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JP4450779B2 - カセッテ処理装置 - Google Patents
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Description

本発明は、放射線画像情報が蓄積可能な記録媒体を収納するカセッテが装填されるカセッテ装填部、又は前記カセッテが排出されるカセッテ排出部の少なくとも一方に設けられるカセッテ処理装置に関する。
従来から、照射された放射線エネルギの一部を蓄積する一方、可視光等の励起光を照射することにより、蓄積された放射線エネルギに応じて輝尽発光する蓄積性蛍光体パネルを用いた放射線画像情報読取装置が知られている。
蓄積性蛍光体パネルは、通常、カセッテに収容された状態で被写体の放射線撮影が行われた後、放射線画像情報読取装置に装填される。この放射線画像情報読取装置内では、蓄積性蛍光体パネルがカセッテから取り出されて前記蓄積性蛍光体パネルに蓄積記録された放射線画像情報の読み取り処理が施された後、必要に応じて残存する放射線画像情報の消去処理が行われている。消去処理後の蓄積性蛍光体パネルは、カセッテに戻された後、放射線画像情報読取装置から排出されて次なる被写体の放射線撮影に供されている。
ここで、効率的な放射線画像情報の読取処理を遂行するために、多数のカセッテを連続的に処理することが望まれており、例えば、特許文献1に開示されたストレージ蛍光体カセッテオートローダが知られている。
図8に示すように、ストレージ蛍光体カセットオートローダ1は、本体2の前部にドア3を介してポータル4が開閉自在であり、このポータル4から前記本体2の内部にアクセスすることができる。ポータル4には、左右一対のコンベア5a、5bが鉛直方向に延在して設けられるとともに、前記コンベア5a、5bを構成するエンドレスベルト6a、6dには、それぞれ所定間隔ずつ離間して棚7a、7bが形成されている。
本体2内には、コンベア5a、5bを介してローディングカセットサイト8a、読取カセットサイト8b及びアンローディングカセットサイト8cが、上下に設けられている。
そこで、オペレータは、ドア3を開放してストレージ蛍光体カセット9を所定のローディングカセットサイト8aに置いた後、前記ドア3を閉じる。次に、コンベア5a、5bが駆動されると、ストレージ蛍光体カセット9は、下方に順次送られて、前記ストレージ蛍光体カセット9が読取カセットサイト8bに配置されると、図示しない読取装置が前記ストレージ蛍光体カセット9内からストレージ蛍光体を抜き出して、読取処理が施される。
処理後のストレージ蛍光体は、ストレージ蛍光体カセット9に戻された後、このストレージ蛍光体カセット9は、コンベア5a、5bを介してアンローディングカセットサイト8cに送られる。さらに、コンベア5a、5bが停止した後、アンローディングカセットサイト8cからストレージ蛍光体カセット9が取り出される。
特開平7−25418号公報(図2)
しかしながら、特許文献1では、ストレージ蛍光体カセット9が配置される棚7a、7bの間隔が一定であるため、寸法の小さなストレージ蛍光体カセット9を配置する際には、大型カセットに適合させたアダプタやパレット等を使用しなければならない。これにより、特に、寸法の異なる多種類のストレージ蛍光体カセット9が使用される際には、これらのストレージ蛍光体カセット9の取り扱い作業が相当に煩雑になるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、種別の異なる各カセッテを容易且つ確実に取り扱うことができ、作業性を良好に向上させることが可能なカセッテ処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、放射線画像情報が蓄積可能な記録媒体を収納するカセッテが装填されるカセッテ装填部、又は前記カセッテが排出されるカセッテ排出部の少なくとも一方に設けられるカセッテ処理装置である。
カセッテ処理装置は、カセッテが配列される複数のスタック部と、各スタック部に配列される前記カセッテを、各カセッテの種別に応じて異なる傾斜角度に傾動保持する傾動機構とを備えている。
