以下、図面に基づき、本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1〜図20は、本発明の実施の形態に係る遊技機1を示している。
本実施の形態に係る遊技機1は、遊技盤2に形成された遊技領域3に遊技球を発射して遊技を行うものであり、複数の始動入賞口21,22への遊技球の入賞に起因して所定のプロセスの羽根役物遊技が実行され、該遊技の実行結果として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるものである。以下、遊技機1として、パチンコ機を採用した場合を例に説明する。
先ず、遊技機1全体の概要を説明する。
図1は、遊技機1の全体を示す正面図である。遊技機1は、発射された遊技球が移動し遊技を進行させるための複数の役物が配された遊技領域3を形成する遊技盤2と、遊技領域3の前面側を覆うガラス板4が固定され、周囲に装飾ランプ・LEDやスピーカー等を取り付けたガラス枠5を有している。ここでガラス板4は、透過性を有した樹脂板であっても良い。
ガラス枠5には、遊技盤2の遊技領域3を視認できる略円形の開口部が設けられ、該開口部を覆うガラス板4には、後述する大入賞口装置(入賞装置)24の空間の前方で表示が可能な透過性の表示領域1010を備える表示装置1000が設けられている。また、ガラス枠5の下方には、遊技球を貯留するための上受け皿6と、該上受け皿6から溢れた球を受け入れる下受け皿7と、遊技者が遊技球の発射操作を行うためのハンドル8等が設けられている。
遊技領域3は、遊技盤2の前面側に略円形に形成されており、前記ハンドル8の操作により発射された遊技球を誘導するガイドレール9に囲まれ、さらに前面側は前記ガラス板4によって覆われている。遊技領域3には、羽根役物遊技の中心となる大入賞口装置24等の複数の役物の他、装飾装置であるランプ・LED等が配されている。
本遊技機1における遊技は、第1始動入賞口21、第2始動入賞口22、大入賞口装置24、大入賞口装置24の内部にある特別領域25、表示装置1000等によって実行される。また、その他の役物として、遊技領域3内に発射された遊技球の落下方向に変化を与える風車10や数多の遊技釘、それに遊技領域3の左右両側に配された一対の普通図柄作動ゲート31a,31b、一対の袖入賞口32a,32b、同じく一対の落とし入賞口33a,33b等が設けられている。
各種入賞口の内部には、図20に示すように、入賞(通過)した遊技球を検出するための検出手段が設けられている。すなわち、第1始動入賞口21には第1始動入賞口スイッチ121、第2始動入賞口22には第2始動入賞口スイッチ122が設けられている。特に、大入賞口装置24には、入賞した遊技球を検出する入賞検出手段である入賞検出スイッチ124の他、特別領域25を通過した遊技球を検出する特別領域検出手段である特別領域検出スイッチ125、それに一般領域26を通過した遊技球を検出するカウントスイッチ126が設けられている。
また、右普通図柄作動ゲート31aの内部には右ゲートスイッチ131a、左普通図柄作動ゲート31bの内部には左ゲートスイッチ131bが設けられている。また、右袖入賞口32aの内部には右袖入賞口スイッチ132a、左袖入賞口32bの内部には左袖入賞口スイッチ132bが設けられている。さらに、右落とし入賞口33aの内部には右落とし入賞口スイッチ133a、左落とし入賞口33bの内部には左落とし入賞口スイッチ133bが設けられている。
各種入賞口に遊技球が入賞すると、各入賞口スイッチによって入賞球が検出され、入賞球が検出される度に、各入賞口毎に割り当てられた所定数の賞球の払い出しが行われる。本実施の形態では、第1始動入賞口21、第2始動入賞口22には、それぞれ5個、右袖入賞口32a、左袖入賞口32b、右落とし入賞口33a、左落とし入賞口33bには、それぞれ8個、大入賞口装置24には15個と賞球数が割り当てられている。ただし、前記普通図柄作動ゲート31a,31bは通過ゲートであり、遊技球が通過しても賞球の払い出しは行われない。なお、遊技領域3の最下部には、何れの役物にも入らず落下した遊技球を外部に排出するアウト口34が設けられている。
次に、遊技領域3内における主な役物の構成について詳細に説明する。
第1始動入賞口21は、一般に始動チャッカーと称される入賞口である。第1始動入賞口21に遊技球が入賞することが、所定のプロセスの羽根役物遊技が開始される始動条件として設定されている。第1始動入賞口21の内部にある第1始動入賞口スイッチ121(図20参照)によって遊技球の入賞が検出されると、大入賞装置24の各可動片24aが所定時間開いた状態に作動するように設定されている。
第2始動入賞口22は、第1始動入賞口21の真下位置に配されており、第1始動入賞口21とは別に、遊技球が入賞することにより、前述した始動条件を成すものである。第2始動入賞口22の内部にある第2始動入賞口スイッチ122(図20参照)によって遊技球の入賞が検出されると、大入賞装置24の各可動片24aが所定時間開いた状態に作動するように設定されている。
第2始動入賞口22は、遊技球の入賞確率を変化させる一対の可動片22a,22aを備えている。各可動片22aは両側に揺動可能に配され、普通電動役物ソレノイド142(図20参照)によって開閉動作する普通電動役物である。各可動片22aは、後述する表示装置1000に表示される普通図柄表示の表示結果に基づき作動するように設定されている。
普通図柄表示は、例えば、表示装置1000の表示領域1010において、大入賞口装置24の装置本体24bの下部前方に重なる位置で実行される。具体的には1桁の数字が順次入れ替わるように変動表示され、その表示結果が特定の数字(例えば「7」)に停止して「当たり」に相当すると、第2始動入賞口22の各可動片22aが、通常の閉状態から開状態に所定時間だけ1回ないし2回作動する。なお、普通図柄表示としては、表示装置1000における表示以外にも、7セグメント表示器やLEDを用いて構成し遊技領域3上に別途設けても良い。
