JP4435337B2 - 回動自在な被印刷体キャリヤ支持体を備えた印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に、タレットと、複数のワークステーションとを有し、タレットがその軸線の回りに回転するよう設けられ、そして半径方向に且つその周囲に、タレット上で回転するよう設けられた複数の被印刷体キャリヤ支持体を支持し、ワークステーションが被印刷体キャリヤ支持体の経路と一致してタレットの周りに円周方向に分布して配置され、ワークステーションの中には、印刷ステーションもあれば処理ステーション、例えば、乾燥ステーション、ビニル引きステーション、火炎処理ステーション、ダスト除去又は他のステーションもあるような印刷機に関する。
【0002】
【従来技術の説明】
かかる印刷機は、例えば合成材料又は他の材料で作られ、数種類の互いに異なる色の印刷が連続して行われるようになった円形の被印刷体、例えばフレキシブルチューブに印刷を施すのに用いられる。
印刷ステーションがスクリーン印刷ステーションであるにせよオフセット印刷ステーションであるにせよ、或いは例えば金箔押し印刷ステーションであるにせよ、いずれにしても、被印刷体キャリヤ支持体が互いに同一の向きを維持してこれらの各々のところで印刷が共通の基準に対して正しく割出しされるようにすることが重要である。
【0003】
この目的のため、被印刷体キャリヤ支持体は各々、これら全てに共通の中央リングと噛み合った歯車と一緒に回転するよう拘束されているのが通例である。
所望の同期を機械的にもたらすので単純であるという利点を備えたこの構成は、ワークステーションの全てのところで、即ち、印刷ステーションだけでなく、印刷ステーション相互間の任意の処理ステーションのところでも、被印刷体キャリヤ支持体の回転量又は回転の度合いが必然的に同一であるという欠点を有している。
【0004】
タレットが一ワークステーションから別のワークステーションに歩進すると、被印刷体キャリヤ支持体は、これらの歯車が中央リングと噛み合っているので必然的に回転運動量の差を生じる。
例えば被印刷体が2回以上回転することを必要とする処理ステーション、例えば紫外線乾燥ステーションのところで印刷の割出しの際にこの回転差を考慮することが可能であるが、被印刷体の一方の側の暴露の度合いが多少過剰になり、直径方向反対側の暴露の度合いが多少不足する恐れがある。
【0005】
したがって、特に米国特許第3,253,538号において、被印刷体キャリヤ支持体の向きをステーション毎に保持するために別の対策が提案された。
より正確に言うと、回転駆動フィンガを各被印刷体キャリヤ支持体と、その軸線に対して偏心位置で連携させると共にタレットに平行であって、被印刷体キャリヤ支持体の回転駆動フィンガが嵌まる溝を周囲に備えた固定プレートを印刷機に設けることが提案された。溝をあちこち局所的に中断又は途切れさせる回転駆動ユニットが、駆動手段の制御下で回転するよう設けられている。駆動手段の中には、各々が個々に印刷ステーションと関連したものもあれば、処理ステーションと関連したものがあり、各駆動手段は溝を有し、この溝に被印刷体キャリヤ支持体の回転駆動フィンガが嵌まって順にぐるぐる回るようになっている。
したがって、ワークステーション相互間において被印刷体キャリヤ支持体の回転運動量の差はない。
【0006】
しかしながら、現時点においては、駆動手段は全ての回転駆動ユニットに共通であり、従って、従来通り、被印刷体キャリヤ支持体の回転は、ワークステーションが印刷ステーションであれ処理ステーションであれ、いずれにせよ全てのワークステーションのところで同一である。
回転差が少なくとも幾つかのワークステーションのところで得られるようにすることが望ましい。
【0007】
本発明の目的は、この要件を満足させる構成を提供することにある。
【0008】
【発明の概要】
より正確に言うと、本発明は、印刷機であって、タレットを有し、タレットがその軸線の周りに回転するよう設けられ、半径方向に且つ周囲に、タレット上で回転するよう設けられた複数の被印刷体キャリヤ支持体及び被印刷体キャリヤ支持体の各々と連携していて、被印刷体キャリヤ支持体の軸線に対して偏心位置にある回転駆動フィンガを備え、被印刷体キャリヤ支持体と整列した状態でタレットの周りに円周方向に分布して配置された複数のワークステーションを有し、ワークステーションの中には印刷ステーションもあれば処理ステーションもあり、タレットに平行な固定プレートを有し、該固定プレートの周囲には溝が設けられ、被印刷体キャリヤ支持体の回転駆動フィンガが溝に係合し、駆動手段の制御下で回転するよう設けられていて、溝をあちこち局所的に中断させる回転駆動ユニットを有し、回転駆動ユニットは各々、溝を有し、該溝に被印刷体キャリヤ支持体の回転駆動フィンガが嵌まって順にぐるぐる回るようになっており、回転駆動ユニットの中には、それぞれ個々に印刷ステーションと連携したものもあれば、それぞれ個々に処理ステーションと連携したものもあり、印刷ステーションと連携した回転駆動ユニットの駆動手段は、処理ステーションと連携した回転駆動ユニットの駆動手段とは別個であることを特徴とする印刷機を提供する。
【0009】
したがって、印刷ステーションのところと処理ステーションのところで互いに異なる回転量の値にすることができるので有利である。
たとえば、本発明の一実施形態では、印刷ステーションと連携した回転駆動ユニットの駆動手段は、モータ及び複数のプーリの周りに掛けられた無端ベルトを有し、これらプーリのうち一つは、モータの出力シャフトと一緒に回転するよう拘束され、処理ステーションと連携した回転駆動ユニットの駆動手段は、モータ及び複数のプーリの周りに掛けられた無端ベルトを有し、これらプーリのうち一つは、モータの出力シャフトと一緒に回転するよう拘束され、2本の無端ベルトは、互いに異なる高さレベルで動作する。
【0010】
印刷ステーションと連携した回転駆動ユニットの場合、上記形式のディジタル制御方式のモータを用いると、被印刷体キャリヤ支持体の角度位置が常時、知られているので印刷ステーションをそれに応じて制御できるという利点が得られる。
【0011】
もし印刷ステーションが例えばスクリーン印刷ステーションであれば、この場合、スクリーンの移動量を随意、調節して被印刷体に対する装飾時間を例えばその温度の関数としてのその直径のばらつきに合わせて伸縮できる。
【0012】
したがって、この目的のための専用の別個独立のモータを用いて印刷ステーションのところのスクリーンの移動量を制御することが必要なだけである。
この操作を容易するため、モータは好ましくは、対応関係にある全ての回転駆動ユニットを一斉に駆動する主モータに対して追従モードで動作するディジタル制御方式のモータである。
【0013】
したがって、印刷ステーションのところには、回転駆動ユニット全てに共通の主モータに加えて各印刷ステーションのための別個独立の、即ち個別的なモータが設けられている。
【0014】
最後に、本発明によれば、個別的クラッチ手段が、被印刷体キャリヤ支持体のうち少なくとも1つのために、該被印刷体キャリヤ支持体と、これと関連した回転駆動フィンガとの間に設けられ、これにより、被印刷体キャリヤ支持体は、もし必要ならば他の被印刷体キャリヤ支持体とは独立してその軸線の回りに自由に回転できる。
【0015】
したがって、もし被印刷体にラッカーを塗布して最初の印刷作業の実施前にこれらの酸化を防止する必要があれば、幾つかのワークステーション、例えばビニル引きステーションのところにおける被印刷体キャリヤ支持体の回転量を増大させることができるので、有利である。
【0016】
また、有利には、個別的クラッチ手段により被印刷体の初期割出し、即ち任意所与の基準に対するこれらの向きの制御が可能になる。
【0017】
本発明の特徴及び利点は、例示として行う以下の説明及び添付の図面から明らかになろう。
【0018】
【好ましい実施形態の詳細な説明】
図は、例示の一つとして、図4で分かるように印刷が施されるべき物(本明細書において、「被印刷体」という)10が、幾分ペースト状の製品、例えばクリームを入れるようになっていて、本体11及びネック12を有するフレキシブルチューブであるような場合への本発明の適用例を示している。
本体11は当初、ネック12と反対側の端が開口しており、全体として円筒形であり、その横断面はほぼ円形である。
【0019】
かかる被印刷体10に印刷を施すのに用いられる印刷機14は、従来どおり、軸線A1(この場合、垂直軸線である)の回りに回転するよう取り付けられていて、半径方向に且つその周囲に、複数の被印刷体キャリヤ支持体17を支持したタレット15を有し、被印刷体キャリヤ支持体17は各々、タレット15上でそれぞれの軸線A2の回りに回転するよう設けられており、この軸線A2は、タレット15の軸線A1に直角であり、従って水平である。
