実施の形態1.
図1は、本発明による記録再生装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この記録再生装置1は、アンテナ入力端子2、チューナ3、番組データ抽出回路4、番組データ記録部5、テレビ放送信号をストリームに変換するエンコーダ6、圧縮されたテレビ放送信号を記録する番組ストリーム記録部7、ストリームをテレビ放送信号に変換するデコーダ8、テレビ放送信号を切り替えるスイッチ9、テレビ信号出力端子10、ユーザーデータ記録部11、記録再生機能を制御するコントローラ12、利用者の操作を受ける操作入力部13、タイマ14、及びデータ出力端子15で構成されている。
尚、図1においては、番組データ記録部5、番組ストリーム記録部7、及びユーザーデータ記録部11は、それぞれ個別のものとして示したが、例えば一つのハードディスク装置における異なる記録領域に設定することもできる。また、操作入力部13は、記録再生装置本体に備えられた操作パネルやリモコン(遠隔操作装置)等の操作入力手段とすることができる。
アンテナによって受信されてアンテナ入力端子2から入力された放送波信号は、チューナ3に入力される。チューナ3によって選局された特定のチャンネルのテレビ放送信号は、番組データ抽出回路4、エンコーダ6、及びスイッチ9に入力される。番組データ抽出回路4は、入力したテレビ放送信号に重畳されている番組データを抽出し、そして抽出した番組データを、放送日時やチャンネルを指定して取り出せるような番組データのリストに変換して番組データ記録部5に記録し、記録が完了するとコントローラ12へ番組データ取得完了通知を出す。番組データのリストは、例えば、週間テレビ番組表のような形式で、所定の表示手段(例えば、記録再生装置1に接続されたモニター等)に表示することも可能である。
エンコーダ6は、チューナ3から入力したテレビ放送信号を、冗長性を排除して圧縮し、番組ストリームへと変換し出力する。変換された番組ストリームは、番組ストリーム記録部7によって記録される。
デコーダ8には、コントローラ12によって番組ストリーム記録部7から読み出された番組ストリームが入力される。デコーダ8は、入力した番組ストリームをデコードし、テレビ放送信号に変換する。変換されたテレビ放送信号は、スイッチ9に入力される。スイッチ9は、チューナ3から出力されたテレビ放送信号と、デコーダ8から出力されたテレビ放送信号とを、コントローラ12の指示によって選択し、選択したテレビ放送信号を出力する。スイッチ9から出力されたテレビ放送信号は、テレビ信号出力端子10を通じて外部へ出力される。
操作入力部13は、利用者により操作パネル或いはリモコン等を用いて操作され、キーワード登録操作、予約操作、チャンネル選局操作、録画操作、停止操作、一時停止操作再生操作、予約リスト要求操作、番組ストリームリスト要求操作、登録キーワードリスト要求操作等の操作情報を生成し、生成されたこの操作情報は、コントローラ12に入力される。コントローラ12は、操作入力部13から入力した操作情報をもとに、次のようにして各機能を制御する。
キーワード登録操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、入力されたキーワードをユーザーデータ記録部11内のキーワードリストに追加記録する。図2は、ユーザーデータ記録部11内のキーワードリストの記録例を示す。同図に示すように、入力されたキーワードは、キーワード番号が付され、後述するキーワード再生時間、キーワード記録時間、及びキーワード再生頻度と共にキーワードリストとして管理される。また後述するように、入力したキーワードを含む番組データを番組データ記録部5の番組データリストから探し出し、対応する番組をユーザーデータ記録部11内の自動録画予約リストに自動登録し、タイマ14にその開始時間を登録する。
但し、この自動録画予約は、同じユーザーデータ記録部11内に、ユーザーによって登録された録画予約リストの内容と重複する場合、ここでの登録は行われない。尚、ここでは利用者がキーワードを入力することでキーワード登録がなされるように説明したが、例えば、予め登録した複数のキーワードから、所望のキーワードを選択指定して登録するようにしてもよい。