また、カセッテ処理装置は、カセッテの種別を検出する検出機構と、前記検出機構による検出情報に基づいて傾動機構を制御する制御機構とを備えることが好ましい。さらに、カセッテの種別は、少なくともカセッテの寸法又は記録媒体の感度を含むことが好ましい。
本発明では、カセッテが、種別に応じて異なる傾斜角度に傾動保持されるため、種別の異なるカセッテは、該カセッテを把持するための角部位置が互いにずれた状態で配置される。従って、例えば、大サイズのカセッテ間に小サイズのカセッテが配列されている際にも、前記小サイズのカセッテの角部を、前記大サイズのカセッテの端部から突出させることができる。
これにより、小サイズのカセッテの角部を把持することにより、前記小サイズのカセッテを大サイズのカセッテ間から容易且つ確実に取り出すことが可能になる。一方、大サイズのカセッテ間に小サイズのカセッテを良好に装填することができる。このため、種別の異なるカセッテの取り扱い作業性が良好に向上する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るカセッテ処理装置、例えば、放射線画像情報読取装置10の外観図であり、図2は、前記放射線画像情報読取装置10の内部構成図である。
放射線画像情報読取装置10は、カセッテ12が装填されると、このカセッテ12に収納された蓄積性蛍光体パネル14に記録された放射線画像情報を読み取った後、残存する放射線画像情報を消去し、前記カセッテ12に収納して該カセッテ12を排出する機能を備える。
カセッテ12は、図3に示すように、一端部に蓄積性蛍光体パネル14を挿脱するための開口部16を有する。カセッテ12の側面及び開口部16寄りの正面には、前記カセッテ12のサイズや、収納される蓄積性蛍光体パネル14の感度等の識別情報(種別)を記録したバーコード、ICチップ又はRFID(Radio Frequency Identification)等の識別部20、22が配設される。
カセッテ12に収納される蓄積性蛍光体パネル14は、例えば、ガラス等の硬質材料からなる支持基板26に柱状の蓄積性蛍光体層28を蒸着して形成される硬質のシートを用いることができる。なお、蓄積性蛍光体層28は、真空容器内で蓄積性蛍光体を加熱して蒸発させ、これらを支持基板26上に付着させる真空蒸着法、スパッタリング法、CVD、イオンフレーティング法を用いて形成することができる。
また、蓄積性蛍光体パネル14は、可撓性の支持基板を有するシート体で構成するとともに、カセッテ12は、前記シート体を収容する本体部の端部に開閉可能な蓋体を設けて構成してもよい。
蓄積性蛍光体パネル14の両側部には、係止用板ばね30a、30bが取着される。蓄積性蛍光体パネル14をカセッテ12に挿入した際、これらの係止用板ばね30a、30bがカセッテ12の孔部34a、34bに係止し、前記蓄積性蛍光体パネル14が前記カセッテ12に固定保持される。孔部34a、34bにロック解除ピン(後述)が挿入されることにより、蓄積性蛍光体パネル14の係止が解除される。
図2に示すように、放射線画像情報読取装置10は、複数のカセッテ12を装填可能なカセッテ装填部38と、複数の前記カセッテ12が排出されるカセッテ排出部40と、前記カセッテ12を前記カセッテ装填部38と前記カセッテ排出部40との間で搬送するカセッテ搬送部42と、前記カセッテ12から取り出された蓄積性蛍光体パネル14に対する読取処理を行う読取部44と、前記蓄積性蛍光体パネル14に残存する放射線画像情報の消去処理を行う消去部46とを備える。
カセッテ装填部38は、種々のサイズからなる複数のカセッテ12を同時に装填可能であり、このカセッテ装填部38の底面部48は、カセッテ排出部40から離間する方向(矢印A方向)に向かって下方向に傾斜する。底面部48の最下部には、カセッテ12を放射線画像情報読取装置10の内部に取り込むための開閉蓋50が配設される。
