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JP4416717B2 - 原稿読取装置 - Google Patents
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JP4416717B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿読取装置に係り、特に、原稿載置台上に原稿を固定して該原稿の画像を読取るように構成された原稿読取装置に関する。
従来、画像形成装置に設けられる原稿読取装置は、大別して原稿固定方式と原稿移動方式の2種類がある。通常、読取装置ではユーザの利便性を考慮し、前記2種類を併設する原稿読取装置の開発が近年多く行われている。
このように、前記2種類を併設する原稿読取装置として、1つの光学ユニットで原稿固定方式と原稿移動方式の原稿読取り工程を処理し、装置のコンパクト性を追求したものが開示されている(特許文献1を参照)。
特開平09−185135号公報
しかしながら、引用文献1による原稿読取装置は、原稿固定方式と原稿読取り方式を同時に動作した読取りは出来ない制御となっている。従って、一体化された原稿読取装置の原稿押え部を構成する原稿押え板には、原稿移動方式用のメカ機構が併設されており、非常に重い構成となっている。
このため、原稿固定方式により原稿をプラテンガラスに配置し、前記原稿押え板で原稿のシワ等の矯正、原稿載置位置の確保等を行うと、原稿のみならず、原稿押え板までもがプラテンガラスに密着してしまい、原稿交換の時に原稿押え板の開放動作が困難となるという問題があった。
すなわち、原稿載置台を構成するプラテンガラスと原稿押え板の気密性が大きすぎる(真空状態となる)と、原稿押え板を開閉した時の空気の流入により、プラテンガラス上に載置した原稿が飛び散ったり床面に落下したりして、原稿汚れを発生するという問題が生じる。
また、原稿押え板とプラテンガラスとの気密性が大きすぎると、該原稿押え板を開放する時の負荷が大きく、さらに開放時のショックで原稿移動方式のメカ機構の破損や歪み等を招来する恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を鑑みてなされたものであって、原稿読取装置における原稿押え部の開放動作の負荷を低減して、原稿押え部の開閉動作を容易にするとともに、原稿の飛び散りを防止できる原稿読取装置を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するため本発明に係る画像形成装置は、原稿が載置される原稿載置台と、前記原稿載置台上に回動可能に配置され回動動作により開閉して前記原稿載置台に載置された原稿を、前記原稿載置台とで挟持して固定する原稿押え部と、前記原稿載置台の下方に配置されて前記原稿載置台に固定された原稿の画像情報を読取るスキャナ部とを備えた原稿読取装置において、
前記原稿押え部は、前記原稿を前記原稿載置台の所定位置に固定する弾性部材を備え、
前記弾性部材は、少なくとも前記原稿押え部の回動動作を行う回動支点付近と該回動支点から離れた位置で前記原稿押え部に接着部材によって固定して取り付けられ、
前記弾性部材の前記回動支点付近と前記回動支点から離れた位置とにおける前記原稿押え部への接着部材による取り付け状態が異なり、
前記取り付け状態は、前記弾性部材の前記回動支点から離れた位置では、前記弾性部材の端部が前記原稿押え部に接着部材によって固定されない部分を有したものとし、
前記原稿押え部に固定されない部分では、原稿押え部に凹所が形成され、その凹所に対向する位置で該原稿押え部と弾性部材とが離間する空間を設け、
前記原稿押え部の閉動作による弾性部材と原稿または原稿載置台との密着状態が、前記原稿押え部の開動作により開放された場合に、上記離間した空間から弾性部材と原稿または原稿載置台の間に空気が入り込むようにしたことを特徴とする原稿読取装置の構成である。
請求項2に記載した原稿読み取り装置は、請求項1に記載した構成に加えて、凹所の内面と弾性部材とを互いに面ファスナで係合接続させたものであって、弾性部材にはその面ファスナ設置部分の付近に切り欠きを設けたことを特徴とするものである。
本発明において、面ファスナとは、例えばマジックテープ(登録商標)等により面と面とを接着または接合、離間自在として着脱可能としたものを含むものとする。
また、密着状態とは、原稿押え部に弾性部材が固定された状態、例えば、原稿押え部から弾性部材が浮いたりずれたりしない状態を含むものとする。