普通図柄表示の実行に関しては、一対の普通図柄作動ゲート31a,31bにあるゲートスイッチ131a,131bの何れかで遊技球の通過が検出されると、普通図柄の変動表示のための乱数値が取得され、該乱数値に基づいて普通図柄表示が開始される。普通図柄表示中に、何れかのゲートスイッチ131a,131bによって遊技球の通過が検出された場合は、普通図柄表示用の乱数値を獲得するが保留とされ、現在進行中の普通図柄表示が終了した後、保留されていた乱数値が順次消化される。保留球数は、例えば上限値4個であり、後述する飾り部24cのLED等により表示される。
図1に示すように、大入賞口装置24は羽根役物遊技におけるメイン役物であり、遊技領域3の略中央に設けられている。大入賞口装置24は、遊技球を受け入れる装置本体24bと、該装置本体24bに遊技球を受け入れ可能とする可動部材である一対の可動片24a,24aを備える。各可動片24aは、遊技球を受け入れる遊技者に有利な開状態と、遊技球を受け入れない遊技者に不利な閉状態とに開閉動作する。
大入賞口装置24の装置本体24bであるケース体内部は、入賞した遊技球が移動可能であり遊技者が視認可能な空間となっており、ケース体の上部には、各可動片24aが閉状態にある際に遊技球を受け入れないようにする飾り部24cが設けられている。また、空間内の下部には、遊技球が通過すると遊技状態が特別遊技状態に変化する特別領域25と、遊技球が通過しても遊技状態が変化しない一般領域26とが設けられている。
装置本体24bの上部における各可動片24aの内側には、空間内に入賞する遊技球を検出する前記入賞検出スイッチ124が設けられている。また、特別領域25の内側には、該特別領域25を通過する遊技球を検出する前記特別領域検出スイッチ125が設けられ、一般領域26の内側には、該一般領域26を通過する遊技球を検出する前記カウントスイッチ126が設けられている。
さらに、大入賞口装置24の空間内には、遊技球の移動に変化を与える移動体27が設けられている。移動体27は、大入賞口装置24への遊技球の入賞に基づいて、遊技球が特別領域25に入賞しやすい状態ないし入賞しにくい状態に作動するようになっている。具体的には例えば、移動体27は、その中央に遊技球を真下にある特別領域25へ導く通過孔を有し、左右両方向に傾動するように作動し、傾動しない非傾動姿勢にある時は遊技球が特別領域25に入賞しやすく、左側あるいは右側に傾動した傾動姿勢にある時は、遊技球が特別領域25に入賞しにくいように構成すると良い。
羽根役物遊技においては、前記第1始動入賞口21または前記第2始動入賞口22への遊技球の入賞に基づき、大入賞口装置24の各可動片24aが短時間(例えば0.3秒)だけ1回開放する。この時、大入賞口装置24の空間内に入った遊技球が特別領域25を通過すると、これを条件として所定のラウンド回数分だけ、大入賞口装置24の各可動片24aが繰り返し開閉するように設定されている。なお、前記第1始動入賞口21と、前記第2始動入賞口22とで、大入賞口装置24の各可動片24aを最初に開放する条件(時間と回数)が異なるように設定しても良い。
前記大入賞口装置24の各可動片24aの一連の動作が、羽根役物遊技の実行結果として、遊技者が有利となるように遊技状態が変化した「特別遊技状態」である。特別遊技状態の各ラウンド毎における各可動片24aの動作は、例えば、所定時間が経過するまで、または所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するまで、継続して開状態に維持するように設定しても良く、あるいは開状態ないし閉状態に開閉(例えば0.5秒開放し0.3秒閉鎖する動作を18回繰り返す等)するように設定しても良い。
次に、ガラス板4に設けた表示装置1000について説明する。
本実施の形態では、表示装置1000をガラス板4に設けた例を説明するが、ガラス板4ではなく、他に例えば、大入賞口装置24の前方に設けた透明板に表示装置1000を設けるようにしてもかまわない。図2は、遊技機1のガラス板4に設けた表示装置1000の表示領域1010を示している。
図2では便宜上、表示装置1000の表示領域1010を、斜線部分の正方形枠として図示したが、表示領域1010は、図3中で斜線部分として図示した大入賞口装置24の「空間」の前方を少なくとも覆う形状であれば良く、図2に示したものに限られず、どのような形状ないし大きさに構成してもかまわない。
図4は、表示装置1000の表示領域1010が、大入賞口装置24の空間の前方を全て覆う長方形であるが、大入賞口装置24の各可動片24aにおける揺動先端側は覆わないように構成した例を示している。このような構成によれば、大入賞口装置24の各可動片24aの揺動先端側が、表示領域1010における後述する表示の有無に関わらず常に視認できる状態になり、各可動片24aに導かれる遊技球が空間内へ入賞する過程の視認性を何ら妨げることがない。
表示装置1000は、本実施の形態では有機EL(エレクトロルミネッセンス)により構成されており、大入賞口装置24の空間の前方で表示が可能な表示領域1010を備え、該表示領域1010で画像表示を行っている際、その画像を表示していない部分では前記空間内を透視できる。ここで有機ELは、自発光、高輝度、透明、薄型等の特徴を有するディスプレイである。
表示装置1000は、遊技盤2上を移動する遊技球が直接当たらず、かつ遊技者が直接触れないように、ガラス板4と図示省略した保護ガラスとの間に設けて、発光側を遊技者側に向けて配置すると良い。ここで保護ガラスは、遊技機1の前面側からの衝撃や汚れを防止するものである。保護ガラスは、透過性を有した樹脂板であっても良い。なお、ガラス板4、保護ガラス、表示装置1000である有機ELディスプレイは、1つのユニットとして構成すると良い。
表示装置1000として使用する有機ELディスプレイには、大別して2つの方式があり、画素(ピクセル)毎に制御して表示する「アクティブマトリクス型」と、行および列方向を制御して交差する点を発光制御する「パッシブマトリクス型」とがある。何れの型も同じマトリクス制御方式を使い、水平、垂直方向の制御が交差した画素を光らせる構成であるが、パッシブマトリクス型は、制御が交差した時のみ発光し、アクティブマトリクス型は、制御が交差した時が発光制御の契機となるものである。
