JP4450486B2 - コマーシャル放送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、TV放送局、ラジオ放送局又はインターネット放送局等の各種の放送局から放送されるコマーシャルの放送時間帯を自動的にオークションに掛けて、落札された放送時間帯に落札者が指定するコマーシャルを自動的に放送するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特定の商品やサービスを宣伝するために、テレビ番組やラジオ番組と共にそのコマーシャルを放映又は放送することが一般的に行われている。テレビ番組やラジオ番組と共に特定のコマーシャルを放映したり放送したりすることの対価として、番組スポンサーは、テレビ局やラジオ局に対してそのコマーシャルを放映したり放送したりする時間帯を含むテレビ番組やラジオ番組の作成費用や放送費用を負担するシステムが一般的に定着している。
【0003】
一方、コマーシャルの費用対効果を向上させる上では、対応する番組とコマーシャルとの関連性が高いほど、番組とコマーシャルとの一体性が増大しその結果、そのコマーシャルがインフォマーシャルに近いものとなり、視聴者の記憶に深く且つ長く記憶させることができる(即ち、コマーシャルのリテンションタイムが長くなる)ので、できるだけ番組とコマーシャルとの関連性を高く維持できるような方法でコマーシャルを放映したり放送したりすることが理想的である。例えば、ニュース番組のように、その番組のスポンサーが確定する時点で放送される内容が予測できないような番組の場合には、このような関連性を追求することは従来技術によるシステムに於いては不可能である。
【0004】
従って、上述の従来技術によるシステムに於いては、番組の企画の段階、即ち、実際の番組が制作される以前にスポンサーが確定されるために、各スポンサーは、その番組と各スポンサーから提供されるコマーシャルの内容との間の関連性は高くなるであろうとの予測の下に料金を支払うシステムとなっており、コマーシャルの費用対効果を追求する観点からすれば、不経済なシステムに甘んぜざるを得ないのが現状である。
【0005】
ところが、例えばニュース番組で何らかの大事故が発生したことが放送されたときには、そのニュースに続いてその大事故に関する商品やサービスのコマーシャルが放送できるようになれば、そのニュースのインパクトが大きければ大きいほど、それに関連するコマーシャルは、視聴者によるリテンションタイムが長くなるはずであり、このようなシステムが確立できればコマーシャルの費用対効果は当然のことながら増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、コマーシャルと放送番組との組み合わせを数年前や数ヶ月前から固定的に決定する(即ち、スタティックにする)のではなく、特定の放送番組に組み込まれているコマーシャル用の時間帯を、その番組が放送される直前までに、オープンな環境下でのオークション形式により、事前に登録したスポンサーの内で希望するスポンサーであれば誰でもその時点で(即ち、ダイナミックに)購入してその番組の内容とコマーシャルの内容との間の関連性を出来るだけ大きくすることができるシステムが望まれている。
【0007】
従って本発明は、TV放送局、ラジオ放送局又はインターネット放送局等の各種放送局から放送されるコマーシャルの放送時間帯を自動的にオークションに掛けて、落札した放送時間帯に落札者が指定するコマーシャルを自動的に放送するシステムにより、コマーシャルの費用対効果を上げることを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、放送局が放送するコマーシャルを決定する放送局側システムを備えるコマーシャル放送システムであって、前記放送局側システムは、スポンサーごとのコマーシャル情報を記憶しているコマーシャルデータベースと、スポンサーを識別するIDと電子メールアドレスとを少なくとも記憶するユーザデータベースと、コマーシャル枠に対する最高入札価格とその入札者であるスポンサーを識別する前記IDとを記憶する入札価格データベースと、少なくとも、コマーシャル枠に対するそのオークション開始以来の最高入札価格を記憶するキャッシュと、スポンサーが利用するスポンサー端末に表示させるコマーシャル枠への最高入札価格をリアルタイムで更新する入札価格自動更新手段と、コマーシャル枠への入札終了時刻が到来するまで、少なくとも入札価格と前記IDとを、前記スポンサー端末から受け付ける入札価格受付手段と、入札終了時刻到来後、前記コマーシャル枠への最高入札価格を前記入札価格データベースに基づいて特定し、前記最高入札価格に対応する前記IDに基づいて、その入札者の電子メールアドレスを、前記ユーザデータベースを参照して特定することで落札通知を行う落札結果自動通知手段と、前記最高入札価格に対応する前記IDに基づいて、前記コマーシャルデータベースに記憶するコマーシャル情報を抽出するコマーシャル自動登録手段と、前記抽出したコマーシャル情報のコマーシャル放送時刻が到来後、前記抽出したコマーシャル情報を放送するコマーシャル自動放送手段と、を備えており、前記入札価格受付手段は、前記スポンサー端末から受け付けた入札価格と、前記キャッシュに記憶する最高入札価格とを比較し、その入札価格が高ければ前記キャッシュの最高入札価格を更新し、前記キャッシュの最高入札価格が更新されたことを受けて、前記入札価格データベースに記憶されている最高入札価格とその入札者の前記IDとを、前記スポンサー端末から受け付けた入札価格とその入札者の前記IDとに基づいて更新するとともに、前記入札価格自動更新手段は、前記スポンサー端末に表示させるコマーシャル枠への最高入札価格をリアルタイムで更新する、コマーシャル放送システムである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施態様について添付の図面を参照しつつ以下に詳細な説明を行う。図1は本発明のコマーシャル放送システムのシステム構成をブロック図により示す概念図である。図2は本発明のコマーシャル放送システムの実施態様のプロセスの流れをフローチャート図で示す概念図である。
【0023】
本発明の一つの実施態様においては、放送局側システムと少なくとも一つのスポンサー端末とをインターネット等のオープンネットワーク12上において接続しているシステムから構成されているが、この場合のネットワークとしては、LANやWAN、クライアントサーバタイプのネットワークであっても良いことは言うまでもない。
【0024】
図1において、放送局側システム14は、コマーシャルデータベース1、入札価格データベース2、ユーザデータベース3、コマーシャル自動登録手段4、コマーシャル自動放送手段5、落札結果自動通知手段6、リアルタイム更新手段7、入札価格受付手段8、入札価格自動更新手段9、アクセス認証手段10、ホームページ自動作成手段11、をその主な構成要素として含み、更に、これらの他に、図中には図示されてはいないが、サーバとしての一般的なその他の機能を提供できるようなCPUと、メモリーと、モデム/TA等を含んでいる。図中には、放送局側システム14の中に、上記構成要素の全てが含まれる一つの実施態様が図示されてはいるが、これらの内のデータベースに関しては、その一部を、更にインターネット等のオープンネットワーク12上でこの放送局側システム14と公知の技術により接続された外部のデータベースとすることも可能であり、又更には、その場合において、公知の分散型データベースの構成とすることも可能である。
【0025】
コマーシャルデータベース1には、スポンサー(又は、ユーザ)が放送を希望するコマーシャルが予めデータベース化されて登録してあり、この場合のデータベース構造としては、特に限定されるものはないが、一般的には、リレーショナル型のデータベース構造を構成する。即ち、スポンサーを特定することのできる何らかのID指標に関連付けられたコマーシャルデータであって、予め定められた時間長の音声データ及び/又は画像データを、公知の技術により圧縮されたデジタルデータであることが好ましい。これらのコマーシャルデータをこのデータベースに登録するに当たっては、スポンサーの要望に応じて、放送局側においてその登録作業を行うように構成することも可能であり、又は、インターネット等で接続された所定の端末装置からスポンサーであるユーザ自らが公知の技術によりコマーシャルデータをこのデータベースに直接登録するように構成することも可能である。
【0026】
入札価格データベース2は、オークションが開始されている間にスポンサー端末13を介して放送局側システム14に順次送信されて来る入札価格を、その入札価格を提示しているスポンサー(ユーザ)やその入札価格の入力されるスポンサー端末13を特定できるような何らかの指標と、入札価札、入札価格を受信した時刻等を、好ましくは、リレーショナル形式で、順次格納すると同時に、後述する各コマーシャル枠に対応する最高入札価格と前記最高入札価格の入札者を特定する指標、例えば、その入札者のID等をデータベース化するためのものである。尚、この入札価格データベース2に格納されたデータに関しては、公知の技術で以って、所定の期間が経過したときには自動的に消去されるようにして、データベースの格納スペースの節約を図ることも可能である。更には、この格納されたデータを基に、公知のデータマイニング技術を駆使して、マーケッティング活動に資することも可能である。