【0020】
図示の実施形態では、タレット15は、円形の輪郭をしており、フレーム16の一部をなすテーブル18上で回転するよう設けられた単純なプレートである。
従来どおり、タレット15は割出しユニット20と連携したモータ19により歩進的に回転駆動される。
被印刷体10がフレキシブルチューブなので、被印刷体キャリヤ支持体17は、被印刷体10が単に螺着されるに過ぎない円筒形マンドレルである。
図示の実施形態では、そして図4で一層分かるように、被印刷体キャリヤ支持体17は中空であり、被印刷体10を安定化させるため、これら被印刷体キャリヤ支持体の表面には、任意形式の吸引手段に連結された列状のノズル21が設けられている。
これらの構成は従来のものなので本明細書ではかかる構成についての詳細な説明は行わない。
【0021】
また従来どおり、印刷機14は、被印刷体キャリヤ支持体17の経路と一致してタレット15の回りに円周方向に分布して配置された複数のワークステーション22、図示の例ではワークステーション22A,22B(図1)を有し、かかるワークステーションの中には、印刷ステーション(22A)もあれば処理又は加工ステーション(22B)もある。
図示の実施形態では、被印刷体10の4色スクターン印刷を行う4つの印刷ステーション22Aが設けられている。
【0022】
しかしながら、オフセット方式の印刷ステーションと金箔押し印刷ステーションの両方又は何れか一方を加えても、或いはかかるステーションを上記ステーションのうち少なくとも一つに代えて用いてもよい。
印刷ステーション22Aは、従来のものであって、これら自体は本発明の特徴とは関連がないのでここでは説明を省略する。
それにもかかわらず、各ステーション22Aでは、好ましくは対応のスクリーンを稼働させる個々のモータ(図示せず)が設けられると共にこのモータはディジタル制御方式のモータであることを述べておく必要があろう。
【0023】
図示の実施形態では、処理ステーション22Bは、乾燥ステーションである。
これら乾燥ステーションは、例えば紫外線を利用している。
乾燥ステーションは、従来のものであって、これら自体は本発明の特徴とは関連がないのでここでは説明を省略する。
実際上、各印刷ステーション22Aの次には処理ステーション22Bが配置されている。
【0024】
本システムは、積込み積み卸しステーション23が設けられ、そして印刷前の被印刷体の前処理のためにかかる効果を生じさせるの適したワークステーション22、例えば、火炎処理及びダスト除去ステーション22C及びビニル引きステーション22Dが設けられ、その次に乾燥ステーション、即ち処理ステーション22Bが設けられて完成される。
したがって、図示の実施形態では、処理ステーション22Bが5つ、即ち、印刷ステーション22Aのために4つ、ビニル引きステーション22Dのために1つが設けられている。
【0025】
最後に、必要な割出しのために、従来どおりであって以下に詳細に説明するように、各被印刷体キャリヤ支持体17は、軸線A2に対して偏心位置に回転駆動フィンガ27を有し、これと協働して印刷機14はタレット15に平行に設けられた固定板28を有し、固定板の周囲には、被印刷体キャリヤ支持体17の回転駆動フィンガ27と係合する溝29が設けられ、回転駆動ユニット30A,30Bが、あちこちで溝29を中断させ、駆動手段31A,31Bの制御の下で回転するよう設けられており、これら駆動手段の中には、各々が個々に印刷ステーション22Aと関連したものもあれば、処理ステーション22Bと関連したものがあり、各駆動手段は溝32を有し、この溝に被印刷体キャリヤ支持体17の回転駆動フィンガ27が嵌まって順にぐるぐる回るようになっている。
【0026】
図示の実施形態では、固定プレート28は、タレット15の上に位置し、そして、タレット15の中央で支持手段33上に軸方向に設けられたユニット34の上に載った状態で、吊下げ部材35(図3)によりフレーム16に結合されている。
タレット15と同様、固定プレート28の周囲輪郭は円形である。
図示の実施形態では、固定プレート28は、その周囲に直立の縁部36を有し、溝29は、直立縁部36の外面に設けられている(図7)。
実際には、溝29は、この目的のために直立縁部36に取り付けられた2つの互いに平行なリブ37相互間に形成されている。
