以下、本発明に係る姿図作成装置及び姿図作成プログラムの好適な一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明は省略する。
先ず、図1は、実施形態における姿図作成装置1の構成図である。図1に示すように、姿図作成装置1は、一般のコンピュータに姿図作成プログラムがインストールされて、そのプログラムを実行する装置であり、コンピュータ本体2と、入力手段であるキーボード3及びホイール付きマウス4と、表示部6から構成される。コンピュータ本体2は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ等の記憶装置、ハードディスクといった格納装置等から構成されている。また、ホイール付きマウス4は、左右両側にマウスボタン7,8を有すると共に、マウスボタン7,8の間にホイール9が設けられている。このホイール付きマウス4は、ホイール9の押下及び回転を検知してコンピュータ本体2に信号を出力するタイプのマウスである。ホイール9の回転は、所定角度の回転角度を単位とし、露出されたホイール部分が前方に移動されて回転されたか、後方に移動されて回転されたかが区別されて検知される。
図2は、図1に示す姿図作成装置1の機能ブロック構成図である。図2に示すように、コンピュータ本体2は、処理部11、及びテンプレートDB12を備える。処理部11は、枠組生成部15、モード検知部16、枠指定検知部17、増減指示情報検知部18、及び建具設定部19を有する。また、テンプレートDB12には、枠に当てはめる部材、例えば、ドアや窓等のテンプレートが格納されている。
モード検知部16は、マウス4によって出力された信号からホイール9の押下を検知し、ホイール9の押下を検知する毎に、(1)窓やドア等の建具用の枠が横方向に連なるように枠組を生成する連枠生成モード(枠組生成モード)、(2)当該枠が縦方向に連なるように枠組を生成する段枠生成モード(枠組生成モード)、(3)指定した枠の幅(図3及び図9の「W」寸法)を変更するための枠幅変更モード(枠サイズ変更モード)、(4)指定した枠の高さ(図3及び図9の「H」寸法)を変更するための枠高さ変更モード(枠サイズ変更モード)、(5)指定した枠の下辺の位置(図12の「FL」高さ)を設定するための下辺位置設定モードの順にモードを切替え、そのモードを枠組生成部15に出力する。なお、枠の下辺の位置は床面からの高さに対応する。
ここでいう枠は、窓やドア等の建具をあてはめるための姿図作成上の枠である。建具には、屋内と屋外との仕切りや屋内の部屋同士の仕切りに用いられ、開閉可能なドアやサッシ、シャッター或いは窓等が含まれる。ドアは開き戸であっても、引き戸であってもよく、窓は、開閉可能でなくともよい。また、枠組の作成のうえでは、「連枠」と後述する画面上の「連窓」とは同義であり、「段枠」と画面上の「段窓」とは同義である。
枠指定検知部17は、枠組生成部15によって生成され表示部6に表示された枠組の中から、マウス4から出力された信号に基づいて、指定された枠を検知する。すなわち、マウス4が操作されることにより、表示部6に表示された枠組の中の特定の枠内にカーソルが位置付けられて、左マウスボタンがクリックされると、枠指定検知部17は、マウス4から出力された信号に基づいて、指定された枠を検知し、指定された枠を指示する信号を枠組生成部15に出力する。
増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号から、ホイール9の回転を、露出されたホイール部分が前方に移動されて回転されたか、後方に移動されて回転されたかを区別して検知する。そして、増減指示情報検知部18は、露出されたホイール部分が前方に移動されて回転されたことを検知したときは増加指示信号を枠組生成部15に出力し、後方に移動されて回転されたことを検知したときは減少指示信号を枠組生成部15に出力する。この増減指示情報検知部18による増加指示信号及び減少指示信号の出力は、ホイール9が回転角度単位の角度だけ回転される都度行われる。
枠組生成部15は、モード検知部16、枠指定検知部17、及び増減指示情報検知部18の出力に基づいて枠組を生成する。すなわち、枠組生成部15は、最初に、1個の基本枠41を表示部6に表示させる。この基本枠41の幅の寸法、高さの寸法、下辺の位置(床面からの高さ)の寸法として、デフォルト値が設定されている。例えば、幅のデフォルト値は1000mm、高さのデフォルト値は2000mm、下辺位置の高さのデフォルト値は0mmである。枠組生成部15は、これらの寸法も基本枠41に対して寸法補助線を入れて表示部6に表示させる。勿論、デフォルト値はこれらの値に限らなくとも良い。
