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JP4462402B2 - プログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置および処理方法並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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プログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置および処理方法並びにプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、プログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置および処理方法並びにプログラムおよび記録媒体に関するものである。
生産工場(製造現場)に設置されるFA(ファクトリーオートメーション)システムの制御をつかさどるPLC(プログラマブルロジックコントローラ)は、入力ユニットで入力した信号をCPUユニットのI/Oメモリに取り込み(INリフレッシュ)、予め登録されたラダー言語で組まれたユーザプログラム(シーケンスプログラム)に基づき論理演算をし(演算実行)、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力ユニットに送り出し(OUTリフレッシュ)、その後、いわゆる周辺サービス処理を行うことをサイクリックに繰り返し処理するようになる。
そして、係るユーザプログラムは、PLCに接続されたプログラム開発支援装置を介してダウンロードされ、PLC(CPUユニット)のユーザメモリに格納される。また、PLCに格納されているシーケンスプログラムを修正等する場合には、プログラム開発支援装置をPLCに接続するとともに、PLCに格納されているシーケンスプログラムをアップロードし、必要な修正をした後、修正後の新シーケンスプログラムをPLCに再度ダウンロードすることが行われる。
さらに、この修正に際し、PLC上で実行されるユーザプログラムをデバッグする場合、PLC上のユーザプログラムの動作確認をすることがある。そして、ユーザプログラムをラダー図形式で表示させた状態でラダー図の回路としての動作状況を把握するものとしては、特許文献1,特許文献2の図面で示されるような接点や出力コイルの図形を強調表示させることで間接的に回路の動作を把握できるものがある。
また、本出願人が商品化しているように、接点や出力コイルに加えて接続線も強調表示することでラダー回路の動作状況を把握できるようにしたものがある。具体的には、表示中のラダー回路に使用されている接点の現在値をPLCより読み出し、その現在値とラダー回路に従った論理演算の結果でラダー図上の接点や出力コイル、および接続線の強調表示(導通表示)を行なっている。
すなわち、図1に示すように、接点IN−1,IN−2がONの場合には、該当する接点部分に所定の色を表示し、OFFの場合には該当する接点部分を白抜きの状態とする(図示の例では、IN−1がONでIN−2がOFF)。そして、接点がONすると、次の接点の入力まで導通状態になるので、導通部分の接続線を強調表示する。図1の場合、接点IN−2の入力まで導通状態となるので、当該部分まで所定幅で色を付した強調表示をする。この接続線の部分に対する強調表示を導通表示という。
係る表示を見ると、出力OUT−1がOFFになっている原因は、接点IN−2がOFFのためであるこが原因であると理解できる。このように、回路の導通表示(接続線の部分に導通/非道通)を行うことにより、PLCで回路の実行結果(入出力の成立条件)が理解しやすくなるというメリットがあった。
特開平05−241619 特開平10−283005
ところで、機能単位に分割して部分プログラム(タスクプログラム)の集合として作成されたユーザプログラム(シーケンスプログラム)をPLCで実行する場合、特定の条件が成立した場合に該当する部分プログラムを実行する方式のPLCがある。この実行方式の場合、特定の条件が成立しない場合は、実行されない部分プログラムが存在することになる。
このような複数のタスクプログラムで構成されるシーケンスプログラムの動作確認を行なう場合、プログラム開発支援装置の操作者は、タスクプログラムが実行中か否かにかかわらず複数のタスクプログラムを表示するようにしている。そして、プログラム開発支援装置は、接点のON/OFF等の回路の状態も、タスクプログラムが実行中か否かに関係なく表示していた。さらに、プログラム開発支援装置は、回路の状態に基づいて導通状態を認識し、導通表示もしていた。
一方、シーケンスプログラムをデバッグ・メンテナンスする場合、タスクプログラムが実行中であるのか、停止中であるのかを容易に理解したいという要求がある。しかし、プログラム開発支援装置は、画面表示する際に、タスクプログラムが実行中か否かにかかわらず、同じように表示しているので、そのため、シーケンスプログラムをデバッグ・メンテナンスする場合、プログラム開発支援装置の操作者は、実行されている回路と実行されていない回路の区別ができず、シーケンスプログラムの問題の箇所を発見する効率が下がるという問題があった。
特に、導通表示をすると、あたかも実際に動作しているように見えるので、画面に表示するすべてのシーケンスプログラムに対して導通表示すると、実行していないシーケンスプログラムも実行されているかのように見えるため、上記した問題はより顕著に現れる。
また、動作していないタスクプログラム自体を表示しないようにすることも考えられるが、タスクプログラムの動作/非実行が実行状態に応じて適宜切り替わるようにしたものがあり、現在非実行中でもその後あるタイミングで動作中になる場合がある。従って、プログラムはタスクの動作中か否かにかかわらず表示する必要がある。
この発明は、実行中のプログラムと停止中のプログラムを画面上で容易に区別・理解することができ、シーケンスプログラムの開発,メンテナンスの効率を上げることができるプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置および処理方法並びにプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係るプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置は、複数のタスクプログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置であって、アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に格納されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出し手段と、その回路読み出し手段で読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画手段と、前記回路読み出し手段により読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する手段と、収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画手段により表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画手段とを備え、前記描画手段による描画は、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないようにした。
前記回路の状態表示情報は、各種のものがあるが、例えば、回路の現在値を示すもので、少なくとも回路を構成する接点がONの部分を強調表示するものとすることができる。また、これとは別に、前記回路の状態表示情報は、導通している接続線の部分を強調表示する導通表示と、現在値を示す情報であり、前記表示方式を異ならせるのは、少なくとも前記導通表示に対して行うようにすることもできる。もちろん、現在値を示す情報に対しても表示方式を異ならせても良い。
本発明に係る処理方法は、複数の部分プログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置における処理方法であって、
アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶手段に記憶する記憶するステップ、
前記記憶手段に記憶されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出しステップ、
その回路読み出しステップを実行して読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画ステップ、
前記回路読み出しステップにより読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する取得ステップ、
収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画ステップを実行して表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画処理ステップを実行するもので、
前記描画処理ステップは、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないものとした。
本発明に係るプログラムは、複数の部分プログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置用のコンピュータを、
アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶する記憶手段、
前記記憶手段に格納されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出し手段、
その回路読み出し手段で読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画手段、
前記回路読み出し手段により読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する手段、
収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画手段により表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画手段として機能させるプログラムであって、
前記描画手段による描画は、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないものとした。
そして、本発明に係る記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
プログラマブルロジックコントローラで実行するシーケンスプログラムは、プログラマブルコントローラのマルチプログラム化に伴い、個々のタスクプログラム単位で実行/停止を制御できるようになった。そして、そのように複数のタスクプログラムを備えたシーケンスプログラムを構成する回路をプログラム開発支援装置で表示画面に表示し、さらに、プログラマブルコントローラ上での現在の回路の状態(接点のON/OFF等)を合わせて表示することで、プログラムの実行状態をチェックすることができる。
係る場合に、実行中のタスクプログラムに属する回路と、非実行中のタスクプログラムに属する回路の表示方式を異ならせる(実行中のプログラムと停止中のプログラムを区別して表示する)ことで、ユーザは一目で実行中のプログラムを認識することができ、シーケンスプログラムの開発、およびメンテナンスの効率を上げることができる。特に、導通表示は回路が実際に動作しているように見えるので、非実行中のタスクプログラムでは係る導通表示を行わないようにすると、より大きな効果を得られる。
本発明では、ユーザはシーケンスプログラムのプログラマブルコントローラにおける実行状態を容易に識別できるで、デバッグ・メンテナンスの効率が向上するという効果が得られる。
図2は、本発明の好適な一実施の形態を実現するシステム全体を示している。図2に示すように、専用装置或いはパソコンからなるプログラム開発支援装置10とPLC(CPUユニット)20が、所定の通信回線1を介して接続されている。この通信回線1は、例えば、RS232Cなどのシリアル回線を用いて直接ケーブル接続することにより実現される。もちろん、このように直接接続するものに限ることはなく、他の通信回線を用いネットワーク経由でPLC20とプログラム開発支援装置10とを接続する構成を採っても良い。そして、プログラム開発支援装置10は、通信回線1を介してPLC20に格納されたシーケンスプログラムをアップロードして取得し、更に、PLC20のIOメモリに記憶された現在値情報等を取得し、表示装置にプログラムを構成する回路と、現在値さらには導通表示を行うようにしている。なお、プログラム開発支援装置10で作成(修正も含む)したシーケンスプログラムは、通信回線1を介してPLC20にダウンロードされる。
プログラム開発支援装置10は、パソコンから構成され、図3に示すように、ハードウエア構成としてキーボード,ポインティングデバイス等の入力装置11と、ディスプレイ等の表示装置12と、CPU13と、記憶部14と、通信インタフェース15を備えている。通信インタフェース15は、PLC20とデータの送受を行うものである。また、PLC20からアップロードしたシーケンスプログラムは、記憶部14に格納される。そして、CPU13は、記憶部14に格納されたシーケンスプログラムや、PLC20からオンライン(リアルタイム)で取得した現在値情報などから、PLCのシーケンスプログラム実行状態を画面に表示するための画面情報を作成し、表示装置12に出力するようになっている。なお、係る画面表示機能の具体的な説明は後述する。
PLC20は、本発明との関係では、図4に示すように、ユーザメモリ21に複数のタスクプログラムからなるシーケンスプログラムが格納され、また、各タスクプログラムが実行状態にあるか否かを識別する実行状態フラグがIOメモリ22に格納されている。もちろん、このIOメモリ22には、接点のON/OFFその他のIOデータも格納されている。
すなわち、シーケンスプログラムを構成するタスクプログラムは、PLC20で実行される場合、タスクプログラム毎に実行/非実行の状態を持ち、その実行/非実行の状態をシーケンスプログラム内に記述された専用命令(例えば、タスク起動命令やタスク終了命令)によりシーケンスプログラム実行中に動的に切り替えることができる。タスクプログラムが非実行の状態においては、PLC20はタスクプログラムに格納されたシーケンスプログラムを実行せず、そのタスクプログラムはPLC20の制御動作にはまったく影響を及ぼさなくなる。つまり、仮に(1)〜(4)のタスクプログラムが存在した場合において、(2)のタスクプログラムを非実行にすると、(1),(3),(4)の3つのタスクプログラムから構成されるシーケンスプログラムとなる。このような、実行/非実行の状態は同PLC20のメモリアドレスに確保された「タスク実行状態フラグ」に反映されるようになっている。
ここで本発明の特徴であるPLCのシーケンスプログラム実行状態を画面に表示するための処理機能としては、ラダー図と、各命令語のオペランドの現在値、命令語の相互の論理的な入出力関係から生成した回路の導通情報を表示するもので、具体的には、CPU13に、図5に示す各処理部を実装することにより実現できる。
すなわち、ユーザが入力装置11を操作し、表示画面12上に表示されたメニュー画面からモニタ開始等の命令を与えると、表示画面12側から回路情報の表示要求が来るので、その表示要求を受けた回路読み出し部31が、記憶部14にアクセスし、予めPLC20からアップロードして格納されたシーケンスプログラムの回路を読み出す。この読み出しは、1回路単位で行い、表示装置12のタスクプログラムの表示画面いっぱいになるまで回路番号を1インクリメントしながら対応する回路の読み出しを繰り返し行う。なお、初期画面では、先頭の回路(回路番号0)から順に呼び出すことになり、一旦表示されると、以後は、スクロール命令を受ける都度、そのスクロール処理により決定される表示画面の先頭の回路から順番に呼び出しを行う。
回路読み出し部31により読み出された1回路分の回路情報は、回路描画部32,命令語オペランドアドレス抽出部33並びに回路導通情報生成部35に与えられる。回路描画部32は、取得した回路を構成する接点,接続線などを所定の位置に配置した状態で表示装置12に表示するものである。
命令語オペランドアドレス抽出部33は、取得した回路の命令語で使用しているオペランドのアドレスを抽出し、抽出したアドレスをアドレス現在値取得部34に渡すものである。
アドレス現在値取得部34は、与えられたアドレスを基にPLC20のIOメモリをアクセスし、該当するアドレスの現在値(接点のON/OFF,数値等)を取得し、次段の回路導通情報生成部35に渡す。なお、アドレス現在値取得部34は、指定されたアドレス(メモリアドレス)のデータを取得するもので、後述するように、タスクプログラムの実行状態を規定する実行状態フラグも取得するようになる。
回路導通情報生成部35は、読み出したアドレスの現在値と、回路を構成する命令語の相互の論理的な入出力関係から、回路の導通状態を描画するための回路導通情報を生成するもので、生成した回路導通情報は、現在値・導通描画部36に与えられる。そして現在値・導通描画部36では、回路導通情報生成部35にて指定された箇所を強調表示する。
そして、回路導通情報生成部35における回路導通情報の生成アルゴリズムは、以下のようになっている。図6に示すような直列した接点に出力コイルを一つ持つラダープログラムを例にあけながら説明する。まず、図6のラダープログラムを実行すると、接点IN−1,接点IN−2がともにONの場合に、出力コイルOUT−1がONする。ラダープログラムの各要素(上記は接点IN−1、接点IN−2、出力コイルOUT−1の3つの要素からなる)は、3つの状態を示すことができる。すなわち、接点IN−1を例にすると、図7(a)〜(c)に示すようになる。
まず、要素の入力がON(要素の状態(1))となっている場合には、図7(a)に示すように、要素の左側の接続線を強調表示するように決定する。また、要素の状態(現在値)がON(要素の状態(2))となっている場合には、図7(b)に示すように、接点(縦線の間)を強調表示する。これは、要素(接点IN−1)に割り付けられたPLC上のメモリアドレスの状態(現在値)をアドレス現在値取得部34で読出し、その現在値がONの場合、アドレスと対応する接点の対応付けを回路導通情報生成部35で行う。つまり、PLCのメモリの現在値に基づく強調表示する要素を特定する。さらに、上記(1),(2)がともにONの場合、要素の出力がON(要素の状態(3))となるので、回路導通情報生成部35は、係る状態を検知すると、要素の右側の接続線を強調表示(導通表示)するように決定する。
換言すると、回路導通情報生成部35は、要素の現在値がONの場合にその要素部分(縦線の間)を強調表示するように決定し、さらにその要素がONでかつ入力がONの場合に、要素の出力つまり右側の接続線を強調表示(導通表示)するように決定する。
現在値・導通描画部36は、回路導通情報生成部35から受け取った強調表示する部分に従い、該当する部分を強調表示する。そして、要素の出力の接続線については、次に続く要素までの間が単なる接続線の場合、現在値・導通描画部36によりその接続線をすべて強調表示とする。さらに、図8に示すように、分岐する接続線も同様に現在値・導通描画部36により強調表示する。
上記の要素の状態の組み合わせにより、図6に示すラダープログラムの導通状態を表示することができる。すなわち、2つの接点IN−1,IN−2が共にOFFの場合(図9(a))、要素がOFFであるので、要素部分は強調表示されず、先頭の接点IN−1がOFFであるので、出力もOFFになり右側の接続線も強調表示されない。よって、図9(b)に示すように、左母線から接点IN−1への接続線のみを強調する表示を行う。
このような表示形態を見たユーザは、出力コイルOUT−1はOFFであり、その理由は、接点IN−1で導通が遮断されているためであるということを一目で理解することができる。
同様に、接点IN−1がONで接点IN−2がOFFの場合(図10(a)参照)、図9(b)の状態に加えて、接点IN−1の状態を示す縦線の間を強調表示し、これにより、接点IN−1においては、入力,要素がともにONの状態となるので図7(c)の状態になり、回路全体の表示としては、図10(b)に示すように、さらに接点IN−2へつながる接続線も強調表示するように動作される。このような表示から、出力コイルOUT−1はOFFであり、その理由は、接点IN−2で導通が遮断されているためであることをユーザは表示から一目で理解することができる。
上記とは逆に、接点IN−2がONで接点IN−1がOFFの場合(図11(a)参照)、図9(b)の状態に加えて、接点IN−2の状態を示す縦線の間を強調表示する。ただし、接点IN−2の入力はOFFであるので、図7(b)の状態となり回路全体の表示としては、図11(b)に示すようになる。よって、出力コイルOUT−1はOFFであり、その理由は、接点IN−1で導通が遮断されているためということをユーザは表示から一目で理解することができる。
