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JP4415316B2 - キッチンスクリーン - Google Patents
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本発明は、流し台・コンロ台・調理台等のキッチン設備におけるワークトップの上面に衝立を設置して構成されるキッチンスクリーンであって、まな板の保持機能を併せ持たせたものに関する。
キッチン等の作業領域とリビング等の非作業領域との間に設置され、キッチンとリビングとの間で、料理や食器の受け渡しなど各種やりとりを直接的に行えるように構成した対面式キッチンユニットが最近利用されつつある。この種の対面式キッチンユニットにあっては、流し台で食材の下準備や食器洗浄作業をするときの水跳ねがリビング側へ及ばないようにするため、あるいは調理や皿洗い等各種作業の様子がリビング側から見えないよう目隠しをするため、キッチンユニットの上面に衝立を起立状態に設置することが提案されている。例えば特許文献1には、流し台やコンロ台の上面にホルダを設け、このホルダによってガラス板等より成る衝立の両端部を着脱自在に保持し、この衝立でシンクでの洗い作業時に生じた水跳ねや調理中の油跳ねを受け止めることにより、床や壁が汚れるのを防止することが記載されている。
特開2004−283615公報
キッチンユニットの上面は、調理等の各種作業を行ったり、食材や食器・調理器具等を仮置きしたりするのに使用されるほか、まな板の保管場所として利用されることが多い。しかるに前記の如く衝立を設置した場合、キッチンユニット上面にまな板保管用のまな板スタンド等を置く場所を確保するのが難しくなる。もしくは、まな板スタンドを置いた場合、キッチンユニット上面を調理作業など他の用途に利用し得るスペースが狭くなるという問題を生じさせていた。
本発明は、前記従来の問題点を解決するキッチンスクリーンを提供するものであって、その特徴とするところは、請求項1に記載の如く、キッチン設備のワークトップ上面に設けられるものであって、衝立板を起立状態に保持する衝立保持部と、該衝立保持部によって起立状態に保持された衝立板と、該衝立板又は前記衝立保持部に一体に設けられ、まな板を着脱可能に保持するまな板保持部とを備えており、前記まな板保持部は、まな板の厚み寸法以上の間隔を置いて立設された複数の支承部から成り、前記衝立保持部に前記支承部が一体に並設され、前記衝立保持部に起立状態に保持された前記衝立板が、前記支承部の間に差し込んで起立状態に保持されたまな板の正面側からの投影形状よりも大きい形状を有していることにある。
前記キッチンスクリーンにおいて衝立板を、衝立保持部に対し着脱可能としてもよい。あるいは衝立保持部を、キッチン設備のワークトップに対し着脱可能に設けてもよい。
ところで本発明に係るキッチンスクリーンにおける前記衝立保持部は衝立板の前後を挟むように適宜間隔を置いて立設された二つの挟持部から成り、当該二つの挟持部は、前記衝立板の厚み寸法よりも狭い挟持間隔の部分を有しており、少なくとも一方の挟持部は、弾性を有する線材を折り曲げ加工して、衝立板の厚み方向に弾性変形可能に形成したものであって、弾性限界を超える変形力を加えることにより前記挟持間隔を増減させることが可能なように構成することが考えられる。
請求項1に記載するキッチンスクリーンは、衝立板による目隠し機能・水跳ね防止機能を発揮すると共に、まな板保持部を一体に設けたことにより、まな板の保管用スペースを別途確保したり、まな板スタンドを別途用意したりする必要がなくなるという利点が得られる。それ故、キッチン設備のワークトップ上面を、まな板の保管場所とすると同時に、調理等の作業用スペースや調理器具等の仮置き場所としても有効に利用することが可能となる。まな板保持部をまな板の厚み寸法以上の間隔を置いて立設した複数の支承部で構成することにより、当該支承部の間へ差し込むだけで、簡単にまな板を起立状態に保持することができ、且つ着脱も容易となる。また衝立板を、前記支承部の間に差し込んで起立状態に保持したまな板の正面側からの投影形状よりも大きい形状とすることにより、対面式キッチンユニットにおいて、リビング側から全くまな板が見えないよう目隠しできる。よって美観性が向上する。なお本例のキッチンスクリーンは、衝立板のみならずまな板も起立状態に保持するから、必要な設置面積は少なくて済む。
立板を衝立保持部に対し着脱可能とした場合、例えば対面式キッチンユニットにあっては、状況に応じて衝立板を取り外し、キッチン側とリビング側との間で会話や物品の受け渡しを容易に行える。また、衝立板を取り外すことによって、衝立板自体及びワークトップ上面の清掃が簡単になる。さらに、所望により衝立板を交換して、意匠や衝立寸法の変更を図れる。
