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JP4437741B2 - 半導体集積回路の設計装置、半導体集積回路および半導体集積回路の設計プログラム - Google Patents
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JP4437741B2 - 半導体集積回路の設計装置、半導体集積回路および半導体集積回路の設計プログラム - Google Patents

半導体集積回路の設計装置、半導体集積回路および半導体集積回路の設計プログラム Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に、半導体集積回路におけるリセット信号の設計技術に関する。
大規模なLSIの設計においては、設計資産の有効活用や設計期間の短縮を目的として、下位階層ブロック毎に物理設計(レイアウト設計)を実施し、物理設計が完了した下位階層ブロック(レイアウトデータをライブラリ化したハードマクロを含む)を用いてLSI全体(上位階層)の物理設計を実施する階層設計(階層レイアウト設計)が知られている。
下位階層ブロックの物理設計が完了した時点で、下位階層ブロックの各信号入力端子には、下位階層ブロックの正常動作を保証するために、クロック入力端子から各フリップフロップのまでのクロック遅延時間と、各信号入力端子から各フリップフロップまでの信号遅延時間とに、製造プロセス条件、動作温度範囲、動作電圧範囲等を考慮して、入力信号の信号入力時間(セットアップ時間およびホールド時間)が規定される。上位階層の設計では、下位階層ブロックの各信号入力端子に規定されるセットアップ時間およびホールド時間を満たすように、LSIにおける下位階層ブロックを除く部分(下位階層ブロック間の配線など)の物理設計が実施される。
また、特許文献1には、リセットパルスの長短やクロックの遅れに拘わらず、リセットパルスおよびクロックに応答して同期リセット型回路を確実にリセットする技術が開示されている。
特許文献2には、情報処理装置の回路規模および端子数を低減する同期リセット回路が開示されている。この同期リセット回路では、非同期リセット信号を同期化回路によりクロックに同期させ、複数の遅延回路によりクロックに同期したリセット信号から互いに活性タイミングが異なる複数のリセット信号を生成して複数のフリップフロップ群にそれぞれ供給する。これにより、複数のフリップフロップ群は、互いに異なるタイミングでリセットされる。また、リセット終了タイミング回路により複数のリセット信号の非活性タイミングを揃えることで、全てのフリップフロップが同時にリセット解除される。
特許文献3には、非同期パルス信号のパルス幅より長い周期のクロック信号を用いた場合にも、非同期パルス信号から同期パルス信号を生成する技術が開示されている。
特開平8−76893号公報 特開平7−168652号公報 特開平11−88306号公報
本発明は、以下に示す課題を解決するためになされた。下位階層ブロックの信号入力端子に規定される入力信号のセットアップ時間およびホールド時間は、下位階層ブロックの内部構成に応じて決まる固有値である。このため、多数の下位階層ブロックを組み合わせて階層設計を実施すると、ある信号を共通して受ける複数の下位階層ブロックの信号入力端子には、互いに異なるセットアップ時間およびホールド時間がそれぞれ規定されているため、上位階層設計においてタイミング制約(クロック周期など)を満たすことができない状態(タイミング収束困難な状態)になってしまう場合がある。
例えば、リセット信号は、各下位階層ブロックのリセット入力端子を介して、上位階層から各下位階層ブロック内部のフリップフロップまで伝搬される多分岐信号(High Fan-out Net)である。また、下位階層ブロックに含まれるフリップフロップの数や回路規模あるいは下位階層ブロック内でのクロック遅延時間は、下位階層ブロック毎に大きく異なる。このため、各下位階層ブロックのリセット入力端子に規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間にばらつきが生じ易い。また、一般的には、LSIの誤動作を確実に防止するために、同一のクロックサイクル内で全てのフリップフロップをリセット解除できるように、リセット信号の設計を実施しなければならない。従って、クロック周期が小さくなるほど、リセット信号に対するタイミング制約は厳しいものになる。
リセット信号のような多分岐信号のタイミングを調整する方法としては、クロック信号に対してよく適用されるように、リセット信号のパスにツリー構造を導入する手法が知られている。この方法は、LSI全体においてリセット信号を一括して設計する場合には有効であるが、階層設計の場合には、リセット信号のパスは、物理設計が完了した下位階層ブロックの内部を含むため、下位階層ブロックに含まれる部分にツリー構造を導入することはできない。このため、ツリー構造の導入によるタイミング調整の効果は限定的になってしまう。従って、リセット信号の設計に多大な工数を要してしまう。このため、LSIの設計期間が長くなり、製品コストが増大してしまう。
また、信号入力端子に規定される入力信号のセットアップ時間およびホールド時間を抑制する手法も知られている。例えば、信号入力端子から初段のフリップフロップまでの論理段数をできるだけ少なくすることで、入力信号のセットアップ時間およびホールド時間のばらつきが抑えられる。この方法は、クロック信号に同期した一般的な信号に対しては有効であるが、リセット信号のように、クロック信号に同期化されることなく、リセット入力端子から各フリップフロップのリセット端子に直接供給される信号に対しては効果がない。