カセッテ搬送部42は、カセッテ装填部38から供給されたカセッテ12を保持する第1処理機構52及び第2処理機構54を有する。第1処理機構52は、上下に配設されたガイド部材56、58にガイドされ、カセッテ装填部38の下部の第1処理部60から第2処理部62を介して第3処理部64までの間を往復動作可能に構成される。第2処理機構54は、ガイド部材56、58にガイドされ、第3処理部64からカセッテ排出部40の下部の第4処理部66までの間を往復動作可能に構成される。
第1処理機構52は、カセッテ装填部38からニップローラ68によって供給されたカセッテ12の下端部を支持するとともに、前記カセッテ12の端部に形成された孔部36a、36bに挿入されて蓄積性蛍光体パネル14を前記カセッテ12から排出する排出ピン(図示せず)を設ける。第1処理機構52は、カセッテ装填部38から供給されるカセッテ12に配設された識別部20に記録された前記カセッテ12のサイズ情報や感度情報等の種別を読み取る検出部70を備える。識別部20及び検出部70は、カセッテ12の種別を検出する検出機構を構成する。
第1処理機構52には、カセッテ12の両側部に形成された孔部34a、34bに挿入されることで、蓄積性蛍光体パネル14のカセッテ12に対するロック状態を解除するロック解除ピン(図示せず)が配設される。
第2処理機構54は、第1処理機構52によって第3処理部64に搬送されたカセッテ12の両側部を把持するとともに、上下方向に移動可能な把持板72a、72bを有する。
カセッテ排出部40は、第4処理部66からニップローラ74により開閉蓋76を介して排出される複数のカセッテ12を収容する。カセッテ排出部40は、必要に応じて矢印B方向に向かって傾斜する短尺な底面部78を設ける。
カセッテ排出部40は、図4及び図5に示すように、カセッテ12が配列される複数のスタック部80a〜80eと、各スタック部80a〜80eに配列される前記カセッテ12を各カセッテ12の種別に応じて異なる傾斜角度に傾度を保持する傾動機構82とを備える。
スタック部80a〜80eは、矢印B方向に向かって下方に傾斜する支持軸84に対し、それぞれ揺動自在に構成される。スタック部80a〜80eは、側面視略L字状を有しており、カセッテ12を載置する載置部86aと、前記カセッテ12の側部を支持する背面部86bとを有する。
傾動機構82は、モータ88を備え、このモータ88の出力軸に回転軸90が連結される。回転軸90は、スタック部80a〜80eの下部側をカセッテ12の配列方向に向かって延在しており、前記スタック部80a〜80eの各載置部86aに対応してクラッチ92及び偏心カム94が配設される。
各クラッチ92は、それぞれ偏心カム94に回転軸90の回転力を伝達及び遮断する機能を有するとともに、前記偏心カム94は、それぞれの載置部86aの下面に接触して、前記載置部86aを所定の角度姿勢の保持可能である。各クラッチ92は、クラッチ切替回路96を介して制御部98に接続されるとともに、この制御部98は、モータ88に接続される。制御部98は、放射線画像情報読取装置10の運転制御を行うものであり、例えば、検出部70等の検出器の他、各種駆動部に接続される。
図2に示すように、カセッテ搬送部42と読取部44との間は、隔壁100によって隔離され、且つ、蓄積性蛍光体パネル14が出入する部位にシャッタ機構102、104が配設されることにより、光密な状態に保持される。シャッタ機構102と第2処理部62との間には、ニップローラ106が配設される。
読取部44は、鉛直上方向に延在する直線状の読取搬送路110を備え、この読取搬送路110の略中央部には、前記読取搬送路110によって副走査方向に搬送される蓄積性蛍光体パネル14に対して、レーザビームからなる励起光Lを主走査方向に照射する励起光走査部112が配設される。励起光Lによる主走査線に近接し、蓄積性蛍光体パネル14から得られる輝尽発光光を集光する集光ガイド114の一端部が配設され、集光ガイド114の他端部には、輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライア等からなる光電変換部116が配設される。
読取搬送路110の上部には、放射線画像情報が読み取られた蓄積性蛍光体パネル14を略水平方向に搬送するシート搬送部118が配設される。カセッテ排出部40側に移動したシート搬送部118の下部には、シャッタ機構104が配設される。