有機ELディスプレイにおけるカラー表示は、マトリクス状に並ぶ陽極電極と陰極電極との交差する部位に、RGBの赤(R)、緑(G)、青(B)の各色を発光する各有機蛍光体薄膜が並列配置され、これら対向する両電極間に、電圧を印加することで、赤(R)、緑(G)、青(B)の光の3原色が発光され、該3原色の加法混色によりフルカラー表示が可能となる。フルカラー表示を行うには、各交差する電極間に印加される電流値を印加パルスの幅を適宜に制御することで変化させることにより、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色の各色の発光強度を変化させて諧調表示を行うようになっている。
次に、遊技機1の制御に用いられる各種制御基板について説明する。
遊技盤2の背面側には、各機能別の制御基板が配設されている。図20に示すように制御基板には、遊技全体の動作を管理し制御する主制御基板100と、該主制御基板100からの指示情報をパラレル通信により受信して賞球や貸球の払い出し動作の制御を行う払出制御基板200と、表示制御や音声制御を行う演出制御基板300が設けられている。
前記制御基板は、さらに、発射モータ401による遊技球の発射を制御する発射制御基板400と、各制御基板に所定の電力を供給する電源基板500と、前記主制御基板100からの賞球払出信号を外部出力するための枠用外部端子板600と、CRカードユニットbと接続するための遊技機等貸出装置接続端子板700と、外部機器と接続して盤用外部情報(大当たり、第1始動入賞口入賞、第2始動入賞口入賞、ガラス枠開放の各信号)を出力するための盤用外部端子板800が設けられている。
各制御基板のうち演出制御基板300は、主として表示装置1000における画像の表示を制御する表示制御手段の機能を有している。この表示制御手段は、大入賞口装置24の空間の前方を覆う位置で、該空間を隠蔽可能な演出画像の表示を制御する。また、表示制御手段は、前記特別領域検出スイッチ125が遊技球を検出した場合に、前記演出画像の表示中であれば、少なくとも前記特別領域25を遊技球が通過した旨の表示を実行するように設定されている。なお、表示装置1000における具体的な表示内容について詳しくは後述する。
以下に、本遊技機1の作用について説明する。
先ず、第1始動入賞口21、第2始動入賞口22、大入賞口装置24、普通図柄作動ゲート31a,31b等を用いて実行される羽根役物遊技の概要について説明する。遊技における制御および手順であるプロセスは、主制御基板100によって実行される。羽根役物遊技は、第1始動入賞口21または第2始動入賞口22への遊技球の入賞に基づき開始され、実行結果として遊技者に有利な特別遊技状態に遊技状態が変更され得る。
遊技中に左右何れかの普通図柄作動ゲート31a,31bを遊技球が通過すると、主制御基板100は普通図柄表示を行うための乱数値を取得し、該乱数値の判定結果に基づき、普通図柄表示が表示装置1000の表示領域1010の適所で一定時間行われる。普通図柄表示の表示結果が当たりの場合には、普通電動役物ソレノイド142の制御データが主制御基板100から一定時間出力される。これにより、第2始動入賞口22の各可動片22aは開状態に所定時間だけ1ないし2回作動し、遊技球が入賞しやすい状態となる。
第1始動入賞口21に遊技球が入賞すると、第1始動入賞口スイッチ121によって検出されて主制御基板100に検出信号が出力される。また、第2始動入賞口22に遊技球が入賞すると、第2始動入賞口スイッチ122によって検出されて主制御基板100に検出信号が出力される。これらの検出信号に基づき主制御基板100は、大入賞口装置ソレノイド141を駆動する制御データを出力する。この制御データに基づき、大入賞口装置24の各可動片24aが短時間だけ1回開放する。
大入賞口装置24の開放動作中に、大入賞口装置24の空間内に入った遊技球が特別領域25を通過すると、該特別領域25にある特別領域検出スイッチ125によって検出され、主制御基板100に検出信号が出力される。すると主制御基板100は、大入賞口装置ソレノイド141を駆動する制御データを出力し、該制御データに基づき、大入賞口装置24の各可動片24aが所定回数を限度に繰り返し開閉する特別遊技状態が発生する。特別遊技状態の発生中は、大入賞口装置24内に設けられたカウントスイッチ126等により、入賞した遊技球が計数される。なお、装置本体24b内に入った遊技球が特別領域25を通過しなかった場合、特別遊技状態は発生せず単なる入賞として処理される。
カウントスイッチ126等で計数されたデータの合計数が所定個数に到達するか、所定時間が経過すると、主制御基板100からの出力データが変更され、大入賞口装置ソレノイド141の駆動が停止され、1回のラウンドが終了する。その後、未だ最大ラウンド回数に到達していない場合には、さらに大入賞口装置ソレノイド141の駆動が繰り返されることになる。各ラウンド毎に少なくとも1個の遊技球が特別領域25を通過することが、次ラウンドに継続するための条件となる。ただし、この条件を省いてラウンド継続が途中で終了してしまう事態(いわゆるパンク)を設定しなくても良い。
このような羽根役物遊技における最大の面白みは、遊技球が大入賞口装置24に入賞するか否かという点と、各可動片24aに導かれて入賞した遊技球が、特別領域25を通過するか否かという点にある。本遊技機1は、このような大入賞口装置24の前方で遊技者が見やすく迫力のある表示を可能とし、表示装置1000で行われる表示内容に重要な意味を持たせると共に、大入賞口装置24の空間内を移動する遊技球の代わりに画像により様々な演出を行って、特別領域25を遊技球が通過した旨を遊技者が明確に確認しやすくして、羽根役物遊技における面白みを最大限に生かすことができる。
次に、表示装置1000における各種画像の表示制御について説明する。
図20に示す演出制御基板300としての表示制御手段により、遊技機1の遊技状態に対応した表示制御が表示装置1000において実行される。すなわち、図2または図4に示すように、大入賞口装置24の空間の前方を少なくとも覆う表示装置1000の表示領域1010において、図3に示すように、ちょうど空間の輪郭を象る形状で空間を隠蔽可能な演出画像を表示することができる。