請求項1に記載した発明によれば、原稿が載置される原稿載置台と、前記原稿載置台上に回動可能に配置され回動動作により開閉して前記原稿載置台に載置された原稿を、前記原稿載置台とで挟持して固定する原稿押え部と、前記原稿載置台の下方に配置されて前記原稿載置台に固定された原稿の画像情報を読取るスキャナ部とを備えた原稿読取装置において、前記原稿押え部の構成として、前記原稿を前記原稿載置台の所定位置に固定する弾性部材を備え、前記弾性部材を、少なくとも前記原稿押え部の回動動作を行う回動支点付近と該回動支点から離れた位置で前記原稿押え部に接着剤によって固定して取り付け、前記弾性部材の前記回動支点付近と前記回動支点から離れた位置とにおける前記原稿押え部への接着剤による取り付け状態を異なるようにし、前記取り付け状態は、前記弾性部材の前記回動支点から離れた位置では、前記弾性部材の端部が前記原稿押え部に接着部材によって固定されない部分を有したものとし、 前記原稿押え部に固定されない部分では、原稿押え部に凹所が形成され、その凹所に対向する位置で該原稿押え部と弾性部材とが離間する空間を設け、前記原稿押え部の閉動作による弾性部材と原稿または原稿載置台との密着状態が、前記原稿押え部の開動作により開放された場合に、上記離間した空間から弾性部材と原稿または原稿載置台の間に空気が入り込むようにしたことで、弾性部材の回動支点付近と回動支点から離れた位置での原稿載置台との密着状態が異なるため、弾性部材と原稿載置台とが密着すること無く原稿押え部の開放動作を行うことができる。
これにより、原稿押え部の開放動作の負荷を低減でき、開放時のショックで原稿移動方式のメカ機構の破損や歪み等を招来することなく、しかも、原稿押え部と原稿載置台との間に急激に空気が流入することがないので、原稿載置台上に載置した原稿が飛び散ったり床面に落下したりすることなく、すなわち原稿を汚すことなく画像読取作業を行うことができる。
また、前記取り付け状態は、前記弾性部材の前記回動支点から離れた位置では、前記弾性部材の端部が前記原稿押え部に接着部材によって固定されない部分を有したものとし、前記原稿押え部に固定されない部分では、原稿押え部に凹所が形成され、その凹所に対向する位置で該原稿押え部と弾性部材とが離間する空間を設け、前記原稿押え部の閉動作による弾性部材と原稿または原稿載置台との密着状態が、前記原稿押え部の開動作により開放された場合に、上記離間した空間から弾性部材と原稿または原稿載置台の間に空気が入り込むようにしたので、固定されていない部分から容易に通気されるので、弾性部材と原稿載置台との間に急激に空気が流入することなく該原稿押え部の開放操作を行うことができるという優れた効果を奏し得る。
また、請求項2のように、凹所の内面と弾性部材とを互いに面ファスナで係合接続させたものであって、弾性部材にはその面ファスナ設置部分の付近に切り欠きを設けることで固定されていない部分から容易に通気されるので、弾性部材と原稿載置台との間に急激に空気が流入することなく該原稿押え部の開放操作を行うことができる。
請求項の発明では、また、凹所の内面と弾性部材とを互いに面ファスナで係合接続させたものであって、弾性部材にはその面ファスナ設置部分の付近に切り欠きを設けたことで、前記原稿押え部に固定されない部分を面ファスナにより構成し、前記原稿押え部の開閉動作により密着状態またはフリー状態が自動的に選択可能としたことで、例えば、原稿押え部を閉じて原稿を原稿載置台上に押え付ける時には、面ファスナが固定されて弾性部材がずれること無く原稿載置台に密着して原稿がずれること無く該原稿載置台上に載置でき、一方、原稿押え部を開放して原稿を原稿載置台上より取り出す時には、原稿押え部の開放動作に伴い面ファスナが外されて、密着状態から開放状態にできるので、原稿押え部の開放動作の負荷を低減して容易に原稿を取り出すことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜3は本発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る原稿読取装置が採用された画像形成装置の全体の構成を示す斜視図、図2は前記画像形成装置の装置本体の構成を示す側面断面図、図3は前記原稿読取装置の構成を示す側面断面図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、原稿Gの画像情報を読取る原稿読取装置40Aを備え、該原稿読取装置40Aによって読取られた原稿Gの画像情報を電子写真方式によって記録媒体となる所定のシート状の記録用紙(以下、用紙と称する。)にモノクロ画像として出力形成するものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について図面を参照して説明する。
