じられるまでの処理が完了する。引出2の開閉時に上記収納情報作成・更新処理を実行することにより、収納されているフォルダ3の情報を常に正しく保つことができる。これにより、ユーザは、パーソナルコンピュータ等を用いて、フォルダ3を容易に管理、検索することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる引出付筐体について図面を参照して説明する。
図7に示すように、第2の実施の形態にかかる引出付筐体1は、机の一部を構成する。また、机には、外部接続機器(例えばパーソナルコンピュータ)6が設置されている。
図8に示すように、第2の実施の形態では、引出付筐体1は、第1の形態で示した記憶装置12を備えていない。また、外部接続機器6は、操作部61と、表示部62と、入出力部63と、記憶部64と、制御部65と、から構成され、収納情報を管理する。
操作部61は、キーボード及びマウス等から構成され、ユーザの操作に従って、様々な指示を制御部65に入力する。
表示部62は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等から構成され、引出2に収納されているフォルダ3の一覧や、フォルダ3の検索結果等を表示する。
入出力部63は、USB又はSCSIなどによる有線通信を行うための通信モジュール、赤外線又は電波などによる無線通信を行うための無線通信モジュール、及び/又は、光による光通信を行うための光通信モジュール等を備え、引出付筐体1の入出力装置13と通信を行う。
記憶部64は、RAMやEPROMなどの半導体メモリ、ハードディスク、及び/又は、光ディスクなどから構成される。記憶部64は、引出2に収納されているフォルダ3を管理するための収納情報を記憶する。また、記憶部64は、上記収納情報を作成・更新するためのプログラムを記憶している。
制御部65は、CPUから構成され、記憶部64に格納されているプログラムに従って動作し、上記収納情報を作成して記憶部64に格納し、引出2の開閉時に記憶部64に格納されている収納情報を更新する。また、制御部65は、フォルダ3の収納状態に変化があった場合に、表示部62を介して、その旨をユーザに警告又は通知する。
上記以外の構成は、第1の実施の形態で示した構成と実質的に同一である。
次に、引出2に収納されるフォルダ3の収納情報を管理するための動作について説明する。
第1の実施の形態と同様に、第1センサ11a及び第2センサ11bは、所定の電磁波を発生させて、表板チップ4a、裏板チップ4b、仕切板チップ4c、及び、フォルダチップ5のそれぞれから識別情報を読み出す。そして、第1センサ11a及び第2センサ11bは、読み出した識別情報を、入出力装置13を介して、外部接続機器6に出力する。
外部接続機器6の制御部65は、第1の実施の形態で示した制御部12bと同様に、第1センサ11aから表板2aの識別情報が供給されなくなり、第2センサ11bから仕切板2cの識別情報が供給されなくなることにより、引出2が開けられたことを検出する。そして、制御部65は、図9に示す収納情報作成・更新処理を開始する。
制御部65は、第1の実施の形態と同様に、第1センサ11a及び第2センサ11bから供給される識別情報を記憶部64に蓄積し(ステップS201)、収納されている全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したか否かを判別する(ステップS202)。
全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了していないと判別した場合(ステップS202;NO)、制御部65は、ステップS201にリターンし、識別情報の蓄積を継続する。
一方、全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したと判別した場合(ステップS202;YES)、制御部65は、これまでに蓄積した識別情報と記憶部64に格納されている収納情報とが一致するか否かを判別する(ステップS203)。
蓄積情報と収納情報とが一致すると判別した場合(ステップS203;YES)、制御部65は、表示部62を制御し、記憶部64に格納されている収納情報を用いて、収納されているフォルダ3の一覧を表示する(ステップS204)。そして、制御部65は、後述するステップS207の処理を行う。
一方、蓄積情報と収納情報とが一致しないと判別した場合(ステップS203;NO)、制御部65は、表示部62を制御し、蓄積した識別情報を用いて現在収納されているフォルダ3の一覧を表示すると共に、一致しなかったフォルダ3の情報を表示する(ステップS205)。
例えば、制御部65は、図10に示すように、現在収納されているフォルダ3の一覧と共に、収納情報にはあるが蓄積情報には存在しないフォルダ3、収納情報にはないが蓄積情報には存在するフォルダ3、及び、収納情報及び蓄積情報の両方に存在するが収納順が入れ替わっているフォルダ3のそれぞれの情報を表示する。また、制御部65は、一覧に表示するフォルダ3のうち、一致しなかったフォルダ3の名前を他のものとは異なる色で表示したり、名前を点滅させて表示してもよい。これにより、制御部65は、フォルダ3の収納状態に変化があったことをユーザに警告又は通知する。