そして、モード検知部16によって出力されたモードが連枠生成モードである場合に、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、基本枠41に対して同じサイズの枠を横方向に1個ずつ増加させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力された場合は、減少指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、横方向に枠を1個ずつ減少させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。なお、枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対しても、その枠のサイズが分かるように、寸法補助線を入れて寸法を表示させる。
また、モード検知部16によって出力されたモードが段枠生成モードである場合、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、基本枠41に対して高さ500mmの枠を縦方向に1個ずつ増加させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力された場合は、減少指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、縦方向に枠を1個ずつ減少させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対しても、その枠のサイズが分かるように、寸法補助線を入れて寸法を表示部6に表示させる。
ここで、枠が横方向に複数個生成されている状態で、段枠生成モードに設定されている場合、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、横方向に生成された枠の個数と同数の枠を、縦方向に一段ずつ増加させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力された場合には、減少指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、横方向に複数個の枠が生成された枠組から、枠を一段ずつ減少させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。
同様に、枠が縦方向に複数個生成されている状態で、連枠生成モードに設定されている場合、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、縦方向に生成された枠の個数と同数の枠を、横方向に一列ずつ増加させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力された場合には、減少指示信号が出力される都度、枠組生成部15は、縦方向に複数個の枠が生成された枠組から、枠を一列ずつ減少させて、生成した枠組を表示部6に表示させる。
また、モード検知部16によって出力されたモードが枠幅変更モードである場合、枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が特に出力されずに、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されると、増加指示信号が出力される都度、画面上に表示されているすべての枠の幅を変更対象として、それらの枠の幅を現在の幅から所定長さずつ増加させる。枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が出力され、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されたときには、増加指示信号が出力される都度、指定された枠の幅を現在の幅から所定長さずつ増加させる。
ここで、所定長さは、例えば、キーボードの「Ctrl」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は50mmであり、キーボードの「Alt」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は500mmであり、「Ctrl」キーも「Alt」キーも押下されずに増加指示信号が出力された場合は100mmである。つまり、枠組生成部15は、増加指示信号を受信する際、キーボードからの出力を受けて所定長さを変更している。勿論、この所定長さは上記の値に限らず、適当な値に設定してよい。
同様に、増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力されたときも、枠組生成部15は、減少指示信号が出力される都度、指定された枠の幅を所定長さずつ減少させる。なお、減少させる所定長さは、増加させる場合と同様に、キーボードからの出力を受けて変更されている。
なお、複数の段にわたって枠が生成されているときに枠幅を増減する場合、枠組生成部15は、指定された枠と同じ列にある枠の幅も併せて増減させる。また、枠組生成部15は、変更された幅にあわせて寸法を変更して表示部6に表示させる。
