JP4403766B2 - クレンジング料 - Google Patents
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Description
このような化合物としてこれまでに、メチルグルコシドのエチレンオキシド付加物を含有するクレンジング料が開示されている(特許文献1参照)が、使用時ののびの向上、べたつきの緩和、使用後の感触の向上にはある程度の効果はあるものの、クレンジング力や保存安定性に関しては不充分であった。また、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を含有するクレンジング料が開示されている(特許文献2参照)が、この化合物はべたつきの緩和、すすぎ性の向上にはある程度の効果はあるものの、クレンジング力の点で充分でなかった。
すなわち本発明は、
(1)下記のa、bおよびcを含有し、a+bが15〜85重量%、a/bが重量比で1/20〜3/1、cが5〜50重量%であることを特徴とするクレンジング料である。
a. 次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
〔式中、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、m、nはそれぞれの平均付加モル数であり1以上であり、m+nが3〜40であり、m/nが1/4〜4/1である。さらに、AOにおけるブチレンオキシド(BO)のモル分率が1/10〜1/2である〕
b. エステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる1種以上の液状油性成分
c. 非イオン性界面活性剤
(2)d. 水溶性多価アルコールを1〜15重量%含有する請求項1記載のクレンジング料である。
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
m+nが3未満では刺激性を生じる場合があり、40を超える場合では使用時ののび、クレンジング力、べたつきのなさ、使用時の感触、すすぎ性が悪くなる。また、m/nが1/4未満ではすすぎ性、使用後の感触が悪く、4/1を超える場合ではクレンジング力が不充分である。EOとAOはランダム状にもブロック状にも付加してもよいが、べたつき、刺激性を抑制するためにはランダム状に付加することが好ましい。
さらに、アルキレンオキシド(AO)におけるブチレンオキシド(BO)のモル分率(BO/AO)は1/10〜1/2、より好ましくは1/5〜1/3である。1/10未満ではクレンジング力、べたつきのなさが不充分であり、1/2を超える場合ではすすぎ性、使用後の感触が悪くなる。また、BOとしては1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド等の化合物が使用可能であるが、入手のし易さ、反応制御し易さの面から、好ましくは1,2−ブチレンオキシドである。
/ b)は重量比で1/20〜3/1、より好ましくは1/15〜2/1である。a /bが1/20未満ではべたつき、すすぎ性、使用後の感触が悪くなり、3/1を超える場合ではクレンジング効果、保存安定性が悪くなる場合がある。
本発明のクレンジング料において、さらにd成分として炭素数2〜6の多価アルコール類を添加することで、使用時ののび、使用後の感触を改善できる。炭素数2〜6の多価アルコールとしては、例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ジグリセリン、ソルビトール等が挙げられる。使用時ののび、汚れとのなじみ易さの点で好ましくはプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールである。
本発明においてd成分の配合量は組成物全量中1〜15重量%であり、より好ましくは5〜10重量%である。1重量%未満では使用時ののび、使用後の感触の改善効果が不充分であり、15重量%を超える場合ではべたつき感が強くなり、保存安定性が悪くなる場合がある。
実施例1〜5及び比較例1〜9
表1〜表3に示すクレンジング料を調製し、下記の方法により評価を行った。使用したアルキレンオキシド誘導体は次のようにして調製した。すなわち、プロピレングリコール76g(1モル)と触媒として水酸化カリウム3.1g(対プロピレングリコール5.5モル%)をオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド264g(6モル)とプロピレンオキシド174g(3モル)の混合物を滴下させ、2時間攪拌する。次に、1,2−ブチレンオキシド216g(3モル)を滴下させ2時間攪拌して熟成を行った。その後、リン酸で触媒を中和し、濾過して目的の化合物(化合物A−1)を得た。さらに、同条件によりエチレンキシド529g(12モル)、プロピレンオキシド407g(7モル)と1,2−ブチレンオキシド289g(4モル)を反応し、精製した化合物A−2を得た。さらに、比較成分として「m+n」、「m/n」あるいは「BO/AO」が本発明の比率から外れたアルキレンオキシド誘導体を調製した。すなわち、同条件によりエチレンオキシド44g(1モル)、プロピレンオキシド58g(1モル)、と1,2−ブチレンオキシド216g(3モル)を反応し、精製した化合物A’−1、エチレンオキシド1894g(43モル)、プロピレンオキシド581g(10モル)と1,2−ブチレンオキシド72g(1モル)を反応し、精製した化合物A’−2を得た。
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上を使用時の感触が良好なクレンジング料であると評価した。
2点:使用時ののびが良く軽い感触であると感じた場合。
1点:使用時ののびがやや悪くやや重い感触であると感じた場合。
0点:使用時ののびが悪く重い感触であると感じた場合。
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の汚れとのなじみについて下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をクレンジング効果が良好なクレンジング料であると判定した。
2点:十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。
1点:ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