続いて、制御部65は、蓄積情報を用いて収納情報を更新する(ステップS206)。
その後、制御部65は、第1の実施の形態で示したステップS104〜S110と同様の処理を行い、引出2が閉じられる際にも、第1センサ11a及び第2センサ11bから供給される識別情報を記憶部64に順次蓄積する(ステップS207〜S213)。
そして、ステップS213の処理で全フォルダ3の識別情報の読み出しが完了したと判別した場合(ステップS213;YES)、制御部65は、引出2が閉じる際に蓄積した識別情報と記憶部64に格納されている収納情報とが一致するか否かを判別する(ステップS214)。
蓄積情報と収納情報とが一致すると判別した場合(ステップS214;YES)、制御部65は、表示部62を制御し、記憶部64に格納されている収納情報を用いて、収納されているフォルダ3の一覧を表示する(ステップS215)。
一方、蓄積情報と収納情報とが一致しないと判別した場合(ステップS214;NO)、制御部65は、上記したステップS205と同様にして、蓄積した識別情報を用いて現在収納されているフォルダ3の一覧を表示すると共に、一致しなかったフォルダ3の情報を表示部62に表示する(ステップS216)。
そして、制御部65は、蓄積情報を用いて収納情報を更新し(ステップS217)、収納情報作成・更新処理を終了する。
以上のようにして、引出2の開閉時に収納情報が更新される。これにより、ユーザがフォルダ3を取り出したり、フォルダ3を収納したりして、収納されているフォルダ3が変わったり、その収納の順番が入れ替わったとしても、収納情報を最新のものに更新することができる。これにより、ユーザは、外部接続機器6を用いて、フォルダ3を容易に管理、検索することが可能となる。
また、引出2の開閉時にフォルダ3の収納状態に変化があったことが検出された場合には、その旨がユーザに通知される。これにより、例えば、持ち出し禁止のフォルダ3が持ち出された場合、ユーザは、外部接続機器6が発する警告又は通知により、そのことを知ることができる。
なお、第1及び第2の実施の形態では、引出2が1つのみである場合を例として示した。しかし、引出2は、例えば図11に示すように、複数重ねて又は並べて設けられてもよい。又は、引出2は、複数の引出2を備えるキャビネットを構成してもよい。この場合は、引出2に設けられたICチップが格納する識別コードを引出2同士を識別可能なように構成し、引出2の識別情報とフォルダ3の識別情報とを関連づける収納情報を生成すれば、各引出2に格納されている収納物3を上記と同様にして管理することができる。
また、第1及び第2の実施の形態では、引出付筐体1に2つのICチップセンサ11a、11bが設けられている場合を例として示した。しかし、引出付筐体1に設けられるICチップセンサの数は、1つでもよく、3つ以上であってもよい。
例えば、ICチップセンサが1つだけ設けられる場合は、ICチップセンサを格納空間1aの入り口に設け、引出2を開ける際には常に全部引き出すようにすればよい。このようにすれば、引出2の開閉によって、収納されている全フォルダ3の識別情報を読み出すことができ、上記と同様にして収納されているフォルダ3を管理することができる。
また、3つ以上のICチップセンサを引出2の開閉方向に沿って均等に並べれば、第1及び第2の実施の形態で示したよりも短い距離だけ引出2を移動させても、収納されている全フォルダ3の識別情報を読み出すことができる。
例えば3つのICチップセンサが設けられる場合、図12(a)及び図12(b)に示すように、格納空間1aの入り口に設けられた以外のICチップセンサを引出2の全長を3等分する位置に配置すれば、引出2をその全長の3分の1移動させるだけで、収納されている全フォルダ3の識別情報を読み出すことができる。
また、第1及び第2の実施の形態では、引出付筐体1に2つのICチップセンサ11a、11bを、引出2に3つのICチップ4a、4b、4cをそれぞれ設置して、引出2の移動方向を検出していた。しかし、例えば図13(a)に示すように、引出付筐体1に多数のICチップセンサを引出2の移動方向に沿って配置して、引出2の移動方向を検出するようにしてもよい。また、例えば図13(b)に示すように、引出2の側板などに多数のICチップを引出2の移動方向に沿って配置して、引出2の移動方向を検出するようにしてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、引出付筐体1の天井板にICチップセンサ11a、11bが組み込まれている例を示した。しかし、ICチップ4a、4b、4c、5から識別情報を読み出すことができれば、ICチップセンサ11a、11bは、引出付筐体1の側板等に組み込まれていてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、引出2の表板2a、裏板2b、及び、仕切板2cの上部にICチップ4a、4b、4cが設けられている例を示したが、ICチップ4a、4b、4cは、引出2の側板上部に設けられてもよい。この場合、引出2は仕切板2cを備えている必要はない。
