Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP4417066B2 - 利用者端末、サーバ装置及びプログラム - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP4417066B2 - 利用者端末、サーバ装置及びプログラム - Google Patents

利用者端末、サーバ装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4417066B2
JP4417066B2 JP2003340682A JP2003340682A JP4417066B2 JP 4417066 B2 JP4417066 B2 JP 4417066B2 JP 2003340682 A JP2003340682 A JP 2003340682A JP 2003340682 A JP2003340682 A JP 2003340682A JP 4417066 B2 JP4417066 B2 JP 4417066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
content information
distribution
user terminal
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003340682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005107892A (ja
Inventor
竜馬 備瀬
雅夫 岡田
徹太郎 小野
将慶 籠田
郁美 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2003340682A priority Critical patent/JP4417066B2/ja
Publication of JP2005107892A publication Critical patent/JP2005107892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4417066B2 publication Critical patent/JP4417066B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、端末間での無線通信を利用して、情報を流通させる技術に関する。
ネットワーク技術の近代化に伴い、クライアント端末同士がサーバを介さず、対等な関係でデータのやり取りを行うP2P(Peer to Peer)などを利用したコンテンツ流通システムが考えられている。
従来のコンテンツ流通システムにおいて、クライアント端末間でやり取りされるコンテンツは、利用者が設定するフィルタリング機能に依存していた。つまり、クライアント端末間のやり取りにより流通するコンテンツの種類は個人の嗜好に大きく左右されるものであり、多様な種類のコンテンツを一様に流通させることは困難であった。また、利用者は、確実に特定のコンテンツを取得したい場合に、予め情報配信元に嗜好情報を登録する必要があった。よって、登録に伴い、ネットワーク上で個人の嗜好情報が流出する危険性もあった。
さらに、従来のコンテンツ流通システムでは、より多くのコンテンツが流通することを目的とする販促情報などが主な対象となるため、流通するコンテンツは、不特定多数の誰もが閲覧可能であるものに限られていた。よって、コンテンツを特定の利用者にのみ閲覧可能とすることや、コンテンツ毎に課金処理を行うことが困難であった。また、コンテンツの改竄や、不正利用者のなりすましに対する同一性保証を行うことも困難であった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、個人の嗜好に左右されずに、多様なコンテンツを広く一様に流通させることができるとともに、個人情報の流出を防止することができる流通システムを提供することを課題とする。また、コンテンツを閲覧することができる利用者を特定することで課金処理を可能とし、セキュリティが強固な流通システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能な利用者端末であって、前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、前記利用者端末は、複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段と、取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段と、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを前記サーバ又は他の利用者端末から取得する流通ルール取得手段と、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段と、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段と、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段と、を備える。
上記のように構成される利用者端末は、まず、サーバ又は他の利用者端末から受信したコンテンツ情報を記憶領域の共通領域に記憶する。ここで、コンテンツ情報とは、利用者端末において表示する画像データ、発音する音声データ、実行ファイルなど任意のデータを適用することができる。そして、利用者端末は、サーバ又は他の利用者端末から流通ルールを取得する。コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、利用者端末は、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する。このように、付加情報と流通ルールに規定する条件に基づいて配信コンテンツ情報を選択することにより、流通ルールに規定する条件を詳細なものにすることが可能となる。つまり、コンテンツ情報作成者や配信者などが流通ルールを作成する場合、当該コンテンツ情報作成者等が、利用者端末間でのコンテンツ情報の流通を制御することが可能となる。さらに、利用者端末は、配信コンテンツ情報として選択したコンテンツ情報を、当該他の利用者端末へ配信する。これによれば、流通ルールに基づいて、意図的にコンテンツ情報を多様に流通させることが可能となる。また、利用者端末は、利用者端末間で流通するコンテンツ情報を記憶する共通領域とユーザ領域を保有している。そして、利用者端末は、受信したコンテンツ情報を共通領域に記憶し、当該コンテンツ情報が蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かを判定する。蓄積ルールに規定する条件に合致する場合のみ、利用者端末は、当該コンテンツ情報をユーザ領域に記憶する。これによれば、個人が閲覧するコンテンツ情報を収集するための蓄積ルールと、個人の意思とは無関係にコンテンツ情報を流通させるための流通ルールとを独立して定めることで、流通するコンテンツ情報が個人の嗜好に依存することなく、多様なコンテンツ情報が広く一様に流通することを実現することができる。また、利用者端末内で利用者の嗜好情報を蓄積ルールとして設定するため、他の利用者端末へ要求等を送信することなく欲しいコンテンツ情報を収集することができる。即ち、個人情報の流出を防止することができる。
本発明の1つの観点では、コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能な利用者端末であって、前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、前記利用者端末は、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを保有し、前記利用者端末は、複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段と、取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段と、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段と、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段と、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段と、を備える。
上記のように構成される利用者端末は、まず、サーバ又は他の利用者端末から受信したコンテンツ情報を記憶領域の共通領域に記憶する。利用者端末は予め流通ルールを保有しており、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する。これによれば、プログラムの中に組み込まれている等により、利用者端末が予め流通ルールを保有しているため、外部から流通ルールを取得する必要はない。また、このように、付加情報と流通ルールに規定する条件に基づいて配信コンテンツ情報を選択することにより、流通ルールに規定する条件を詳細なものにすることが可能となる。つまり、コンテンツ情報作成者や配信者などが流通ルールを作成する場合、当該コンテンツ情報作成者等が、利用者端末間でのコンテンツ情報の流通を制御することが可能となる。さらに、利用者端末は、配信コンテンツ情報として選択したコンテンツ情報を、当該他の利用者端末へ配信する。これによれば、流通ルールに基づいて、意図的にコンテンツ情報を多様に流通させることが可能となる。また、利用者端末は、利用者端末間で流通するコンテンツ情報を記憶する共通領域とユーザ領域を保有している。そして、利用者端末は、受信したコンテンツ情報を共通領域に記憶し、当該コンテンツ情報が蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かを判定する。蓄積ルールに規定する条件に合致する場合のみ、利用者端末は、当該コンテンツ情報をユーザ領域に記憶する。これによれば、個人が閲覧するコンテンツ情報を収集するための蓄積ルールと、個人の意思とは無関係にコンテンツ情報を流通させるための流通ルールとを独立して定めることで、流通するコンテンツ情報が個人の嗜好に依存することなく、多様なコンテンツ情報が広く一様に流通することを実現することができる。また、利用者端末内で利用者の嗜好情報を蓄積ルールとして設定するため、他の利用者端末へ要求等を送信することなく欲しいコンテンツ情報を収集することができる。即ち、個人情報の流出を防止することができる。
上記利用者端末の一態様では、記判定手段は、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報に含まれる前記付加情報に基づいて、前記蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かを判定する。
