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JP4454415B2 - 物品の硬度測定装置および物品の硬度測定方法 - Google Patents
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JP4454415B2 - 物品の硬度測定装置および物品の硬度測定方法 - Google Patents

物品の硬度測定装置および物品の硬度測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、物品、例えば、果実、野菜などの青果類の硬度を非破壊で測定するための物品の硬度測定装置および物品の硬度測定方法に関する。
従来より、物品、特に、果実、野菜などの青果類においては、例えば、リンゴなどの果肉の硬度、オレンジ、グレープフルーツなどの外皮の硬度、ミカンなどの浮皮の程度を測定することによって、青果類の内部品質や、貯蔵、運搬に耐え得るものであるかなどの品質を測定することが行われている。
このような青果類の硬度を測定する方法として、従来は、青果類に対して荷重計を押し当てて、青果類の表面が破壊する際のバネ圧力を測定して、これにより青果類の硬度を測定するバネ圧式硬度測定装置が用いられている。
しかしながら、このようなバネ圧式硬度測定装置では、青果類の表面を破壊することになるので、青果場では、測定のために表面が破壊された青果類を破棄せざるを得ないため、その損失は年間に換算すれば、多大な損害となっている。
このため、従来より、物品に対して、加速度計(加速度センサー)で硬さを測定することが行われている。すなわち、特許文献1(特開2001−133375号公報)に開示されるように、加速度計で硬さを測定する時は、物体に衝突させてそのときの信号波形のピークで計測されている。
特開2001−133375号公報
しかしながら、このような従来の加速度センサーを用いた硬度測定方法では、以下のような問題がある。
すなわち、図26に示したように、このような従来の加速度センサーを用いて、硬度の異なるゴムで作製した基準物を測定した際には、測定値のピークの大きさが、加速度センサーが基準物に当接する強さに依存してしまうことになる。なお、図26中、ゴムの硬さ40、50、60(JIS K6253、単位なし)は、数字に比例して硬いものを示している。
従って、従来の加速度センサーを用いた硬度測定方法では、加速度センサーが被測定物品に当接する強さの違い、当接する角度の違いによって、条件が異なってしまい、測定ごとに測定誤差の要因となり、正確な硬度測定が実施できないことになる。また、従来の加速度センサーを用いた硬度測定方法では、加速度センサーが被測定物品に当接させる強さによっては、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合には、青果類の表面を破壊することになり、青果類を破棄しなければならず、測定効率が低下することになる。
本発明は、このような現状に鑑み、物品に対して、当接する強さの違い、当接する角度の違いによって、測定条件が異なることなく、測定毎に測定誤差がなく、安定して正確な硬度測定が可能であり、しかも、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能な物品の硬度測定装置および物品の硬度測定方法を提供
することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の物品の硬度測定装置は、物品の硬度を測定する物品の硬度測定装置であって、
被測定物品に対して当接させるセンサー部材と、
前記センサー部材に感度軸をそろえて配置した、感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーと、
前記センサー部材を、前記両センサーの感度方向から、被測定物品に対して当接させることにより得られた、第1のセンサーによる第1のセンサー出力と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力とによって、
前記被測定物品の硬度を識別する硬度識別制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法は、物品の硬度を測定する物品の硬度測定方法であって、
被測定物品に対して当接させるセンサー部材と、
前記センサー部材に感度軸をそろえて配置した、感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーとを備えた物品の硬度測定装置を用いて、
前記センサー部材を、前記両センサーの感度方向から、被測定物品に対して当接させることにより得られた、第1のセンサーによる第1のセンサー出力と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力とによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
このように構成することによって、センサー部材に感度軸をそろえて、感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーとが配置されているので、これらのセンサーが被測定物品に対して当接する、強さの違い、角度の違いがなく測定条件が同一であるため、第1のセンサーによる第1のセンサー出力と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力は、測定条件が異なることなく、測定毎に測定誤差がなく、安定して正確な硬度測定が可能である。
また、本発明では、前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、加速度センサー、加重センサーなどにおいて、センサー容量の異なる同一種類のセンサーを、第1のセンサー、第2のセンサーとして用いることによって、センサーの容量の違いによる応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
従って、センサー部材を被測定物品に当接させる強さを、触れる程度まで弱めても測定が可能であるので、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。すなわち、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
また、本発明では、前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量が同じで、応答特性の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする。
この場合、第1のセンサーと第2のセンサーのセンサー容量が同じであっても、応答特
性、例えば、センサーの応答周波数を異なるようにすることによって、応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
また、本発明では、前記応答特性の異なる同一種類のセンサーが、応答特性の低い方のセンサーの応答特性が、10hz〜1000hz、高い方のセンサーの応答特性が、1Khz〜10Khzの範囲にあることを特徴とする。
このような範囲に、第1のセンサーと第2のセンサーの応答周波数があれば、応答特性の違いの比から硬さを測定することができ、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
このように、第1のセンサーと第2のセンサーの応答周波数を異なるようにする方法としては、公知の方法が採用可能であり、特に限定されるものではないが、例えば、フィルター回路によって電気的に第1のセンサーと第2のセンサーの応答周波数を異なるように設定する方法、センサーを受けるアンプの応答特性を変更する方法、ソフトウェアーによるフィルターなどを用いることができる。
また、本発明では、前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサーの種類が異なるセンサーから構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、第1のセンサー、第2のセンサーとして、例えば、加速度センサーと加重センサーを用いることによって、センサーの種類の相違による応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
従って、センサー部材を被測定物品に当接させる強さを、触れる程度まで弱めても測定が可能であるので、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。すなわち、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
また、本発明では、前記センサーが、加速度センサー、または加重センサーであることを特徴とする。
このように構成することによって、
(1)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加速度センサーでセンサー容量の異なる場合、
(2)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加重センサーでセンサー容量の異なる場合、