予約操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、指定された日時及びチャンネルの番組をユーザーデータ記録部11内の録画予約リストに追加し、タイマ14にその開始時間を登録する。ここで新規に追加した予約番組が、上記した自動録画予約による自動録画予約リストに存在して重複する場合、重複する予約番組を自動録画予約リストから削除し、タイマ14における該当開始時間登録も削除する。尚、ユーザーデータ記録部11は、上記したように入力されたキーワードのリスト(図2参照)、予約操作によって予約設定される録画予約リスト、指定されたキーワードに基づいて自動設定される自動録画予約リスト、及び後述する各番組ストリーム単位の再生時間リスト(図3参照)を記録する。
チャンネル選局操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、チューナ3を指定されたチャンネルに同調するようにセットする。また、スイッチ9をチューナ3からのテレビ放送信号を選択するようにセットし、テレビ信号出力端子10にチューナ3からのテレビ放送信号が出力されるようにする。
録画操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、エンコーダ6に、指定された記録レートの設定及びエンコード動作の開始を指令し、エンコーダ6から出力される番組ストリームを番組ストリーム記録部7に記録する。この際、番組データ記録部5の番組データリストから、録画する番組の番組情報を抽出し、番組ストリームの付加情報として、番組ストリームと共に記録する。図4は、この番組情報リストの記録例を示す。同図に示すように、番組情報(各項目の内容)は、対応する番組のストリーム番号と共に番組情報リストとして管理される。
録画中に停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、エンコーダ6にエンコード終了をセットし、エンコーダ6から出力される番組ストリームの番組ストリーム記録部7への記録も終了させる。また、録画中に一時停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、エンコーダ6にエンコード一時停止をセットし、エンコーダ6から出力される番組ストリームの番組ストリーム記録部7への記録も一時停止させる。
録画一時停止中に一時停止操作の操作情報を操作入力部13から再度入力した場合、コントローラ12は、エンコーダ6にエンコード再開をセットし、エンコーダ6から出力される番組ストリームの番組ストリーム記録部7への記録も再開させる。また、録画一時停止中に停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、エンコーダ6にエンコード終了をセットし、エンコーダ6から出力される番組ストリームの番組ストリーム記録部7への記録も終了させる。
再生操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、番組ストリーム記録部7から、指定された番組ストリームをデコーダ8に出力するようにセットし、デコーダ8に番組ストリームの再生をセットする。また、スイッチ9をデコーダ8からのテレビ放送信号を選択するようセットし、テレビ信号出力端子10にデコーダ8からの再生テレビ放送信号が出力されるようにする。そして、タイマ14による、指定された番組ストリームの再生時間の計測を開始する。
再生中に停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、デコーダ8にデコードの終了をセットし、番組ストリーム記録部7からの番組ストリームの出力も終了させる。また、スイッチ9をチューナ3からのテレビ放送信号を選択するようにセットし、テレビ信号出力端子10にチューナ3からのテレビ放送信号が出力されるようにする。そして、タイマ14を用いて計測していた番組ストリームの再生時間計測を終了させ、その再生時間をユーザーデータ記録部11に記録する。
既に該当する番組ストリームの再生時間が記録されていた場合、その記録されていた再生時間と今回計測した再生時間を加算して、結果を記録する。図3は、ユーザーデータ記録部11内に記録される各番組ストリーム単位の再生時間リストの記録例を示す。同図に示すように、各番組の延べの再生時間は、対応する番組ストリーム番号と共に再生時間リストとして管理される。
