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JP4462809B2 - 走査結像レンズおよび画像書込方法および画像書込装置 - Google Patents
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JP4462809B2 - 走査結像レンズおよび画像書込方法および画像書込装置 - Google Patents

走査結像レンズおよび画像書込方法および画像書込装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は走査結像レンズおよび画像書込方法および画像書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
赤・緑・青の各色の光ビームを共通のポリゴンミラーにより同時に偏向させ、各色の偏向光ビームを共通の走査結像レンズによりカラー印画紙上に光スポットとして集光せしめて光走査を行い、各色光ビームを、対応する色の画像情報で変調することにより、カラー画像の書込みを行う画像書込装置が知られている。
【0003】
この種の画像書込装置において、走査結像レンズに倍率の色収差があると、光ビームが光走査する1ラインの長さである「光走査長」が各色光ビームごとに異なり、また、ドットを書込む光スポット相互にも互いにずれが生じる。
【0004】
このような光走査長や光スポット間のずれは、形成されるカラー画像の画質を劣化させる。
【0005】
このような「ずれ」の問題を回避する方策としては、例えば特開平7−191261号公報に提案されたように「倍率色収差を良好に補正した走査結像レンズを用いる」ことがあるが、一般に、倍率色収差はこれを十分に良好に補正しようとするとレンズ枚数が増大し、走査結像レンズが画像書込装置に占めるスペースが大きくなって装置の大型化を招いたり、コストも高くなる問題がある。
【0006】
走査結像レンズにおける倍率色収差の存在を容認し、各色光ビームの変調を行うためのクロックの周波数を、光ビームごとに固有の周波数として設定することにより上記「光走査長」を揃えることが、特開平9−11538号公報に開示されている。この方法によれば確かに「光走査長のずれ」は解消されるが、波長差に起因する「各色光ビームに対するfθ特性の差異」については考慮されていないため「各色光ビーム間の光スポットのずれ」は解消されない。
【0007】
特開平11−88619号公報は、光走査長のずれと光スポットのずれとを解消する方法として、走査結像レンズにおける倍率色収差が「赤色光と青色光とで同一」となるようにし、緑色光ビームに対するクロックの周波数を基準として、赤色光ビーム・青色光ビームに対するクロックの周波数を調整する方法が開示されている。
【0008】
この方法は有効であるが、それでも走査結像レンズにおける倍率色収差が「赤色光と青色光とで同一」となるようにするには、レンズ枚数の増大や、コスト増大の問題を十分には解消できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、光走査長のずれと光スポットのずれとを良好に補正することが可能で、なお且つ、低コストで実現できる新規な走査結像レンズを実現することを課題とする。
【0010】
この発明はまた、かかる走査結像レンズを用い、光走査長ずれと光スポットのずれを有効に補正して良好な画像書込みを行いうる新規な画像書込方法および装置の実現を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の走査結像レンズは「共通の光偏向手段により同時に偏向させた3原色:A、B、Cの各色光ビームを、共通の走査結像レンズにより同一の感光性の記録媒体(カラー印画紙)上に光スポットとして集光せしめて光走査を行い、各色光ビームを、対応する色の画像情報で変調することにより、カラー画像の書込みを行う画像書込装置において用いられる走査結像レンズ」であって、以下の点を特徴とする。
【0012】
即ち、基準となる色:Aの倍率色収差に相対的な、色:B、色:Cの倍率色収差:CD BA 、CD CA が、像高:Hに対して、それぞれ、傾きの異なる直線状の変化となるように倍率色収差を補正されており、各色光ビームに対する等速特性を、像高:Hに対してA(H)、B(H)、C(H)とするとき、これらが倍率色収差により互いに異なり、且つ、A(H)を基準とするとき、KAB、KACを定数として、、A(H)=KAB・B(H)、且つ、A(H)=KAC・C(H)が満足されるように等速特性を補正されている。
【0013】
「感光性の記録媒体」は、例えば、前記カラー印画紙等であり、3原色:A、B、Cは、このような記録媒体に対してカラー画像を書きこむことのできる3色、即ち、後述する緑・赤・青である。
【0014】
「光偏向手段」は、ポリゴンミラーや回転2面鏡、回転単面鏡など、偏向反射面を等速回転させるものが使用される。従って「等速特性」はfθ特性である。
【0015】
請求項1記載の走査結像レンズでは3原色:A、B、Cはそれぞれ緑、赤、青である走査結像レンズは、主走査方向に正の屈折力を持つレンズと、主走査方向に負の屈折力を持つレンズとを含む複数枚のレンズで構成し、正の屈折力を持つレンズの材質のd線に対するアッベ数:νdp、負の屈折力を持つレンズの材質のd線に対するアッベ数:νdnが条件:
(1) νdp≧55