(3)第1のセンサー、第2のセンサーとして、加速度センサーと加重センサーを用いる場合
(4)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加速度センサーでセンサー容量が同じで、応答特性が異なる場合、
(5)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加重センサーでセンサー容量が同じで、応答特性が異なる場合、
のいずれの場合においても、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
なお、このような加速度センサー、加重センサーを用いるほか、速度計により速度を計測するようにしてもよい。すなわち、加速度センサーを積分して(加速度センサーによる出力を加算して)、例えば、ロータリーエンコーダーのパルスから演算して、速度を計測
するようにしてもよい。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形との比を比較することによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形との比を比較することによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
このように第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形との比を比較するので、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
従って、センサー部材を被測定物品に当接させる強さを、触れる程度まで弱めても測定が可能であるので、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。すなわち、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
すなわち、第1のセンサーS1、第2のセンサーS2の信号波形から算出して、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットをする。
これにより、例えば、上記の図26に用いたのと同様の硬度の異なるゴムで作製した基準物、40、50、60を測定すると、図6、図7、図8のグラフに示されるような特徴が現れる。
この場合、図6、図7、図8のグラフにおいて、波形が2つづつあるのは、大きい方(S40、S50、S60)が強く当接させた場合、小さい方(W40、W50、W60)が弱く当接させた場合である。これらのグラフから明らかなように、やわらかい基準物の方が、波形が丸みをおびているのが解る。従って、硬さの測定にこの特徴を使用すれば、被測定物品の硬度を測定することができる。
また、図6、図7、図8のグラフのいずれにおいても、強く当接させた場合(S40、S50、S60)に比べて、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)は、面積が小さくなってあらわれているが相似形であることが解る。
従って、このグラフを用いれば、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、前記Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
このようにY軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として用いれば、硬さとの相関が良好であるので、正確な硬度を測定することが可能である。
より詳細には、センサー出力信号の飽和直後と立下り最後を除いた区間、例えば、Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別するのが好ましい。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
すなわち、例えば、上記の図26に用いたのと同様の硬度の異なるゴムで作製した基準物、40、50、60、70を測定すると、図17のグラフに示されるような特徴が現れる。
この場合、図17のグラフに示したように、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形)は、40x、50x、60x、70xであり、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形)は、40y、50y、60y、70yであり、時間軸が一致しているので、これらのピークを、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが困難であり、瞬時に硬度の相違を識別することができない。
このため、図18のグラフに示したように、被測定物品の最も硬いもの、この場合には、70の基準物に、センサー部材を当接させた場合の第1のセンサーS1による第1のセンサー出力の信号波形70xのピーク70xpにおける時間Txpに、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形70yの出力開始時になるように、すなわち、出力開始点70xp-0が、時間Txpに位置するように、第2のセンサーS2による第2
のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトする(図18の矢印A参照)。
このようにすれば、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形)は、40x、50x、60x、70xであり、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形)は、40y、50y、60y、70yであり、これらのピークを、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが容易であり、瞬時に硬度の相違を識別することができる。
なお、このようなタイムシフトは、物理的には意味はないものではあるが、このように第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、解析が容易になり、またアルゴリズムの作成が容易となる。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、このように第2のセンサーS2による第2のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトするとともに、前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、このように第2のセンサーS2による第2のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトするとともに、前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
すなわち、上記の図18のグラフのように、出力開始点70xp-0が、時間Txpに
位置するように、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトする。
そして、この図18のグラフにおいて、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力40x、50x、60x、70xをX軸に、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力40y、50y、60y、70yを、Y軸になるように、X−Yプロットをすると、図19のグラフのようになる。すなわち、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力の信号波形の急峻に変化する部分と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形のなだらかに変化する部分がx−y座標にプロットできる(図19のR40、R50、R60、R70)。
従って、この図19のグラフのR40、R50、R60、R70から、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが容易であり、瞬時に硬度の相違を識別することができる。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、前記X−Yプロットされたグラフが、略直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記X−Yプロットされたグラフが、略直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
すなわち、上記の図19に示したグラフでは、R40、R50、R60、R70が、直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺、R40s、R50s、R60s、R70sの傾きによって、測定物品の硬度を識別することができる。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、前記X−Yプロットされた略直角三角形状のグラフのY軸の頂点から所定の割合だけ小さいY軸値の範囲の略
