JP4465582B2 - 遊技機用情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の内部又は遊技機の近傍に設けられる遊技機用情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機内で生成された情報を活用する技術として様々なものが提供されており、例えば、近年の通信技術の発達に伴って、遊技機と遊技者が携行する携帯電話機の間で情報通信を行おうとする案が考えられている。例えば、特許文献1に示される例では、遊技機の下部位置に設けられた膳板上に情報通信を行うためのホルダを設け、その装置内に携帯電話機を配置することによって、その装置に設けられた情報送信部と携帯電話機に設けられた受信部との間で送受信を行おうとする技術が提供されている。このような技術によれば、携帯通信端末と遊技機との間において無線通信を行うことができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−18098公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、携帯通信端末を配置する端末ホルダは位置変更不能なものであるが、状況によってはホルダを変位不能に配置する構成が適さない場合が想定される。例えば、遊技機内又は遊技機近傍に配置されたある表示部にて何らかの情報を表示し、これを携帯通信端末にて撮影させるような使用形態をとる場合、その表示位置が前もって判明していれば、最適となりそうな位置に端末ホルダを設定しておくことにより携帯通信端末を最適位置にて保持できるものと思われる。しかしながら、携帯通信端末は数多くの種類があり、例えば携帯電話機などを例に挙げるとカメラの位置も様々である。したがって、最適となりそうな位置も機種毎に様々であり、機種毎の差異を解消できるように端末ホルダを動かせるようにすることが望ましい。
【0005】
また、別ケースとして、例えば携帯通信端末と、遊技機又は遊技機近傍に設けられた何らかの通信装置との間で無線通信を行いたい場合、携帯通信端末の機種や使用状況に応じて良好な通信位置に設定することが望ましい。このような場合でも、最適位置が機種毎に異なるため、機種に応じて端末ホルダを変更できるようにすることが望ましい。
【0006】
上記のような例やそれ以外のケースにおいても、特定位置において端末ホルダを変位不能に固定する構成では対処できない、或いは対処しにくい使用形態が多々想定され、端末ホルダを状況に応じて適切な位置に変更可能となる構成が望まれている。
【0007】
本発明は、携帯通信端末に対する情報の出力、及び/又は携帯通信端末からの情報の取得を行う遊技機用情報処理装置において、携帯通信端末の配置位置が変更可能となる構成を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するための有効な手段とその作用・効果を以下に示す。
請求項1.遊技機において、又は遊技機近傍において設けられると共に、所定の携帯通信端末に対する情報の出力及び/又は所定の携帯通信端末からの情報の取得を行う遊技機用情報処理装置であって、
前記携帯通信端末を保持する端末ホルダを備えると共に、前記端末ホルダを駆動させるための駆動アクチュエータと、その駆動アクチュエータの駆動制御を行う駆動制御手段とを備え、この端末ホルダの位置を、この端末ホルダに前記携帯通信端末を保持させた状態で変更可能とするホルダ位置変更手段と、
前記端末ホルダの変位目標位置を設定する変位目標位置設定手段と、
前記端末ホルダ内、又は前記端末ホルダの近傍において、前記携帯通信端末に関する端末関連情報を取得する端末関連情報取得手段と、
を備え、
前記変位目標位置設定手段は、前記端末関連情報取得手段により取得される端末関連情報に基づいて前記変位目標位置を設定し、前記駆動制御手段は、この設定される変位目標位置に向けて駆動制御を行うことを特徴とする遊技機用情報処理装置。
手段1.遊技機において、又は遊技機近傍において設けられると共に、所定の携帯通信端末に対する情報の出力及び/又は所定の携帯通信端末からの情報の取得を行う遊技機用情報処理装置であって、
前記携帯通信端末を保持する端末ホルダを備えると共に、この端末ホルダの位置を変更可能とするホルダ位置変更手段を備えたことを特徴とする遊技機用情報処理装置。
【0009】
手段1のように(即ち、請求項1のように)にすれば、携帯通信端末の配置位置が変更可能となり、状況に応じて携帯通信端末を適切な位置に設定できることとなる。
【0010】
手段2.前記携帯通信端末に対する情報出力が可能に構成される情報出力部を備え、
前記ホルダ位置変更手段は、前記端末ホルダを、前記情報出力部に対して相対的に変位可能とするように構成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機用情報処理装置。
【0011】
このようにすれば、端末ホルダを所定の情報出力部に対して位置調整可能に構成したい場合に都合のよい構成となる。例えば、上記構成によれば、携帯通信端末における情報取得状態を良好なものとするための端末位置調整が可能となる。なお、情報出力部の構成は、後述するように画像表示部として構成してもよく、携帯通信端末に対して無線送信を行う無線送信部として構成してもよい。例えば、無線送信部として、赤外線送信を行う赤外線出力部として構成してもよく、ブルートゥース通信を行う通信アンテナなどとして構成してもよい。
【0012】
手段3.前記情報出力部は、所定の画像情報が出力可能に構成される画像表示部からなり、
前記ホルダ位置変更手段は、前記端末ホルダを、この画像表示部の画面に対して相対的に変位可能とするように構成されていることを特徴とする手段2に記載の遊技機用情報処理装置。
【0013】
このようにすれば、画像表示部から画像情報が出力される構成のものにおいて、携帯通信端末をその画像表示部の画面に対して相対的に位置調整が可能となり、画像表示部からの画像情報を良好に取得できる構成となる。具体的には例えば、携帯通信端末に備えられたカメラにて画像情報を撮影しようとした場合、携帯通信端末の種類毎にレンズ位置が異なるため、種類に応じた適切な位置に調整しつつ撮影を行わなければならない。上記構成によればこれが実現でき、適切な位置状態にて画像情報を取得できることとなる。
【0014】
手段4.前記画像表示部は、遊技領域の外部に配置された外部表示部からなることを特徴とする手段3に記載の遊技機用情報処理装置。
【0015】
このようにすれば、携帯通信端末に出力させるための画像情報を遊技領域の外部にて出力できるため、遊技領域の前方に設けられるガラス板のようなものを介在させることなく携帯通信端末に対して画像情報を提供できる構成が実現できる。また、遊技領域内部に画像表示部を配置する場合には、ホルダに携帯通信端末を配置した状態で画像撮影する構成をとることが困難であるが、上記手段のようにすることによりこの問題を解消できることとなる。
【0016】
手段5.前記画像表示部において、文字、図形、記号、バーコード、二次元コード等の識別情報を、前記携帯通信端末に設けられた取得手段によって取得可能な画像情報として表示する識別情報表示制御手段を備えたことを特徴とする手段3又は手段4に記載の遊技機用情報処理装置。
【0017】
例えば、二次元コードなどの何らかの識別情報を画像表示部にて表示し、それを遊技者の携帯通信端末に取り込ませるようにすれば、斬新なサービスが可能となるが、遊技者が携帯通信端末を手でグリップして画像を撮影すると、手ぶれをおこし、鮮明な画像を取り込むことができないという問題点があった。特に識別情報を取得させようとした場合、この識別情報は鮮明に取得されないと、情報の意味をなさなくなる虞がある。そこで、情報処理装置に携帯通信端末を保持する端末ホルダを設けて、撮影する場合にはこの端末ホルダに携帯通信端末をセットし、携帯通信端末を安定させて撮影することも考えられる。
【0018】
確かに、このような端末ホルダを設けると携帯通信端末は安定するが、逆に、携帯通信端末が固定されてしまうため、却って適切に画像を取り込みにくくなる場合が生じてしまうという問題がある。すなわち、携帯通信端末に装備されるCCDカメラの位置は、機種毎に異なるため、ホルダに固定した状態で、遊技機に表示される特定の画像が撮影範囲外となってしまったり、撮影範囲内であっても、周辺光量の低下等が大きい隅の部分になってしまうという懸念もある。
【0019】
手段5の構成によれば、携帯通信端末をホルダに固定することができるから、携帯通信端末が安定し、手ぶれ等を防止できる。その一方で、端末ホルダの位置を調整できるから、その端末ホルダを画像表示部に応じた位置に調整することによって、識別情報を携帯通信端末にて良好に取得することができる。
【0020】
より具体的には、例えば、手段5に記載の遊技機用情報処理装置において、前記画像表示部に表示される前記識別情報に対して前記端末ホルダが相対的に変位可能となるように前記ホルダ位置変更手段を構成できる。
