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JP4433562B2 - 口栓付液体用紙容器 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清酒、果汁飲料、調味料、柔軟剤や液体洗剤などに使用される口栓付液体用紙容器に関するものであり、詳しくは、廃棄処理時に口栓が容器本体から分別回収し易い口栓付液体用紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体用紙容器は、図6に示すように、断面四角形状の胴部(120)をもち、その切り妻屋根形の頂部の傾斜板(111)の注出孔に、使用時の便宜性から、封止及び注出のためのキャップ(141)とスパウト(142)からなる口栓(140)が突設された口栓付液体用紙容器(100)が広く使用されていた。この口栓の容器への取り付け方法には、図5(a)に示すように、口栓(140)のスパウト(142)のフランジ(143)の下面を頂部の傾斜板(111)の注出孔(130)の外周縁部の上面に超音波シール法などで熱融着して取り付けるいわゆる「外付け」によるものと、傾斜板の注出孔にスパウトの注出筒(144)を突出させ、フランジの上面を容器の内面に熱融着して取り付けるいわゆる「内付け」によるものとあるが、本発明は、前者の外付けによる口栓付液体用紙容器に関するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、環境保全や省資源の立場から、使用済みの液体用紙容器を廃棄処理するときに、解体して材質ごとに分別回収する機運が高まってきているが、上述した従来の口栓付液体用紙容器は、口栓のスパウトの下面が容器の傾斜板の上面にしっかりと熱融着しているため、口栓が容器本体から素手では取り外しにくいものであった。
【0004】
本発明は、上述の従来の口栓付液体用紙容器の問題を解決したものであり、使用済みの液体用紙容器を解体して分別回収するときに、口栓を容器本体から取り外し易くした外付けの口栓付液体用紙容器を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第1の発明は、切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線を設けたことを特徴とする口栓付液体用紙容器である。
【0006】
次に、本発明の第2の発明は、切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる2本の罫線を設けており、該罫線は左右に相対する内側向きの2本の円弧状であることを特徴とする口栓付液体用紙容器である。
【0007】
次に、本発明の第3の発明は、切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる罫線を設けており、該罫線は左右対象な四角形であることを特徴とする口栓付液体用紙容器である。
【0008】
次に、本発明の第4の発明は、切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線の位置まで下方へ相対して間隔が漸次広くなり、上端の折れ目線から胴部の上部位置まで下方へ相対して間隔が漸次狭くなる2本の罫線を設けたことを特徴とする口栓付液体用紙容器である。
【0009】
次に、本発明の第5の発明は、傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線を設けたことを特徴とする第2乃至第4の発明に記載の口栓付液体用紙容器である。
【0010】
そして、本発明の第6の発明は、切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線を経て胴部の上部位置へ跨がり押圧表示をしたことを特徴とする口栓付液体用紙容器である。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の口栓付液体用紙容器は、切り妻屋根形の頂部をもち胴部の断面形状が四角形状であり、頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップを螺着した口栓のスパウトの下面を超音波シール法などで熱融着して接着する外付けの口栓付液体用紙容器である。そして、傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線を経て胴部の上部位置に至る範囲に、縦の罫線、円弧状の罫線、斜めの罫線を設けるものであり、また、押圧表示をするものである。
【0012】
次に、本発明の実施の形態の口栓付液体用紙容器について、図を用いて詳細に説明する。
図1(a)、図2(a)、図3(a)及び図4(a)は、容器の要部を示す斜視図であり、図1(b)、図2(b)、図3(b)及び図4(b)は、それぞれの容器を作製するためのブランクの要部を示す展開平面図である。また、図5(b)は、口栓の下方の容器上面を押圧してときの状態を示す説明図である。
【0013】
まず、一実施形態の口栓付液体用紙容器(100)は、図1(a)又は(b)に示すように、頂部の傾斜板(111)の口栓(140)が突設される注出孔(130)の左右中央の下方近傍位置より胴部(120)の上端の折れ目線(121)と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線(151)を設けるものである。
【0014】
そして、使用済みの容器は、口栓の下方の縦の罫線を設けた容器の上面を指で押圧(矢印)すると、図5(b)に示すように、縦の罫線の折り目の作用により容易に凹み、口栓(140)のスパウト(142)の下方のフランジ(143)の下面が容器の上面から一部分剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から分離するものである。
【0015】
なお、印刷インキ層/低密度ポリエチレン層(25μm)/紙層(400g/m2)/低密度ポリエチレン層(25μm)/低密度ポリエチレン層(35μm)/酸化ケイ素蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム層(12μm)/直鎖低密度ポリエチレン(60μm)構成のブランクを用いて作製した液体用紙容器にポリエチレン製のスパウトを超音波シール法で熱融着した口栓付液体用紙容器の場合には、口栓を分離するきっかけができる強度は、通常では5.4kgf必要とするが、本実施形態の容器では、3.7kgfであった。
【0016】
次に、他の一実施形態の口栓付液体用紙容器(100)は、図2(a)又は(b)に示すように、頂部の傾斜板(111)の口栓(140)が突設される注出孔(130)の左右中央の下方近傍位置より胴部(120)の上端の折れ目線(121)と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線(151)と、この縦の罫線を中央にして左右に相対する内側向きの2本の円弧状の罫線(152,153)を設けるものである。