本発明の目的は、リセット入力端子に規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間を、回路構成に拘わらず小さくかつ一定にすることにある。本発明の別の目的は、半導体集積回路の階層設計において、リセット信号の設計を容易化することにある。本発明の別の目的は、半導体集積回路の開発期間を短縮し、製品コストを低減することにある。
本発明の一態様では、半導体集積回路の設計装置は、リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、リセット信号の活性遷移をフリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなくフリップフロップに伝搬させ、リセット信号の非活性遷移をクロック信号に同期させてフリップフロップに伝搬させるリセット調整回路をリセット入力端子の直後に挿入する第1手段と、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2手段とを備える。リセット調整回路は、リセット信号をクロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、リセット信号の活性遷移に同期してフリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、第1内部信号の非活性遷移に同期して内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備える。
本発明に関連する第1技術では、例えば、半導体集積回路を設計するためのコンピュータにより、リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、以下に示す処理が実施される。
まず、リセット入力端子の直後にリセット調整回路が挿入される(第1ステップ)。リセット調整回路は、リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移をフリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなくフリップフロップに伝搬させ、リセット入力端子からのリセット信号の非活性遷移をフリップフロップに供給されるクロック信号に同期させてフリップフロップに伝搬させる回路である。そして、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としたタイミング調整が実施される(第2ステップ)。すなわち、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対してクロック同期設計が実施される。これにより、例えば、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としてリセット信号のパスの遅延時間を調整する第1タイミング調整回路が挿入される。
リセット調整回路を挿入することでリセット信号の非活性遷移をクロック信号に同期させてフリップフロップに伝搬させるとともに、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対してクロック同期設計を実施することで、クロック信号の同一サイクル内で全てのフリップフロップを確実にリセット解除できる。また、リセット入力端子に規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間は、リセット入力端子からリセット調整回路までの信号遅延時間およびクロック入力端子からリセット調整回路までのクロック遅延時間によってのみ規定される。このため、半導体集積回路内のフリップフロップの数や半導体集積回路の種類や回路規模に拘わらず、リセット入力端子に規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間を小さくかつ一定にできる。
本発明に関連する第2技術では、例えば、半導体集積回路を設計するためのコンピュータにより、以下に示す処理が実施される。まず、リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計ステップにおいて、各回路ブロックに対して、前述した第1および第2ステップが実施される。
そして、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計ステップにおいて、回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としたタイミング調整が実施される(第3ステップ)。すなわち、回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対してクロック同期設計が実施される。これにより、例えば、回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としてリセット信号のパスの遅延時間を調整する第2タイミング調整回路が挿入される。
回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間を小さくかつ一定にできるため、上位階層設計におけるリセット信号に対するタイミング制約を緩くできる。このため、上位階層設計において、クロック信号の周期が小さい場合でも、リセット信号のパスに対するタイミング調整を容易に実施できる。すなわち、リセット信号の設計を容易化できる。このため、半導体集積回路の開発期間を短縮でき、製品コストを低減できる。