シャッタ機構104と、カセッテ搬送部42の第3処理部64との間には、蓄積性蛍光体パネル14に残存する放射線画像情報を消去する消去ユニット120が配設される。消去ユニット120は、ハロゲンランプ等の消去光を出力する複数の光源を有する。なお、消去ユニット120の上下には、蓄積性蛍光体パネル14を消去部46からカセッテ搬送部42に供給するためのニップローラ122、124が配設される。
第1の実施形態に係る放射線画像情報読取装置10は、以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
先ず、作業者は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネル14を収納するカセッテ12をカセッテ装填部38に装填する。カセッテ装填部38には、サイズの異なる複数のカセッテ12が同時に装填可能である。
カセッテ12が装填されると、図2に示すように、開閉蓋50が回動してこの開閉蓋50上に装填されたカセッテ12は、順次、放射線画像情報読取装置10の内部に取り込まれる。放射線画像情報読取装置10の内部に取り込まれたカセッテ12は、ニップローラ68によって挟持搬送され、第1処理部60に待機する第1処理機構52に供給される。
その際、カセッテ12は、例えば、識別部20に記録されたサイズ情報が第1処理機構52の検出部70によって読み取られる。さらに、第1処理機構52は、ガイド部材56、58にガイドされた状態でカセッテ12を第2処理部62まで搬送する。
次いで、ロック解除ピン(図示せず)がカセッテ12の孔部34a、34bに挿入され、係止用板ばね30a、30bの係止が解除される。そして、カセッテ12に収納された蓄積性蛍光体パネル14が開口部16から上部に露出すると、第2処理部62の上部に配設されたニップローラ106は、前記蓄積性蛍光体パネル14の上端部を把持し、シャッタ機構102を介して読取部44側に供給する。
一方、蓄積性蛍光体パネル14を排出したカセッテ12を保持する第1処理機構52は、ガイド部材56、58にガイドされた状態で第3処理部64まで前記カセッテ12を搬送する。第3処理部64には、把持板72a、72bを有する第2処理機構54が待機しており、前記把持板72a、72bがカセッテ12の両側部を把持する。また、第1処理機構52は、第1処理部60まで移動し、カセッテ装填部38から供給される次のカセッテ12に対する処理を行う。
読取部44に供給された蓄積性蛍光体パネル14は、読取搬送路110によって上方向に副走査搬送されるとともに、励起光走査部112から出力される励起光Lによって主走査される。励起光Lが照射された蓄積性蛍光体パネル14からは、蓄積記録された放射線画像情報に対応した輝尽発光光が出力される。この輝尽発光光は、集光ガイド114を介して光電変換部116に導かれ、電気信号に変換される。
放射線画像情報の読み取られた蓄積性蛍光体パネル14は、シート搬送部118により水平方向に搬送された後、シャッタ機構104を介して下方向に搬送される。シャッタ機構1048の下部には、消去ユニット120が配設されており、ニップローラ122、124によって下方向に挟持搬送される蓄積性蛍光体パネル14は、前記消去ユニット120から消去光が照射されることにより、残存する放射線画像情報が消去される。消去処理が終了した蓄積性蛍光体パネル14は、第3処理部64に待機するカセッテ12に開口部16から挿入される。
蓄積性蛍光体パネル14を収納したカセッテ12は、第2処理機構54によって第4処理部66まで搬送された後、把持板72a、72bにより把持された状態で上方向に変位する。次に、カセッテ12は、上端部がニップローラ74により挟持され、開閉蓋76を介してカセッテ排出部40に排出される。
カセッテ排出部40では、スタック部80a〜80eが、各カセッテ装填部38から離間する方向(矢印B方向)に向かって下方向に傾斜しており、前記カセッテ排出部40に排出されたカセッテ12は、最下位置に位置するスタック部80aに載置される。なお、スタック部80a〜80eを矢印B方向に水平に配置するとともに、各カセッテ12が駆動機構(図示せず)を介して矢印B方向に移動可能に構成してもよい。
