JP4461485B2 - 分散制御装置 - Google Patents
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Description
こうした従来の分散制御システムでは、電源投入後等におけるイニシャル作動として診断コマンドを伝送路により各PLCへ伝送し、その伝送結果によりシステムの異常を判定するようにしている。尚、システムに異常ありとの判定がなされた場合には、システムが一旦停止させられて、オペレータにより復旧作業が行われることとなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、異常の発生時における復旧時間を短縮する分散制御システムを提供することにある。
前記各PLCは、
前記現用伝送路を診断コマンド伝送路として診断コマンドを通信させ前記予備用伝送路を確認応答伝送路として確認応答を通信させる場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第一インターフェイスを介して前記診断コマンドを送信し、前記予備用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記現用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信する診断コマンド送信手段と、
前記現用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記予備用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第二インターフェースを介して前記確認応答を送信し、前記予備用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記現用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第一インターフェースを介して前記確認応答を送信する確認御応答返信手段と、
前記第一又は第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信した後に前記確認応答を受信しないとき、当該インターフェースに接続されている前記現用伝送路と前記予備用伝送路のうち少なくとも一方の断線異常であると判定する断線異常判定手段と、
前記第一又は第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信した後に前記確認応答を受信することなしに前記診断コマンドを受信したとき、当該インターフェースに接続された前記現用伝送路及び前記予備用伝送路の他端が本来接続されるべき他のPLCの前記第二インターフェースではなく前記第一インターフェースに、あるいは本来接続されるべき他のPLCの前記第一インターフェースではなく前記第二インターフェースに誤って接続されている逆接続異常であると判定する逆接続異常判定手段と、
を有する。
故に診断コマンドを送信したPLCは、確認応答伝送路の上流側PLCから確認応答を受信できなかった場合に、当該下流側PLCとの間において異常が発生していると判定できる。したがって、システムにおける異常個所をオペレータのチェック作業に依らず特定できるので、システムの復旧に必要な時間を短縮できる。
請求項9に記載の発明によると、報知装置は、分散制御システムの異常個所をグラフィカルに表示する表示手段を有する。故にオペレータは、表示手段の表示によってシステムの異常個所を瞬時に視認できるので、異常に対する処置を開始するまでの時間を短縮できる。
本発明の一実施形態による分散制御システムを図2に示す。分散制御システム1は、伝送方向が相反しトポロジーがリング形である伝送路2,3を介して、複数のPLCを二重接続してなるシステムである。分散制御システム1におけるPLCの最大接続数は24に規定されているが、本実施形態では4つのPLC10a〜10dが接続されている。PLC10a〜10dには、各々を識別するための局番が識別情報として予め割り当てられている。これらPLC10a〜10dの協働によって分散制御システム1は、複数の入力機器5からの入力情報に基づいて複数の出力機器6を分散制御し、安全を確保する。
各PLC10a〜10d間を接続し現用伝送路2を形成する信号線2a〜2dは、各PLC10a〜10d間を接続し予備伝送路3を形成する信号線3a〜3dのうち符号の末尾が同じものと組み合わされて一本のケーブルを構成している。尚、本実施形態で使用する信号線は光ファイバ線であるが、電線を信号線として使用してもよい。
マスタPLC10aは、CPUモジュール20、通信モジュール30及び入出力モジュール40を備えている。
入出力モジュール60は、マスタPLC10aの入出力モジュール40と同様に構成されている。
