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JP4415699B2 - シームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システム - Google Patents
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JP4415699B2 - シームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システム - Google Patents

シームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システム Download PDF

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Description

本発明は、建築物等の内装に用いられる建材用印刷物に印刷する画像を合成する画像合成装置に関し、特に、画像のつなぎ目が目立たないような画像を合成するシームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システムに関する。
従来から、床、壁、天井などの建材等を内装に用いる際、その表面には抽象柄等の柄が印刷されたり、その柄を化粧シートに印刷し貼り付けられる。ここで、内装品に印刷される用いられる画像は、画像を複数枚つなぎ合わせて一つの大きな画像が合成され、この合成された画像が印刷される。この際、印刷される画像は、内装に用いられることから、一般に画像のつなぎ目が目立たないことや、柄癖が目立たないことが、自然な仕上がりや見栄えがよい点において望ましい。
このような抽象柄を得るために、従来の合成方法においては、画像を重ね合わせて合成画像を得る際に、例えば、画像を重ね合わせる際に繋ぎ目が目立たないように合成する方法(例えば、特許文献1、2、3参照)が提供されている。
特開2003−317089号公報 特開2003−317090号公報 特開2003−319165号公報
しかしながら、特許文献1、2、3に示す画像合成方法においては、2つの画像を繋ぎ合わせる合成方法が開示されているものの、出力画像を得るために、1枚の出力画像を連続して繋ぎ合わせた場合については具体的には開示されていない。従って、出力画像を繋ぎ合わせた場合、その境界部分において周期的なテクスチャパターン(柄ぐせ)が現れてしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、出力画像を複数連続して出力する場合においても、出力画像同士の繋ぎ目が目立たないようにすることができるシームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システムを提供することにある。
また、本発明は、パッチを出力画像にタイリングする際に、各パッチ間の繋ぎ目が目立たないようにタイリングするシームレステクスチャの合成方法、画像合成プログラム、画像合成システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成法において、出力画像の外周部からパッチをタイリングすることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成法において、出力画像の外周部から内部までフェザーリング法かつイメージキルティング法、または、フェザーリング法かつグラフカット法によりパッチをタイリングすることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択して外周部からタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成方法において、最外周部のパッチをフェザーリング法により貼り付け、内部のパッチを、フェザーリング法かつイメージキルティング法または、フェザーリング法かつグラフカット法によりタイリングすることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択して外周部からタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成方法において、最外周部のパッチを、イメージキルティング法により張り付け、内部のパッチを、フェザーリング法かつイメージキルティング法または、フェザーリング法かつグラフカット法によりタイリングすることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成する画像合成システムに用いられる画像合成プログラムであって、前記出力画像の外周部に前記パッチをタイリングする第1のタイリングステップと、前記第1のタイリングステップによって出力画像の外周部がタイリングされた後に、前記出力画像の内部に前記パッチをタイリングする第2のタイリングステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