演出画像は、大入賞口装置24の空間を隠蔽可能なものであれば、どのような内容の画像であっても良いが、例えば、空間の輪郭を象る不透明な背景上に様々な図形、記号、文字等の画像を組み合わせて構成すると良い。演出画像は、表示するタイミングによって内容が変化するものであり、例えば、大入賞口装置24の空間と特別領域25とをそれぞれ模した画像を含ませて、遊技球を模した遊技球画像を、前記空間を模した画像内で移動する表示が考えられる。以下、図15〜図19に沿って、様々な演出画像の具体例を説明する。
図15は、比較的内容が簡単な演出画像の具体例を示している。
図15(a)は、大入賞口装置24の空間の前方に何も表示していない状態を示しており、これに対して、図15(b)〜(f)は、それぞれ大入賞口装置24の空間に重なる不透明な背景上に、大入賞口装置24の空間と特別領域25とをそれぞれ模した画像を含ませて表示している。
図15(b)は、特別領域25をV入賞ポケットとして表示し、背景上に遊技球を模した遊技球画像1200を表示して、この遊技球画像1200を移動させてV入賞ポケットに入る様子を演出している。ここで、遊技球画像1200がV入賞ポケットに入る場合は、「特別領域25を遊技球が通過した旨の表示(以下「特別領域通過報知画像」とする。)」に相当し、遊技球画像1200がV入賞ポケットに入らない場合は、「特別領域25に遊技球が通過しない旨を示唆する表示(以下「ハズレ演出画像」とする。)」に相当する。また、遊技球画像1200の出現を、「大入賞口装置24に遊技球が入賞した旨の表示(以下「入賞報知画像」とする。)」とすると良い。
図15(c)は、大入賞口装置24の空間内部と同一の構成を模して、特別領域25や移動体27を模した画像を表示すると共に、遊技球を模した遊技球画像1200を表示して、この遊技球画像1200を移動させて特別領域25を模した画像に入る様子を演出している。ここで、遊技球画像1200が特別領域25を模した画像に入る場合は、「特別領域通過報知画像」に相当し、遊技球画像1200が特別領域25を模した画像に入らない場合は、「ハズレ演出画像」に相当する。また、遊技球画像1200の出現を、「入賞報知画像」とすると良い。
図15(d)は、演出画像を「あみだくじ」として表しており、あみだくじに沿って移動する遊技球画像1200が特別領域25を模したマーク内に入る様子を演出している。ここで、特別領域25を模したマークの配置は、必ずハズレに相当する位置にして、当たりとなる場合には、あみだくじ上にラインを新たに加えるか、または強制的にマークを移動させるように演出すると良い。また、特別領域25を模したマークを配置する際には、直ぐには配置せずに、大入賞口装置24に入賞した実際の遊技球が特別領域25を通過したか否かを確認できるまでの時間を使って、特別領域25を模したマークの配置を決定するように演出しても良い。
ここで、遊技球画像1200が特別領域25を模したマーク内に入る場合は、「特別領域通過報知画像」に相当し、遊技球画像1200が特別領域25を模したマーク内に入らない場合は、「ハズレ演出画像」に相当する。また、あみだくじ上における遊技球画像1200の出現を、「入賞報知画像」とすると良い。
図15(e)は、特別領域25をV入賞ポケットとして表示し、背景上に遊技球を矢印の記号として表した遊技球画像1200を表示して、この遊技球画像1200を用いてV入賞ポケットに入る様子を演出している。ここで、遊技球画像1200がV入賞ポケットに入る場合は、「特別領域通過報知画像」に相当し、遊技球画像1200がV入賞ポケットに入らない場合は、「ハズレ演出画像」に相当する。また、遊技球画像1200の出現を、「入賞報知画像」とすると良い。
図15(f)は、図形ないし記号ではなく文字情報によって「特別領域通過報知画像」を表したものである。このように文字情報によって、特別領域25に遊技球が通過した旨を示す「特別領域通過報知画像」を表したり、あるいは特別領域25に遊技球が通過しない旨を示唆する「ハズレ演出画像」を表したり、さらにまた、大入賞口装置24に遊技球が入賞した旨を示す「入賞報知画像」を表すこともできる。
図16〜図18は、比較的内容が複雑な演出画像の具体例を示している。
図16は、大入賞口装置24の空間に重なる位置に不透明な背景を表示して、実際の大入賞口装置24の空間内部を隠蔽した上で、この背景上に実際の大入賞口装置24とは異なる空間を構成する模擬画像1100を表示すると共に、該模擬画像1100上を移動する遊技球画像1200を表示している。
このように、実際の大入賞口装置24の空間内部を隠蔽するように模擬画像1100を表示することにより、視覚的には大入賞口装置24の空間内が変化して、遊技内容が変化したように見えることになる。図16に示す模擬画像1100は、上方にある穴から出た遊技球画像1200が、傾斜盤面を転がりピンにぶつかりながら落下方向が変化して、特別領域25を模したVゾーンに入るか否かを演出するように表示される。
また、図17に示す模擬画像1110は、上方にある穴から出た遊技球画像1200がレールに導かれて落下し、円板上にある複数の落下孔のうち、特別領域25に相当するV落下孔に入るか否かを演出するように表示される。
さらに、図18に示す模擬画像1120は、上方から落下した遊技球画像(図示せず)が、回転式の円盤上にある特別領域25に相当する落下孔1121に入るか否かを演出するように表示される。
図19は、演出画像として、前述したように大入賞口装置24の空間や遊技球を模したものではなく、遊技に参考となる情報、その他の画像を表示する例を示している。図19(a)は、本日の特別遊技状態の発生回数を文字情報で表示した例を示している。図19(b)は、大入賞口装置24に入賞した遊技球のうち特別領域25を通過する割合を、V通過率として文字情報で表示した例を示している。図19(c)は、遊技に参考となる情報とは別にキャラクター等のイラストや画像を含む図形情報を表示した例を示している。このように、表示装置1000に表示する演出画像には、様々な内容のものを採用することができる。
図5および図6は、演出画像を表示するタイミングを示している。