さらに、接点IN−1,接点IN−2がともにONの場合(図12(a)参照)、回路導通情報生成部35は、接点IN−1,接点IN−2の状態を示す縦線の間を強調表示することを決定するとともに、各接点の入力がONになるので出力もONとなることを認識し、各接点の出力側の接続線を強調表示すべく決定する。これにより、図12(b)に示すように、すべての接続線も強調表示する。このような表示から、2つの接点がともにONであり、その結果、出力コイルOUT−1もONとなっていることが、ユーザは表示から一目で理解することができる。
上記した各例において、強調表示箇所は、回路導通情報生成部35が決定し、その決定した情報に基づいて現在値・導通描画部36が表示する。なお、現在値・導通描画部36では、上記した具体的な回路の表示例のうち、強調表示する部分のみ表示し、回路部分は回路描画部32が行う。つまり、表示装置12上で、回路部分と強調表示する部分を重ね合わせて表示する。
また、具体的な図示は省略するが、本実施の形態では、タスク単位で表示ウインドウを形成し、表示装置12の表示画面上ではマルチウインドウ形式で表示するようにしている。もちろん、このようにマルチウインドウにて各タスクプログラムごとに表示するのではなく、1つの表示ウインドウ内に連続して表示するようにしても良い。また、ひとつのタスクプログラムが複数のサブプログラム(セクションプログラムと呼ぶ)で構成される場合は、セクションプログラム単位で表示ウインドウに表示するようにしても良い。
本発明では、実行中のタスクプログラムと停止中のタスクプログラムとの表示形態を変えることにより、ユーザが一目で実行中か否かを識別でき、実行中のプログラムに対する監視,デバッグの利便性を向上するようにした。
そして、本実施の形態では、回路実行判定情報生成部37と、回路実行判定アドレス抽出部38を設けた。すなわち、回路実行判定情報生成部37は、シーケンスプログラム中の処理対象の回路の回路番号を取得し、その回路が属するタスク番号を調べ、図13に示すような対応表を作成する。回路がどのタスクに属しているかの情報は、シーケンスプログラムをPLC20からアップロードして記憶部14に格納する際や、シーケンスプログラムを作成(セクションプログラム単位またはタスクプログラム単位)して記憶部14に格納する際に作成されシーケンスプログラムとともに記憶部14に格納される。なお、この回路実行判定情報生成部37では、図13の表中、「回路番号」と「タスク番号」の欄のみ具体的なデータを格納し、タスクプログラムの実行状態の欄は、空欄のままとする。そして、回路実行判定情報生成部37は、生成した対応表を現在値・導通描画部36に渡すとともに、取得したタスク番号を回路実行判定アドレス抽出部38に渡す。
回路実行判定アドレス抽出部38は、取得したタスク番号の実行状態フラグが格納されたIOメモリのメモリアドレス(予め定められた値としてプログラム開発支援装置内に記憶保持されているデータ)を取得し、取得したアドレスをアドレス現在値取得部34に渡す。すると、アドレス現在値情報取得部34は、取得したアドレスに基づきPLC20のIOメモリにアクセスし、現在の実行状態フラグ(ON/OFF)を取得するとともに、取得した実行状態フラグを、現在値・導通描画部36に渡す。これにより、現在値・導通描画部36では、取得した実行状態フラグを対応表の対応する領域に格納する。
現在値・導通描画部36は、アドレス現在値取得部34,回路実行判定情報生成部37で作成された対応表に基づき、回路導通情報生成部35で求められた導通状態の表示を実際に行うか否かを判断し、その判断結果に基づき強調表示をする。具体的には、表示する回路の回路番号から対応表のタスク実行状態フラグを抽出し、フラグがONであれば導通表示の強調表示をし、OFFであれば導通表示について強調表示をしないようにする。
これにより、例えば実行状態フラグがONになっている場合には、図12に示すようになっている場合でも、実行状態フラグがOFFの場合には、図14に示すように要素部分の現在値に基づく強調表示されるが、接続線上に形成する導通表示についての強調表示はしないようにする。これにより、接続線の強調表示(導通表示)の有無により、一目で実行中のタスクを認識することができる。
なお、上記した実施の形態では、非実行のタスクは接続線の強調表示をしない(導通状態表示をしない)ようにしたが、本発明はこれに限ることはなく、接続線に重ねて表示する強調表示(導通状態表示)の表示色を実行中か否かで変えるようにしてもよい。また、接続線に重ねた導通状態表示のみならず、要素(接点)についての強調表示(現在値情報)もタスクの実行/非実行により替えても良い。さらには、本実施の形態では、導通している接続線を強調表示(導通表示)するようにしたが、係る導通表示をすることなく要素(接点)の現在値に基づく強調表示のみをするものにおいて、その要素についての状態表示の仕方をタスクの実行/非実行に応じて変更するようにしてももちろん良い。また、上述の実施の形態の図13では、シーケンスプログラム全体を通して回路番号とタスク番号の対応表を示しているが、本発明はこれに限ることはなく、回路番号とタスク番号の対応表をタスクプログラム単位あるいはセクションプログラム単位で作成しても良い。