(2) νdn≦31を満足するようにすることが好ましい(請求項2)。
【0016】
請求項2記載の走査結像レンズは、図3に例示するように、共通の光偏向手段の側から感光性の記録媒体の側へ向って順に、第1群、第2群を配してなり、第1群が「光偏向手段の側から順に、主走査方向の屈折力が負・正・正である3枚のレンズL11、L12、L13」により構成され、第2群が「主走査方向に長い長尺トロイダルレンズLであって、副走査方向の像面湾曲を補正する機能を持ち、主走査方向には実施的な屈折力を持たないもの」として構成することができる(請求項3)。
【0017】
請求項2記載の走査結像レンズはまた、図4に例示するように、共通の光偏向手段の側から感光性の記録媒体の側へ向って順に、第1群、第2群を配してなり、第1群が「光偏向手段の側から順に、主走査方向の屈折力が正・負・正である3枚のレンズL11'、L12'、L13'」により構成され、第2群が「主走査方向に長い長尺トロイダルレンズL'であって、副走査方向の像面湾曲を補正する機能を持ち、主走査方向には実施的な屈折力を持たないもの」として構成することができる(請求項4)。
【0018】
これら請求項3、4の何れのタイプのものも、正の屈折力を持つレンズで正方向の、負の屈折力を持つレンズで負方向の倍率色収差をそれぞれ発生させ、全体として「発生させる倍率色収差のバランス」をとることができる。
【0019】
請求項3又は4記載の走査結像レンズはまた、副走査方向に関して「光偏向手段による偏向の起点と感光性の記録媒体の位置とを幾何光学的に略共役な関係とするもの」であることができ(請求項5)、この場合、第1群が光軸に対して回転対称であり、第2群の長尺トロイダルレンズの、入射側面は回転軸が主走査方向に平行な「Yトロイダル面」であり、射出側面は回転軸が副走査方向に平行な「Xトロイダル面」であることができる(請求項6)。
【0020】
第1群を光軸に回転対称なレンズとすることにより、レンズ加工時間を低減化し、レンズ製造のコストを低減化できる。
【0021】
この発明の画像書込方法は「共通の光偏向手段により同時に偏向させた3原色:A、B、Cの各色光ビームを、共通の走査結像レンズにより共通の感光性の記録媒体上に光スポットとして集光せしめて光走査を行い、各色光ビームを、対応する色の画像情報で変調することにより、カラー画像の書込みを行う方法」であり、以下の点を特徴とする
即ち、走査結像光学系として請求項1〜6の任意の1に記載のものを用いる。
【0022】
また、各色光ビームを変調するクロックの周波数をF、F、Fとするとき、これらを互いに異ならせ、基準となるA色光ビームにおける周波数:Fに対し、B色光ビームに対する周波数:FをF・KAB、C色光ビームに対する周波数:FをF・KACとして「それぞれ一律に設定」することにより、各色光ビームによる光スポット位置と光走査長とを、互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行う。
【0023】
各色光ビームに対するクロックの周波数:F、F、Fは互いに異なるが、それぞれが一律に設定されるので、各色光ビームの光走査が行われるとき、クロックの周波数は常に一定である。
【0024】
請求項7記載の画像書込方法は、上記の如く走査結像レンズとして請求項1〜6の任意の1に記載のものを用い、カラー画像の書込みを行う3原色:緑、赤、青の各色光ビームを共通の光偏向手段により等角速度的に偏向させて行う
【0025】
この発明の画像書込装置は、光源部と、変調手段と、クロック生成手段と、光偏向手段と、走査結像レンズとを有し、走査結像レンズは請求項1〜6の任意の1に記載のものである(請求項8)。
【0026】
「光源部」は、カラー画像の書込みを行うための3原色:A、B、Cの各色光ビームを放射する。
「変調手段」は、各色光ビームを、対応する色の画像情報に応じて変調する。
「クロック発生手段」は、変調手段により各色光ビームを変調するためのクロックを光ビームごとに個別的に生成する。
【0027】
「光偏向手段」は各色光ビームを偏向させるためのものであって、各色光ビームに共通である。
【0028】
「走査結像レンズ」は、光偏向手段により偏向された各色光ビームを、感光性の記録媒体であるカラー印画紙上に光スポットとしてそれぞれ集光する。従って、各色光ビームに共通である。
【0029】
各色光ビームを変調するクロックの周波数をF、F、Fとするとき、これらは互いに異ならせられ、基準となるA色光ビームにおける周波数:Fに対し、B色光ビームに対する周波数:FはF・KAB、C色光ビームに対する周波数:FはF・KACとして、それぞれ一律に設定され、各色光ビームによる光スポット位置および光走査長を互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行う。
【0030】
即ち、画像書込装置は「カラー画像の書込みを行う3原色:緑、赤、青の各色光ビームを同時に偏向させる共通の光偏向手段が、これら光ビームを偏向反射面の等速回転により等角速度的に偏向させるものであり、走査結像レンズとして請求項1〜6の任意の1に記載のものを用いる」ものである
【0031】
この画像書込装置は「光源部からの各色光ビームを、共通の光偏向手段の偏向反射面位置近傍に、主走査方向に長い線像として結像させる線像結像手段」を有し、走査結像レンズとして請求項5または6記載のものを用いた構成とすることができる(請求項9)。
【0032】
若干、説明を補足する。