立保持部をキッチン設備に対し着脱可能とした場合も、前記と同様の効果を得ることができる。なお本態様にあっては、衝立保持部を取り外せるから、キッチンワークトップ上面の清掃が一層簡単になる。
ッチンスクリーンの衝立保持部を、適宜間隔を置いて立設した二つの挟持部から構成し、少なくとも一方の挟持部を衝立板の厚み方向に弾性変形可能に形成した場合は、衝立板を挟持部の間へ無理嵌め状態に差し込むことによって、当該衝立板を起立状態に保持することが簡単にでき、しかも着脱も容易となる。また前記一方の挟持部に変形力を加えることで、二つの挟持部の挟持間隔を増減させることを可能にした場合は、衝立板の厚み寸法に合わせて最適な挟持間隔を設定できる。しかも、反復使用や長時間使用により挟持部の衝立板保持力が低下したときには、前記一方の挟持部を変形させて挟持間隔を調整することにより、保持力の回復を図れる。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係るキッチンスクリーンSを設けた対面式キッチンユニットUの一例を示す斜視図、図2はキッチンスクリーンSの構築に用いられるスクリーンスタンド10を示す斜視図、図3は同スクリーンスタンド10の正面図及び右側面図である。上記対面式キッチンユニットUは、調理等を行う作業領域(キッチン側)と、食事等を行う非作業領域(リビング側)との間に設置されるフロアキャビネットであって、その上面部のワークトップは、リビング側に臨むカウンター部1と、吐水栓4を有するシンク3やガスコンロ5等の加熱調理器が設けられたキッチン側に臨むワーク部2とから構成されている。
図示する例では、キッチンユニットUのカウンター部1に配置したスクリーンスタンド10で衝立板20を起立状態に保持することにより、キッチンスクリーンSを構築している。衝立板20の寸法・材質・外観等は所望に応じ適宜選択することができるが、耐水性と耐久性とを備えることが望ましい。このような材質としては、アルミ・ステンレス等の金属、プラスチック、ガラス、セラミック、木板などが考えられる。
本例のスクリーンスタンド10は、図2及び図3に示す如く、適宜間隔を置いて平行に配置した一組の棒材から成る基台部11,11、線材より成る挟持部12,13及び支承部14,15から成っており、挟持部12,13及び支承部14,15は、基台部11,11に起立状態に固着されている。基台部11、挟持部12,13及び支承部14,15の材質には、耐水性と強度とを兼ね備えるステンレス鋼,真鍮、銅等の金属を用いるのが好ましく、基台部11と支承部14,15とについては、プラスチック、セラミック、木材でもよい。
前記挟持部12,13は、その間に衝立板20を起立状態に保持する衝立保持部10Aを形成するものであって、その立設間隔は、衝立板20の厚み寸法に合わせて適宜設定される。但し、一方の挟持部12は、弾性を有する線材を折り曲げ加工して製作され、その途中に、挟持間隔が衝立板20の厚み寸法よりも若干狭くなる押さえ部12aを設けてある。そして当該押さえ部12aを、衝立板20の厚み方向に弾性変形可能とし、弾性限界を超える変形力を加えることにより上記挟持間隔を増減させることを可能になしてある。従って、衝立板20を挟持部12,13間の衝立保持部10Aへ挿入することにより、衝立板20の表裏面を挟持部12,13で弾性的に挟持し起立状態に保持できる。また厚み寸法の異なる衝立板20を使用する時には、挟持部12の押さえ部12aを変形させて、挟持間隔を適切な寸法に調整することが可能である。さらに、反復使用又は長期間使用により挟持部12,13の保持力が弱まってきたときにも、前記押さえ部12aを変形させることで、挟持部12,13の衝立保持力の回復を図れる。
挟持部13及び支承部14,15それぞれの間は、まな板30を起立状態に保持するまな板保持部10B,10Cとなされている。まな板30は頻繁に出し入れされることを考慮して、まな板保持部10B,10Cの間隔は、まな板30の厚みよりも若干広く設定される。なお、まな板保持部の形成個数は限定的なものではなく、1つだけとしても、3つ以上としてもよく、さらに複数設けた場合は、それぞれの間隔を異ならせてもよい。