また、モード検知部16によって出力されたモードが枠高さ変更モードである場合、枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が特に出力されずに、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されると、増加指示信号が出力される都度、画面上に表示されているすべての枠の高さを変更対象として、それらの枠の高さを現在の高さから所定長さずつ増加させる。枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が出力され、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されたときには、増加指示信号が出力される都度、指定された枠の高さを現在の高さから所定長さずつ増加させる。
この所定長さも、キーボードの「Ctrl」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は50mmであり、キーボードの「Alt」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は500mmであり、「Ctrl」キーも「Alt」キーも押下されずに増加指示信号が出力された場合は100mmである。同様に、増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力されたときも、枠組生成部15は、減少指示信号が出力される都度、指定された枠の幅を所定長さずつ減少させる。勿論、この所定長さは、適当な値に設定してよい。
なお、複数の列にわたって枠が生成されているときに枠高さを増減する場合、枠組生成部15は、指定された枠と同じ段にある枠の高さも併せて増減させる。また、枠組生成部15は、変更された幅にあわせて寸法を変更して表示部6に表示させる。
また、モード検知部16によって出力されたモードが下辺位置設定モードである場合、枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が特に出力されずに、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されると、増加指示信号が出力される都度、最下段にあるすべての枠を変更対象として、それらの枠の下辺の位置を現在の位置から所定長さずつ上昇させる。枠組生成部15は、枠指定検知部17によって、画面上に表示されている特定の枠が指定されたことを示す信号が出力され、増減指示情報検知部18から増加指示信号が出力されたときには、増加指示信号が出力される都度、指定された枠の下辺の位置を現在の位置から所定長さずつ上昇させる。
この所定長さも、キーボードの「Ctrl」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は50mmであり、キーボードの「Alt」キーが押下されて増加指示信号が出力された場合は500mmであり、「Ctrl」キーも「Alt」キーも押下されずに増加指示信号が出力された場合は100mmである。同様に、増減指示情報検知部18から減少指示信号が出力されたときも、枠組生成部15は、減少指示信号が出力される都度、指定された枠の下辺の位置を所定長さずつ下降させる。なお、枠組生成部15は、下辺の位置の寸法も寸法補助線を入れて表示部6に表示させる。勿論、この所定長さは、適当な値に設定してよい。
建具設定部19は、テンプレートDB12から出力された各種ドアや窓等のテンプレートを表示部6に表示させる。そして、枠指定検知部17によって特定の枠が指定されたことを示す信号を受信し、さらに、特定のドア又は窓のテンプレートが指定されると、建具設定部19は、指定された枠につき、指定されたドア又は窓のテンプレートを、その枠のサイズに適合させて当てはめる。
以上のような構成である姿図作成装置1の動作について、図3〜図15を参照して説明する。
図3は、枠組生成部15の指示により表示部6に表示される姿図作成画面の初期画面である。画面左上には、枠組の基本情報を示す枠組情報表示領域31が表示されている。
また、左側中央のモード切替えボタン表示領域32には、5つの切替ボタンが表示されている。「連」ボタン33は、枠が横方向に連なるように枠組を生成する連枠生成モードに設定するためのボタンである。「段」ボタン34は、枠が縦方向に連なるように枠組を生成する段枠生成モードに設定するためのボタンである。「W」ボタン35は、指定した枠の幅を変更する枠幅変更モードに設定するためのボタンである。「H」ボタン36は、指定した枠の高さを変更する枠高さ変更モードに設定するボタンである。「FL」ボタン37は、指定した枠の下辺の位置を設定する下辺位置設定モードにするためのボタンである。これらのボタンは、マウス4のホイール9が押下されるごとに、「連」ボタン33、「段」ボタン34,「W」ボタン35、「H」ボタン36、「FL」ボタン37の順にアクティブになる。すなわち、モード検知部16は、ホイール9が押下されたこと指示する信号をマウス4から受信する都度、上記5つのボタン33〜37を順にアクティブに切り換えていくと共に、連枠生成モード、段枠生成モード、枠幅変更モード、枠高さ変更モード、下辺位置設定モードの順に切り換えていく。