成する画像合成システムにおいて、前記出力画像の外周部に前記パッチをタイリングする第1のタイリング部と、前記第1のタイリング部によって出力画像の外周部がタイリングされた後に、前記出力画像の内部に前記パッチをタイリングする第2のタイリング部と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、この発明によれば、入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成する場合に、出力画像の外周部からパッチをタイリングするようにしたので、類似度が高いパッチを、外周部にタイリングすることができ、これにより、タイル周辺(天地左右)のシームレス性を向上させることができる。
また、この発明によれば、出力画像の外周部から内部までフェザーリング法かつイメージキルティング法、または、フェザーリング法かつグラフカット法によりパッチをタイリングするようにしたので、パッチのタイリングの位置に応じた画像合成方法を適用することができ、これにより、パッチ同士の繋ぎ目をより目立ちにくくすることができる。
また、この発明によれば、最外周部のパッチをフェザーリング法により貼り付け、内部のパッチを、フェザーリング法かつイメージキルティング法または、フェザーリング法かつグラフカット法によりタイリングするようにしたので、シームレス性をさらに向上させ、高速化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態による画像合成システムを図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による画像合成システム1の構成を示す概略ブロック図である。
この図において、画像合成システム1は、画像入力部10から入力された入画像からパッチ抽出部20によってランダムに類似度の高いパッチを選択して抽出し、タイリング部30によってテクスチャの外周部からタイリングをしつつ、タイリングしたパッチとテクスチャに既にタイリングされた画像とが重なる部分について合成処理部40によって順次画像合成し、テクスチャをテクスチャ出力部50から出力する。以下、画像合成システム1の各部について説明する。
画像入力部10は、サンプルとなる入力画像を入力する。この入力画像は、例えば、図2(a)に示すような画像であり、後述するテクスチャ出力部50から出力するテクスチャを生成するための基本画像である。
パッチ抽出部20は、画像入力部10から入力された入力画像のなかから、テクスチャに貼り付ける画像の単位となるサイズの画像であるパッチを選択し、選択したパッチをタイリング部30に出力する。ここでは、パッチは、例えば、図2(a)の符号aに示すように、入力画像の中から所定のサイズで抽出され、図2(b)に示すように、出力画像に貼り付けられることでテクスチャとして合成される。
また、パッチ抽出部20は、パッチを選択する場合、出力画像として既に貼り付けられた画像と次に貼り付けるパッチとが重なる部分である境界領域内の各画素の画素値を比較し、類似度が高いパッチを入力画像の中から選択する。図3は、境界領域の一例を示す図面である。この図に示すように、境界領域は、図3(a)におけるパッチB1が出力画像に貼り付けられていた場合、そのパッチB1の一端と貼り付けるパッチB2の他端とが境界領域の幅を示す任意の画素数とが重ねられる領域である(図3(b))。
ここでいう類似度とは、パッチ対応する画素同士の類似の度合いを示すものであり、以下に示す(1)式にて算出される。
Figure 0004415699
ここでは、Nは境界領域の画素数である。pB1は重ね合わせる一方の画像の画素の画素値、pB2は重ね合わせる他方の画像のうち重ね合わせる一方の画像の画素に対応する画素の画素値である。iは、境界領域内における距離を示す座標を示す値である。具体的には、図4に示すように、パッチB1とパッチB2において、境界領域となる部分の符号aで示す画素と符号bで示す画素が重ねられるので、符号aで示す画素の画素値がpB1、符号bで示す画素の画素値がpB2として計算される。この類似度の計算は、境界領域内の画素毎に行われる。
類似度が高いか否かについては、下記に示す(2)式によって算出される閾値に基づいて決定される。
Figure 0004415699
ここで、poutは、パッチB1とパッチB2の対応する画素における画素値の平均値であり、εは、0から1の任意の値である。そして、類似度dが閾値dmax以下である場合に類似度が高いパッチとして選択される。この選択は、例えば、入力画像の中からランダムにパッチのサイズでパッチの候補として抽出し、類似度が高いか否かを参照し、類似度が高い場合にその候補のパッチを選択し、類似度が低い場合に再度入力画像の中から候補となるパッチを選択する。なお、類似度が閾値以下のパッチがない場合は、最も類似したパッチが選択される。また、ここでは、εの値を任意に変更することにより、類似度を度合いを変更することが可能である。
