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JP4462482B2 - 磁気アンカー遠隔誘導システム - Google Patents
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JP4462482B2 - 磁気アンカー遠隔誘導システム - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡観察下で病変部を切除する際に、アンカーを用いて、患者の病変部を把持するための磁気アンカー遠隔誘導システムに関する。
従来の磁気アンカー遠隔誘導システムとしては、例えば特願2002−268239号明細書に記載されたものがある。このシステムでは、対象物内部の対象部位を掛着する掛着部材と、この掛着部材と連結される磁性材料からなる磁気アンカーと、対象物外部に配置され、磁界を発生して磁気アンカーに動力を与える磁気アンカー誘導装置と、を備え、磁気アンカー誘導装置が発生する磁界によって磁気アンカーに動力を与えて、掛着部材に掛着された対象部位を持ち上げるというものである。
特願2002−268239号明細書
しかしながら、上述の磁気アンカー遠隔誘導システムでは、牽引方向の変更を行う場合は、その変更量が小さい場合であっても、対象物の外部に配置された大型の磁気アンカー誘導装置を誘導する必要がある。このため、施術中に牽引方向を変更するためには、施術を中断して磁気アンカー遠隔誘導システムの動作状況を確認しなければならない場合がある。また、大型の磁気アンカー誘導装置により微小な方向変更を行う操作は困難な場合があり、必要以上に方向変更をしてしまうと施術が失敗してしまうおそれがある。
上記課題を解決するために、本発明の磁気アンカー遠隔誘導システムは、対象物内部の対象部位を把持する把持部材と、連結部材を介して前記把持部材を牽引する、磁化された磁気アンカー部と、前記磁気アンカー部による牽引方向を制御する制御手段と、前記対象物外部に配置され、磁界を発生して前記磁気アンカー部を移動可能とする磁気誘導部材と、を備え、前記磁気アンカー部は、前記磁化の方向と異なる方向に延びる移動室を内部に備える牽引方向変更アンカーを有し、前記制御手段によって、磁性材料からなると共に前記磁化の方向と同一方向に磁化され、かつ前記移動室内に配置された移動部材を移動させることにより前記把持部材の牽引方向を変更することを特徴としている。
上記制御手段は、形状記憶合金からなる二つのばねと、これら二つのばねを通電加熱する通電装置と、を有し、二つのばねの一方は、移動部材の対向する二つの側面の一方と、移動室の対向する二つの内壁の一方と、に両端部が当接し、二つのばねの他方は、移動部材の対向する二つの側面の他方と、移動室の対向する二つの内壁の他方と、に両端部が当接しており、二つのばねのいずれかを通電加熱することによって移動部材を移動室内の所定位置に配置することが好ましい。
上記制御手段は、二つの加圧吸引チューブを備えるエアシリンダを有し、二つの加圧吸引チューブの一方は、移動室のうち、移動部材の対向する二つの側面の一方と、移動室の対向する二つの内壁の一方との間の空間に連通し、二つの加圧吸引チューブの他方は、移動室のうち、移動部材の対向する二つの側面の他方と、移動室の対向する二つの内壁の他方との間の空間に連通しており、二つの加圧吸引チューブのいずれかを通じてエアを供給又は吸引することによって移動部材を移動室内の所定位置に配置することもできる。
上記アンカー部は、連結部材によって牽引方向変更アンカーと連結された牽引アンカーを有することが好ましい。
本発明によると、牽引方向変更アンカーを設けたことにより、施術を中断せずに術者が望む方向に所望量だけ牽引方向を変更することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照しつつ詳しく説明する。
実施形態に係る内視鏡用把持装置1は、クリップ(把持部材)10、クリップ10を牽引する磁気アンカー部(アンカー部)30、クリップ10と磁気アンカー部30を連結する連結部材20、磁気アンカー部30による牽引方向を制御する通電装置25を有する。
(1)構成
図1〜図3に示すように、クリップ(把持部材)10は、略円形の基端部10aの外径に対して、同一形状の長い板状部材11、12、13それぞれの長手方向の一端部を固定して形成した弾性部材である。板状部材11、12、13は、基端部10aの外径において120度間隔に配置されており、底面を内側に向けて互いに平行に延びている。なお、クリップ10は、病変部を把持できれば板状部材の数は2枚であってもよいし、3枚以上であってもよい。
一方、基端部10aに固定されていない他端部には、内側へ屈曲させた爪部11a、12a、13aが形成されている。このため、板状部材11、12、13を互いに近づくように付勢すると、爪部11a、12a、13a間に対象物を挟持することができる。