画面中央の姿図表示領域40には、基本枠41がデフォルト値の大きさで表示されている。この表示枠の幅は1000mm、高さは2000mm、下辺位置の高さは0mmである。そして、この基本枠41には寸法補助線と各寸法が表示されている。
枠組情報表示領域31には、枠組生成部15によって、姿図表示領域40に表示されている枠組の基本情報が表示されている。基本枠41の情報としては、「1連窓」の列に、「段窓数」が「1」段であること、「W寸法」(枠幅)がデフォルト値の「1000」mmであること、「FL寸法」(下辺位置)が「0」mmであること、「1段H寸法」(1段目の高さ)が「2000」mmであることが、枠組生成部15の指示により表示されている。なお、上述のように「連枠」と画面上の「連窓」とは同義であり、「段枠」と画面上の「段窓」とは同義である。
次に、枠が横方向に連続する連枠を作成する操作について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、連枠を作成する処理のフローチャートを示し、図5は、連枠を作成するときの表示部6の画面を示している。
初期画面(図3参照)において、操作者がホイール9を押下すると、マウス4からホイール9が押下されたことを指示する信号がモード検知部16に出力される。モード検知部16は、マウス4によって出力された信号を検知し(S101)、モード切替えボタン表示領域32の「連」ボタン33をアクティブにすると共に、連枠生成モードに設定する(S102)。さらに、モード検知部16は、枠組生成部15に対し連枠生成モードに設定されたことを指示する信号を出力する。
続けて、操作者が必要な連枠数となるようにホイール9を回転させる。すると、マウス4は、ホイール9が1回転角度単位だけ回転される都度、ホイール9の回転を指示する信号を増減指示情報検知部18に出力する。図5に示す画面例は、ホイール9を露出している部分が前方に移動するように、3回転角度単位だけ回転させた例を示している。増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号を受信し、回転方向を区別してホイール9の回転を検知する(S103)。増減指示情報検知部18は、ホイール9の回転を検知する都度、回転方向を区別して増減指示情報を枠組生成部15に出力する。ここでは、増減指示情報検知部18は、ホイール9が前方に回転角度単位、回転されたことを指示する信号を3回受信し、増減指示情報検知部18は、増加させることを指示する増減指示情報を3回、枠組生成部15に出力する。
枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、基本枠41と同じサイズの枠を横方向に1個ずつ増減させ、その結果、生成される枠組を姿図表示領域40に表示させる(S104)。このとき、枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対しても寸法補助線と寸法を表示させる。ここでは、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、枠を矢印の横方向に3個増加させ、枠を合計4個生成し、表示部6に4連の連枠を表示させている。また、枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対して寸法補助線、及び基本枠41と同じ寸法を表示させている。
さらに、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、新たに生成した枠に対応する列を生成し、各枠の「W寸法」、「FL寸法」、「1段H寸法」等を表示させる(S105)。ここでは、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、新たに生成した3個の枠に対応して、「2連窓」、「3連窓」、「4連窓」の列を生成し、各列の「W寸法」、「FL寸法」、「1段H寸法」等に各枠に対応した各サイズを表示させる。
次に、枠が縦方向に連続する段枠を作成する操作について、図5〜図7を参照して説明する。図6は、段枠を作成する処理のフローチャートを示している。図7は、図5に示す連枠から段枠を作成したときの表示部6の画面を、姿図表示領域40付近を拡大して示している。
図5に示すように連枠が生成された状態から、操作者がホイール9を押下すると、マウス4からホイール9が押下されたことを指示する信号がモード検知部16に出力される。モード検知部16は、マウス4によって出力された信号を検知し(S201)、モード切替えボタン表示領域32のアクティブ・ボタンを「連」ボタン33から「段」ボタン34に切り換えると共に、段枠生成モードに切り換える(S202)。さらに、モード検知部16は、枠組生成部15に対し、段枠生成モードに切り換えたことを指示する信号を出力する。