【0027】
同様に、回転駆動ユニット30A,30Bの各々の溝32は、上記形式の回転駆動ユニット30A,30Bの一部をなす共通支持フランジ39に設けられた2つの互いに平行なリブ38相互間に形成されている。
実際には、回転駆動ユニット30A,30Bは全て、同一構造を有し、これらの溝32の幅は、固定プレート28の溝29の幅と同一である。
固定プレート28上の回転駆動ユニット30A,30Bは、軸線A3を有している。
【0028】
本発明によれば、印刷ステーション22Aと連携した回転駆動ユニット30Aの駆動手段31Aは、処理ステーション22と連携した回転駆動ユニット30Bの駆動手段31Bとは別個のものである。
図示の実施形態では、印刷ステーション22Aと連携した回転駆動ユニット30Aの駆動手段31Aは、モータ41A及びプーリ43A1,43A2,43A3の周りに掛けられた無端ベルト42Aを有し、これらプーリのうち一つ(43A1)は、モータ41Aの出力シャフトと一緒に回転するよう拘束され、他のプーリ(43A2)は各々、回転駆動ユニット30Aと一緒に回転するよう個別的に拘束され、プーリ43A3は、単なる方向転換用プーリである(図1及び図2)。
【0029】
同一のことが、処理ステーション22と連携した回転駆動ユニット30Bの駆動手段31Bに当てはまる。
換言すると、駆動手段31Bは、モータ41B、ベルト42B及びプーリ43A1,43A2,43A3を有している。
実際上、このように用いられている2本のベルト42A,42Bは、互いに邪魔にならないよう互いに異なる高さ位置にある。
【0030】
図示の実施形態では、これらベルトは、固定プレート28に平行であってこの上に位置し、これらベルトが掛けられている種々のプーリ43A1,43A2,43A3,43B1,43B2,43B3は全て、互いに平行な軸線を有し、これら軸線は、固定プレート28に垂直であってタレット15の軸線A1に平行である。
したがって、各回転駆動ユニット30A,30Bと、対応関係にあるプーリ43A2,43B2との間には、固定プレート28及びその直立縁部36により保護される方向転換器45A,45Bがある(図3及び図4)。
【0031】
たとえば、図4に一つの方向転換器45Aについて分かるように、このように用いられる方向転換器45A,45Bはそれぞれ、対応関係にある回転駆動ユニット30A,30Bの支持フランジ49と一緒に回転するよう拘束された傘歯車46及びこの傘歯車46と噛み合っていて、固定プレート28を貫通したピン49により関連のプーリ43A2,43B2と一緒に回転するよう拘束された傘歯車48を有している。
【0032】
回転駆動ユニット30A,30Bの駆動手段31A,31Bのモータ41A,41Bは、好ましくはディジタル制御モータである。
本明細書ではモータ41A,41Bについて説明しないが、その理由は、これらモータは従来のものであり、これら自体は本発明の特徴とは関連がないからである。
また、これらモータは図2において単に破線で表されているが、他の図には全く示されていない。
【0033】
ディジタル制御モータは、印刷ステーション22Aのところにおけるスクリーンを駆動変位させ、各ディジタル制御モータは、対応関係にある回転駆動ユニット30Aの駆動手段31Aのモータ41Aに対して追従モードで動作する。
好ましくは、図示の実施形態の場合と同様、個別的なクラッチ手段50が、被印刷体キャリヤ支持体17のうち少なくとも1つ、例えば各被印刷体キャリヤ支持体17と、これと連携した回転駆動フィンガとの間に設けられている。
【0034】
図示の実施形態では、そして図5で一層よく分かるように、被印刷体キャリヤ支持体17は各々、ブッシュ52に対して回転するよう設けられており、このブッシュ52は、タレット15に締結された支持ユニット53に対して回転するよう設けられ、そしてこのブッシュ52には、これと関連した回転駆動フィンガ27がキー止めされており、また、被印刷体キャリヤ支持体とそれぞれ対応関係にある個別的クラッチ手段50は、被印刷体キャリヤ支持体17と一緒に回転するよう拘束された歯車54及びブッシュ52で支持されていて、駆動手段56の制御下で図5の実線で示すように歯車54と係合する駆動位置と、これとは対照的には図5に破線で概略的に示すように歯車54から距離を置いたところに位置する解除位置との間で回動するよう設けられた爪55を有している。
【0035】
