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JP4439038B2 - 電子ビーム露光方法及び装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ビーム露光方法及び装置に関し、特にチャージアップによる照射位置のドリフトを低減した電子ビーム露光方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路は微細加工技術の進歩に伴って一層高集積化される傾向にあり、微細加工技術に要求される性能は益々厳しいものになってきている。とりわけ露光技術においては、従来使用されているステッパなどに用いられる光露光技術の限界が予想されている。電子ビーム露光技術は、光露光技術に代わって微細加工の次世代を担う可能性の高い技術である。
【0003】
電子ビーム露光装置には、可変矩形露光方式、ブロック露光方式、マルチビーム露光方式などの方式がある。本発明はいずれの方式にも適用可能であるが、ここではブロック露光方式を例として説明を行う。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。ブロック露光方式は、繰り返し図形の単位となるパターンを透過マスク上に持ち、これに電子ビームを透過させて単位パターンを一度に発生させ、これをつないで繰り返し図形を露光する方法である。
【0004】
図1は、ブロック露光方式の電子ビーム露光装置におけるビーム照射系の構成を示す図である。図1において、参照番号11は電子ビームを発生する電子銃を、12は電子銃11からの電子ビームを平行ビームにする第1の収束レンズを、13は通過する平行ビームを所定の形状に成形するアパーチャーを、14は成形されたビームを絞る第2の収束レンズを、15は成形用の偏向器を、16は第1のマスク偏向器を、17はマスクによる非点収差を動的に補正する偏向器を、18は第2のマスク偏向器を、19はマスク用収束コイルを、20は第1の成形用レンズを、21はステージ21Aで移動されるブロックマスクを、22は第2の成形用レンズを、23は第3のマスク偏向器を、24はビームをオン・オフ制御するためのブランキング偏向器を、25は第4のマクス偏向器を、26は第3のレンズを、27は円形アパーチャを、28は縮小レンズを、29はダイナミックフォーカスコイルを、30は投影レンズを、31は電磁的な主偏向器を、32は静電的な副偏向器を示し、33は試料1に照射された電子ビームの反射電子を検出して反射電子信号を出力する反射電子検出器を示し、投影レンズ30により電子ビーム10がステージ2に載置された試料(ウエハ)1に収束される。ステージはウエハ1を電子ビーム10に垂直な平面内で2次元的に移動させる。以上の部分が電子光学鏡筒部(コラム)と呼ばれる筐体内に収容され、コラム内は真空にされて露光が行われる。電子ビーム露光装置は、更に所望のパターンを露光するようにコラムの各部を制御する露光制御部を有するが、ここでは説明を省略する。
【0005】
一般に、主偏向器31は、副偏向器32に比べて偏向範囲が大きいが応答速度が遅い。そのため電子ビーム露光装置では露光効率の向上のため、図1に示すように、主偏向器31と副偏向器32を組合せる。露光を行う場合には、主偏向器31の偏向範囲(実際には若干小さい範囲)を複数の副領域に分割し、主偏向器31の偏向位置を各副領域の中心とし、副偏向器32の偏向量を変化させながらその副領域内のパターンを露光する。なお、ステージを移動しながら同じ列の副領域を順次露光する場合もある。
【0006】
図2は、主偏向器31と副偏向器32の部分のより詳しい構成を示す図である。図2に示すように、主偏向器31は4つの電磁偏向器31a〜31dを4段に組み合わせて構成されている。データ管理回路45から出力された主偏向データは主偏向第1演算回路42a〜主偏向第4演算回路42dで偏向能率C1 〜C4が乗ぜられた後、主偏向第1DA/アンプ41a〜主偏向第4DA/アンプ41dでアナログ信号に変換された後増幅されて、各電磁偏向器31a〜31dに印加される。各電磁偏向器31a〜31dは、印加された信号に応じて磁界を発生させ、電子ビーム10を偏向する。例えば、ある電磁偏向器で偏向して位置を変化させた後、他の電磁偏向器で元の方向に振り戻すことにより、電子ビームの出射位置は変化するが出射方向は常に試料1に垂直な方向になるようにする。これであれば、試料1の高さが変化しても露光位置がほとんど変化しないので、露光像の劣化が低減できるという利点がある。
【0007】