また、第1及び第2の実施の形態では、引出2内にフォルダ3を一列に並べて収納する場合を例として示したが、1つの引出2内にフォルダ3を複数列に並べて収納してもよい。この場合、列毎にICチップセンサを設け、各列に収納されているフォルダ3の識別情報を読み出すようにしてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、フォルダ3の背表紙にICチップ5が貼付されている場合を例として示したが、ICチップ5は、ICチップセンサ11a、11bによって識別情報の読み取りが可能な位置であれば、フォルダ3の表紙部分又は裏表紙部分等に設けられてもよい。
また、第1及び第2の実施の形態では、フォルダチップ5がフォルダの識別コードとフォルダ3の名前を識別情報として格納している場合を示したが、フォルダチップ5は、識別情報としてフォルダ3の識別コードのみを格納した、情報の書き換えが不可能なICチップであってもよい。この場合、第1の実施の形態で示した記憶装置12の記憶部12aおよび第2の実施の形態で示した外部接続機器6の記憶部64は、フォルダ3の識別コードとフォルダ3の名前とを対応付ける対応情報を記憶する。そして、記憶装置12の制御部12bおよび外部接続機器6の制御部65は、センサ11a、11bによって読み出された識別情報(識別コード)と記憶部12a,64の対応情報とを用いてフォルダ3の名前等を特定し、収納情報の更新等を行ってもよい。また、外部接続機器6の制御部65は、読み出された識別情報(識別コード)と対応情報とを用いてフォルダ3の名前等を特定し、表示部62を制御してフォルダ3の収納状態を表示してもよい。
また、第2の実施の形態において、外部接続機器6の制御部65は、引出2が開かれたことを検出すると、記憶部64に格納されている所定のプログラムを起動し、記憶部64の収納情報を用いて、引出2に収納されているフォルダ3の一覧を表示部62に表示させてもよい。
また、第2の実施の形態において、制御部65は、収納状態に変化があったと判別した場合に、蓄積した識別情報を用いて現在の収納状態を、記憶部64の収納情報を用いて収納情報が前回更新された時点での収納状態を、それぞれ並べて表示するようにしてもよい。この際、制御部65は、収納状態が変化したフォルダ3を点滅等させて表示してもよい。このようにすれば、変化の内容がよりわかりやすくなる。
また、第2の実施の形態において、フォルダ3の識別情報に、持ち出し禁止のフォルダ3であるか否かを示す禁止情報を含めてもよい。そして、制御部65は、収納状態に変化があったと判別した場合に、収納情報にあって蓄積情報にないフォルダ3が持出禁止フォルダであるか否かを判別し、持出禁止フォルダであると判別した場合に、表示色の変更、メッセージ表示、及び/又は、警報音出力などによって、持出禁止フォルダが持ち出されたことをユーザに警告するようにしてもよい。
また、上記した禁止情報は、フォルダ3が持出禁止フォルダに指定された場合に所定の装置を用いてフォルダ3の識別情報に書き込まれ、持出禁止フォルダの指定からはずされた場合に所定の装置を用いてフォルダ3の識別情報から消去されてもよい。このようにすれば、持出禁止の指定及び解除に応じて、警告の出力/非出力を設定することができる。
また、第2の実施の形態において、制御部65は、収納情報を更新する際、更新日時を、フォルダ3が持ち出された日時、フォルダ3が収納された日時、フォルダ3の収納順が変更された日時として記録してもよい。
また、第1の実施の形態において、引出付筐体1は、収納状態に変化があったことを通知(又は警報)するためのランプやスピーカ等を備えてもよい。そして、第1の実施の形態で示した制御部12bは、第2の実施の形態で示した制御部65と同様の処理を行い、収納状態に変化があったか否かを判別し、変化があったと判別した場合に、筐体1に設けられたランプを点灯させたり、スピーカから警報音を出力することにより、収納状態に変化があったことをユーザに通知してもよい。
また、情報の書き換えが可能なICチップをフォルダチップ5として用い、フォルダ3の中身が変わるたびにフォルダチップ5の内容を書き換えるようにしてもよい。
また、以上では、引出2に収納される収納物の例としてフォルダ3を示したが、収納物は、バインダ、ファイル、ノート、書籍などでもよい。また、収納物は、カセット、CD、DVD、MD等の記録媒体であってもよい。また、引出2に並べて収納されるものであれば、様々な商品が入ったケース(箱)などであってもよい。
また、第1及び第2の実施の形態で示したように、収納物のICチップには収納物の識別情報が格納され、引出2のICチップには引出2の位置を特定するための位置情報が格納され、引出付筐体1に設けられたセンサは、引出2の開閉時に、収納物のICチップから識別情報を読み出し、引出2のICチップから位置情報を読み出す。記憶装置12又は外部接続機器6は、読み出された識別情報及び位置情報を用いて、収納物の収納情報及び位置情報をそれぞれ管理してもよい。このようにすれば、上記引出付筐体1を、引出2の開閉状態の検出だけでなく、物の識別用センサとしても用いることができる。