【0027】
ユーザデータベース3は、本発明によるオークションに参加を希望するユーザであるスポンサーであって、本発明によるオークションを開催する側から特定の認証を予め受けたスポンサー(ユーザ)やそのスポンサーが本発明のオークションに参加するに際して使用するスポンサー端末13等に関する属性情報のデータがデータベース化されて登録されている。この場合の前記属性情報としては、例えば、放送局側から予め認証されたスポンサーに交付されたIDやパスワード、メールアドレス、名称、連絡先住所等の、いわゆるスポンサーに関する各種情報が含まれる。この場合のデータ構造としては、一般的なユーザデータベースに採用されるリレーショナル型のデータ構造を構成することも可能である。
【0028】
ホームページ自動作成手段11は、本発明によるオークションサイトの運営者である放送局側の一般的なホームページを自動的に作成したり、オークションページにアクセス要求があったときにスポンサー端末13からのID等の情報入力を促すためのウェブページ(図4にその一例を図示する)を自動的に作成したり、更には、本発明によるコマーシャルの自動オークションに資する為のオークションページをHTML形式、好ましくは、JAVA言語で自動作成したりするものである。このようにして自動作成された各種のウェブページは、このホームページ作成手段11の中に具備されたメモリー(図示せず)等の情報格納手段(図示せず)等に格納されるのが一般的であるが、この場合の格納手段としては、このホームページ自動作成手段11の中に具備されたメモリー等ではなく別途独立したハードディスク等のファイル格納手段等を構成することもあり得る。尚、このホームページ自動作成手段11には、上述の機能の他に、自動作成されて格納されたウェブページのデータを、スポンサー端末13からの送信要求を受けて(例えば、スポンサー端末13に予めダウンロードさせたJAVAアプレット等を活用することにより)この端末13に送信するための機能も含まれるのが一般的である。
【0029】
アクセス認証手段10の機能としては、放送局側システム14において、インターネット等のオープンネットワーク12を介してスポンサー端末13から放送局側システム14のオークションページに対するアクセス要求を受けて、このアクセスを希望するユーザの認証情報をスポンサー端末13の画面上の所定の入力部位(又は、入力スペース)に入力を促すための認証ページ(図4にその一例を図示する)をスポンサー端末13に送信してその画面上に表示させる機能と、この認証ページの所定の入力部位に入力された認証情報がこのスポンサー端末13から放送局側システム14に送信されたときにその送信された認証情報に基づいて、その認証情報から特定されるユーザがユーザデータベース3にその名称がデータとして格納されているユーザであって、予め本発明によるオークションに参加を認められたユーザであることを認証する(即ち、このアクセス要求が正当であるか否かの判断をする)機能と、更には、このアクセス要求が正当ではなかったときに認証情報の再入力を促す画面のデータをスポンサー端末13に送信してその画面上に表示させる機能を有するものである。尚、このようなアクセス要求が正当でなかった場合が二回に亘って連続して発生したときには、それ以上のアクセス要求を受け付けない旨を記載したウェブページのデータをスポンサー端末13に送信してその画面上に表示させた上で、実際にそれ以上のアクセス要求の受付を中止するように構成することも可能である。
【0030】
入札価格受付手段8の機能としては、スポンサー端末13から送信された入札価格を含んだ入札情報を受信し、その受信の都度、あるいは、所定の手続に従ってキャッシュ等に一旦格納した上で、その入札情報を順次入札価格データベース2に送信して格納すると同時に、その入札価格が入札を開始してからの最高入札価格であったときにはその入札価格を最高入札価格としてそのデータを含む情報をリアルタイム更新手段7に送信する機能と、入札時間の管理をする(即ち、入札の開始から所定の入札可能時間が経過した後には、入札受付を中止する旨を含む情報を入札価格自動更新手段9に送信してこの入札価格自動更新手段9を一旦中止する)機能と、入札時間中には残りの入札時間を計算した上で、この残り入札時間を含む情報をリアルタイム更新手段7(後述)に対して送信する機能とを有する。