直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記X−Yプロットされた略直角三角形状のグラフのY軸の頂点から所定の割合だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする。
すなわち、上記の図20に示したグラフでは、R40、R50、R60、R70が、直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺、R40s、R50s、R60s、R70sの傾きによって、測定物品の硬度を識別する。
この場合、図20のグラフに示したように(図20のグラフの場合には、基準物70を示している)、Y軸の頂点から所定の割合(図20のグラフの場合には、90%)だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するようにすれば良い。
この範囲の斜辺R40s、R50s、R60s、R70sの傾きであれば、硬さとの相関が良好であり、正確な硬度を測定することが可能である。なお、この斜辺の傾き測定の範囲は、センサーの応答速度によってこの%は変わるものである。
また、本発明の物品の硬度測定装置では、前記硬度識別制御部が、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように、前記センサー部材を被測定物品に対して当接させた際の当接時における力による補正処理をするように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法では、前記Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように、前記センサー部材を被測定物品に対して当接させた際の当接時における力による補正処理をするように構成されていることを特徴とする。
すなわち、図6、図7、図8のグラフのいずれにおいても、強く当接させた場合(S40、S50、S60)に比べて、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)は、面積が小さくなってあらわれているが相似形である。
従って、図6、図7、図8のグラフにおいて、大きさを補正処理(規格化)することによって、これらのグラフの硬さの特徴によって、硬度を識別することができる。
すなわち、このような補正処理(規格化)には、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように演算処理を行えばそれぞれ、図9、図10、図11のグラフにおいて、強く当接させた場合(S40、S50、S60)と、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)のグラフがほぼ一致することになる、これによって、力の強弱はこの処理によってキャンセルされることになり、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
なお、このような処理は、タイムシフト処理を行い、X−Yプロットした図22〜図24に示したようなグラフにおいても同様に補正処理が可能である(図示せず)。
従って、センサー部材を被測定物品に当接させる強さを、触れる程度まで弱めても測定が可能であるので、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。すなわち、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
また、本発明の物品の硬度測定装置は、前記センサー部材が、被測定物品に対して当接して被測定物品の硬度を測定する前に、前記センサー部材が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接して、前記基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法は、前記センサー部材が、被測定物品に対して当接して被測定物品の硬度を測定する前に、前記センサー部材を、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接させて、前記基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うことを特徴とする。
このように構成することによって、センサー部材が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接して、基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うので、例えば、周囲の環境温度、湿度、硬度測定装置自体の特性などの経時変化による変動を補正することができ、より正確に硬度測定を実施することができる。
また、本発明の物品の硬度測定装置は、前記基準硬度部材の温度を測定する測温装置を備え、
前記測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の物品の硬度測定方法は、前記基準硬度部材の温度を測定する測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うことを特徴とする。
このように、基準硬度部材の温度を測定する測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うので、基準硬度部材自体の温度特性を考慮することができるので、例えば、室内や農園地などの環境温度によって影響されることなく、正確な硬度を測定することができる。
本発明によれば、物品に対して、当接する強さの違い、当接する角度の違いによって、測定条件が異なることなく、測定毎に測定誤差がなく、安定して正確な硬度測定が可能であり、しかも、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の物品の硬度測定装置の概略正面図、図2は、図1の物品の硬度測定装置のI方向の概略図、図3は、センサー部材の拡大図、図4は、図1の物品の硬度測定装置の使用状態を示す概略図である。
図1〜図3において、10は全体で本発明の物品の硬度測定装置(以下、単に「硬度測定装置」と言う)を示している。
図1に示したように、硬度測定装置10は、図示しない軸支機構に軸支された回動軸12を備えており、この回動軸12にアーム部材14が、この回動軸12の回転に伴って、回動するように固定されている。そして、このアーム部材14には、その先端にセンサー部材16が装着されている。
このセンサー部材16には、例えば、果実、野菜などの青果類などの被測定物品Bに当接する部分に、接触部材18が備えられている。また、センサー部材16の内部には、図4に示したように、接触部材18側に、第1のセンサーS1が設けられるとともに、この第1のセンサーS1と感度軸をそろえて配置した第2のセンサーS2が配置されている。
この場合、これらの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2とは、接触部材18の当接面20側に、感度方向が位置するように配置されている。
一方、回動軸12には、回動駆動機構としてステッピングモータ22が、回動軸12を回転するように装着されているとともに、その反対側に、回動角度を検出するためのエンコーダー24が装着されている。
さらに、これらの第1のセンサーS1、第2のセンサーS2、ステッピングモータ22、エンコーダー24は、CPUなどの被測定物品Bの硬度を識別するための制御機構である硬度識別制御部26に接続されている。
この場合、第1のセンサーS1と第2のセンサーS2とは、感度の異なる2つのセンサーから構成されている。
このような感度の異なる2つの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2としては、センサー容量の異なる同一種類のセンサーから構成されているのが好ましい。
すなわち、例えば、加速度センサー、加重センサーなどにおいて、センサー容量の異なる同一種類のセンサーを、第1のセンサーS1、第2のセンサーS2として用いることによって、センサーの容量の違いによる応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材16が被測定物品Bに当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できることになる。
また、このような感度の異なる2つの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2としては、センサーの種類が異なるセンサーから構成されているのが好ましい。
すなわち、第1のセンサーS1、第2のセンサーS2として、例えば、加速度センサーと加重センサーを用いることによって、センサーの種類の相違による応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材16が被測定物品Bに当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