また、以上では、引出付筐体1は机やキャビネットなどの一部を構成するものとした。しかし、引出付筐体1単体で、自由に移動可能な引出として用いられてもよい。
また、以上で示した記憶装置12及び外部接続機器6は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD、及び、半導体メモリ等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
第1の実施の形態にかかる引出付筐体の斜視図である。 図1に示す引出付筐体の内部を示す図である。 引出付筐体が備える記憶装置の構成図である。 図3の記憶装置を構成する記憶部が記憶する収納情報を示す図である。 図3の記憶装置を構成する制御部が行う収納情報作成・更新処理を示すフローチャートである。 引出が引き出された状態を示す図である。 第2の実施の形態にかかる引出付筐体の斜視図である。 引出付筐体に接続される外部接続機器の構成図である。 図8の外部接続機器を構成する制御部が行う収納情報作成・更新処理を示すフローチャートである。 図8の外部接続機器を構成する表示部が表示する収納状態情報を示す図である。 引出が複数設置された状態を示す図である。 3つのICチップセンサが設けられた場合の構成を示す図である。 (a)は引出付筐体に多数のICチップセンサが設けられた状態を示す図であり、(b)は引出に多数のICチップが設けられた状態を示す図である。
符号の説明
1 引出付筐体
2 引出
2a 表板
2b 裏板
2c 仕切板
3 フォルダ
4a ICチップ(表板チップ)
4b ICチップ(裏板チップ)
4c ICチップ(仕切板チップ)
5 ICチップ(フォルダチップ)
6 外部接続機器
11a ICチップセンサ(第1センサ)
11b ICチップセンサ(第2センサ)
12 記憶装置
12a 記憶部
12b 制御部
13 入出力装置
61 操作部
62 表示部
63 入出力部
64 記憶部
65 制御部

Claims (43)

  1. 収納物を収納するための引出と、
    前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、
    前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための識別情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を管理する情報管理装置と、から構成され、
    前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、
    前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す読出手段を備え、
    前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出す順番と、に基づいて、前記収納情報を更新する更新手段を備える
    ことを特徴とする収納物管理装置。
  2. 前記引出には第2格納手段がさらに設けられており、
    前記第2格納手段は、該第2格納手段が設けられている前記引出上の位置を特定するための位置情報を格納し、
    前記読出手段は、前記第2格納手段に格納されている前記位置情報を読み出し、
    前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を管理し、また前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて前記位置情報を管理する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納物管理装置。
  3. 収納物を収納するための引出と、
    前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、
    前記収納物の収納情報と、前記引出の位置情報を管理する情報管理装置と、
    から構成され、
    前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、
    前記引出には、該引出の位置を特定するための位置情報を格納する第2格納手段が設けられ、
    前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を、また前記引出の前記第2格納手段から前記位置情報を読み出す読出手段を備え、
    前記情報管理装置は、前記引出の開閉時に、前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を管理し、また前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて前記位置情報を管理する、
    ことを特徴とする収納物管理装置。
  4. 前記情報管理装置は、前記読出手段が順次読み出す前記識別情報を用いて前記収納情報を更新する更新手段を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の収納物管理装置。