副偏向器32は、例えば、セラミック製の円筒の内面に軸方向に延びる8枚の薄い金属膜を形成して電極とし、対向する電極に電圧を印加することで電界を形成して入射する電子ビームを静電界で偏向する。データ管理回路45から出力された副偏向データは、副偏向演算回路44で偏向能率Dが乗ぜられた後、副偏向DA/アンプ43でアナログ信号に変換された後、増幅されて各電極に印加される。なお、図示の関係で副偏向演算回路44と副偏向DA/アンプ43はそれぞれ1個のみを示したが、電極は8個あり、実際には各電極に対応して副偏向演算回路44と副偏向DA/アンプ43の組が8組設けられており、偏向能率もD1〜D8が個別に設定される。副偏向器32に入射した電子ビームは徐々に偏向され、ある出射角度で出射される。
【0008】
偏向能率C1 〜C4及びD1は、与えられた主偏向データ及び副偏向データに比例した偏向位置が得られるように設定され、データ管理回路45に記憶される。CPU46は、装置全体の制御を行う制御回路を構成し、露光データから各偏向器による偏向量を算出した上で、各演算回路32a〜42d及び44に出力する。
【0009】
電子ビーム露光装置のコラムには、適当に断面が成形された電子ビームをウエハ上に照射するための投影レンズが内蔵されているが、上述した電磁偏向器と静電偏向器はこの投影レンズとほぼ一体的に、具体的には電磁偏向器内に静電偏向器が収容される形で配置されている。
従って、静電偏向器(副偏向器)及びその周辺の部品に、加工性や精度は良好であるが導電性の高い金属を使用すると、渦電流の影響により電磁偏向器(主偏向器)の応答速度が遅くなるといった不都合が生じる。これは、高スループットを要求されている電子ビーム露光装置にとって非常に問題となる。
【0010】
渦電流を小さくするため、筒状の絶縁材料(例えばアルミナ)の内側にめっき(例えば下地はNiP、表面はAu)を施して静電偏向器を形成することも行われたが、加工精度やメッキなどの問題があるため、現在は比抵抗の値がほぼ理想的なAlTiC(アルミナと炭化チタンの化合物)セラミックを研削加工したものに白金めっきを行って静電偏向電極とし、この電極を絶縁性のアルミナセラミックの中空円筒に固定して静電偏向器を構成している。
【0011】
図3は、電子ビーム露光装置で使用される静電偏向器の従来例を示す図であり、(a)は静電偏向器の外観構成を、(b)は(a)におけるA−A’線から見た上面図を、(c)は(b)におけるB−B’線に沿った断面図をそれぞれ示している。
図示のように、静電偏向器32は、電極群51と、電極群51が内部に固定される中空円筒状の保持部材52とから構成されている。
【0012】
電極群51は、8個のAlTiC セラミックの電極材E1 〜E8 によって構成され、各電極材Ei (i=1〜8)は、保持部材52の内部で軸対称に配置固定されている(図3(b)参照)。各電極材Ei は、研削加工によってそれぞれ同一形状に形成され、表面には金属皮膜が形成されている。この金属皮膜は、例えばルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)及び白金(Pt)などの白金族の金属であり、電解めっきにより各導電性セラミックの表面に直接形成されている。
【0013】
電子ビームは電子の流れであり、絶縁材料に衝突すれば絶縁材料の表面に電荷が蓄積される。蓄積された電荷は周囲の電界に影響を与える。静電偏向器は、各電極材Ei に電圧を印加して電極群51の内部に電界を発生させて、入射した電子ビームを電界の力で偏向するものである。そのため、周囲の保持部材12の表面に電荷が蓄積して電界を乱すと、所望の偏向量が得られなくなるという問題が生じる。そこで、図示の静電偏向器では、各電極材Ei の横断面をクランク状にして筒の中心軸から保持部材52の内側表面が直接見えないような形状にしている。このような形状にすることで、筒の内部を通過する電子ビームが散乱しても、散乱した電子はいずれかの電極材Ei に衝突して、保持部材12の内側表面には到達しないようにしている。
【0014】
一方、保持部材52は、各電極材Ei を相互に絶縁する必要があり、アルミナなどのセラミック絶縁材料で形成されている。この保持部材52には、図示のように外周面での径が内周面での径より大きいくさび状の固定穴53が設けられている。これら固定穴は、電極群51(8個の電極材E1 〜E8 )を内部に配置固定する際に用いられるもので、各電極材Ei 毎に2個(合計16個)の固定穴が設けられる。各固定穴53の内壁部分には、メタライズ法によりTi或いはモリブデン−マンガン(Mo−Mn)を主成分とする接合用金属パッド16及び17が形成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