次いで、カセッテ排出部40に排出される2番目のカセッテ12は、スタック部80a上の1番目のカセッテ12に当接してスタック部80b上に載置される。同様にして、スタック部80c〜80eには、順次、カセッテ12が載置される(図4参照)。
その際、カセッテ12は、種別に応じて、例えば、サイズに応じてカセッテ12a、12b及び12cが用いられており、前記カセッテ12a〜12cがカセッテ排出部40に配置されている。なお、最大寸法のカセッテ12は、カセッテ12aであり、最小サイズのカセッテ12は、カセッテ12cであり、中間サイズのカセッテ12は、カセッテ12bである。
このように、カセッテ排出部40では、それぞれサイズの異なるカセッテ12a〜12cが配列されており、第1の実施形態では、それぞれ異なるサイズのカセッテ12a、12b及び12cが、それぞれ異なる傾斜角度に傾動保持されている。
具体的には、図4及び図5に示すように、傾動機構82を構成するモータ88が駆動され、回転軸90が回転駆動される。この回転軸90には、それぞれクラッチ92を介して複数、第1の実施形態では、スタック部80a〜80eに対応して5つの偏心カム94が連結可能に設けられている。従って、制御部98は、クラッチ切替回路96を介して各クラッチ92を開閉操作し、各偏心カム94がスタック部80a〜80eを構成する各載置部86aの下面に当接する外周部位置の調整が行われる。
大サイズのカセッテ12aを載置するスタック部80a、80dでは、図5に示すように、偏心カム94の小径側の外周面が載置部86aの下面に当接することにより、前記カセッテ12aは、鉛直方向から比較的小さな傾斜角度α1°だけ傾斜して保持される(図6参照)。中サイズのカセッテ12bを載置するスタック部80bでは、偏心カム94の中径側の外周面が載置部86aの下面に当接し、前記カセッテ12bは、鉛直方向から傾斜角度α2(>α1)°だけ傾斜して保持される(図6参照)。
さらに、最小サイズのカセッテ12cを載置するスタック部80c、80eでは、図5に示すように、偏心カム94の大径側の外周面が載置部86aの下面に当接し、前記カセッテ12cを鉛直方向から比較的大きな傾斜角度α3(>α2)°だけ傾斜して保持する(図6参照)。
これにより、中サイズのカセッテ12bの角部130は、大サイズのカセッテ12aの端部132から外方(矢印C方向)に突出するとともに、小サイズのカセッテ12cの角部134は、前記カセッテ12aの端部132及び前記カセッテ12の端部136から外方に突出している。従って、大サイズのカセッテ12aに隣接する中サイズのカセッテ12bは、外部に突出する角部130を把持することにより、容易且つ確実に取り出すことができる。
さらに、中サイズのカセッテ12bと大サイズのカセッテ12aとの間に配列されている小サイズのカセッテ12cは、同様に外部の突出する角部134を把持することにより、カセッテ排出部40から容易且つ確実に取り出すことが可能になる。このため、サイズの異なる種々のカセッテ12の取り扱い作業性が一挙に簡素化するという効果が得られる。
また、カセッテ12には、このカセッテ12のサイズや収納される蓄積性蛍光体パネル14の感度等の識別情報がバーコード、ICチップ又はRFID等の識別部20、22に記録されている。従って、識別部20及び/又は識別部22に記憶された識別情報を読み取ることにより、制御部98は、各カセッテ12a〜12cをそれぞれ所望の傾斜角度に確実に傾動保持することができる。
なお、第1の実施形態では、それぞれサイズの異なるカセッテ12a〜12cを異なる傾斜角度に傾動保持する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同一サイズのカセッテ12内にそれぞれ感度の異なる蓄積性蛍光体パネル14が収容されている際にも、各カセッテ12を所望の傾斜角度に傾動保持することができる。これにより、所望の感度の蓄積性蛍光体パネル14を収容するカセッテ12の取り出し作業が確実に遂行されるという利点がある。