画像形成装置1は、図1,図2に示すように、装置本体1aの上面部に、原稿Gが載置される透明ガラスからなる原稿載置台(プラテンガラス)2が設けられている。
この原稿載置台2の上方には、自動原稿処理装置40が設けられ、一方、この原稿載置台2の下方には、原稿Gの画像情報を読取る原稿読取り部であるスキャナ部3が配置されている。
これら原稿載置台2、スキャナ部3及び自動原稿処理装置40等により原稿読取装置40Aが構成されている。
スキャナ部3の下方には、画像形成部10、定着装置30及び排紙トレイ22が構成され、さらに、その下方には、記録媒体たる記録用紙が収納された給紙カセット23が配設されている。
スキャナ部3は、図2に示すように、原稿載置台2の下方に配置されて平行に往復移動する第1の走査ユニット4及び第2の走査ユニット5と、光学レンズ体6と、光電変換素子(CCD)7を備えた原稿画像読取りユニットにて構成されている。
図2において、スキャナ部3の光路は一点鎖線で示している。
第1の走査ユニット4は、露光ランプ4Aと、この露光ランプ4Aからの光を原稿画像表面に露光させるリフレクタ4Bと、このリフレクタ4Bを介して露光され反射される原稿からの反射光像を所定の方向に向かって導くための第1のミラー4Cとを有し、原稿載置台2の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動制御されるようになっている。
第2の走査ユニット5は、第1の走査ユニット4の第1のミラー4Cにより導かれた原稿からの反射光像を、更に所定の方向に向かって導くための第2のミラー5A及び第3のミラー5Bを有し、第1の走査ユニット4と一定の速度関係を保って平行に往復移動制御されるようになっている。
光学レンズ体6は、第2の走査ユニット5の第3のミラー5Bにより導かれた原稿画像の反射光の光路上に配置され、その光像を光電変換素子7に結像させるものである。
光電変換素子(例えばCCD(電荷結合素子))7は、光学レンズ体6により結像された原稿画像の光像を読取って電気信号に光電変換することによって原稿画像情報(原稿画像データ)を作成するものであり、その原稿画像情報を画像処理部57(図4を参照)に向けて出力する。
画像処理部57は、光電変換素子7が出力した原稿画像情報を、解像度や濃度等が印字に適した印字用画像情報(印字用画像データ)に画像処理するものである。画像処理後の印字用画像情報は、レーザスキャニングユニット(LSU)8の画像データ入力部へと転送されるようになっている。
レーザスキャニングユニット8は、画像処理部57から出力された印字用画像情報に応じたレーザ光を、画像形成部(画像形成プロセス)10を構成する感光体ドラム11の表面に照射する。これにより、感光体ドラム11に印字用画像情報の静電潜像が書込み形成されるようになっている。
画像形成部10は、図2に示すように、主に、矢印方向に回転駆動する感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の表面を所定の電位に帯電させる主帯電器12と、感光体ドラム11表面に静電潜像の形成用のレーザ光を照射するレーザスキャニングユニット8と、そのレーザスキャニングユニット8からのレーザ光の照射によった静電潜像をトナーにより現像して顕像化する現像装置13と、この現像装置13にて顕像化された原稿画像のトナー像を後述する給紙カセット23から給紙搬送路25を介して給紙される記録用紙(「記録媒体」に相当:「転写紙」とも称する)P上に転写する転写ローラ14及びこの転写ローラ14による転写後の感光体ドラム11上に残留する残留トナーをクリーニングするクリーニング装置15とが、該感光体ドラム11の回転方向に沿って順に配置されて構成されている。
画像形成部10の主帯電器12は、クリーニング装置15によるクリーニング後の感光体ドラム11表面の電荷を除電する図示しない除電装置の機能を有している。
定着装置30は、図2に示すように、加熱ローラ31と加圧ローラ32とを備え、この加熱ローラ31と加圧ローラ32とにより記録用紙Pを挟持した状態で加熱ローラ31を回転させて、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を通過させることにより、記録用紙P上に転写されたトナー像を溶融して記録用紙Pに定着するものである。