また、第1のセンサーS1、第2のセンサーS2として、感度の異なる2つの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2が、センサー容量が同じで、応答特性の異なる同一種類のセンサーから構成しても良い。
この場合、第1のセンサーS1と第2のセンサーS2のセンサー容量が同じであっても、応答特性、例えば、センサーの応答周波数を異なるようにすることによって、応答特性の違いの比から硬さを測定するので、センサー部材16が被測定物品Bに当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
また、この場合、このような応答特性の異なる同一種類のセンサーが、応答特性の低い方のセンサーの応答特性が、10hz〜1000hz、高い方のセンサーの応答特性が、1Khz〜10Khzの範囲にあるように設定するのが望ましい。
このような範囲に、第1のセンサーS1と第2のセンサーS2の応答周波数があれば、応答特性の違いの比から硬さを測定することができ、センサー部材16が被測定物品Bに当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
このように、第1のセンサーS1と第2のセンサーS2の応答周波数を異なるようにする方法としては、公知の方法が採用可能であり、特に限定されるものではないが、例えば、フィルター回路によって電気的に第1のセンサーS1と第2のセンサーS2の応答周波数を異なるように設定する方法、センサーを受けるアンプの応答特性を変更する方法、ソフトウェアーによるフィルターなどを用いることができる。
従って、このような感度の異なる2つの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2の組み合わせとしては、
(1)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加速度センサーでセンサー容量の異なる場合、
(2)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加重センサーでセンサー容量の異なる場合、
(3)第1のセンサー、第2のセンサーとして、加速度センサーと加重センサーを用いる場合
(4)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加速度センサーでセンサー容量が同じで、応答特性が異なる場合、
(5)第1のセンサー、第2のセンサーとして、いずれも加重センサーでセンサー容量が同じで、応答特性が異なる場合、
があり、いずれの場合においても、当接させる力に関係なく、被測定物品Bに触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
従って、センサー部材16を被測定物品Bに当接させる強さを、触れる程度まで弱めても測定が可能であるので、破損損傷しやすい物品、例えば、青果類などを測定する場合においても、青果類の表面を破壊することなく、物品に対して、触れる程度の当接によって、正確な硬度の測定が可能である。すなわち、当接させる力に関係なく、被測定物品に触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
なお、このような加速度センサー、加重センサーを用いるほか、速度計により速度を計測するようにしてもよい。すなわち、加速度センサーを積分して(加速度センサーによる出力を加算して)、例えば、ロータリーエンコーダーのパルスから演算して、速度を計測するようにしてもよい。
このように構成される硬度測定装置10は、図4に示したように、硬度識別制御部26からの制御によって、ステッピングモータ22の駆動によって、初期位置から図4の矢印で示したように、被測定物品Bに接近する方向に一定の速度で、アーム部材14が回動することによって、その先端のセンサー部材16の接触部材18の当接面20が、被測定物品Bに当接するようになっている。
この当接の際に、センサー部材16の内部に配置した第1のセンサーS1による第1のセンサー出力と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力とによって、被測定物品Bの硬度を識別するようになっている。
このように構成することによって、センサー部材16に感度軸をそろえて、感度の異なる2つの第1のセンサーS1と第2のセンサーS2とが配置されているので、これらのセンサーS1、S2が被測定物品Bに対して当接する、強さの違い、角度の違いがなく測定条件が同一であるため、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力は、測定条件が異なることなく、測定毎に測定誤差がなく、安定して正確な硬度測定が可能である。
以下に、このような硬度の識別方法について説明する。
(A)タイムシフトを用いない硬度識別方法について:
なお、以下については、特に、言及しないが、下記の処理は、硬度識別制御部26において自動的に演算処理されるようになっている。
また、この実施例の第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれも加速度センサーを用いており、第1のセンサーS1の方が、センサー容量が小さく、応答が速く、第2のセンサーS2の方が、センサー容量が大きく、応答が遅いものを用いている。
先ず、センサー部材16の接触部材18の当接面20が、被測定物品Bに当接した際には、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形W1)と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形W2)は、図5に示したような波形になる。
この場合、第1のセンサーS1の方が、センサー容量が小さく、応答が速いので、第1のセンサー出力(信号波形W1)のピークが早く、第2のセンサーS2の方が、センサー容量が大きく、応答が遅いので、第2のセンサー出力(信号波形W2)ピークが遅くなっている。
この図5において、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形W1)における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形W2)をY軸になるように、X−Yプロットをする。
すなわち、第1のセンサーS1、第2のセンサーS2の信号波形W1、W2から算出して、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットをする。
このようX−Yプロットを、例えば、上記の図26に用いたのと同様の硬度の異なるゴムで作製した基準物、40、50、60について測定して実施すると、図6、図7、図8のグラフに示されるような特徴が現れる。
この場合、図6、図7、図8のグラフにおいて、波形が2つづつあるのは、大きい方(S40、S50、S60)が強く当接させた場合、小さい方(W40、W50、W60)が弱く当接させた場合である。
これらのグラフから明らかなように、やわらかい基準物の方(図6のグラフのS40、W40)が、波形が丸みをおびているのが解る。従って、硬さの測定にこの特徴を使用すれば、被測定物品の硬度を測定することができる。
また、図6、図7、図8のグラフのいずれにおいても、強く当接させた場合(S40、S50、S60)に比べて、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)は、面積が小さくなってあらわれているが相似形であることが解る。
従って、このグラフを用いれば、当接させる力に関係なく、被測定物品Bに触れるだけで硬さの測定が可能な高感度硬度センサーを提供することが可能である。
そして、図6、図7、図8のグラフのいずれにおいても、強く当接させた場合(S40、S50、S60)に比べて、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)は、面積が小さくなってあらわれているが相似形である。
従って、図6、図7、図8のグラフにおいて、大きさを補正処理(規格化)することによって、これらのグラフの硬さの特徴によって、硬度を識別することができる。
すなわち、このような補正処理(規格化)には、Y軸における第2のセンサーの第2の
センサー出力の最大値が100となるように演算処理を行えばそれぞれ、図9、図10、図11のグラフにおいて、強く当接させた場合(S40、S50、S60)と、弱く当接させた場合(W40、W50、W60)のグラフがほぼ一致することになる、これによって、力の強弱はこの処理によってキャンセルされることになり、センサー部材16が被測定物品Bに当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
これらの図9〜図11の図を纏めれば、図12のようなグラフになる。
この図12のグラフにおいて、Y軸の最大値の20%から90%の範囲(点線と矢印Cで示した範囲)におけるX軸の値(矢印で示したX40、X50、X60)を硬さの測定指標として用いれば、図13のグラフに示したように、硬さとの相関が良好(相関係数0.986)であるので、正確な硬度を測定することが可能である。