【0021】
手段6.前記ホルダ位置変更手段は、前記画像表示部に対して前記端末ホルダが接近及び離間可能となるように構成されたことを特徴とする手段3ないし手段5のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0022】
このようにすれば、端末ホルダと画像表示部との距離を任意に設定できる構成となり、その結果、携帯通信端末と画像表示部の距離を適切に変更可能となる。
【0023】
手段7.前記ホルダ位置変更手段は、前記画像表示部に対して前記端末ホルダが上下方向及び/又は横方向に相対変位可能となるように構成されたことを特徴とする手段3ないし手段6のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0024】
このようにすれば、上下方向及び/又は横方向において相対的に位置調整できる構成となり、携帯通信端末の高さや幅、カメラの位置等に関係無く所望の位置に設定可能となる。なお、本明細書において、鉛直上下方向を「上下方向」とし、遊技機と遊技者が対向する方向を「前後方向」、これら「上下方向」及び「前後方向」の双方と直交する方向を「横方向(左右方向ともいう)」としている。
【0025】
手段8.前記ホルダ位置変更手段は、前記端末ホルダを三次元的に変位可能とする三次元変位機構を有してなることを特徴とする手段1ないし手段7のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0026】
このようにすれば、携帯通信端末を配置する上での位置的な自由度が極めて高い構成となる。
【0027】
手段9.前記ホルダ位置変更手段は、前記端末ホルダを駆動させるための駆動アクチュエータと、その駆動アクチュエータの駆動制御を行う駆動制御手段とを備えたことを特徴とする手段1ないし手段8のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0028】
このようにすれば、端末ホルダをアクチュエータの制御により変位させることができる構成となり、容易に位置設定できる構成となる。駆動アクチュエータによる変位機構は、三次元的に変位可能な三次元変位機構を用いることができる。また、三次元とせずに、二次元的に変位可能な二次元変位機構や、一次元的に変位可能な一次元変位機構(例えばリニアアクチュエータ)などを用いても良い。また、機構はスライド機構(例えば、1又は2以上のリニアアクチュエータを備えた構成のもの)であってもよく、回転機構(例えば、回転アクチュエータなどの備えた構成のもの)であってもよい。また、スライド機構と回転機構の複合であってもよい。
【0029】
手段10.前記駆動制御手段は、前記端末ホルダを所定の変位条件の成立に基づいて駆動制御するように構成されることを特徴とする手段9に記載の遊技機用情報処理装置。
【0030】
このようにすれば、所望の条件設定に基づいて端末ホルダを変位させることのできる構成となる。即ち、無造作に端末ホルダを変位させるのではなく、ある条件の成立に基づいて変位させることのできる構成となる。
【0031】
手段11.前記端末ホルダの変位目標位置を設定する変位目標位置設定手段を有し、
前記駆動制御手段は、この設定される変位目標位置に向けて駆動制御を行うことを特徴とする手段9又は手段10に記載の遊技機用情報処理装置。
【0032】
このようにすれば、端末ホルダを所定位置に変位させたい場合に都合のよい構成となる。より具体的には、例えば、所定条件の成立(例えば、遊技者からの要求があった場合、遊技機内で所定条件が成立した場合など)に基づいて、前記所定の変位目標位置に向けて前記端末ホルダを変位させるように、前記駆動制御手段を構成できる。
【0033】
手段12.所定の入力手段を備え、
前記変位目標位置設定手段は、この入力手段によって入力された情報に基づいて前記変位目標位置を設定することを特徴とする手段11に記載の遊技機用情報処理装置。
【0034】
このようにすれば入力によって端末ホルダを所定位置に位置設定することのできる構成となり、利用者の要望を反映した位置設定が可能となる。
【0035】
手段13.所定の検出手段を備え、
前記変位目標位置設定手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて前記変位目標位置を設定することを特徴とする手段11に記載の遊技機用情報処理装置。
【0036】
このようにすれば、変位目標位置の設定を容易に行うことのできる好適構成となる。より具体的には、外部物体を検出する外部物体検出手段を設け、この外部物体検出手段による検出結果に基づいて前記変位目標位置を定めるように構成できる。例えば、携帯通信端末を検出し、この携帯通信端末の固有データに基づいて、検出対象の携帯通信端末に対応した変位目標位置を定めるようにすることができる。
手段14.前記端末ホルダ内、又は前記端末ホルダの近傍において、前記携帯通信端末に関する端末関連情報を取得する端末関連情報取得手段を備え、
前記変位目標位置設定手段は、前記端末関連情報取得手段により取得される端末関連情報に基づいて、前記変位目標位置を設定すること特徴とする手段11に記載の遊技機用情報処理装置。
【0037】
このようにすれば、携帯通信端末に関する何らかの情報に応じて端末ホルダを位置設定できることとなり、様々な携帯通信端末に対し適切に適用可能となる汎用性に富む構成となる。
【0038】
手段15.前記端末関連情報取得手段は、前記端末関連情報として前記携帯通信端末の機種情報を取得する機種情報取得手段を備え、
前記変位目標位置設定手段は、この機種情報取得手段にて取得される機種情報に基づいて前記変位目標位置を設定することを特徴とする手段14に記載の遊技機用情報処理装置。
【0039】
本手段の構成によれば、機種に応じた適切な位置に端末ホルダを変位させることができる。
【0040】
手段16.前記機種情報取得手段は、遊技者による入力が可能に構成される遊技者入力手段からの機種情報の入力によって機種情報を取得することを特徴とする手段15に記載の遊技機用情報処理装置。
【0041】
本手段の構成によれば、遊技者が、遊技者入力手段にて機種情報を入力できることとなり、この入力される機種情報に基づき、端末ホルダを機種に合った適切位置に設定可能となる。
【0042】
手段17.前記機種情報取得手段は、前記携帯通信端末から発せられる情報伝達媒体に基づいて機種情報を取得するように構成されていることを特徴とする手段15に記載の遊技機用情報処理装置。
【0043】
このようにすれば、遊技者が労せずとも機種情報が取得される構成となる。例えば、情報伝達媒体として赤外線や電波等を用い、携帯通信端末から赤外線通信やブルートゥース通信によって機種情報を取得できるように機種情報取得手段を構成できる。この場合、機種情報取得手段を赤外線受光部やブルートゥース通信アンテナなどとして構成できる。
【0044】
手段18.前記ホルダ位置変更手段は、遊技者の手操作により前記端末ホルダに対し直接的に、若しくは他部材を介して間接的に作用させるようにして変位させる手操作変位手段として構成されていることを特徴とする手段1ないし手段8のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0045】
このようにすれば、簡易な構成にて端末ホルダを変位させる構成を実現でき、装置コスト抑制等に寄与する。なお、「直接的に作用させる」とは、表示部を直接持つ、押す、引くなどして、手操作によって表示部に直接的に力を加えることを意味し、「他部材を介して間接的に作用させる」とは、手操作によって他部材に対して持つ、押す、引くなどして力を加え、この他部材と連携させるようにして表示部を動かすことを意味する。
【0046】
手段19.前記手操作変位手段は、前記端末ホルダを所定の変位位置に位置保持する位置保持手段と、この位置保持を解除する位置保持解除手段を備えたことを特徴とする手段18に記載の遊技機用情報処理装置。
【0047】
このようにすれば、端末ホルダの位置移動及び位置保持が行いやすい構成となる。
【0048】
手段20.前記位置保持手段は、前記端末ホルダ側に設けられた係合部と、この係合部と係合し合うように、この端末ホルダが取付けられる取付部側に設けられた被係合部を有すると共に、これら係合部及び被係合部の係合により位置保持されるようになっており、
前記位置保持解除手段は、この係合状態を解除する係合解除手段からなることを特徴とする手段19に記載の遊技機用情報処理装置。
【0049】
このようにすれば、高価な装置構成、或いは複雑な装置構成を用いずとも位置保持手段及び位置保持解除手段を実現できることとなる。
【0050】
手段21.前記係合部又は前記被係合部のいずれか一方において付勢手段が設けられており、この付勢手段は、前記係合解除状態において、前記係合状態の形状に復帰しようとする付勢力が生じるように構成されており、