感光体ドラム11と転写ローラ14との間に挟持されてトナー像が転写された後の記録用紙Pは、感光体ドラム11上から剥離されて該感光体ドラム11と定着装置30とを連絡する主搬送路16を経由して、該定着装置30の加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に突入する。加熱ローラ31と加圧ローラ32との当接部には所定の押圧力によってニップ部が形成されている。
定着装置30において、この加熱ローラ31と加圧ローラ32との間、つまりニップ部に挟持された記録用紙Pは、加熱ローラ31による加熱と加圧ローラ32による加圧によって当該記録用紙Pに前記感光体ドラム11から転写された未定着トナー像の定着が行われるようになっている。
定着装置30による定着後の記録用紙Pは、排紙搬送路17に搬送されて排紙駆動ローラ18にて排紙口20側の排紙ローラ19に向け搬送されるようになっている。
排紙搬送路17に搬送される記録用紙Pは、定着装置30の下流側に設けた、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間を記録用紙Pが通過する状態を定着検知スイッチ21Aにて検知される。
通常の片面印字の場合には、そのまま排紙駆動ローラ18及び排紙ローラ19の回転駆動により、排紙口20からスキャナ部3の下部空間に設置した排紙トレイ22上に排紙されるもので、この排紙ローラ19の記録用紙Pの通過状態は、排紙ローラ19の上流側に設けた排紙検知スイッチ21Bにて検知されるようになっている。
記録用紙Pは、前記画像形成部10の横に排紙され、かつ、その排紙された記録用紙Pは、給紙カセット23の上方かつスキャナ部3の下方に排出される。
装置本体1aの内底部側には、記録用紙Pが所定の用紙サイズ毎に積載収容された交換可能な給紙カセット23が配置される。この給紙カセット23の排紙側上部には、半月状の用紙ピックアップローラ24が配置されている。
この用紙ピックアップローラ24は、給紙カセット23内に積載収容された記録用紙Pを最上層から1枚づつピックアップし、下流側に向かって(便宜上の記録用紙Pの流れ出し側(カセット側)を上流、排紙側を下流とする)給紙搬送路25のレジストローラ(「アイドルローラ」とも称する)26まで搬送させるようになっている。
図中の符号Paは記録用紙Pの前端部、Pbは記録用紙Pの後端部を示す。
レジストローラ26の上流側には、レジスト前検知スイッチ21Cが設けられており、このレジスト前検知スイッチ21Cは給紙カセット23から給紙搬送される記録用紙Pを検知する。その信号を基に給紙タイミングを図りながら、上述した画像形成部10に給紙するようになっている。
尚、両面印字を行う場合には、画像形成部10による記録用紙Pの片面印字後、排紙搬送路17に搬送された定着装置30からの通過後の記録用紙Pを、一旦、排紙ローラ19側に搬送し、この状態で、定着装置30付近に配置された用紙切換えゲート27を切換え制御して、排紙ローラ19の逆転駆動により記録用紙Pをスイッチバックさせて用紙反転させる副搬送路28に導入し、この副搬送路28に設けた副駆動ローラ29の回転駆動により、再びレジストローラ26の上流側に記録用紙Pを搬送することにより、記録用紙Pの他面印字を行うようになっている。
装置本体1aの原稿載置台2上には、図3に示すように、原稿移動方式による両面原稿自動読取装置(R−SPF)からなる原稿押え部(原稿押えカバー)54を一体とした自動原稿処理装置40が開閉自在に搭載され、スキャナ部3とともに原稿読取装置40Aが構成されている。
原稿読取装置40Aは、従来機と同様な操作で一枚ごとの原稿読取処理を行うことが可能であり、自動原稿処理装置40を搭載することで、原稿Gの両面読取が可能となるとともに、複数枚の原稿Gの自動連続読取処理が可能となっている。
自動原稿処理装置40は、図2、図3に示すように、原稿Gが載置される原稿トレイ41を有し、連続的に複数の原稿Gの読取処理を行う場合、この原稿トレイ41上に載置された原稿Gを原稿ピックアップローラ42にてピックアップして、原稿駆動ローラ43を介して原稿Gを原稿搬送路44に導入してレジストローラ(PSローラ)45の上流側に案内搬送されるようになっている。
このPSローラ45の上流側には、原稿Gの原稿サイズが検出可能にするため原稿入紙センサ46が設けられ、この原稿入紙センサ46にて原稿Gの先端及び後端を検知し、その信号を基に搬送タイミングを図りながら、原稿Gを原稿載置台2の片側に隣接させて配置したスリットガラスからなる原稿読取り台9上に向け搬送制御するようになっている。
この場合、スキャナ部3の第1の走査ユニット4は、原稿読取り台9の下方に待機し位置するように移動制御されている。