図5において、図5(a)に示すように、第1始動入賞口21または第2始動入賞口22に遊技球が入賞して、スタート入賞の検出信号が出力されると、これに基づき、図5(b)に示すように、大入賞口装置24の各可動片24aが先ずは1回開放する等、大入賞口装置24が制御上の作動中となる。
図5においては、前記スタート入賞に係る検出信号の有無や大入賞口装置24の作動の有無に関わらず、図5(c)に示すように、表示装置1000には、大入賞口装置24の空間を隠蔽するように演出画像が表示される。ここでの演出画像は、前述した図15〜図19のうち、大入賞口装置24の空間を隠蔽し得るものであれば何でもかまわないが、例えば、実際の大入賞口装置24とは異なる空間を構成する模擬画像1100等を表示すると良い。
図5(c)に示すように、演出画像の表示中に、大入賞口装置24に遊技球が入賞しない場合は、そのまま演出画像が変化なく継続して表示される。ただし、図5(d)に示すように、大入賞口装置24に遊技球が入賞した場合、すなわち入賞検出スイッチ124が遊技球を検出して入賞検出信号を出力した場合には、その時点で前記表示制御手段の制御により、図5(e)に示すように、大入賞口装置24に遊技球が入賞した旨の表示である入賞報知画像が表示される。ここで入賞報知画像については前述したが、既に表示されていた模擬画像1100等に加えて、遊技球画像1200を出現させることにより、入賞報知画像とすることができる。
図5(e)に示すように、入賞報知画像の表示中に、大入賞口装置24に入賞した遊技球が特別領域25を通過しない場合は、そのまま入賞報知画像が所定時間に亘り表示される。この場合の入賞報知画像の内容は、遊技球画像1200が特別領域25を模した画像に入らない「ハズレ演出画像」に相当したまま終了することになる。
一方、前記入賞報知画像の表示中に、図5(f)に示すように、特別領域25を遊技球が通過した場合、すなわち特別領域検出スイッチ125が遊技球を検出してV通過信号を出力した場合には、その時点で前記表示制御手段の制御により、図5(g)に示すように、特別領域25を遊技球が通過した旨の表示である特別領域通過報知画像が表示される。
特別領域通過報知画像については前述したが、既に表示されていた入賞報知画像を中止して、遊技球画像1200が特別領域25を模した画像に入るように表示することにより、特別領域通過報知画像とすることができる。このように、入賞報知画像の表示中であったとしても、これに優先して、特別領域通過報知画像の表示が行われるため、遊技者は大入賞口装置24の空間内で遊技球が通過した結果を容易に確認することができ、羽根役物遊技における面白みを最大限に生かすことができる。
図5(f)において、入賞報知画像の表示中止から特別領域通過報知画像の表示開始の切り換えとしては、例えば、全く内容の異なる表示に切り換わったことを遊技者に知らしめるように、つなぎ目があるように表示しても良く、あるいは特別領域通過報知画像の表示を入賞報知画像の表示に対する一連の表示として演出しても良い。一連の表示とすれば、遊技者に違和感のない面白みのある表示を演出することができる。
以上のように、大入賞口装置24に入賞した遊技球が移動可能な空間の前方で、その空間を隠すように演出画像が表示されている場合には、遊技者の最大の関心事である空間内の遊技球が特別領域25を通過するのか、一般領域26を通過するのかが、隠されて分らないことになる。そこで、特別領域検出スイッチ125が遊技球を検出した場合には、表示制御手段による制御によって、前記演出画像の表示中であれば、少なくとも特別領域25を遊技球が通過した旨の表示を実行する。
それにより、遊技者が見やすい位置で、画像により特別領域25を遊技球が通過した結果を容易に確認することができる。また、表示装置1000に表示がなされていない場合には、透過性のある表示領域1010を通して、大入賞口装置24の空間内部の構成を確認することが可能であり、公正を保つことができ遊技者に不信感を与えることがない。
また、入賞検出スイッチ124が遊技球を検出して入賞信号を出力した時点で、既に前記特別領域通過報知画像の表示中、および既に前記入賞報知画像の表示中であれば、新たに入賞報知画像の表示は実行しない。これにより、既に特別領域通過報知画像の表示中、あるいは既に入賞報知画像の表示中であれば、これらの表示が優先されるため、重複した表示による混乱を避けることができる。
なお、入賞報知画像の表示は、既に演出画像が表示されている場合には必須となるが、演出画像が表示されていない場合には、必ずしも表示する必要はないため、表示するか否かは適宜選択するように設定すると良い。また、特別領域通過報知画像の表示も同様に、既に演出画像が表示されている場合には必須となるが、演出画像が表示されていない場合には、必ずしも表示する必要はないため、表示するか否かは適宜選択するように設定すると良い。
図6は、別の特別領域通過報知画像の表示例を示している。なお、図6(a)〜(f)については、前述した図5(a)〜(f)と同様であり重複した説明は省略する。図6(f)に示すように、特別領域25を遊技球が通過した場合、すなわち特別領域検出スイッチ125が遊技球を検出してV通過信号を出力した場合には、その時点で前記表示制御手段の制御により、図6(g)に示すように、入賞報知画像が全て終了した後に、特別領域通過報知画像が表示される。
これにより、大入賞口装置24に遊技球が入賞した旨の表示に影響を与えることなく、その終了後に続けて、特別領域25を遊技球が通過した旨の表示が行われるため、遊技者は大入賞口装置24の空間内で遊技球が通過した結果を続けて容易に確認することができ、羽根役物遊技における面白みを最大限に生かすことができる。特に入賞報知画像がハズレ演出画像として終了した後に、特別領域通過報知画像が表示されることにより、この特別領域通過報知画像は、遊技者をいったん落胆させた後に喜ばすことができる復活表示となり、遊技者の期待感を長く維持することができる。
図7〜図14は、演出画像に関する表示制御を示すフローチャートである。ここでの表示制御は、図20に示す演出制御基板300に含まれる表示制御手段によって実行される。図7は、演出画像の抽選処理を示している。図8は、演出画像の表示の有無の抽選処理を示している。前記表示制御手段は、演出画像の表示を実行するか否かを選択する選択手段を備える。これにより、演出画像の表示により大入賞口装置24の空間を隠蔽するか、あるいは演出画像を表示しないで大入賞口装置24の空間内部を見せるかを、適宜選択することが可能となる。