また、再生中に一時停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、デコーダ8にデコードの一時停止をセットし、番組ストリーム記録部7からの番組ストリームの出力も一時停止させる。また、タイマ14を用いて計測していた番組ストリームの再生時間計測も一時停止させる。
再生一時停止中に一時停止操作の操作情報を操作入力部13から再度入力した場合、コントローラ12は、デコーダ8にデコード再開をセットし、番組ストリーム記録部7からの番組ストリームの出力も再開させる。また、タイマ14で計測を一時停止していた番組ストリームの再生時間計測も再開させる。
再生一時停止中に停止操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、デコーダ8にデコード終了をセットし、番組ストリーム記録部7からの番組ストリームの出力も終了させる。また、スイッチをチューナ3からのテレビ放送信号を選択するようにセットし、テレビ信号出力端子10にチューナ3からのテレビ放送信号が出力されるようにする。加えて、タイマ14にて計測を一時停止していた番組ストリームの再生時間計測を終了させ、その再生時間をユーザーデータ記録部11に記録する。既に該当する番組ストリームの再生時間が記録されていた場合、その記録されていた再生時間と今回計測した再生時間を加算して、結果を記録する。
番組データ要求操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、番組データ記録部5に記録されている番組データリストから該当する番組データを抜き出して、データ出力端子15に出力する。
予約リスト要求操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、ユーザーデータ記録部11から予約リスト(録画予約リストと自動録画予約リスト)を抜き出し、データ出力端子15に出力する。
番組ストリームリスト要求操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、番組ストリーム記録部7から、録画した番組ストリームの各番組情報を抜き出し、例えば図4に示すようにリスト化してデータ出力端子15に出力する。
登録キーワードリスト要求操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、コントローラ12は、ユーザーデータ記録部11から登録されているキーワードリスト(図2)を抜き出して、データ出力端子15に出力する。
コントローラ12は、以上のような操作入力部13から入力した操作情報に対応する制御を実行する以外にも、内部で発生した以下のような内容の処理も行う。
前記したように、番組データ抽出回路4は、入力したテレビ放送信号に重畳されている番組データを抽出し、番組データ記録部5への記録が完了するとコントローラ12へ番組データ取得完了通知を出す。図5は、コントローラ12が、例えばこの番組データ取得完了通知を受けたタイミングで実行する、キーワード再生頻度を算出するための再生時間計測処理の流れを示すフローチャートである。以下に、このフローチャート及び図1のブロック図を参照しながら、この再生時間計測処理について説明する。
コントローラ12は、番組データ抽出回路4から番組データ取得完了通知を取得する。この通知を受けて、コントローラ12は、ユーザーデータ記録部11内のキーワードリスト(図2)と各番組ストリーム単位の再生時間リスト(図3)を取得する(ステップS1)。また、コントローラ12は、番組ストリーム記録部7内の、番組ストリームの番組情報リスト(図4)を取得する(ステップS2)。
次に、番組ストリーム番号1(N=1)の番組情報を対象にして、この番組情報の中にキーワードリスト(図2)中のキーワードが存在するか否かを検索する(ステップS3)。図6は、この時の検索結果を示す説明図である。図6に示すように、番組ストリーム番号1の番組情報には、キーワード番号3のキーワード「株」が存在するため、キーワードリスト(図2)のキーワード番号3のキーワード再生時間の欄に、図3の再生時間リストに記録された番組ストリーム番号1の再生時間120分を加え、更にキーワードリストのキーワード番号3のキーワード記録時間の欄に、図4の番組情報リストに記録された番組ストリーム番号1の記録時間120分を加える(ステップS4)。もし、ステップS3の検索で、番組ストリーム番号1の番組情報にキーワードリスト中のキーワードが存在しない場合、ステップS4の処理はパスされる。