本発明に関連する第1または第2技術の好ましい例では、リセット調整回路の第1同期化回路は、リセット入力端子からのリセット信号をクロック信号に同期させて第1内部信号として出力する。リセット調整回路の合成回路は、リセット信号の活性遷移に同期してフリップフロップへの内部リセット信号を活性化させる。合成回路は、第1内部信号の非活性遷移に同期して内部リセット信号を非活性化させる。従って、内部リセット信号の活性タイミングは、リセット信号と同一であり、クロック信号とは無関係である。一方、内部リセット信号の非活性タイミングは、第1内部信号と同一であり、クロック信号に同期している。このため、第1同期化回路からフリップフロップまでの信号パスに対して、クロック信号に基づくタイミング調整を実施することで、全てのフリップフロップをクロック信号の同一サイクル内で確実にリセット解除できる。
本発明に関連する第1または第2技術の好ましい例では、リセット調整回路の第2同期化回路は、第1同期化回路からの第1内部信号をクロック信号に同期させて第2内部信号として出力する。合成回路は、第2同期化回路からの第2内部信号を第1内部信号として受ける。このように、リセット入力端子からのリセット信号を直列接続された2段の同期化回路で受けることで、リセット信号が安定しない場合でも、フリップフロップへの内部リセット信号を確実に生成できる。
本発明に関連する第1または第2技術の好ましい例では、リセット調整回路の内部リセット生成回路は、リセット入力端子からのリセット信号の活性化中に、フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させる。内部リセット生成回路は、リセット信号の非活性化中に、内部リセット信号の非活性レベルに固定された信号をクロック信号に同期して内部リセット信号として出力する。従って、内部リセット信号の活性タイミングは、リセット信号と同一であり、クロック信号とは無関係である。一方、内部信号の非活性タイミングは、リセット信号が非活性化した直後のクロック信号に同期している。従って、内部リセット生成回路からフリップフロップまでの信号パスに対して、クロック信号に基づくタイミング調整を実施することで、全てのフリップフロップをクロック信号の同一サイクル内で確実にリセット解除できる。
本発明では、回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間を、回路ブロックの内部構成に拘わらず小さくかつ一定にすることができ、上位階層設計でのリセット信号の設計を容易化できる。このため、半導体集積回路の開発期間の短縮および製品コストの低減に大きく寄与できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明を実現するためのシステム構成例を示している。本発明を実現するためのシステムは、例えば、ワークステーション1等の計算機と、本発明の半導体集積回路の設計プログラムを記録したCD−ROM8やフレキシブルディスク9等の記録媒体とから構成されている。ワークステーション1は、画面表示を実施するディスプレイ2と、キーの押下により指示を入力するキーボード3と、CPU4、ハードディスク5および記録媒体ドライブ装置6が内蔵された制御装置7とを有している。記録媒体ドライブ装置6には、CD−ROM8またはフレキシブルディスク9が装着可能である。ワークステーション1は、CD−ROM8またはフレキシブルディスク9の記録媒体ドライブ装置6への装着後、キーボード3を介して入力される指示に応答して、CD−ROM8またはフレキシブルディスク9に記録されたプログラムをハードディスク5にダウンロードする。ワークステーション1は、CPU4がハードディスク5に格納されたプログラムを実行することにより、半導体集積回路の設計(レイアウト設計)を実施する。
図2〜図5は、本発明の第1実施形態を示している。図2は、第1実施形態の半導体集積回路の設計方法を示している。この設計方法は、例えば、図1におけるワークステーション1のCPU4がハードディスク5に格納されたプログラムを実行することにより実施される。CPU4は、複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の論理データD1(ネットリストあるいはRTLデータ)を用いて、下位階層設計ステップとして回路ブロック毎にステップS10、S20を実施した後に、上位階層設計ステップとしてステップS30を実施する。ここで、各回路ブロックは、クロック入力端子からのクロック信号に同期して動作し、リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる非同期リセット型のフリップフロップを複数個有している。
ステップS10(第1ステップ)において、CPU4は、半導体集積回路の論理データD1を用いて、処理対象の回路ブロックに対して、リセット入力端子の直後にリセット調整回路を挿入する。ここで、リセット調整回路は、リセット信号の非活性遷移をフリップフロップに供給されるクロック信号に同期させてフリップフロップに伝搬させる回路である。この後、処理はステップS20に移行する。
ステップS20(第2ステップ)において、CPU4は、ステップS10によりリセット調整回路が挿入された論理データを用いて、処理対象の回路ブロックのレイアウトを実施する(下位階層レイアウト)。この際、CPU4は、リセット調整回路からフリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、クロック信号を基準としたタイミング調整(クロック同期設計)を実施する。この後、処理はステップS30に移行する。なお、ステップS20により得られる回路ブロックのレイアウトデータは、例えば、ハードマクロとしてライブラリ化される。
