JP4435905B2 - 押出成形機のスクリーン交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば合成樹脂製の導管やホースなどを連続的に成形するための押出成形機、特に押出成形機の運転を中断しないでスクリーンを交換し得るようにしたスクリーン交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の押出成形機では、スクリーンは加熱筒の前端面へ押し付けたうえ、スクリーンの周縁部を加熱筒に支持した上下1対のC字形の挟持枠に挟持するのが一般的である。スクリーンに目詰りが生じると、押出機の運転を停止して挟持枠を開き、目詰りしたスクリーンを取り外し、新たなスクリーンを装着する。上述のような押出成形機では、スクリーンを交換するために押出成形機の運転を中断しなければならないので、押出成形機の稼働率が大幅に削減されること、運転停止中に加熱筒に残存する樹脂材料が変質するなど、樹脂材料の無駄が生じるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は上述の問題に鑑み、目詰りしたスクリーンを側方へ押し出すと同時に、新たなスクリーンを装着できるようにした押出成形機のスクリーン交換装置を実現することを目的とする。
【0004】
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、加熱筒の前端部に円筒状のヘツドを結合し、該ヘツドに第1,第2のスクリーンを支持するスクリーン支持枠を左右移動可能に支持し、前記ヘツドに上下1対のクランプを支軸により支持し、前記スクリーン支持枠の前面にノズルを有するダイを当て、第1のアクチユエータにより上下1対のクランプを介して前記ダイの上下縁部を前記ヘツドに締結し、前記スクリーン支持枠は第2のアクチユエータにより第1のスクリーンが前記ヘツドの内部から排除される時第2のスクリーンが前記ヘツドの内部へ装着されるように構成し、第2のアクチユエータを前記支軸と一体の上下1対の案内ロツドの端部の固定板に結合し、第2のアクチユエータから突出するロツドを前記案内ロツドに沿つて左右に移動する可動板に連結し、前記スクリーン支持枠を前記可動板に連結したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明では加熱筒の前端部ないしヘツドにスリーン支持枠を加熱筒と直交する方向に移動可能に支持し、スクリーン支持枠の前面にダイを押し付けたうえ、第1のアクチユエータにより上下または左右1対のクランプを介して締結する。スクリーン支持枠はヘツドに対して滑り板を介して支持される。第2のアクチユエータによりスクリーン支持枠を移動すると、目詰りしたスクリーンに続いて新たなスクリーンがヘツドへ装着される。外部へ押し出されたスクリーンを清掃しておけば、押出成形機は運転を中断することなく連続運転が可能であり、スクリーンの交換中に樹脂材料はダイからの押出しが一瞬中断されるだけで、ダイからは押し出される成形品は連続したものとなる。樹脂材料の色の変更などを行う場合は、クランプを開放してダイを取り外し、ダイの内部に残存する樹脂材料を取り除く。また、新たなダイを装着すればすぐに運転を再開できる。
【0007】
【実施例】
図1は本発明に係る押出成形機のスクリーン交換装置の側面断面図、図2は図1の線2A−2Aによる同押出成形機のスクリーン交換装置の要部を示す正面断面図である。押出成形機は加熱筒2の内部にスクリユー3を収容してなり、図示してないが、加熱筒2の右端部には樹脂材料供給装置とスクリユー3を回転駆動する駆動機構が備えられ、加熱筒2の周壁には電熱ヒータが配設される。加熱筒2の外径が小さくなつている前端部には、円筒形のヘツド5が外嵌され、かつ多数のボルト4により加熱筒2へ結合される。ヘツド5の内部に、断面溝型をなす上下1対の滑り板22により、第1,第2のスクリーン6を支持するスクリーン支持枠26が、円筒部2aと直交する方向に摺動可能に支持される。スクリーン支持枠26の前面に、ノズル孔7aを有するダイ7が当接され、ダイ7の上下縁部7bが1対のクランプ19によりヘツド5の前端面に押し付けられる。