前記係合解除手段は、この付勢手段による付勢に抗して前記付勢手段の一部を変形させるようにして、前記係合部と前記被係合部の係合を解除するように構成されることを特徴とする手段20に記載の遊技機用情報処理装置。
【0051】
このようにすれば、係合及び係合解除が簡単に行える好適構成となる。
【0052】
手段22.前記位置保持手段は、摩擦力により位置保持する摩擦保持手段を備えたことを特徴とする手段19に記載の遊技機用情報処理装置。
【0053】
このようにすれば、簡易な構成にて位置保持可能となり、その位置保持の解除も行い易い構成となる。
【0054】
手段23.摩擦保持手段は、前記端末ホルダ側、又はこの端末ホルダが取付けられる取付部側のいずれか一方に取りつけられるねじ部材を含み、このねじ部材の締結に基づいて他方を摩擦保持することを特徴とする手段22に記載の遊技機用情報処理装置。
【0055】
このようにすれば、複雑な部品構成を用いずとも摩擦による位置保持が可能となる。
【0056】
手段24.前記手操作変位手段は、前記端末ホルダを所定の固定部に取りつけるアーム部を有してなり、このアーム部が三次元的に、かつ連続的に変位可能に構成されていることを特徴とする手段18に記載の遊技機用情報処理装置。
【0057】
このようにすれば、三次元的に変位可能な構成であり、かつ微調整を行いやすい構成を簡易な構成にて実現できる。
【0058】
手段25.前記ホルダ位置変更手段において、前記端末ホルダは、遊技機本体に対して着脱可能に設けられており、かつ、その遊技機本体での前記端末ホルダの取り付け位置が変更可能とされたことを特徴とする手段1ないし手段18のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置。
【0059】
このようにすれば、遊技機本体に対し、端末ホルダを着脱によって位置変更できるため、ホルダ位置変更手段の構成を簡素化できる。また、端末ホルダの交換等が容易に行える構成となる。
【0060】
手段26.前記遊技機本体において、前記端末ホルダを取り付けるための複数の取付部が設けられており、
前記ホルダ位置変更手段は、取り付け対象となる取付部が変更されることにより前記端末ホルダが位置変更される構成をなすことを特徴とする手段25に記載の遊技機用情報処理装置。
【0061】
このようにすれば、取付部を変更すれば簡単に位置変更でき、操作性に優れた構成となる。
【0062】
手段27.前記複数の取り付け位置の上方に前記情報出力部が設けられると共に、それら複数の取り付け位置は、上下方向に並んで配置されることを特徴とする手段26に記載の遊技機用情報処理装置。
【0063】
このようにすれば、端末ホルダを着脱によって上下移動することで、情報出力部に対して簡単に位置調整が行える構成となる。
【0064】
手段28.前記端末ホルダ側又は前記遊技機側のいずれか一方において、他方を把持する把持手段が設けられたことを特徴とする手段27に記載の遊技機用情報処理装置。
【0065】
このようにすれば、端末ホルダと遊技機とを着脱可能にできる好適構成となる。
【0066】
手段29.前記把持手段は、取り付け時において、前記他方を、付勢力に基づいて挟圧保持するように構成されていることを特徴とする手段28に記載の遊技機用情報処理装置。
【0067】
このようにすれば、把持のための構成を簡素化しつつも、把持を行いやすい構成となる。
【0068】
手段30.手段1ないし手段29のいずれかに記載の遊技機用情報処理装置を備えたことを特徴とする遊技機。
【0069】
このようにすれば、端末ホルダが変位可能となる利便性の高い遊技機を構成することができる。
【0070】
なお、本発明でいう遊技機とは、パチンコ機やスロットマシン、あるいはパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを含む。パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された始動入賞口(作動口)に入賞(又は作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された変動入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球)のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
【0071】
また、スロットマシンの基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えたものが挙げられる。この場合、遊技媒体は、コイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0072】
また、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものの基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備え、遊技媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されたものが挙げられる。
【0073】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る遊技機用情報処理装置1(以下、単に遊技機用情報処理装置1ともいう)について図面を参照しつつ説明する。
(遊技機用情報処理装置の構成)
本実施形態において、遊技機用情報処理装置1は、遊技機2に備えられ、画像表示部9(以下、単に表示部9ともいう)にて所定情報(例えば液晶画像情報)を表示する情報表示装置として構成されている。ここでの遊技機用情報処理装置1は、文字、図形、記号、バーコード、二次元コード等の識別情報を、表示部9において画像として表示するものであり、このような識別情報を提供するための識別情報提供装置として機能している。さらに、本実施形態では、図3に示すような携帯電話機3(携帯通信端末に相当する)に設けられた読取手段としてのCCDカメラ5により識別情報を読み取らせるようにしており、具体的には、この携帯電話機3にて撮影可能な識別情報として、二次元コードの画像7Bを表示部9にて表示するようにしている。即ち、ここでは画像7Bが識別情報として機能する。
【0074】
表示部9の近傍には、CCDカメラ5が表示部9の表示画面に向くように携帯電話機3を保持する端末ホルダ11と、コントロールボックス15とを備えた構成をなしている。本実施形態においては、二次元コードの表示条件を満たした場合(例えば、大当たりが発生した場合に)に、二次元コードの画像7Bが表示部9に表示されるようになっている。一方、二次元コード画像7Bの位置と携帯電話機3のCCDカメラ5の位置が相対的に適切な位置となるように、端末ホルダ11の位置が調整可能となっている。具体的には、端末ホルダ11を変位させるようにしてこの端末ホルダ11の位置を変更可能とするホルダ位置変更手段(図1では駆動アクチュエータ70がホルダ位置変更手段として機能する)が設けられており、このホルダ位置変更手段により、端末ホルダ11を表示部9に対して相対的に位置調整できるようになっている。なお、ホルダ位置変更手段の構成や、変位制御などについては後述する。
【0075】
次に、遊技機用情報処理装置1が取りつけられた遊技機2の具体的構成を説明すると、図1に示すように遊技盤21の中央部分には、可変表示装置としての特別図柄表示装置23が組込まれている。この特別図柄表示装置23は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部23Aを備えており、ここに複数の図柄列が表示される。本実施形態では、これらの図柄列として上図柄列25、中図柄列27及び下図柄列29の3つの図柄列が表示されるが、それ以外の数の図柄列が表示されてもよい。これらの図柄列25,27,29は、通常変動時には横方向(右から左へ変位するように)にスクロール表示される。
【0076】
また、ガラス扉枠31の左下角部近傍であって、ガラス扉枠31の前面には、遊技機用情報処理装置1が取りつけられている。この遊技機用情報処理装置1は、図2に示すように長方形状の表示部9と、この表示部9の下部から手前側に張り出すようにして設けられた端末ホルダ11と備えている。また、本実施形態の表示部9は、レールに囲まれた遊技領域の外部に配置された外部表示部として構成されるものであり、ここでは液晶表示部として構成されている。さらに、この表示部9は、後述するように遊技内容が所定の条件を満たした場合に、図のような所定の二次元コードの画像7Bを表示するようになっている。
【0077】
また、表示部9の上縁部には、照度を検出する照度検出手段としての照度センサ14Aが備えられた鍔部14が設けられている。この鍔部14は、表示部9の表面に光が反射し、携帯電話機3に撮影される画像が光って不鮮明となることを防止するために設けられている。なお、このような鍔部や照度センサを省略して構成の簡素化を図ってもよい。
【0078】
