JP4457425B2 - モータの電機子コアとその電機子コアを用いたブラシ付直流モータ - Google Patents
モータの電機子コアとその電機子コアを用いたブラシ付直流モータ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシ付直流モータの電機子コア及び、ブラシ付直流モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、いわゆるブラシ付直流モータが広く知られている。ブラシ付直流モータは一般的に、図12及び図13に示すように、巻線101が巻かれた電機子コア100と、巻線101と電気的に接続され電機子コア100と一体的に回転する整流子102と、回転する整流子102との断続により極性を切り換え、電機子コア100を連続して回転させるブラシ103を主な構成要素とする構造となっている。ここで、図12は、ブラシ付直流モータの主要断面図であり、図13は、電機子部分の上面図である。
【0003】
このブラシ付き直流モータの電機子コアは、コスト低減及び、鉄損を低減するため、一般的には、図12に示すように、鉄板を積層した積層鋼板を使用している。その理由としては、図12に示す積層鋼板ではなく、例えば鋳造や焼結により電機子コアを作製した場合には、電機子コア全体の電気抵抗が小さくなって、電機子コアに変動する磁束が通過する際に発生する渦電流が大きくなり、電機子コア自体が発熱して鉄損が大きくなり、入力に対する出力の効率が大きく低下するからである。
【0004】
したがって、従来の技術では上述したような積層鋼板により電機子コアを作製せざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように、電機子コアの材料として、鉄板を積層した積層鋼板を使用すると、電機子コア設計時の形状の自在性がなくなり、例えば電機子コアの軸心に垂直方向の断面形状を、軸方向に徐変等することが困難となる。
【0006】
すなわち、電機子コアの軸に垂直方向の断面形状は、図13に示すように、一般的に、中央の円盤状部分100aと、円盤状部分100aの外周に放射状に張り出すティース100b部分とからなるところ、同一形状の鉄板を積層して電機子コア100を作製すると、円盤状部分100aと、ティース100b部分の軸方向の高さを同一(図14においてL寸法。図14は、図13のA−A断面)にせざるを得ない。また、ティース100b部分の断面(図13のB−B断面)形状は、図15に示すように、四隅の角を有する長方形にならざるをえない。
【0007】
このような形状の電機子コア100において、巻線101を図13のように電機子コア100のまわりに巻き付けると、巻線101が重なり合う円盤状部分100aにおいて、図14(図13のA−A断面)に示すように、巻線による膨らみ部分Mだけ、電機子部分の軸方向長さが長くなってしまう。
【0008】
また、四隅の角を有する長方形断面のティース100b部分に巻線を巻き付けることになるから、角部にて、図15に示すように、巻線の浮きNが発生し、これによっても、電機子部分の軸方向長さを長くする要因となってしまう。
【0009】
更に、ベアリングや整流子等の部材を電機子コアの軸方向端部に取付ける形式のモータにおいては、図14に示すように円盤状部分100aと、ティース100b部分の軸方向の高さ(L寸法)が同一であるために、ベアリングや整流子等の部材を電機子コアに近づけて配設することが設計上困難となり、モータ全体の軸方向長さを長くする要因となってしまう。
【0010】
更に別の問題点として、鉄板を積層した積層鋼板により成る電機子コアでは、図15に示すように巻線の閉ループが四角形になってしまうので、所望の電機子コアの性能を確保しつつ、閉ループ長さを短くすることは形状的にできない。したがって、閉ループ長さを短くすることにより巻線の抵抗を低減し、一定電圧を負荷した場合における巻線に流れる電流を増加してモータの出力を大きくすることができない、という問題も発生する。
【0011】
上述した各問題は、いずれも鉄板を積層した積層鋼板により電機子コアを構成したことによって発生する問題であり、電機子コアの軸方向と垂直な平面で切った断面形状が、電機子コアの軸方向位置によらず一定であるため、すなわち電機子コアを任意の形状に作製できないためである。
【0012】
故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、上記の各問題点をそれぞれ解決すべく、鉄損が可及的に小さく、且つ任意の形状に作製可能な電機子コアを提供することを技術的課題とするものである。