  5. 前記情報管理装置は、前記読出手段が読み出した順番で前記識別情報を蓄積する蓄積手段を備え、
    前記更新手段は、前記蓄積手段が蓄積した前記識別情報と、当該識別情報の蓄積された順番から求められる、当該識別情報により識別される収納物の前記引出内における収納順番と、に基づいて、前記収納情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は4に記載の収納物管理装置。
  6. 前記情報管理装置は、
    前記読出手段が読み出す前記識別情報と管理している前記収納情報とを用いて、前記収納物の収納状態に変化があったか否かを判別する第1判別手段と、
    前記第1判別手段によって前記収納状態に変化があったと判別された場合に、前記収納状態に変化があったことをユーザに通知する通知手段と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  7. 前記読出手段は前記引出の移動方向に沿って複数設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  8. 複数設けられた前記読出手段のうちの1つは前記格納空間の入り口に設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の収納物管理装置。
  9. 前記格納空間の入り口以外に設けられる前記読出手段は、前記引出が完全に閉じた状態において、該引出の全長を複数の区間に区分する位置に設けられ、これにより、複数の前記読出手段は、前記引出の全長を複数の区間に区分した場合の1区間に相当する距離を前記引出が移動する間に、該引出内にある全ての前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す、ことを特徴とする請求項に記載の収納物管理装置。
  10. 前記蓄積手段は、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動する間に前記読出手段が読み出す前記識別情報を蓄積する、ことを特徴とする請求項に記載の収納物管理装置。
  11. 記情報管理装置は、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したか否かを判別する第2判別手段を備え、
    前記第2判別手段は、前記読出手段が読み出す前記位置情報を用いて、前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したか否かを判別し、
    前記蓄積手段は、前記第2判別手段によって前記引出が前記1区間に相当する距離を移動したと判別された場合に、前記識別情報の蓄積を終了する、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の収納物管理装置。
  12. 前記第2格納手段は、前記引出に複数設けられ、
    複数設けられた前記第2格納手段の少なくとも1つは、前記引出が完全に閉じた状態において、複数設けられた前記読出手段の何れかに対向するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納物管理装置。
  13. 前記情報管理装置は前記筐体内に組み込まれている、ことを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  14. 前記筐体は、前記情報管理装置が管理する前記収納情報を、外部に設置される外部端末装置に供給するための通信手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の収納物管理装置。
  15. 前記情報管理装置は、前記筐体の外部に設置され、
    前記筐体は、前記読出手段が読み出す情報を前記情報管理装置に供給するための通信手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  16. 前記通信手段の通信は、有線通信、無線通信、及び、光通信である、ことを特徴とする請求項1又は1に記載の収納物管理装置。
  17. 前記第1格納手段は集積回路チップから構成され、
    前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記識別情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  18. 前記第2格納手段は集積回路チップから構成され、
    前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記位置情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項1乃至1の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  19. 前記筐体及び前記引出の外壁は電磁シールド材から構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至18の何れか1項に記載の収納物管理装置。