静電偏向器の表面に電荷が蓄積すると、蓄積された電荷が発生する電界が電子ビームの照射位置をずらすという問題を発生する。このような照射位置に影響する電荷の蓄積は、特に静電偏向器に蓄積される電荷が大きく問題であるが、それだけでなく電子ビームが通過する経路付近にある絶縁表面すべてで問題になる。このような装置表面の電荷の蓄積を、一般にチャージアップと呼んでいる。電子ビーム露光装置は、非常に微細なパターンを描画するものであり、たとえ小さな照射位置のずれ(ドリフト)であっても大きな問題になる。
【0016】
静電偏向器の構造や材料は、上記のように表面に電荷が蓄積しないような各種の工夫が施され、電極表面は、非常に清浄な状態にした上で組み立てられる。そのため、チャージアップによるドリフト量はかなり小さくなっているが、完全にゼロにすることは非常に難しいのが現状である。その原因は、試料表面のレジストによる汚染などによると考えられる。
【0017】
図4は、電子ビームをレジストに照射することによる静電偏向器の汚染及びチャージアップを説明する図である。図4の(1)に示すように、試料(ウエハ)1の表面には、感光層であるレジスト層3が形成されている。電子ビーム10をレジスト層3に照射すると、電子ビーム10はレジスト層3に吸収されてレジスト層を感光させるが、一部はレジスト層3の表面で反射されて反射電子となる。また、一旦レジスト層3内に入った電子が再び放出されて2次電子となる。反射電子や2次電子は、静電偏向器を構成する絶縁性の保持部材52の表面などに蓄積されて、チャージアップの原因となる。更に、電子ビームは加速されてレジスト層3に照射されるため、レジスト分子が蒸発し、それが静電偏向器や付近の装置の表面に付着して汚染するものと思われる。レジストは絶縁性であるので、レジスト分子が電極などの導電性の表面に付着すると、その部分に電子などが蓄積されて、チャージアップの原因となる。そのため、静電偏向器の材料や形状などの物理的な対策だけで、チャージアップを完全に除去するのは困難であり、ドリフトによる露光位置精度の低下が問題になっている。
【0018】
本発明は、電子ビーム露光装置におけるチャージアップによるドリフトを低減して、露光位置精度を向上することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、本発明の電子ビームの露光方法及び装置では、チャージアップによるドリフトに関係する要因を分析し、それらの要因から発生されるドリフト量を予測し、偏向量をその分だけ補正することで、露光位置精度を向上させる。
【0020】
すなわち、本発明の電子ビームの露光方法は、電子ビームを試料上に収束すると共に偏向して所望の位置に照射する電子ビーム露光方法において、チャージアップ演算式に基づいて、装置のチャージアップによる電子ビームの照射位置のドリフト量を演算し、偏向器による偏向量を補正することを特徴とする。
また、本発明の電子ビームの露光は、電子ビームを発生する電子銃と、電子ビームを試料上に収束する収束ユニットと、電子ビームを偏向する偏向器と、試料を載置して移動する移動機構と、偏向器の偏向データを出力する偏向制御回路とを備える電子ビーム露光装置において、偏向制御回路は、チャージアップ演算式に基づいて、装置のチャージアップによる電子ビームの照射位置のドリフト量を演算し、偏向器による偏向量を補正することを特徴とする。
【0021】
チャージアップ演算式は、例えば、電子ビームの照射であるショット毎の、試料に照射された電子ビームの電流量と、電子ビームの試料への照射位置と、電子ビームのオン・オフ時間とをパラメータとする式である。また、チャージアップ演算式は、電子ビームの電流量の2乗根に比例してドリフト量が変化する項を有することが望ましい。更に、チャージアップ演算式は、電子ビームの電流量が大きくなるように変化する場合と小さくなるように変化する場合で時定数が異なるようにすることが望ましい。更に、電子ビームの照射位置はXY直交座標で表した場合に、チャージアップ演算式は、X方向とY方向の前記ドリフト量を別々に演算する。更に、チャージアップ演算式は、短時間のドリフト量を演算する時定数の小さな項と、長時間のドリフト量を演算する時定数の大きな項とを有することが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
前述のように、物理的な対策だけでチャージアップによるドリフト量をなくすことはできない。そこで、本発明では、チャージアップによるドリフト量を演算してその分を偏向器で補正するが、これにより照射位置精度を向上させるには、正確にドリフト量を演算することが重要である。本願発明者は、各種の実験を行い、チャージアップによるドリフト量に関係する要因を分析して、高い精度でチャージアップによるドリフト量を演算できるチャージアップ演算式を作成した。
【0023】