続けて操作者は、必要な段枠数となるようにホイール9を回転させる。すると、マウス4は、ホイール9が1回転角度単位だけ回転される都度、ホイール9の回転を指示する信号を増減指示情報検知部18に出力する。図7に示す画面例は、ホイール9を露出している部分が前方に移動するように、3回転角度単位だけ回転させた例を示している。増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号を受信し、回転方向を区別してホイール9の回転を検知する(S303)。増減指示情報検知部18は、ホイール9の回転を検知する都度、回転方向を区別して増減指示情報を枠組生成部15に出力する。ここでは、増減指示情報検知部18は、ホイール9が前方に回転角度単位、回転されたことを指示する信号を3回受信し、増減指示情報検知部18は、増加させることを指示する増減指示情報を3回、枠組生成部15に出力する。
枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、高さ500mmの枠を縦方向に1個ずつ増減させ、その結果、生成される枠組を姿図表示領域40に表示させる(S204)。このとき、枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対しても寸法補助線と寸法を表示させる。ここでは、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、枠を矢印の縦方向に1段ずつ3段増加させ、枠を合計4段生成し、表示部6に4段の段枠を表示させている。また、枠組生成部15は、新たに生成した各枠に対して寸法補助線とデフォルトの高さ寸法を表示させている。
さらに、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、新たに生成した段枠に対応する行を生成し、各段枠の高さ寸法「H寸法」を表示させる(S205)。ここでは、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、新たに生成した3段の枠に対応して、「2段H寸法」、「3段H寸法」、「4段H寸法」の行を生成し、各列の高さ寸法を表示させる。
次に、特定の枠の幅を変更する操作について、図7〜図9を参照して説明する。図8は、枠幅を変更する処理を示すフローチャートである。図9は、図7に示す枠組の中から特定の枠を指定して、枠幅を変更するときの表示部6の画面を示している。
図7に示すように枠組が生成された状態から、操作者がホイール9を押下すると、マウス4からホイール9が押下されたことを指示する信号がモード検知部16に出力される。モード検知部16は、マウス4によって出力された信号を検知し(S301)、モード切替えボタン表示領域32のアクティブ・ボタンを「段」ボタン34から「W」ボタン35に切り換えると共に、枠幅変更モードに切り換える(S302)。そして、モード検知部16は、枠組生成部15に対し、枠幅変更モードに切り換えたことを指示する信号を出力する。
さらに、操作者は、マウス4を操作して、幅を変更したい枠にカーソルを位置付け、左マウスボタンをクリックする。すると、マウス4は、左マウスボタンがクリックされたことを指示する信号を枠指定検知部17に出力する。枠指定検知部17は、マウス4によって出された信号を受けると、指定された枠を検知し、指定された枠を指示する信号を枠組生成部15に出力する(S303)。また、枠指定検知部17は、指定された枠を背景色とは異なる色にする。図9に示す画面例は、1段目の中2つの枠が指定され、それらの枠が背景色とは異なる色に変色されている。
続けて操作者は、適切な枠幅となるようにホイール9を回転させる。すると、マウス4は、ホイール9が1回転角度単位だけ回転される都度、ホイール9の回転を指示する信号を増減指示情報検知部18に出力する。増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号を受信し、回転方向を区別してホイール9の回転を検知する(S304)。増減指示情報検知部18は、ホイール9の回転を検知する都度、回転方向を区別して増減指示情報を枠組生成部15に出力する。
そして、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、枠の幅を所定長さずつ増減させ、その結果、生成される枠組を姿図表示領域40に表示させる(S305)。それと共に、枠組生成部15は、枠幅の変更に応じて、枠幅の寸法も変更して表示部6に表示させる。なお、ホイール9の露出部分が前方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、枠の幅を増加させ、露出部分が後方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、枠の幅を減少させる。なお、枠組生成部15は、指定された枠と同じ列にある枠も同様に幅を変更する。