【0017】
そして、使用済みの容器は、口栓の下方の縦の罫線を設けた容器の上面を指で押圧すると、中央の縦の罫線と2本の円弧状の罫線の折り目の作用により容易に凹み、口栓のスパウトの下方のフランジの下面が容器の上面から一部分剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から分離するものである。なお、口栓を分離するきっかけができる強度は、3.5kgfであった。
【0018】
次に、他の一実施形態の口栓付液体用紙容器(100)は、図3(a)又は(b)に示すように、傾斜板(111)の注出孔(130)の左右中央の下方近傍位置より胴部(120)の上端の折れ目線(121)と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線(151)を設け、また、この縦の罫線の上端と下端及び胴部の上端の折れ目線の縦の罫線の左右対象位置とに角部を接する四角形の罫線(154)を設け、製箱するときに四角形の罫線内を陥没させるものである。
【0019】
そして、使用済みの容器は、口栓の下方の陥没している四角形の罫線内の容器の上面を指で押圧すると、中央の縦の罫線と四角形の罫線の折り目の作用により容易に凹み、口栓のスパウトの下方のフランジの下面が容器の上面から一部分剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から分離するものである。なお、口栓を分離するきっかけができる強度は、3.0kgfであった。
【0020】
次に、他の一実施形態の口栓付液体用紙容器(100)は、図4(a)又は(b)に示すように、傾斜板(111)の注出孔(130)の左右中央の下方近傍位置より胴部(120)の上端の折れ目線(121)と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線(151)を設け、胴部の上端の折れ目線の縦の罫線の左右対象位置から、注出孔の下方近傍位置まで上方へ相対して間隔が漸次狭くなる2本の斜めの罫線(155,156)を設け、また、胴部の上部位置まで下方へ相対して間隔が漸次狭くなる2本の斜めの罫線(157,158)を設けるものである。
【0021】
そして、使用済みの容器は、口栓の下方の縦の罫線を設けた容器の上面を指で押圧すると、中央の縦の罫線と4本の斜めの罫線の折り目の作用により容易に凹み、口栓のスパウトの下方のフランジの下面が容器の上面から一部分剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から分離するものである。なお、口栓を分離するきっかけができる強度は、3.5kgfであった。
【0022】
次に、他の一実施形態の口栓付液体用紙容器は、傾斜板の注出孔の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線を経て胴部の上部位置へ跨がり押圧表示をするものである。
【0023】
この使用済みの容器は、口栓の下方の押圧表示された容器の上面を指で押圧すると、押圧する位置が適切であるため、その部分が凹んで口栓のスパウトの下方のフランジの下面が容器の上面から一部分が容易に剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から分離するものである。
【0024】
【発明の効果】
本発明の外付けの口栓付液体用紙容器は、使用後に廃棄処理するときに、口栓の下方の容器の上面を指で押圧すると、押圧部分に罫線の作用により比較的に容易に凹みが形成して、口栓のスパウトの下面が容器の上面から一部分剥離してくる。この剥離部分をきっかけとして、口栓を容器から容易に分離することができ、分別回収し易い容器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態の口栓付液体用紙容器の要部を示す斜視図であり、(b)は、そのブランクの要部を示す展開平面図である。
【図2】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓付液体用紙容器の要部を示す斜視図であり、(b)は、そのブランクの要部を示す展開平面図である。
【図3】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓付液体用紙容器の要部を示す斜視図であり、(b)は、そのブランクの要部を示す展開平面図である。
【図4】(a)は、本発明の他の一実施形態の口栓付液体用紙容器の要部を示す斜視図であり、(b)は、そのブランクの要部を示す展開平面図である。
【図5】(a)は、口栓付液体用紙容器の通常の状態を示す説明図であり、(b)は、口栓の下方を指で押圧したときの状態を示す説明図である。
【図6】一例の口栓付液体用紙容器の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
10……ブランク
100……口栓付液体用紙容器
111……傾斜板
120……胴部
121……折れ目線
130……注出孔
140……口栓
141……キャップ
142……スパウト
143……フランジ
144……注出筒
151……縦の罫線
152,153……円弧の罫線
154……四角形の罫線
155,156,157,158……斜めの罫線

Claims (6)

  1. 切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線を設けたことを特徴とする口栓付液体用紙容器。
  2. 切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる2本の罫線を設けており、該罫線は左右に相対する内側向きの2本の円弧状であることを特徴とする口栓付液体用紙容器。
  3. 切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる罫線を設けており、該罫線は左右対象な四角形であることを特徴とする口栓付液体用紙容器。
  4. 切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線の位置まで下方へ相対して間隔が漸次広くなり、上端の折れ目線から胴部の上部位置まで下方へ相対して間隔が漸次狭くなる2本の罫線を設けたことを特徴とする口栓付液体用紙容器。
  5. 傾斜板の注出孔の左右中央の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線と交差して胴部の上部位置に跨がる縦の罫線を設けたことを特徴とする請求項2乃至4記載の口栓付液体用紙容器。
  6. 切り妻屋根形頂部の傾斜板の注出孔の外周縁部の上面に、キャップとスパウトからなる口栓のスパウトの下面が接着する口栓付液体用紙容器において、前記傾斜板の注出孔の下方近傍位置より胴部の上端の折れ目線を経て胴部の上部位置へ跨がり押圧表示をしたことを特徴とする口栓付液体用紙容器。
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