この場合において、残りの入札時間の時間単位については適宜選択可能であり、1/10秒の単位で計算し表示することもあり得る。更に、新たに送信された入札価格がその時点での最高入札価格であるかどうかを判断するためには、各種の比較方法があるが、一例として、入札を開始してからの最初の入札価格を最高入札価格として自動的に最高入札価格専用のキャッシュに格納し、その後は、入札価格を順次受信する毎に、このキャッシュに先に格納されている最高入札価格とこの後から受信された入札価格とを順次比較して、高い価格の提示がなされた入札価格を最高入札価格として前記キャッシュに格納する方法もある。尚、本発明の一実施態様においては、一例として、提示された入札価格が同等の場合には、最高入札価格及びその価格を提示したユーザに関連する情報については便宜上更新しないものとする。
【0031】
リアルタイム更新手段7は、入札価格受付手段8のキャッシュから読み出した最高入札価格のデータとタイマ機能(例えばサーバ内部に予め具備されている公知のタイマ機能)を用い算出された残り入札時間のデータを、JAVA言語で記述された所定の変数、即ち最高入札価格という変数、残り入札時間という変数に代入し、前記代入された変数を入札価格自動更新手段9に送信する。
【0032】
入札価格自動更新手段9は、前記リアルタイム更新手段7に於ける最高入札価格(変数)、残り入札時間(変数)を受信し、それらの変数をスポンサー端末13に表示させるオークションページのソースコードに予め含まれているJAVA言語による所定の変数にそれぞれ対応させ(例えば、このソースコードの中に含まれるJAVAスクリプト表現を示せば、max=最高入札価格、time=残り入札時間のようなものとなる)、max及びtimeを含む前記ソースコードをスポンサー端末に送信する。こうすることにより、インターネット等のオープンネットワーク12で複数のスポンサー端末13が存在してもそれぞれのスポンサー端末13でリアルタイムに最高入札価格及び残り入札時間を表示することが可能となる。
【0033】
落札結果自動通知手段6の機能としては、リアルタイム更新手段7から送信される入札終了時刻が到来した旨のメッセージを受けて、その入札終了時点に於ける最高入札価格(即ち、落札価格)の入力がなされたスポンサー端末13にその落札結果の情報を自動的に送信することにより、落札価格の提示者(即ち、落札者)に対してその落札結果を自動通知する。この場合の送信先の特定に際しては、この落札結果自動通知手段6がユーザデータベース3にアクセスしてこの落札者のメールアドレス等を読み出して、そのアドレスに適宜選択された内容の落札結果を電子メールで送信する機能も含まれている。
【0034】
コマーシャル自動登録手段4は、コマーシャルデータベース1から放送するコマーシャルデータを受信し、コマーシャルを放送するまでの間管理し、コマーシャル放送時刻が到来したらコマーシャル自動放送手段5(後述)に送信する。コマーシャル自動放送手段5は、放送時刻が到来したコマーシャルデータを前記コマーシャル自動登録手段4から受信し放送する手段であり、一例としては、本願特許の発明者等による放送システム(特開2000−68955)を使用することもでき、この特許公報は参照により本願明細書に含まれるものとする。
【0035】
スポンサー端末13は、入力装置(図示せず)と、表示装置(図示せず)と、通信制御部(図示せず)と、ブラウザ(図示せず)の他に通常のパーソナルコンピュータが具備しているCPUと、メモリと、モデム/TA等を有していることが好適である。
【0036】
次に、本発明のコマーシャル放送システムの実施態様のプロセスの流れをフローチャート図で示した概念図である図2に基づいて、以下、本発明を詳細に説明する。
【0037】
コマーシャルの放送時間帯のオークションを企図する放送局側においては、放送局側システム14内に具備されたホームページ自動作成手段11により、番組構成表と呼ばれる予め定められた放送時刻と、放送番組タイトルと、放送内容と、コマーシャル放送時刻と、最高入札価格と、入札残り時間が記載されたオークションページであって各々のスポンサー端末13の画面上に表示されるオークションページや、このようなオークションページへのポータルとなるような一般的なウエッブページが自動作成される(ステップ100)。このようにして作成された前記オークションページがスポンサー端末13の画面上に表示されたときの一例を図3に図示する。
【0038】