図3に示すように分散制御システム1のメイン電源がオン又はリセットされるのに応答して、CPUモジュール20は通信モジュール30を初期化する(ステップS1,S2)。また、各スレーブPLC10b〜10dの通信モジュール50も初期化される。
図3に示すように通信モジュール30は、CPUモジュール20によって初期化されると、現用伝送路2の伝送方向である正方向へシステム診断を開始する(ステップS3)。具体的に通信モジュール30は、正方向を表す方向情報を付加したCMDを第一IF31から出力する。システム正常時に第一IF31からの出力CMDは、例えば図1(a)に示すように、信号線2aを通じて現用伝送路2の下流側に隣接するスレーブPLC10bまで伝送される。
正方向を表す方向情報の付加CMDが第一又は第二IF31,32へ入力された場合に、通信モジュール30はACKを第二IF32から出力する。システム正常時に第二IF32からの出力ACKは、例えば図1(a)に示すように、信号線3dを通じて予備伝送路3の下流側に隣接のスレーブPLC10dまで伝送される。
尚、後述する作動G,Hによって異常情報の付加されたCMDが通信モジュール30へ入力された場合には、本作動Cは実施されない。
正方向を表す方向情報の付加CMDが第一又は第二IF51,52へ入力された場合に、通信モジュール50はACKを第二IF52から出力する。システム正常時に第二IF52からの出力ACKは、例えば図1(a)に示すように、信号線3a〜3cのうち第二IF52に接続されている信号線を通じて予備伝送路3の下流側に隣接するPLCまで伝送される。
尚、異常情報の付加CMDが通信モジュール50へ入力された場合には、本作動Dは実施されない。
正方向を表す方向情報の付加CMDが第一又は第二IF51,52へ入力された場合に、通信モジュール50は自身の識別情報を当該入力CMDに付加する。そして、この識別情報の付加CMDを通信モジュール50は第一IF51から出力する。システム正常時に第一IF51からの出力CMDは、例えば図1(a)に示すように、信号線2b〜2dのうち第一IF51に接続されている信号線を通じて現用伝送路2の下流側に隣接のPLCまで伝送される。
図4に示すように下記条件F1,F2のうちのいずれかが成立した場合に、通信モジュール50は次のデータの送受信に備えて待機する。尚、この判定の成立条件F1,F2における第二設定時間T2は、第一設定時間T1よりも短い時間に設定される。また、通信モジュール50は、後述の作動G,Hにより異常情報の付加CMDを出力した後には、条件F1,F2の成立の如何に依らず待機する。
(F1)第一IF51からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第一IF51へのCMDの非入力状況下でACKが第一IF51へ入力される。
(F2)第二IF52からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第二IF52へのCMDの非入力状況下でACKが第二IF52へ入力される。
図4に示すように通信モジュール50は、下記条件G1が成立した場合に現用伝送路2の下流側に隣接のマスタPLC又はスレーブPLCとの間の信号線に断線異常ありと判定し、上記作動Eによる識別情報の付加CMDにさらに、断線異常を表す異常情報及び逆方向を表す方向情報を付加する。そして、それら情報の付加CMDを通信モジュール50は第二IF52から出力する。この第二IF52からの出力CMDは、例えば図5(a)に示すように、予備伝送路3を通じてマスタPLC10aまで伝送される。
(G1)第一IF51からのCMDの出力後、第二設定時間T2内にACK及びCMDの双方が第一IF51へ入力されない。
(G2)第二IF52からのCMDの出力後、第二設定時間T2内にACK及びCMDの双方が第二IF52へ入力されない。
図4に示すように通信モジュール50は、下記条件H1が成立した場合に現用伝送路2の下流側に隣接のスレーブPLCに対する逆接続異常ありと判定し、当該条件H1の成立により第一IF51へ入力されたCMDに、逆接続異常を表す異常情報及び逆方向を表す方向情報を付加する。そして、それら情報の付加CMDを通信モジュール50は第二IF52から出力する。この第二IF52からの出力CMDは、例えば図6(a)に示すように、予備伝送路3を通じてマスタPLC10aまで伝送される。
(H1)第一IF51からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第一IF51へのACKの非入力状況でCMDが第一IF51へ入力される。
(H2)第二IF52からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第二IF52へのACKの非入力状況下でCMDが第二IF52へ入力される。
図7に示すように通信モジュール30は、下記条件I1〜I6が成立した場合にシステム異常なしと判定する。尚、この判定の成立条件I3〜I6における第三設定時間T3は、第二設定時間T2よりも長く且つ第一設定時間T1よりも短い時間に設定される。
(I1)第一IF31からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第一IF31へのCMDの非入力状況下でACKが第一IF31へ入力される。
(I2)第二IF32からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第二IF32へのCMDの非入力状況下でACKが第二IF32へ入力される。
(I3)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内にCMDが第二IF32へ入力される。即ち、正方向システム診断のトリガとして通信モジュール30から出力されたCMDが現用伝送路2を通じて通信モジュール30まで伝送される。
(I4)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内にCMDが第一IF31へ入力される。即ち、逆方向システム診断のトリガとして通信モジュール30から出力されたCMDが予備伝送路3を通じて通信モジュール30まで伝送される。
(I5)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、異常情報の付加CMDが第一IF31へ入力されない。
(I6)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、異常情報の付加CMDが第二IF32へ入力されない。
図7に示すように通信モジュール30は、下記条件J1〜J5が成立した場合に信号線2a,3aに断線異常ありと判定し、下記条件J1,J2,J4〜J6が成立した場合に信号線2aに断線異常ありと判定し、下記条件J1,J3〜J5,J7が成立した場合に信号線3aに断線異常ありと判定する。
(J1)第一IF31からのCMDの出力後、第二設定時間T2内にACK及びCMDの双方が第一IF31へ入力されない。
(J2)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内にCMDが第二IF32へ入力されない。
(J3)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内にCMDが第一IF31へ入力されない。
(J4)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、断線異常を表す異常情報、並びに累積された識別情報のうち最新の識別情報(以下、当該情報を「最新識別情報」という)としてスレーブPLC10bを表す識別情報の付加されたCMDが第二IF32へ入力される。
(J5)上記作動Iの条件I2と同一内容。
(J6)上記作動Iの条件I4と同一内容。
(J7)上記作動Iの条件I3と同一内容。
(J8)第二IF32からのCMDの出力後、第二設定時間T2内にACK及びCMDの双方が第二IF32へ入力されない。
(J9)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、断線異常を表す異常情報、並びに最新識別情報としてスレーブPLC10dを表す識別情報の付加されたCMDが第一IF31へ入力される。
(J10)上記作動Iの条件I1と同一内容。
(J11)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、断線異常を表す異常情報の付加CMDが第一IF31へ入力される。
(J12)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、断線異常を表す異常情報の付加CMDが第二IF32へ入力される。
図8に示すように通信モジュール30は、下記条件K1〜K4が成立した場合にマスタPLC10aに対する逆接続異常ありと判定し、上記条件K1,K3,K4及び下記条件K5,K6が成立した場合にスレーブPLC10bに対する逆接続異常ありと判定し、上記条件K2〜K4及び下記条件K7,K8が成立した場合にスレーブPLC10dに対する逆接続異常ありと判定する。
(K1)第一IF31からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第一IF31へのACKの非入力状況でCMDが第一IF31へ入力される。
(K2)第二IF32からのCMDの出力後、第二設定時間T2内に、第二IF32へのACKの非入力状況下でCMDが第二IF32へ入力される。
(K3)上記作動Jの条件J2と同一内容。
(K4)上記作動Jの条件J3と同一内容。
(K5)上記作動Iの条件I2と同一内容。
(K6)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、逆接続異常を表す異常情報、並びに最新識別情報としてスレーブPLC10bを表す識別情報の付加されたCMDが第二IF32へ入力される。
(K7)上記作動Iの条件I1と同一内容。
(K8)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、逆接続異常を表す異常情報、並びに最新識別情報としてスレーブPLC10dを表す識別情報の付加されたCMDが第一IF31へ入力される。
(K9)第一IF31からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、逆接続異常を表す異常情報の付加CMDが第一IF31へ入力される。
(K10)第二IF32からのCMDの出力後、第三設定時間T3内に、逆接続異常を表す異常情報の付加CMDが第二IF32へ入力される。
図3に示すように通信モジュール30は、上記作動I〜Kによる判定を下してシステム診断を終了し、当該判定結果に応じた処理を実施する。具体的に、システム異常なし又は伝送路2,3のうち予備伝送路3の形成信号線のみに断線異常ありとの判定が下された場合、即ち現用伝送路2に異常がない場合に通信モジュール30は、現用伝送路2を用いた通常作動を開始すると共に判定結果を診断結果としてCPUモジュール20へ送信する(ステップS5,S6)。一方、逆接続異常あり又は少なくとも現用伝送路2の形成信号線に断線異常ありとの判定が下された場合、即ち現用伝送路2に異常がある場合に通信モジュール30は、通常作動を禁止すると共に判定結果を診断結果としてCPUモジュール20へ送信する(ステップS5,S7)。
尚、正方向システム診断と逆方向システム診断とを一回ずつ実施した後、診断後処理に先立って所定時間、正方向システム診断と逆方向システム診断とを再度交互に、一回ずつ又は繰り返して実施することで、判定(診断)結果の信頼性を高めるようにしてもよい。
パネルコンピュータ70は、異常ありの診断結果をCPUモジュール20から受信すると、図3に示すように異常をオペレータへ報知する(ステップS8)。ここで本実施形態のパネルコンピュータ70は、例えば図9〜11に示すように異常種類と異常個所とをグラフィカルにカラーモニタ74に表示することによって、異常を報知する。尚、図9〜11及び後述の図12では、表示色の変化を示すことができなため、表示濃度の変化が表示色の変化に対応しているものとする。また、図9〜12においてPLCを表現した図形100の近傍には、当該PLCの識別情報である局番を「PLC」という文字の後に付した状態で示している。
α.システム正常時
システム正常時のシーケンス作動例を図1に基づき説明する。尚、図1の丸数字は、以下に括弧数字を付して説明する各作動ステップの当該括弧数字に対応している。
(1)電源のオン又はリセットに伴いマスタPLC10aは第一IF31からCMDを出力して正方向システム診断を開始する。この出力CMDは信号線2aを通じてスレーブPLC10bへ送信される。(2)CMDを受信したスレーブPLC10bはACKを第二IF52から出力する。この出力ACKは信号線3aを通じてマスタPLC10aへ送信される。(3)ACKの出力後にスレーブPLC10bは、自身の識別情報を付加したCMDを第一IF51から出力する。この出力CMDは信号線2bを通じてスレーブPLC10cへ送信される。(4)〜(7)上記(2)に準ずる第二IF52からのACKの出力と上記(3)に準ずる第一IF51からのCMDの出力とがスレーブPLC10c,10dによって順次実施される。(8)スレーブPLC10dの出力CMDを受信したマスタPLC10aはACKを第二IF32から出力する。この出力ACKは信号線3dを通じてスレーブPLC10dへ送信される。
信号線3bの断線異常時のシーケンス作動例を図5に基づき説明する。尚、図5の丸数字は、以下に括弧数字を付して説明する各作動ステップの当該括弧数字に対応している。
(1)〜(3)上記作動例αのステップ(1)〜(3)と同一内容。(4)CMDを受信したスレーブPLC10cはACKを第二IF52から出力する。この出力ACKは信号線3bの断線異常によってスレーブPLC10bへ送信されない。(5)〜(8)上記作動例αのステップ(5)〜(8)と同一内容。したがって、CMDがマスタPLC10aまで戻ることとなるので、この時点でマスタPLC10aは現用伝送路2に異常がないことを把握できる。(9)スレーブPLC10cからの出力ACKを第二設定時間T2内に受信できないスレーブPLC10bは、断線異常ありと判定し、当該断線異常を表す異常情報を付加したCMDを生成して第二IF52から出力する。この出力CMDは信号線3aを通じてマスタPLC10aへ送信される。この時点でマスタPLC10aは、予備伝送路3に断線異常が発生したことを把握できる。
信号線2a,3aの断線異常時のシーケンス作動例を図13に基づき説明する。尚、図13の丸数字は、以下に括弧数字を付して説明する各作動ステップの当該括弧数字に対応している。