【0008】
図1,2に示すように、ヘツド5の外形はほぼ長方形のものであり、スクリーン支持枠26を係合する端部には、ボルト4を挿通するための多数の孔4aが周方向等間隔に設けられる。各クランプ19の一端部は横方向の支軸5aによりヘツド5に回動可能に支持され、クランプ19の他端部はピン18により第1のアクチユエータ20のピストンロツド17に連結される。アクチユエータ20はシリンダ16にピストンを嵌挿して両端に油室を区画され、ピストンに結合したロツド17が外部へ突出される。シリンダ16に結合した支持部材16aは左右1対のピン15により、ヘツド5に結合した支持板13から突出する1対のプラケツト14に支持される。支持板13は左右1対のステー12と一緒にヘツド5の後端面に溶接により結合される。
【0009】
図示してないが、第1のアクチユエータ20の油圧回路にはリリーフ弁が備えられ、クランプ19に過負荷が生じた場合には、リリーフ弁が開いてクランプ19が解放方向へ作動し、スクリーン19の損傷を防止するように構成される。
【0010】
図3,4に示すように、スクリーン支持枠26はピン34により、上下1対の案内ロツド35に沿つて摺動する可動板37に連結される。つまり、スクリーン支持枠26の左端部に形成した連結片26aが連結片33とピン34により連結され、連結片33は可動板37に連結される。好ましくは、案内ロツド35は支軸5aと一体に形成してヘツド5に支持される。案内ロツド35の左端部に結合した固定板36に、アクチユエータ30のシリンダ31が結合される。アクチユエータ30はシリンダ31にピストンを嵌挿して両端に油室を区画され、ピストンに結合したロツド32が外部へ突出され、固定板36の孔を経て可動板37へ連結される。スクリーン支持枠26には2つの段付孔26bが設けられ、各段付孔26bにスクリーン6が取外し可能に嵌合される。ダイ7は右方へ突出する上下1対の支板42を、ヘツド5から右方へ突出する上下1対の支板41に、ピン43により開閉可能に支持される。
【0011】
次に、本発明による押出成形機の作動について説明する。図1において加熱筒2には図示してない右端部へ供給された樹脂ペレツトが加熱溶融されながら、スクリユー3により左方へすなわち前端部へ送られ、スクリーン6で異物を濾過され、ダイ7のノズル7aから外部へ連続的に押し出され、ホースなどの成形品が製造される。スクリーン6に目詰りが生ずると、図3,4に示すように、アクチユエータ30によりスクリーン支持枠26が矢印方向へ押され、目詰りを起したスクリーン6aがヘツド5から円滑に押し出される。同時に、新たなスクリーン6がヘツド5の内部へ押し込まれる。この時、ダイ7は第1のアクチユエータ20によりクランプ19を介して締結され、スクリーン支持枠26は上下1対の滑り板22(図1)に沿つて移動する。スクリーン6の交換は瞬時(約1秒)に達せられるので、スクリユー3によりノズル7aから押し出される樹脂材料は一瞬停止するが、新たなスクリーン6がヘツド5の内部で円筒部2aに連なると、すぐに円筒部2aの樹脂材料がダイ7のノズル7aへ送られ、ノズル7aの内部に溜まつていた樹脂材料と一体化してノズル7aから押し出されるので、成形品は連続したものとして送り出される。
【0012】
樹脂材料の色変えを行う場合には、押出成形機の運転を中断し、アクチユエータ20により上下1対のクランプ19を支軸5aを中心として回動すればクランプ19が解放され、ダイ7は右側の上下1対のピン43を中心として回動し、右側へ開くことができる。円筒部2aに残る樹脂材料を外部へ排出し、清掃した後にスクリーン支持枠26を横方向へ移動して新たなスクリーン6と交換する。この時、スクリーン6の取付スペースが非常に狭くなつているので、取付スペースに残る樹脂材料の量が少く、樹脂材料の無駄が非常に少ない。ダイ7をスクリーン支持枠26の前面へ押し付け、上下1対のクランプ19により締結すれば、直ちに押出成形機の再運転が可能になる。
【0013】