図中においては、放送が予定されている番組の概要を表すテキストと、それに対応して入札対象となるコマーシャル枠に関する基本的な情報、例えば、そのコマーシャルの放送時刻と放送終了時刻とが表示されるように構成されている。この場合、各コマーシャルの放送時間が予め一定に設定されている場合には、それぞれの開始時刻や終了時刻を表示する必要がなくなることもあり得る。
【0039】
このオークションページには、更に、最高入札価格や、入札可能な残り入札時間も表示されるのが一般的であるが、入札終了時における最高入札価格を落札価格として同一画面上に別途表示することも一つのオプションとしてあり得る。
【0040】
スポンサー端末13から放送局側システム14に入札価格を入力するときには、図3中の画面下方に例示されているように、対象となるコマーシャル枠をプルダウンメニュー方式で対象コマーシャル枠を特定し、図示されているような所定の欄のそれぞれに、入札価格、入札者のID番号、パスワードを端末上の画面に入力した後、図3の画面右下に組み込まれた送信ボタンをクリックすることにより、選択されたコマーシャル枠に対応する入札価格等が放送局側システム14に自動的に送信されるように公知の技術により構成することも可能である。
【0041】
又当然のことながら図3に図示されたオークションページに記載されている項目は一例であり、場合に応じて適宜他の項目が記載されるように構成することも可能であることは言うまでもない。
【0042】
前記ホームページ自動作成手段(又は、ウェッブページ自動作成手段)11はJAVA言語をサポートしていることが好適である。即ち、スポンサー端末13の画面上において表示されるホームページのソースコードの中に、JAVAアプレット等のスクリプトが、必要に応じて所定の個所に組み込まれるように構成されていることが好ましい。
【0043】
ここで自動作成されたホームページのソースコードを有するファイルに付いては、放送局側システム14において、この放送局側システム14とインターネット等のオープンネットワーク12上で接続されたスポンサー端末13の各々からのアクセス限定可能なホームページ用のファイルとして公開する(ステップ110)。ここで限定可能なホームページというのは、一例として、前記放送局側システム14にアクセスして、そのホームページのファイルの内容を閲覧しようと試みるものは、ID、パスワード等の認証情報を入力し、アクセス者が特定されない限りは、前記ファイルの内容が閲覧できないようになっている仕組みである(本仕組みについては後述する)。
【0044】
スポンサー端末13から放送局側システム14内で公開されたオークションページ用のファイルにアクセスする場合には、このスポンサー端末13からインターネット等のオープンネットワーク12を介して放送局側システム14にアクセスすることとなる。
【0045】
スポンサー端末13からのアクセス要求を受信した放送局側システム14内のアクセス認証手段10は、前記スポンサー端末13に対して、ID及びパスワード等の認証情報(本実施態様の場合はIDとパスワードのみ)の入力を促す記載がされた認証ページをスポンサー端末13の画面上に表示させるためそのページをHTMLで表記されたソースコードを送信して必要事項の入力を促す。このようにして送信されたソースコードに基づいてスポンサー端末13に表示された前記認証ページの一例を図4に示す。
【0046】
図4に例示されたような認証ページのHTMLによるソースコードを受信したスポンサー端末13においては、前記認証ページの認証情報を入力するために設けられた入力部位にID及びパスワードが入力された後、画面上に組み込まれた送信ボタンがクリックされると、放送局側システム14の中のアクセス認証手段10に前記認証情報が送信される(ステップ120)。
【0047】
次に、前記認証情報を受信したアクセス認証手段10は、この認証情報に含まれるID番号とパスワードとが、ユーザの属性情報が予めデータベース化されて登録されているユーザデータベースIDとパスワードとにそれぞれ同時に対応するかどうかを判断することにより、このスポンサー端末13からのアクセス要求が正規のものであるかどうかの認証を行う(ステップ130)。この認証方法としては、公知の技術により、前記認証情報に含まれているID番号とパスワードとがそれぞれ同時にユーザデータベース3に登録されているか否かにより行うのが好適である。
【0048】
前記ステップ130に於けるアクセス要求が、正規のアクセス要求でない、つまり不正アクセス要求であった場合には、このアクセス認証手段10は、ホームページ自動作成手段11により作成されたウエッブページであって、認証情報の再入力を促すメッセージを含む認証ページのソースコードをこの不正アクセス要求を送信したスポンサー端末13に対して送信してその画面上に表示させる。