また、板状部材11、12、13それぞれの長手方向の同一位置においては、板状部材11、12、13を屈曲させることによりその前後部分よりも外方へ突出した凸部11b、12b、13bと、内方へ狭まった凸部11b、12b、13bの前方端から再び外方へ広がる傾斜部11c、12c、13cと、傾斜部11c、12c、13cの前方端から爪部11a、12a、13aへ延びる先端部11d、12d、13dが設けてある。
この構成においては、凸部11b、12b、13bを内方に付勢する力を加えると、その前後の屈曲角度が変化するため、傾斜部11c、12c、13c及び先端部11d、12d、13dは外方へ広がる(図3)。凸部11b、12b、13bを内方に付勢した状態で、さらに傾斜部11c、12c、13c及び先端部11d、12d、13dを内方に付勢する力を加えると、今度は、傾斜部11c、12c、13c及び先端部11d、12d、13dは互いの間隔が狭まるように屈曲角度が変化する。
クリップ10の内側には、クリップ10と磁気アンカー部30を連結するための柔軟性を有する連結部材20が挿通されている。連結部材20としては、例えば、手術用縫合糸、釣糸、金属製ワイヤを使用することができる。
連結部材20に連結される磁気アンカー部30は、連結部材34で互いに連結された牽引方向変更アンカー32及び牽引アンカー33を有する。
図4に示す牽引方向変更アンカー32は、強磁性体からなり、電磁石、永久磁石などの磁気誘導部材を用いることによって吸引制御可能である。牽引方向変更アンカー32に用いる磁性体としては、純鉄、鉄合金のほか、プラチナマグネット、希土類磁石、テルビウム・ディスプロシウム・鉄合金などの磁石を使用することができる。
端面32aからは小径部32c内に孔部32fが、さらに孔部32fから小径部32cの内方へ孔部32fより内径の広い固定孔部32gが穿設されている。孔部32fには連結部材20が挿入され、その先端を固定孔部32g内で結紐することにより、連結部材20と牽引方向変更アンカー32とが連結される。連結部材20を孔部32f及び/又は固定孔部32gの内面に接着すると連結部材20と牽引方向変更アンカー32との連結強度が増すため好ましい。
一方、端面32bからは大径部32d内に孔部32hが、さらに孔部32hから大径部32dの内方へ孔部32hより内径の広い固定孔部32iが穿設されている。孔部32hには連結部材34が挿入され、その先端を固定孔部32i内で結紐することにより、牽引方向変更アンカー32と連結部材34とが連結される。連結部材34を孔部32h及び/又は固定孔部32iの内面に接着すると牽引方向変更アンカー32と連結部材34との連結強度が増すため好ましい。
牽引方向変更アンカー32は、端面32a側がN極で端面32b側がS極、又は、端面32a側がS極で端面32b側がN極となるように磁化されて使用される。すなわち牽引方向変更アンカー32の磁化方向は端面32aから端面32bへ向かう方向、又は、端面32bから端面32a向かう方向である。このような牽引方向変更アンカー32の内部には、磁化方向に垂直な方向に延び、略直方体形状に穿設された移動室35が設けられている。なお、移動室35は磁化方向と同一でなければ、垂直以外の方向に延びていてもよい。
この移動室35内には、同一形状であって同一の特性(弾性及び形状記憶特性)を備える形状記憶合金(例えばTi(チタン)−Ni(ニッケル)合金、Cu(銅)−Zn(亜鉛)−Al(アルミニウム)合金、又は、Cu−Al−Ni合金)からなる2つのコイルばね(弾性部材)36a、36bが配置されている。これらコイルばね36a、36bの間には、略立方体形状の移動部材37が配置されている。移動部材37は、強磁性体からなり、純鉄、鉄合金のほか、プラチナマグネット、希土類磁石、テルビウム・ディスプロシウム・鉄合金などの磁石を使用することができる。移動部材37は、その磁化方向が牽引方向変更アンカー32の磁化方向と同一となるように移動室35内に収容されている。
コイルばね36aは、その端部36a1、36a2が、移動室35の内壁35aと、移動部材37の側面37aとにそれぞれ当接している。一方、コイルばね36bは、その端部36b1、36b2が、内壁35aと対向する内壁35bと、側面37aと相対する側面37bと、にそれぞれ当接している。
牽引方向変更アンカー32には、内壁35aから段部32eに向かって、牽引方向変更アンカー32の外部から移動室35内に一組の導線群23を挿通するための導入通路38aが穿設されている。同様に、内壁35bから段部32eに向かって、牽引方向変更アンカー32の外部から移動室35内に一組の導線群24を挿通するための導入通路38bが穿設されている。導線群23及び導線群24は牽引方向変更アンカー32の外部に配置された通電装置25に接続されている。導線群23、導線群24、通電装置25、コイルばね36a、及びコイルばね36bにより制御手段が構成される。
導線群23を構成する2つの導線23a、23bはそれぞれコイルばね36aの端部36a1及び端部36a2に接続されている。同様に、導線群24を構成する2つの導線24a、24bはそれぞれコイルばね36bの端部36b1及び端部36b2に接続されている。通電装置25は、使用者の操作により、導線群23及び導線群24のそれぞれに通電することができる。通電装置25により導線群23に通電すると、これに接続されたコイルばね36aも通電され、これを加熱することができる。同様に、導線群24に通電すると、これに接続されたコイルばね36bも通電され、これを加熱することができる。