前記の如く構成したスクリーンスタンド10を、図1に示すように、キッチンユニットUのカウンター部1におけるシンク3の背面側領域に配置し、該スクリーンスタンド10の衝立保持部10Aへ衝立板20を挿入して起立状態に保持することにより、キッチンスクリーンSが構築される。このキッチンスクリーンSは、衝立板20の手前側にまな板保持部10B,10Cを有しているから、まな板スタンドを別途用意する必要がなくなる。それ故、キッチンユニットUのワークトップ上面を広く使用することが出来る。なお衝立板20の大きさは、起立保持したまな板30を正面側から見たときの投影形状よりも大きい外形寸法とする当該キッチンスクリーンSにより、シンク3での作業中に発生した水飛沫がリビング側へ達するのを防止できる。また、シンクでの作業の様子や、起立状態に保持したまな板30をリビング側から見えないよう目隠しできるので美観性が向上する。衝立板20は、スクリーンスタンド10に対し着脱可能であるから、破損時の交換や汚れたときの洗浄が簡単であり、所望により色調・模様等外観意匠の変更も容易である。スクリーンスタンド10は移動自在なので、コンロ2の背面側に配置して油跳ねを防止したり、作業カウンター6の背面側に配置して調理作業の目隠しをすることが考えられる。さらにスクリーンが不要なときは、スクリーンスタンド10を取り去ることができる。
[第2の実施形態]
図4に示すように、スクリーンスタンド10をキッチンユニットUのワークトップ上面へ一体に設けることが可能である。本例では、スクリーンスタンド10を構成する挟持部12,13及び支承部14,15を、キッチンユニットUのカウンター部1上面におけるシンク3の背面側に固着して、衝立保持部10Aとまな板保持部10B,10Cとを形成した。本実施形態にあっても、衝立保持部10A及びまな板保持部10B,10Cは一体化されているから、キッチンユニットUのワークトップ上面を広く利用できるという利点が得られる。また衝立板20は、衝立保持部10Aに対し着脱可能にしたので、交換・洗浄・除去が容易であるという効果が発揮される。
[第3の実施形態]
図5に示す如く、衝立板20に、まな板保持部10B,10Cを一体に設けることも考えられる。すなわち、衝立板20の正面下部に、棒材又は線材から成る基台部11と支承部14.15とを一体に取着して、本発明に係るキッチンスクリーンSを構築する。なお必要ならば、衝立板20を自立させるための支持台21を設けてもよい。本例のキッチンスクリーンSは、移動が自在であり、不要時には取り去れるという利点を持つ。
参考例
図6に示す如く、スクリーンスタンド10におけるまな板保持部10B,10Cは、まな板30を水平状態に保持するものであってもよい。すなわち、挟持部13に対しほぼ垂直となるように支承部16,16,16を設け、各支承部16の間隔を、まな板30の厚み寸法より若干広く設定する。
第4の実施形態]
図7に示す如く、前記スクリーンスタンド10は移動自在であるから、キッチンユニットUにおけるコンロ2とシンク4との間の作業カウンター6に配置してもよい。かかる配置によれば、コンロ2での調理作業中に生じる油跳ねがシンク4へ及ばないようにでき、反対に、シンク4での水仕事中に生じた水飛沫がコンロ2に及ばないようにできる。
本発明の第1の実施形態に関するものであって、本発明に係るキッチンスクリーンを設けた対面式キッチンユニットの一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、キッチンスクリーンの構築に用いられるスクリーンスタンドの一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に関するものであって、図(A)は図2に示すスクリーンスタンドの正面図、図(B)は同スクリーンスタンドの右側面図である。 本発明の第2の実施形態に関するものであって、対面式キッチンユニットのワークトップ上面へ一体に設けたキッチンスクリーンを示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に関するものであって、図(A)はキッチンスクリーンの斜視図、図(B)は同キッチンスクリーンの要部を示す斜視図である。 参考例に関するものであって、スクリーンスタンドの右側面図である。 本発明の第の実施形態に関するものであって、本発明に係るキッチンスクリーンを設けた対面式キッチンユニットの一例を示す斜視図である。
符号の説明
10…スクリーンスタンド 10A…衝立保持部 10B,10C…まな板保持部 11…基台部 12…挟持部 12a…押さえ部 13…挟持部 14,15…支承部 S…キッチンスクリーン U…対面式キッチンユニット

Claims (1)

  1. キッチン設備のワークトップ上面に設けられるものであって、衝立板を起立状態に保持する衝立保持部と、該衝立保持部によって起立状態に保持された衝立板と、該衝立板又は前記衝立保持部に一体に設けられ、まな板を着脱可能に保持するまな板保持部とを備えており、前記まな板保持部は、まな板の厚み寸法以上の間隔を置いて立設された複数の支承部から成り、前記衝立保持部に前記支承部が一体に並設され、前記衝立保持部に起立状態に保持された前記衝立板が、前記支承部の間に差し込んで起立状態に保持されたまな板の正面側からの投影形状よりも大きい形状を有していることを特徴とするキッチンスクリーン。
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