ステップS30(第3ステップ)において、CPU4は、ステップS10、S20により得られる回路ブロックのレイアウトデータあるいはハードマクロライブラリD2のレイアウトデータを組み合わせて、半導体集積回路全体のレイアウトを実施する(上位階層レイアウト)。この際、CPU4は、回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号の信号パスに対して、クロック信号を基準としたタイミング調整(クロック同期設計)を実施する。これにより、半導体集積回路の設計は完了する。
図3は、図2のステップS10、S20により設計された回路ブロックの一例を示している。回路ブロックBLKは、ステップS10で挿入されたリセット調整回路RA、複数のフリップフロップFF、ステップS20で挿入された複数のバッファBFC、BFR(第1タイミング調整回路)を有している。
リセット調整回路RAは、フリップフロップFF1(第1同期化回路)およびAND回路A1を有している。フリップフリップFF1のデータ入力端子Dは、回路ブロックBLKのリセット入力端子RPから供給される負論理のリセット信号/RSTを受けている。フリップフロップFF1のクロック端子Cは、回路ブロックBLKのクロック入力端子CPから供給されるクロック信号CKを受けている。フリップフロップFF1は、クロック信号CKの立ち上がりエッジに同期して、リセット信号/RSTを取り込み、取り込んだ信号をリセット信号/RST1(第1内部信号)としてデータ出力端子Qから出力する。AND回路A1は、リセット信号/RST、/RST1の少なくともいずれかが低レベル(活性レベル)であるときに、フリップフロップFFへのリセット信号/RSTI(内部リセット信号)を低レベルに活性化させる。
各フリップフロップFFのリセット端子Rは、リセット調整回路RA(AND回路A1)から出力されるリセット信号/RSTIを直接またはバッファBFRを介して受けている。各フリップフロップFFのクロック端子Cは、クロック信号CKをバッファBFCを介して受けている。バッファBFCは、クロック信号CKのツリー構造を形成し、クロック信号CKのフリップフロップFFへの到達時間が揃うように設けられている。バッファBFRは、リセット信号/RSTのツリー構造を形成し、リセット信号/RSTIの非活性遷移(すなわち、リセット信号/RST1の非活性遷移)のフリップフロップFFへの到達時間が揃うように設けられている。
図4は、第1実施形態のリセット調整回路RAの動作を示している。回路ブロックBLKのリセット入力端子RPから供給されるリセット信号/RSTが高レベルから低レベルに変化すると、AND回路A1から出力されるリセット信号/RSTIが高レベルから低レベルに変化する(図4(a))。そして、クロック信号CKの立ち上がり変化が発生すると、リセット信号/RSTは低レベルであるため、フリップフロップFF1から出力されるリセット信号/RST1は高レベルから低レベルに変化する(図4(b))。
この後、リセット信号/RSTが低レベルから高レベルに変化しても、リセット信号/RST1が低レベルであるため、リセット信号/RSTIは低レベルから変化しない(図4(c))。そして、クロック信号CKの次の立ち上がり変化が発生すると、リセット信号/RSTは高レベルであるため、リセット信号/RST1は低レベルから高レベルに変化する(図4(d))。このとき、リセット信号/RST、/RST1が共に高レベルであるため、リセット信号/RSTIも低レベルから高レベルに変化する(図4(e))。
このように、AND回路A1から出力されるリセット信号/RSTIは、リセット信号/RSTの立ち下がりエッジに同期して高レベルから低レベルに変化するとともに、リセット信号/RSTIの立ち上がりエッジ、すなわちクロック信号CKの立ち上がりエッジに同期して低レベルから高レベルに変化する。これに加えて、リセット調整回路RAにおけるフリップフロップFF1のデータ出力端子QからフリップフロップFFのリセット端子Rまでの信号パスはクロック同期設計されているため、回路ブロックBLK内の全てのフリップフロップFFは、同一クロックサイクル内で確実にリセット解除される。なお、図中、フリップフロップFFのクロック端子Cおよびリセット端子Rの信号波形における斜線部分は、フリップフロップFF間のずれ(スキュー)を示している。
また、リセット入力端子RPに規定されるリセット信号/RSTのセットアップ時間およびホールド時間は、リセット入力端子RPからフリップフロップFF1のデータ入力端子Dまでのリセット信号/RSTの遅延時間およびクロック入力端子CPからフリップフロップFF1のクロック端子Cまでのクロック信号CKの遅延時間により規定される。このため、回路ブロックBLKの種類(機能)や回路規模に拘わらず、リセット信号/RSTのセットアップ時間およびホールド時間は、小さい値でほぼ一定になる。
図5は、図2のステップS10〜S30により設計された半導体集積回路の一例を示している。半導体集積回路チップCHIPは、クロック・リセット生成回路CRG、ステップS10、20によりそれぞれ設計された回路ブロックBLK1〜BLK3、ステップS30で挿入された複数のバッファBFC、BFR(第2タイミング調整回路)を有している。クロック・リセット生成回路CRGは、例えば、半導体集積回路CHIPの入出力バッファ(図示せず)を介して供給される外部クロック信号に基づいて生成したクロック信号CKをクロック出力端子CPSから出力する。また、クロック・リセット生成回路CRGは、例えば、半導体集積回路CHIPの入出力バッファを介して供給される外部リセット信号をクロック信号CKに同期させてリセット信号/RSTとしてリセット出力端子RPSから出力する。