ここで、付加情報は、コンテンツデータに関連付いてタグ付けされた情報であり、利用者向けの宣伝情報、コンテンツデータのジャンル等を示す属性情報、コンテンツデータの有効期限等を示す流通制御用情報など種々の情報とすることができる。よって、判定手段が、付加情報に基づいて蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かを判定することにより、蓄積ルールに規定する条件を詳細なものにすることが可能となる。つまり、利用者が閲覧するコンテンツ情報を収集するための条件を詳細にすることができるため、利用者の嗜好に合ったコンテンツ情報を容易に収集することが可能となる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記コンテンツデータは、暗号鍵により暗号化された暗号化コンテンツデータとなっており、前記利用者端末は、前記ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報に含まれる暗号化コンテンツデータを復号化することができる復号鍵を、保有しているか否か判定する保有状態判定手段と、前記保有状態判定手段が前記復号鍵を保有していると判定した場合に、前記暗号化コンテンツデータを、前記復号鍵により復号化する復号化手段と、をさらに備える。
上記のように構成された利用者端末において、コンテンツ情報は、一部が暗号化されているため、特定の復号鍵を保有している利用者端末でなければ表示することができない。このように、本発明によれば、容易に、特定の利用者にのみコンテンツ情報を閲覧可能とすることができる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記共通領域に記憶されており、前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報を、複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件として、前記暗号化コンテンツデータを復号化することができる前記復号鍵を保有していることが、前記蓄積ルールとして規定されている。これによれば、復号鍵を保有する利用者端末のみがコンテンツ情報を復号化して表示することが可能となり、コンテンツ情報の著作権を保護するとともに、改竄といった不正行為からコンテンツ情報を保護することができる。
上記利用者端末の他の一態様では、前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報は、付加情報として利用者端末上で表示可能な表示可能データを保有しており、前記利用者端末は、前記保有状態判定手段が前記復号鍵を保有していないと判定した場合に、前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報が保有する付加情報の前記表示可能データに基づいて、表示を行う付加情報表示手段と、をさらに備える。これによれば、流通しているコンテンツ情報に含まれる付加情報が、利用者が復号鍵を取得するか否かを決定するトリガとすることが可能である。つまり、付加情報にコンテンツデータを閲覧するか否かの判断に役立つような情報を含ませることで、利用者に復号鍵を取得したいという意欲を湧かせることができる。
上記利用者端末のさらに他の一態様では、前記ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータに基づいて表示を行う表示手段をさらに備える。これによれば、利用者端末は、コンテンツ情報を容易に表示し、閲覧することができる。
本発明の別の観点では、コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、前記プログラムは、複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段、取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを前記サーバ又は他の利用者端末から取得する流通ルール取得手段、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段、前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段、前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段、として前コンピュータを機能させる。
本発明の別の観点では、コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、前記コンピュータは、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを保有し、前記プログラムは、複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段、取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段、前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段、前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段、前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段、として前コンピュータを機能させる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の利用者端末実現することができる。また、上述の利用者端末各態様も同様に実現することができる。
本発明によれば、流通システムにおいて個人の嗜好に左右されずに、多様なコンテンツを広く一様に流通させることができるとともに、個人情報の流出を防止することを実現することができる。また、コンテンツを閲覧することができる利用者を特定することで課金処理を可能とし、流通システムのセキュリティを強化することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。本発明は、個人の嗜好に左右されずに、多様なコンテンツを広く一様に流通させることができるとともに、個人の嗜好情報の流出を防止することができるものである。また、本発明は、コンテンツの一部を暗号化することで利用者の特定と課金処理を可能とし、コンテンツの改竄といった不正行為を防止することができるものである。
[第1実施形態]
(i)流通システム
まず、本発明に係る流通システムについて説明する。図1に流通システムの概略構成を示す。図1に示す流通システム100は、複数の利用者端末を自律的に動作させ、繰り返し無線通信を行わせることで多様なコンテンツを広く一様に流通させるものである。
図1に示すように、流通システム100において、アクセスポイント22とコンテンツサーバ23は、ネットワーク20を通じて通信可能に接続されている。ネットワーク20の1つの好適な例はインターネットである。なお、コンテンツサーバ23は、コンテンツデータベース(以下、「DB」と呼ぶ。)24に接続されている。
また、流通システム100において、アクセスポイント22、利用者端末21及び利用者端末30は、相互に無線通信可能に接続されている。なお、図1には便宜上、アクセスポイントとして22が、利用者端末として21及び30の2つがそれぞれ記載されているが、流通システム100はこれらに限られるものではなく、複数のアクセスポイント及び複数の利用者端末が構成要素として含まれているものとする。また、無線通信としては、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、UWB(Ultra Wideband)を含む各種の方法が使用可能であり、本実施形態ではBluetoothを適用することとする。なお、本発明において無線通信が赤外線通信の場合はアクセスポイントが赤外線ポートとなり、無線通信がICタグの場合はアクセスポイントがICタグリーダライタとなることとする。
まず、本システムによるコンテンツ流通方法の概要を述べておく。流通システム100を構成するアクセスポイント22は、利用者の興味をひく広告などに付随して設置されており、当該広告に関連付けされたコンテンツを複数の利用者端末に配信する情報配信端末である。アクセスポイント22は、通信可能エリア内に利用者端末が存在することを確認した場合、当該利用者端末にコンテンツを配信する。アクセスポイント22は複数設置されており、そこから各種コンテンツが利用者端末へ配信されることとなる。なお、アクセスポイント22は、ネットワーク20を介してコンテンツサーバ23から各種コンテンツを取得している。コンテンツサーバ23は、各アクセスポイント22に配信するコンテンツをコンテンツDB24に記憶し、管理している。
利用者端末21は、アクセスポイント22から取得したコンテンツを共通領域へ記憶する。そして、利用者端末21は、利用者が予め設定した蓄積ルールに基づいて、当該コンテンツを複製し、ユーザ領域へ記憶するか否かの判定を行う。判定結果に基づいてユーザ領域に記憶されたコンテンツは、利用者が利用者端末21上で自由に閲覧することができる。また、利用者端末21は、コンテンツサーバ23から取得した流通ルールに基づいて、共通領域に記憶された全てのコンテンツから、他の利用者端末へ配信する配信コンテンツを選択する。そして、利用者端末21は、通信可能エリア内に他の利用者端末が存在することを確認した場合、当該他の利用者端末に配信コンテンツを配信する。
このようにして、利用者端末は、アクセスポイント22及び他の利用者端末から各種コンテンツを取得する。そして、共通領域に記憶された全てのコンテンツから流通ルールに基づいて選択したコンテンツを、他の利用者端末へ配信する。この繰り返しにより、流通システム100では、各種コンテンツが利用者端末間でやり取りされることとなる。
(ii)コンテンツサーバ
次に、コンテンツサーバ23について詳しく説明する。コンテンツサーバ23は、コンテンツDB24に接続されており、当該コンテンツDB24に記憶された各種コンテンツを、アクセスポイント22を介して利用者端末へ配信する。図2は、コンテンツDB24のデータ構造を模式的に示す図である。図2に示すように、コンテンツDB24は、コンテンツIDをキーとしてコンテンツデータ及び付加情報を記憶し、管理している。ここで、コンテンツデータとは、利用者端末上でコンテンツを閲覧するために必要となるコンテンツ本体の情報である。また、付加情報とは、コンテンツデータに関連付けられた情報であり、詳細は後述する。なお、破線で囲まれた項目については第2実施形態で説明するため、本実施形態では便宜上説明を省略する。
(iii)利用者端末
次に、利用者端末について詳しく説明する。図3は、本発明の流通システム100における利用者端末21の内部構成を示したものである。なお、利用者端末30は、利用者端末21と同様の内部構成であるため、便宜上説明は省略する。
図3に示すように、利用者端末21は、表示機能210、無線通信機能211、流通処理機能212、流通ルール記憶機能213、蓄積処理機能214、蓄積ルール記憶機能215及び記憶領域216を保有している。なお、記憶領域216は、ユーザ領域217及び共通領域218から構成される。