【0013】
【課題を解決する手段】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、中央の円盤状部分と、該円盤状部分の外周に放射状に張り出すティースとを備え、絶縁被覆された磁性金属の粉体を成形して作製されたモータの電機子コアとした。
【0014】
本願発明によると、電機子コアを構成する材料は、絶縁被覆された磁性金属の粉体であるので、作製された電機子コアの電気抵抗は全体として大きくなる。したがって、電機子コア内に発生する渦電流は小さく抑えられて鉄損を小さくでき、モータに採用した場合に実用的に使用することができる。更に、電機子コアは成形材であるため、電機子コアを任意の形状に作製することができ、上述した問題点を解決可能な形状に電機子コアを作製できる。尚、磁性金属とは磁場の作用を受けて磁化する金属であり、例えば鉄、コバルト、ニッケルを用いるのが好ましい。
【0015】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、前記円盤状部分の軸心方向高さ及び前記ティースの付け根部分における前記軸心方向高さを、前記ティースの先端部分における前記軸心方向高さより低くしたことである。
【0016】
これにより、図14、図15において示した巻線による膨らみや、巻線の浮きが発生しても、電機子部分の軸方向の巻線のはみ出し量を抑えることができ、ひいては、モータ全体の全長を短縮することができるものである。
【0017】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、前記円盤状部分の軸心方向高さを、前記ティースの付け根部分における前記軸心方向高さより薄くしたことである。
【0018】
これにより、電機子コアの軸方向端部に取り付けられる部材を電機子コアに近づけて配設することが可能になり、モータの全長を短縮することができるものである。
【0019】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、前記円盤状部分の軸心方向と並行な面で切った前記ティースの付け根部分の断面形状における前記軸心方向と垂直成分の寸法は、前記軸心方向高さに応じて変化するようにしたことである。
【0020】
本願発明によると、ティースの付け根部分の断面形状が四角形ではないので、ティースの付け根部分に巻線する場合に、図13に示す従来の電機子コアに対して同一の磁路面積を確保しつつ、巻線の閉ループ長さを短くすることができる。これにより、巻線の電気抵抗が低減され、一定の電圧を負荷した場合のモータの出力を増大させることが可能になる。ティースの付け根部分の断面形状としては円形が好ましい。
【0021】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、前記円盤状部分は軸心方向高さに応じて直径を変位するようにしたことである。
【0022】
本願発明によると、円盤状部分の直径が軸心方向高さに応じて変位するので、円盤状部分近傍に巻線する場合に、図13に示す従来の電機子コアに対して同一の磁路面積を確保しつつ、巻線の閉ループ長さを短くすることができる。これにより、巻線の電気抵抗が低減され、一定の電圧を負荷した場合のモータの出力を増大させることが可能になる。本願発明においては、円盤状部分の直径が軸方向中心位置で最も大きくなるようにすることが好ましい。
【0023】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、円盤状部分から軸心方向に区画壁が突出するようにしたことである。
【0024】
本願発明によると、電機子コアの軸方向端部に取り付けられる部材を区画壁の内周側に配設することが可能になり、例えばティースに巻線を巻くとともに電機子コアの軸方向端部に整流子を取付ける形態のモータに用いる場合には、区画壁の端部にて整流子とティースとの間の巻線に適切な張力を付与しつつ、整流子を電機子コアに近づけて配設することができる。したがって、モータ全体の全長を短縮することができるとともに、巻線の緩み防止のために従来一般的に行われるワニス含浸等の工程を省略することができ、工数の低減にも繋がる。本願発明において区画壁を円筒形状とすると、電機子コアの軸方向端部に取り付けられる部材が巻線に干渉されることなく、好適である。また、区画壁の軸方向端部を面取り形状とすると、巻線にかかる応力を分散させることができる。
【0025】
