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JP4463016B2 - 画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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JP4463016B2 - 画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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本発明は、オブジェクトの切り出しや類似画像検索などに応用できる画像解析技術に関し、画像濃度の周期的な変動特徴に基づいて、画像のテクスチャ特徴を解析し、所定領域の抽出を行う画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよびこのプログラムを格納した記録媒体に関する。
テクスチャ画像に対する領域分割の主要な課題は、テクスチャ画像を一様性に関する評価の下に自由度の高い領域形状で分割することである。従来、テクスチャ特徴の抽出には、画像濃度に関するマルコフ確率場を用いたモデル化が多用されている。特に、二次のガウシアンマルコフ確率場モデルが多く利用されている。
ただし、画像濃度に関する二次のガウシアンマルコフ確率場モデルによって捉えられるるテクスチャ特徴は、比較的短い周期に限られる傾向がある。
また、最近では、異なるスケールにわたるテクスチャ特徴によって構成される大域的な特徴を捉える方法として、空間−周波数領域における解析が注目されている。特に、テクスチャ画像に対するシフト不変な解析手段として、ウェーブレットフレームが盛んに取り上げられている。また、空間−周波数領域におけるマルコフ確率場モデルが、テクスチャ認識に大変有効であるとの報告もある。
画像の領域分割の中でも、オブジェクトの切り出しを主眼とする場合、短い周期のテクスチャのみを捉えた局所的な特徴によって画像が多数の小領域に分割されることは望ましくない。なぜなら、オブジェクトに相当する領域をいくつもの小領域に分割するわけにはいかないからである。
また、ウェーブレットフレーム分解や空間−周波数領域におけるマルコフ確率場モデルといった解析手法をそのまま応用するだけでは、オブジェクトに相当する領域全体を高い自由度で精度よく切り出すことは必ずしもできない。なぜなら、たとえ大域的な特徴を捉えられたとしても、オブジェクトの領域が単一のモデルによって表現できるとは限らず、また、モデルを構成するための領域自体が未知であるためである。
本発明は、オブジェクトの切り出しや類似画像検索などに応用できる画像解析技術に関し、画像濃度の周期的な変動特徴に基づいて、画像のテクスチャ特徴を解析し、所定領域の抽出を行う画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよびこのプログラムを格納した記録媒体を提供することを目的としている。
本発明の画像解析装置は、画像濃度の変動を、ウェーブレットフレームにより空間−周波数領域の係数に変換するウェーブレットフレーム分解手段と、上記ウェーブレットフレーム分解手段により変換された係数と近傍領域間のKLダイバージェンスとに基づいて所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することにより、上記画像の領域を分割する領域分割手段と、上記領域分割によって得られる所定の領域に所定の数のマルコフ確率場モデルを導入して空間−周波数領域におけるモデルパラメータの推定を行うモデルパラメータ推定手段と、上記モデルパラメータ推定手段によって推定された各モデルパラメータの生起確率に応じて所定の境界形状を修正する境界形状修正手段とを備え、上記モデルパラメータ推定手段及び上記境界形状修正手段が、上記境界形状修正手段による修正後の境界形状に基づく上記モデルパラメータの推定及び境界形状の再修正を、所定の終了条件が満たされるまで反復して実行するようにしたものである。
あるいは上記領域分割手段が、上記所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行した後、サブバンドごとの平均エネルギーを要素とする特徴ベクトルに基づいて、各領域をクラスタリングすることにより所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行うようにするとよい
また、上記モデルパラメータ推定手段所定の領域ごとに、クラスタの数を順次増加させながらモデルパラメータを算出し、そのモデルパラメータの優劣を所定の情報量基準に基づいて評価し、導入するマルコフ確率場モデルの数を、クラスタの数がm個の場合にm+1個の場合より高い評価となるような最初のmに決定するようにするとよい