合成処理部40は、フェザーリング処理部41と、グラフカット処理部42と、イメージキルティング処理部43とから構成され、外周タイリング部31、内部タイリング部32からの画像合成指示に応じて、境界領域内の画像を合成する処理を行う。
フェザーリング処理部41は、フェザーリング法による画像合成を行う。すなわち、フェザーリング処理部41は、一方のパッチと他方のパッチの重なる画素において、境界領域の各ピクセル毎に各パッチの距離に比例した重みをつけて、画素値を算出する。ここでは、図5に示すように、フェザーリング処理部41は、パッチB1とパッチB2とにおいて、画像合成した後の画素数Pを
P=w×PB1+(1−w)×PB2
なる式に基づいて算出する。ここでwは、一方のパッチを基準にして決定される値であり、
w=(一方のエッジからの距離を示す画素の数)÷(境界領域の幅の画素の数)
これにより、一方のパッチと他方のパッチとが重なる画素のそれぞれについて、パッチのエッジからの距離に応じて両方の画素値を考慮しつつ画素を算出するようにしたので、エッジからの距離に比例した重みをつけて境界領域を混じり合わせることができ、これにより、パッチ同士についてスムーズなつなぎ合わせを行うことができる。
グラフカット処理部42は、グラフカット法によって画像合成を行う。すなわち、グラフカット処理部42は、一方のパッチと他方のパッチを重ねた際、隣り合う画素であって、それぞれの画素のパッチ同士が重なり合った各2つのピクセルの差を隣り合う画素のそれぞれを算出し、最小とする画素を各列選んでカット線を生成する。具体的には、図6を用いて説明する。この図6において、1〜9までの画素を境界領域としてパッチAとパッチBとを重ね合わせる場合、画素1に対して隣り合う画素4とについて、パッチAとパッチBのコストMを下記の(3)式に基づいて計算する。
Figure 0004415699
ここで、sは隣り合う画素のうち一方の画素における画素値、tは隣り合う画素のうち他方の画素における画素値である。したがって、図6における、画素1と画素4の間におけるコストMは、画素1の位置におけるパッチAの画素値とパッチBにおける画素値の差と、画素4の位置におけるパッチAの画素値とパッチBにおける画素値の差との和によって算出される。このコストMが最も少ないルートを通る境界線をカット線とし、パッチをカットして、パッチA、パッチBとを繋ぎ合わせる。このように、隣接する2つのピクセルnついてのコストを求めるようにしたので、パッチ間において画素値が近い部分で切り離すことができるので、繋ぎ合わせた場合に違和感を低減させることができ、精度を向上させることができる。
イメージキルティング処理部43は、イメージキルティング法によって画像合成を行う。すなわち、イメージキルティング処理部43は、重ね合わせる2つのパッチ上下両面像間の差が最も小さいカット線を検出し、検出したカット線にそってパッチを縫い合わせ(繋ぎ合わせ)する。ここで、下段ピクセル列に移って選択する時は前に選んだピクセルの下段の位置の3つのピクセルの中から差の最小のものを選択する。
図7は、イメージキルティング処理部43の処理を説明するための図面である。この図において、境界領域の各画素には、座標値ei,jが対応しており、各e0,j(図7ではjは0から5)から下方3ピクセルのうち、重なった境界領域の画素値の差(エラー)が最も小さいものを選択し、その選択された画素を基準として、下方3ピクセルのうちエラーが最も小さいものを選択する。この処理をiが0になるまで(図7においては6から0まで)順次繰り返し、そのエラーの累計を計算して保存する(エラー曲面の谷の部分を通る線がカット線となる)。そして、そのエラー累計が最も小さいルートをカット線として決定する。ここでは、エラーが最小となるルートは、下記の(4)式によって算出される座標のいずれかを順次選択して決定される。
i,j=ei,j+min(Ei−1,j−1,Ei−1,j,Ei−1,j+1) ・・・(4)
エラーは、上記(4)によって算出される画素毎に下記の(5)式によって計算し、エラー曲面を形成する。
e=(P1−P2)・・・(5)
タイリング部30は、パッチ抽出部20によって選択されたパッチを外周タイリング部31(上述の「第1のタイリング部」に相当)によって、出力画像内の外周部にタイリング(貼り付け)していき、外周部のタイリングが終了した後、内部タイリング部32によって、出力画像の内部にタイリングする。ここでいう外周部とは、出力画像のエッジ部分に接する位置にパッチを貼り付け可能な部分である。内部とは、出力画像の外周部にパッチが貼り付けられた後の残りの部分であり、エッジ部分に接しない位置にパッチを貼り付け可能な部分である。
ここで、タイリングについてさらに説明する。図8は、タイリングする順序の一例を説明するための図面である。この図において、4×4のマトリクス状にパッチを貼り付けることによって出力画像を生成する場合について示されている。図8(a)は、出力画像に貼り付けた1つのパッチから順次連続的に外周部をタイリングし(符号(a))、内部にタイリングする場合である。この場合、天地左右の境界にあるパッチから優先して、外側から内側に向けて、螺旋状にタイリングされる。