コイルばね36a及びコイルばね36bは、上述のように同一の特性を有し、常温(加熱も冷却もされていない温度)では伸縮自在である。このため、常温において移動室35が水平方向に延びているときは、移動部材37を中心としてコイルばね36a及びコイルばね36bは平衡状態となる。このとき、移動部材37は、移動室35の長手方向(図5において左右方向)の中心位置35cに配置され、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては中心位置35cにおいて最も磁力が強くなる(図5(b))。
一方、コイルばね36a及びコイルばね36bは、通電加熱されることによりあらかじめ記憶された所定の長さとなる。本実施形態においては、コイルばね36a及びコイルばね36bのうちコイルばね36aのみを通電加熱すると、コイルばね36aは、通電加熱前の状態に関わらず、中心位置35cよりも内壁35b側に片寄った位置に移動部材37が配置されるような長さにもどる(図5(a))。このとき、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては、内壁35b側に接近した移動部材37の位置が最も磁力が強くなる。これに対して、コイルばね36bのみを通電加熱すると、コイルばね36bは、通電加熱前の状態に関わらず、移動部材37が中心位置35cよりも内壁35a側に片寄った位置に配置されるような長さにもどる(図5(c))。このとき、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては、内壁35a側に接近した移動部材37の位置が最も磁力が強くなる。
牽引方向変更アンカー32及び移動部材37の磁化は、あらかじめ磁化された移動部材37をあらかじめ磁化された牽引方向変更アンカー32の移動室35内に入れる作業の困難性を考慮すると、移動室35内に移動部材37を導入した後に行うのが好ましい。
図4(b)に示す牽引アンカー33は、強磁性体からなり、電磁石、永久磁石などの磁気誘導部材を用いることによって吸引制御可能である。牽引アンカー33、に用いる磁性体としては、純鉄、鉄合金のほか、プラチナマグネット、希土類磁石、テルビウム・ディスプロシウム・鉄合金などの磁石を使用することができる。
牽引アンカー33の端面33aからは牽引アンカー33内に孔部33hが、さらに孔部33hから牽引アンカー33の内方へ孔部33hより内径の広い固定孔部33iが穿設されている。孔部33hには連結部材34が挿入され、その先端を固定孔部33i内で結紐することにより、牽引方向変更アンカー32と牽引アンカー33とが連結される。連結部材34を孔部33h及び/又は固定孔部33iの内面に接着すると牽引方向変更アンカー32と牽引アンカー33との連結強度が増すため好ましい。
以上のように連結部材20を介してクリップ10と牽引方向変更アンカー32とを連結し、連結部材34を介して牽引方向変更アンカー32と牽引アンカー33とを連結してあるため、牽引方向変更アンカー32及び牽引アンカー33を吸引制御することによって、クリップ10を所望の方向に牽引することができる。
また、基端部10a近傍部分においては、板状部材11、12、13は、その外面が当接可能な内径を有する略円筒状のクリップ受容管(把持部材受容管)40内に挿入されている(図1、図2)。ここで、板状部材11、12、13の後部11e、12e、13eの少なくとも一部が大径部46内に受容されている。クリップ受容管40は、例えばステンレスパイプ、プラスチックチューブや超弾性合金により形成することができ、その径方向において対向する位置には、一対のスリット41、42が設けられている。スリット41、42は、クリップ受容管40の中心線(略円形の断面の中心を結ぶ線)に平行な方向において、クリップ10が挿入される側にシフトした所定位置43を前端部として、アンカー側端部44まで延びており、その後端部は開放されている。なお、スリットは1つでもよい。
磁気アンカー部30に連結された連結部材20は、スリット41、42を通してクリップ受容管40内に導入され、かつ、基端部10aに通される(図1、図2)。この構成によって、クリップ10と磁気アンカー部30とはクリップ受容管40を介して連結される。
スリット41、42は、後端部が端部44まで抜けてはいる(開放されている)が、前端部はクリップ受容管40の先端まで抜けてはおらず、途中の所定位置43で止められている。この構成により、端部44側からスリット41、42に挿入された連結部材20のクリップ10側(前側)への移動は所定位置43によって規制されることになる。一方、連結部材20の端部44側(後側)への移動は、クリップ受容管40内に挿入されたクリップ10の基端部10aによって規制される。
また、クリップ受容管40の外径は、所定位置43より後側にシフトした位置に設けた段差部45の前後で異なっている。すなわち、段差部45の前方側の大径部(前部)46の外径は、段差部45の後方側の小径部(後部)47の外径より小さく設定されている。