本発明の画像解析方法は、画像濃度の変動を、ウェーブレットフレームにより空間−周波数領域の係数に変換するウェーブレットフレーム分解ステップと、前記ウェーブレットフレーム分解ステップにより変換された係数と近傍領域間のKLダイバージェンスとに基づいて所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することにより、上記画像の領域を分割する領域分割ステップと、上記領域分割によって得られる所定の領域に所定の数のマルコフ確率場モデルを導入して空間−周波数領域におけるモデルパラメータの推定を行うモデリングステップと、上記モデリングステップにおいて推定された各モデルパラメータの生起確率に応じて所定の境界形状を修正する境界形状修正ステップとを有し上記モデルパラメータ推定ステップ及び上記境界形状修正ステップにより、上記境界形状修正ステップによる修正後の境界形状に基づく上記モデルパラメータの推定及び境界形状の再修正を、所定の終了条件が満たされるまで反復して実行するようにしたものである。
あるいは上記領域分割ステップでは、上記所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行った後、サブバンドごとの平均エネルギーを要素とする特徴ベクトルに基づいて、各領域をクラスタリングすることにより所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行うようにするとよい
上記モデルパラメータ推定ステップは、所定の領域ごとに、クラスタの数を順次増加させながらモデルパラメータを算出し、そのモデルパラメータの優劣を所定の情報量基準に基づいて評価し、導入するマルコフ確率場モデルの数を、クラスタの数がm個の場合にm+1個の場合より高い評価となるような最初のmに決定するようにするとよい
本発明の画像解析プログラムは、上記の画像解析方法における各ステップをコンピュータに実行させるための画像解析プログラムである。
また、本発明は、上記のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供する。
以上の画像解析装置、画像解析方法、画像解析プログラムおよび記録媒体によれば、テクスチャ特徴に基づくオブジェクトの切り出しができるようになり、さらに、得られた領域情報や領域特徴を利用することにより、類似画像検索等を実現できるという効果を得る。
すなわち、本発明では、ウェーブレットフレームによる解析に基づく粗い領域分割をまず先に行い、分割された所定の領域ごとにその後所定の数のガウシアンマルコフ確率場モデルを空間−周波数領域において構成する。更に、それらのモデルに基づいて、オブジェクトに相当する領域の境界形状の修正とモデルパラメータの更新とを繰り返すことで、オブジェクトを切り出す。これにより得られた領域情報や領域特徴を利用することにより、類似画像検索等を高速かつ高精度で行うことができる。
本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である画像解析装置11のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像解析装置11は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータであり、これらはバス100に接続された、CPU111と、メモリ112と、磁気記憶装置113と、入力装置114と、表示装置115と、記憶媒体読取り装置116と、通信インタフェース117とを備えている。
CPU111は、画像解析装置11全体を統括制御し、メモリ112は、システムプログラム,各種ドライバ,各種設定値等が格納されたROM、CPU111の作業領域等が確保されたRAMからなる。磁気記憶装置113はハードディスクであり、入力装置114はマウスやキーボードであり、表示装置115はLCDやCRTであり、記憶媒体読取装置116は記憶媒体MM(CD,DVD等の光ディスク、光磁気ディスク、フロッピーディスク等の記憶メディア)の読み取り装置であり、通信インターフェイス(I/F)117はインターネットなどのネットワーク200との通信装置である。
本実施形態では、本発明における画像解析プログラムは磁気記憶装置113に記憶されている。この画像解析プログラムは、記憶媒体読取装置116が記憶媒体MMから読み取り磁気記憶装置113にインストールすることもできるし、ネットワーク200からダウンロードして磁気記憶装置113にインストールすることもできる。このインストールにより、画像解析装置11は動作可能な状態となる。この画像解析プログラムは、特定のアプリケーションソフトの一部をなすものであってもよいし、所定のOS上で動作するものであってもよい。