共通領域218は、後述する無線通信機能211がアクセスポイント22や他の利用者端末から受信したコンテンツを記憶する領域である。共通領域218に記憶されたコンテンツは、後述する流通処理機能212により、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末へ配信される。つまり、本発明では、利用者端末がコンテンツについて「受信」、「共通領域に記憶」、「配信」を繰り返すことで複数の利用者端末間でコンテンツが蓄積伝播され、仮想的な流通システムを形成することができる。なお、原則として、共通領域218は利用者が意識しない領域であり、利用者による操作編集が制限される。つまり、利用者により、共通領域218に記憶されたコンテンツの複製や表示といった操作が行われることはないものとする。これにより、コンテンツの信頼性や共通領域の公共性を保つことができる。
ユーザ領域217は、利用者の嗜好に合致したコンテンツを記憶する領域である。共通領域218に記憶されたコンテンツと異なり、ユーザ領域217に記憶されたコンテンツは、利用者による操作編集が行われる。つまり、利用者により、ユーザ領域217に記憶されたコンテンツの複製や表示といった操作が行われる。後述する無線通信機能211がアクセスポイント22や他の利用者端末から受信したコンテンツの中で、蓄積ルールに合致するコンテンツのみが、共通領域218において複製され、ユーザ領域217に記憶される。なお、原則として、ユーザ領域から共通領域へのコンテンツの複製は許可しない。これにより、利用者の嗜好に基づいて収集されたコンテンツが流出し、個人の嗜好を推測可能な情報が漏洩することを防止可能である。また、不正に作成又は取得したコンテンツの流通を防止することもできる。
表示機能210は、ユーザ領域217に記憶されたコンテンツを利用者端末21上で表示する機能である。これにより、利用者は、ユーザ領域217に記憶されたコンテンツを利用者端末21上で自由に表示させ、閲覧することができる。
無線通信機能211は、アクセスポイント22や他の利用者端末からのコンテンツ及び流通ルールの受信や、他の利用者端末への配信コンテンツの配信などを行う機能である。また、無線通信機能211は、利用者端末21の通信可能エリア内に他の利用者端末が存在するか否かの検索である配信先利用者端末検索を行う機能である。
流通処理機能212は、アクセスポイント22や他の利用者端末から受信したコンテンツを共通領域218に記憶し、当該共通領域218に記憶された全てのコンテンツの中から、流通ルールに基づいて、他の利用者端末へ配信する配信コンテンツを選択する機能である。
流通ルール記憶機能213は、コンテンツサーバ23が作成し、コンテンツと同様にアクセスポイント22や他の利用者端末間でやり取りされることで流通する流通ルールを記憶する機能である。流通ルールとは、他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツを、共通領域に記憶されたコンテンツから選択する場合の条件を規定したものであり、詳細は後述する。
蓄積処理機能214は、共通領域218に記憶されているコンテンツの中で、蓄積ルールに合致するコンテンツのみを複製し、ユーザ領域217に記憶する機能である。
蓄積ルール記憶機能215は、利用者の嗜好に基づいて、利用者が意識的に、又は、利用者端末21が自動的に作成する蓄積ルールを記憶する機能である。蓄積ルールとは、共通領域に記憶されたコンテンツを複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定したものであり、詳細は後述する。
(iv)流通ルール
次に流通ルールについて詳しく説明する。流通ルールとは、他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツを、共通領域に記憶されたコンテンツから選択する場合の条件を規定している。本発明は、流通ルールに基づいて選択した配信コンテンツを、利用者端末の通信可能エリア内に存在する他の利用者端末に対してPUSH型配信することを特徴とする。よって、利用者端末の流通処理機能212は、PULL型配信は行わずに、流通ルールに基づいてPUSH型配信を行う。PUSH型配信とは、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末に対して、当該他の利用者端末からコンテンツの要求があるか否かに関わらずコンテンツを配信する方法である。一方、PULL型配信とは、他の利用者端末からコンテンツの要求があった場合にのみ、当該要求に該当するコンテンツを配信する方法である。
図5に、流通ルール一覧表を示す。流通ルール一覧表は、図示のとおり、基準、処理及び目的から構成されている。流通ルールは、所定の基準により、利用者端末の流通処理機能212が所定の処理を行うように規定されている。つまり、コンテンツサーバ23は、図5に示すような基準及び処理を任意に組み合わせることにより流通ルールを作成し、当該流通ルールとして、所定の基準により流通処理機能212が所定の処理を行うように規定することができる。ここで、図5を参照して、流通ルールの例を具体的に説明する。
流通ルールとして、基準「ランダム」により、流通処理機能212が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中からランダムにコンテンツを選択し、配信コンテンツとして他の利用者端末へ配信するように規定することができる。これによれば、共通領域に記憶された全てのコンテンツを、偏りなく一様に他の利用者端末へ配信することができる。
流通ルールとして、基準「コンテンツの状態」により、流通処理機能212が、コンテンツの状態、具体的にはコンテンツのサイズに基づいて優先順位を設定するように規定することができる。また、コンテンツの配信時刻や受信時刻に基づいて優先順位を設定するように規定することもできる。これによれば、特定のコンテンツが流通しないように、又は、特定のコンテンツが流通しやすいように優先順位を設定することができる。
流通ルールとして、基準「配信履歴」により、流通処理機能212が、配信履歴に基づいて優先順位を設定するように規定することができる。具体的には、配信履歴に他の利用者端末への配信時刻が記録されているものであれば、最初の配信時刻と次の配信時刻との間隔が短いものは優先順位を低く設定する等の規定が挙げられる。これによれば、時間間隔に基づいて、一様にコンテンツが流通するように優先順位を設定することができる。
流通ルールとして、基準「配信方法」により、流通処理機能212が、共通領域に記憶された全てのコンテンツを配信するように規定することができる。これによれば、他の利用者端末と通信可能な間、流通処理機能212は、共通領域に記憶された全てのコンテンツを配信し終わるまで、当該他の利用者端末に配信し続ける。よって、接続環境を最大限に利用してコンテンツの配信を行うことができる。
また、流通ルールとして、基準「配信方法」により、流通処理機能212が、一定の通信時間の間のみコンテンツを配信するように規定することができる。さらに、流通処理機能212が、一定数のコンテンツのみを配信するように規定することもできる。さらに、流通処理機能212が、一定量のコンテンツのみを配信するように規定することもできる。これによれば、流通処理機能212は、一定の条件下でのみ他の利用者端末へ共通領域に記憶されたコンテンツの配信を行う。よって、他の利用者端末へコンテンツを配信するばかりでなく、他の利用者端末からコンテンツを受信する時間を確保することができる。また、1つの利用者端末へコンテンツを配信する時間を短くすることが可能なことから、様々な利用者端末へコンテンツを配信することが可能となる。
流通ルールとして、基準「記憶領域の状態」により、流通処理機能212が、共通領域に記憶されたコンテンツ数が一定より少ない場合は、全てのコンテンツを配信するように規定することができる。また、流通処理機能212が、共通領域に記憶されたコンテンツにおいて、特定の種類のコンテンツが多くを占めている場合は、当該種類のコンテンツの優先順位を低く設定するように規定することができる。これによれば、流通処理機能212は、一様にコンテンツを流通させることができる。
流通ルールとして、基準「優先順位」により、流通処理機能212が、流通ルールによって設定された優先順位や、付加情報に含まれる優先順位に従って、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から配信コンテンツを選択し、他の利用者端末へ配信するように規定することができる。優先順位は、コンテンツサーバ23や、当該コンテンツサーバ23が作成する流通ルールにより決定されるため、これによれば、コンテンツサーバ23がコンテンツの流通を制御することが可能となる。
流通ルールとして、基準「時刻」により、流通処理機能212が、配信時刻に基づいて優先順位を設定するように規定することができる。また、流通処理機能212が、配信時刻に基づいて他の利用者端末との通信時間を設定するように規定することができる。これによれば、配信時刻に応じてコンテンツの流通を制御することが可能となる。
流通ルールとして、基準「検索時間」により、流通処理機能212が、周期的に配信先利用者端末検索と待ち受けの同期を合わせるように規定することができる。配信先利用者端末検索とは、無線通信機能211により、利用者端末の通信可能エリア内に他の利用者端末が存在するか否かを検索する処理のことである。一方、待ち受けとは、無線通信機能211により、他の利用者端末から配信コンテンツを受信する処理のことである。具体的に、現行のBluetoothで無線通信を行う場合、配信先利用者端末検索中は、他の利用者端末から配信コンテンツを受信することはできない。そのため、本規定は、配信先利用者端末検索と待ち受けの同期を合わせることにより、どちらかの処理に偏らないようにする規定である。
なお、1回の配信先利用者端末検索を10秒とする場合と、1秒とする場合とでは、利用する無線通信の特性や利用する場所の環境によって検索発見確率の最適値が変化する。よって、当該検索発見確率が最適値となるように同期をとることが望ましい。これによれば、コンテンツを配信する機会と、コンテンツを受信する機会とを制御することが可能となる。
流通ルールとして、基準「配信先利用者端末」により、流通処理機能212が、配信先利用者端末検索により確認された配信先利用者端末が複数の場合に、当該配信先利用者端末に対して、ランダムに優先順位を設定し、コンテンツを配信するように規定することができる。また、流通処理機能212が、1回配信した配信先利用者端末の優先順位を低く設定するように規定することができる。また、流通処理機能212が、配信先利用者端末の数に基づいて通信時間を設定するように規定することができる。これによれば、様々な利用者端末にコンテンツを配信することができる。
コンテンツサーバ23は、上記の他にも、任意の基準により流通処理機能212が任意の処理を行うように規定することが可能である。
(v)蓄積ルール
次に、蓄積ルールについて詳しく説明する。蓄積ルールとは、共通領域に記憶されたコンテンツを複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定している。蓄積ルールは、利用者が予め興味のある分野を意識的に入力することで作成されることとしてもよいし、利用者端末が事前に取得している利用者の属性情報等に基づいて自動的に設定することで作成されることとしてもよい。利用者端末の蓄積処理機能214は、蓄積ルールに規定された条件に合致するコンテンツのみを共通領域からユーザ領域に複製し、記憶するため、ユーザ領域217には、ユーザの嗜好に合ったコンテンツのみが記憶されることとなる。