さらに、第1の実施形態では、カセッテ排出部40にスタック部80a〜80eと傾動機構82とを設けているが、カセッテ装填部38に前記スタック部80a〜80eと前記傾動機構82とを設けることもできる。このため、種々のサイズの異なるカセッテ12a〜12cをカセッテ装填部38に良好に装填することができ、操作性の向上が図られる。
さらにまた、カセッテ12の識別情報を放射線画像情報読取装置10の外部に設けられた制御機構やネットワーク等により保管及び管理し、カセッテ排出部40及び/又はカセッテ装填部38における各カセッテ12a〜12cの傾斜角度を制御してもよい。
また、放射線画像情報読取装置10、カセッテ排出部40又は制御部98にボタン等のスイッチを設け、このスイッチを操作することによって、あるいは、使用されるカセッテ12の情報を入力又は読み取り前記カセッテ12の傾斜角度を予め設定することによって、次に使用されるカセッテ12のみを選択して傾斜させて取り出しを確実に行わせることも可能である。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るカセッテ処理装置を構成する傾動機構140及びスタック部80a〜80eの概略斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る放射線画像情報読取装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
傾動機構140は、スタック部80a〜80eを構成する各載置部86aの下面に配置されるシリンダ142を備える。各シリンダ142から延在するロッド144は、各載置部86aの下面に当接又は連結されている。従って、シリンダ142を選択的に駆動することにより、例えば、スタック部80bの傾動角度をスタック部80aの傾動角度よりも大きくすることができる。これにより、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る放射線画像情報読取装置の外観図である。 前記放射線画像情報読取装置の内部構成図である。 前記放射線画像情報読取装置に装填されるカセッテの構成図である。 前記放射線画像情報読取装置を構成するスタック部及び傾動機構の説明図である。 前記スタック部及び前記傾動機構の概略斜視説明図である。 サイズの異なるカセッテを傾動保持した状態の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るカセッテ処理装置を構成するスタック部及び傾動機構の概略斜視説明図である。 特許文献1に開示されたストレージ蛍光体カセッテオートローダの説明図である。
符号の説明
10…放射線画像情報読取装置 12、12a〜12c…カセッテ
14…蓄積性蛍光体パネル 38…カセッテ装填部
40…カセッテ排出部 42…カセッテ搬送部
44…読取部 46…消去部
80a〜80e…スタック部 82、140…傾動機構
86a…載置部 86b…背面部
88…モータ 90…回転軸
92…クラッチ 94…偏心カム
96…クラッチ切替回路 98…制御部
142…シリンダ

Claims (3)

  1. 放射線画像情報が蓄積可能な記録媒体を収納するカセッテが装填されるカセッテ装填部、又は前記カセッテが排出されるカセッテ排出部の少なくとも一方に設けられるカセッテ処理装置であって、
    前記カセッテが配列される複数のスタック部と、
    各スタック部に配列される前記カセッテを、各カセッテの種別に応じて異なる傾斜角度に傾動保持する傾動機構と、
    を備えることを特徴とするカセッテ処理装置。
  2. 請求項1記載のカセッテ処理装置において、前記カセッテの種別を検出する検出機構と、
    前記検出機構による検出情報に基づいて前記傾動機構を制御する制御機構と、
    を備えることを特徴とするカセッテ処理装置。
  3. 請求項1又は2記載のカセッテ処理装置において、前記カセッテの種別は、少なくとも該カセッテの寸法又は前記記録媒体の感度を含むことを特徴とするカセッテ処理装置。
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