上記の技術的課題を解決するために成された本願発明は、上述した電機子コアを用い、前記電機子コアに巻かれた巻線と、前記巻線と電気的に接続され前記電機子コアと一体的に回転する整流子と、前記整流子との断続により極性を切り換え、前記電機子コアを連続して回転させるブラシとを有する、ブラシ付直流モータとした。
【0026】
これは、上述した電機子コアを用いたブラシ付直流モータである。これにより、全長を短縮したモータを提供することができる。なお、ブラシ付直流モータの作動については周知であるので、説明は省略する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるモータの電機子コアの上面図(軸方向から見た図)であり、これは、従来技術における図13において、巻線がない状態に対応する図である。
【0029】
電機子コア1の形状は、図1に示すように、中央の円盤状部分2と、円盤状部分2の外周に放射状に張り出すティース3とからなる。ティース3は、さらに、付け根部分3aと、先端部分3bとからなる。
【0030】
図2は、図1における、E−E断面であり、従来技術における図14に相当するものである。図2に示すように、円盤状部分2の高さJは、ティース3の先端部分3bの高さHより短くなっており、また、ティース3の付け根部分3aの高さは、半径方向に徐変しており、先端部分3bの高さHより短くなっている。
【0031】
図3は、図1における、F−F断面であり、従来技術における図15に相当するものである。図3に示すように、ティースの付け根部分3aの断面形状は、長円形をしており、四隅の角がない。よって、ティースの付け根部分3aに巻線4を巻き付けても、従来技術における図15のごとき巻線の浮きは発生せず、図3のように、長円形に隙間なく巻き付くことになる。
【0032】
このように、軸に直角方向の断面形状を軸方向に徐変等してある電機子コア1の3次元形状は、機械切削や積層鋼板では、実質的に作製不可能であり、形状の自在性に優れる粉末やチップを用いた成形方法によれば、安価にて高精度に作製することができるものである。
【0033】
電機子コア1がこのような形状を有しているので、巻線4を、従来技術における図13のように円盤状部分2に重なるように一定の規則をもって巻きつけても、巻線4の重なり具合は図2に示すようになり、巻線による膨らみを加味しても、巻線部分の高さJ1は、ティースの先端部分3bの高さHと同等であり、電機子部分の軸方向の巻線のはみ出しは、ほとんどなくなる。
【0034】
よって、この電機子コア1に巻線を巻き付けた電機子をブラシ付直流モータに使用すれば、巻線の軸方向のはみ出し量が低減した分、モータ全長を短縮することができ、モータのコンパクト化に貢献することができる。
【0035】
第1の実施の形態における電機子コアの成形について説明する。電機子コア1は、粒径がφ25〜φ150μmの鉄粉をガラスにて絶縁被覆してなる粉末を成形型内に充填し、粉末を凝縮成形後、275℃で60分間加熱して成形される。
【0036】
このように電機子コア1を成形により作製することで、第1の実施の形態で示すような形状の電機子コア1を作製できる。また、電機子コア1はガラスにて絶縁被覆された粉末により成形されるので、作製された電機子コア1の電気抵抗は全体として大きくなる。したがって、電機子コア1内に発生する渦電流は小さく抑えられて鉄損を小さくでき、モータに採用した場合に実用的に使用することができる。
【0037】
図4は本発明の第2の実施の形態における電機子コア11の上面図(軸方向から見た図)であり、これは、従来技術における図13において、巻線がない状態に対応する図である。
【0038】
図4において、11は電機子コアであり、電機子コア11は、第1の実施の形態と同様の方法で成形により作製される。
【0039】
電機子コア11の形状は、図4に示すように、中央の円盤状部分12と、円盤状部分12の外周に放射状に張り出すティース13とからなる。ティース13は、さらに、付け根部分13aと、先端部分13bとからなる。円盤状部分12は、後述する図5に示すようにティースの付け根部分13aの高さより薄く成形されている。
【0040】
図5は電機子コア11を備える直流モータを図4におけるC−C切断面で切った断面図である。モータケース15の内周面には永久磁石16が固設され、永久磁石16の内周には巻線14が巻かれた電機子コア11がボールベアリング17を介してモータケース15に対して回転可能に配設されている。電機子コア11の回転軸11aにはティースの付け根部分13aに巻かれた巻線14と電気的に接続する整流子18が固設されている。整流子18は図面下端のフック部18aにて巻線14と電気的に接続しており、図示しないブラシを介して電流供給源(図示せず)と電気的に接続している。