図7においては、複数種類ある演出画像のうち何れか1つを抽選(選択)することになる(ステップS101)。図8においては、先ず、既に選択された演出画像を表示するか否かを抽選(選択)する(ステップS201)。ここで、演出画像を表示する旨が抽選された場合(ステップS202;Y)、演出画像の表示を実行する(ステップS203)。一方、演出画像を表示しない旨が抽選された場合(ステップS202;N)、演出画像の表示は実行しない(ステップS204)。
要するに、前述した複数種類の演出画像のうち何れか1つを抽選し、さらに抽選した演出画像の表示を実行するか否かを抽選する。あるいは逆に、演出画像を表示するか否かを抽選してから、どの種類の演出画像にするかを抽選するようにしても良い。また、図7および図8に示す一連の抽選(選択)処理を1つにまとめて実行するようにしても良い。
さらに、前記抽選を遊技者が操作して選択するようにしてもかまわない。どんな演出画像を表示するかを遊技者に選択させ、その演出画像を表示するか否かを選択させるように設定する。また、表示ないし非表示の選択だけを遊技者が行うようにしても良い。なお、遊技者による選択操作としては、具体的には例えば、押ボタン式の設定手段を外部入力スイッチとして設けること等が考えられる。あるいは、表示装置1000の画面上にタッチパネルとして構成しても良い。
図9は、特別領域通過報知画像の表示処理を示している。本処理では、先ず大入賞口装置24の特別領域25を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS301)。ここで、特別領域25を遊技球が通過した場合(ステップS301;Y)、当該時点で演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS302)。特別領域25を遊技球が通過しなかった場合(ステップS301;N)、そのまま処理を終了する。
特別領域25を遊技球が通過した時点で、演出画像の表示中である場合(ステップS302;Y)、前述した特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS303)。一方、演出画像の表示中でない場合(ステップS302;N)、特別領域通過報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS304)。ここで、特別領域通過報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS305;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS303)。一方、特別領域通過報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS305;N)、特別領域通過報知画像の表示は実行しないで処理を終了する。
図10は、入賞報知画像の表示処理を示している。本処理では、先ず大入賞口装置24に遊技球が入賞したか否かを判断する(ステップS401)。ここで、大入賞口装置24に遊技球が入賞した場合(ステップS401;Y)、当該時点で特別領域通過報知画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS402)。大入賞口装置24に遊技球が入賞しなかった場合(ステップS401;N)、そのまま処理を終了する。
大入賞口装置24に遊技球が入賞した時点で、特別領域通過報知画像の表示中である場合(ステップS402;Y)、入賞報知画像の表示は実行しないで処理を終了する。一方、特別領域通過報知画像の表示中でない場合(ステップS402;N)、当該時点で演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS403)。ここで、演出画像の表示中である場合(ステップS403;Y)、前述した入賞報知画像の表示を実行する(ステップS0404)。
演出画像の表示中でない場合(ステップS403;N)、さらに入賞報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS405)。ここで、入賞報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS406;Y)、入賞報知画像の表示を実行する(ステップS404)。一方、入賞報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS406;N)、入賞報知画像の表示は実行しないで処理を終了する。
図11は、入賞報知画像の表示中に特別領域25を遊技球が通過した場合の表示処理を示している。本処理では、先ず大入賞口装置24の特別領域25を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS501)。ここで、特別領域25を遊技球が通過した場合(ステップS501;Y)、当該時点で入賞報知画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS502)。特別領域25を遊技球が通過しなかった場合(ステップS501;N)、そのまま処理を終了する。
特別領域25を遊技球が通過した時点で、入賞報知画像の表示中である場合(ステップS502;Y)、この入賞報知画像の表示を中止して(ステップS503)、その代わりに特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS507)。この場合の制御は、前述した図5に示すタイミングチャートに相当する。一方、入賞報知画像の表示中でない場合(ステップS502;N)、続けて、演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS504)。ここで、演出画像の表示中である場合(ステップS504;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS507)。