回路ブロックBLK1〜3は、機能を具現するための回路構成(フリップフロップの数など)が異なることを除いて、図3の回路ブロックBLKと同様である。バッファBFCは、クロック信号CKのツリー構造を形成し、クロック信号CKのクロック入力端子CP1〜CP3への到達時間が揃うように設けられている。バッファBFRは、リセット信号/RSTのツリー構造を形成し、リセット信号/RSTの非活性遷移のリセット入力端子RP1〜RP3への到達時間が、リセット入力端子RP1〜RP3にそれぞれ規定されるリセット信号/RSTのセットアップ時間およびホールド時間を満たすように設けられている。
図6は、第1実施形態におけるリセット信号/RSTの概要を示している。回路ブロックBLK1〜BLK3のリセット入力端子RP1〜RP3にそれぞれ規定されるリセット信号RSTのセットアップ時間ts1〜ts3およびホールド時間th1〜th3は、回路ブロックの回路構成(フリップフロップの数)に拘わらず、小さい値で互いにほぼ同一であるため、リセット信号確定時間tk(リセット信号/RSTの非活性遷移が禁止される時間)が小さくなり、すなわちリセット解除可能時間td(リセット信号/RSTの非活性遷移が許可される時間)が大きくなる。従って、上位階層レイアウトでのリセット信号/RSTに対するタイミング制約が緩くなり、製造プロセス条件・温度条件・電圧条件等の変化に伴ってリセット信号/RSTの遷移タイミングが変動することを考慮しても、リセット信号/RSTのタイミング調整(バッファBFCによるツリー構造の形成)が容易に実施される。
図7は、本発明の比較例を示している。半導体集積回路チップCHIPaは、図5の回路ブロックBLK1〜BLK3に代えて回路ブロックBLK1a〜BLK3aを有することおよびリセット信号/RSTのツリー構造が異なることを除いて、図5の半導体集積回路チップCHIPと同一である。回路ブロックBLK1a〜BLK3aは、リセット調整回路RAを有していない点を除いて、図5の回路ブロックBLK1〜BLK3と同一である。
図8は、本発明の比較例におけるリセット信号の概要を示している。回路ブロックBLK1a〜BLK3aはリセット調整回路RAを有していないため、リセット入力端子RP1〜RP3には、回路ブロックBLK1a〜BLK3aの回路構成(フリップフロップの数やクロック遅延等)に応じて、互いに異なるリセット信号/RSTのセットアップ時間ts1〜ts3およびホールド時間th1〜th3がそれぞれ規定される。クロック信号CKの同一サイクル内で全てのフリップフロップFFをリセット解除するためには、リセット信号/RSTをリセット解除可能時間tdの間に非活性化させる必要があるが、リセット信号/RSTのリセット解除可能時間tdは、クロック周期tcと比較して非常に僅かな時間である。製造プロセス条件・温度条件・電圧条件等の変化に伴ってリセット信号/RSTの遷移タイミングが変動することを考慮すると、このような短い時間tdの間にリセット信号/RSTが非活性するように設計するためには非常に細かなタイミング調整が必要であり、クロック周期tcが短くなるほどリセット信号/RSTのタイミング設計が困難になる。
以上、第1実施形態では、回路ブロックBLK1〜BLK3のリセット入力端子RP1〜RP3にそれぞれ規定されるリセット信号/RSTのセットアップ時間およびホールド時間を、回路ブロックBLK1〜BLK3の内部構成に拘わらず小さくかつ一定にすることができ、上位階層レイアウトでのリセット信号/RSTの設計を容易化できる。このため、半導体集積回路の開発期間の短縮および製品コストの低減に大きく寄与でき、特に、半導体集積回路が多数の回路ブロックを有する場合やクロック周波数が高い場合に多大な効果を奏する。
図9は、本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態を説明するにあたって、第1実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第2実施形態は、各回路ブロックに挿入するリセット調整回路の構成が異なることを除いて、第1実施形態と同一である。
第2実施形態のリセット調整回路RAaは、第1実施形態(図3)のリセット調整回路RAにフリップフロップFF2(第2同期化回路)を加えて構成されている。フリップフロップFF2は、クロック入力端子CPから供給されるクロック信号CKをクロック端子Cで受けるとともに、フリップフロップFF1から出力されるリセット信号/RST1をデータ入力端子Dで受けている。フリップフロップFF2は、クロック信号CKの立ち上がりエッジに同期して、フリップフロップFF1から出力されるリセット信号/RST1を取り込み、取り込んだ信号をリセット信号/RST2(第2内部信号)としてデータ出力端子Qから出力する。AND回路A1は、フリップフロップFF1から出力されるリセット信号/RST1に代えて、フリップフロップFF2から出力されるリセット信号/RST2を受けている。
このような構成のリセット調整回路RAaでは、リセット信号/RSTIの非活性タイミングが第1実施形態(図4)よりクロック信号CKの1周期分遅くなるが、全てのフリップフロップがクロック信号CKの同一サイクル内でリセット解除されることに変わりはない。以上、第2実施形態でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、リセット調整回路RAaにおいて、リセット信号/RSTを2段のフリップフロップFF1、FF2で受けることで、リセット信号/RSTが安定しない場合にも、フリップフロップFFへのリセット信号/RSTIを安定して生成できる。