(1)電源のオン又はリセットに伴いマスタPLC10aは第一IF31からCMDを出力して正方向システム診断を開始する。この出力CMDは信号線2aの断線異常によってスレーブPLC10bへ送信されず、故にスレーブPLC10bの第二IF52からはACKが出力されない。したがって、第二設定時間T2内にACKを受信できないマスタPLC10aは、この時点において、PLC10a,10b間に断線異常が発生したことを把握できる。
スレーブPLC10cに対する逆接続異常時のシーケンス作動例を図6に基づき説明する。尚、図6の丸数字は、以下に括弧数字を付して説明する各作動ステップの当該括弧数字に対応している。
(1)〜(3)上記作動例αのステップ(1)〜(3)と同一内容。(4)スレーブPLC10bの出力CMDを受信したスレーブPLC10cはACKを第二IF52から出力する。この出力ACKは、スレーブPLC10cに対する逆接続異常により信号線2cを通じてスレーブPLC10dへと送信されるため、スレーブPLC10bへは送信されない。(5)ACKの出力後にスレーブPLC10cは、自身の識別情報を付加したCMDを第一IF51から出力する。この出力CMDは、逆接続異常により信号線3bを通じてスレーブPLC10bへと送信される。(6)CMDの出力後においてACKの代わりにCMDを受信することとなったスレーブPLC10bはACKを第一IF51から出力する。この出力ACKは、逆接続異常により信号線2bを通じてスレーブPLC10cへ送信される。(7)ACKの出力後にスレーブPLC10bは、逆接続異常ありと判定し、当該逆接続異常を表す異常情報を付加したCMDを生成して第二IF52から出力する。この出力CMDは信号線3aを通じてマスタPLC10aへ送信される。したがって、この時点でマスタPLC10aは、逆接続異常が発生したことを把握できる。
例えばスレーブPLCは少なくとも1つあればよく、分散制御システムの仕様、使用状況等に応じた適数のスレーブPLCを使用することができる。また、分散制御システムの現用伝送路及び予備伝送路のトポロジーとしては、上記実施形態で説明したリング形以外にも、適宜バス形又はスター形を採用することができる。
Claims (11)
- 第一及び第二インターフェースを備えた複数のPLCの各々が、前記第一インターフェースには現用伝送路の上流側と予備用伝送路の下流側が、第二インターフェースには前記現用伝送路の下流側と前記予備用伝送路の上流側がそれぞれ接続されることにより、伝送方向が相反する前記現用伝送路及び前記予備用伝送路によってトポロジーがリング状になるように二重接続された分散制御システムであって、
前記各PLCは、
前記現用伝送路を診断コマンド伝送路として診断コマンドを通信させ前記予備用伝送路を確認応答伝送路として確認応答を通信させる場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第一インターフェイスを介して前記診断コマンドを送信し、前記予備用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記現用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信する診断コマンド送信手段と、
前記現用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記予備用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第二インターフェースを介して前記確認応答を送信し、前記予備用伝送路を前記診断コマンド伝送路とし前記現用伝送路を前記確認応答伝送路とする場合、前記診断コマンドを受信したとき前記第一インターフェースを介して前記確認応答を送信する確認御応答返信手段と、
前記第一又は第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信した後に前記確認応答を受信しないとき、当該インターフェースに接続されている前記現用伝送路と前記予備用伝送路のうち少なくとも一方の断線異常であると判定する断線異常判定手段と、
前記第一又は第二インターフェースを介して前記診断コマンドを送信した後に前記確認応答を受信することなしに前記診断コマンドを受信したとき、当該インターフェースに接続された前記現用伝送路及び前記予備用伝送路の他端が本来接続されるべき他のPLCの前記第二インターフェースではなく前記第一インターフェースに、あるいは本来接続されるべき他のPLCの前記第一インターフェースではなく前記第二インターフェースに誤って接続されている逆接続異常であると判定する逆接続異常判定手段と、
を有することを特徴とする分散制御システム。 - 前記PLCとして、1つのマスタPLC及び少なくとも1つのスレーブPLCを備え、
前記スレーブPLCは、