一般に「等速特性:E(H)」は、理想的な等速性が実現された場合の、光スポットの速さ:Vとした場合に、光走査における実際上の光スポットの像高:Hを、時間:tの関数:H(t)とするとき、H(t)−(V・t)を「V・t(速さと時間の積)」で規格化したものであり、
E(H)={H(t)−(V・t)}/(V・t)
で与えられる。これから、H(t)は以下のようになる。
【0033】
H(t)=E(H)・V・t+V・t
記録媒体上における光スポットの速度は、dH(t)/dtであるから、
dH(t)/dt=V・t・dE(H)/dH・(dH/dt)+E(H)・V+V
となるが、一般に等速特性:E(H)は最大でも数%のオーダーであるので、右辺第1項におけるdE(H)/dHは微少量で、実質的に無視することができる。
【0034】
従って、
dH(t)/dt=E(H)・V+V
となる。
【0035】
簡単のため、等速特性が光スポットの像高:0に対して対称的であるとする。
このとき、上記式の両辺の積分:
∫{dH(t)/dt}dt=∫E(H)・Vdt+∫Vdt
において、Vが一定、Vdt=dHであることを考慮し、積分:∫Vdt=L/2と置くと、この式の右辺は
∫E(H)dH+L/2
となる。この式を2倍した
2∫E(H)dH+L
は1ラインの長さ:Lであり、Lは理想の等速特性で光走査したときの光走査長を与える。
【0036】
1ライン(光走査長)をフルに書込むときのドット数をNとする。
A色光ビームに対する等速特性:A(H)を基準とし、A色光ビームで1ラインをNドットで書込んだときの1ラインの長さ、即ち、光走査長をL、1ラインを書込むのに要する時間をTとする。そうすると、この場合のクロックの周波数は「N/T」で与えられる。
【0037】
B色光ビームでNドットを書込むとき、そのクロック周波数を上記のN/Tとして1ラインを書込んだ場合に光走査長がLであるとし、同様に、C色光ビームでNドットを書込むとき、そのクロック周波数をN/Tとして1ラインを書込んだ場合光走査長がLであるとする。
この発明の走査結像レンズを用いた場合、LA≠LB≠LCである。
【0038】
図2(a)はこの状態を強調して説明図的に示している。色:A、B、Cをそれぞれ、緑(G)、赤(R)、青(B)として光スポットの位置を、像高:0、中間像高と周辺像高で強調して示している。光走査長:L、L、Lはそれぞれ上記L、L、Lに対応する。
【0039】
各色光ビームの光スポット位置が合致するのは、像高:0においてのみであり、他の像高においては色の異なる光スポットの位置が互いにずれ、また光走査長:L、L、Lも互いに異なる。
【0040】
上記の考察をA色光ビーム、B色光ビーム、C色光ビームに対して行うと、
2∫A(H)dH+L=L
2∫B(H)dH+L=L
2∫C(H)dH+L=L
が得られる。上記の如く、A(H)、B(H)、C(H)の間には、
A(H)=KAB・B(H)、且つ、A(H)=KAC・C(H)
の関係があるから、上の式は、
2∫A(H)dH+L=L
2∫B(H)dH+L=L=2∫A(H)dH/KAB+L
2∫C(H)dH+L=L=2∫A(H)dH/KAC+L
となり、L−L=ΔL、L−L=ΔL、L−L=ΔLとすると、ΔL=ΔL・KAB、ΔL=ΔL・KACとなる。
【0041】
1ラインのドット数はNであるから、クロック周波数をA色光ビームにつきN/T(=F)、B色光ビームに付き、N/T(=F)、C色光ビームに付きN/T(=F)とすると、A、B、C色光ビームによるNドットの長さである1ラインの長さが同じになるためには、等速特性に応じた1ライン長さの誤差であるΔL、ΔL、ΔLにおいて、ΔL、ΔLが、基準となるΔLに等しくなるようにF、Fを設定すれば良く、これは、F=F・KAB、F=F・KACとすることにより実現できる。
【0042】
なお、各色光ビームに対する等速特性:A(H)、B(H)、C(H)が、倍率の色収差により互いに異なり、A(H)を基準として、
A(H)=KAB・B(H)、且つ、A(H)=KAC・C(H)
が満足されるようにするには、基準となる色:Aの倍率色収差に相対的な、色:B、色:Cの倍率色収差:CDBA、CDCAが、像高に対して、それぞれ、傾きの異なる直線状の変化となるようにすればよい。
【0043】
このような「各色光ビームごとのクロックの周波数」の調整による補正を行った状態を説明図として、図2(b)に示す。色の異なる光スポットの位置は全像高において実質的に合致し、光走査長も互いに合致している。つまり、この発明においては、クロックの周波数の調整と言う電気的な手段で、色の異なる光スポット相互の位置ずれや光走査長のずれを補正するのであるが、このことは、光学的には、各色に対する走査結像レンズの焦点距離を変化させて倍率を調整することと等価である。
【0044】
通常、単一波長の光源を用いるときの走査結像レンズ(fθレンズ)では、ビーム結像性能を高めるため、正の屈折力を持つレンズにアッベ数の小さい、即ち、屈折率の大きい材料を用いる。
【0045】
請求項3記載の走査結像レンズでは、赤(R)、緑(G)、青(B)の光ビームに対する倍率色収差の差を制御する(上記の如く、基準となる色:Gの倍率色収差に相対的な、色:R、色:Bの倍率色収差:CDRG、CDBGが、像高に対して、それぞれ、傾きの異なる直線状の変化となるようにする)ために、正の屈折力を持つレンズにアッベ数の大きい、即ち、屈折率の比較的小さい材料を用い、合わせて、負の屈折力を持つレンズにアッベ数の小さい材料を用いている。