図6に、蓄積ルール一覧表を示す。蓄積ルール一覧表は、図示のとおり、基準及び処理から構成されている。蓄積ルールは、所定の基準により、利用者端末の蓄積処理機能214が所定の処理を行うように規定されている。つまり、利用者又は利用者端末21は、図6に示すような基準及び処理を任意に組み合わせることにより蓄積ルールを作成し、当該蓄積ルールとして、所定の基準により蓄積処理機能214が所定の処理を行うように規定することができる。ここで、図6を参照して蓄積ルールの例を具体的に説明する。
蓄積ルールとして、基準「ファイル名に××を含む」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、ファイル名として××を含むコンテンツを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。「××」には任意の文字列を規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「拡張子が××」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、拡張子が××のコンテンツを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。「××」には任意の文字列を規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「拡張子が△△」により、蓄積処理機能214が、ユーザ領域に記憶されているコンテンツ数が一定以下である場合にのみ、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、拡張子が△△のコンテンツを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。「△△」には任意の文字列を規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「サイズが500KB以上」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶されたコンテンツの中でサイズが500KB以上のものは、ユーザ領域に30%以上の空きがある場合にのみ、複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。つまり、サイズが500KB以上のコンテンツは、ユーザ領域に30%以上の空きがない場合は、ユーザ領域に記憶されることはない。
蓄積ルールとして、基準「サイズが500KB未満」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶されたコンテンツの中で、サイズが500KB未満のものはすべて複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「日付が2003/8/1以降」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、有効期限が2003年8月1日以降のコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「キーワード検索」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、キーワードとして××を含むコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。「××」には任意の文字列を規定することができる。
蓄積ルールとして、基準「付加情報検索」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、付加情報に含まれるジャンル情報が△△のコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定することができる。
利用者又は利用者端末は、上記の他にも任意の基準により蓄積処理機能214が任意の処理を行うように規定することが可能である。
(vi)コンテンツ
次に、コンテンツについて詳しく説明する。図4は、コンテンツの構成を概念的に示したものである。図4(a)に示すように、コンテンツは、付加情報とコンテンツデータから構成されている。コンテンツデータは、利用者端末上でコンテンツを閲覧する際に必要となるコンテンツ本体の情報である。一方、付加情報は、コンテンツデータに関連付いてタグ付けされた情報であり、コンテンツデータ内のキーワードから自動生成してもよいし、手動でコンテンツサーバ23やコンテンツ作成者が設定してもよい。付加情報として設定される情報の具体例としては、コンテンツデータを識別するコンテンツID、コンテンツデータを表すキーワード情報、コンテンツデータのジャンル情報、コンテンツデータの期限情報などが挙げられる。また、コンテンツ作成者の電子署名、改竄防止のためのハッシュ値など、コンテンツデータの原本性保証を行うためのデータを付加情報として設定してもよい。
なお、付加情報は、コンテンツサーバ23やコンテンツ作成者が自動又は手動で設定する情報であり、コンテンツに含ませるか否かは任意である。つまり、コンテンツとしては、図4(a)に示すように、付加情報及びコンテンツデータから構成されるコンテンツと、コンテンツデータのみから構成されるコンテンツの2種類が考えられるが、本発明では、双方のコンテンツを適用することが可能である。
上述のように、利用者端末の流通処理機能212は、流通ルールに基づいて、共通領域に記憶されたコンテンツの中から配信コンテンツを選択する。また、利用者端末の蓄積処理機能214は、蓄積ルールに基づいて、共通領域に記憶されているコンテンツを複製し、ユーザ領域に記憶する。このとき、流通ルール又は蓄積ルールの規定に合致するコンテンツであるか否かを判別するための情報を図7に示す。
図示のとおり、コンテンツを判別するための情報は、条件と具体例により構成される。条件は、「コンテンツに付加情報が含まれていない場合」、「コンテンツがテキストデータの場合」、「コンテンツが標準フォーマットで作成されている場合」及び「コンテンツに付加情報が含まれている場合」が考えられる。
図7に示すように、コンテンツに付加情報が含まれていない場合、コンテンツを判別するための情報の具体例としては、ファイル名、拡張子、サイズなどが挙げられる。
また、コンテンツに付加情報が含まれているか否かに関わらず、コンテンツがテキストデータの場合、コンテンツを判別するための情報の具体例としては、テキストデータに含まれる単語が挙げられる。例えば、蓄積ルールとして、基準「キーワード検索(キーワード:花火)」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、キーワードとして「花火」を含むコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定されているとする。この場合、蓄積処理機能214は、コンテンツのテキストデータに含まれる単語の中に、蓄積ルールとして規定されているキーワード「花火」が含まれているか否かの判定を行う。そして、蓄積処理機能214は、テキストデータに含まれる単語の中に「花火」があると判定した場合に、当該コンテンツを複製し、ユーザ領域に記憶する。
また、コンテンツに付加情報が含まれているか否かに関わらず、コンテンツが標準フォーマットで作成されている場合、コンテンツを判別するための情報の具体例としては、作成者や編集時刻などが挙げられる。
また、コンテンツに付加情報が含まれている場合、コンテンツを判別するための情報の具体例として、付加情報として含まれる作成者、ジャンル情報、対象年齢等が挙げられる。
上記のようなコンテンツを判別するための情報と、流通ルール又は蓄積ルールとに基づいて、流通処理機能212や蓄積処理機能214は処理を行っているが、原則として流通処理機能212や蓄積処理機能214は、コンテンツが流通ルール又は蓄積ルールの規定に合致するか否かを判定している。ここで合致とは、完全一致、部分一致、数値の大小関係の一致も含まれる広い概念である。なお、判定の対象となるコンテンツは、コンテンツ全体の場合もあれば、コンテンツの一部分(一要素)の場合も考えられる。また、コンテンツを事前に分割して扱うような場合も考えられる。
図8は、利用者端末間におけるコンテンツ流通の概念図である。図示のとおり、利用者端末Aは、共通領域に記憶されている全てのコンテンツの中から、流通ルールに基づいて配信コンテンツを選択し、無線通信により利用者端末Bに配信する。そして、当該配信コンテンツは利用者端末Bの共通領域に記憶され、当該配信コンテンツが蓄積ルールの規定に合致するか否かの判定が行われる。具体的には、利用者端末Bの蓄積処理機能214が、図7に示すようなコンテンツを判別するための情報に基づいて、当該配信コンテンツが図6に示すような蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かの判定を行う。そして、利用者端末Bにおいて、蓄積ルールに規定する条件に合致すると判定された場合、当該配信コンテンツは、共通領域からユーザ領域へ複製され、記憶される。
さらに、利用者端末Bは、共通領域に記憶されている全てのコンテンツの中から、流通ルールに基づいて選択したコンテンツを、配信コンテンツとして無線通信により利用者端末Cに配信する。具体的には、利用者端末Bの流通処理機能212が、図7に示すようなコンテンツを判別するための情報に基づいて、共通領域に記憶されたコンテンツの中から、図5に示すような流通ルールとに規定する条件により合致する適切なコンテンツを配信コンテンツとして選択する。そして、利用者端末Bは、選択した配信コンテンツを利用者端末Cへ配信する。
配信コンテンツは、利用者端末Cの共通領域に記憶され、利用者端末Bと同様に、当該配信コンテンツが蓄積ルールの規定に合致するか否かの判定が行われる。また、利用者端末Cは、流通ルールに基づいて、共通領域に記憶されたコンテンツの中から他の端末装置へ配信する配信コンテンツの選択が行う。このように、利用者端末間で同様の処理が繰り返されることにより、コンテンツが蓄積伝播される仮想的な流通システムが形成される。
(vii)配信処理
次に、上記流通システム100により実行される利用者端末間での配信処理について説明する。図9は、配信処理のフローチャートである。本発明は、ショッピングモールのようなコンテンツが流通する範囲が開かれた空間においても適用することができる。そこで、まず、流通システム100が、ショッピングモールといった商業施設近辺にて広告情報のコンテンツを流通させるサービスに適用されていることを想定し、図9に示す配信処理を説明する。
なお、流通ルールとして、基準「ランダム」により、利用者端末21及び30の流通処理機能212が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中からランダムにコンテンツを選択し、配信コンテンツとして配信するように規定されているとする。
ショッピングモールに設置されたアクセスポイント22は、通信可能エリア内に、利用者が使用する利用者端末21が存在することを確認すると、当該利用者端末21に対して無線通信によりコンテンツAを配信する。利用者端末21は、受信したコンテンツAを共通領域に記憶する。