図8(b)は、符号aに示すように、出力画像に貼り付けた1つのパッチを基準に、2つのエッジについて外周部をタイリングした後、基準のパッチの他方向のエッジの外周部について符号bに示す残りのエッジの外周部にタイリングする場合である。図8(c)は、出力画像に貼り付けた1つのパッチを基準に、エッジの1方向ずつ外周部をタイリングした後、残りの外周部についてタイリングし、内部をタイリングする場合である。なお、図8(a)〜(b)については、1枚目に貼り付けするパッチの位置が出力画像の四隅のいずれかに該当する場合について説明したが、四隅以外の位置から貼り付けてもよい。
なお、従来においてタイリングは、図8(d)に示すように、例えば符号(a)に示す1列ごとに一定の方向のみで順次タイリングしていた。
次に、外周タイリング部31、内部タイリング部32について説明する。
外周タイリング部31は、パッチ抽出部20によって抽出されたパッチを出力画像の外周部にタイリングする外周タイリング機能と、出力画像内に既にタイリングされたパッチとタイリングするパッチとの境界領域について、フェザーリング処理部41、イメージイメージキルティング処理部43のいずれか一方、もしくは両方を併用して画像の合成処理を行わせるように合成処理部40に指示する外周画像合成機能とを有する。
内部タイリング部32は、外周タイリング部31によって出力画像の外周部にパッチがタイリングされた後、パッチ抽出部20によって抽出されたパッチを出力画像の内部にタイリングする機能と、出力画像内に既にタイリングされたパッチとタイリングするパッチとの境界領域について、合成処理部40のうち、フェザーリング処理部41、グラフカット処理部42、イメージイメージキルティング処理部43のいずれか一つ、もしくは2つのを併用して画像の合成処理を行わせるように合成処理部40に指示する内部画像合成機能を有する。
ここで、外周タイリング部31と内部タイリング部32とが画像処理部40に対して画像の合成指示を行う指示パターンについて説明する。
パターン1:外周タイリング部31および内部タイリング部32が、いずれも、フェザーリング処理部41とイメージキルティング処理部43とを併用する、または、フェザーリング処理部41とグラフカット処理部42とを併用する。
パターン2:外周タイリング部31は、フェザーリング処理部41のみ利用し、内部タイリング部32が、フェザーリング処理部41とイメージキルティング処理部43とを併用する、または、フェザーリング処理部41とグラフカット処理部42とを併用する。
パターン3:外周タイリング部31は、イメージキルティング処理部43のみ利用し、内部タイリング部32が、フェザーリング処理部41とイメージキルティング処理部43とを併用する、または、フェザーリング処理部41とグラフカット処理部42とを併用する。
次に、外周タイリング部31、内部タイリング部32がタイリングする場合における境界領域について説明する。
図9は、外周部から螺旋状にタイリングしていく場合における境界領域について説明するための図面である。例えば、図8(a)に示す螺旋状にタイリングする場合において、1枚目のパッチであるパッチAに2枚目のパッチであるパッチBを貼り付ける際には、符号aに示すように、境界領域は1箇所である。そして、その列の最後のパッチCを貼り付ける場合には、符号bと符号cに示す境界領域が存在する。符号cの境界領域は、符号dに示すパッチAの一端との間においての境界領域となり、テクスチャ同士を貼り付けた場合の周期性を考慮したものであり、これにより、出力画像となるテクスチャを複数並べて貼り付けた場合、テクスチャ間の繋ぎ目が目立たなくさせることができる。
外周部の最後の列のパッチにおいて、例えば、パッチDでは、符号dに示すように2箇所の境界領域があり、外周部の最後のパッチとなるパッチEでは、符号eに示す3箇所の境界領域がある。このように、外周部からタイリングすることによって、最後に貼り付けるパッチの境界領域が4箇所であり最も多くなるが、この比較領域が多いパッチは、内部であるので、テクスチャ同士のシームレス性を向上させることができる。このように、外周部にタイリングするパッチについては、天地左右のパッチで類似比較する境界領域の数を減らすことでシームレスであることに重点を置いたテクスチャの生成をすることができる。このタイリングする順序については、タイリング部30に予め設定される、あるいは、マウスやキーボードなどの入力装置から指示されたタイリングの順序が設定されており、このタイリング順序に基づいて、外周タイリング部31と内部タイリング部32がタイリングを行う。
これに対し、図8(d)に示すような従来のタイリング方法においては、図10に示すように、最後の行のパッチは3箇所または4箇所の境界領域の類似度比較が必要となるために、パッチを抽出する条件が厳しくなり、結果として、テクスチャ同士のシームレス性を向上させることが困難になってしまう。