回路の表示方式の一例を示す図である。 本発明のシステムの一実施の形態を示す図である。 プログラム開発支援装置の内部構成を示す図である。 PLCの内部構造を示す図である。 プログラム開発支援装置の内部構成を示す図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路導通情報生成部,現在値・導通描画部の機能を説明する図である。 回路とタスクの関係を示す対応表の一例を示す図である。 非実行のタスクプログラムの表示例を示す図である。
符号の説明
1 通信回線
10 プログラム開発支援装置
11 入力装置
12 表示装置
13 CPU
14 記憶部
15 通信インタフェース
20 PLC
21 ユーザメモリ
22 IOメモリ
31 回路読み出し部
32 回路描画部
33 命令語オペランドアドレス抽出部
34 アドレス現在値取得部
35 回路導通情報生成部
36 現在値・導通描画部
37 回路実行判定情報生成部
38 回路実行判定アドレス抽出部

Claims (4)

  1. 複数の部分プログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置であって、
    アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に格納されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出し手段と、
    その回路読み出し手段で読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画手段と、
    前記回路読み出し手段により読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する手段と、
    収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画手段により表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画手段とを備え、
    前記描画手段による描画は、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないようにしたことを特徴とするプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置。
  2. 複数の部分プログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置における処理方法であって、
    アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶手段に記憶する記憶するステップ、
    前記記憶手段に記憶されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出しステップ、
    その回路読み出しステップを実行して読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画ステップ、
    前記回路読み出しステップにより読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する取得ステップ、
    収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画ステップを実行して表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画処理ステップを実行するもので、
    前記描画処理ステップは、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないことを特徴とする処理方法。
  3. 複数の部分プログラムから構成されるシーケンスプログラムを備えたプログラマブルコントローラ用のプログラム開発支援装置用のコンピュータを、
    アップロードにより取得したプログラマブルコントローラに格納された前記シーケンスプログラムを記憶する記憶手段、
    前記記憶手段に格納されたシーケンスプログラムを構成する回路を読み出す回路読み出し手段、
    その回路読み出し手段で読み出された回路をラダー図で表示すべく表示手段に出力する回路描画手段、
    前記回路読み出し手段により読み出された回路の現在値を前記プログラマブルコントローラから取得する手段、
    収集した回路の現在値に基づく回路の状態表示情報を生成し、前記回路描画手段により表示される回路に合わせて動作状況を表示する描画手段として機能させるプログラムであって、
    前記描画手段による描画は、実行中の前記部分プログラムに属する回路に対しては、ON状態の接点および導通している接続線を強調表示し、非実行中の前記部分プログラムに属する回路に対してはON状態の接点は強調表示するが、導通している接続線は強調表示しないものであるプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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