この原稿読取り台9上に搬送される原稿Gは、その移動と共に片面側の第1画像読取り面G1がスキャナ部3の第1の走査ユニット4にて走査される。その他の光電変換素子7での読取り、画像情報の画像処理、印字などの画像形成処理は上述と同様である。
そして、原稿読取り台9上での画像読取り後の原稿Gは、搬送ローラ47を介して原稿排紙路48の原稿排紙ローラ49側に搬送され、片面読取りのみ場合は、原稿切換えゲート50の切換え制御により原稿排紙トレイ51上に排紙されるようになっている。
尚、両面原稿読取りを行う場合は、原稿Gを原稿切換えゲート50の切換え制御により、一旦、原稿トレイ41と原稿排紙トレイ51との間に配置された中間トレイ52上に向け排紙した後、原稿排紙ローラ49を逆転駆動させてスイッチバックさせることにより、原稿反転路53に導入し、再び、原稿搬送路44に原稿Gを搬送することにより、原稿Gの裏側の画像読取り面G2の原稿画像の読取りが行われるとともに、上述した片面印字工程と同様に、記録用紙Pの第1印字面P1に原稿Gの裏面側の原稿画像が印字されるようになっている。
この記録用紙Pの第1印字面P1への印字工程が終了すると、記録用紙Pは、上述した用紙反転機構にて反転され、再び、画像形成部10に搬送されて、その第1印字面P2に、予めメモリに記憶された原稿Gの表面側の原稿画像が印字される。
画像形成装置1の上部側の前面部には、図1に示すように、使用者が記録用紙Pの用紙種類(用紙寸法のほか、用紙の厚み等)、印刷枚数、倍率、濃度等の画像形成条件を設定する操作スイッチ類76が配設されている。
次に、実施形態に係る画像形成装置1の制御系について、図4に基づき説明する。
実施形態に係る画像形成装置1は、図4に示すように、画像の読取り処理、画像処理、画像形成処理、および記録用紙Pの搬送処理等をROM(Read Only Memory)55に予め記憶されたプログラムにしたがって中央処理ユニット(CPU)54がRAM(Random access Memory)56等の一時的記憶手段を用いて処理を実行する。尚、ROM55やRAM56に代えてHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶手段を用いることができる。
画像形成装置1において、スキャナ部(原稿読み取り部)3によって読取った原稿の画像情報(原稿画像データ)、または、図示しない通信ネットワークに繋がれた各端末装置から送信された原稿画像情報は、通信処理部58を介して画像処理部57に入力されるようになっている。
画像処理部57は、RAM56等の記憶部に記憶された原稿画像情報を印字(記録用紙への画像形成)に適した印字用画像に上記のプログラムによって処理するものである。
印字用画像情報は画像形成部10に入力される。
画像形成部10、用紙搬送部(給紙搬送路25、主搬送路16、副搬送路28(これらはペーパーガイドとも称する。)において記録用紙Pの各種検出・制御を行う。)59、定着装置30、排紙処理部(排紙搬送路17において記録用紙Pの各種の検出・制御を行う。)60は、各々の駆動制御部62と連動している。
用紙搬送部59によって搬送する記録用紙P上に印字工程(画像形成部10においての画像情報の印字処理)と、その後に、その印字処理された記録用紙Pに対する定着工程(定着装置30)を経て用紙排出部(排紙トレイ22)に排出されるようになっている。
尚、用紙搬送部59には、上記のレジスト前検知スイッチ21C、定着検知スイッチ21A、および排紙検知スイッチ21Bの検出信号が入力されるようになっている。
画像形成装置1は、運転条件設定部77が設けられる。この運転条件設定部77は、操作スイッチ類76によって使用者が設定して画像形成要求または記録媒体の種類等の画像形成条件にしたがって、画像形成装置1の画像形成、または搬送条件等の運転条件を設定するものである。
また、画像形成装置1は、設定された前記運転条件にしたがって、前記読み取り部(スキャナ部3)、用紙搬送部59、画像形成部10、定着装置30および排紙処理部60などの駆動用アクチュエータである、原稿読取り駆動部64、記録用紙搬送駆動部66、印字処理駆動部68、定着駆動部70および排紙駆動部72を、ROM55に記憶されたプログラムに基づく、CPU54の指令にしたがった同期した動作を駆動制御部62の制御によって行うようになっているものである。
原稿読取り駆動部64は、スキャナ部3の第1走査ユニット4、第2走査ユニット5の駆動用アクチュエータである。
記録用紙搬送駆動部66は、用紙搬送部59、具体的には、上述の給紙搬送路25上の用紙ピックアップローラ24、レジストローラ26の駆動用モータである。
印字処理駆動部68は、感光体ドラム11の駆動用モータである。
定着駆動部70は、定着装置30の加熱ローラ31および加圧ローラ32の駆動用モータである。
排紙駆動部72は、排紙駆動ローラ18、排紙ローラ19などの駆動用モータである。
これらの各駆動部の駆動用モータは、それぞれ同じまたは異なるモータを駆動源として適宜に動力伝達機構を介して構成できる。
また、画像形成装置1には、オプション構成74として、自動原稿処理装置(自動原稿読取り装置)40等が配置可能であり、それらオプション構成74は上記画像形成装置の制御部とは別に各々のオプション構成74内に制御部74aを持ちながら、前記通信処理部58を介して装置とのタイミング調整を同期するように構成されている。
記録媒体検出手段78は、定着装置30または搬出部に記録媒体の先端が到達することを検出するものである。
記録媒体検出手段78は、実施形態では、定着装置30および排紙駆動ローラ18のそれぞれに記録用紙Pが到達する(突入する)タイミングを、後述する搬送タイミング検出手段79bによって検出した記録媒体の搬送タイミングに基づいて、検出するようにしている。
具体的には、記録媒体検出手段78は、給紙搬送路25入り口において記録用紙Pを導入するレジストローラ26から記録用紙Pが送り出された後の記録用紙Pの搬送時間を計測する搬送時間計測手段79aと、このレジストローラ26から制御対象の定着装置30および排紙駆動ローラ18のそれぞれまでの距離と記録用紙Pの搬送速度に基づき、主搬送路16および排紙搬送路17における記録用紙Pの搬送タイミングを検出する搬送タイミング検出手段79bとを有している。
次に、本実施形態に係る原稿読取装置40Aの特徴的な構成について図面を参照して詳細に説明する。
図5は本実施形態に係る原稿読取装置を構成する原稿押え部の概略の構成を示す説明図、図6は前記原稿押え部を構成する弾性部材の取り付け状態を示す平面図、図7は前記押え部を開放した時の原稿の状態を示す説明図である。
原稿読取装置40Aは、図5に示すように、装置本体1aにおける装置フレーム1bの装置背面側でヒンジ1cに支持されるとともに、ヒンジ1cの上端部を回動支点1c1として装置手前側(オペレータ側)を上下方向に回動させて、装置フレーム1b上部に構成された原稿載置台2の上面2aを開放するようにされている。
原稿読取装置40Aの原稿載置台2と対向する部分には、該原稿載置台2を覆う範囲で原稿押し部54が構成されている。この原稿押し部54の上側には、図3に示すように、空きスペースを利用して原稿排紙トレイ51が構成されている。
原稿押し部54の原稿載置台2と対向する面には、少なくとも原稿載置台2の原稿Gが載置される範囲を覆うように平面を有する略矩形状の弾性部材55が設けられている。
この弾性部材55は、原稿押し部54を原稿載置台2に向かい押し下げた時に、該原稿載置台2の上面2aと密着するようになっている。
弾性部材55は、図6,図7に示すように、接着部材56(56a〜56e)を介して原稿押え部54に固定されている。この接着部材56による弾性部材55の原稿押え部54への固定は、弾性部材55の外周端辺に沿って、該原稿押え部54の回動動作を行う回動支点1c1付近より該回動支点1c1から離れた装置手前側の位置にわたり固定するようになっている。
接着部材56による弾性部材55と原稿押え部54との固定状態は、弾性部材55の回動支点1c1付近と回動支点1c1から離れた装置手前側の位置における原稿押え部54への取り付け状態が異なるようにされている。
すなわち、接着部材56は、回動支点側端辺55aに沿った接着部材56aと、側方側端辺55b,55cに沿った接着部材56b,56cと、装置手前側端辺55dに沿った接着部材56d、及び弾性部材55の対角を結ぶようにX字状に配置された接着部材56eとにより弾性部材55を原稿押え部54に固定するようにされている。
回動支点側端辺55aに沿った接着部材56aと、側方側端辺55b,55cに沿った接着部材56b,56c、及び弾性部材55の対角を結ぶようにX字状に配置された接着部材56eとは、それぞれ連続して設けられている。
一方、装置手前側端辺55dに沿った接着部材56dは、両側の側方側端辺55b,55cから所定の距離をとって空間55d1,55d2を形成するとともに、分割した状態で隣り合う接着部材同士が所定の間隔をとって空間55d3,55d4を形成して配置されている。
接着部材56a〜56eの幅は、弾性部材55の形状や大きさ、材質等により適宜に決定されるものであり、弾性部材55の中央部付近に配置される接着部材56eの配置は、X字状に限定されるものではなく、固定する弾性部材55の面積に適宜に配置するものである。
次に、本実施形態に係る原稿読取装置40Aによる原稿を1枚毎に読取処理を行う場合の原稿設置動作・作用について説明する。
原稿読取装置40Aにより原稿Gを1枚毎に読取処理を行う場合は、図7に示すように、原稿押し部54を上方に回動して原稿載置台2の上面2aを開放して原稿Gを載置し、原稿押し部54を下方に回動して該原稿押し部54により原稿Gを原稿載置台2に密着させた状態で画像読取処理を行う。
原稿読取処理が終了して原稿Gを取り出す場合は、前述した動作と同様に原稿押え部54を上方に回動させて開放して原稿Gを取り出す。この時、原稿押え部54は装置手前側(オペレータ側)から開放するように動作する。
原稿Gは、弾性部材55により押されて弾性部材55に密着した状態になるとともに、原稿載置台2に密着した状態となっている。
この状態で原稿押え部54を上方に回動させると、弾性部材55の装置手前側55dでは、弾性部材55が変形して、接着部材56dで固定された部分が原稿押え部54とともに上方に持ち上げられるが、接着部材56dで固定されない空間55d1〜55d4が形成された部分は原稿G及び原稿載置台2側に密着した状態となっている。
これにより、弾性部材55の接着部材56dで固定された部分が原稿Gから離間するため、その隙間より空気が弾性部材55と原稿Gとの間に空気が入り込むことで弾性部材55と原稿Gとの密着した状態から開放される。この時、原稿Gと原稿載置台2とは密着した状態となっているので、原稿Gが弾性部材55側に吸い寄せられること無く原稿押し部54を容易に上方に開放することができる。
以上のように構成したので、本実施形態の原稿読取装置40Aによれば、原稿押え部54の開放動作の負荷を低減して開閉操作を容易にするとともに、原稿押え部54を開放した時の原稿Gの飛び散りを防止することができる。
また、本実施形態では、原稿押え部54を装置手前側から開放するようにして、弾性部材55の原稿押え部54への固定状態を装置手前側の固定状態が回動支点1c1側の固定状態よりも弱くなるようにしたので、原稿押え部54の回動動作を行うと同時に該原稿押え部54の開放側(オペレータ側)より弾性部材55と原稿Gと密着した状態を開放して密着性を低減できるので、原稿押え部54の開放動作を容易にすることができる。
尚、本発明は、弾性部材55と原稿押え部54との固定状態を本実施形態の構成に限定するものではなく、原稿押え部の回動支点付近と該回動支点から離れた位置とにおける弾性部材の取り付け状態が異なるものであれば良い。
また、本実施形態では、原稿押し部54に弾性部材55を固定するために接着部材56を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、接着部材の他にマジックテープ(登録商標)等のような面ファスナを用いるものであっても良い。
以下に、本実施形態の変形例について図面を参照して説明する。
図8は本実施形態に係る原稿読取装置を構成する原稿押え部材の変形例の構成を示す平面図、図9は前記原稿押え部の構成を示す側面断面図である。
変形例に係る原稿押え部154は、図8,図9に示すように、略矩形状の弾性部材155を備え、該弾性部材155の両側の側端辺155b、155cに沿って設けられた接着部材156を配置し、それぞれの弾性部材155の装置手前側に面ファスナ157a,157bを配置したものである。
一方の面ファスナ157aは弾性部材155に設けられ、他方の面ファスナ157bは一方の面ファスナ157aから離間して対向する位置で原稿押え部154側に設けられている。
面ファスナ157a,157bは、互いに係合接続させた状態で、弾性部材155の一部と接着部材156の一部とが離間して(浮いた状態となり)空間158を形成するように構成されている。
このように構成することで、弾性部材155において空間158が形成される部分の密着性が弱くなるため、原稿押え部154を上方に回動させると、弾性部材155における面ファスナ157a,157bにより接着部材156が浮いた部分より弾性部材155と原稿Gまたは原稿載置台2との間から空気が入り込むので、弾性部材155と原稿Gまたは原稿載置台2との密着した状態を容易に開放することができる。
また、その他の変形例として、図10,図11に示すように、前述した変形例における接着部材156と同様な構成に、設置される面ファスナ257a付近にL字状の切欠部259を形成した接着部材256を設けたものであっても良い。
このように構成することで、弾性部材255において切欠部259が形成される部分の密着性が弱くなるため、原稿押え部254を上方に回動させると、弾性部材255における面ファスナ257a,257bにより接着部材256が浮いた部分より弾性部材255と原稿Gまたは原稿載置台2との間から空気が入り込むので、弾性部材255と原稿Gまたは原稿載置台2との密着した状態を容易に開放することができる。
また、本実施形態では、原稿読取装置として自動原稿処理装置40を備えたものを採用しているが、本願発明は、原稿読取装置の構成に限定されるものではなく、例えば、単機能式のスキャナ装置やコピー機などのように1枚毎に原稿を処理するようにした装置の原稿押え部に適応されることは言うまでもない。
さらに、本発明は、上述した実施形態や変形例に示した構成や原稿押え部と弾性部材との固定位置、取り付け方法に限定されるのもではなく、接着部材や面ファスナの他に、接着剤を用いたり、取付部材を介して固定するようにしても良く、これらの取り付け方法を組み合せたり取り付け位置を異ならせることで、様々な原稿押え部の構成や形状に展開が可能である。
本発明の実施形態に係る原稿読取装置が採用された画像形成装置の全体の構成を示す斜視図である。 前記画像形成装置の装置本体の構成を示す側面断面図である。 前記原稿読取装置の構成を示す側面断面図である。 前記画像形成装置の電気制御部の構成をブロック図である。 前記原稿読取装置を構成する原稿押え部の概略の構成を示す説明図である。 前記原稿押え部を構成する弾性部材の取り付け状態を示す平面図である。 前記押え部を開放した時の原稿の状態を示す説明図である。 本発明に係る原稿読取装置を構成する原稿押え部材の変形例の構成を示す平面図である。 前記原稿押え部の構成を示す側面断面図である。 本発明に係る原稿読取装置を構成する原稿押え部材のその他の変形例の構成を示す平面図である。 前記原稿押え部の構成を示す側面断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 装置本体
1b 装置フレーム
1c ヒンジ
1c1 回動支点
2 原稿載置台
2a 上面
3 スキャナ部
40A 原稿読取装置
40 自動原稿処理装置
54,154,254 原稿押え部
55,155,255 弾性部材
55a 回動支点側端辺
55b,55c 側方側端辺
55d 装置手前側端辺
55d1,55d2,55d3,55d4 空間
56,56a,56b,56c,56d,56e,156,256 接着部材
157a,157b,257a,257b 面ファスナ
158 空間
259 切欠部
G 原稿

Claims (2)

  1. 原稿が載置される原稿載置台と、前記原稿載置台上に回動可能に配置され回動動作により開閉して前記原稿載置台に載置された原稿を、前記原稿載置台とで挟持して固定する原稿押え部と、前記原稿載置台の下方に配置されて前記原稿載置台に固定された原稿の画像情報を読取るスキャナ部とを備えた原稿読取装置において、
    前記原稿押え部は、前記原稿を前記原稿載置台の所定位置に固定する弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、少なくとも前記原稿押え部の回動動作を行う回動支点付近と該回動支点から離れた位置で前記原稿押え部に接着部材によって固定して取り付けられ、
    前記弾性部材の前記回動支点付近と前記回動支点から離れた位置とにおける前記原稿押え部への接着部材による取り付け状態が異なり、
    前記取り付け状態は、前記弾性部材の前記回動支点から離れた位置では、前記弾性部材の端部が前記原稿押え部に接着部材によって固定されない部分を有したものとし、
    前記原稿押え部に固定されない部分では、原稿押え部に凹所が形成され、その凹所に対向する位置で該原稿押え部と弾性部材とが離間する空間を設け、
    前記原稿押え部の閉動作による弾性部材と原稿または原稿載置台との密着状態が、前記原稿押え部の開動作により開放された場合に、上記離間した空間から弾性部材と原稿または原稿載置台の間に空気が入り込むようにしたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 凹所の内面と弾性部材とを互いに面ファスナで係合接続させたものであって、弾性部材にはその面ファスナ設置部分の付近に切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1に記載に原稿読取装置。
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