テクスチャ出力部50は、出力画像にパッチが全てタイリングされ、境界領域の画像合成が終了した出力画像をテクスチャとして出力する。この出力は、例えば、他のコンピュータなどに出力する、あるいは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などの表示装置によって出力する。
上述した画像合成システム1(画像入力部10、パッチ抽出部20、タイリング部30、外周タイリング部31、内部タイリング部32、合成処理部40、フェザーリング処理部41、グラフカット処理部42、イメージキルティング処理部43、テクスチャ出力部50)は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この画像合成システム1は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、画像合成システム1内の各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、画像合成システム1の各種演算を行う際には、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるメモリにデータを一時記憶させて行う。また、この画像合成システム1には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
次に、図1における画像合成システム1の動作について図11のフローチャートを用いて説明する。ここでは、外周タイリング部31がフェザーリング処理部41によって画像合成を行わせ、内部タイリング部32は、フェザーリング処理部41とイメージキルティング処理部43との併用によって画像合成を行わせる場合について説明する。
まず、画像入力部10から基本画像となる入力画像が入力されると(ステップS1)、パッチ抽出部20は、入力画像から境界領域に類似するパッチを抽出する(ステップS2)。ここでは、パッチの貼り付けが1枚目であり、出力画像にはまだパッチが貼り付けされていないので、ランダムにパッチを抽出する(ステップS2)。
次に、タイリング部30は、パッチ抽出部20によって抽出されたパッチを外周部にタイリング部31によって、出力画像にタイリングする。外周タイリング部31は、出力画像に既にパッチがタイリングされているか否かを検出することによって、パッチに境界領域があるか否かを検出する(ステップS4)。ここでは、タイリングするパッチが1枚目なので、外周タイリング部31は、ステップS6に移行し、次いで、外周部にパッチを全てタイリングしたか否かを検出する(ステップS6)。ここでは、外周部のタイリングが完了していないので、外周タイリング部31は、出力画像における次にタイリングするパッチの位置を示す情報とともに、パッチ抽出部20に対してパッチの抽出を指示し、ステップS2に移行する。
外周タイリング部31からの指示を受けると、パッチ抽出部20は、次にタイリングするパッチの位置に基づいて、既に出力画像に貼り付けられたパッチの境界領域を検出し、検出した境界領域の画像に類似するパッチを入力画像の中から抽出する(ステップS2)。ここでは、1箇所の境界領域が検出され、この1箇所の境界に類似する画像のエッジを有するパッチを候補として抽出し、上述の(1)式に基づいて類似度を計算し、(2)式に基づく閾値の条件を満たすパッチを候補として抽出し、最も類似度が高いパッチを次に貼り付けるパッチとして決定する。
パッチが決定すると、外周タイリング部31は、出力画像の次のタイリングの位置に対し、決定されたパッチをタイリングし(ステップS3)、パッチに境界領域があるか否かを検出する(ステップS4)。ここでは、1箇所の境界領域が有るので、ステップS5に移行し、境界領域について、フェザーリング処理部41によりフェザーリング法によって画像合成する(ステップS5)。そして、外周タイリング部31は、外周部に全てタイリングがされたか否かを検出する(ステップS6)。外周部に全てタイリングされまでステップS2からステップS6まで繰り返して実行され、外周部に全てタイリングされると、ステップS7に移行する。
ステップS6の後、タイリング部30は、設定されたタイリングの順序に基づいて、内部にタイリングする次のタイリングの位置についてパッチ抽出部20に指示する。パッチ抽出部20は、この指示に基づき、境界領域を検出し、検出された境界領域の画像と類似するパッチを抽出する(ステップS7)。ここでは、境界領域は、複数箇所あるので、それぞれの境界領域の画像が類似するエッジを揺するパッチを入力画像の中から選択して抽出する。
パッチ抽出部20によってパッチが抽出されると、内部タイリング部32は、出力画像の次のタイリングする位置にパッチをタイリングし(ステップS8)、境界領域について、画像合成を行わせる(ステップS9)。ここで、内部タイリング部32は、フェザーリング処理部41またはイメージキルティング処理部43によって境界領域内の画像合成を行わせる。このフェザーリング処理部41またはイメージキルティング処理部43のいずれによって画像合成を行うかについては、境界領域内において繋ぎ目が目立たない方が適用される。この適用については、いずれかの方法によって合成しておき、入力装置から入力される、繋ぎ目に対して異なる方法で合成する指示に基づいて、他方の画像合成方法で合成するようにするようにしてもよい。