利用者端末21を使用する利用者は、「雑貨」に関する広告に興味がある場合、閲覧したいコンテンツを収集するため、予め、キーワード「雑貨」を蓄積ルールとして利用者端末21に入力しておく。具体的には、利用者端末21の蓄積ルールとして、基準「キーワード検索(キーワード:雑貨)」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶されたコンテンツの中で、キーワードとして「雑貨」を含むコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定する。
利用者端末21は、アクセスポイント22から受信したコンテンツAが、蓄積ルールに規定されている条件に合致するか否かの判定を行う。具体的に、利用者端末21は、蓄積ルールに設定されているキーワード「雑貨」により、アクセスポイント22から受信したコンテンツAに対して全文検索を行い、キーワード「雑貨」がコンテンツAに含まれているか否かの判定を行う。そして、キーワード「雑貨」がコンテンツAに含まれている場合のみ、当該コンテンツAを共通領域からユーザ領域に複製し、記憶する。
ユーザ領域に記憶されたコンテンツに対して、利用者は、利用者端末21において、表示、保存、削除といった操作を行うことが可能である。しかし、ユーザ領域に記憶されているコンテンツAが利用者の操作により削除されたとしても、共通領域に記憶されているコンテンツAはそのまま記憶されている。共通領域に記憶されたコンテンツは、利用者が意識するものではなく、利用者によって操作することができないものだからである。
利用者端末21は、通信可能エリア内に他の利用者端末が存在するか否かの検索である、配信先利用者端末検索を行う(ステップS1)。配信先利用者端末が存在しない場合(ステップS2;NO)、利用者端末21は、存在するまで周期的に配信先利用者端末検索を行う。一方、配信先利用者端末が存在する場合(ステップS2:YES)、利用者端末21は、共通領域に記憶されたコンテンツから、流通ルールに規定する条件に合致するコンテンツBを配信コンテンツとして選択する(ステップS3)。そして、利用者端末21は、当該配信コンテンツを配信先利用者端末検索において確認された、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末30へ無線通信により配信する(ステップS4)。
具体的には、流通ルールに基づいて、共通領域に記憶されている全てのコンテンツの中からランダムに配信コンテンツを選択し、利用者端末30へ無線通信により配信する。ランダムに選択することにより、多様なコンテンツを広く流通させることができる。つまり、限られた時間内で通信しており、利用者端末21が共通領域に記憶している全てのコンテンツを配信できない場合であっても、偏りの少ないコンテンツを流通させることができる。
利用者端末30は、利用者端末21から配信コンテンツとしてコンテンツBを受信し(ステップS5)、共通領域に記憶する(ステップS6)。ここで、利用者端末30を使用する利用者は、「カフェ」に関する広告に興味があるため、カフェに関連するコンテンツを収集すべく、予め、キーワード「カフェ」を蓄積ルールとして利用者端末30に入力しているものとする。具体的には、利用者端末30の蓄積ルールとして、基準「キーワード検索(キーワード:カフェ)」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶されたコンテンツの中で、キーワードとして「カフェ」を含むコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定しているものとする。
利用者端末30は、利用者端末21から受信したコンテンツBが、蓄積ルールに規定されている条件に合致するか否かの判定を行う(ステップS7)。具体的に、利用者端末30は、蓄積ルールに設定されているキーワード「カフェ」により、利用者端末21から受信したコンテンツBに対して全文検索を行い、キーワード「カフェ」がコンテンツBに含まれているか否かの判定を行う。そして、キーワード「カフェ」がコンテンツBに含まれている場合のみ、蓄積ルールに規定されている条件に合致するものとして(ステップS7;YES)、当該コンテンツBを共通領域からユーザ領域に複製し、記憶する(ステップS8)。一方、キーワード「カフェ」がコンテンツBに含まれていない場合、蓄積ルールに規定されている条件に合致しないものとして(ステップS7;NO)、当該コンテンツBを複製せず、配信処理を完了させる。
ステップS7において、コンテンツが蓄積ルールに規定されている条件に合致しないものと判定され、共通領域からユーザ領域へ複製されなかった場合、利用者は、利用者端末30において、コンテンツBの表示、保存、削除といった操作を行うことは不可能である。共通領域に記憶されたコンテンツは、利用者が意識するものではなく、利用者によって操作することができないものだからである。
本発明は、上述のようにコンテンツが流通する範囲が開かれた空間である場合に限らず、イベント会場のようなコンテンツが流通する範囲が閉じられた空間においても適用することができる。そこで、次に、流通システム100が、新製品展示会といったイベント会場にて、新製品広告情報を流通させるサービスに適用されていることを想定し、図9に示す配信処理を説明する。
なお、コンテンツは付加情報を含んでおり、当該付加情報には優先順位及びジャンル情報が設定されているものとする。また、流通ルールとして、基準「優先順位」により、流通処理機能212が、付加情報に含まれる優先順位に従って、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から配信コンテンツを選択し、他の利用者端末へ配信するように規定されているとする。
イベント会場に設置されたアクセスポイント22は、通信可能エリア内に、利用者が使用する利用者端末21が存在することを確認すると、当該利用者端末21に対して無線通信によりコンテンツAを配信する。利用者端末21は、受信したコンテンツAを共通領域に記憶する。
利用者端末21を使用する利用者が、属性情報として「営業」を設定していた場合、利用者端末21は、ジャンル情報「営業」を蓄積ルールとして設定する。具体的には、利用者端末21の蓄積ルールとして、基準「付加情報検索」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶されたコンテンツの中で、付加情報に含まれるジャンル情報として「営業」が設定されているコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定する。
利用者端末21は、アクセスポイント22から受信したコンテンツAが、蓄積ルールに規定されている条件に合致するか否かの判定を行う。具体的に、利用者端末21は、アクセスポイント22から受信したコンテンツAに含まれる付加情報にジャンル情報として「営業」が設定されているか否かの判定を行う。そして、ジャンル情報として「営業」が規定されている場合のみ、当該コンテンツAを共通領域からユーザ領域に複製し、記憶する。
ユーザ領域に記憶されたコンテンツに対して、利用者は、利用者端末21において、表示、保存、削除といった操作を行うことが可能である。しかし、ユーザ領域に記憶されているコンテンツAが利用者の操作により削除されたとしても、共通領域に記憶されているコンテンツAはそのまま記憶されている。共通領域に記憶されたコンテンツは、利用者が意識するものではなく、利用者によって操作することができないものだからである。
利用者端末21は、通信可能エリア内に他の利用者端末が存在するか否かの検索である、配信先利用者端末検索を行う(ステップS1)。配信先利用者端末が存在しない場合(ステップS2;NO)、利用者端末21は、存在するまで周期的に配信先利用者端末検索を行う。一方、配信先利用者端末が存在する場合(ステップS2:YES)、利用者端末21は、共通領域に記憶されたコンテンツから、流通ルールに規定する条件に合致するコンテンツBを配信コンテンツとして選択する(ステップS3)。そして、利用者端末21は、当該配信コンテンツを配信先利用者端末検索において確認された、通信可能エリア内に存在する他の利用者端末30へ無線通信により配信する(ステップS4)。
具体的には、流通ルールに基づいて、共通領域に記憶されているコンテンツに含まれる付加情報に設定された優先順位に従って配信コンテンツを選択し、利用者端末30へ無線通信により配信する。予め設定された優先順位に従って選択することにより、限られた時間内で通信しており、利用者端末21が共通領域に記憶している全てのコンテンツを配信できない場合であっても、コンテンツサーバ23やコンテンツ作成者が意図するコンテンツが優先的に流通する確率を高くすることができる。即ち、流通ルールにより、コンテンツサーバ23やコンテンツ作成者が流通するコンテンツを制御することが可能となる。
利用者端末30は、利用者端末21から配信コンテンツとしてコンテンツBを受信し(ステップS5)、共通領域に記憶する(ステップS6)。ここで、利用者端末30を使用する利用者が、属性情報として「技術」を設定しているため、利用者端末30は、ジャンル情報「技術」を蓄積ルールとして設定しているものとする。具体的に、利用者端末30の蓄積ルールとして、基準「付加情報検索」により、蓄積処理機能214が、共通領域に記憶された全てのコンテンツの中から、付加情報に含まれるジャンル情報として「技術」が設定されているコンテンツのみを複製し、ユーザ領域に記憶するように規定しているものとする。
利用者端末30は、利用者端末21から受信したコンテンツBが、蓄積ルールに規定されている条件に合致するか否かの判定を行う(ステップS7)。具体的に、利用者端末30は、利用者端末21から受信したコンテンツBに含まれる付加情報にジャンル情報として「技術」が設定されているか否かの判定を行う。そして、コンテンツBの付加情報にジャンル情報として「技術」が設定されている場合のみ、蓄積ルールに規定されている条件に合致するものとして(ステップS7;YES)、当該コンテンツBを共通領域からユーザ領域に複製し、記憶する(ステップS8)。一方、コンテンツBの付加情報にジャンル情報として「技術」が設定されていない場合、蓄積ルールに規定されている条件に合致しないものとして(ステップS7;NO)、当該コンテンツBを複製せず、配信処理を完了させる。
ステップS7において、コンテンツが蓄積ルールに規定されている条件に合致しないものと判定され、共通領域からユーザ領域へ複製されなかった場合、利用者は、利用者端末30において、コンテンツBの表示、保存、削除といった操作を行うことは不可能である。共通領域に記憶されたコンテンツは、利用者が意識するものではなく、利用者によって操作することができないものだからである。
本発明によれば、個人の嗜好を示す蓄積ルールと、個人の意思とは無関係にコンテンツを流通させるための流通ルールとを独立して定めることで、流通するコンテンツが個人の嗜好に依存することなく、多様なコンテンツが広く一様に流通するようなシステムを実現することができる。また、個人の嗜好を示す蓄積ルールは、利用者端末内で設定するものであるため、個人情報を他の利用者端末やコンテンツサーバといった外部に設定登録する必要がない。よって、個人情報の流出を防止することができる。