より詳細には、図12の矢印Cで示したように、センサー出力信号の飽和直後と立下り最後を除いた区間、例えば、Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別するのが好ましい。
また、この場合、以下のように硬度識別を行えば、測定の際に、センサーに残存するヒステリシスの影響や、温度などの外部の環境による影響などによって、波形が測定の度に微妙にずれても、正確な硬度測定ができる。
すなわち、図14に示したように、各グラフ(G40、G50、G60)において、立ち上がり部分の所定のY軸の%(図14では60%)の硬度解析開始基準点A40、A50、A60から、立ち上がり終点であるY軸の最大値近傍の%(図14では100%)における硬度解析終端基準点B40、B50、B60までをそれぞれ利用すれば良い。
すなわち、図14に示したように、硬度解析開始基準点A40、A50、A60から、硬度解析終端基準点B40、B50、B60までの任意の点までのベクトル群C40、C50、C60の角度の平均値と標準偏差を用いれば、これが硬度に相当することになる。
このような方法によって、硬度を識別すれば、硬度解析開始基準点A40、A50、A60が、それぞれの波形上に存在するため、センサーに残存するヒステリシスの影響や、温度などの外部の環境による影響などによって、測定の度に波形が微妙にずれても、その影響を受けることがなく、正確な硬度識別を行うことができる。
なお、この場合、硬度解析開始基準点A40、A50、A60としては、Y軸の%は特に限定されるものではないが、好ましくは、20〜80%とするのが望ましく、硬度解析終端基準点B40、B50、B60としては、Y軸の%が、好ましくは、80%〜100%とするのが望ましい。
また、ベクトル群C40、C50、C60のそれぞれのベクトルをサンプルする数としては、特に限定されるものではないが、正確な硬度識別を行うためには、好ましくは、それぞれ10程度のベクトルをサンプルして、角度と標準偏差を得るのが望ましい。
また、図14と同様にして、図15に示したように、各グラフ(G40、G50、G60)において、立ち下がり部分の所定のY軸の%(図15では80%)の硬度解析開始基準点D40、D50、D60から、立ち下がり終点であるY軸の最小値近傍の%(図15では20%)における硬度解析終端基準点E40、E50、E60までのベクトル群C40、C50、C60をそれぞれ利用しても良い。
なお、この場合、硬度解析開始基準点D40、D50、D60としては、Y軸の%は特
に限定されるものではないが、好ましくは、90〜60%とするのが望ましく、硬度解析終端基準点E40、E50、E60としては、Y軸の%が、好ましくは、20%〜40%とするのが望ましい。
なお、図15において、グラフG60についてのみ示したが、このグラフG60の曲線上に沿ったベクトル群、すなわち、硬度解析開始基準点D40、D50、D60から、立ち下がり終点であるY軸の最小値近傍の%(図15では20%)における硬度解析終端基準点E40、E50、E60までのベクトル群を用いてもよい。
なお、この(A)の実施例では、図5の場合には、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれもセンサー容量の異なる加速度センサーを用いた場合を示しており、図6〜図16の場合には、第1のセンサーS1として、加速度センサー、第2のセンサーS2として、加重センサーを用いた場合を示している。
しかしながら、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれもセンサー容量の異なる加速度センサーを用いた場合、センサー容量の異なる加重センサーを用いた場合、加速度センサーと加重センサーを用いた場合のいずれの場合でも、基本的には同様な原理で硬度を測定することができる。
なお、このような加速度センサー、加重センサーを用いるほか、速度計により速度を計測するようにしてもよい。すなわち、加速度センサーを積分して(加速度センサーによる出力を加算して)、例えば、ロータリーエンコーダーのパルスから演算して、速度を計測するようにしてもよい。
例えば、図16に示したのは、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とで、2つのセンサーの応答速度が近い場合のX−Yプロットしたグラフであるが、この場合には、グラフの傾き線Cと垂直な線D(D1、D2)の幅E(E1、E2)を硬度の識別の指標とすればよい。

(B)タイムシフトを用いた硬度識別方法(センサー容量の異なる同一種類のセンサーを用いた場合)について:
以下に、上記のような硬度測定方法とは別の実施例のタイムシフトを用いた硬度測定について説明する。
なお、この実施例の第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2も、いずれも加速度センサーを用いており、第1のセンサーS1の方が、センサー容量が小さく、応答が速く、第2のセンサーS2の方が、センサー容量が大きく、応答が遅いものを用いている。
この実施例の硬度測定方法では、例えば、上記の図26に用いたのと同様の硬度の異なるゴムで作製した基準物、40、50、60、70を測定すると、図17のグラフに示されるような特徴が現れる。
この場合、図17のグラフに示したように、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形)は、40x、50x、60x、70xであり、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形)は、40y、50y、60y、70yであり、時間軸が一致しているので、これらのピークを、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが困難であり、瞬時に硬度の相違を識別することができない。
このため、図18のグラフに示したように、被測定物品の最も硬いもの、この場合には、70の基準物に、センサー部材を当接させた場合の第1のセンサーS1による第1のセ
ンサー出力の信号波形70xのピーク70xpにおける時間Txpに、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形70yの出力開始時になるように、すなわち、出力開始点70xp-0が、時間Txpに位置するように、第2のセンサーS2による第2
のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトする(図18の矢印A参照)。
このようにすれば、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形)は、40x、50x、60x、70xであり、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形)は、40y、50y、60y、70yであり、これらのピークを、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが容易であり、瞬時に硬度の相違を識別することができる。
さらに、この図18のグラフにおいて、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力40x、50x、60x、70xをX軸に、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力40y、50y、60y、70yを、Y軸になるように、X−Yプロットをすると、図19のグラフのようになる。すなわち、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力の信号波形の急峻に変化する部分と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力の信号波形のなだらかに変化する部分がx−y座標にプロットできる(図19のR40、R50、R60、R70)。
従って、この図19のグラフのR40、R50、R60、R70から、例えば、CRT(表示装置)上などで判断するのが容易であり、瞬時に硬度の相違を識別することができる。
すなわち、R70の場合について説明すれば、図18において、時間T0に相当するのは、図19において、第1のセンサーの出力および第2のセンサーの出力とが0であるので、R0点である。そして、図18において、時間Txpの箇所では、第1のセンサー出力は、70xpで最大値で、第2のセンサー出力が0であるので、図19においては、Rxp点(略三角形の頂点である)に相当する。
さらに、図18において、時間T1の点は、図19においては、R1点に相当し、略三角形の斜辺上に位置する。そして、図18において、時間T2では、第1のセンサーの出力は、0であり、第2のセンサー出力が70x2で、最大値であるので、図19においては、Rx2点(略三角形の右端の頂点である)に相当する。
そして、時間が経過するとともに、第1のセンサー出力は0のままで、第2のセンサーー出力が、図18のRで示したように、低下していくので、図19のR0点に戻ることになる。
ところで、図19に示したグラフでは、R40、R50、R60、R70が、直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺、R40s、R50s、R60s、R70sの傾きによって、測定物品の硬度を識別することができる。
この場合、図20のグラフに示したように(図20のグラフの場合には、基準物70を示している)、Y軸の頂点から所定の割合(図20のグラフの場合には、90%の点P1における斜辺の傾き)だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するようにすれば良い。
この範囲の斜辺R40s、R50s、R60s、R70sの傾きであれば、硬さとの相関が良好であり、正確な硬度を測定することが可能である。
なお、この斜辺の傾き測定の範囲は、センサーの応答速度によってこの%は変わるものであるが、相関関係を考慮すれば、好ましくは、Y軸の頂点から、95%〜50%、より好ましくは、95%〜85%だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するのが望ましい。
さらに、図示しないが、この場合にも、補正処理(規格化)には、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように演算処理を行えば、強く当接させた場合と、弱く当接させた場合のグラフがほぼ一致することになる、これによって、力の強弱はこの処理によってキャンセルされることになり、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
なお、この(B)の実施例では、図17〜21の場合には、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれもセンサー容量の異なる加速度センサーを用いた場合を示している。
しかしながら、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれもセンサー容量の異なる加重センサーを用いた場合にも、基本的には同様な原理で硬度を測定することができる。
なお、上記のタイムシフトの時間幅Aであるが、この時間幅Aは特に限定されるものではなく、時間シフトした後のX−Yプロットしたグラフが略三角形状にするには、上記の条件ですれば良いが、この時間幅が小さくなればなるほど、X−Yプロットしたグラフが略三角形から、図16に示したグラフへと変化していく。従って、このような変化の中で、硬度識別に好適な適切な時間幅を設定すればよい。
なお、このようなタイムシフトは、物理的には意味はないものではあるが、このように第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、解析が容易になり、またアルゴリズムの作成が容易となる。
(C)タイムシフトを用いた硬度識別方法(センサーの種類が異なるセンサーを用いた場合)について:
この実施例では、第1のセンサーS1は、加速度センサー、第2のセンサーS2は、加重センサーを用いており、第1のセンサーS1の方が、センサー容量が小さく、応答が速く、第2のセンサーS2の方が、センサー容量が大きく、応答が遅いものを用いている。
この場合にも、上記の実施例(B)の図18のグラフと同様に、タイムシフトしたグラフが、図21のグラフである。
この図21のグラフを、上記の実施例(B)の図19のグラフと同様に、X−Yプロットしたグラフが、図22(基準物40)、図23(基準物50)、図24(基準物60)のグラフである。
なお、これらの図22〜図24の場合には、強く強く当接させた場合と、弱く当接させた場合の両方のグラフをそれぞれ示している。
この場合にも、図25に示したように、略直角三角形の斜辺の傾きで、硬度を識別でき、Y軸の頂点から所定の割合(図25のグラフの場合には、図24の基準物60を示しており、90%の点P1における斜辺の傾き)だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するようにすれば、硬さとの相関が良好であり、正確な硬度を測定することが可能である。
さらに、図示しないが、この場合にも、補正処理(規格化)には、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように演算処理を行えば、強く当接させた場合と、弱く当接させた場合のグラフがほぼ一致することになる、これによって、力の強弱はこの処理によってキャンセルされることになり、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
なお、この(C)の実施例では、図21〜図25において、第1のセンサーS1は、加速度センサー、第2のセンサーS2は、加重センサーを用いたが、逆に、第1のセンサーS1を、加重センサー、第2のセンサーS2を、加速度センサーとすることも可能である。
(D)タイムシフトを用いた硬度識別方法(センサー容量が同じで、応答特性の異なる同一種類のセンサーを用いた場合)について:
この実施例では、第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とは、いずれも容量が同じ加速度センサーを用いている。また、第1のセンサーS1と第2のセンサーS2のセンサー容量が同じであっても、応答特性として、センサーの応答周波数を異なるようにしている。
具体的には、測定条件として第1のセンサーS1と、第2のセンサーS2とが受けるアンプの応答特性をそれそれ、下記のように、第1のセンサーS1については、応答特性の早いアンプ、第2のセンサーS2については、応答特性の遅いアンプを用いている。
すなわち、アンプとして、
第1のセンサーS1:「WGA−100」(共和電業社製)、(応答特性 200HZ)、
第2のセンサーS2:「WGA−100」(共和電業社製)、(応答特性 1KHZ)、
を用いている。
これによって、第1のセンサーS1の方が、応答が速く、第2のセンサーS2の方が、応答が遅いものとなっている。
この場合にも、図示しないが、上記の実施例(B)の図18のグラフと同様に、タイムシフトしている。
このようにタイムシフトしたグラフを、上記の実施例(B)の図19のグラフと同様に、X−Yプロットしたグラフが、図27(基準物40)、図28(基準物50)、図29(基準物60)のグラフである。
なお、これらの図27〜図29の場合には、強く当接させた場合と、弱く当接させた場合の両方のグラフをそれぞれ示している。
この場合にも、上記の実施例(B)の図25のグラフと同様に、略直角三角形の斜辺の傾きで、硬度を識別でき、Y軸の頂点から所定の割合だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するようにすれば、硬さとの相関が良好であり、正確な硬度を測定することが可能である。
さらに、図30(基準物40)、図31(基準物50)、図32(基準物60)のグラフに示したように、この場合にも、補正処理(規格化)には、Y軸における第2のセンサーS2の第2のセンサー出力の最大値が100となるように演算処理を行えば、強く当接させた場合と、弱く当接させた場合のグラフがほぼ一致することになる、これによって、力の強弱はこの処理によってキャンセルされることになり、センサー部材が被測定物品に当接する強さや角度に関係なく、安定して測定できる。
また、この場合、図33のグラフに示したように、硬さとの相関が良好(相関係数0.91であるので、正確な硬度を測定することが可能である。なお、この場合、容量の異なるセンサーに比較して、若干、相関係数が低くなっているが、この場合でも、実用上、十分正確な硬度を測定することが可能である。
(E)基準硬度部材による硬度測定データの校正を用いた硬度識別方法について:
この実施例の硬度測定装置10では、センサー部材16が、被測定物品Bに対して当接して被測定物品Bの硬度を測定する前に、センサー部材16が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材(内蔵リファレンス部材)に当接して、基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うように構成されている。
このように構成することによって、センサー部材16が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接して、基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うので、例えば、周囲の環境温度、湿度、硬度測定装置自体の特性などの経時変化による変動を補正することができ、より正確に硬度測定を実施することができるものである。
すなわち、以下に、硬度測定装置10による測定に影響を及ぼすファクターの一例として、周囲の環境温度(具体的には測定室の温度)による硬度測定データの校正を行う場合を説明する。
図34に示したように、同一の基準硬度部材を測定した際に、周囲の環境温度の変化によって、基準硬度部材の硬度測定値が変化する。また、図35に示したように、同一のサンプル(被測定物品B)を測定した際に、周囲の環境温度の変化によって、サンプルの硬度測定値が変化する。
従って、図35に示したサンプルの硬度測定値データを、図34で示した基準硬度部材の硬度測定値データで校正(具体的には、サンプル硬度測定データ値から、基準硬度部材の硬度測定値データを減算する)すれば、図36に示したように、温度に影響されることなく、同一のサンプル(被測定物品B)に対して、ほぼ同じサンプルの硬度測定値が得られることがわかる。
従って、基準硬度部材1〜4について、図37に示したように、周囲の環境温度に応じた基準硬度部材の硬度測定値データを得ておくとともに、図38に示したように、周囲の環境温度に応じたサンプル1〜4(被測定物品B)硬度測定値データを得ておく。
そして、図39に示したように、図38に示したサンプル1〜4(被測定物品B)硬度
測定値データを、図37に示した基準硬度部材1〜4の硬度測定値データで校正(具体的には、サンプル硬度測定データ値から、基準硬度部材の硬度測定値データを減算する)すれば、温度に影響されることなく、同一のサンプル(被測定物品B)に対して、ほぼ同じサンプルの硬度測定値が得られることがわかる。
このようにセンサー部材16が、被測定物品Bに対して当接して被測定物品Bの硬度を測定する前に、センサー部材16が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材(内蔵リファレンス部材)に当接して、基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うだけで、例えば、周囲の環境温度、湿度、硬度測定装置自体の特性などの経時変化による変動を補正することができ、より正確に硬度測定を実施することができるものである。
以上の実施例では、予め、基準の硬度有する基準物について測定したデータを硬度識別制御部26の記憶部に蓄積しておき、これらのデータと実際に測定した被測定物品Bの測
定データを比較することによって、瞬時に硬度が識別できるようにすることができる。
また、CRTなどの表示装置に、各グラフ、硬度データを表示、プリントするようにすることもできる。
なお、上記の実施例では、ステッピングモータ22によって、アーム部材14が回動することによって、その先端のセンサー部材16の接触部材18の当接面20が、被測定物品Bに当接するようにした。しかしながら、ステッピングモータ22の代わりに、ピストンシリンダー機構、バネ部材などのその他の駆動機構も採用することができる。さらには、手動によって、当接させることも可能である。
また、図示しないが、基準硬度部材の温度を測定する測温装置を備えて、この測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うようにしてもよい。
このように、基準硬度部材の温度を測定する測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行えば、基準硬度部材自体の温度特性を考慮することができるので、例えば、室内や農園地などの環境温度によって影響されることなく、正確な硬度を測定することができる。
さらに、基準硬度部材を30℃±5度にラバーヒータで温度調節すれば、基準の硬さが温度によって変わらないので、正確な測定を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、被測定物品Bとして、果実、野菜などの青果類に適用したが、電子部品などのその他の物品の硬度を測定する場合にも適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の物品の硬度測定装置の概略正面図である。 図2は、図1の物品の硬度測定装置のI方向の概略図である。 図3は、センサー部材の拡大図である。 図4は、図1の物品の硬度測定装置の使用状態を示す概略図である。 図5は、被測定物品Bに当接した際の、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力(信号波形W1)と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力(信号波形W2)を示すグラフである。 図6は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図7は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図8は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図9は、図6のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図10は、図7のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図11は、図8のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図12は、図9〜図11の図を纏めたグラフである。 図13は、図12のグラフのY軸の最大値の40%の範囲におけるX軸の値を硬さの測定指標として用いた場合の、硬さとの相関関係を示すグラフである。 図14は、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図15は、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図16は、加速度センサーと加速度センサーを用いた場合のX−Yプロットしたグラフである。 図17は、被測定物品Bに当接した際の、第1のセンサーS1による第1のセンサー出力と、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力を示すグラフである。 図18は、第2のセンサーS2による第2のセンサー出力S2の信号波形を全てタイムシフトしたグラフである。 図19は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図20は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図21は、図18のグラフと同様に、タイムシフトしたグラフである。 図22は、図19のグラフと同様に、X−Yプロットしたグラフである。 図23は、図19のグラフと同様に、X−Yプロットしたグラフである。 図24は、図19のグラフと同様に、X−Yプロットしたグラフである。 図25は、図24のグラフにおいて硬度の識別を説明するX−Yプロットしたグラフである。 図26は、従来の加速度センサーを一つだけ用いた場合のサンサー出力と硬さとの相関関係を示すグラフである。 図27は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図28は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図29は、X軸に第1のセンサーS1の第1のセンサー出力を、Y軸に第2のセンサーS2の第2のセンサー出力を、X―Yプロットしたグラフである。 図30は、図27のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図31は、図28のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図32は、図29のグラフをY軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように補正処理(規格化)したグラフである。 図33は、図30〜図32のグラフのY軸の最大値の40%の範囲におけるX軸の値を硬さの測定指標として用いた場合の、硬さとの相関関係を示すグラフである。 図34は、同一の基準硬度部材を測定した際の、周囲の環境温度と基準硬度部材の硬度測定値との関係を示すグラフである。 図35は、同一のサンプル(被測定物品B)を測定した際の、周囲の環境温度とサンプルの硬度測定値との関係を示すグラフである。 図36は、図35に示したサンプルの硬度測定値データを、図34で示した基準硬度部材の硬度測定値データで校正した場合の周囲の環境温度とサンプルの硬度測定値との関係を示すグラフである。 図37は、基準硬度部材1〜4についての、周囲の環境温度と基準硬度部材の硬度測定値との関係を示すグラフである。 図38は、サンプル1〜4(被測定物品B)についての、周囲の環境温度とサンプルの硬度測定値との関係を示すグラフである。 図39は、図38に示したサンプルの硬度測定値データを、図37で示した基準硬度部材の硬度測定値データで校正した場合の周囲の環境温度とサンプルの硬度測定値との関係を示すグラフである。
符号の説明
10 硬度測定装置
12 回動軸
14 アーム部材
16 センサー部材
18 接触部材
20 当接面
22 ステッピングモータ
24 エンコーダー
26 硬度識別制御部

Claims (32)

  1. 物品の硬度を測定する物品の硬度測定装置であって、
    被測定物品に対して当接させるセンサー部材と、
    前記センサー部材に感度軸をそろえて配置した、感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーと、
    前記センサー部材を、前記両センサーの感度方向から、被測定物品に対して当接させることにより得られた、第1のセンサーによる第1のセンサー出力と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力との応答特性の違いの比によって、
    前記被測定物品の硬度を識別する硬度識別制御部と、
    を備えることを特徴とする物品の硬度測定装置。