演出画像の表示中でない場合(ステップS504;N)、さらに特別領域通過報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS505)。ここで、特別領域通過報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS506;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS507)。一方、特別領域通過報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS506;N)、特別領域通過報知画像の表示は実行しないで処理を終了する。
図12は、入賞報知画像の表示中に特別領域25を遊技球が通過した場合の別の表示処理を示している。本処理の制御は、前述した図6に示すタイミングチャートに相当する。本処理では、先ず大入賞口装置24の特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグがONであるか否かを判断する(ステップS601)。フラグがONである場合(ステップS601;Y)、当該時点で入賞報知画像の表示が終了したか否かを判断する(ステップS607)。
ここで、入賞報知画像の表示が終了していない場合(ステップS607;N)、そのまま処理を終了する。一方、入賞報知画像の表示が終了した場合(ステップS607;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行して(ステップS605)、特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグをOFFにリセットする(ステップS606)。
特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグがONでない場合(ステップS601;N)、特別領域25を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS602)。ここで、特別領域25を遊技球が通過した場合(ステップS602;Y)、当該時点で入賞報知画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS603)。特別領域25を遊技球が通過しなかった場合(ステップS602;N)、そのまま処理を終了する。
特別領域25を遊技球が通過した時点で、入賞報知画像の表示中である場合(ステップS603;Y)、特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグをONにして(ステップS608)、そのまま処理を終了する。一方、入賞報知画像の表示中でない場合(ステップS603;N)、続けて、演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS604)。ここで、演出画像の表示中である場合(ステップS604;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行して(ステップS605)、特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグをOFFにリセットする(ステップS606)。
演出画像の表示中でない場合(ステップS604;N)、さらに特別領域通過報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS609)。ここで、特別領域通過報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS610;Y)、特別領域通過報知画像の表示を実行して(ステップS605)、特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグをOFFにリセットする(ステップS606)。一方、特別領域通過報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS610;N)、特別領域通過報知画像の表示は実行しないで処理を終了する。
図13は、入賞報知画像ないし特別領域通過報知画像に前記遊技球画像1200を含む内容とした場合の表示処理を示している。本処理の制御は、前述した図5に示すタイミングチャートに相当する。本処理では、先ず大入賞口装置24への遊技球の入賞を示す入賞報知画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS701)。ここで、入賞報知画像の表示中でない場合(ステップS701;N)、大入賞口装置24に遊技球が入賞したか否かを判断する(ステップS702)。
大入賞口装置24に遊技球が入賞した場合(ステップS702;Y)、演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS703)。大入賞口装置24に遊技球が入賞しなかった場合(ステップS702;N)、そのまま処理を終了する。大入賞口装置24に遊技球が入賞した時点で、演出画像の表示中である場合(ステップS703;Y)、演出画像に関する表示制御データを取得し(ステップS704)、取得したデータに基づくハズレ演出画像の表示パターンを抽選して(ステップS705)、この抽選結果に基づく入賞報知画像の表示を開始する(ステップS706)。
大入賞口装置24に遊技球が入賞した時点で、演出画像の表示中でなかった場合(ステップS703;N)、さらに特別領域通過報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS707)。ここで、特別領域通過報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS708;Y)、演出画像に関する表示制御データを取得し(ステップS704)、取得したデータに基づくハズレ演出画像の表示パターンを抽選して(ステップS705)、この抽選結果に基づく入賞報知画像の表示を開始する(ステップS706)。一方、特別領域通過報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS708;N)、そのまま処理を終了する。