基端部10aには、金属製のループワイヤ(牽引分離手段)50が通されている(図1)。ループワイヤ50は、所定以上の強い力で牽引したときに切断するものであれば金属製以外のものであってもよい。クリップ受容管40内にその一端が挿入されたクリップ10は、ループワイヤ50を後側に引くことによって、各部分がクリップ受容管40の内壁に順次当接して弾性変形しつつクリップ受容管40内に挿入可能である。
具体的には、ループワイヤ50を後側に引くことによって、凸部11b、12b、13bがクリップ受容管40の内壁に当接すると、凸部11b、12b、13bは互いに接近するように内側に撓む。これにより、先端部11d、12d、13dは互いに離間し、クリップ10は開いた状態となる。さらにループワイヤ50を後側に引くと、傾斜部11c、12c、13cがクリップ受容管40の内壁に当接し、傾斜部11c、12c、13cは互いに接近するように内側に撓む。すると、先端部11d、12d、13dは互いに接近し、クリップ10は閉じた状態となる。
以上のように連結されたクリップ10、連結部材20、磁気アンカー部30、クリップ受容管40及びループワイヤ50は、以下に説明するように、中空円筒状の導入管70を用いて、鉗子チャネル61から患者(対象物)101体内に導入される。
導入管70は可撓性を有する材料からなり、図6及び図7に示すように、内視鏡90の鉗子挿入口91から先端硬性部60の鉗子チャンネル61に挿通されている。導入管70の内壁には、導入管70の長手方向において、導入管70に対して相対移動可能な挿入コイル71が配置されている。挿入コイル71の先端硬性部60側先端には、規制管72が接着剤、はんだ、ロウなどによって固定されている。規制管72には段部73が設けられており、段部73の前方部分74の外径は導入管70の内径とほぼ同一である。一方、前方部分74より外径の小さい後方部分75の外径は、挿入コイル71が形成する中空円筒の内径とほぼ同一である。したがって、後方部分75の外周に挿入コイル71を固定すると、挿入コイル71が形成する中空円筒の外周と前方部分74の外周がほぼ同一面となる。
一方、前方部分74の内径は、後方部分75の内径より大きく設定されている。さらに前方部分74の内径及び後方部分75の内径は、それぞれ、クリップ受容管40の大径部46の外径及び小径部47の外径とほぼ同一である。このため、規制管72内にクリップ受容管40を挿入することができ、かつ、段差部45が規制管72の先端面76に当接することによってクリップ受容管40の移動が規制される。ここで、クリップ受容管40の中心線の方向において、所定位置43は、段差部45より前側に配置されているため、段差部45と段部73が当接するまでクリップ受容管40が規制管72内に挿入されたとしても、スリット41、42が規制管72によって完全に覆われてしまうことはない。よって、この状態においても、連結部材20はクリップ受容管40内から外部へ延出可能である。
挿入コイル71及び規制管72の内部には、先端にフック部81が設けられた操作ワイヤ80が挿入コイル71、規制管72に対して相対移動可能に配置されている。フック部81は、接着剤、はんだ、ロウなどによって、その後端が操作ワイヤ80に固定されている。操作ワイヤ80は導入管70よりも充分長く、その後端部80aは鉗子挿入口91から外部に突出した導入管70から延出している。フック部81の中央部分は凹部82(図12、図13参照)となっており、ループワイヤ50の端部をこの凹部82に掛け止めて操作ワイヤ80を牽引することによって、ループワイヤ50を介してクリップ10をクリップ受容管40内に引き込むことができる。操作ワイヤ80の牽引は、内視鏡90から延出した後端部80aを引くことによって行う。
また、牽引方向変更アンカー32から延出する導線群23及び導線群24は、鉗子挿入口91から先端硬性部60の鉗子チャンネル61に挿通されている(図7)。
一方、磁気アンカー部30は、患者101の体外において磁気アンカー部30を吸引制御する(磁気アンカー部30を移動可能とする)磁気誘導部材112を有する磁気アンカー遠隔誘導システム(アンカー遠隔誘導システム)110によってその位置が制御される。磁気誘導部材112は、鉄心にコイルを巻いた構造の電磁石112cを基体112a上に配置したものである(図8)。
磁気誘導部材112は、図8に示すように、患者101が横たわったベッド116を上から囲むようにして配置されたフレーム/レール(一平面内移動機構)114上に擦動可能に電磁石112cが患者に対向するように載置されている。このフレーム/レール114は一平面内において平行に配置されたU字状の二本のレール114a、114bからなり、ベッド116の床板116aの幅方向に平行に、二つのXYステージ(一方向移動機構)118、119の間に掛け渡されている。また、二つのXYステージ118、119は、フレーム/レール114が設けられた平面と直交する方向に相対移動可能である。以上の構成により、磁気誘導部材112は、基体112aがフレーム/レール114と擦動して二つのXYステージ118、119間を移動することができる。なお、磁気誘導部材112は、フレーム/レール114の平行な二本のレール114a、114bのうち患者101に近い側のレール114aに配置されている。