図示の実施形態では、被印刷体キャリヤ支持体17は、これを支持したブッシュ52から片持ちされ、ブッシュ52内で回転するよう設けられたシャフト58の端部にリング57によって取り付けられている。
対応関係にある支持ユニット53はタレット15の頂面に平行である。
【0036】
図示の実施形態では、被印刷体キャリヤ支持体17の個別的クラッチ手段50の爪55は、実際上、被印刷体キャリヤ支持体17の軸線A2に直角な軸線A4の周りに回動すると共に案内自在に、しかも対応の回転荷重を引き受けるよう設けられており、この爪は、ブッシュ52の母線に平行に、即ち被印刷体キャリヤ支持体17の軸線A2に平行にブッシュ52に設けられた細長い切欠き59内で動作する。
【0037】
図示の実施形態では、爪55の駆動手段56は、タレット15上でブッシュ52と爪55との間に設けられていて、爪を駆動位置に向かってバネ押しするリターンスプリング60と、当該各ワークステーション22のところに設けられたアクチュエータ61とを有し、アクチュエータのピストン62は、図5に一点鎖線で表したように爪を解除位置に移動させるようになっている。
【0038】
図示の実施形態の場合のように、各被印刷体キャリヤ支持体17の回転駆動フィンガ27は好ましくは、その端にローラ63を有し、ローラ63は回転するよう設けられていて、このローラにより回転駆動フィンガは、図7に一点鎖線で表されているように固定プレート28の溝29及び回転駆動ユニット30A,30Bの溝32と相互に係合するようになっている。
被印刷体キャリヤ支持体17の回転駆動フィンガ27が固定プレート28の溝29により案内されて回転駆動ユニット30A,30Bに達すると、回転駆動ユニット30A,30Bの溝32は、図7に示すように固定プレート28の溝と整然と一列に並んで回転駆動フィンガ27が回転駆動ユニット30A,30Bの溝32にこれを損傷させないで嵌まり込むことができるようになっている。
【0039】
次に、タレット15を停止させる。
設計によれば、タレット15をこのように停止させると、被印刷体キャリヤ支持体17の軸線A2は実質的に回転駆動ユニット30A,30Bの軸線A3と一致し、被印刷体キャリヤ支持体17は回転駆動ユニット30A,30Bの前に位置する。
その結果、被印刷体キャリヤ支持体の回転駆動フィンガ27、より正確に言うと、この回転駆動フィンガにより支持されたローラ63は、図6及び図7に表されているように軸線A3から距離を置いて位置する。
【0040】
その結果、当該回転駆動ユニット30A,30Bが対応関係にある駆動手段31A,31Bにより回転駆動されると、この回転駆動ユニットは、被印刷体キャリヤ支持体17をその軸線A2の周りに回転駆動する。
もし被印刷体キャリヤ支持体17が、例えばビニル引きステーション22Dのところで自由回転できることが必要であれば、このステーション内に設けられている個別的クラッチ手段50の制御手段56のアクチュエータ61をそれに応じて作動させるだけですむ。 アクチュエータ61のピストン62は、個別的クラッチ手段の爪55に当たると、被印刷体キャリヤ支持体17をこれを支持したブッシュ52に対して解除し、それにより被印刷体キャリヤ支持体17を対応関係にある回転駆動ユニット30A,30Bから解除する。
【0041】
アクチュエータ61が解除されると、リターンスプリング60は、爪55をその当初の駆動位置に戻す。
当然のことながら、本発明は、開示した実施形態に限定されず、その任意の設計変更例を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷機の平面図である。
【図2】図1のIIで囲んだ部分の拡大詳細図である。
【図3】図1のIII −III 線における本発明による印刷機の軸方向断面図である。
【図4】図3のIVで囲んだ部分の拡大詳細図である。
【図5】図4のVで囲んだ部分の拡大詳細図である。
【図6】図5のVI−VI線における本発明による印刷機の部分断面図である。
【図7】図6の矢印VII の方向に見た印刷機の部分側面図である。
【符号の説明】
10 被印刷体
14 印刷機
15 タレット
16 フレーム
22 ワークステーション
22A 印刷ステーション
22B 処理ステーション
27 フィンガ
28 固定プレート
29,32 溝
30A,30B 回転駆動ユニット
31A,31B 駆動手段
41A,41B モータ