端末ホルダ11は、複数種の携帯電話機3を保持することができるようになっている。具体的には、端末ホルダ11は、例えば表面をラバー加工した樹脂製の成形体であって、遊技機用情報処理装置1の表示部9に略平行となるような左右方向の切り欠き部11Aを有する概ね断面凹字状の成形体である。この切り欠き部11Aに、折りたたみ不能のストレートタイプの携帯電話機3の下部を差し込むことにより、携帯電話機3を固定できるようになっている(図3参照)。
【0079】
また、端末ホルダ11の上面の表示部9側の端部には、2つの突出したストッパ部11Bが互いに距離を開けて形成され、図4に示すように折り畳みタイプの携帯電話機3を屈曲した状態で、その屈曲側を表示部9側に向けてセットした場合に、ストッパ部11Bと端末ホルダ11の上面によってつくられる角部に携帯電話機3の屈曲部をフィットできるようになっている。ストッパ部11Bの奥行き方向の幅については、携帯電話機3のCCDカメラ5と表示部9との間の距離が、二次元コード画像7Bの撮影に適した距離となるように幅設定することができる。
【0080】
さらに、端末ホルダ11の上面の両側縁部には、ガイド突部11Cが設けられ、セットされる携帯電話機3が端末ホルダ11から落下しないように規制している。
また、端末ホルダ11には、携帯電話機3が端末ホルダ11にセットされたことを検知するセット状態検知センサ11Dが左側ストッパ部11Bに埋設されるようにして備えられている。このセット状態検知センサ11Dは、例えば光(可視光、赤外線)によって、携帯電話機3が端末ホルダ11にセットされたか否かを検知するものである。
【0081】
また、図2、図3に示すように、端末ホルダ11の前記切り欠き部11Aよりも奥側には、機種情報の読取装置12が埋設されている。この読取装置12としては、例えば、通常の非接触型ICカードリーダと同等のものを使用することができる。
この読取装置12によって、携帯電話機3に記憶された機種情報(例えば、機種番号)を、電波(例えば、非接触型ICカードの場合と同様のキャリア周波数=13.56MHz、4.9MHz、125〜500kHz、2.45GHz)を媒体として非接触で読み取ることができるようになっている。
【0082】
また、端末ホルダ11の右側には、コントロールボックス15が備えられている。そして、このコントロールボックス15には、遊技者が携帯電話機3の機種名を入力するための入力手段としてのキーボード16、端末ホルダ11の位置を遊技者が操作するための位置操作手段としての上下左右及び斜め方向に操作可能なスティックコントローラ17と、端末ホルダ11と表示部9との距離を遊技者が調整するための距離操作手段としての距離調整ボタン18が備えられている。
なお、スティックコントローラ17と、距離調整ボタン18は、後述する調整の際において、例えば、コントロールボックス15に設けられた設定ボタン19を押した後、所定時間のみ有効に作動するようにすることができる。また、コントロールボックス15の内部には後述する第2周辺制御基板250が設けられている。
【0083】
(駆動手段の構成)
図1ないし図5に示すように、遊技機用情報処理装置1には、端末ホルダ11を駆動させるための駆動アクチュエータ70と、その駆動アクチュエータ70の駆動制御を行う駆動制御手段(図5の駆動制御装置180)が設けられている。この駆動アクチュエータ70が本発明におけるホルダ位置変更手段とされている。端末ホルダ11を駆動する駆動アクチュエータ70は、ここでは三次元的に変位可能なサーボ機構が用いられており、このサーボ機構により端末ホルダ11が三次元的に変位するように構成されている。ここでの端末ホルダ11は、表示部9に対し、接近及び離間可能に構成されており、また、上下方向及び横方向に相対変位可能となるように構成されている。これによって、携帯通信端末(図3、図4の携帯電話機3参照)が表示部9に対し接近及び離間可能となり、上下方向及び横方向に相対的に変位可能となる。
【0084】
上記のような位置制御を行うサーボ機構は周知技術であるので詳細な説明は省略するが、ここでは、端末ホルダ11を支持し、この端末ホルダ11を前後方向に駆動する第1駆動部71と、この第1駆動部71を支持し、この第1駆動部71を左右方向に駆動する第2駆動部72と、この第2駆動部72を支持し、この第2駆動部72を上下方向に駆動する第3駆動部73がそれぞれ設けられている。ここでは、各駆動部71〜73を概念的に図示しており、各駆動部が直線的にスライドするものを例示している。
【0085】
端末ホルダ11は、所定の変位条件の成立に基づいて駆動制御がなされるようになっている。本実施形態では、「遊技者による設定要求があったこと」を変位条件の一つとしており、設定要求を条件としてこの端末ホルダ11の位置制御(具体的には駆動アクチュエータ70の駆動制御)がなされるようになっている。端末ホルダ11は、所定の変位目標位置に向けて位置制御されるようになっており、本実施形態での「変位目標位置」は、「携帯通信端末によって適切に識別情報が撮影可能となる位置」(ここでは、携帯電話機3によって二次元コード画像7Bが適切に撮影可能となる位置」とされている。
【0086】
なお、上記のような「変位目標位置」は、所定の入力手段によって入力された情報に基づいて定めるようにすることができる。例えば、コントロールボックス15から携帯電話機3の機種名を入力可能とし、入力された機種名に応じて変位目標位置を定めるようにしてもよい。また、所定の検出手段による検出結果に基づいて定めるようにしてもよい。例えば、外部物体を検出する外部物体検出手段を設け、この外部物体検出手段による検出結果に基づいて変位目標位置を定めるようにしてもよい。例えば図2のように、読取手段12によって携帯電話機3の内部情報(機種情報など)を読取るようにし、これに基づいて変位目標位置を定めるようにしてもよい。なお、変位目標位置の設定については後に詳述する。
【0087】
(遊技機の基本構成)
また、図1に示すように、特別図柄表示装置23の上部には普通図柄表示装置33が併設されている。普通図柄表示装置33は、発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ランプ35と、普通図柄表示部たるLEDよりなる7セグ表示部37とを備えている。
【0088】
さらに、特別図柄表示装置23の左右両側には一対の通過ゲート39が配設されている。通過ゲート39を遊技球が通過すると普通図柄表示装置33が作動する。本実施形態では、普通図柄表示装置33は、「0」〜「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部37にセグメント表示させ、その数字が所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合に、始動口43の羽根43Aを所定秒数開放させる。この開放により、始動口43への入賞が比較的容易なものとなる。普通図柄表示装置33は、遊技球の通過ゲート39の通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ35でその保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ35が点灯している状態で遊技球が通過ゲート39を通過してもカウントされず、保留ランプ35が点灯している限り、遊技球が通過ゲート39を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置33は作動するようになっている。
【0089】
特別図柄表示装置23の表示部23Aでは、各図柄列25,27,29の図柄変動(スクロール変動)が、遊技球の始動口43への入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列25,27、29が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。本実施形態では、図柄変動は、上図柄列25、下図柄列29、中図柄列27の順に停止させられるが、これはあくまでも一例にすぎず、別の順序で停止するようにしてもよい。
【0090】
大当たり状態は、リーチ遊技状態(リーチ状態)を経た後、全ての図柄列25,27,29の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んだ組合せとなる場合(例えば▲7▼、▲7▼、▲7▼や▲3▼、▲3▼、▲3▼等)であり、当該組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」となる。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口45が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能となる。
【0091】