図10は、本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態を説明するにあたって、第2実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。第3実施形態は、各回路ブロックに挿入するリセット調整回路の構成が異なることを除いて、第1実施形態と同一である。
第3実施形態のリセット調整回路RAbは、リセット端子R付きのフリップフロップFF3(内部リセット生成回路)を有している。フリップフロップFF3は、クロック端子Cおよびリセット端子Rでクロック信号CKおよびリセット信号/RSTをそれぞれ受け、高レベル(フリップフロップFFへのリセット信号/RSTIの非活性レベル)に固定された信号FIXHをデータ入力端子Dで受けている。フリップフロップFF3は、リセット信号/RSTが低レベルであるときに、データ出力端子Qから出力するリセット信号/RSTIを低レベルに固定する。フリップフロップFF3は、リセット信号/RSTが高レベルであるときに、クロック信号CKの立ち上がりエッジに同期して、信号FIXHを取り込み、取り込んだ信号をリセット信号/RSTIとして出力する。このような構成のリセット調整回路RAbでも、フリップフロップFFへのリセット信号/RSTIは、第1実施形態(図4)と同一のタイミングで活性化および非活性化する。以上、第3実施形態でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
(付記2)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計ステップと、前記複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計ステップとで構成される半導体集積回路の設計方法であって、
前記下位階層設計ステップは、
前記各回路ブロックに対して、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを含み、
前記上位階層設計ステップは、
前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第3ステップを含むことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
(付記3)
付記1または付記2記載の半導体集積回路の設計方法において、
前記リセット調整回路は、
前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
(付記4)
付記3記載の半導体集積回路の設計方法において、
前記リセット調整回路は、前記第1内部信号を前記クロック信号に同期させて第2内部信号として出力する第2同期化回路を備え、
前記合成回路は、前記第2内部信号を前記第1内部信号として受けることを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
(付記5)
付記1または付記2記載の半導体集積回路の設計方法において、
前記リセット調整回路は、前記リセット信号の活性化中に、前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記リセット信号の非活性化中に、前記内部リセット信号の非活性レベルに固定された信号を前記クロック信号に同期して前記内部リセット信号として出力する内部リセット生成回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路の設計方法。
(付記6)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップと、
前記リセット入力端子の直後に設けられ、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路と、
前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスの遅延時間を、前記クロック信号を基準として調整する第1タイミング調整回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップと、前記リセット入力端子の直後に設けられ、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路と、前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスの遅延時間を前記クロック信号に対応して調整する第1タイミング調整回路とをそれぞれ有する複数の回路ブロックと、
前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に対応して、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスの遅延時間を、前記クロック信号を基準として調整する第2タイミング調整回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
付記6または付記7記載の半導体集積回路において、
前記リセット調整回路は、
前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記8記載の半導体集積回路において、
前記リセット調整回路は、前記第1内部信号を前記クロック信号に同期させて第2内部信号として出力する第2同期化回路を備え、
前記合成回路は、前記第2内部信号を前記第1内部信号として受けることを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記6または付記7記載の半導体集積回路において、