【0046】
アッベ数:νdpに関する条件が条件(1)の下限の55を下回ると、緑(G、青(B)に対して赤(R)の倍率色収差が大きくなりすぎ、倍率色収差の差量を直線状に保てなくなる。また、アッベ数:νdnに関する条件が、条件(2)の上限の31を上回る場合も、緑(G)、青(B)に対して赤(R)の倍率色収差が大きくなりすぎ、倍率色収差の差量を直線状に保てなくなる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を説明する。
図1(a)は、画像書込装置の実施の1形態を示している。
この画像書込装置は「カラー画像を書込むためのカラー写真陰画装置」であって、「光源部」を構成する光源装置1、2、3から、カラー画像の書込みを行うための3原色:赤(R 波長:690nm)、緑(G 波長:532nm)、青(B 波長:473nm)の各色光ビーム(レーザビーム)が放射される。
【0048】
これら各色光ビームはそれぞれ「変調手段」を構成する光変調器4、5、6により対応する色(R、G、B)の画像情報に応じて変調される。カラー写真陰画装置では精細な画像書込みが必要となるため、光源装置で変調を行わず、光源部とは別の光変調器4〜6が設けられている。この実施の形態では、光変調器4〜6はAO変調器で回折を利用した光路偏向により変調を行っている。
【0049】
図1(b)に示すように、クロック生成手段20からは画像信号印加手段21に入力される各色画像情報:R、G、Bに応じて、光変調器4、5、6により各色光ビームを変調するためのクロックを光ビームごとに個別的に生成する。
【0050】
各クロックの周波数:F、F、Fは、走査結像レンズにおける等速特性であるfθ特性:G(H)、R(H)、B(H)の間の関係:G(H)=KGR・R(H)、G(H)=KGB・B(H)に基づき、:F=F・KGR、F=F・KGBとして、それぞれ一律に設定されている。
【0051】
光変調器4、5、6により変調を受けた各色光ビームはミラー7で反射され、それぞれ球面レンズ9、10、11を透過し、線像結像手段としてのシリンドリカルレンズ13、14、15の作用により副走査方向へ収束しつつミラー8に反射され、光偏向手段である回転多面鏡16のポリゴンミラーの偏向反射面(図3、4における偏向面)に入射し、同偏向反射面近傍の同一位置に「主走査方向に長い線像」として結像する。
【0052】
なお、波長の長い赤色光ビームは、波長の短い緑・青色光ビームの光スポットとスポット径を合わせるため、ビームエキスパンダ12により光束径を拡張した後にシリンドリカルレンズ13に入射させている。
【0053】
ポリゴンミラーは偏向反射面数:6、内接円半径:18mmのものである。 ポリゴンミラーの等速回転により偏向反射面で反射された各色光ビームは等角速度的に偏向し、走査結像レンズを透過し、同レンズの作用により被走査面18(実体的には感光性の記録媒体であるカラー印画紙)上に光スポット(スポット径数10μm〜100μm)として集光し、実質的に同一のライン(走査線)上を移動して光走査による画像書込みを行う。各色光ビームは、光走査に先立ちホトデテクタ19で検出され、検出信号に基づき各色光ビームによる光走査開始の同期がとられる。
【0054】
走査結像レンズは第1群17−1、第2群17−2により構成され、請求項3〜7の何れかに記載のものである。
【0055】
即ち、図1に示す画像書込装置は「カラー画像の書込みを行うための3原色:A、B、C(G、R、B)の各色光ビームを放射する光源部1、2、3と、各色光ビームを、対応する色の画像情報に応じて変調する変調手段4、5、6と、この変調手段により各色光ビームを変調するためのクロックを、光ビームごとに個別的に生成するクロック生成手段20と、各色光ビームを偏向させるための、各色光ビームに共通の光偏向手段16と、この光偏向手段により偏向された各色光ビームを、感光性の記録媒体上に光スポットとしてそれぞれ集光する走査結像レンズとを有し、走査結像レンズが請求項5または6記載のものであり、各色光ビームを変調するクロックの周波数をFG、FR、FBとするとき、これらを互いに異ならせ、基準となる緑色光ビームにおける周波数:FGに対し、赤色光ビームに対する周波数:FRをFG・KGR、C色光ビームに対する周波数:FBをFG・KGBとして、それぞれ一律に設定し、上記各色光ビームによる光スポット位置および光走査長を互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行う画像書込装置である
【0056】
また、図1の画像書込装置は「カラー画像の書込みを行う3原色:緑、赤、青の各色光ビームを同時に偏向させる共通の光偏向手段16が、これら光ビームを、偏向反射面の等速回転により等角速度的に偏向させるものであり、光源部1、2、3からの各色光ビームを、共通の光偏向手段16の偏向反射面位置近傍に、主走査方向に長い線像として結像させる線像結像手段13、14、15を有し、走査結像レンズとして、請求項5または6記載のものを用いたものである
【0057】
従って、図1の画像書込装置によれば、カラー画像の書込みを行う3原色:A、B、C(G、R、B)の各色光ビームを、共通の光偏向手段16により偏向させ、走査結像レンズにより感光性の記録媒体上に各々光スポットとして集光させて、記録媒体を光走査してカラー画像の書込みを行う方法であって、各色光ビームによる光スポット位置と光走査長とを互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行う画像書込方法が実施される。