このように、本流通システム100において、利用者は、利用者端末を使用して、サーバやアクセスポイントを介さず、容易にコンテンツを取得することができる。また、利用者は、蓄積ルールにより匿名性を維持しながら欲しい情報だけを取得することができ、これと同時に、流通システムは、流通ルールにより多様なコンテンツが広く一様に流通することを実現することができる。換言すると、従来のようなPULL型配信ではなく、コンテンツの要求を明確にしていない利用者に対しても、利用者の嗜好に沿ったコンテンツを配信するとともに、多様なコンテンツを広く流通させる機会を提供することができるということである。
なお、上記の第1実施形態では、付加情報をコンテンツに含めることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツに紐付けされた別ファイルとして存在することとしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、コンテンツを利用者端末上で表示可能なデータとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツを利用者端末上で視聴可能な音声データや、持ち帰って他の利用者端末上で実行可能な実行ファイルとすることもできる。つまり、本発明におけるコンテンツとしては、種々のデータを適用することができる。
また、上記の第1実施形態では、流通ルールは、コンテンツサーバ23が作成・配信し、コンテンツと同様にアクセスポイント22や他の利用者端末間でやり取りされることで利用者端末が取得することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ICタグリーダが利用者端末に付随しており、当該ICタグリーダがタグを読み取ることで利用者端末が流通ルールを取得することとしても構わない。また、何らかの手段により利用者端末が流通ルールを取得する場合に限らず、予め利用者端末が保有していたり、明確にルールとして保有していなくとも所定のプログラムの中に組み込まれていたりすることとしても構わない。
また、本実施形態においてアクセスポイント22は、ネットワーク20を通じてコンテンツサーバ23に接続されているものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、無線通信によりコンテンツの送受信が可能な種々の端末を適用することができる。具体的に、アクセスポイント22は、固定装置とは限らず、本実施形態で記載している利用者端末をカスタマイズしたものであってもよい。カスタマイズとは、共通領域に配信したいコンテンツをセットできる機能を併せ持つ利用者端末などが考えられる。これによれば、カスタマイズされた利用者端末を携帯する人物が移動することで、通信可能エリアを、そのとき人が密集している場所など任意の場所に移動させることができる。
また、本実施形態の流通システム100では、コンテンツサーバ23がコンテンツを記憶、管理することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アクセスポイント22がコンテンツを予め保有していることとしてもよい。つまり、流通システム100においてコンテンツサーバ23は、必須構成要素ではなく、コンテンツサーバ23が存在しない流通システムにも本発明を適用することが可能である。なお、この場合、流通ルールは、コンテンツ作成者が管理し、流通させることとなる。
また、本実施形態において、コンテンツを判別するための情報は、図7に示すような条件及び具体例を記載しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツの受信又は配信時の物理的な帯域の違い、周波数の違い、パケットヘッダの違いなどに基づいてコンテンツを判別することとしても構わない。
また、本実施形態において、流通ルールは、図5に示すような基準及び処理を記載し、コンテンツを配信する側の利用者端末が配信コンテンツ選択時に使用するものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツを受信する側の利用者端末が配信コンテンツ受信時に使用するものとすることもできる。具体的には、流通ルールとして、他の利用者端末やアクセスポイントから受信するコンテンツのサイズ、通信時間、特定の利用者端末といった基準に基づいて、利用者端末の流通処理機能212が、通信を切断するように規定することが可能である。これによれば、悪質な嫌がらせとしてサイズの大きいコンテンツを何度も配信されるような場合に、コンテンツを受信する側の利用者端末が、流通ルールに基づいて通信を切断し、このような嫌がらせを回避することが可能となる。
[第2実施形態]
(i)流通システム
上記の第1実施形態において、コンテンツは、図4(a)に示すようにコンテンツデータを構成要素としており、当該コンテンツを受信した不特定多数の利用者端末上で表示することが可能なものである。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、図4(b)に示すように、コンテンツを構成するコンテンツデータを所定の暗号鍵で暗号化し、当該コンテンツを受信した利用者端末であっても、暗号鍵に対応する復号鍵を保有していなければ表示することができないように制限をすることも可能である。
このように、コンテンツの一部を暗号化することで、コンテンツを閲覧する利用者を特定することができる流通システムについて、第2実施形態で詳しく説明する。なお、第2実施形態においては、上記の第1実施形態と異なるコンテンツサーバ及び表示処理についてのみ説明するものとし、重複する説明は便宜上省略する。
(ii)コンテンツサーバ
コンテンツの一部を暗号化することで、コンテンツを閲覧する利用者を特定することができる流通システムでは、コンテンツサーバ23が、コンテンツに含まれるコンテンツデータを所定の暗号鍵により暗号化する。そして、コンテンツサーバ23は、暗号鍵と、当該暗号鍵に対応する復号鍵とをコンテンツDB24に記憶する。ここで、復号鍵とは、対応する暗号鍵により暗号化されたデータを復号化することができる鍵のことである。
図2は、コンテンツDB24のデータ構造を模式的に示す図である。第2実施形態において、コンテンツDB24は、コンテンツID、コンテンツデータ、付加情報、暗号鍵及び復号鍵から構成されている。コンテンツIDはコンテンツデータを識別する情報であり、コンテンツDB24は、コンテンツIDをキーとして対応するコンテンツデータ、付加情報、暗号鍵及び復号鍵を記憶している。付加情報は、コンテンツデータに関連付いてタグ付けされた情報である。上記の第1実施形態では、付加情報に含まれる情報としてジャンル情報や対象年齢を記載したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、コンテンツデータが映画の動画データである場合に、付加情報に含まれる情報を当該映画の予告である静止画データや動画データとすることもできる。つまり、付加情報は、利用者向けの宣伝情報(サムネール、予告映像など)、コンテンツの属性情報(コンテンツID、ジャンル情報など)、流通制御用情報(コンテンツデータの有効期限など)等種々のものが考えられる。また、コンテンツの属性情報として、暗号化コンテンツデータを復号するための復号鍵に関する情報を付加情報に含めることとしてもよい。
なお、コンテンツデータを暗号化するか否かは、コンテンツ作成者やコンテンツサーバ23が任意に決定することであるため、暗号化されていないコンテンツデータを含むコンテンツも多く流通する。このような暗号化されていないコンテンツの場合、コンテンツDB24には暗号鍵及び復号鍵は記憶されない。また、コンテンツデータを暗号化することは、復号鍵を保有する利用者端末上でのみコンテンツの表示を可能とし、閲覧可能な利用者を特定することと同時に、流通しているコンテンツがコンテンツ作成者が作成したコンテンツと同一であることを保証することにもなるため、セキュリティの観点から暗号鍵が第三者に渡ることはないものとする。
(iii)表示処理
次に、上述の流通システムにより実行されるコンテンツの表示処理について説明する。図10は、表示処理のフローチャートである。なお、表示処理は、第1実施形態において説明した配信処理により受信したコンテンツを表示する際に行う処理である。
利用者端末21は、通信可能エリア内に存在するアクセスポイント22又は他の利用者端末から無線通信によりコンテンツを受信する。そして、利用者端末21は、受信したコンテンツを共通領域に記憶する(ステップS21)。さらに、利用者端末21は、共通領域に記憶したコンテンツが、予め設定された蓄積ルールの規定に合致するか否かを判定する(ステップS22)。当該コンテンツが蓄積ルールの規定に合致しない場合(ステップS22;NO)、利用者端末21は、図10に示す表示処理を終了する。一方、当該コンテンツが蓄積ルールの規定に合致する場合(ステップS22;YES)、利用者端末21は、当該コンテンツを共通領域からユーザ領域へ複製し、記憶する(ステップS23)。
次に、利用者がユーザ領域に記憶されたコンテンツを利用者端末21上に表示したいと考えた場合、当該コンテンツに含まれるコンテンツデータが暗号化されているか否かを判定する(ステップS24)。この判定は、上記の第1実施形態において説明した、図3に示す、利用者端末21の表示機能210が行う。コンテンツに含まれるコンテンツデータが暗号化されていない場合(ステップS24;NO)、表示機能210は、利用者端末21上でコンテンツを表示する(ステップS33)。一方、コンテンツに含まれるコンテンツデータが暗号化されている場合(ステップS24;YES)、表示機能210は、利用者端末21が暗号化コンテンツデータを復号するための復号鍵を保有しているか否かを判定する(ステップS25)。コンテンツの付加情報には、暗号化コンテンツを復号するための復号鍵に関連する情報、例えば、復号鍵を識別する復号鍵IDなどが記憶されているため、このような情報に基づいて利用者端末21内を検索することで、表示機能210は、自身が適切な復号鍵を保有しているか否かを判定する。
利用者端末21が適切な復号鍵を保有していると判定した場合(ステップS25;YES)、表示機能210は、利用者端末21上でコンテンツを表示する(ステップS33)。一方、利用者端末21が適切な復号鍵を保有していないと判定した場合(ステップS25;NO)、表示機能210は、コンテンツに含まれる付加情報に表示可能なデータがあるか否かを判定する(ステップS26)。
付加情報に含まれる表示可能なデータは、例えば、暗号化コンテンツデータが映画の動画データの場合における、当該映画の予告静止画データや予告動画データなどである。付加情報に含まれる表示可能なデータがある場合(ステップS26;YES)、表示機能210は、利用者端末上で当該付加情報に含まれる表示可能なデータを表示する。具体的には、映画の予告動画データなどを表示する。このように、暗号化されたコンテンツデータに関連付いた付加情報として、当該コンテンツデータを閲覧するか否かの判断に役立つような情報を含ませることで、利用者に復号鍵を取得したいという意欲を湧かせることが可能となる。