また、リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう(もちろん大当たり状態に至らない場合もある)。リーチ状態には、下図柄列29の図柄変動が、大当たりライン上において上図柄列25の停止図柄と同一種類の図柄で停止する状態が含まれる。
【0092】
このリーチ状態には、中図柄列27の図柄変動が、最終的に上・下両図柄列25,29の停止図柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当たり状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が含まれる。
【0093】
遊技球の始動口43への入賞に基づいて各図柄列の図柄変動が開始させられることはすでに説明したが、この変動表示中にさらに遊技球が始動口43に入賞した場合には、その分の変動表示は、現在行われている変動表示の終了後に行われる。つまり、変動表示が待機(保留)される。この保留される変動表示の最大回数は、遊技機2の機種毎に決められている。本実施形態では保留最大回数が4回に設定されているが、これに限られるものではない。
【0094】
図1に示すように、表示装置23において、表示部23Aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ54が組み込まれている。保留ランプ54の数は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)である。保留ランプ54は、変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。このほかにも、遊技機2の複数箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプが取り付けられている。これらのランプは、遊技の進行に応じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。さらに、遊技機2には、遊技の進行に応じて効果音を発生する図示しないスピーカが設けられている。
【0095】
また、遊技者の操作に応じて変化する遊技機2の遊技状態を検出するべく、本実施形態では、遊技盤21には、スルースイッチ55、始動口用スイッチ57、Vゾーン用スイッチ59及びカウントスイッチ61等がそれぞれ設けられている。スルースイッチ55は、遊技球の通過ゲート39の通過を検出し、始動口用スイッチ57は、遊技球の始動口43への入賞を検出し、Vゾーン用スイッチ59は、遊技球の大入賞口45のうちのVゾーンへの入賞を検出し、カウントスイッチ61は、遊技球の大入賞口45への入賞を検出する。
【0096】
(電子制御装置の構成)
遊技機2には、図5に示すように電子制御装置100が備えられており、特別図柄表示装置23を表示制御するように構成されている。また、この電子制御装置100は、遊技機用情報処理装置1のコントロールボックス15の内部に備えられた第2周辺制御基板250に接続されている。
【0097】
電子制御装置100は、主制御部110と、この主制御部110と共有バス120により直列的に接続された特別図柄制御部140とを含んで構成され、さらに、主制御部110は、共有バス120により遊技機用情報処理装置1に設けられた表示装置制御部150に接続されている。主制御部110は、主制御基板210で形成され、主制御部110以外の2つの制御部140、150は、それぞれ第1周辺制御基板240、第2周辺制御基板250で形成されている。なお、電子制御装置100には、これらの周辺制御基板の他に、図示しないが、例えば、音声を制御する周辺制御基板、各種ランプを制御する周辺制御基板、各種ソレノイドを駆動制御する周辺制御基板等を備えている。
【0098】
主制御部110は、CPU(中央処理装置)111と、RAM(ランダムアクセスメモリ)113と、ROM(読み出し専用メモリ)115と、入出力ポート117とをバス119により相互に接続したものである。そして、CPU111はROM115に格納された制御プログラムにより、RAM113をワークエリアとして遊技機2全体の作動制御(すなわち、遊技の基本進行制御)を司る。また、入出力ポート117には前記した共有バス120が接続され、後述するように入出力ポート117からその共有バス120を通じて、各制御部140、150へ処理内容を指示する、指令信号たるコマンドデータを送信する。なお、主制御部110から各制御部140、150へは、一方向形式でデータが伝送される。また、主制御部110には、図示しない電源ターミナル基板が接続されている。また、入出力ポート117には始動口用スイッチ57が接続されている。
【0099】
特別図柄制御部140は、CPU(中央処理装置)141と、RAM(ランダムアクセスメモリ)143と、ROM(読み出し専用メモリ)145と、入出力ポート147とをバス149により相互に接続したものである。そして、入出力ポート147において共有バス120に接続されている。また、入出力ポート147には、特別図柄表示装置23が接続されている。
【0100】
第2周辺制御基板250は、CPU(中央処理装置)151と、RAM(ランダムアクセスメモリ)153と、ROM(読み出し専用メモリ)155と、不揮発性メモリ157と、入出力ポート159とをバス161により相互に接続したものである。そして、入出力ポート159において共有バス120に接続されている。また、入出力ポート159には、表示部9、VRAM163、及び通信装置170を介してホールコンピュータ175が接続されている。なお、VRAM163は表示部9にも接続されている。
【0101】
また、入出力ポート159には、携帯電話機3が端末ホルダ11にセットされたことを検出するセット状態検出手段としてのセット状態検出センサ11D、機種識別情報の読取装置12、機種名を遊技者が入力するための入力手段としてのキーボード16、端末ホルダ11の位置を遊技者が変更するための位置操作手段としてのスティックコントローラ17、端末ホルダ11と表示部9との距離をを遊技者が調整するための距離操作手段としての距離調整ボタン18、照度を検出する照度検出手段としての照度センサ14Aが接続されている。
【0102】
また、入出力ポート159において駆動アクチュエータ70を制御する駆動制御装置が接続されており、第2周辺制御基板250からの指令に基づいて、駆動アクチュエータ70を制御するように構成されている。
【0103】
なお、第2周辺制御基板250は、端末ホルダ11の位置を調整する位置調整手段、表示部と端末ホルダとの距離を調整する距離調整手段、キーボード16の入力情報から携帯電話機3の機種を特定する特定手段、読取装置12によって読み取られた携帯電話機3の識別番号から携帯電話機3の機種を特定する特定手段として機能する。
【0104】
ROM155は、第2表示制御基板250を制御するプログラム、表示部9に二次元コード7の画像7Bを表示するためのプログラム、二次元コード画像7Bのデータ、デモ画像7Dのデータや各種のデータ等を記憶する書き換え不能で、読み出し専用の記憶媒体である。
【0105】
また、RAM153には、各種情報を記憶するためのワークエリアが構成されている。
【0106】
不揮発性メモリ157には携帯電話機3の機種毎に、最適な端末ホルダ11の位置データ、及び距離データが示された機種別位置・距離テーブルが記憶されている(図6参照)。ここで、テーブル中の位置(X,Y)とは、端末ホルダ11の基準位置、例えば、図2に示すようにデフォルト状態での端末ホルダ11の位置座標を意味する。なお、この基準位置は、図2の位置に限らず、所望の位置に設定することができる。また、距離データは、所定の距離を標準距離とし、この標準距離からどれくらい近づくのか、又は離れるのかが定められている。
【0107】
これらの、最適な位置(X,Y)、最適距離は、例えば、実際に端末ホルダ11に携帯電話機3をセットした状態で、当該携帯電話機3に最適なものを実験的に見出したり、又は計算により、その最適値を割り出すことによって決められる。
なお、この機種別位置・距離テーブルは、更新可能となっており、新機種に対応可能となっている。また、この機種別位置・距離テーブルには、標準設定の表示部の座標(Xh,Yh)、及び距離(Ls)も示されている。標準設定の位置・距離は、例えば、図3に示すような折りたたみ不能の携帯電話機3であって、標準的なサイズのものを想定して設定することができる。
【0108】
(携帯電話機の構成)
次に、本実施形態において使用される携帯電話機3の基本的構成について、図7、図8を参照しつつ説明する。携帯電話機3は、図7、図8の正面図に示すように、ケース202、キー操作部204、液晶パネル(表示部)206から構成されている。キー操作部204は、ケース202に配設されたもので、十字キー、電源キー、ファンクションキー、オンフックキー(開始キー)、クリアキー、及び文字・数字キー(テンキー)等から構成されている。液晶パネル206は、ケース202に形成された開口部202aの内側に配置されている。さらに、携帯電話機3の裏面には、CCDカメラ5が配置され、このCCDカメラ5によって、遊技機2の表示部9に表示された二次元コード画像7Bの読み取りが可能となっている。なお、これらの携帯電話機3では、キー操作部204、例えば十字キーを所定操作することによって、シャッタを切り二次元コード画像7Bを読み取る(撮影する)ようになっているが、キー操作に限らず、リモコンによってシャッタを切る構成であってもよい。