次に、境界領域についての画像合成がなされると、内部タイリング部32は、出力画像の内部全てにタイリングしたか否かを検出し、全てのタイリングが終了していない場合に、ステップS7に移行する。そして、ステップS7からステップS10まで順次繰り返されることによって、出力画像の全てにパッチがタイリングされると、テクスチャ出力部50は、表示装置にテクスチャを出力する(ステップS11)。
次に、テクスチャ出力部50が出力するテクスチャについて説明する。図12は、パッチを出力画像に貼り付けた場合のパッチ同士の重なりの一例を示す図面である。この図に示すように、パッチのサイズが縦2.5、横2.5の大きさであって、螺旋状の順序でタイリングする場合、境界領域の幅を0.5として貼り合わせると、出力画像の大きさは、縦8.5、横8.5の大きさとなる(図12(a))。そして、この出力画像のうち、図12(b)に示すように、1枚目に貼り付けたパッチAにおいて境界領域と有していないエッジについて、そのエッジに対応する境界領域を対応するパッチBから取得し、左右を反転させて貼り付ける。そして、パッチBのエッジ側の境界領域についての2列(符号a、bの列)について削除する。ここでは、周期条件として予め考慮され境界領域として合成処理されているので、エッジc、エッジdのように対抗するエッジ同士について連続するように貼り合わせた場合に、シームレスに貼り合わせることができる。なお、上下のエッジについても同様にシームレスに貼り合わせることができる。そして、2列について削除された後のテクスチャが出力される。このテクスチャを複数枚並べて貼り合わせることによって、入力画像に基づいて、柄の繰り返しがなく、シームレスな画像を得ることができる。
さらに、このテクスチャを1単位とし、複数枚連続して並べて貼り付けた画像を、印刷版としてシリンダーに形成し、このシリンダーを印刷装置に取り付けて印刷媒体に印刷することによって、シームレスな画像が印刷された印刷物を製造することができる。ここでは、テクスチャのエッジにおいては、対向するエッジ同士が画像合成処理がなされているので、ドラムのような円柱の円周面に形成した場合においても、シームレス性がよい。このテクスチャの1単位のサイズを整数倍した場合にシリンダーの円周の長さに一致するように設定されていることが望ましい。ここで、化粧シートを印刷媒体として用いた場合、テクスチャの画像を印刷した化粧シートが得られ、例えば、天井、壁、床などの内装として利用することができる。
なお、上述の実施形態において、生成されたテクスチャについて、入力装置からの指示に基づいて修正するようにしてもよい。例えば、図13に示すように、テクスチャの一部をマウスなどを利用して入力される修正範囲に基づいて、パッチ抽出部20が、修正範囲に基づいて境界領域を設定し、その境界領域に類似するパッチを入力画像の中から抽出する。そして、抽出されたパッチについて、グラフカット処理部42がグラフカット処理を行って修正範囲に貼り付けることにより、ユーザの任意の画像範囲について部分的に修正することができ、ユーザの要望を考慮したテクスチャを生成することができる。
なお、上述の実施形態においては、出力画像の最外周部にタイリングされるパッチをフェザーリング法によって繋ぎ合わせてタイリングする場合について説明したが、この最外周部にタイリングされるパッチをイメージキルティング法によって繋ぎ合わせてタイリングするようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、出力画像の最外周部にタイリングされるパッチをフェザーリング法によって繋ぎ合わせてタイリングする場合について説明したが、この最外周部にタイリングされるパッチ繋ぎ合わせる場合、フェザーリング法のみではなく、1つのパッチを繋ぎ合わせる毎にフェザーリング法とイメージキルティング法のいずれか一方を選択して繋ぎ合わせる、あるいは、フェザーリング法とグラフカット法のいずれか一方を選択して繋ぎ合わせるようにしてもよい。すなわち、最外周部から内部まで、1つのパッチを繋ぎ合わせる毎にフェザーリング法とイメージキルティング法のいずれか一方を選択して繋ぎ合わせる、あるいは、フェザーリング法とグラフカット法のいずれか一方を選択して繋ぎ合わせるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態において、内部の4つのパッチのタイリングする際、フェザーリング法とイメージキルティング法とを併用する場合について説明したが、内部のいずれか1つのパッチまたは、最後にタイリングする最内部のパッチについてのみフェザーリング法とイメージキルティング法との併用、あるいは、フェザーリング法とグラフカット法とを併用するようにしてもよい。
なお、上述の実施形態において、パッチの形状は長方形(正方形)である場合について説明したが、正方形以外の形状を用いるようにしてもよい。例えば、正三角形、正四角形、正六角形、ひし形のいずれかであってもよく、また、曲線で構成される形状であってもよい。