付加情報に表示可能なデータがない場合や、付加情報に表示可能なデータがある場合であって、当該データを閲覧した後に、利用者は、復号鍵を取得するか否かを判断する(ステップS28)。利用者が復号鍵を取得しないと判断した場合(ステップS28;NO)、表示機能210は、図10に示す表示処理を終了する。一方、利用者が復号鍵を取得すると判断した場合(ステップS28;YES)、表示機能210は、付加情報に含まれる情報などに基づく復号鍵要求を、アクセスポイント22を介してコンテンツサーバ23へ配信する(ステップS29)。ここで、復号鍵要求とは、利用者を特定する情報と、付加情報に含まれる復号鍵IDやコンテンツIDといった情報とである。
利用者端末21から復号鍵要求を受信したコンテンツサーバ23は、復号鍵要求に含まれる、例えばコンテンツIDに基づいてコンテンツDB24から、該当する復号鍵を抽出し(ステップS30)、再びアクセスポイント22を介するなどして、利用者端末21へ配信する(ステップS31)。なお、コンテンツサーバ23は、このとき復号鍵要求に含まれる、利用者を特定する情報を利用者情報として記憶しているものとする。
コンテンツサーバ23からアクセスポイントを介して復号鍵を取得した利用者端末21の表示機能210は、当該復号鍵により暗号化コンテンツデータを復号化する(ステップS32)。そして、表示機能210は、復号化したコンテンツデータに基づいて、利用者端末21上でコンテンツを表示する(ステップS33)。これにより、図10に示す表示処理を完了する。
なお、コンテンツサーバ23は、ステップS30において復号鍵要求を受信した際に、利用者端末21を特定する情報を利用者情報として記憶しているため、当該利用者情報に基づき、利用者端末21に対して配信した復号鍵の対価を請求することができる。つまり、価値の高いリッチコンテンツのコンテンツデータを暗号化し、利用者が当該リッチコンテンツを閲覧するために復号鍵を要求した場合に、当該リッチコンテンツの対価に見合う料金を利用者に請求することが可能となる。このように、本発明の流通システムでは、コンテンツごとの課金処理が可能となる。
(iv)復号鍵の配布方法
上述の表示処理においては、利用者が復号鍵を要求する場合、利用者端末21は、復号鍵要求を、アクセスポイント22を介してコンテンツサーバ23へ配信している。そして、コンテンツサーバ23は、復号鍵要求に基づいてコンテンツDBから該当する復号鍵を抽出し、再びアクセスポイント22を介して利用者端末21へ当該復号鍵を配信している。これにより、利用者は、閲覧したいコンテンツに含まれる暗号化コンテンツデータを復号化し、利用者端末21上で当該コンテンツを表示している。しかし、暗号化コンテンツデータを含むコンテンツを閲覧するために必要な復号鍵の配布方法はこれに限られるものではなく、本発明では、種々の方法を適用することができる。
ここで、復号鍵の配布方法について具体的に説明する。まず、復号鍵を不特定多数の利用者に配布することが考えられる。この場合、復号鍵を記憶しているコンテンツサーバ23は、ネットワーク20やアクセスポイント22を介することにより、不特定多数の利用者が使用する利用者端末に復号鍵を配布する。これによれば、コンテンツを閲覧することができる利用者を特定することはできないが、コンテンツの改竄といった不正行為を防止し、コンテンツ作成者が作成したコンテンツとの同一性を保持することができるため、流通システムにおけるセキュリティを強化することができる。
次に、復号鍵を特定多数の利用者に配布することが考えられる。この場合、復号鍵を記憶しているコンテンツサーバ23は、所定の条件に合致する利用者を特定した上で、当該特定利用者が使用する利用者端末にのみ復号鍵を配布する。これによれば、復号鍵を保有しているか否かで、所定の条件に合致する利用者であるか否かを判定することができるため、利用者に応じて流通させるコンテンツを変化させるといった流通上の制御が可能となる。
また、暗号化コンテンツデータを含むコンテンツを利用者端末上で閲覧したい利用者が、インターネットやCD、店頭端末などを利用して復号鍵を購入することが考えられる。つまり、利用者の要求に基づいてネットワーク等を通じ、復号鍵を配布するのである。この場合、特定のコンテンツ群に対しての復号鍵を購入した利用者は、あるチャネルを閲覧する権利を購入したとみなすことも可能となる。これによれば、コンテンツ作成者の著作権保護、及び課金処理の手段として復号鍵を利用可能であるという効果を得ることができる。なお、上述した映画の予告動画データのように、流通しているコンテンツの販促情報として含まれている付加情報が、利用者が復号鍵を購入するか否かを決定するトリガとなることも考えられる。
また、特定の店舗に設置してある復号鍵配信端末から復号鍵を配布することも考えられる。この場合、利用者がその店舗や施設に物理的に行かなければ復号鍵を取得することができないため、復号鍵を来店誘導のためのツールとして利用することができる。さらに、復号鍵に有効期限を設定することで、繰り返し店舗に来店するように誘導することも可能である。
(v)変形例
上述の上記の第2実施形態では記載していないが、復号鍵を電子クーポン情報の利用条件に用いることも考えられる。具体的には、割引率が表示されていない電子クーポンにおいて、割引率のデータ箇所だけを暗号鍵により暗号化しておき、利用者が店舗で買い物をした際に購入金額に応じて復号鍵を渡すといった復号鍵の配信方法が考えられる。
また、上記の第2実施形態では、暗号化コンテンツデータを含むコンテンツを共有領域に記憶した利用者端末は、当該暗号化コンテンツデータを復号化するための復号鍵を保有していなくても、当該コンテンツが蓄積ルールに規定する条件に合致するものであれば、共通領域からユーザ領域に複製し、記憶することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、蓄積ルールとして、対応する復号鍵を保有していない場合は、蓄積処理機能214が、当該コンテンツをユーザ領域に記憶しないように規定することもできる。
また、上記の第2実施形態では、コンテンツサーバ23がコンテンツデータを暗号化し、暗号鍵及び復号鍵を管理することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンテンツ作成者が行うこととしてもよい。そのため、コンテンツ作成者が鍵の管理を行い、上述のカスタマイズされた利用者端末がコンテンツを配信することとすれば、流通システムはコンテンツサーバ23を含まないこととしても構わない。つまり、流通システムにおいてコンテンツサーバ23は必須構成要素ではない。
このように、本発明によれば、コンテンツの一部を暗号化して配信することにより、復号鍵を保有する利用者端末のみがコンテンツを復号化して閲覧することが可能となり、コンテンツの著作権を保護するとともに、盗み見や改竄、なりすましなどの不正行為からコンテンツを保護することができる。また復号鍵の購入によりコンテンツの閲覧が可能となることで、利用者端末間でコンテンツが蓄積伝播されることにより形成される流通システムにおいてコンテンツ毎に課金処理を行うことが可能となる。
この流通システムにより、利用者端末間でコンテンツが授受されることにより流通するような場合であっても、個人の嗜好に左右されずに、多様なコンテンツを広く一様に流通させることができる。また、コンテンツを閲覧することができる利用者を特定し、コンテンツ毎の課金処理を可能とすることができる。
本発明における流通システムの概略構成を示す図である。 コンテンツDBのデータ構造を模式的に示す図である。 図1に示す流通システムに含まれる利用者端末の機能ブロック図である。 コンテンツの構造を模式的に示す図である。 流通ルール一覧表である。 蓄積ルール一覧表である。 コンテンツを判別するための情報を示す表である。 コンテンツ流通の概念図である。 本発明の第1実施形態における配信処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態における表示処理のフローチャートである。
符号の説明
20…ネットワーク
21…利用者端末
22…アクセスポイント
23…コンテンツサーバ
24…コンテンツDB
30…利用者端末
100…流通システム

Claims (9)

  1. コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能な利用者端末であって、
    前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、
    前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、
    前記利用者端末は、
    複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段と、
    取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段と、
    前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを前記サーバ又は他の利用者端末から取得する流通ルール取得手段と、
    前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段と、
    前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段と、
    前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段と、を備えることを特徴とする利用者端末。
  2. コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能な利用者端末であって、
    前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、
    前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、
    前記利用者端末は、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを保有し、
    前記利用者端末は、
    複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段と、
    取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段と、
    前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段と、
    前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段と、
    前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段と、を備えることを特徴とする利用者端末。
  3. 前記判定手段は、前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報に含まれる前記付加情報に基づいて、前記蓄積ルールに規定する条件に合致するか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の利用者端末。
  4. 前記コンテンツデータは、暗号鍵により暗号化された暗号化コンテンツデータとなっており、
    前記利用者端末は、