以下、画像解析プログラムに基づいて画像解析装置11が行う処理(ステップS101〜S113)の内容について説明する。
図2は、画像解析装置11が行う処理の概略を示すフローチャートである。CPU111は、メモリ112に格納されたウェーブレットフレーム分解プログラム、領域分割プログラム、モデルパラメータ推定プログラムおよび境界形状修正プログラムを実行することで、本発明におけるウェーブレットフレーム分解手段、領域分割手段、モデルパラメータ推定手段および境界形状修正手段としての機能を奏することができる。すなわち、ウェーブレットフレーム分解手段は画像濃度の変動を、ウェーブレットフレームにより空間−周波数領域の係数に変換し、領域分割手段は、分割統合法により画像の領域を分割し、モデルパラメータ推定手段は前記領域分割によって得られる所定の領域に所定の数のマルコフ確率場モデルを導入して空間−周波数領域におけるモデルパラメータの推定を行い、境界形状修正手段は前記モデルパラメータ推定手段によって推定された各モデルパラメータの生起確率に応じて所定の境界形状を修正する。ウェーブレットフレーム分解手段、領域分割手段、モデルパラメータ推定手段および境界形状修正手段は、ウェーブレットフレーム分解ステップ、領域分割ステップ、モデルパラメータ推定ステップおよび境界形状修正ステップにより実現される。
図2に示すように、CPU111は、まず、所定のカウンタのカウント値nを所定の整数に初期化する(S101)。次に、ウェーブレットフレーム分解A1により、所定の分解レベルJまでウェーブレットフレーム分解を実行する(S102)。
S103では、カウント値nと繰り返し回数の上限Nを比較する。ここで、Nは所定の自然数である。カウント値nがNに達していないときは(n<N:S103の「Y」)、対象とする処理対象画像Gを22n個の矩形タイル(本発明領域)に分割する(S104)。その結果、分解レベルごとに、LL,HL,LHおよびHHの4種類のサブバンドにそれぞれ対応するウェーブレット係数がタイルの画素数と同数ずつ得られる。一方、カウント値nがNに達しているときは(S103の「N」)、S113に進む。
次のS105では、カウンタnと繰り返し回数の上限Nとを比較する。ここで、Nは所定の自然数である。nがNに達していないときは(n<N:S105の「Y」)、各タイルのラベリング処理を行い(S106)、nを1だけインクリメントして(S107)、処理をS103に戻す。一方、nがNに達したときは(n=N:S105の「N」)、S108に処理を進める。
S108では、カウンタnと繰り返し回数の上限Nとの異同を判定する。nがNに等しいときは(n=N:S108の「Y」)、注目するオブジェクトに含まれるとみなされる所定の領域(以降、「選択領域」と称する)を選択し(S109)、S110に進む。ここで、選択領域は、S106によって設定された領域ラベルの中から画像の中心に最も近いものを選択することで設定する。ただし、画素数が所定の数に満たない領域ラベルについては選択領域の候補からは除外し、候補となる領域ラベルが存在しない際には全体の処理を終了する。
また、複数の領域ラベルが画像の中心から等距離にある場合には、それらの中で画素数の最も多い領域ラベルを選択する。更に、距離、画素数共等しい場合には、それらの中から任意の領域ラベルを選択する。一方、nと が異なるときは(S108の「N」)、S110に進む。
S110では、タイルごとに所定の特徴ベクトルaxyを抽出する。ここで、axyは、タイルxyの空間−周波数領域における各サブバンドの平均エネルギーを要素とする3J+1次元数ベクトルである。次のS111では、選択領域内の特徴ベクトルからm個のクラスタ中心を設定する。ここで、mは所定の自然数である。続いて、全タイルを対象にクラスタリングを行い(S112)、S107の処理に戻る。
S113では、S112におけるクラスタリングの結果から得られる所定の領域(以降、注目領域と呼ぶ)とその周辺の所定の領域(以降、周辺領域と呼ぶ)との間で、ガウシアンマルコフ確率場モデルに基づく境界形状の修正を行い(S113)、処理を終了する。
図3は、S106におけるラベリング処理について説明するフローチャートである。領域ラベルの設定は、4近傍タイルとの間の分離度に基づいて行う。本処理においては、まず、すべてのタイルxy(x=0,1,・・・,N−1:y=0,1,・・・,N−1)について、その近傍タイルxy+τ(τ∈τ{(−1,0)、(0,−1)、(1,0)、(0,1)})との分離度D(x,y,τ)を次の式(1)により求める(S201)。
ここで、d**(j){hxy|hxy+τ}はレベルjのサブバンド**におけるタイルxyと近傍タイルxy+

とのKLダイバージェンスを表し、ウェーブレット係数cに関するタイルxyにおける密度関数

と近傍タイルxy+

における密度関数hxy+τ(c)との偽距離に相当する。なお、同様の定義が、dLL(j){hxy|hxy+τ}についてもあてはまる。すなわち、
とすると、
となる。
S202では、領域ラベルを設定する際の基準となる閾値θを分離度の頻度分布(ヒストグラム)の移動平均rから次の式(5)による条件に従って設定する。
ここで、Δtはヒストグラムの所定の間隔、tは各区間の番号、αは所定の整数をそれぞれ表す。次のS203では、タイルの位置を表す変数xおよびyを0に初期化すると共に、領域ラベルlxyの初期値として0をすべてのタイルに付与する。
S204では、lxyについての判定を行う。lxyが0に等しい場合(S204の「Y」)、D(x,y,τ)<θとなる近傍タイルのラベルlxy+τの集合をLxyと定義し(S205)、S206に進む。一方、lxyが0に等しくない場合(S204の「N」)、S208に進む。
S206では、Lxyについての判定を行う。Lxyが空集合でない場合(S206の「Y」)、次の式(6)により領域ラベルを設定する(S207)。
ここで、lmaxは、使用済みラベルの最大値を表す。なお、式(6)によって0でない既存の領域ラベルが変更される場合、それと同じラベルをもつ各タイルのラベルを
min{lxy+τ∈Lxy}に変更する。
S208では、xについての判定を行う。xが上限Nに達しない場合(S208の「Y」)、xを1だけインクリメントし(S209)、S204に戻る。一方、xが上限Nに達した場合(S208の「N」)、S210に進む。
S210では、yについての判定を行う。yが上限Nに達しない場合(S210の「Y」)、xに0を代入すると共にyを1だけインクリメントし(S211)、S204に戻る。一方、yが上限Nに達した場合(S210の「N」)、対応する画素の数が所定の値に満たないラベルの値を0に初期化した上で(S212)、ラベリング処理を終了し、S107に進む。
図4は、S112におけるクラスタリング処理について説明するフローチャートである。クラスタリングは、部分空間法に基づいて行う。本処理においては、まず、S111において設定したクラスタごとに、平均二乗誤差最小基準に基づくKL展開によって、そのクラスタの部分空間を表す固有値と固有ベクトルを求める。(S301)。
S302では、すべてのタイルxyについて、クラスタiに関する部分空間との類似度Sを次の式(7)により求める。
ここで、oはクラスタiに関する部分空間における上位固有値の数を表す任意の整数である。また、wiqは、クラスタiに関する部分空間におけるq番目の上位固有値に対応する固有ベクトルを表す。
S303では、クラスタを設定する際の基準となる閾値ηを類似度のヒストグラムの移動平均rから次の式(8)による条件に従って設定する。
ここで、Δtはヒストグラムの所定の間隔、αは所定の整数をそれぞれ表す。次のS304では、タイルの位置を表す変数xおよびyを0に初期化すると共に、クラスタ番号bxyの初期値として0をすべてのタイルに付与する。
S305では、lxyおよびmax{S(axy)}についての判定を行う。ここで、選択領域のラベルを

と表すことにする。lxy

と異なりかつmax{S(axy)}が閾値ηより大きい場合(S305の「Y」)、タイルxyのクラスタ番号bxy

を代入し(S306)、S307に進む。一方、lxy

に等しいまたはmax{S(axy)}が閾値η以下の場合(S305の「N」)、S307に進む。
S307では、xについての判定を行う。xが上限Nに達しない場合(S307の「Y」)、xに1を加算し(S308)、S305に戻る。一方、xが上限Nに達した場合(S307の「N」)、S309に進む。
S309では、yについての判定を行う。yが上限Nに達しない場合(S309の「Y」)、xに0を代入すると共にyに1を加算し(S310)、S305に戻る。一方、yが上限Nに達した場合(S309の「N」)、S311に進む。
S311では、ラベル値

をもつタイルの8近傍に隣接するクラスタ番号

のタイルのラベル値を

に変更する。この処理は、ラベル値を変更するタイルがなくなるまで再帰的に繰り返す。この処理が済んだら、クラスタリングの処理を終了し、S107に進む。
図5は、S113における境界形状の修正処理について説明するフローチャートである。本処理においては、まず、オブジェクトとして切り出す注目領域とその周辺領域とを設定する(S401)。注目領域については、ラベル値

をもつタイルを設定する。周辺領域については、その他のラベル値をもつタイルの中から、同一ラベル領域の面積が大きいものから順に所定の数の領域を設定する。
S402では、注目領域と各周辺領域とにおいて、ガウシアンマルコフ確率場モデルパラメータの推定を行う。この際、最小記述長基準などの所定の情報量基準を用いて、それぞれの領域において最適なモデル数を決定する。具体的には、まず、領域内の画素をm個のクラスタに分ける。このとき使用する特徴ベクトルは、各サブバンドのウェーブレット係数を要素とする3J+1次元数ベクトルである。クラスタが決定されたら、仮のモデルパラメータの推定をクラスタごとに行う。その後、推定したモデルパラメータに基づいて、領域内のすべての画素について、生起確率が最大となるクラスタを求める。この結果に従って、各画素の属するクラスタを更新し、仮のモデルパラメータ推定以降の処理をクラスタの更新がなくなるまで続ける。ただし、繰り返し回数が所定の値に達した場合は、その時点でのモデルパラメータを採用し、m+1個のクラスタに分けた場合のモデルパラメータとの優劣を所定の情報量基準によって判定する。m個のクラスタに分けた場合の情報量基準による評価が高ければ、m個のモデルを採用する。一方、m+1個のクラスタに分けた場合の情報量基準による評価が高ければ、mに1を加算して上記の処理を再度繰り返す。なお、クラスタ数には、所定の上限値を設ける。また、自由パラメータ数は、パラメータセットから分散のパラメータを除いた数になる。次のS403では、注目領域の境界画素の内外を判定する変数flagを1に、ラベル変更の有無を表す変数eを1に、繰り返し回数を表す変数zを0にそれぞれ初期化する。
S404では、画素の位置を表す変数u、vに0を代入すると共に、flagに−1をかける。次のS405では、画素uvについての判定を行う。具体的には、次の条件を満たすとき、uvが注目領域の境界画素と判定される。
ここで、τ=(1,−1)、τ=(1,0)、τ=(1,1)、τ=(0,1)、τ=(−1,1)、τ=(−1,0)、τ=(−1,−1)、τ=(0,−1)である。uvが注目領域の境界画素である場合(S405の「Y」)、S402で求めたモデルパラメータに基づく生起確率が最大となるモデルmodelmax(uv)とそれに対応する領域ラベルlnewを求め(S406)、S407に進む。一方、uvが注目領域の境界画素でない場合(S405の「N」)、S408に進む。
S407では、画素uvのラベルを次の条件に従って更新する。
(1)flag=−1かつlnewが注目領域に対応するとき、lxyにlnew、eに0を代入してS408に進む。
(2)flag=−1かつlnewが周辺領域に対応するとき、S408に進む。
(3)flag=1かつlnewが周辺領域に対応するとき、lxyに0、eに0を代入してS408に進む。
(4)flag=1かつlnewが注目領域に対応するとき、S408に進む。
S408では、uについての判定を行う。uが上限Nに達しない場合(S408の「Y」)、uに1を加算し(S409)、S405に戻る。一方、uが上限Nに達した場合(S408の「N」)、S410に進む。
S410では、vについての判定を行う。vが上限Nに達しない場合(S410の「Y」)、uに0を代入すると共にvに1を加算し(S411)、S405に戻る。一方、vが上限Nに達した場合(S410の「N」)、S412に進む。
S412では、変数zと繰り返し回数の上限Zを比較すると共に、変数eの判定を行う。ここで、Zは所定の自然数である。zがZ未満かつeが0であるときは(S412の「Y」)、画素uvの属するモデルをmodelmax(uv)に従って変更し、モデルパラメータを再推定(S413)後、S404以降の処理を繰り返す。一方、zがZ以上またはeが0でないときは(S412の「N」)、領域の境界形状修正の処理を終了し、提案法におけるすべての処理を終了する。
本発明の一実施形態である画像解析装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1の画像解析装置が行う処理の概略を示すフローチャートである。 図2のフローチャートにおけるラベリング処理について説明するフローチャートである。 図2のフローチャートにおけるクラスタリング処理について説明するフローチャートである。 図2のフローチャートにおける境界形状の修正処理について説明するフローチャートである。
符号の説明
11 画像解析装置
100 バス
111 CPU
112 メモリ
113 磁気記憶装置
114 入力装置
115 表示装置
116 記憶媒体読取り装置
117 通信インタフェース
117とを備えている。
200 ネットワーク