【0109】
また、携帯電話機3には、その機種名が所定部位に記されている。例えば、図7及び図8の携帯電話機3では、ともに、液晶パネル(表示部)206の下方にそれぞれ、機種名「A01」、機種名「A02]が記されている。また、携帯電話機3には、機種情報が記憶された、図示しない半導体チップ等の記憶手段と、アンテナコイル等からなる内蔵アンテナが装備され、この内蔵アンテナから発生させる電波によって、読取装置12に機種情報を送信可能とされている。
【0110】
(事前調整)
次に、画像位置等の事前調整について図9〜図11を参照しつつ説明する。
これは、二次元コード画像7Bが表示部9に表示される前、例えば遊技開始前や、遊技中であっても二次元コード画像7Bが実際に表示される前に(本実施形態では、大当たり前に)行う調整である。なお、以下の説明では、遊技者は折りたたみ式の携帯電話機3を所有しているものとする。
【0111】
図9は事前調整の流れを例示するフローチャートである。
遊技者が、コントロールボックス15の設定ボタン19を押すと(ステップS100:YES)、図10に示すように、表示部9における所定画面位置及び所定画像サイズのデモ画像データが表示される(ステップS110)。デモ画像7Dは、単に画像位置等を調整するために用いられるものであって、情報としては意味を有さないものであるが、実際の識別情報が表示される画面位置と同じ位置に表示されるようになっている。したがって、デモ画像7DとCCDカメラ5とが適切な位置関係になれば実際の識別情報も適切な位置となるのである。
【0112】
図10は、デモ画像7Dが表示された場合を示している。なお、この図10の場合には、端末ホルダ11の初期位置及び初期距離は、折りたたみ不能の携帯電話機3であって、標準的なサイズのものを想定して設定されたもの、つまり、前述の標準設定の場合と同様の位置・距離を用いている。従って、図10の場合に示すように折り畳み式の携帯電話機3では、そのCCDカメラ5の位置と、デモ画像7Dが大きくズレた位置関係となる。
【0113】
このようにデモ画像7Dが表示された状態で、遊技者は、デモ画像7Dを見ながら携帯電話機3のCCDカメラ5の位置のほぼ正面にデモ画面7Dが位置し、かつCCDカメラ5に適切な大きさの画像が取り込まれるように端末ホルダ11の調整を行う。具体的には、スティックコントローラ17を上下左右等に動かす(ステップS120:YES)。すると、その変位方向および変位量に基づいて位置情報が更新されて端末ホルダ11が変位する(ステップS130)。
【0114】
また、距離調整ボタン18を押すと(ステップS140:YES)、その押したボタンの種類(例えば、図2に示すものでは、距離を長くする距離増加ボタン(+ボタン)、距離を短くする距離減少ボタン(−ボタン))、及び押した時間に基づいて端末ホルダ11の距離が更新される(ステップS150)。
そして、デモ画像7Dを表示してから所定時間経過したか否か判断され(ステップS160)、所定時間経過していない場合(ステップS160:NO)には、ステップS120に戻り、引き続き遊技者によって図11に示される適正位置、及び適正サイズに近づくように調整が行われる。そして、操作がなされない状態となってから所定時間経過した場合にはデモ画像7Dの表示を終了することとなる(ステップS170)。続いて、表示終了時、言い換えれば遊技者による調整終了時における端末ホルダ11の位置、距離を不揮発性メモリ157に記憶する(ステップS180)。この表示部9の位置、及び距離が、実際に所定条件を満たした場合の撮影位置・距離となる。
【0115】
(二次元コード表示処理)
次に表示装置制御部150において実行される画像表示処理について図12〜13を参照して説明する。
二次元コード画像7Bの表示条件を満たした場合、例えば、大当たり状態となった場合(ステップS300:YES)には、二次元コードの画像7Bを表示することを予告する予告画面を表示する(ステップS310)。これにより遊技者に画像の取り込み準備をさせることができる。例えば、「二次元コード(画像)を表示します。」とのメッセージを表示する。そして、上述のように遊技者が、予め事前調整をしている場合には、S320にてYESに進み、二次元コード画像7Bを表示する。一方、遊技者が、予め事前調整をしていない場合には、ステップS320にてNOに進み、調整処理を行う(ステップS330)。
【0116】
この調整処理では、図13に示すようにまず、遊技者が携帯電話機3の機種名(機種番号)をキーボード16に入力したか否かが判断される(ステップS430)。なお、この前段階として、「機種名を入力してください」等のメッセージが表示されるようになっている。として、遊技者が、携帯電話機3の機種名をキーボード16から入力していると(ステップS430:YES)、機種別位置・距離テーブルから、該当機種に対応する表示部の位置座標、及び距離が読み込まれる(ステップS440)。なお、遊技者の機種名の入力は、遊技開始前又は遊技中に行われるようにすることができ、この機種名情報がメモリ、例えば、RAM153に記憶され、これに基づいて機種別位置・距離テーブルから、該当機種に対応する位置データ、及び距離データが読み込まれるように構成できる。
【0117】
この機種名のキーボード16からの入力に際して、遊技者の入力を支援する質問を表示部9に表示することが望ましい。例えば、「あなたの所有する携帯電話機の機種名はどれですか?次の中から選らび、キーボードでその番号を選択して下さい。(1)A01(2)A02(3)B01(4)B02」や、「あなたの所有する携帯電話機のメーカはどこですか?次の中から選らび、キーボードでその番号を選択して下さい。(1)AAA社(2)BBB社(3)CCC社」や、「あなたの所有する携帯電話機は、折りたたみタイプですか、ストレートタイプですか?次の中から選らび、キーボードでその番号を選択して下さい。(1)折りたたみタイプ(2)ストレートタイプ」等を表示してもよい。このような構成にすれば、遊技者は、機種名をキーボードから直接入力することなく、単に番号を選択すればよいから、機種情報の入力が容易になる。
【0118】
一方、上述のステップS430において、遊技者からの携帯電話機3の機種名の入力がない判定されると(ステップS430:NO)、セット状態検知センサ11Dにより、遊技者が携帯電話機3を端末ホルダ11にセットしたか否かが判定される(ステップS460)。その結果、携帯電話機3がセット状態にあると判定された場合(ステップS460:YES)には、表示装置制御部150の読取装置12から読み込んだ機種情報によって、携帯電話機3の機種(例えば、本実施形態では、「A01」「A02」)を認識したか否かが判定される(ステップS470)。その結果、機種を認識した場合(ステップS470:YES)には、機種別位置・距離テーブルから、該当機種に対応する位置データ、及び距離データを読み込む(ステップS440)。
【0119】
なお、携帯電話機3がセット状態にないと判定された場合(ステップS460:NO)、又は携帯電話機3の機種を認識できなかった場合(ステップS470:NO)には、標準設定の位置データ、及び距離データが読み込まれる(ステップS490)。そして、CPU151は、上記S440又はS490にて読みこまれた位置データ、及び距離データに基づいて駆動アクチュエータ70を駆動し、端末ホルダ11を所定位置に設定することとなる(ステップS450)。
【0120】
図12に戻り、S320でYES判定された後、又はS330にて調整処理が終了した後、記憶された識別情報のデータ(即ち二次元コードのデータ)を読み出し(S340)、S350においてその二次元コードの画像7Bを表示部9の特定位置に表示することとなる。続いて、照度センサ14Aによる照度の測定結果に基づいて画像の明るさ・コントラスト等が最適値となるように画像の明るさ、コントラスト等を調整する(ステップS360)。なお、この明るさ・コントラストの調整処理を省略して処理の迅速化を図るようにしてもよい。
【0121】
さらに、本実施形態では、事前調整のみならず、実際に二次元コード7の画像7Bが表示された状態であっても、位置及び距離を調整できるようになっている。すなわち、事前調整の場合と同様にして端末ホルダ11の位置及び距離を調整できることができる。具体的には、二次元コードの画像7Bが表示された状態で、遊技者は、画像を見ながら携帯電話機3のCCDカメラ5の位置のほぼ正面に二次元コード画像7Bが位置し、かつCCDカメラ5に適切な大きさの画像が取り込まれるように端末ホルダ11の位置調整を行う。
【0122】