【0041】
図5に示すように、第2の実施の形態では円盤状部分12の軸方向高さがティース13の軸方向高さに対して薄いため、整流子18のフック部18aの位置をティースの付け根部分13aの高さ面より低い位置に配設することができ、更に円盤状部分12に対応するモータケース15の底面に軸方向に屈曲する屈曲部15aを形成してボールベアリング17を支持することができる。これにより、ボールベアリング17及び整流子18を電機子コア11に近づけて配設することができ、モータ全体の軸方向長さを短縮することができる。
【0042】
図6は本発明の第3の実施の形態における電機子コア21の上面図(軸方向から見た図)であり、これは、従来技術における図13において、巻線がない状態に対応する図である。図7は整流子28及び巻線を備えた電機子コア21を図6におけるD−D切断面で切った断面図である。
【0043】
図6において、21は電機子コアであり、電機子コア21は第1の実施の形態と同様の方法で成形により作製される。
【0044】
電機子コア21の形状は、図6に示すように、中央の円盤状部分22と、円盤状部分22の外周に放射状に張り出すティース23とからなる。ティース23は、さらに、付け根部分23aと、先端部分23bとからなる。
【0045】
図7に図6のD−D断面図を示す。電機子コア21は、図7に示すようにティースの付け根部分23aの断面形状が楕円形に成形されている。また、図8は図6のG−G断面図であり、電機子コア21の円盤状部分22の断面形状は周面が外周側に膨出する略樽形を呈している。
【0046】
ティースの付け根部分23aの断面形状を楕円形とすることで、ティースの付け根部分23aに巻線する場合に、図13に示す従来の電機子コアに対して同一の磁路面積を確保するとともに、巻線の閉ループ長さを短くすることができる。これにより、同一の性能を奏する従来の形式の電機子コアに対して巻線の電気抵抗が低減され、同一の電圧を負荷した場合にモータの出力が増大する。
【0047】
また、円盤状部分22を略樽形とすることで、円盤状部分22近傍に巻線する場合に、図13に示す従来の電機子コアに対して同一の磁路面積を確保するとともに、巻線の閉ループ長さを短くすることができる。これにより、ティースの付け根部分23aへの巻線と同様に、モータの出力が増大する。
【0048】
図9は本発明の第4の実施の形態における電機子コア31の上面図(軸方向から見た図)であり、これは、従来技術における図13において、巻線がない状態に対応する図である。図10は整流子38及び巻線34を備えた電機子コア31を図9におけるI−I切断面で切った断面図、図11は図10の別の状態を示す図である。
【0049】
図9において、31は電機子コアであり、電機子コア31は第1の実施の形態と同様の方法で成形により作製される。
【0050】
電機子コア31の形状は、図9から図11に示すように、中央の円盤状部分32と、円盤状部分32の外周に放射状に張り出すティース33と、円盤状部分32から軸方向に突出する区画壁32aからなる。ティース33は、さらに、付け根部分33aと、先端部分33bとからなる。区画壁32aは、円盤状部分32におけるティースの付け根部分33a近傍から軸方向に突出しており円筒形状を呈している。区画壁32aの突出高さは巻線34の高さより高く設定されており、区画壁32aの上端部は面取り形状を呈している。
【0051】
図10は、電機子コア31の回転軸31aに整流子38を圧入する前の状態を示しており、図10の状態から整流子38を軸方向下側に圧入することにより区画壁32aの内周側に配設して、図11に示す状態になる。図10から図11の状態に移行する途中では、フック部38aに架る巻線34aが一旦緩むが、巻線34aが区画壁32aの上端部に当接することにより、巻線34aに適切な張力を付与しつつ、整流子38を電機子コア31に近づけて配設することができる。したがって、モータ全体の全長を短縮することができるとともに、巻線の緩み防止のためのワニス含浸等の余分な工程を省略することができる。更に、区画壁32aの上端部が面取り形状であるために、整流子38の圧入時において巻線34にかかる応力を分散させつつ適切な張力を得ることもできる。
【0052】
以上、本発明を上記実施の態様に即して説明したが、本発明は上記態様に限定されるものではなく、上述した各実施の形態を組み合せた電機子コアとするなど、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、絶縁被覆された磁性金属の粉体を成形して電機子コアを作製したことにより、電機子コアの電気抵抗を小さくして鉄損を可及的に小さくするとともに、電機子コアを任意の形状に作製することができるので、例えば電機子コアの軸心に垂直方向の断面形状を、軸方向に徐変等することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるモータの電機子コアの上面図(軸方向から見た図)である。