  20. 収納物を収納するための引出と、
    前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、から構成され、
    前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、
    前記筐体は、
    前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す読出手段と、
    前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出す順番と、に基づいて、前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を、当該収納物の収納情報を管理する情報管理装置に順次供給する供給手段と、を備える、
    ことを特徴とする引出付筐体。
  21. 前記引出に設けられた第2格納手段をさらに備え、
    前記第2格納手段は、該第2格納手段が設けられている前記引出上の位置を特定するための位置情報を格納しており、
    前記供給手段は、前記引出内の収納物の収納情報を供給する際に、前記読出手段により当該引出の前記第2格納手段から読み出された当該引出の位置情報をさらに供給する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の引出付筐体。
  22. 収納物を収納するための引出と、
    前記引出を格納するための格納空間を有する筐体と、から構成され、
    前記収納物には、該収納物を識別するための識別情報を格納する第1格納手段が設けられ、
    前記引出には、該引出の位置を特定するための位置情報を格納する第2格納手段が設けられ、
    前記筐体は、前記引出に収納されている前記収納物の前記第1格納手段から前記識別情報を、また前記引出の前記第2格納手段から前記位置情報を読み出す読出手段と、
    前記引出の移動に伴って移動する前記収納物の前記第1格納手段から前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、前記引出の前記第2格納手段から前記読出手段が読み出す前記位置情報を、前記収納物の収納情報と前記引出の位置情報を管理する情報管理装置に順次供給する供給手段と、を備える、
    ことを特徴とする引出付筐体。
  23. 前記読出手段は、前記引出の移動方向に沿って複数設けられている、ことを特徴とする請求項20乃至22の何れか1項に記載の引出付筐体。
  24. 複数設けられた前記読出手段のうちの1つは前記格納空間の入り口に設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載の引出付筐体。
  25. 前記格納空間の入り口以外に設けられる前記読出手段は、前記引出が完全に閉じた状態において、該引出の全長を複数の区間に区分する位置に設けられ、これにより、複数の前記読出手段は、前記引出の全長を複数の区間に区分した場合の1区間に相当する距離を前記引出が移動する間に、該引出内にある全ての前記第1格納手段から前記識別情報を読み出す、ことを特徴とする請求項2に記載の引出付筐体。
  26. 前記第2格納手段は、前記引出に複数設けられ、
    複数設けられた前記第2格納手段の少なくとも1つは、前記引出が完全に閉じた状態において、複数設けられた前記読出手段の何れかに対向するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項21乃至25の何れか1項に記載の引出付筐体。
  27. 前記供給手段は、有線通信、無線通信、及び、光通信を行う回路の少なくとも1つから構成される、ことを特徴とする請求項20乃至2の何れか1項に記載の引出付筐体。
  28. 前記第1格納手段は集積回路チップから構成され、
    前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記識別情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項20乃至2の何れか1項に記載の引出付筐体。
  29. 前記第2格納手段は集積回路チップから構成され、
    前記読出手段は、電磁波を発生させる回路を備え、電磁波により前記集積回路チップから前記位置情報を読み出す、
    ことを特徴とする請求項21乃至2の何れか1項に記載の引出付筐体。
  30. 前記筐体及び前記引出の外壁は電磁シールド材から構成されている、ことを特徴とする請求項20乃至9の何れか1項に記載の引出付筐体。
  31. 引出を格納する筐体に設けられた読出手段が、前記引出の開閉時に、前記引出に収納されている収納物に設けられた該収納物の識別情報を格納する第1 格納手段から前記識別情報を順次読み出す読出工程と、
    前記読出工程で順次読み出される前記識別情報と当該識別情報の読み出される順番とに基づいて、前記引出内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するために情報と、当該引出内における収納順番と、を含む収納情報を作成する情報作成工程と、