【0058】
また、この画像書込方法は、カラー画像の書込みを行う3原色:緑、赤、青の各色光ビームを共通の光偏向手段16により等角速度的に偏向させるものである。
【0059】
【実施例】
以下、図1に示した画像書込装置に用いられる走査結像レンズに関する具体的な実施例を6例挙げる。
【0060】
図3及び図4に示すように、光偏向手段側(図の左方)から被走査面側へ向って順に、第i番目のレンズ面の曲率半径を、主走査方向につきRiY、副走査方向につきRiX、第i番目のレンズ面と第i+1番目のレンズ面との光軸上の面間隔をDとする。また、光偏向手段側から数えて「第j番目のレンズ」の材質の、d線に対する屈折率およびアッベ数をNd、νdとする。なお、長さの次元を持つ量の単位は「mm」である。
【0061】
実施例1
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 45.78
1 -128.385 -128.385 5.22 1 1.58400 30.8
2 2321.7 2321.7 3.5
3 -4747.9 -4747.9 21.17 2 1.51680 64.2
4 -78.736 -78.736 3.5
5 281.662 281.662 10.53 3 1.52996 55.8
6 1100 1100 107.32
7 -700 -54.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -28.39 167.366 Xトロイダル面
書込幅:305mm
赤(R)焦点距離:260.497mm
緑(G)焦点距離:260mm
青(B)焦点距離:259.793mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0062】
実施例2
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 69.613
1 -250.786 -250.786 7.872 1 1.80518 25.5
2 ∞ ∞ 7.432
3 ∞ ∞ 24.875 2 1.51680 64.2
4 -106.17 -106.17 4.852
5 378.043 378.043 16.203 3 1.51680 64.2
6 -1944.546 -1944.546 150
7 -700 -54.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -26.2 119.08 Xトロイダル面
書込幅:305mm
赤(R)焦点距離:260mm
緑(G)焦点距離:259.453mm
青(B)焦点距離:259.276mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0063】
実施例3
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 53.216
1 -219.01 -219.01 7.713 1 1.80518 25.5
2 ∞ ∞ 3.068
3 ∞ ∞ 24 2 1.60311 60.7
4 -111.788 -111.788 9.448
5 351.102 351.102 15.906 3 1.51680 64.2
6 -4239.016 -4239.016 150
7 -700 -54.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -26.2 113.993 Xトロイダル面
書込幅:305mm
赤(R)焦点距離:260mm
緑(G)焦点距離:259.569mm
青(B)焦点距離:259.43mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0064】
以上の実施例1〜3は、図3に示す走査結像レンズに関する実施例である。
【0065】
実施例4
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 60.656
1 -494.031 -494.031 17.787 1 1.51680 64.2
2 -134.758 -134.758 3
3 ∞ ∞ 9.065 2 1.80518 25.5
4 411.17 411.17 13.113
5 353.07 353.07 25 3 1.51680 64.2
6 -386.957 -386.957 80
7 -700 -57.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -30.11 181.223 Xトロイダル面
書込幅:330mm
赤(R)焦点距離:280mm
緑(G)焦点距離:279.531mm
青(B)焦点距離:279.364mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0066】
実施例5
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 57.49
1 -800.183 -800.183 16.112 1 1.51680 64.2
2 -137.135 -137.135 3
3 ∞ ∞ 8.063 2 1.80518 25.5
4 347.077 347.077 15.704