また、パッチの形状は、トポロジー的に同じでありかつパッチの一部と他のパッチの一部が重なる形状であってもよい。これにより、例えば、クロスワードパズルを重ねて貼り付けていくように配置することができる。
また、図1における画像入力部10、パッチ抽出部20、タイリング部30、外周タイリング部31、内部タイリング部32、合成処理部40、フェザーリング処理部41、グラフカット処理部42、イメージキルティング処理部43、テクスチャ出力部50の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより画像合成処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
この発明の一実施形態による画像合成システム1の構成を示す概略ブロック図である。 入力画像とテクスチャの一例を示す図面である。 境界領域の一例を示す図面である。 類似度について説明するための図面である。 フェザーリング処理部41が行う画像合成処理を説明するための図面である。 グラフカット処理部42が行う画像合成処理を説明するための図面である。 イメージキルティング処理部43が行う画像合成処理を説明するための図面である。 タイリングする順序の一例を説明するための図面である。 外周部から螺旋状にタイリングしていく場合における境界領域について説明するための図面である。 従来のタイリング方法について説明するための図面である。 図1における画像合成システム1の動作について説明するためのフローチャートである。 パッチを出力画像に貼り付けた場合のパッチ同士の重なりの一例を示す図面である。 入力装置からの指示に基づいてテクスチャを修正する場合について説明するための図面である。
符号の説明
1 画像合成システム 10 画像入力部
20 パッチ抽出部 30 タイリング部
31 外周タイリング部 32 内部タイリング部
40 合成処理部 41 フェザーリング処理部
42 グラフカット処理部 43 イメージキルティング処理部
50 テクスチャ出力部

Claims (6)

  1. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成法において、
    出力画像の外周部からパッチをタイリングすること
    を特徴とするシームレステクスチャの合成方法。
  2. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成法において、
    出力画像の外周部から内部までフェザーリング法かつイメージキルティング法、または、フェザーリング法かつグラフカット法によりパッチをタイリングする
    ことを特徴とするシームレステクスチャの合成方法。
  3. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択して外周部からタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成方法において、
    最外周部のパッチをフェザーリング法により貼り付け、内部のパッチを、フェザーリング法かつイメージキルティング法または、フェザーリング法かつグラフカット法によりタイリングする
    ことを特徴とするシームレステクスチャの合成方法。
  4. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択して外周部からタイリングし出力画像を生成するテクスチャ合成方法において、
    最外周部のパッチを、イメージキルティング法により張り付け、内部のパッチを、フェザーリング法かつイメージキルティング法または、フェザーリング法かつグラフカット法によりタイリングする
    ことを特徴とするシームレステクスチャの合成方法。
  5. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成する画像合成システムに用いられる画像合成プログラムであって、
    前記出力画像の外周部に前記パッチをタイリングする第1のタイリングステップと、
    前記第1のタイリングステップによって出力画像の外周部がタイリングされた後に、前記出力画像の内部に前記パッチをタイリングする第2のタイリングステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像合成プログラム。
  6. 入力画像からランダムに類似度の高いパッチを選択してタイリングし出力画像を生成する画像合成システムにおいて、
    前記出力画像の外周部に前記パッチをタイリングする第1のタイリング部と、
    前記第1のタイリング部によって出力画像の外周部がタイリングされた後に、前記出力画像の内部に前記パッチをタイリングする第2のタイリング部と、
    を有することを特徴とする画像合成システム。

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