前記断線異常判定手段が断線異常ありと判定した場合、断線異常を表す異常情報を前記確認応答伝送路を通じて前記マスタPLCまで送信する断線異常情報送信手段と、
前記逆接続異常判定手段が逆接続異常ありと判定した場合、逆接続異常を表す異常情報を前記確認応答伝送路を通じて前記マスタPLCまで送信する逆接続異常情報送信手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の分散制御システム。 - 前記PLCとして、1つのマスタPLC及び少なくとも1つのスレーブPLCを備え、
前記マスタPLCの前記診断コマンド送信手段は、システム診断のトリガとして前記診断コマンドを前記診断コマンド伝送路の下流側の前記スレーブPLCへ送信し、
前記スレーブPLCの前記診断コマンド送信手段は、前記診断コマンドを受信した場合、前記診断コマンドを前記診断コマンド伝送路の下流側の前記スレーブPLC又は前記マスタPLCへ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の分散制御システム。 - 前記スレーブPLCを複数備え、
前記スレーブPLCは、各々の前記スレーブPLCの前記診断コマンド送信手段から前記診断コマンドが送信される毎に、各々の前記スレーブPLCを識別するための識別情報が前記診断コマンドに累積的に付加し、
但し、逆接続異常判定手段が異常情報を表す異常情報を送信する場合、及び断線異常判定手段が断線異常を表す異常情報を送信する場合は、各々の前記スレーブPLCを識別するための識別情報を前記診断コマンドに付加しないことを特徴とする請求項3に記載の分散制御システム。 - 前記スレーブPLCは、
前記診断コマンド送信手段が前記診断コマンドを送信した後、設定時間内に、前記診断コマンド伝送路の下流側の前記スレーブPLC又は前記マスタPLCから前記確認応答を受信しない場合、システム異常ありと判定する異常判定手段と、
前記異常判定手段がシステム異常ありと判定した場合、前記スレーブPLC又は前記マスタPLCから受信した前記診断コマンドに異常情報を付加して異常情報付加コマンドを生成し、前記確認応答伝送路を通じて前記異常情報付加コマンドを前記マスタPLCまで送信する異常情報付加コマンド送信手段と、
を有することを特徴とする請求項4に記載の分散制御システム。 - 前記診断コマンド伝送路として前記現用伝送路を選択すると共に前記確認応答伝送路として前記予備伝送路を選択する正方向システム診断と、
前記診断コマンド伝送路として前記予備伝送路を選択すると共に前記確認応答伝送路として前記現用伝送路を選択する逆方向システム診断と、
を実施することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の分散制御システム。 - 伝送方向が相反すると共にトポロジーがリング形である現用伝送路及び予備伝送路を介して複数のPLCを二重接続してなる分散制御システムであって、
前記PLCは、
伝送方向が正方向となる前記現用伝送路を通じて診断コマンドを前記現用伝送路の下流側の前記PLCへ送信する正方向診断コマンド送信手段と、
伝送方向が前記正方向の逆方向となる前記予備伝送路を通じて診断コマンドを前記予備伝送路の下流側の前記PLCへ送信する逆方向診断コマンド送信手段と、
を有し、
複数の前記PLCのうちシステム診断を司る1つのマスタPLCの前記正方向診断コマンド送信手段及び前記逆方向診断コマンド送信手段は、システム診断のトリガとして前記診断コマンドを対象の前記スレーブPLCへ送信し、
前記マスタPLC以外の前記PLCである少なくとも1つのスレーブPLCの前記正方向診断コマンド送信手段及び前記逆方向診断コマンド送信手段は、前記診断コマンドを受信した場合、前記診断コマンドを対象の前記スレーブPLC又は前記マスタPLCへ送信することを特徴とする請求項1に記載の分散制御システム。 - 前記分散制御システムに異常が発生した場合に当該異常を報知する報知装置を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の分散制御システム。
- 前記報知装置は、前記分散制御システムの異常個所をグラフィカルに表示する表示手段を有することを特徴とする請求項8に記載の分散制御システム。
- 前記報知装置が報知する異常は、前記診断コマンド伝送路及び前記確認応答伝送路のうち少なくとも一方の伝送路を形成する信号線の断線異常と、前記診断コマンド伝送路及び前記確認応答伝送路のうち少なくとも一方の伝送路を形成する信号線の逆接続異常とであることを特徴とする請求項8に記載の分散制御システム。
- 前記報知装置は、前記分散制御システムの異常個所をグラフィカルに表示する表示手段であって前記断線異常についての表示形態と前記逆接続異常についての表示形態とを相異させる表示手段を有することを特徴とする請求項10に記載の分散制御システム。
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