フレーム/レール114の患者101から遠い側のレール114bには、フレーム/レール114全体の重量バランスを保つためのカウンターウエイト120がレール114b上を擦動可能に配置されている。カウンターウエイト120は、磁気誘導部材112の位置に応じて、その位置を変更する。例えば、磁気誘導部材112が患者101の正面にあるときは、カウンターウエイト120は患者101の背面に配置し、磁気誘導部材112が患者101の背面にあるときは、カウンターウエイト120は患者101の正面に配置して、フレーム/レール114全体の重量バランスをとっている。
以上のように磁気誘導部材112、XYステージ118、119、フレーム/レール114等を配置したことにより、病変部(対象部位)130(図12、図13)切除のために最適な位置に磁気誘導部材112を配置することができる。
さらに、通電装置25を用いてコイルばね36a又はコイルばね36bを通電加熱することにより、牽引方向変更アンカー32の向く方向を変更させることができる。このため、病変部130に対するクリップ10の向きを変更でき、病変部130を切除しやすいように持ち上げることができる。
具体的には、コイルばね36a及びコイルばね36bが通電加熱されていないとき、この両者は、移動部材37を中心として平衡状態にある(図9(b))。これに対して、通電装置25を用いてコイルばね36aを通電加熱すると、コイルばね36aは所定の長さに伸びて移動部材37は内壁35b側へ移動する。すると、牽引方向変更アンカー32全体としての磁力は移動部材37の位置が最も大きくなるため、この位置が最も磁気誘導部材112に強く吸引される(図9(a))。一方、通電装置25を用いてコイルばね36bを通電加熱すると、コイルばね36bは所定の長さに伸びて移動部材37は内壁35a側へ移動する。すると、牽引方向変更アンカー32全体としての磁力は移動部材37の位置が最も大きくなるため、この位置が最も磁気誘導部材112に強く吸引される(図9(c))
(2)切除術実施の準備
図8に示すように、本発明に係る内視鏡用把持装置1を用いた切除術の実施に先立っては、まず、局所麻酔を施した患者101をベッド116上に横たわらせる。このときフレーム/レール114は、XYステージ118、119によって患者101の頭部101aが来る側に退避してあり、磁気誘導部材112及びカウンターウエイト120は所定の位置に配置されている。患者101がベッド116に横たわると、XYステージ118、119を操作することによってフレーム/レール114を患者の病変部の正面に配置し、つづいてフレーム/レール114上で擦動させることによって磁気誘導部材112を切除術開始時の位置に配置する。
(3)磁気アンカー部30及びクリップ10の体内への導入操作
本発明の内視鏡用把持装置1においては、クリップ10及び磁気アンカー部30の体内への導入は、体内に内視鏡の先端硬性部60を導入することによって行う。先端硬性部60は、患者の体内外にあらかじめ挿入したオーバーチューブ62を介して繰り返し出し入れができる。この先端硬性部60内には、先端に磁気アンカー部30が配置された導入管70及び牽引方向変更アンカー32から延出した導線群23が挿通される。クリップ10は、爪部11a、12a、13aを先端硬性部60の先端側に向けて配置される(図10)。
クリップ10と磁気アンカー部30の導入管70内への配置は以下のように行う。
クリップ10と磁気アンカー部30は、スリット41及びスリット42からクリップ受容管40内に通された連結部材20を介して連結された状態で導入管70内に挿入される。このとき、牽引方向変更アンカー32にはあらかじめ導線群23及び導線群24が挿通されている。導線群23及び導線群24の先端は、それぞれコイルばね36a及びコイルばね36bに接続され、他端は通電装置25に接続されている。
導入管70への挿入の際には、あらかじめクリップ10内に通されたループワイヤ50を、導入管70内に挿通された操作ワイヤ80の先端に固定されたフック部81の凹部82に掛け止める。この状態でクリップ10及び磁気アンカー部30と連関したクリップ受容管40を導入管70内に配置した規制管72内に挿入していく。この挿入動作は、クリップ受容管40の段差部45と規制管72の段部73とが突き当たることによって、クリップ受容管40の移動が規制されて終了する。
図10に示すように、本発明の内視鏡用把持装置1においては、クリップ受容管40につづいてクリップ10が挿入され、次に磁気アンカー部30のうち牽引方向変更アンカー32の小径部32cが挿入される。大径部32dと導入管70の外径は同一となっており、小径部32cが導入管70に挿入されると、導線群23及び導線群24を挟んだ状態で、段部32eが導入管70の先端の端面70aに突き当たる。牽引方向変更アンカー32から延出する導線群23及び導線群24は、導入管70の外部へ導出されている。