【0049】
前記ステップ130に於けるアクセス要求が、正規のアクセス要求であった場合には、前記オークションページのHTMLによるソースコードをスポンサー端末13に対して送信するよう、ホームページ自動作成手段11に対してメッセージを送信する。前記メッセージを受信した前記ホームページ自動作成手段11は、前記スポンサー端末13に対して前記オークションページのHTMLによるソースコードを送信し、前記スポンサー端末13はそこに搭載されている一般的なブラウザにより前記オークションページをその画面上に表示する(ステップ140)。
【0050】
前記オークションページのソースコードは好ましくはHTML形式及びリアルタイム表示を可能にするJAVA言語のスクリプトを含むHTML形式で作成されており、このような構成とすることにより、コマーシャル枠に対して残り入札時間と、オークション開始以来の最高入札価格が、本発明による放送局側システム14のオークションページのファイルにオープンネットワーク12を介してのアクセスが認められたスポンサー端末13の各々の画面上にリアルタイムで表示されることが可能となる。即ち、各ユーザが、各ユーザのスポンサー端末13から、そのスポンサー端末13の画面上に表示されているオークションページの更新要求を、放送局側システム14に対して、その都度送信しないにも拘わらず、各スポンサー端末13の画面上には、放送局側システム14のオークションページのファイル内容が更新される度に、残り入札時間、最高入札価格が自動的に更新されている状態が維持できるのである。
【0051】
各スポンサー端末13の画面上に表示されるオークションページには、予め定められた入札時間内であれば、入札価格を含む入札情報を構成する各情報をそのスポンサー端末13から入力できるそれぞれの入力部位(又は、入力スペース)が組み込まれており、入札時間が終了した段階では特に入札価格の入力スペースには入札価格が入力できなくなるように公知の技術により構成することが好ましい(ステップ150)。具体的には、オークションページのソースコードの一部に含まれている残り入札時間を示す変数を利用する。
【0052】
即ち、この残り入札時間を示す変数が入札終了(即ち、残り入札時間が0の状態)でない限り、上記の入札価格、入札者のID番号、パスワード等が放送局側システムに向けて送信される。但し、このときに入札終了の状態の場合には、スポンサー端末13の画面上にポップアップメッセージ等の公知の技術を用いて「このコマーシャル枠に対する入札は終了しています。他のコマーシャル枠に変更して下さい。」と言うような内容のメッセージを表示し、同時に上記の入札価格、入札者のID番号、パスワード等の情報データを破棄し、放送局側システム14にこのような情報データが送信されて処理されるようなことがないように構成することが好ましい。
【0053】
次に先ず、前記の入札時間内に、スポンサー端末13から入力された入札価格を含む入札価格情報が入札価格受付手段8で受信されるときのステップについて説明する。
【0054】
スポンサー端末13から入札価格情報を放送局側システム14に送信する場合には、このスポンサー端末13の画面上に表示されているオークションページに組み込まれているプルダウンメニューの中から入札を希望するコマーシャル枠を選択し、入札情報を予め指定されたそれぞれの入力部位に入力し、この画面上に組み込まれた送信ボタンをクリックするなどして放送局側システムに前記入札情報を送信する(ステップ160)。また、一つのオプションとして、スポンサー端末13から入力されたID及びパスワードの入力を放送局側システム14から公知の方法で再び要求することにより、入札情報の誤入力を防止することも可能である。
【0055】
このようにしてスポンサー端末13から送信された入札情報はインターネットを介して放送局側システム14内の入札価格受付手段8により受信され、ここで、入札価格受付手段8は、この手段等の中に具備されたタイマー(図示せず)に基づき前記入札情報を受信した時刻が入札時間内であるか否かを判断する。
【0056】
ここで、前記の入札情報を受信した時刻が入札時間外である場合、即ち、スポンサー端末13から送信した際には入札時間内であっても入札情報が放送局側システム14によって受信されるまでの間、即ち送信途中において入札終了を迎えた場合、入札価格受付手段8に具備されているタイマーを使用し、受信した入札情報の破棄を行う。これにより、データ送信中に入札終了を迎えた場合の入札情報の処理を解決できる。
【0057】