【図2】図1におけるE−E断面図である。
【図3】図1におけるF−F断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるモータの電機子コアの上面図(軸方向から見た図)である。
【図5】第2の実施の形態の電機子コアを備える直流モータの図4におけるC−C断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるモータの電機子コアの上面図(軸方向から見た図)である。
【図7】図6におけるD−D断面図である。
【図8】図6におけるG−G断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるモータの電機子コアの上面図(軸方向から見た図)である。
【図10】第4の実施の形態の電機子コアを備える直流モータの図9におけるI−I断面図である。
【図11】図10の別の状態を示す図である。
【図12】従来技術におけるブラシ付直流モータの主要断面図である。
【図13】従来技術におけるブラシ付直流モータの電機子部分の上面図である。
【図14】図12におけるA−A断面図である。
【図15】図12におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31・・・電機子コア
2、12、22、32・・・円盤状部分
3、13、23、33・・・ティース
3a、13a、23a、33a・・・付け根部分
3b、13b、23b、33b・・・先端部分
4、14、24、34・・・巻線
15・・・モータケース
16・・・永久磁石
17・・・ボールベアリング
18、28、38・・・整流子
Claims (7)
- 巻線が巻かれた電機子コアと、該電機子コアと一体的に回転する整流子と、該整流子との断続により極性を切り換え、前記電機子コアを連続して回転させるブラシと、前記電機子コアがモータケースに対して回転可能とするボールベアリングとを有するブラシ付直流モータであって、
前記電機子コアは、
絶縁被覆された磁性金属の粉体を成形して作製され、
中央の円盤状部分と、該円盤状部分の外周に放射状に張り出すティース部分とからなり、
前記電機子コアは、前記円盤状部分に前記整流子の一部を収容する第一の凹部と、前記ボールベアリングの一部を収容する第二の凹部とを有する、
ことを特徴とする電機子コアをもつブラシ付直流モータ。 - 前記ティース部分は、前記巻線が巻かれる付け根部分と、該付け根部分の先端に設けられた先端部分とからなり、前記先端部分の軸方向の高さは、前記付け根部分の軸方向の高さおよび前記円盤状部分の軸方向の高さより高いことを特徴とする請求項1に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
- 前記円盤状部分の軸心方向と並行な面で切った前記ティースの付け根部分の断面形状における前記軸心方向と垂直成分の寸法は、前記軸心方向高さに応じて変化することを特徴とする請求項1または2に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
- 前記ティース付け根部分の断面形状が楕円形になるように成形されたことを特徴とする請求項3項に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
- 前記円盤状部分は軸心方向高さに応じて直径が変化することを特徴とする請求項1または2に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
- 前記円盤状部分の断面形状が周面が外周側に膨出する樽形になるように成形されたことを特徴とする請求項5項に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
- 前記円盤状部分は、前記ティース部分の付け根部分が形成され始める部位に、該円盤状部分の軸方向に突出した円筒形状の区画壁が成形されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電機子コアをもつブラシ付直流モータ。
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