まず、図4の(1)に示したように、チャージアップの直接の要因は、反射電子や2次電子と思われるが、反射電子や2次電子の量は電子ビームの電流量に関係するので、照射される電子ビームの電流量がパラメータの1つとして挙げられる。ブロック露光方式などでは、電流の密度は同じで、ビームの大きさ(サイズ)に応じて電流量が変化するので、ここでは電流量の替わりにビームサイズをパラメータとする。
【0024】
また、電子ビームの照射位置が円筒状の静電偏向器の中心軸上であれば、静電偏向器の円形の下面は一様にチャージアップすると思われる。一様にチャージアップした場合には、電界は形成されないので、それによるドリフトは発生しない。図4の(2)に示すように、主偏向器や副偏向器により電子ビームが偏向され、照射位置が中心から変位した場合には、変位した方の部分がよりチャージアップするものと思われる。そのため、ビームの照射位置もパラメータである。試料上の照射位置はXY座標で表されるので、ドリフト量もX座標とY座標でそれぞれ演算する必要がある。
【0025】
図5は、副偏向器で中心軸からa〜lで示す位置に偏向した場合にチャージアップにより生じる偏向位置のずれをベクトルで示した測定結果を示す。図示のように偏向位置によってずれの方向・大きさが異なることが分る。後述する演算式の係数Cは、各種の偏向位置についての図5のような測定結果を基づいて定めた。
【0026】
更に、電子ビームの照射(ショット)に応じて発生された電荷が表面に蓄積されると共に、表面に付いた電荷は、その部分の表面抵抗と体積抵抗などにより徐々に装置のグランドに流れ、減少する。この減少具合は、電荷が付いた部分とグランドとの間の抵抗などにより異なり、抵抗の大きな部分では遅く減少し、抵抗の小さな部分では速く減少する。そのため、一旦付着した電荷の減少によるドリフトの減少は、時定数の大きな分と、時定数の大きな分を考える必要がある。
【0027】
更に、露光を開始した直後は、チャージアップの量(蓄積された電荷の量)は小さく、ショットに応じてチャージアップの量が増加するが、チャージアップの量がある程度まで増加すると、グランドに漏れる電荷量も増加するため、ショット開始からある程度以上時間が経過するとほぼ平衡状態になる。
以上のような考えに基づいて、ビームの照射位置及びビームサイズを変えながら実際に露光を行い、その露光位置を検出する実験を繰り返して、次のようなチャージアップ演算式を作成した。
【0028】
【数1】
Figure 0004439038
【0029】
q(t)は、ビームのドリフト量である。q’(t)は小さな時定数の成分であり、Q(t)は大きな時定数の成分である。これらの異なる時定数の項q’(t)とQ(t)を合わせることにより、ビームのドリフト量q(t)が得られる。
q’(t)は次の式で表される。
【0030】
【数2】
Figure 0004439038
【0031】
また、Q(t)は次の式で表される。
【0032】
【数3】
Figure 0004439038
【0033】
式(2)と(3)は、共に基本式である。ビームのオン・オフあるいはビームサイズが変わる瞬間に時定数を切り替えて、t=0から計算を始める。計算は、x方向とy方向について行われるので、実質的には次の4組の式で計算が行われる。
【0034】
【数4】
Figure 0004439038
【0035】
このように、このチャージアップ演算式のq’(t)とQ(t)の項では、それぞれ前回のショットによるドリフト量と、前回のショット時のドリフト補正量の和でドリフト量を求めている。前回以前のショットの累積によるドリフト量は前回のショット時のドリフト補正量で表される。
本発明の実施例の電子ビーム露光装置は、図1から図3で説明したような従来と同じ構成を有する装置であり、副偏向器で電子ビームの照射位置を、上記のチャージアップ演算式に従って演算したドリフト量と逆の量だけ偏向して補正する点が異なる。この補正演算と補正は、例えば、図2の制御回路を構成するCPU46が行う。CPU46に上記のチャージアップ演算式を記憶しておき、各ショットのビームサイズと照射位置及び記憶してある前回演算したドリフト量に応じてドリフト量を算出して記憶する。そして算出したドリフト量の分だけ副偏向器による偏向量を補正した補正偏向量を副偏向器演算回路44に出力する。この演算は、各ショット毎に実時間で行う必要がある。
【0036】
図6の(1)は、実際に図示のような順に、1×1、2×2、4×4の3種類のショットを行った場合のドリフト量の測定値を示す図であり、(2)は上記の式に基づいて補正を行った場合のドリフト量の測定値を示す図である。補正を行うことにより、ドリフト量は減少している。これにより、照射位置のずれが低減できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、チャージアップによる電子ビームの照射位置のドリフトを補正するので、照射位置精度が大幅に向上し、露光パターンの精度が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子ビーム露光装置の電子光学コラムの構成を示す図である。