また、これが入札時間内であれば、入札価格受付手段8の中に具備されたキャッシュにこの受信された入札情報を一時的に格納し、特に、入札価格の比較をこの入札価格受付手段8が実行する。
【0058】
入札価格受付手段8で、受信した前記入札情報の入札価格と、該当コマーシャル枠のオークション開始以来の最高入札価格(即ちキャッシュに格納されている最高入札価格)とを比較し(ステップ170)、前記入札情報の入札価格の方が高ければ前記オークション開始以来の最高入札価格の最高入札価格とIDを更新する(ステップ180)。また、前記入札情報の入札価格が同等の場合もしくはそれが低ければ、更新せず前記入札情報は破棄する(ステップ190)。
【0059】
最高入札価格の更新を受けて、入札価格受付手段8は前記最高入札価格をリアルタイム更新手段に送信する。リアルタイム更新手段で前記最高入札価格を受信するとそれを予め定められている最高入札価格を示す変数に代入し、その変数を入札価格自動更新手段9に送信する。この変数を受信した入札価格自動更新手段9は、それらの変数をスポンサー端末に表示させるオークションページのソースコードに予め含まれているJAVA言語による所定の変数にそれぞれ対応させ(例えば、このソースコードの中に含まれるJAVAスクリプト表現を示せば、max=最高入札価格)、maxを含む前記ソースコードをスポンサー端末に送信する。これにより、前記オークションページに表示されている最高入札価格が更新される。即ち、最高入札価格が常にリアルタイムで表示されている状態となる。又、キャッシュに一時的に格納した最高入札価格は随時入札価格データベース2に送信する。ここで、キャッシュを設けた理由は、データベースの処理には時間がかかるため、処理速度の高速化を図るためである。
【0060】
また、残り入札時間については、入札時間を管理している入札価格受付手段8が所定の時間間隔、例えば1/10秒間隔で残り入札時間をリアルタイム更新手段7に送信し、このデータを受けて残り入札時間を示す変数に残り時間を代入し、入札価格自動更新手段9に送信する。この変数を受信した入札価格自動更新手段9は、その変数をスポンサー端末に表示させるオークションページのソースコードに予め含まれているJAVA言語による所定の変数にそれぞれ対応させ(例えば、このソースコードの中に含まれるJAVAスクリプト表現を示せば、time=残り入札時間)、timeを含む前記ソースコードをスポンサー端末に送信する。これにより、前記オークションページに表示されている残り入札時間が更新される。即ち、残り入札時間が常にリアルタイムで表示されている状態となる。
【0061】
上記動作を入札終了時刻が到来するまで繰り返す。次にステップ150で入札終了時刻が到来した後のプロセスについて説明する。
【0062】
入札価格受付手段8から入札終了時刻が到来した旨のメッセージをリアルタイム更新手段7で受信したら、前記リアルタイム更新手段7は落札結果自動通知手段6に前記メッセージを送信する。また、同時にリアルタイム更新手段7では、残り入札時間を示す変数が0となるので、オークションページの該当コマーシャル枠に入札終了のメッセージ、本実施態様に於いては、残り入札時間を表示している枠に入札終了を表示する。
【0063】
同じく入札価格受付手段8は入札価格データベース2に入札終了のメッセージを送信し、前記メッセージを受信した入札価格データベース2は該当コマーシャルに対する最高入札価格(以下、落札価格)とIDを落札結果自動通知手段6に送信する。前記落札結果自動通知手段6は、前記落札価格の提示者(以下、落札者)のメールアドレスを読み出すためにユーザデータベース3にIDを送信する。前記ユーザデータベース3は前記メールアドレスを前記落札結果自動通知手段6に送信する。前記落札結果自動通知手段6は、前記メールアドレス及びIDに基づき落札者に対して落札結果を通知するメールを自動作成し、スポンサー端末13に対して送信する(ステップ200)。
【0064】
また、入札価格データベース2は、落札価格をHTML形式化し、オークションページに記載する。図5にその実施態様の一例を示す。図5に於いては入札終了後にも「最高入札価格」のタグをつけて表示しているが、「落札価格」とタグを変更して表示しても良い。
【0065】
入札価格データベース10から落札者のIDをコマーシャルデータベース1に送信し、前記スポンサーが放送を希望するコマーシャル情報を、前記コマーシャルデータベース1からコマーシャル自動登録手段4に送信する。前記コマーシャル自動登録手段4は、コマーシャル情報をコマーシャルデータベース1から受信し、放送時刻が到来するまで前記コマーシャルデータの管理を行う(ステップ220)。
【0066】