また、最初の入賞報知画像の表示中であるか否かの判断において(ステップS701)、入賞報知画像の表示中である場合(ステップS701;Y)、特別領域25を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS709)。ここで、特別領域25を遊技球が通過しなかった場合(ステップS709;N)、そのまま処理を終了する。一方、特別領域25を遊技球が通過した場合(ステップS709;Y)、入賞報知画像に関する表示制御データを取得する(ステップS710)。
表示制御データの取得とは、事実上遊技球画像1200の位置を取得し、取得した位置から遊技球画像1200を特別領域25に相当する位置までに移動させることを意味する。続いて、前記入賞報知画像の表示に関する制御をプログラム上中止して(ステップS711)、前記表示制御データに基づき、前記入賞報知画像の表示に代わって、特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS712)。
図14は、入賞報知画像ないし特別領域通過報知画像に前記遊技球画像1200を含む内容とした場合の別の表示処理を示している。本処理の制御は、前述した図6に示すタイミングチャートに相当する。本処理では、先ず大入賞口装置24の特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグがONであるか否かを判断する(ステップS801)。フラグがONでない場合(ステップS801;N)、当該時点で入賞報知画像の表示であるか否かを判断する(ステップS802)。
ここで、入賞報知画像の表示中である場合(ステップS802;Y)、特別領域25を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS812)。特別領域25を遊技球が通過した場合(ステップS812;Y)、前記入賞報知画像に関する演出パターンを取得し(ステップS813)、特別領域25を遊技球が通過したことを示すフラグをONにして処理を終了する(ステップS814)。一方、特別領域25を遊技球が通過しなかった場合(ステップS812;N)、そのまま処理を終了する。
前記入賞報知画像の表示中でなかった場合(ステップS802;N)、続けて大入賞口装置24に遊技球が入賞したか否かを判断する(ステップS803)。ここで、大入賞口装置24に遊技球が入賞した場合(ステップS803;Y)、演出画像の表示中であるか否かを判断する(ステップS804)。
大入賞口装置24に遊技球が入賞しなかった場合(ステップS803;N)、そのまま処理を終了する。大入賞口装置24に遊技球が入賞した時点で、演出画像の表示中である場合(ステップS804;Y)、演出画像に関する表示制御データを取得し(ステップS805)、取得したデータに基づくハズレ演出画像の表示パターンを抽選して(ステップS806)、この抽選結果に基づく入賞報知画像の表示を開始する(ステップS807)。
大入賞口装置24に遊技球が入賞した時点で、演出画像の表示中でなかった場合(ステップS804;N)、さらに入賞報知画像を表示するか否かの抽選を行う(ステップS808)。ここで、入賞報知画像を表示するが抽選された場合(ステップS809;Y)、演出画像に関する表示制御データを取得し(ステップS805)、取得したデータに基づくハズレ演出画像の表示パターンを抽選して(ステップS806)、この抽選結果に基づく入賞報知画像の表示を開始する(ステップS807)。一方、入賞報知画像を表示しないが抽選された場合(ステップS809;N)、そのまま処理を終了する。
また、最初のフラグがONであるか否かの判断において(ステップS801)、フラグがONである場合(ステップS801;Y)、その時点で入賞報知画像の表示が終了したか否かを判断する(ステップS810)。ここで、入賞報知画像の表示が終了していない場合(ステップS810;N)、そのまま処理を終了する。一方、入賞報知画像の表示が終了した場合(ステップS810;Y)、前記入賞報知画像に関する演出パターンに基づいて、復活表示制御に相当する特別領域通過報知画像の表示を実行する(ステップS811)。
復活表示制御は、例えば、遊技球画像1200が一般領域26に入ったとした場合、入った場所から復活させるため、前記入賞報知画像に関する演出パターンを取得することになる。あるいは、新たに遊技球画像1200を用いた入賞報知画像の表示から行っても良い。ただし、この場合も前記演出画像に関する表示制御データに基づいて、遊技球画像1200を移動表示することになる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。また、前述した実施の形態では、本発明に係る遊技機1をパチンコ機に適用した場合について説明したが、遊技機1はパチンコ機に限られず、プログラム制御されるアレンジボールといった他の遊技機1にも同様に本発明を適用することができる。
また、前記大入賞口装置24の具体的な構造および形状は、図示したものに限定されない。前記大入賞口装置24では、装置本体24bと各可動片24aとの位置関係に関して、装置本体24bの上部両側に各可動片24aをそれぞれ揺動可能に設けたが、他に例えば、左右一対の可動片24a,24aを、装置本体24bの上部ではなく中段部の両側に揺動可能に設けても良い。また、図示省略したが、一対ではなく1つの可動片を備える構成としても良い。
さらに、前記実施の形態では、図2ないし図4に示すように、ガラス板4の一部に表示装置1000および表示領域1010を設けたが、他に例えば、ガラス板4の全体に表示装置1000を設けて、同じくガラス板4の全体が表示領域1010となるように構成したり、あるいは前記大入賞口装置24の前方にだけ表示領域1010を設定するように構成しても良い。もちろん、表示装置1000に表示する演出画像の種類に関しても、図示したものに限定されるわけではない。