前記リセット調整回路は、前記リセット信号の活性化中に、前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記リセット信号の非活性化中に、前記内部リセット信号の非活性レベルに固定された信号を前記クロック信号に同期して前記内部リセット信号として出力する内部リセット生成回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを、半導体集積回路を設計するためのコンピュータに実行させることを特徴とする半導体集積回路の設計プログラム。
(付記12)
リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計ステップと、前記複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計ステップとを、半導体集積回路を設計するためのコンピュータに実行させる半導体集積回路の設計プログラムであって、
前記下位階層設計ステップにおいて、
前記各回路ブロックに対して、前記リセット信号の非活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを前記コンピュータに実行させ、
前記上位階層設計ステップにおいて、
前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第3ステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とする半導体集積回路の設計プログラム。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明を実現するためのシステム構成例を示す説明図である。 第1実施形態の半導体集積回路の設計方法を示すフローチャートである。 第1実施形態の回路ブロックの一例を示す説明図である。 第1実施形態のリセット調整回路の動作を示すタイミングチャートである。 第1実施形態の半導体集積回路の一例を示す説明図である。 第1実施形態におけるリセット信号の概要を示している。 本発明の比較例を示す説明図である。 本発明の比較例におけるリセット信号の概要を示す説明図である。 本発明の第2実施形態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態を示す説明図である。
符号の説明
A1 AND回路
BFC、BFR バッファ
BLK、BLKa、BLKb、BLK1〜BLK3 回路ブロック
C クロック端子
CHIP 半導体集積回路チップ
CK クロック信号
CP、CP1〜CP3 クロック入力端子
CRG クロック・リセット生成回路
D データ入力端子
FF、FF1〜FF3 フリップフロップ
Q データ出力端子
R リセット端子
RA、RAa、RAb リセット調整回路
RP、RP1〜RP3 リセット入力端子
/RST、/RST1、/RST2、/RSTI リセット信号

Claims (10)

  1. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1手段と、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2手段とを備え
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  2. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計手段と、前記複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計手段とを備える半導体集積回路の設計装置であって、
    前記下位階層設計手段は、
    前記各回路ブロックに対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1手段と、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2手段とを含み、
    前記上位階層設計手段は、
    前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第3手段を含み、
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  3. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1手段と、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2手段とを備え、
    前記リセット調整回路は、前記リセット信号の活性化中に、前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記リセット信号の非活性化中に、前記内部リセット信号の非活性レベルに固定された信号を前記クロック信号に同期して前記内部リセット信号として出力する内部リセット生成回路を備えることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  4. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計手段と、前記複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計手段とを備える半導体集積回路の設計装置であって、
    前記下位階層設計手段は、
    前記各回路ブロックに対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1手段と、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2手段とを含み、