より具体的には、スティックコントローラ17を上下左右等に動かす(ステップS370:YES)。すると、その変位方向および変位量に基づいて位置情報が更新されて端末ホルダ11が変位する(ステップS380)。また、距離調整ボタン18を押すと(ステップS390:YES)、その押したボタンの種類、及び押した時間に基づいて端末ホルダ11の距離が変更される(ステップS400)。そして、画像を表示してから所定時間経過したか否か判断され(ステップS410)、所定時間経過していない場合(ステップS410:NO)には、ステップS370に戻り、引き続き端末ホルダ11の位置・距離の調整が行われる。他方、所定時間経過した場合には画像の表示を終了する(ステップS420)。このように本実施形態では、事前調整に加えて、二次元コード画像7Bが表示された状態でも端末ホルダ11の調整可能であるから、事前調整をしていない遊技者にも調整の機会を与えることができる。また、事前調整した遊技者には、再調整の機会を与えることができる。
【0123】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図14を参照しつつ説明する。
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の構成、作用、効果については省略する。
第2実施形態では、遊技機用情報処理装置1は、遊技機2の外部近傍に配置されている。
具体的には、図14に示すように、遊技機用情報処理装置1が遊技機2内部から延出される通信線を介して遊技機2に接続されている。なお、この例では、表示部9と端末ホルダ11とコントロールボックス15とが、別体とされたものを例示しているが、一体的にユニット化するように構成してもよい。
【0124】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図15を参照しつつ説明する。
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の構成、作用、効果については省略する。
図15は、遊技機用情報処理装置1が遊技機2の外部近傍において設置されている別例を示している。図15の構成では、遊技機用情報処理装置1が遊技機2の周辺装置(ここでは遊技機間に配置される球貸し等に関する台間装置)に設けられた構成を示している。
【0125】
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について図16を参照しつつ説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と異なる構成のみ説明し、第1実施形態と同一の構成、作用、効果については省略する。
第4実施形態では、スロットマシンとして構成される遊技機2の内部、又は外部近傍に遊技機用情報処理装置1を設けた構成を示す。
図16に示すように、遊技機2の基本構成としては、複数の識別情報からなる識別情報列308ないし310を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー306)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン307)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報(例えば、777等)であることを条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えたものが挙げられる。この場合、遊技媒体は、コイン、メダル等が代表例として挙げられる。
【0126】
このようなスロットマシンとして構成される遊技機2において、その表示装置305の近傍に、上記実施形態と同様の遊技機用情報処理装置1が設けられている。
また、このようなスロットマシンの場合であっても、遊技機用情報処理装置1を遊技機2の外部近傍に配置することができ、例えば、図14のように独立して配置してもよく、図15のように周辺装置に配置してもよい。
【0127】
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について図17ないし図20を参照しつつ説明する。
第5実施形態に係る遊技機用情報処理装置のホルダ位置変更手段は、遊技者の手操作により端末ホルダを変位させる手操作変位手段90として構成されている。ここでの手操作変位手段90は、所定の変位位置に位置保持する位置保持手段と、この位置保持を解除する位置保持解除手段を備えた構成をなしている。位置保持手段は、ホルダ側に設けられた係合部91と、表示部9側に設けられてこの係合部91と係合し合う被係合部92を有する構成をなしており、これら係合部91及び被係合部92の係合により、端末ホルダ11が位置保持されるようになっている。
【0128】
具体的な係合構成としては、例えば、係合部又は被係合部のいずれか一方において付勢手段を設けるように構成でき、係合解除状態において、係合状態となるように(即ち係合状態となる方向に)付勢力が生じるようにこの付勢手段を構成することができる。即ち、この構成では、係合解除状態において、係合状態へと復帰しようとする付勢力が生じ、一方、係合状態ではその付勢力によって安定的に保持されることとなる。そして、係合解除手段は、この付勢手段による付勢に抗して、付勢手段の一部を変位させて係合状態を解除するように構成できる。図17ないし図19では、ホルダ11が固定される変位部本体93の一部として係合部91が構成されており、この係合部91は、係合爪91A、操作部91B、及び撓み部91Cを備えた構成をなしており、撓み部91Cが付勢手段として機能することとなる。
【0129】
一方、変位部本体93を遊技機用情報処理装置1本体において位置保持する保持部本体97(保持部本体97は端末ホルダ11を取付ける取付部として機能)が設けられており、この保持部本体97は側部において、上下に延びる被係合部92が設けられている。この被係合部92は、上下に延びる溝部92Bと、この溝部に沿って複数並んで配置される被係合爪92Aを備えた構成をなしている。また、移動部本体93には、溝部92Bに嵌まるように断面凸状の嵌合部95が左右に形成されており、この嵌合部95が左右の溝部92Bに嵌まった状態で摺動可能とされている。
【0130】
一方、嵌合部95が溝部92Bに嵌まった状態では、係合爪91Aが被係合爪92Aと係合し、位置保持されるようになっている。係合部91において、撓み部91Cは横方向に弾性変形可能に構成されており、操作部91Bを押すことにより内側に撓ませることが可能となっている。図18のように係合部91が被係合部91Cと係合している状態では係合爪91Aと被係合爪92Aとが係合することにより位置保持され、操作部91Bを押して撓み部91Cを撓ませることにより係合状態が解除されて位置保持が解除されることとなる。即ち、ここでは、操作部91B、撓み部91Cが位置保持解除手段として(より具体的には、係合部91A及び被係合部92の係合状態を解除する係合解除手段として)機能することとなる。
【0131】
図20は、図17ないし図19の例とは異なる手操作変位手段について示している。図20の手操作変位手段90は、端末ホルダ11を所定の固定部99に取りつけるアーム部98を有してなり、このアーム部98が三次元的に、かつ連続的に変位可能に構成されている。ここでのアーム部98は、電灯スタンドやスタンドマイクなどに用いられるフレキシブルアームと同様のアーム構成をなしており、手操作により所望の形状に変化可能とされ、その変化後の形状を保持する構成をなしている。ここでの固定部99は、ガラス扉枠31に固定されており、同ガラス扉枠31から露出する構成をなす表示部9に対して相対的に変位可能となっている。
【0132】
図21では、位置保持手段として、摩擦力により位置保持する摩擦保持手段を備えた構成について示している。摩擦保持手段は、ホルダ側、又はこのホルダを取付ける取付部側のうちのいずれか一方に取りつけられるねじ部材を含むように構成でき、このねじ部材の締結に基づいて他方を摩擦保持するように構成できる。ここでは、端末ホルダ11側にねじ部材98が取りつけられており、このねじ部材98の締結により、保持部本体97の一部(具体的にはレール部97B)とねじ部材98とが当接するとともに、このねじ部材98の先端によってレール部97Bが押さえつけられ、これらねじ部材98とレール部97Bとの間に、端末ホルダ11の上下移動を拘束する摩擦力が生じることとなる。ここではねじ部材98及びレール部97Bが摩擦保持手段として機能している。
【0133】
<第6実施形態>
第6実施形態では、端末ホルダ11が遊技機本体(遊技機2において端末ホルダ11を除いた部分)に対して着脱可能に設けられる構成をなすホルダ位置変更手段を例示している。この実施形態では、遊技機本体での端末ホルダ11の取り付け位置が変更可能とされた構成をなしている。図22に示すように、遊技機本体において、端末ホルダ11を取り付けるための複数の取付部192が設けられており、ホルダ位置変更手段90は、取り付け対象となる取付部192を変更することにより端末ホルダ11が位置変更されるようになっている。複数の取付部192を有してなる取付用部材191の上方に情報出力部たる画像表示部9が設けられており、この取付用部材191において、取付部192が上下方向に並んで配置されている。