ここで、上述のように、所定長さは、キーボードの「Ctrl」キーが押下されてホイール9が回転されたか、「Alt」キーが押下されてホイール9が回転されたか、いずれのキーも押下されずにホイール9が回転されたかによって異なる。枠幅は、「Ctrl」キーが押下されていたときは50mmずつ増減され、「Alt」キーが押下されていたときは500mmであり、いずれのキーも押下されていなかったときは100mmずつ増減される。
また、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、変更された枠の幅の寸法「W寸法」を変更して表示させる(S306)。
なお、上記S303において、操作者はマウス4によって特に枠を指定せず、枠指定検知部17による枠指定の検知がなかった場合、S305において、枠組生成部15は、すべての枠の幅を増減させる。
次に、特定の枠の高さを変更する操作について、図9,図10を参照して説明する。図9は、枠組の中から特定の枠を指定して、枠高さを変更するときの表示部6の画面を示している。図10は、枠の高さを変更する処理を示すフローチャートである。
操作者がホイール9を押下すると、マウス4からホイール9が押下されたことを指示する信号がモード検知部16に出力される。モード検知部16は、マウス4によって出力された信号を検知し(S401)、モード切替えボタン表示領域32のアクティブ・ボタンを「W」ボタン35から「H」ボタン36に切り換えると共に、枠高さ変更モードに切り換える(S402)。そして、モード検知部16は、枠組生成部15に対し、枠高さ変更モードに切り換えたことを指示する信号を出力する。
さらに、操作者は、マウス4を操作して、高さを変更したい枠にカーソルを位置付け、左マウスボタンをクリックする。すると、マウス4は、左マウスボタンがクリックされたことを指示する信号を枠指定検知部17に出力する。枠指定検知部17は、マウス4によって出された信号を受けると、指定された枠を検知し、指定された枠を指示する信号を枠組生成部15に出力する(S403)。また、枠指定検知部17は、指定された枠を背景色とは異なる色にする。図9に示す画面例では、1段目の中2つの枠が指定され、背景色とは異なる色に変色されている。
続けて操作者は、適切な枠高さとなるようにホイール9を回転させる。すると、マウス4は、ホイール9が1回転角度単位だけ回転される都度、ホイール9の回転を指示する信号を増減指示情報検知部18に出力する。増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号を受信し、回転方向を区別してホイール9の回転を検知する(S404)。増減指示情報検知部18は、ホイール9の回転を検知する都度、回転方向を区別して増減指示情報を枠組生成部15に出力する。
そして、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、枠の高さを所定長さずつ増減させ、その結果、生成される枠組を姿図表示領域40に表示させる(S405)。それと共に、枠組生成部15は、枠高さの変更に応じて、枠高さの寸法も変更して表示部6に表示させる。なお、ホイール9の露出部分が前方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、枠の高さを増加させ、露出部分が後方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、枠の高さを減少させる。なお、枠組生成部15は、指定された枠と同じ段にある枠も同様に枠高さを変更する。
上述のように、所定長さは、キーボードの「Ctrl」キーが押下されてホイール9が回転されたか、「Alt」キーが押下されてホイール9が回転されたか、いずれのキーも押下されずにホイール9が回転されたかによって異なり、その長さは、枠幅変更モードの場合と同様である。
また、枠組生成部15は、枠組情報表示領域31において、変更された枠高さの寸法「H寸法」を変更して表示させる(S406)。
なお、上記S403において、操作者はマウス4によって特に枠を指定せず、枠指定検知部17による枠指定の検知がなかった場合、S405において、枠組生成部15は、すべての枠の高さを増減させる。
次に、特定の枠の下辺位置を設定する操作について、図11,図12を参照して説明する。図11は、枠の下辺の位置を設定する処理を示すフローチャートである。図12は、枠組の中から特定の枠を指定して、下辺位置を設定するときの表示部6の画面を示している。
操作者がホイール9を押下すると、マウス4からホイール9が押下されたことを指示する信号がモード検知部16に出力される。モード検知部16は、マウス4によって出力された信号を検知し(S501)、モード切替えボタン表示領域32のアクティブ・ボタンを「H」ボタン36から「FL」ボタン37に切り換えると共に、下辺位置設定モードに切り換える(S502)。そして、モード検知部16は、枠組生成部15に対し、下辺位置設定モードに切り換えたことを指示する信号を出力する。