スリット41、42の端部位置である所定位置43は、クリップ受容管40の段差部45に対して、クリップ受容管40の中心線の方向において前方側の位置に配置されているため、段差部45と段部73とが突き当たるまでクリップ受容管40が規制管72に挿入されたとしても、所定位置43においてはスリット41、42は規制管72によって閉じられずに開口している状態にある。よって、クリップ10と磁気アンカー部30とを連結する連結部材20は、所定位置43においてスリット41、42からクリップ受容管40の外部へ延出することができる。また、連結部材20は、磁気アンカー部30をクリップ10の前方に配置することを妨げないだけの十分な長さを有しているため、挿入動作完了時には磁気アンカー部30、クリップ10、クリップ受容管40が一直線上に配置される。
クリップ10と磁気アンカー部30の患者101体内への導入は以下のように行う(図11)。
まず先端硬性部60を体内に導入した後、操作ワイヤ80を操作することによって規制管72を前方側へ付勢する。これによって、段差部45が段部73と当接しているクリップ受容管40が前方へ押され、これにともなって一端がクリップ受容管40に圧入されているクリップ10も前方へ進み、クリップ10の先端が端面32aに当接する。この状態からさらに規制管72を前方に付勢すると、牽引方向変更アンカー32は導入管70から押し出される。またさらに規制管72を前方に付勢すると、クリップ10、クリップ受容管40及び規制管72は導入管70の先端から患者101の体内に露出される。このとき、クリップ10及びクリップ受容管40は導入管70の長手方向において一直線上に配置されている。よって、先端硬性部60を病変部130に向けて配置すれば先端硬性部60内に配置された導入管70も病変部130に向くため、容易にクリップ10の先端を病変部130に向けることができる。
クリップ10の病変部130への取り付けは以下のように行う(図12〜図15)。なお、図13及び図14においては、説明の都合上板状部材12を省略している。
まず、先端部11d、12d、13dを開くために、操作ワイヤ80を挿入コイル71及び規制管72に対して相対的に移動させることによって操作ワイヤ80を牽引して凸部11b、12b、13bをクリップ受容管40内に引き込む。規制管72内に引き込まれた凸部11b、12b、13bは、クリップ受容管40の内壁に当接するため、互いに近づく方向に撓む。凸部11b、12b、13bがこのように撓むことによって、先端部11d、12d、13dは互いに離間するように撓み、その結果クリップ受容管40から露出したクリップ10の先端側が開くことになる(図12)。
このように開いたクリップ10を、挿入コイル71、規制管72及び操作ワイヤ80を一体に移動させて病変部130に向けて進行させ、クリップ10の先端が所望の位置に来たところでクリップ10を閉じることによって、病変部130をクリップ10で把持することができる。クリップ10を閉じるためには、操作ワイヤ80を挿入コイル71及び規制管72に対して相対的に移動させることによって操作ワイヤ80を牽引して傾斜部11c、12c、13cをクリップ受容管40内に引き込む。クリップ受容管40内に引き込まれた傾斜部11c、12c、13cは、クリップ受容管40の内壁に当接するため、互いに近づく方向に撓み、これにともなって先端部11d、12d、13dは互いに近づくように撓み、その結果クリップ受容管40から露出したクリップ10の先端側が閉じることになる(図13)。
次に、クリップ受容管40及び連結部材20を介して連結されたクリップ10及び磁気アンカー部30と、挿入コイル71、規制管72、操作ワイヤ80及びフック部81を内部に備える導入管70と、を分離してクリップ10の病変部130への取り付けを完了する。この分離動作は、操作ワイヤ80を強く引いてフック部81に掛け止められたループワイヤ50を切断し(図14)、その後、挿入コイル71、規制管72、操作ワイヤ80及びフック部81を後退させることによって行う(図15)。
(4)切除術のステップ
以上のように構成した磁気アンカー遠隔誘導システム110を用いた病変部130の切除工程について説明する。
まず、病変部130の周辺から粘膜下層131に挿入した注射針(不図示)で生理食塩水を注入して、病変部130を固有筋層132から浮き上がらせておく(図16)。
一方、磁気誘導部材112を病変部130付近のあらかじめ設定した位置に配置する。このようにセットすると、磁気誘導部材112と磁気アンカー部30との間の吸引力によりクリップ10は磁気誘導部材112の方へ牽引される。病変部130の持ち上げ量が不足するまたは大きすぎる場合は、磁気誘導部材112の位置をずらしたり磁気誘導部材112の発生する磁界を弱めることによって調整することができる。
つづいて、高周波メスなどの切開具140を鉗子チャンネル61から体内に導入し、病変部130を粘膜とともに端部から切除していく。このとき、図17に示すように、通電装置25により導線群23に通電し、導線群23が接続されたコイルばね36aを所定の長さとすると、牽引方向変更アンカー32の全体としての磁力の分布が変わるため、磁気誘導部材112により吸引される牽引方向変更アンカー32の姿勢が変化する。これにより、牽引方向変更アンカー32によるクリップ10の牽引方向も変わるため、結果としてクリップ10は病変部130を持ち上げることができる。このように、クリップ10により病変部130を持ち上げると、切除部分を十分とることができ、すでに切除した病変部130が固有筋層上に落ち込むことも防ぐことができる。また、磁気誘導部材112の位置を徐々にずらすことにより切除された病変部130をさらに持ち上げることもでき、高周波メス140の先端位置の確認が容易となり切除作業をスムーズに行うことができる。
(5)内視鏡用把持装置1及び病変部130の回収
切除作業が終わると、クリップ10が病変部130を把持した状態で磁気アンカー部30が磁気誘導部材112に引き寄せられるため、病変部130が紛失することを防ぐことができる。回収は、磁気アンカー部30、病変部130を把持したクリップ10、連結部材20、クリップ受容管40を把持鉗子100で把持した状態で、内視鏡90を抜き去ることにより行う。その後、縫合、消毒などの処置を行う。
以下に、本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態においては牽引方向変更アンカー32と牽引アンカー33により磁気アンカー部30を構成したが、牽引方向変更アンカー32のみで構成してもよい。この場合は、牽引方向変更アンカー32が牽引方向の変更のほかクリップ10を牽引する機能も発揮する。このように構成すると、内視鏡用把持装置1をコンパクトにすることができる。
さらに、図18に示すように、エアシリンダ125を用い、このエアシリンダ125から延びる同一形状の2本の加圧吸引チューブ123及び加圧吸引チューブ124を、それぞれ導入通路38a及び導入通路38bに接続する構成とすることもできる。加圧吸引チューブ123、加圧吸引チューブ124、及びエアシリンダ125により制御手段が構成される。この構成においては、導入通路38a及び導入通路38bから同時に移動室35内にエアを導入した場合は、移動部材37は移動室35の中心位置35cに配置され、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては中心位置35cにおいて最も磁力が強くなる(図19(b))。これに対して、加圧吸引チューブ123のみからエアを導入する又は加圧吸引チューブ124のみから吸引すると、エア圧に応じて、移動部材37は内壁35b側へ移動し、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては移動部材37の位置が最も磁力が強くなる(図19(a))。逆に、加圧吸引チューブ124のみからエアを導入する又は加圧吸引チューブ123のみから吸引すると、エア圧に応じて、移動部材37は内壁35a側へ移動し、牽引方向変更アンカー32全体の磁力の分布としては移動部材37の位置が最も磁力が強くなる(図19(c))。
また、図20に示すように、牽引アンカー33に代えて、内部に牽引方向変更アンカー32及び連結部材34を収容可能な凹部133aを備えた牽引アンカー133を用いることができる。さらに、先端硬性部60に穿設された通路内に管状の吸引部材63を配置し、吸引部材63の先端に固定された63aの先端面63a1を先端硬性部60の先端面60aに揃えて配置すると、先端面63a1と牽引アンカー133の端面133bとの間に働く吸引力により、牽引方向変更アンカー32を凹部133a内に収容した状態で牽引アンカー133が先端面60aに固定されるため、先端硬性部60をより安全に患者101内へ導入することができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
本発明の実施形態に係る内視鏡用把持装置の構成を示す一部断面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡用把持装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡用把持装置のクリップの構成を示す正面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る牽引方向変更アンカーの構成を示す一部断面図、(b)は本発明の実施形態に係る牽引アンカーの構成を示す一部断面図である。 本発明の実施形態に係る牽引方向変更アンカーにおける移動部材の位置と牽引方向変更アンカー全体の磁力の分布との関係を示す図であり、(a)は移動部材が移動室内の一方の内壁側に片寄った位置にあるとき、(b)は移動部材が移動室内の中心位置にあるとき、(c)は移動部材が移動室内の他方の内壁側に片寄った位置にあるときの状態及び磁力の分布を示す。 本発明の実施形態に係る導入管、挿入コイル、コイル規制管、フック部及び操作ワイヤの構成を示す一部断面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡の全体構成を示す概観図である。 本発明の実施形態に係る病変部の切除を行うときの患者を載せたベッド、磁気誘導部材等の配置を患者の頭部側から見た概観図である。 