コマーシャル放送時刻が到来したら、コマーシャル自動放送手段5はコマーシャル自動登録手段4を介して、前記コマーシャルを放送する(ステップ230)。この場合のコマーシャル自動放送手段5としては、一例として本願特許の発明者等による放送システム(特開2000−68955)を使用することが可能であり、この明細書は参照により本願明細書の一部を構成するものとする。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、コマーシャルと放送番組との組み合わせを、数年前や数ヶ月前から固定的に決定する(即ち、スタティックにする)のではなく、特定の放送番組に組み込まれているコマーシャル用の放送時間帯を、その番組が放送される直前までにオープンな環境下でのオークション形式により、事前に登録したスポンサーの内で希望するスポンサーであれば誰でもその時点で(即ち、ダイナミックに)購入して、その番組の内容とコマーシャルの内容との関連性を増大させる(即ち、視聴者によるリテンションタイムを長くする)ことが可能となり、コマーシャルの費用対効果を上昇させる。
【0068】
即ち、本発明により従来型のスタティックなコマーシャル編成だけではなく、ダイナミックなコマーシャル編成が実行できることにより、スポンサーがより効果的なコマーシャルを現出させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム構成図を示す概念図である。
【図2】 本発明の全体の流れを示す概念図である。
【図3】 入札時のオークションページの一例を示す概念図である。
【図4】 認証ページの一例を示す概念図である。
【図5】 入札終了時のオークションページの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1: コマーシャルデータベース
2: 入札価格データベース
3: ユーザデータベース
4: コマーシャル自動登録手段
5: コマーシャル自動放送手段
6: 落札結果自動通知手段
7: リアルタイム更新手段
8: 入札価格受付手段
9: 入札価格自動更新手段
10: アクセス認証手段
11: ホームページ自動作成手段
12: オープンネットワーク
13: スポンサー端末
14: 放送局側システム
Claims (1)
- 放送局が放送するコマーシャルを決定する放送局側システムを備えるコマーシャル放送システムであって、
前記放送局側システムは、
スポンサーごとのコマーシャル情報を記憶しているコマーシャルデータベースと、
スポンサーを識別するIDと電子メールアドレスとを少なくとも記憶するユーザデータベースと、
コマーシャル枠に対する最高入札価格とその入札者であるスポンサーを識別する前記IDとを記憶する入札価格データベースと、
少なくとも、コマーシャル枠に対するそのオークション開始以来の最高入札価格を記憶するキャッシュと、
スポンサーが利用するスポンサー端末に表示させるコマーシャル枠への最高入札価格をリアルタイムで更新する入札価格自動更新手段と、
コマーシャル枠への入札終了時刻が到来するまで、少なくとも入札価格と前記IDとを、前記スポンサー端末から受け付ける入札価格受付手段と、
入札終了時刻到来後、前記コマーシャル枠への最高入札価格を前記入札価格データベースに基づいて特定し、前記最高入札価格に対応する前記IDに基づいて、その入札者の電子メールアドレスを、前記ユーザデータベースを参照して特定することで落札通知を行う落札結果自動通知手段と、
前記最高入札価格に対応する前記IDに基づいて、前記コマーシャルデータベースに記憶するコマーシャル情報を抽出するコマーシャル自動登録手段と、
前記抽出したコマーシャル情報のコマーシャル放送時刻が到来後、前記抽出したコマーシャル情報を放送するコマーシャル自動放送手段と、
を備えており、
前記入札価格受付手段は、
前記スポンサー端末から受け付けた入札価格と、前記キャッシュに記憶する最高入札価格とを比較し、その入札価格が高ければ前記キャッシュの最高入札価格を更新し、
前記キャッシュの最高入札価格が更新されたことを受けて、前記入札価格データベースに記憶されている最高入札価格とその入札者の前記IDとを、前記スポンサー端末から受け付けた入札価格とその入札者の前記IDとに基づいて更新するとともに、
前記入札価格自動更新手段は、
前記スポンサー端末に表示させるコマーシャル枠への最高入札価格をリアルタイムで更新する、
ことを特徴とするコマーシャル放送システム。
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