次に、すべての番組ストリーム、即ちここでは番組ストリーム番号1から3までにおいて、上記検索が実行されたかをチェックすることにより(ステップS5)、すべての番組ストリームにおいて、ステップS3,S4の検索処理が繰り返される。
図6に示すように、番組ストリーム番号2の番組情報(図4参照)には、キーワード番号2のキーワード「料理」が存在するため、キーワードリスト(図2)のキーワード番号2のキーワード再生時間の欄に、図3の再生時間リストに記録された番組ストリーム番号2の再生時間60分が加えられ、更にキーワードリストのキーワード番号2のキーワード記録時間の欄に、図4の番組情報リストに記録された番組ストリーム番号2の記録時間30分が加えられる。
更に番組ストリーム番号3の番組情報(図4参照)には、キーワード番号1のキーワード「ニュース」とキーワード番号3のキーワード「株」が存在するため、キーワードリストのキーワード番号1及び3のキーワード再生時間の欄には、それぞれ図3の再生時間リストに記録された番組ストリーム番号3の再生時間30分が加えられ、更にキーワードリストのキーワード番号1及び3のキーワード記録時間の欄に、それぞれ図4の番組情報リストに記録された番組ストリーム番号3の記録時間60分が加えられる。こうして、全番組ストリームに対して、番組情報にキーワードを含む放送番組の記録時間をキーワード毎に合計して得られたキーワード毎の合計記録時間と、番組情報にキーワードを含む放送番組の再生時間をキーワード毎に合計して得られたキーワード毎の合計再生時間が求められる。以下、このようにして求められたキーワード毎の合計記録時間を「キーワードの記録時間」又は「キーワード記録時間」とも言う。また、このようにして求められたキーワード毎の合計再生時間を「キーワードの再生時間」又は「キーワード再生時間」とも言う。
図7は、この時点でキーワードリストが記録するキーワード再生時間とキーワード記録時間を示す。
ここで、キーワードの再生時間をキーワードの記録時間で除算した値をキーワード再生頻度と定義し、キーワード再生頻度(キーワード毎の再生頻度)を算出する。図7の結果に対して、キーワード再生頻度を算出した例を図8に示す。キーワード再生頻度は、そのキーワードを含む番組の再生時間と記録時間から、このキーワードに対する利用者の嗜好度合いを示す指標として算出されたものである。例えば、嗜好の度合いが大きい番組ほど何度も再生されるため、その番組の延べの再生時間が長くなる。その結果、その番組に含まれるキーワードは、その再生頻度が高くなり、利用者の嗜好度が高いキーワードということになる。
次に、キーワードの再生頻度を算出した後、番組データ記録部5内の番組データのリストに対してユーザーデータ記録部11のキーワードリスト(図2参照)中の各キーワードでキーワード検索を行なう。図9は、このキーワード検索によって検索された番組データの必要項目を、例えば放送開始日時の早い順に並べた検索リストである。この検索リストに示すように、ここで検索された番組には、その番組の嗜好指数が定義される。
この嗜好指数は、検索された各番組データに含まれるキーワードが複数の場合、その中で最も高いキーワード再生頻度を持つキーワードのキーワード再生頻度を、その番組データに対応する番組の嗜好指数とするものである。例えば、図9に示すように、検索された「9時のニュース」の番組データには、「ニュース」(再生頻度0.5)と「株」(再生頻度0.83)の2つのキーワードが含まれるが、この場合番組の嗜好指数としては、「株」の再生頻度の数値0.83が選択される。同様にして、この検索リストに示す検索該当番組「金曜ドラマ」の場合、嗜好指数として、キーワード「料理」の再生頻度の数値2が選択される。また、その番組データに各キーワードが含まれない番組の嗜好指数は、0となる。
尚、ここでは、ある番組の番組データに複数のキーワードが存在した場合、それらのキーワードの中で、一番大きなキーワード再生頻度を、その番組の嗜好指数としたが、この方法に限定されるものではなく、例えば、存在する各キーワードのキーワード再生頻度を単純加算して、「9時のニュース」の嗜好指数を1.33とし、「金曜ドラマ」の嗜好指数を2.83としても良い。更に、存在する各キーワードのキーワード再生頻度を単純平均して、「9時のニュース」の嗜好指数を0.665とし、「金曜ドラマ」の嗜好指数を1.415としても良いなど、種々の算出方法を取り得る。
図10は、以上のようにしてピックアップした、番組データ中にキーワードリスト中のキーワードを含む番組(番組の嗜好指数が0でない番組)を、ユーザーデータ記録部11に記録された自動録画予約リストに自動登録する手順を示すフローチャートである。以下に、図10のフローチャートを参照しながら、自動録画予約リストに予約番組を自動登録する手順について説明する。
自動録画予約リストに予約番組を自動登録する際には、先ず、ピックアップされた番組の中から、嗜好指数の低い番組から順に自動録画予約リストへの登録処理が行なわれるように、嗜好指数の低い番組から順次該当番組データを選択する(ステップS11)。次に選択した番組(の時間帯)が、利用者によるキー入力によって設定登録され、ユーザーデータ記録部11に記録されている録画予約リストと重複するか否かをチェックする(ステップS12)。もし、重複していたらこの番組の、自動録画予約リストへの登録処理はパスしてステップS17に至り、次の番組の登録処理に移る。
重複していない場合、更にここで選択された番組自体、或いはその時間帯が、ユーザーデータ記録部11に記録されている自動録画予約リストに既に記録されている番組と重複するか否かをチェックし(ステップS13)、重複する場合、既に記録されている重複する番組を自動録画予約リストから削除した後(ステップS14)、また重複する番組が存在しない場合にはそのまま、ここで選択された番組を、自動録画予約リストへ追加する(ステップS15)。尚、番組が自動録画予約リストに追加された時点で、この番組の録画開始時間がタイマ14に登録される。
次に、ここで自動録画予約リストに追加した番組の記録レートを算出し、この番組の記録項目として、番組の記録日時、チャンネル等と共に記録する(ステップS16)。この記録レートは、基準となる記録レート3Mbps(bps:bit per second)に番組の嗜好指数を加算して算出する。例えば、番組の嗜好指数が2である場合、記録レートは5Mbpsとなる。算出された記録レートが、所定の最大記録レート12Mbpsを超える場合は、この最大記録レートを上限として12Mbpsを記録レートとする。
次に、ピックアップされたすべての番組の登録処理が終了したか否かをチェックし(ステップS17)、登録処理の済んでいない番組がある場合には、ステップS11に戻って、その次に嗜好指数の高い番組を選択し、以下ステップS11〜ステップS17の同様の登録処理を繰り返し、ピックアップされたすべての番組の登録処理が終了した段階で、このフローを終了する。
尚、ここでは、記録レート算出方法として、基準となる記録レートを3Mbps、最大記録レートを12Mbpsとしているが、これ以外の数値を用いてもよい。また、記録レートを算出する際、基準となる記録レートに番組の嗜好指数を単純に加算しているが、基準となる記録レートと番組の嗜好指数を乗算するなど(先のレート設定基準を用いると、嗜好指数が2の場合、記録レートは6Mbps)、基準となる記録レートと番組の嗜好指数を使用した他の計算式を用いてもよい。
また、ここではビットレートで記録品質を決定したが、低いビットレートになったときには解像度と共に決定してもよい。例えば、4Mbpsを下回る場合には解像度を半分に設定するならば、ビットレートが3.5Mbpsのときには、水平画素数を半分にする。
次に、ユーザーデータ記録部11に登録された予約リスト(利用者操作による録画予約リストと自動録画予約リスト)に基づいて実行される予約録画の手順について、図1を参照しながら説明する。
前記したように、ユーザーデータ記録部11の予約リストの各録画開始時刻は、タイマ14に登録されており、予約開始時刻に達したとき、タイマ14からコントローラ12へ予約開始時刻通知がなされる。コントローラ12は、この通知を受けて、ユーザーデータ記録部11中の予約リスト(利用者操作による録画予約リストと自動録画予約リスト)から該当する予約番組を探し出し、その番組のチャンネル、記録時間、記録レート(自動録画予約リストの場合)を取得した後、該当する予約をリストから削除する。その後、コントローラ12は、チューナ3を指定されたチャンネルに同調するようにセットする。