    前記情報作成工程で作成された前記収納情報を記憶する記憶工程と、
    前記引出の開閉時に、前記読出工程で順次読み出される前記識別情報と、当該識別情報が読み出される順番と、に基づいて、前記記憶工程で記憶された前記収納情報を更新する更新工程と、
    を備える、ことを特徴とする収納物管理方法。
  32. コンピュータに、
    収納物の識別情報を格納する格納手段を備える収納物が収納される引出の開閉時に、前記引出を格納する筐体に設けられた読出手段が前記収納物の前記格納手段から順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出した順番とに基づいて、前記収納物内の収納物のそれぞれについて、当該収納物を識別するための情報と、前記引出内における収納順番と、を含む収納物の収納情報を作成する情報作成工程と、
    前記情報作成工程で作成された前記収納情報を記憶する記憶工程と、
    前記引出の開閉時に、前記読出手段が順次読み出す前記識別情報と、当該識別情報を読み出した順番と、に基づいて、前記収納情報を更新する更新工程と、
    を実行させるためのプログラム。
  33. コンピュータを、
    ICチップを検出して情報を読み出すセンサが内蔵された筐体に格納される引出に収納されているICチップ付き収納物を管理する収納物管理装置であって、
    前記引出の開閉に連動して前記センサが前記ICチップから順次読み出す識別情報と当該識別情報の読み出された順番とに基づいて、前記引出内の収納物の、前記引出内における収納順番を含む収納状態を求める処理手段と、
    前記処理手段が求める前記収納状態を記憶する記憶手段と、
    前記処理手段が求める前記収納状態を所定のディスプレイに表示する表示手段と、
    から構成される収納物管理装置として機能させるためのプログラム。
  34. 前記ICチップが格納する情報は固定情報である、ことを特徴とする請求項33に記載のプログラム。
  35. 前記ICチップが格納する情報は書き換え可能な情報である、ことを特徴とする請求項33に記載のプログラム。
  36. 前記処理手段は、前記引出が閉じる際に前記センサによって読み出される情報を用いて、前記記憶手段が記憶している前記収納状態を修正すると共に、前記表示手段が表示している表示内容を修正する又は警告を出力する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項3に記載のプログラム。
  37. 前記引出が再度開く際に、前記センサが読み出す情報から求められる収納状態と前記記憶手段が記憶している前記収納状態とが一致するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記収納状態が一致しないと判別された場合に警告を出力する警告手段と、
    をさらに備える収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項3に記載のプログラム。
  38. 前記記憶手段に格納されている前記収納状態の修正、及び、前記表示内容の修正は、前記センサが検出する前記ICチップ、及び、前記引出から前記収納物が持ち出されることによって検出されなくなったICチップに関する、ことを特徴とする請求項36に記載のプログラム。
  39. 前記表示手段は、修正された表示内容と共に修正前の表示内容を表示する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項36に記載のプログラム。
  40. 前記表示内容の修正は前記センサによって検出される前記ICチップの順序に関する、ことを特徴とする請求項36に記載のプログラム。
  41. 持出禁止である収納物に添付されたICチップは、該収納物が持出禁止であることを示す禁止情報を格納し、
    前記処理手段は、持出禁止である前記収納物が前記引出から持ち出されることによって前記禁止情報を格納した前記ICチップが前記センサによって検出されなくなった場合に警告を出力する、
    ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項36に記載のプログラム。
  42. 前記処理手段は、前記センサが読み出す情報を用いて、前記引出が開かれたことを検出し、
    前記表示手段は、前記引出が開かれたことを前記処理手段が検出することに応答して、前記記憶手段が記憶している前記収納状態を表示する、
    ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項3に記載のプログラム。
  43. 前記処理手段は、前記センサが順次読み出す情報に基づいて、前記引出の開閉及び開閉方向を検出する、ことを特徴とする収納物管理装置としてコンピュータを機能させるための請求項3に記載のプログラム。
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