【図2】現状の電子ビーム露光装置の偏向手段の構成を示す図である。
【図3】静電偏向器の構成例を示す図である。
【図4】チャージアップの原因を説明する図である。
【図5】偏向位置によるチャージアップドリフト量の差を示す図である。
【図6】補正を行わない場合と行った場合のドリフト量の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1…試料(ウエハ)
11…電子銃
16、18、23、25…マスクデフレクタ
21…ブロックマスク
28…縮小レンズ
29…ダイナミックフォーカスレンズ
30…投影レンズ
31…主偏向器
31a〜31d…電磁偏向器
32…副偏向器
41a〜41d…主偏向DA/アンプ
42a〜42d…主偏向演算回路
43…副偏向DA/アンプ
44…副偏向演算回路
46…CPU

Claims (10)

  1. 電子ビームを試料上に収束すると共に偏向して所望の位置に照射する電子ビーム露光方法において、
    前記電子ビームの照射であるショット毎の、前記試料に照射された前記電子ビームの電流量と、前記電子ビームの前記試料への照射位置と、前記電子ビームのオン・オフ時間とをパラメータとする式であるチャージアップ演算式に基づいて、当該装置のチャージアップによる前記電子ビームの照射位置のドリフト量を演算し、前記偏向器による偏向量を補正することを特徴とする電子ビーム露光方法。
  2. 請求項に記載の電子ビーム露光方法であって、前記チャージアップ演算式は、前記電子ビームの電流量の2乗根に比例して前記ドリフト量が変化する項を有する電子ビーム露光方法。
  3. 請求項1又2に記載の電子ビーム露光方法であって、前記チャージアップ演算式は、前記電子ビームの電流量が大きくなるように変化する場合と小さくなるように変化する場合で時定数が異なる電子ビーム露光方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子ビーム露光方法であって、前記電子ビームの照射位置はXY直交座標で表され、前記チャージアップ演算式は、X方向とY方向の前記ドリフト量を別々に演算する電子ビーム露光方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の電子ビーム露光方法であって、前記チャージアップ演算式は、短時間のドリフト量を演算する時定数の小さな項と、長時間のドリフト量を演算する時定数の大きな項とを備える電子ビーム露光方法。
  6. 電子ビームを発生する電子銃と、前記電子ビームを試料上に収束する収束ユニットと、前記電子ビームを偏向する偏向器と、前記試料を載置して移動する移動機構と、前記偏向器の偏向データを出力する偏向制御回路とを備える電子ビーム露光装置において、
    前記偏向制御回路は、
    前記電子ビームの照射であるショット毎の、前記試料に照射された前記電子ビームの電流量と、前記電子ビームの前記試料への照射位置と、前記電子ビームのオン・オフ時間とをパラメータとする式であるチャージアップ演算式に基づいて、当該装置のチャージアップによる前記電子ビームの照射位置のドリフト量を演算し、前記偏向器による偏向量を補正することを特徴とする電子ビーム露光装置。
  7. 請求項に記載の電子ビーム露光装置であって、前記チャージアップ演算式は、前記電子ビームの電流量の2乗根に比例して前記ドリフト量が変化する項を有する電子ビーム露光装置。
  8. 請求項6又は7に記載の電子ビーム露光装置であって、前記チャージアップ演算式は、前記電子ビームの電流量が大きくなるように変化する場合と小さくなるように変化する場合で時定数が異なる電子ビーム露光装置。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載の電子ビーム露光装置であって、前記電子ビームの照射位置はXY直交座標で表され、前記チャージアップ演算式は、X方向とY方向の前記ドリフト量を別々に演算する電子ビーム露光装置。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載の電子ビーム露光装置であって、前記チャージアップ演算式は、短時間のドリフト量を演算する時定数の小さな項と、長時間のドリフト量を演算する時定数の大きな項とを備える電子ビーム露光装置。
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