Claims (8)

  1. 画像濃度の変動を、ウェーブレットフレームにより空間−周波数領域の係数に変換するウェーブレットフレーム分解手段と、
    前記ウェーブレットフレーム分解手段により変換された係数と近傍領域間のKLダイバージェンスとに基づいて所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することにより、前記画像の領域を分割する領域分割手段と、
    前記領域分割によって得られる所定の領域に所定の数のマルコフ確率場モデルを導入して空間−周波数領域におけるモデルパラメータの推定を行うモデルパラメータ推定手段と、
    前記モデルパラメータ推定手段によって推定された各モデルパラメータの生起確率に応じて所定の境界形状を修正する境界形状修正手段とを備え、
    前記モデルパラメータ推定手段及び前記境界形状修正手段が、前記境界形状修正手段による修正後の境界形状に基づく前記モデルパラメータの推定及び境界形状の再修正を、所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することを特徴とする画像解析装置。
  2. 前記領域分割手段は、前記所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行した後、サブバンドごとの平均エネルギーを要素とする特徴ベクトルに基づいて、各領域をクラスタリングすることにより所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行うことを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
  3. 前記モデルパラメータ推定手段は、所定の領域ごとに、クラスタの数を順次増加させながらモデルパラメータを算出し、該モデルパラメータの優劣を所定の情報量基準に基づいて評価し、導入するマルコフ確率場モデルの数を、クラスタの数がm個の場合にm+1個の場合より高い評価となるような最初のmに決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像解析装置。
  4. 画像濃度の変動を、ウェーブレットフレームにより空間−周波数領域の係数に変換するウェーブレットフレーム分解ステップと、
    前記ウェーブレットフレーム分解ステップにより変換された係数と近傍領域間のKLダイバージェンスとに基づいて所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することにより、前記画像の領域を分割する領域分割ステップと、
    前記領域分割によって得られる所定の領域に所定の数のマルコフ確率場モデルを導入して空間−周波数領域におけるモデルパラメータの推定を行うモデリングステップと、
    前記モデリングステップにおいて推定された各モデルパラメータの生起確率に応じて所定の境界形状を修正する境界形状修正ステップとを有し
    前記モデルパラメータ推定ステップ及び前記境界形状修正ステップにより、前記境界形状修正ステップによる修正後の境界形状に基づく前記モデルパラメータの推定及び境界形状の再修正を、所定の終了条件が満たされるまで反復して実行することを特徴とする画像解析方法。
  5. 前記領域分割ステップは、前記所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行った後、サブバンドごとの平均エネルギーを要素とする特徴ベクトルに基づいて、各領域をクラスタリングすることにより所定の領域の分割と統合を所定の終了条件が満たされるまで反復して行うことを特徴とする請求項4に記載の画像解析方法。
  6. 前記モデリングステップは、所定の領域ごとに、クラスタの数を順次増加させながらモデルパラメータを算出し、該モデルパラメータの優劣を所定の情報量基準に基づいて評価し、導入するマルコフ確率場モデルの数を、クラスタの数がm個の場合にm+1個の場合より高い評価となるような最初のmに決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像解析方法。
  7. 請求項4乃至6の何れかに記載の画像解析方法における各ステップをコンピュータに実行させるための画像解析プログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体
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