また、コントローラ12は、エンコーダ6に記録レートの設定及びエンコード動作の開始を指令し、エンコーダ6から出力される番組ストリームを番組ストリーム記録部7に記録する。この際、番組ストリームの付加情報として、番組データ記録部5から図4に示すような録画する番組の番組情報(放送日時、チャンネル、記録時間、タイトル、詳細情報等)を取り出し、この番組情報と、記録する番組が利用者操作による録画予約によるものか自動録画予約によるものかの識別情報を、番組ストリームの付加情報として、番組ストリーム番号と共に番組情報リストとして記録する。更にコントローラ12は、記録時間をタイマ14にセットし、録画終了タイミングを得る用意をする。
やがて、予約録画終了時刻に達したとき、タイマ14からコントローラ12へ予約終了時刻通知がなされる。コントローラ12は、この通知を受けてエンコーダ6にエンコード終了をセットし、エンコーダ6から出力される番組ストリームの番組ストリーム記録部7への記録も終了させる。
以上のようにして、番組ストリーム記録部7に記録された番組ストリームを再生する場合、利用者は、前記したように、番組ストリームリスト要求操作を行ない、例えばデータ出力端子15から出力される、録画した番組ストリームの各番組情報を表示する図示しない表示手段に表示される番組情報リスト(図4参照)を確認しながら、所望の番組ストリーム番号を操作入力部13によって指定する。
コントローラ12は、この再生操作の操作情報を操作入力部13から入力した場合、前記したように、番組ストリーム記録部7から、指定された番組ストリームをデコーダ8に出力するようにセットし、デコーダ8に番組ストリームの再生をセットする。また、スイッチ9をデコーダ8からのテレビ放送信号を選択するようセットし、テレビ信号出力端子10にデコーダ8からの再生テレビ放送信号が出力されるようにする。そして、タイマ14による、指定された番組ストリームの再生時間の計測を開始する。
一方、番組ストリームを再生中に、再生箇所が該当する番組ストリームの終端に達したとき、コントローラ12は、デコーダ8にデコード終了をセットし、番組ストリーム記録部7からの番組ストリームの出力も終了させる。また、スイッチ9をチューナ3からのテレビ放送信号を選択するようセットし、テレビ信号出力端子10にチューナ3からのテレビ放送信号が出力されるようにする。加えて、タイマ14を用いて計測していた番組ストリームの再生時間計測を終了させ、再生時間をユーザーデータ記録部11に記録する。既に該当する番組ストリームの再生時間が記録されていた場合、その記録されていた再生時間と今回計測した再生時間を加算して、結果を記録する。
尚、上記した例では、キーワード再生頻度を、キーワードの再生時間を記録時間で除算したものとしているが、嗜好度合いが大きい番組が再生されるほど、その番組に含まれるキーワードの再生頻度が高くなるように設計されればよく、従って他の方法で、キーワード再生頻度を算出しても良い。
また、上記した例では、キーワード再生頻度を算出する際に、検索対象となる番組ストリームをすべての番組ストリームとすることで、自動録画か否かに関わらない、総合的な利用者の嗜好を記録画質に反映するようにしたが、逆に、検索対象となる番組ストリームを自動録画した番組ストリームに限定することで、キーワード再生頻度算出処理の高速化に貢献すると共に、自動録画以外の録画の影響を受けずにキーワード再生頻度を算出するため、自動録画された番組における利用者の嗜好を記録画質に反映するようにすることも可能である。
この番組ストリームの限定は、例えば、図5に示すフローにおいて、ステップS3〜ステップS4の処理を、図4に示す番組ストリームの中で、識別情報が「自動録画予約」となっている番組ストリームを対象とすることで実行できる。
以上のように、本実施の形態による記録再生装置によれば、予め入力又は指定したキーワードをもとに録画する番組を選んで自動で録画予約する際に、利用者の嗜好の変化も考慮しつつ、嗜好の度合いが大きい番組ほど記録品位を高くして録画することができる。また、自動録画予約する過程で、予約時間が重複する番組が発生した場合、利用者の嗜好の度合いが大きい番組を優先させて予約することができる。
1 記録再生装置、 2 アンテナ入力端子、 3 チューナ、 4 番組データ抽出回路、 5 番組データ記録部、 6 エンコーダ、 7 番組ストリーム記録部、 8 デコーダ、 9 スイッチ、 10 テレビ信号出力端子、 11 ユーザーデータ記録部、 12 コントローラ、 13 操作入力部、 14 タイマ、 15 データ出力端子。