  2. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品の硬度測定装置。
  3. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量が同じで、応答特性の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品の硬度測定装置。
  4. 前記応答特性の異なる同一種類のセンサーが、応答特性の低い方のセンサーの応答特性が、10hz〜1000hz、高い方のセンサーの応答特性が、1Khz〜10Khzの範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の物品の硬度測定装置。
  5. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサーの種類が異なるセンサーから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の物品の硬度測定装置。
  6. 前記センサーが、加速度センサー、または加重センサーであることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の物品の硬度測定装置。
  7. 前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形との比を比較することによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の物品の硬度測定装置。
  8. 前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の物品の硬度測定装置。
  9. 前記硬度識別制御部が、前記Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の物品の硬度測定装置。
  10. 前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の物品の硬度測定装置。
  11. 前記硬度識別制御部が、第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項10に記載の物品の硬度測定装置。
  12. 前記硬度識別制御部が、前記X−Yプロットされたグラフが、略直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の物品の硬度測定装置。
  13. 前記硬度識別制御部が、前記X−Yプロットされた略直角三角形状のグラフのY軸の頂点から所定の割合だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の物品の硬度測定装置。
  14. 前記硬度識別制御部が、Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように、前記センサー部材を被測定物品に対して当接させた際の当接時における力による補正処理をするように構成されていることを特徴とする請求項8、9、11から13のいずれかに記載の物品の硬度測定装置。
  15. 前記センサー部材が、被測定物品に対して当接して被測定物品の硬度を測定する前に、前記センサー部材が、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接して、前記基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の物品の硬度測定装置。
  16. 前記基準硬度部材の温度を測定する測温装置を備え、
    前記測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の物品の硬度測定装置。
  17. 物品の硬度を測定する物品の硬度測定方法であって、
    被測定物品に対して当接させるセンサー部材と、
    前記センサー部材に感度軸をそろえて配置した、感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーとを備えた物品の硬度測定装置を用いて、
    前記センサー部材を、前記両センサーの感度方向から、被測定物品に対して当接させることにより得られた、第1のセンサーによる第1のセンサー出力と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力との応答特性の違いの比によって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする物品の硬度測定方法。
  18. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする請求項17に記載の物品の硬度測定方法。
  19. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサー容量が同じで、応答特性の異なる同一種類のセンサーから構成されていることを特徴とする請求項17に記載の物品の硬度測定方法。
  20. 前記応答特性の異なる同一種類のセンサーが、応答特性の低い方のセンサーの応答特性が、10hz〜1000hz、高い方のセンサーの応答特性が、1Khz〜10Khzの範囲にあることを特徴とする請求項19に記載の物品の硬度測定方法。
  21. 前記感度の異なる2つの第1のセンサーと第2のセンサーが、センサーの種類が異なるセンサーから構成されていることを特徴とする請求項17に記載の物品の硬度測定方法。
  22. 前記センサーが、加速度センサー、または加重センサーであることを特徴とする請求項18から21のいずれかに記載の物品の硬度測定方法。
  23. 前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形と、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形との比を比較することによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項17から22のいずれかに記載の物品の硬度測定方法。
  24. 前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項23に記載の物品の硬度測定方法。
  25. 前記Y軸の最大値の20%から90%におけるX軸の値を硬さの測定指標として、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項24に記載の物品の硬度測定方法。
  26. 前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力のピークのピーク時が、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における出力開始時になるように、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形をタイムシフトすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項23に記載の物品の硬度測定方法。
  27. 前記第1のセンサーによる第1のセンサー出力の信号波形における第1のセンサー出力をX軸に、第2のセンサーによる第2のセンサー出力の信号波形における第2のセンサー出力をY軸になるように、X−Yプロットをすることによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項26に記載の物品の硬度測定方法。
  28. 前記X−Yプロットされたグラフが、略直角三角形状であり、この略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項27に記載の物品の硬度測定方法。
  29. 前記X−Yプロットされた略直角三角形状のグラフのY軸の頂点から所定の割合だけ小さいY軸値の範囲の略直角三角形の斜辺の傾きによって、被測定物品の硬度を識別することを特徴とする請求項28に記載の物品の硬度測定方法。
  30. 前記Y軸における第2のセンサーの第2のセンサー出力の最大値が100となるように、前記センサー部材を被測定物品に対して当接させた際の当接時における力による補正処理をするように構成されていることを特徴とする請求項24、25、27から29のいずれかに記載の物品の硬度測定方法。
  31. 前記センサー部材が、被測定物品に対して当接して被測定物品の硬度を測定する前に、前記センサー部材を、所定の基準硬度を有する基準硬度部材に当接させて、前記基準硬度部材の硬度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うことを特徴とする請求項17から30のいずれかに記載の物品の硬度測定方法。
  32. 前記基準硬度部材の温度を測定する測温装置による基準硬度部材の温度データに基づいて、硬度測定データの校正を行うことを特徴とする請求項17から31のいずれかに記載の物品の硬度測定方法。
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