0点:明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をべたつきのないクレンジング料であると判定した。
2点:使用時のべたつきがないと感じた場合。
1点:使用時のべたつきがやや感じた場合。
0点:使用時に非常にべたつくと感じた場合。
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した後、ぬるま湯で洗い流した時のすすぎ性について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をすすぎ性が良好なクレンジング料であると判定した。
2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができたと感じた場合。
1点:すすぎ時にややぬめりが残り、ややすすぎ性が悪いと感じた場合。
0点:ぬめりが落ちにくく、明らかにすすぎ性が悪いと感じた場合。
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した後の肌の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上を使用後の感触が良好なクレンジング料であると評価した。
2点:べたつきも無く、しっとりとうるおった肌になったと感じた場合。
1点:ややべたつきがあるもしくはやや肌がかさかさすると感じた場合。
0点:べたつきが多い、もしくは肌がかさかさになったと感じた場合。
ハートレイ系モルモット7週齢(雄)を使用し(1群3匹)、24時間閉塞パッチ法により行った。すなわち、モルモットの背部を剃毛後にφ15mmの鳥居パッチ(スモールサイズ)の粘着部位をきれいに切り取り、そのパッチをまずステリドレープに貼り、各組成物をパッチに100μLのせ、モルモットの片側の皮膚にパッチを2枚貼ってからエラテックスを貼った。さらに逆側も同様に行い、頭部側、尾部側の2ヶ所をシルキーテックスで巻いた。そして、投与24時間後にDraizeの採点基準により紅斑と浮腫をスコアとして記録して、その和の平均値より下記のように判定し、◎、○を刺激性が低いと評価した。
[紅斑] 評価点(Score)
変化なし ------------------ 0
ごく軽度の紅斑 ------------ 1
明らかな紅斑 -------------- 2
中等度〜強度紅斑 ----------- 3
深紅色の強度紅斑軽い痂皮 --- 4
[浮腫] 評価点(Score)
浮腫なし ----------------------------- 0
ごく軽度の浮腫 ----------------------- 1
明らかな浮腫 ------------------------- 3
中等度浮腫(1mm程度もりあがっている)- 3
強度の浮腫(周囲にも広がっている)---- 4
[判定]
紅斑スコア+浮腫のスコアの平均値S(n=3)
◎: S=0
○: 0<S≦2
△: 2<S≦4
×: 4<S
試料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃、40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す3段階で評価した。
○:安定性良好(いずれの温度でも外観の変化がない。)
△:安定性やや不良(いずれかの温度において若干粘度が低下する、または若干の分離を生じる。もしくは若干着色を生じる。)
×:安定性不良(いずれかの温度において粘度低下が著しい、または分離する。もしくは着色が著しい。)
一方、比較例1〜12では十分な性能が得られていない。つまり、比較例1ではアルキレンオキシド誘導体におけるEOの平均付加モル数:「m」とAOの平均付加モル数:「n」の和「m+n」が小さいことから、使用後の感触が悪く、皮膚刺激性が強い。比較例2ではアルキレンオキシド誘導体における「m+n」が大きく、また「m/n」も大きいことから、べたつき感があり、使用時ののび、すすぎ性、使用後の感触が悪く、クレンジング効果が低く、また保存安定性も充分でない。比較例3ではa成分とb成分の和「a+b」が小さく、またそれらの比「a/b」が大きいため、使用時ののびが悪く、クレンジング効果が低く、保存安定性も充分でない。比較例4では「a+b」が大きいため、べたつき感があり、すすぎ性、使用後の感触、保存安定性が悪い。比較例5ではc成分の含有量が少ないため、クレンジング効果が十分でなく、すすぎ性、使用後の感触、保存安定性が悪い。比較例6ではc成分の含有量が多いため、べたつき感が強く、使用後の感触が悪く、皮膚刺激性が強い。比較例7ではa成分を含有しないため、使用時ののび、すすぎ性、使用後の感触、また、べたつき感も強く、クレンジング効果も充分でない。比較例8では、a成分の替わりにポリオキシエチレンメチルグルコシド(10E.O.)を含有しているが、クレンジング力が弱く、保存安定性も悪い。比較例9では、a成分の替わりにアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を含有しているが、クレンジング力が弱い。
Claims (2)
- 下記のa、bおよびcを含有し、a+bが15〜85重量%、a/bが重量比で1/20〜3/1、cが5〜50重量%であることを特徴とするクレンジング料。
a.次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体。
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
〔式中、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、m、nはそれぞれの平均付加モル数であり1以上であり、m+nが3〜40であり、m/nが1/4〜4/1である。さらに、AOにおけるブチレンオキシド(BO)のモル分率が1/10〜1/2である〕
b. エステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる1種以上の液状油性成分
c. 非イオン性界面活性剤 - d. 水溶性多価アルコールを1〜15重量%含有する請求項1記載のクレンジング料。
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-
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