    前記ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報に含まれる暗号化コンテンツデータを復号化することができる復号鍵を、保有しているか否か判定する保有状態判定手段と、
    前記保有状態判定手段が前記復号鍵を保有していると判定した場合に、前記暗号化コンテンツデータを、前記復号鍵により復号化する復号化手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の利用者端末。
  5. 前記共通領域に記憶されており、前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報を、複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件として、前記暗号化コンテンツデータを復号化することができる前記復号鍵を保有していることが、前記蓄積ルールとして規定されていることを特徴とする請求項4に記載の利用者端末。
  6. 前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報は、付加情報として利用者端末上で表示可能な表示可能データを保有しており、
    前記利用者端末は、
    前記保有状態判定手段が前記復号鍵を保有していないと判定した場合に、前記暗号化コンテンツデータを含むコンテンツ情報が保有する付加情報の前記表示可能データに基づいて、表示を行う付加情報表示手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の利用者端末。
  7. 前記ユーザ領域に記憶されたコンテンツ情報に含まれるコンテンツデータに基づいて表示を行う表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の利用者端末。
  8. コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、
    前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、
    前記プログラムは、
    複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段、
    取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段、
    前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを前記サーバ又は他の利用者端末から取得する流通ルール取得手段、
    前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段、
    前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段、
    前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段、
    前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段、として前コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  9. コンテンツデータを含むコンテンツ情報を記憶するための記憶領域を保有し、他の利用者端末又はアクセスポイントを介してサーバとデータの送受信が可能なコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記記憶領域は、他の利用者端末へ配信するためのコンテンツ情報を記憶する共通領域と、前記利用者端末が利用可能なコンテンツ情報を記憶するユーザ領域とから構成されており、
    前記コンテンツ情報は、前記コンテンツデータに関する情報である付加情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、前記他の利用者端末へ配信するための配信コンテンツ情報を、前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報から選択する場合の条件を規定した流通ルールを保有し、
    前記プログラムは、
    複数の前記コンテンツ情報を前記サーバ又は他の利用者端末から取得するコンテンツ情報取得手段、
    取得した前記コンテンツ情報を前記共通領域に記憶する共通領域記憶手段、
    前記共通領域に記憶された全てのコンテンツ情報に含まれる前記付加情報と、前記流通ルールに規定する条件とに基づいて、前記配信コンテンツ情報を選択する選択手段、
    前記選択手段が選択した前記配信コンテンツ情報を他の利用者端末へ配信する配信手段、
    前記共通領域に記憶されたコンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶する場合の条件を規定した蓄積ルールを記憶する蓄積ルール記憶手段、
    前記コンテンツ情報取得手段が取得した前記コンテンツ情報が、前記蓄積ルールに規定された条件に合致するか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段が前記蓄積ルールに規定された条件に合致すると判定した場合に、前記共通領域記憶手段により前記共通領域に記憶された前記コンテンツ情報を複製し、前記ユーザ領域に記憶するユーザ領域記憶手段、として前コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
JP2003340682A 2003-09-30 2003-09-30 利用者端末、サーバ装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4417066B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003340682A JP4417066B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 利用者端末、サーバ装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003340682A JP4417066B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 利用者端末、サーバ装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005107892A JP2005107892A (ja) 2005-04-21
JP4417066B2 true JP4417066B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=34535503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003340682A Expired - Fee Related JP4417066B2 (ja) 2003-09-30 2003-09-30 利用者端末、サーバ装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4417066B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6691363B2 (ja) * 2015-09-07 2020-04-28 株式会社 グレープシステム 2次元コードのデータ暗号化方法及びデータ復号化方法、プログラム、並びにコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005107892A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8307458B2 (en) Content data delivery system, and method for delivering an encrypted content data
JP5383830B2 (ja) ユーザのプライバシー保護のための方法
US6636966B1 (en) Digital rights management within an embedded storage device
KR100753932B1 (ko) 컨텐츠 암호화 방법, 이를 이용한 네트워크를 통한 컨텐츠제공 시스템 및 그 방법
KR101628005B1 (ko) 블록체인을 기반으로 하는 디지털 콘텐츠의 저작권리 위변조 감지시스템
KR100843648B1 (ko) 프라이버시 및/또는 개인 정보에 기반한 정보 컨텐츠 분배방법
US7337332B2 (en) Transferring electronic content
US20220376912A1 (en) Method and apparatus to enable a market in used digital content
JP4782165B2 (ja) コンテンツ利用管理システム、これに用いられるサーバ装置、コンテンツ利用管理方法及びライセンス情報送信方法
CN102177498B (zh) 数据匿名系统
JP4759198B2 (ja) 固有の情報が記録されている可搬性がある記録メディアに記録された固有の情報を、他の装置にアクセスさせるサービス提供装置、それらの方法、及び、当該記録メディア。
US20100153205A1 (en) Method and apparatus for electronic message (coupon) distribution
JP2010533405A (ja) システムと閉められたネットワークから専用の装置への安全に通信on−需要内容のための、そして、専用の装置に内容を安全に伝えている閉められたネットワークにおいて、内容使用データを編集するための方法
JP2002278970A (ja) 文書管理システム
CN1745393B (zh) 一种终端装置、服务器装置、数字内容分发系统及事项处理方法
JP2003058660A (ja) コンテンツ利用管理システム及びこれに用いられるサーバ
US20250310133A1 (en) Information processing system, information processing method, and program
JP2001265771A (ja) 個人情報管理装置、個人情報管理方法、及び個人情報管理装置または方法を実行するプログラムを記録した記録媒体
JP4417066B2 (ja) 利用者端末、サーバ装置及びプログラム
JPH11259407A (ja) 電子情報利用促進システム
JP2003250136A (ja) 端末装置、テレビジョン会議データ管理方法、およびプログラム
JP4732775B2 (ja) 権利管理端末、サーバ装置および利用情報収集システム
EP1705826A1 (en) Method and apparatus for encrypting data
JP7760783B2 (ja) 着想仲介システム及び着想仲介方法
JP5316916B2 (ja) 報知方法および装置、並びに、報知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees