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JP4452366B2 - キャップ - Google Patents
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JP4452366B2 - キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器の出し入れ口、特にブロー成型容器の出し入れ口を塞ぐために用いるキャップに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来から、内容量が20リットル程度で手提げなどの人手による取り扱いができる大きさの容器として、ブロー成型容器に代表される合成樹脂製の容器が多く利用されている。そして、このような合成樹脂製の容器では天部側に略筒状にして外周に外ネジを配した出し入れ口を位置させ、前記外ネジに螺合する内ネジを有したキャップによりその出し入れ口の開け閉めが行われており、キャップを例えば右回りに回転させるようにして出し入れ口にねじ付けることでその出し入れ口を閉じ、逆の方向に回転させることでキャップを外してその出し入れ口を開放するようにしている。
また、このように出し入れ口を開閉可能に覆うようにした容器の出し入れ口の閉鎖構造では、出し入れ口の内孔部分に嵌め付ける内栓を用いるようにしたものもあり、内栓を嵌め付けてから出し入れ口にキャップをねじ付けて出し入れ口の密閉状態を確実なものとし、そして、キャップを外した後に内栓を取り外すことで出し入れ口を開放するようにしている。
【0003】
さらに、上述した内栓を用いる出し入れ口の閉鎖構造では、開け閉めの際にキャップと内栓とを別々に取り扱わなければならないことから、このキャップと内栓とを一組として扱えるようにしたものがある。この例を図5に示している。図示するように、キャップ1は、容器の出し入れ口の外周にある外ネジにねじ付けできるように内ネジ2を有したキャップ本体3と、このキャップ本体3の内部に配置し、断面形状が上方に向けて凸で湾曲している形状の底板部の周辺から上方に向けて立ち上がる外周部がテーパー状に広がって上面開放とされた形状にして前記出し入れ口に嵌め入れできる内栓4とからなり、前記キャップ本体3の内壁面上部にキャップ本体3の周方向に亘るようにして環状の凸条5を設け、前記内栓4の上端における鍔部6を前記凸条5とキャップ本体の天部との間の凹所に嵌め入れるようにすることで、鍔部6を凸条5に係止させてキャップ本体3と内栓4とが連結されるようにしている。
そして、この内栓2を内部に配置したキャップ1において、通常、キャップ本体3に対して内栓4が移動することのないように強固に一体化されているが、上記ブロー成型容器では、出し入れ口の中心と出し入れ口の内孔の中心とがズレた状態で成型されることがあり、出し入れ口に対して同心となっていない内孔に前記内栓4を適正に嵌め込みながらキャップ本体3をねじ付けるために、上記鍔部5遊嵌状態にして係合させており、キャップ本体3の天部の面方向に内栓4が若干移動できるものとなっている。
【0004】
しかしながら、内栓を移動可能な状態で連結させたキャップではつぎのような不都合があった。
即ち、キャップ本体に対して内栓が移動可能な状態にして連結されているため、そのキャップ本体と内栓との間は密閉されているものとはなっておらず、容器に液体を収容して振動が加わるような取り扱いを繰り返したり、液体の注ぎ出しを頻繁に繰り返してその注ぎ出しごとにキャップにて出し入れ口を閉じる操作を行なったりしている内に、内栓における容器側の下面やキャップ本体の内ネジに付着した液体が、その内栓とキャップ本体との間に回り込み、内栓におけるキャップ本体の天部側の上面に溜まることがある。また、収容物の液体が気化したものがキャップ本体と内栓との間の空間に入り込み、その後に気温変化などで凝縮して内栓の上面に溜まることもある。
【0005】
そして、上述した内容量の比較的大きなブロー成型容器などでは、その利用形態として常に同一の内容物を収容するとは限らず、内栓の上面側に液体を残した状態のキャップを、別種の収容物を収めた容器の出し入れ口にねじ付けた場合に、キャップ側に残っていた液体が容器内に漏れ出て収容物を変質させる可能性がある。
また、繰り返しの使用を行なう内容量の大きい上記容器とキャップは、新たな使用の前に、先に収容していた収容物の残液を取り去るために洗浄を行なうようにしているが、やはり、この洗浄に使用する洗浄液がキャップ本体と内栓との間の空間に入ってしまい、一旦その間に入った洗浄液を取り出すことが非常に困難になるという問題が発生する。勿論、このキャップ側に残った洗浄液も容器の内容物側に漏れ出ると、その内容物を変質させる原因となる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ本体の内部に配置された内栓を必要時には容易に取り外すことができるようにすることを課題とし、キャップ本体と内栓との間に入り込んだ液体などの取り除きを容易に行なえるようにして、容器側に収容した収容物の変質や汚損を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、容器の出し入れ口の外周に設けた外ねじに螺合する内ねじを有して前記出し入れ口にねじ付けできるキャップ本体と、断面形状が上方に向けて凸で湾曲している形状の底板部の周辺から上方に向けて立ち上がる外周部がテーパー状に広がって上面開放とされて前記キャップ本体の内部に位置する内栓とからなり、前記内栓の外周の所要部に、係止フランジを外方に向けて張り出るように設けるとともに、キャップ本体の内部に、前記係止フランジをキャップ本体高さ方向に出し入れ可能にした開放部からキャップ本体周方向に連続して係止フランジが係止可能な凸条を設けて、前記係止フランジが前記開放部に位置したときに内栓をキャップ本体に出し入れ可能とし、開放部に位置した係止フランジを回転移動させて前記凸条側に位置したときに係止フランジが凸条に係止する構成とされていて、前記内栓の下面には、前記底板部の中央より高さ位置が下位となる底板部の周辺側に一端が位置している回転操作手段が設けられていることを特徴とするキャップを提供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図5に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。
図1に示すように、内栓4の鍔部6に外方に向けて張り出る係止フランジ7が延設されていて、内栓4の中心を間にして二つの係止フランジ7が対向する状態にして配置され、係止フランジ7それぞれの鍔部6に沿った長さは、鍔部6周りの四分の一より若干小さい長さに設定されている。
また、キャップ本体3にあっては、内側壁上部にキャップ本体の周方向に沿って凸条8が設けられていて、この凸条8はキャップ本体の周方向には連続しているものではなく、この凸条8を設けない開放部9と交互にして周方向に配置されている(図4参照)。そして、前記開放部9においてのキャップ本体周方向に沿った開放幅は上記係止フランジ7の長さ寸法より長く設定されており、これによって、内栓4の前記係止フランジ7それぞれを前記開放部9に対応させた状態とすれば、その係止フランジ7、即ち内栓4をキャップ本体3から外すことができる。また、係止フランジ7を開放部9に配置した状態から内栓4を回転させれば、係止フランジ7が凸条8とキャップ本体3の天部との間に入るようになり、その間に入った係止フランジ7が凸条8に係止するように設けられている。
【0008】
このように、上記係止フランジ7を開放部9に当てがった状態で内栓4を回転させることでその内栓4がキャップ本体3の内部に取り付けられるようになり、また、キャップ本体3の内部に内栓4が取り付けられている状態からその内栓4を回転させて係止フランジ7を開放部9に位置させることで、内栓4をキャップ本体3から外れるようになり、内栓4の着脱が極めて簡単なものとなっている。そして、図1と図4に示されているように、上記凸条8のキャップ本体3の開き回転方向における先端部には、凸条8に係止している係止フランジ7が当接可能なストッパー10が設けられており、内栓4が必要以上に回転しないようにして内栓4のキャップ本体3に対する位置決めが簡単なものとなっている。
なお、図3において示す符号11は内栓4の下面に設けられた回転操作手段であり、前記内栓4の底板部の中央より高さ位置が下位となる底板部の周辺側に前記回転操作手段11の一端が位置していて、この回転操作手段11を持って内栓4の回転操作を行い易くし、また、内栓4の係止フランジ7を開放部9に位置合せし易くしているものである。
【0009】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のキャップによれば、容器の出し入れ口の外周に設けた外ねじに螺合する内ねじを有して前記出し入れ口にねじ付けできるキャップ本体と、断面形状が上方に向けて凸で湾曲している形状の底板部の周辺から上方に向けて立ち上がる外周部がテーパー状に広がって上面開放とされて前記キャップ本体の内部に位置する内栓とからなり、前記内栓の外周の所要部に、係止フランジを外方に向けて張り出るように設けるとともに、キャップ本体の内部に、前記係止フランジをキャップ本体高さ方向に出し入れ可能にした開放部からキャップ本体周方向に連続して係止フランジが係止可能な凸条を設けて、前記係止フランジが前記開放部に位置したときに内栓をキャップ本体に出し入れ可能とし、開放部に位置した係止フランジを回転移動させて前記凸条側に位置したときに係止フランジが凸条に係止する構成とされていて、前記内栓の下面には、前記底板部の中央より高さ位置が下位となる底板部の周辺側に一端が位置している回転操作手段が設けられていることを特徴とするものであることから、内栓を回転させるという簡易な操作でその内栓とキャップ本体とを別々にしたり、キャップ本体に内栓を組み付けたりすることができる。よって、キャップの使用中にキャップ本体と内栓との間に浸入して溜まった液体などの取り除きが簡単になって、洗浄も確実に行なえるようになり、キャップ本体と内栓との間に液体などを溜めることなくキャップを再使用の用途に提供できるなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップの実施の形態を示す説明図である。
【図2】内栓を組み付けた状態を断面で示す説明図である。
【図3】口栓の下面を示す説明図である。
【図4】係止フランジと開放部と凸条とを概略的に示す説明図である。
【図5】従来例を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
1…キャップ
3…キャップ本体
4…内栓
7…係止フランジ
8…凸条
9…開放部
10…ストッパー
11…回転操作手段

Claims (1)

  1. 容器の出し入れ口の外周に設けた外ねじに螺合する内ねじを有して前記出し入れ口にねじ付けできるキャップ本体と、断面形状が上方に向けて凸で湾曲している形状の底板部の周辺から上方に向けて立ち上がる外周部がテーパー状に広がって上面開放とされて前記キャップ本体の内部に位置する内栓とからなり、前記内栓の外周の所要部に、係止フランジを外方に向けて張り出るように設けるとともに、キャップ本体の内部に、前記係止フランジをキャップ本体高さ方向に出し入れ可能にした開放部からキャップ本体周方向に連続して係止フランジが係止可能な凸条を設けて、前記係止フランジが前記開放部に位置したときに内栓をキャップ本体に出し入れ可能とし、開放部に位置した係止フランジを回転移動させて前記凸条側に位置したときに係止フランジが凸条に係止する構成とされていて、前記内栓の下面には、前記底板部の中央より高さ位置が下位となる底板部の周辺側に一端が位置している回転操作手段が設けられていることを特徴とするキャップ。
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