50 クラッチ手段
55 爪
60 リターンスプリング
61 アクチュエータ
63 ローラ
Claims (7)
- 印刷機であって、タレットを有し、該タレットは、その軸線の周りに回転するよう設けられるとともにタレットの半径方向に且つ周囲に前記タレット上で回転するよう設けられその軸線がタレットの半径方向に向いた複数の被印刷体キャリヤ支持体と、前記被印刷体キャリヤ支持体の各々と連結し且つ被印刷体キャリヤ支持体の軸線に対して偏心位置にある回転駆動フィンガと、を備え、印刷機は、前記被印刷体キャリヤ支持体の移動経路と一致するように前記タレットの周りに円周方向に分布して配置された、タレットの回転により搬送された被印刷体キャリア支持体上の被印刷体に印刷又は処理を行う複数のワークステーションを有し、ワークステーションの中には印刷ステーションと処理ステーションとがあり、印刷機は、前記タレットに平行な固定プレートを有し、該固定プレートの周囲には溝が設けられ且つ前記被印刷体キャリヤ支持体の前記回転駆動フィンガが前記溝に係合し、印刷機は、駆動手段の制御下で回転するよう設けられ且つ前記溝が中断したところに設けられた回転駆動ユニットを有し、前記回転駆動ユニットは各々、溝を有し、該溝に前記被印刷体キャリヤ支持体の前記回転駆動フィンガが嵌まって回転駆動ユニットを回転させることによりタレット上の被印刷体キャリア支持体の軸線を中心に被印刷体が向きを変えるようになっており、前記回転駆動ユニットには、それぞれ個々に前記印刷ステーションに関連したものと、それぞれ個々に前記処理ステーションに関連したものとがあり、前記印刷ステーションに関連した前記回転駆動ユニットによって向きを変えられた被印刷体に対しては、印刷ステーションにおいて印刷が行われ、前記処理ステーションに関連した前記回転駆動ユニットによって向きを変えられた被印刷体に対しては、処理ステーションにおいて処理が行われ、前記印刷ステーションと関連した前記回転駆動ユニットの前記駆動手段は、前記処理ステーションと関連した前記回転駆動ユニットの前記駆動手段とは別個であることを特徴とする印刷機。
- 前記印刷ステーションに関連した前記回転駆動ユニットの前記駆動手段は、モータ及び複数のプーリの周りに掛けられた無端ベルトを有し、これらプーリのうち一つは、前記モータの出力シャフトと一緒に回転するよう拘束され、前記処理ステーションに関連した前記回転駆動ユニットの前記駆動手段は、モータ及び複数のプーリの周りに掛けられた無端ベルトを有し、これらプーリのうち一つは、前記モータの出力シャフトと一緒に回転するよう拘束され、2本の前記無端ベルトは、互いに異なる高さレベルで動作することを特徴とする請求項1記載の印刷機。
- 前記印刷ステーション及び前記処理ステーションに関連した前記回転駆動ユニットの前記駆動手段の前記モータは、ディジタル制御モータであることを特徴とする請求項2記載の印刷機。
- 前記印刷ステーションは、スクリーン印刷ステーションであり、個々のモータが、対応関係にあるスクリーンを駆動するために各印刷ステーションのところに設けられ、前記モータは、対応関係にある回転駆動ユニットの前記駆動手段の前記モータに対して追従モードで動作することを特徴とする請求項3記載の印刷機。
- 少なくとも一つの被印刷体キャリヤ支持体と、これに関連した回転駆動フィンガとの間に設けられた個別的なクラッチ手段を有することを特徴とする請求項1記載の印刷機。
- 各被印刷体キャリヤ支持体は、ブッシュに対して回転するよう設けられており、該ブッシュはそれ自体、前記タレットに締結された支持ユニットに対して回転するよう設けられ、前記ブッシュには、これと関連した回転駆動フィンガがキー止めされており、前記個別的クラッチ手段は、前記被印刷体キャリヤ支持体と一緒に回転するよう拘束された歯車及びブッシュで支持されていて、駆動手段の制御下で前記歯車と係合する駆動位置と、前記歯車から距離を置いたところに位置する解除位置との間で回動するよう設けられた爪を有していることを特徴とする請求項5記載の印刷機。
- 前記爪の前記駆動手段は、爪を前記駆動位置に向かってバネ押しするリターンスプリングと、アクチュエータとを有し、前記アクチュエータのピストンは、前記爪を前記解除位置に移動させるようになっていることを特徴とする請求項6記載の印刷機。
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