さらに、操作者は、マウス4を操作して、下辺位置を設定したい枠にカーソルを位置付け、左マウスボタンをクリックする。すると、マウス4は、左マウスボタンがクリックされたことを指示する信号を枠指定検知部17に出力する。枠指定検知部17は、マウス4によって出された信号を受けると、指定された枠を検知し、指定された枠を指示する信号を枠組生成部15に出力する(S503)。また、枠指定検知部17は、指定された枠を背景色とは異なる色にする。図12に示す画面例では、1段目の左右両側の2つの枠が指定され、背景色とは異なる色に変色されている。
続けて操作者は、適切な下辺位置となるようにホイール9を回転させる。すると、マウス4は、ホイール9が1回転角度単位だけ回転される都度、ホイール9の回転を指示する信号を増減指示情報検知部18に出力する。増減指示情報検知部18は、マウス4によって出力された信号を受信し、回転方向を区別してホイール9の回転を検知する(S504)。増減指示情報検知部18は、ホイール9の回転を検知する都度、回転方向を区別して増減指示情報を枠組生成部15に出力する。
そして、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって増減指示情報を受信する都度、下辺位置を所定長さずつ上下させ、その結果、生成される枠組を姿図表示領域40に表示させる(S505)。それと共に、枠組生成部15は、上下移動された下辺位置に応じて、下辺位置の高さの寸法を寸法補助線と共に表示部6に表示させる。なお、ホイール9の露出部分が前方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、下辺位置を上昇させ、露出部分が後方に移動されて回転されたときは、枠組生成部15は、下辺位置を下降させる。なお、この下辺位置は、設計上、床面からの高さに対応する。
上述のように、所定長さは、キーボードの「Ctrl」キーが押下されてホイール9が回転されたか、「Alt」キーが押下されてホイール9が回転されたか、いずれのキーも押下されずにホイール9が回転されたかによって異なり、その長さは、枠幅変更モードの場合と同様である。
なお、上記S503において、操作者はマウス4によって特に枠を指定せず、枠指定検知部17による枠指定の検知がなかった場合、S505において、枠組生成部15は、最下段にあるすべての枠の下辺位置を上下させる。
以上のようにして枠組を生成した後は、図13に示すように、各枠に窓又はドアを当てはめる。図13は、各枠に窓又はドアが当てはめられた状態を示す画面例である。
図13に示すように、画面右側のテンプレート表示領域42には、テンプレートDB12から読み出された各種ドアや窓のテンプレートが建具設定部19の指示によって表示されている。枠を特定して、ドア又は窓を当てはめるためには、先ず、マウス4を操作してドアを当てはめたい枠にカーソルを位置付けて、マウス4の左マウスボタンをクリックする。すると、マウス4から左マウスボタンがクリックされたことを指示する信号が、枠指定検知部17に出力される。枠指定検知部17は、その信号を受信すると、指定された枠を検知して、建具設定部19に出力する。さらに操作者は、テンプレート表示領域42に表示された各種ドア又は窓のテンプレートの中から適切なドア又は窓を選択し、マウス4を操作して、そのテンプレートにカーソルを位置付け、マウス4の左マウスボタンをクリックする。すると、マウス4から左マウスボタンがクリックされたことを指示する信号が、建具設定部19に出力される。建具設定部19は、指定された枠に、指定されたテンプレートのドア又はドアを当てはめて表示させる。なお、マウス4の操作により、テンプレート表示領域42に表示されたテンプレートをドラッグして適切な枠に移動させることにより、枠にドアや窓を当てはめるようにしてもよい。
図13に示す画面例では、1段目の中2つの枠に対し、それぞれフロアヒンジドアが当てはめられている。また、その他の枠に対しては、建具設定部19によって窓が当てはめられている。
ここで、テンプレートDB12に格納されているドアのテンプレートとしては、開きドアや引き戸など各種ドアのテンプレートを格納させることができる。また、テンプレートDB12には、建具として、ドアや窓の他、例えば、シャッター等様々な建具のテンプレートを格納させることもできる。
また、本姿図作成装置1では、断面図を作成することもできる。図14は、断面図を作成する際に、どの断面をとるかについて指示した状態を示す図であり、図15は、表示画面に断面図を表示させた画面例である。図14に示すように、マウス4を操作して作成したい断面図の位置を指定し、断面指定ライン43を引くと、建具設定部19は、指定された断面指定ライン43の位置の断面における各構成部品の寸法を求め、図15に示すように、断面図を生成し表示する。
本発明の実施形態に係る姿図作成プログラムについて説明する。図16は、姿図作成プログラムが記録された記録媒体の構成図である。記録媒体600の記憶領域610には、実施形態に係る姿図作成プログラム(以下、「本プログラム」という。)が記録されており、その構成要素として、枠組生成モジュール621、モード検知モジュール622、枠指定検知モジュール623、増減指示情報検知モジュール624、建具設定モジュール625を備える。これらの各モジュールを動作させることによって実現する機能は、上述の姿図作成装置1における枠組生成部15、モード検知部16、枠指定検知部17、増減指示情報検知部18、建具設定部19におけるそれそれの機能と同様である。また、記憶領域610に記憶されたテンプレートデータ627は、姿図作成装置1におけるテンプレートDB12に格納されたデータと同じである。