    前記上位階層設計手段は、
    前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第3手段を含み、
    前記リセット調整回路は、前記リセット信号の活性化中に、前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記リセット信号の非活性化中に、前記内部リセット信号の非活性レベルに固定された信号を前記クロック信号に同期して前記内部リセット信号として出力する内部リセット生成回路を備えることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  5. 請求項1または請求項2記載の半導体集積回路の設計装置において、
    前記リセット調整回路は、前記第1内部信号を前記クロック信号に同期させて第2内部信号として出力する第2同期化回路を備え、
    前記合成回路は、前記第2内部信号を前記第1内部信号として受けることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  6. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップと、
    前記リセット入力端子の直後に設けられ、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路と、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスの遅延時間を、前記クロック信号を基準として調整する第1タイミング調整回路とを備え
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路。
  7. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップと、前記リセット入力端子の直後に設けられ、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路と、前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスの遅延時間を前記クロック信号に対応して調整する第1タイミング調整回路とをそれぞれ有する複数の回路ブロックと、
    前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に対応して、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスの遅延時間を、前記クロック信号を基準として調整する第2タイミング調整回路とを備え
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路。
  8. 請求項6または請求項7記載の半導体集積回路において、
    前記リセット調整回路は、前記第1内部信号を前記クロック信号に同期させて第2内部信号として出力する第2同期化回路を備え、
    前記合成回路は、前記第2内部信号を前記第1内部信号として受けることを特徴とする半導体集積回路。
  9. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する半導体集積回路に対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを、半導体集積回路を設計するためのコンピュータに実行させ
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路の設計プログラム。
  10. リセット入力端子からのリセット信号の活性遷移に応答してリセットされる複数のフリップフロップを有する複数の回路ブロックをそれぞれ独立して設計する下位階層設計ステップと、前記複数の回路ブロックを有する半導体集積回路の全体を設計する上位階層設計ステップとを、半導体集積回路を設計するためのコンピュータに実行させる半導体集積回路の設計プログラムであって、
    前記下位階層設計ステップにおいて、
    前記各回路ブロックに対して、前記リセット信号の活性遷移を前記フリップフロップに供給されるクロック信号に同期させることなく前記フリップフロップに伝搬させ、前記リセット信号の非活性遷移を前記クロック信号に同期させて前記フリップフロップに伝搬させるリセット調整回路を前記リセット入力端子の直後に挿入する第1ステップと、
    前記リセット調整回路から前記フリップフロップまでのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第2ステップとを前記コンピュータに実行させ、
    前記上位階層設計ステップにおいて、
    前記回路ブロックのリセット入力端子にそれぞれ規定されるリセット信号のセットアップ時間およびホールド時間に基づいて、前記回路ブロックのリセット入力端子までのリセット信号のパスに対して、前記クロック信号を基準としたタイミング調整を実施する第3ステップを前記コンピュータに実行させ
    前記リセット調整回路は、
    前記リセット信号を前記クロック信号に同期させて第1内部信号として出力する第1同期化回路と、
    前記リセット信号の活性遷移に同期して前記フリップフロップへの内部リセット信号を活性化させ、前記第1内部信号の非活性遷移に同期して前記内部リセット信号を非活性化させる合成回路とを備えることを特徴とする半導体集積回路の設計プログラム。
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