上述の実施例では、第1,第2のスクリーンを支持するスクリーン支持枠26がヘツド5に左右移動可能に支持され、ダイ7が上下1対のクランプ19によりヘツド5に締結されているが、スクリーン支持枠がヘツドに上下移動可能に支持され、ダイが左右1対のクランプによりヘツドに締結されるように構成してもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上述のように、加熱筒の前端部に円筒状のヘツドを結合とともに、このヘツドにダイの上下縁部を締結したので、スクリーン支持枠はヘツドとダイとの2つの部品により前方および上下方向から支持されているので、確実に支持が可能となり、その結果円滑に支持できる。
また、本発明は加熱筒の前端部に円筒状のヘツドを結合し、該ヘツドに第1,第2のスクリーンを支持するスクリーン支持枠を左右移動可能に支持し、前記ヘツドに上下1対のクランプを支軸により支持し、前記スクリーン支持枠の前面にノズルを有するダイを当て、第1のアクチユエータにより上下1対のクランプを介して前記ダイの上下縁部を前記ヘツドに締結し、前記スクリーン支持枠は第2のアクチユエータにより第1のスクリーンが前記ヘツドの内部から排除される時第2のスクリーンが前記ヘツドの内部へ装着されるように構成したものであるから、スクリーンに目詰りが生じた時、目詰まりしたスクリーンを外部へ排除する同時に、新たなスクリーンが加熱筒の前端部へ装着され、成形品が途切れることなく連続的に得られ、製造経費が節減され、押出成形機の稼働率が向上される。
【0015】
上下1対のクランプによりダイを押えたまま、第2のアクチユエータによりスクリーンを横方向へ移動して交換できるので、スクリーンの交換の前後で樹脂材料は連続してダイから押し出される。
【0016】
スクリーンが第2のアクチユエータによりロツクされているので、色変えなどの作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出成形機のスクリーン交換装置の側面断面図である。
【図2】同押出成形機のスクリーン交換装置の正面断面図である。
【図3】同押出成形機のスクリーン交換装置の要部を示す正面図である。
【図4】同押出成形機のスクリーン交換装置の正面図である。
【符号の説明】
2:加熱筒 2a:円筒部 3:スクリユ 4:ボルト 4a:ねじ孔 5:ヘツド 5a:支軸 6:スクリーン 6a:スクリーン 7:ダイ 7a:ノズル 7b:縁部 12:ステー 13:支持板 14:ブラケツト 15:ピン 16:シリンダ 16a:支持部材 17:ピストンロツド 18:ピン 19:クランプ 20:第1のアクチユエータ 22:滑り部材 26:スクリーン枠 26a:連結片 26b:段付孔 30:第2のアクチユエータ 31:シリンダ 32:ピストンロツド 33:連結片 34:ピン 35:案内ロツド 36:固定板 37:可動板
Claims (1)
- 加熱筒の前端部に円筒状のヘツドを結合し、該ヘツドに第1,第2のスクリーンを支持するスクリーン支持枠を左右移動可能に支持し、前記ヘツドに上下1対のクランプを水平な支軸により支持し、前記スクリーン支持枠の前面にノズルを有するダイを当て、第1のアクチユエータにより上下1対のクランプを介して前記ダイの上下縁部を前記ヘツドに締結し、前記スクリーン支持枠は第2のアクチユエータにより第1のスクリーンが前記ヘツドの内部から排除される時第2のスクリーンが前記ヘツドの内部へ装着されるように構成し、第2のアクチユエータを前記支軸と一体の上下1対の案内ロツドの端部に支持し、第2のアクチユエータのロツドを前記案内ロツドに沿つて移動する可動板に連結し、前記スクリーン支持枠を前記可動板に連結したたことを特徴とする押出成形機のスクリーン交換装置。
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| JP21040299A JP4435905B2 (ja) | 1999-07-26 | 1999-07-26 | 押出成形機のスクリーン交換装置 |
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