以下、本実施形態にかかる姿図作成装置1の作用及び効果について説明する。
モード検知部16は、マウス4のホイール9が押下される都度、マウス4によって出力される信号を受け、連枠生成モード、段枠生成モード、枠幅変更モード、枠高さ変更モード、下辺位置設定モードに切り換えて設定する。すなわち、各種モードを設定するための信号を検知する手段がモード検知部16に共通化されている。したがって、ホイール9の押下操作によって、上記各種モードに設定することができるため、操作者は、指一本で簡便にモードを設定することができ、操作性が極めて良い。
さらに、増減指示情報検知部18は、マウス4のホイール9の回転を回転方向の違いを区別して検知する。そして、増減指示情報検知部18は、連枠生成モード、段枠生成モード、枠幅変更モード、枠高さ変更モード、下辺位置設定モードのいずれのモードにおいても、枠組生成部15に対し、枠数または寸法の増減を指示する。すなわち、増減指示情報検知部18は、連枠生成モードにおいては横方向への枠の増減を指示し、段枠生成モードにおいては縦方向への枠の増減を指示し、枠幅変更モードにおいては枠幅の寸法の増減を指示し、枠高さ変更モードにおいては枠高さの寸法の増減を指示し、さらに、下辺位置設定モードにおいては枠の下辺位置の上下を指示する。このように、各種モードにおいて、枠数や寸法の増減を指示する手段が、増減指示情報検知部18に共通化されている。そのため、ホイール9を回転させることで、各種モードにおいて、枠数や寸法等、枠組の数値情報を増減させることができる。したがって、操作者は、指一本で、各種モードにおける枠数や寸法を簡便に増減させることができ、操作性が極めて良い。
このように、マウス4のホイール9を指一本で、モードの設定も、枠数や寸法の増減も簡便に行うことができるのである。このような作用及び効果は、姿図作成プログラムや姿図作成装置を制御する方法においても、同様に発揮される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、枠組生成部15によって生成された枠組の中で、枠指定検知部17によって特定の枠が指定されたときに、指定された枠を新たな基本枠とし、枠組生成部15によって、その基本枠を横方向または縦方向に増減させて枠組を生成させるようにしてもよい。このとき、上述の実施形態と同様に、ホイール9の回転操作によって行うことができるようにするとよい。また、指定された基本枠を横方向または縦方向に増減させ、基本枠と隣接する枠については、なんら増減させないようにしてもよい。これにより、四方へ十字型に延びる枠組や逆Tの字状等の枠組を作成することもできる。また、基本枠は、四角形に限られず、その他の多角形や円形状など形状は限定されない。変更する枠のサイズも、幅や高さに限られず、相似形状を維持させた倍率や、枠が円形状である場合の径であってもよい。
また、モード切替えボタン表示領域32においては、図3に示す初期画面において、予め「連」ボタン33がアクティブな状態となるように設定しておいてもよい。そして、マウス4のホイール9が押下されるごとに切り換えられるモードを、モード検知部16に検知させておく。そのうえで、マウス4のホイール9が回転操作され、増減指示情報検知部18が増減指示情報を枠組生成部15に対し出力したときに、枠組生成部15は、モード検知部16によって検知されている現在のモードを読み出すようにしてもよい。このとき、枠組生成部15は、増減指示情報検知部18によって出力された増減指示情報と、モード検知部16から読み出した現在のモードに基づいて、枠組を生成し、或いは、枠の幅、高さ、下辺の位置を変更することになる。
また、モードの切替えは、モード切替えボタン表示領域32における各ボタン33〜37のうち所望のボタンにマウス4を操作してカーソルを位置させ、左側のマウスボタン7又は右側のマウスボタン8をクリックすることにより、モード検知部16に検知させて行うようにしてもよい。また、枠組生成部15による枠の幅、高さ、下辺位置の変更は、枠組情報表示領域31において該当するセル内に、キーボード3を用いて数値を入力することにより行わせるようにすることもできる。
また、上述した実施形態では、姿図作成装置1は、パーソナル・コンピュータ単体機で構成されているが、これに限らず、姿図作成装置は、複数のコンピュータで構成されるシステムであってもよい。例えば、サーバ/クライアント・システムにおいて、マルチタスク機能を備えたOSを用い、サーバに姿図作成プログラムを格納させ、クライアントで姿図作成プログラムをダウンロードして実行し、作成した姿図データをサーバに保存するようにしてもよい。この場合、サーバ/クライアント間の通信は、LANを介してもインターネット等の通信回線網を介してもよい。