5 324.817 324.817 25 3 1.51680 64.2
6 -331.929 -331.929 70
7 -700 -57.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -29 169.983 Xトロイダル面
書込幅:305mm
赤(R)焦点距離:260mm
緑(G)焦点距離:259.592mm
青(B)焦点距離:259.466mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0067】
実施例6
i RiYiXi j Ndj νdj 備考
0 62.006
1 -1011.161 -1011.161 11.698 1 1.48749 70.4
2 -150.186 -150.186 7.192
3 ∞ ∞ 9.197 2 1.80518 25.5
4 391.613 391.613 18.217
5 372.443 372.443 25.694 3 1.48749 70.4
6 -245.843 -245.843 150
7 -700 -57.4 3 4 1.58400 30.8 Yトロイダル面
8 -700 -22.1 87.214 Xトロイダル面
書込幅:305mm
赤(R)焦点距離:260mm
緑(G)焦点距離:259.612mm
青(B)焦点距離:259.511mm
これら焦点距離は、クロックの周波数の補正により補正された値である。
【0068】
以上の実施例4〜6は、図4に示す走査結像レンズに関する実施例である。
【0069】
図5に、実施例1の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を示す。Rは赤、Gは緑、Bは青である。図6は、実施例1の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図7は、実施例1の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図8は、図7の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0070】
図9に、実施例2の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を図5に倣って示す。図10は、実施例2の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図11は、実施例2の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図12は、図11の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0071】
図13に、実施例3の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を図5に倣って示す。図14は、実施例3の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図15は、実施例3の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図16は、図15の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0072】
図17に、実施例4の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を図5に倣って示す。図18は、実施例4の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図19は、実施例4の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図20は、図19の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0073】
図21に、実施例5の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を図5に倣って示す。図22は、実施例5の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図23は、実施例5の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図24は、図23の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0074】
図25に、実施例6の走査結像レンズの等速特性としてのfθ特性を図5に倣って示す。図26は、実施例6の走査結像レンズに対し、各色光ビームに対するクロックの周波数補正を行い、fθ特性を基準のfθ特性に実質的に一致させた状態を示す。図27は、実施例6の走査結像レンズの赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図であり、図28は、図27の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す。
【0075】
図8、図12、図16、図20、図24、図28から明らかなように、クロックの周波数野調整による補正後において、緑色の光スポットに対する赤・青色の光スポットの位置ずれは最大でも10μm以下であり、通常の光スポット径が数10〜100μm程度であることを考えると、光スポット相互の位置ずれは1ドットサイズの「数分の1以下」であり、光スポットの位置ずれに起因するカラー画像の画質劣化を有効に軽減させることができる。
【0076】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば新規な走査結像レンズ、画像書込方法、画像書込装置を実現できる。この発明の走査結像レンズは、所望の色の光に対する倍率色収差を基準とし、この基準倍率色収差に相対的な他の色の倍率色収差が「互いに傾きの異なる直線状」となるようにすることにより、各色光ビームに対する等速特性が互いに一定の比率の関係を有するようにでき、従って、これを用いる画像書込方法・画像書込装置において、基準色の光ビーム以外の2色の光ビームを変調するクロックの周波数を補正するのみで、光走査長のずれを補正し、なお且つ、光スポット相互の位置ずれをも補正することができる。
【0077】
また、基準倍率色収差に相対的な、他の色の倍率色収差が「互いに傾きの異なる直線状」となるようにすることは、他の色の相対的な倍率色収差を同一にする場合に比して設計が容易であり、従って、この発明の走査結像レンズは低コストで容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像書込装置の実施の1形態を説明するための図である。
【図2】光走査長のずれと光スポット間のずれの補正を説明するための図である。
【図3】走査結像レンズのレンズ構成の例を説明するための図である。
【図4】走査結像レンズのレンズ構成の他の例を説明するための図である。
【図5】実施例1の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図6】実施例1の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図7】実施例1の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図8】図7の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【図9】実施例2の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図10】実施例2の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図11】実施例2の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図12】図11の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【図13】実施例3の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図14】実施例3の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図15】実施例3の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図16】図15の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【図17】実施例4の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図18】実施例4の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図19】実施例4の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図20】図19の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【図21】実施例5の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図22】実施例5の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図23】実施例5の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図24】図23の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【図25】実施例6の走査結像レンズの赤(R)、緑(G)、青(B)に対するfθ特性を示す図である。
【図26】実施例6の走査結像レンズを用いる画像書込みにおいて、クロックの周波数を調整して各色光ビームに対するfθ特性を実質的に合致させた図である。
【図27】実施例6の走査結像レンズの、赤及び青の緑に相対的な倍率色収差を示す図である。
【図28】図26の相対的な倍率色収差をクロックの周波数の補正で補正した後のものを示す図である。
【符号の説明】
1〜3 光源部
4〜6 変調手段
20 クロック生成手段
14 光偏向手段
17−1、17−2 走査結像レンズ

Claims (9)

  1. 偏向反射面を等速回転させる共通の光偏向手段により同時に偏向させた3原色:A、B、Cの各色光ビームを、共通の走査結像レンズにより同一のカラー印画紙上に光スポットとして集光せしめて光走査を行い、上記各色光ビームを、対応する色の画像情報で変調することにより、カラー画像の書込みを行う画像書込装置において用いられる走査結像レンズであって、
    上記3原色:A、B、Cがそれぞれ緑、赤、青であり、
    基準となる色:Aの倍率色収差に相対的な、色:B、色:Cの倍率色収差:CD BA 、CD CA が、像高:Hに対して、それぞれ、傾きの異なる直線状の変化となるように倍率色収差を補正され、
    各色光ビームに対する等速特性を像高:Hに対してA(H)、B(H)、C(H)とするとき、これらが倍率の色収差により互いに異なり、
    且つ、A(H)を基準とするとき、KAB、KACを定数として、略、
    A(H)=KAB・B(H)、且つ、A(H)=KAC・C(H)が満足されるように、上記等速特性を補正されたことを特徴とする走査結像レンズ。
  2. 請求項1記載の走査結像レンズにおいて、
    主走査方向に正の屈折力を持つレンズと、主走査方向に負の屈折力を持つレンズとを含む複数枚のレンズで構成され、上記正の屈折力を持つレンズの材質のd線に対するアッベ数:νdp、負の屈折力を持つレンズの材質のd線に対するアッベ数:νdnが条件:
    (1) νdp≧55
    (2) νdn≦31
    を満足することを特徴とする走査結像レンズ。
  3. 請求項2記載の走査結像レンズにおいて、
    共通の光偏向手段の側から感光性の記録媒体の側へ向って順に、第1群、第2群を配してなり、
    第1群は、光偏向手段の側から順に、主走査方向の屈折力が負・正・正である3枚のレンズにより構成され、
    第2群は、主走査方向に長い長尺トロイダルレンズであって、副走査方向の像面湾曲を補正する機能を持ち、主走査方向には実質的な屈折力を持たないものであることを特徴とする走査結像レンズ。
  4. 請求項2記載の走査結像レンズにおいて、
    共通の光偏向手段の側から感光性の記録媒体の側へ向って順に、第1群、第2群を配してなり、
    第1群は、光偏向手段の側から順に、主走査方向の屈折力が正・負・正である3枚のレンズにより構成され、
    第2群は、主走査方向に長い長尺トロイダルレンズであって、副走査方向の像面湾曲を補正する機能を持ち、主走査方向には実質的な屈折力を持たないものであることを特徴とする走査結像レンズ。
  5. 請求項3または4記載の走査結像レンズにおいて、
    副走査方向に関して、共通の光偏向手段による偏向の起点と感光性の記録媒体の位置とを幾何光学的に略共役な関係とするものであることを特徴とする走査結像レンズ。
  6. 請求項5記載の走査結像レンズにおいて、
    第1群が光軸に対して回転対称であり、第2群の長尺トロイダルレンズの、入射側面は回転軸が主走査方向に平行なYトロイダル面であり、射出側面は回転軸が副走査方向に平行なXトロイダル面であることを特徴とする走査結像レンズ。
  7. 偏向反射面を等速回転させる共通の光偏向手段により同時に偏向させた3原色:A(緑)、B(赤)、C(青)の各色光ビームを、共通の走査結像レンズにより同一のカラー印画紙上に光スポットとして集光せしめて光走査を行い、上記各色光ビームを、対応する色の画像情報で変調することにより、カラー画像の書込みを行う方法であって、
    走査結像光学系として請求項1〜6の任意の1に記載のものを用い、
    且つ、各色光ビームを変調するクロックの周波数をF、F、Fとするとき、これらを互いに異ならせ、基準となるA色光ビームにおける周波数:Fに対し、B色光ビームに対する周波数:FをF・KAB、C色光ビームに対する周波数:FをF・KACとして、それぞれ一律に設定することにより、上記各色光ビームによる光スポット位置と光走査長とを互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行うことを特徴とする画像書込方法。
  8. カラー画像の書込みを行うための3原色:A(緑)、B(赤)、C(青)の各色光ビームを放射する光源部と、
    上記各色光ビームを、対応する色の画像情報に応じて変調する変調手段と、
    この変調手段により上記各色光ビームを変調するためのクロックを、光ビームごとに個別的に生成するクロック生成手段と、
    上記各色光ビームを偏向させるための、各色光ビームに共通の光偏向手段と、
    この光偏向手段により偏向された各色光ビームを、同一の感光性の記録媒体上に光スポットとしてそれぞれ集光する、上記各色光ビームに共通の走査結像レンズとを有し、
    上記光偏向手段は、偏向反射面を等速回転させて偏向を行なうものであり、
    上記走査結像レンズが請求項1〜6の任意の1に記載のものであり、
    各色光ビームを変調するクロックの周波数をF、F、Fとするとき、これらを互いに異ならせ、基準となるA色光ビームにおける周波数:Fに対し、B色光ビームに対する周波数:FをF・KAB、C色光ビームに対する周波数:FをF・KACとしてそれぞれ一律に設定し、上記各色光ビームによる光スポット位置および光走査長を互いに実質的に合致させてカラー画像の書込みを行うことを特徴とする画像書込装置。
  9. 請求項8記載の画像書込装置において、
    光源部からの各色光ビームを、共通の光偏向手段の偏向反射面位置近傍に、主走査方向に長い線像として結像させる線像結像手段を有し、走査結像レンズとして、請求項5または6記載のものを用いたことを特徴とする画像書込装置。
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