本発明の実施形態に係る牽引方向変更アンカーにおける移動部材の位置と牽引方向変更アンカー及びクリップの姿勢との関係を示す図であり、(a)は移動部材が移動室内の一方の内壁側に片寄った位置にあるとき、(b)は移動部材が移動室内の中心位置にあるとき、(c)は移動部材が移動室内の他方の内壁側に片寄った位置にあるときの牽引方向変更アンカー及びクリップの姿勢を示す。 本発明の実施形態に係る内視鏡用把持装置が導入管に収容された状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る磁気アンカー部、クリップ、クリップ受容管及び規制管が患者体内に露出された状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るクリップが開いた状態を示す一部断面図である。 本発明の実施形態に係るクリップが閉じた状態を示す一部断面図である。 本発明の実施形態に係るループワイヤの一部が切断された状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るクリップと、導入管、コイル規制管、フック部とが分離された状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る内視鏡把持装置を病変部に取り付けた患者体内の状態を示す概観図である。 本発明の実施形態に係る牽引方向変更アンカーとクリップの姿勢を変更して病変部を持ち上げている状態を示す概観図である。 本発明の実施形態の変形例に係る牽引方向変更アンカーの構成を示す一部断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る牽引方向変更アンカーにおける移動部材の位置と牽引方向変更アンカー全体の磁力の分布との関係を示す図であり、(a)は移動部材が移動室内の一方の内壁側に片寄った位置にあるとき、(b)は移動部材が移動室内の中心位置にあるとき、(c)は移動部材が移動室内の他方の内壁側に片寄った位置にあるときの状態及び磁力の分布を示す。 本発明の実施形態の変形例に係る牽引アンカー内に牽引方向変更アンカーを収容した状態を示す一部断面図である。
符号の説明
10 クリップ(把持部材)
20 連結部材
23 導線群(制御手段)
24 導線群(制御手段)
25 通電装置(制御手段)
30 磁気アンカー部(アンカー部)
32 牽引方向変更アンカー
33 牽引アンカー
34 連結部材
35 移動室
36a コイルばね(制御手段)
36b コイルばね(制御手段)
37 移動部材
101 患者(対象物)
110 磁気アンカー遠隔誘導システム
123 加圧吸引チューブ(制御手段)
124 加圧吸引チューブ(制御手段)
125 エアシリンダ(制御手段)
130 病変部(対象部位)

Claims (4)

  1. 対象物内部の対象部位を把持する把持部材と、
    連結部材を介して前記把持部材を牽引する、磁化された磁気アンカー部と、
    前記磁気アンカー部による牽引方向を制御する制御手段と、
    前記対象物外部に配置され、磁界を発生して前記磁気アンカー部を移動可能とする磁気誘導部材と、
    を備え、
    前記磁気アンカー部は、前記磁化の方向と異なる方向に延びる移動室を内部に備える牽引方向変更アンカーを有し、
    前記制御手段によって、磁性材料からなると共に前記磁化の方向と同一方向に磁化され、かつ前記移動室内に配置された移動部材を移動させることにより前記把持部材の牽引方向を変更することを特徴とする磁気アンカー遠隔誘導システム。
  2. 前記制御手段は、形状記憶合金からなる二つのばねと、これら二つのばねを通電加熱する通電装置と、を有し、前記二つのばねの一方は、前記移動部材の対向する二つの側面の一方と、前記移動室の対向する二つの内壁の一方と、に両端部が当接し、前記二つのばねの他方は、前記移動部材の対向する二つの側面の他方と、前記移動室の対向する二つの内壁の他方と、に両端部が当接しており、前記二つのばねのいずれかを通電加熱することによって前記移動部材を前記移動室内の所定位置に配置する請求項1記載の磁気アンカー遠隔誘導システム。
  3. 前記制御手段は、二つの加圧吸引チューブを備えるエアシリンダを有し、前記二つの加圧吸引チューブの一方は、前記移動室のうち、前記移動部材の対向する二つの側面の一方と、前記移動室の対向する二つの内壁の一方との間の空間に連通し、前記二つの加圧吸引チューブの他方は、前記移動室のうち、前記移動部材の対向する二つの側面の他方と、前記移動室の対向する二つの内壁の他方との間の空間に連通しており、前記二つの加圧吸引チューブのいずれかを通じてエアを供給又は吸引することによって前記移動部材を前記移動室内の所定位置に配置する請求項1記載の磁気アンカー遠隔誘導システム。
  4. 前記アンカー部は、連結部材によって前記牽引方向変更アンカーと連結された牽引アンカーを有する請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気アンカー遠隔誘導システム。
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