【0134】
そして、端末ホルダ11側又は遊技機本体側のいずれか一方において、他方を把持する把持手段が設けることにより端末ホルダ11を遊技機本体に対して着脱可能とすることができる。ここでの把持手段は、取り付け時において、他方を、付勢力に基づいて挟圧保持(即ち他方を挟み込むようにして保持)するように構成されるものであり、具体的には、端末ホルダ11において把持手段195が設けられ、この把持手段195の上板部195Aと下板部195Bにより、板状に形成された取付部192を板厚方向に挟むように構成されている。取り付け時においては、上板部195Aと下板部195Bによって取付部192が板厚方向に挟みこまれ、、これら上板部195A及び195Bが互いに接近する方向に付勢されることにより取付部192を把持するための摩擦力が生じ、もって端末ホルダ11が取付部192に保持されることとなる。
【0135】
なお、図17ないし図22に示すような手操作変位手段を第2実施形態ないし第4実施形態にて示すものに適用してもよい。即ち、遊技機の外部近傍に配置されるような遊技機用情報処理装置、或いは遊技機外部の周辺装置に配置されるような遊技機用情報処理装置、若しくは、スロットマシンに配置されるような遊技機用情報処理装置などにおいて、ホルダ位置変更手段を本実施形態のような手操作変位手段として構成することができる。
【0136】
手操作変位手段として、係合によって位置保持する構成や、フレキシブルアームによって位置保持する構成を例示したが、手操作によりホルダ位置が変更可能に構成されるものであって、その変更位置において位置保持可能なものであればこれ以外の構成であっても勿論よい。
【0137】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。なお、上述した各ルーチン(処理手順)はその一例を示したものに過ぎず、適宜変更することができる。
【0138】
(1)上記実施形態では、大当たり状態となった場合に、二次元コード画像7Bを表示することとしたが、二次元コード画像7Bを表示するときは、大当たり状態に限らない。例えば、所定のリーチ状態となった場合や、変動回数が所定回数に達した場合や、投入された有価価値(金銭・プリペードカード)が所定値に達した場合が挙げられる。
【0139】
(2)上記実施形態では、表示される識別記号等を二次元コード7としたが、これに限らず、文字、図形、記号、バーコード、又はこれらの組み合わせとしてもよい。
【0140】
(3)上記実施形態では、事前調整と、実際に二次元コード画像7Bが表示されている場合の調整との双方の調整が可能な構成を示したが、これらのうちいずれか一方のみの調整が可能であってもよい。また、機種別位置・距離テーブルに基づいた位置・距離調整は、必ずしも必須の構成ではない。
【0141】
(4)上記実施形態では、表示部9と端末ホルダ11とコントロールボックス15とが、一体化されたユニットとされているものを例示しているが、これらは、それぞれ別体としてもよい。
【0142】
(5)上記実施形態では、位置操作手段を上下左右及び斜スティックコントローラ17とし、画像サイズ操作手段を距離調整ボタン18としたが、これらの操作手段の形態及び構成は特に限定されない。例えば、十字キーとしてもよいし、トラックボール、タッチパネル、タッチパッド、等としてもよい。
【0143】
(6)上記実施形態では、コントロールボックス15の内部に、位置調整手段、距離調整手段、各種特定手段としての表示装置制御部150が備えられている構成としたが、表示装置制御部150が備えられる場所は特に限定されず、表示部9内、端末ホルダ11内、遊技機2内等であっても構わない。
【0144】
(7)上記実施形態では、表示装置制御部150を制御するプログラム、表示部9に二次元コード7の画像7Bを表示するためのプログラム、二次元コード画像7Bの画像データ、デモ画像7Dの画像データや各種のデータ等は、ROM155に記憶されているものとしたが、これらは、RAM153、又は不揮発性メモリ157などの他の記憶手段に記憶されていても構わない。
【0145】
(8)上記実施形態では、機種別位置・距離テーブルは、不揮発性メモリ157に記憶される構成としたが、ROM155などの他の記憶手段に記憶されていても構わない。
【0146】
(9)上記実施形態では、携帯電話機3から遊技機用情報処理装置1への機種情報の送信は、電波により行われることとしたが、赤外線によって行ってもよい。また、携帯電話機3側の端子と遊技機用情報処理装置1側の端子とを接触させることによって行ってもよい。
【0147】
(10)なお、遊技機用情報処理装置1が二次元コード7の画像7Bを表示する際には、遊技機2の装飾ランプ等の装飾部材の点滅又は点灯を一時的に中断することが望ましい。ランプ等の装飾部材の点滅又は点灯を一時的に中断させると、遊技機用情報処理装置1周辺の照度がほぼ一定となるから、携帯電話機3に安定した画像が撮影されるようになるからである。
(11)上記実施形態の例に限らず、二次元的に変位可能な二次元変位機構や、一次元的に変位可能な一次元変位機構(例えばリニアアクチュエータ)などを用いて表示部を駆動してもよく、機構はスライド機構であってもよく、回転機構であってもよい。
(12)上記実施形態では、表示部を変位目標位置に自動的に誘導する構成を例示したが、自動的に位置調整する構成とせず、手動による位置調整が可能な構成としてもよい。
(13)上記実施形態での識別情報(二次元コード等)は様々な情報を含ませることができ、例えば、遊技者に所定の利益を付与する利益付与情報を含むようにすることができる。即ち、識別情報を媒介として遊技者に利益を情報として提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る遊技機用情報処理装置を用いた遊技機の概念図である。
【図2】遊技機用情報処理装置の概略斜視図である。
【図3】端末ホルダにストレートタイプの携帯電話機をセットした状態の遊技機用情報処理装置を示す斜視図である。
【図4】端末ホルダに折りたたみタイプの携帯電話機をセットした状態の遊技機用情報処理装置を示す斜視図である。
【図5】ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図6】機種別位置・距離テーブルを示す概念図である。
【図7】ストレートタイプの携帯電話機を示す正面図である。
【図8】折りたたみタイプの携帯電話機を示す正面図である。
【図9】位置・距離の事前調整処理を説明するフローチャートである。
【図10】デモ画像が画像表示装置に表示された状態を示す概念図である。
【図11】デモ画像による調整後の状態を示す概念図である。
【図12】二次元コード表示処理を説明するフローチャートである。
【図13】二次元コード表示処理を説明するフローチャートである。
【図14】第2実施形態の遊技機用情報処理装置を示す斜視図である。
【図15】第3実施形態の遊技機用情報処理装置を示す斜視図である。
【図16】第4実施形態の遊技機用情報処理装置を示す斜視図である。
【図17】第5実施形態の遊技機用情報処理装置を概念的に示す概念図である。
【図18】図17の要部を拡大して示す拡大図である。
【図19】図18を分解して説明する説明図である。
【図20】第5実施形態について図17とは異なる例を示す概念図である。
【図21】第5実施形態について図20とは異なる例を示す概念図である。
【図22】第6実施形態の遊技機用情報処理装置を概念的に示す概念図である。
【符号の説明】
1…遊技機用情報処理装置
2…遊技機
3…携帯電話機(携帯通信端末)
5…携帯電話機のCCDカメラ(取得手段)
7B…二次元コード画像(識別情報)
9…画像表示部(情報出力部、外部表示部)
11…端末ホルダ
12…読取装置(入力手段、検出手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
15…コントロールボックス(入力手段、遊技者入力手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
16…キーボード(入力手段、遊技者入力手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
17…スティックコントローラ(入力手段、遊技者入力手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
18…距離調整ボタン(入力手段、遊技者入力手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
19…設定ボタン(入力手段、遊技者入力手段、端末関連情報取得手段、機種情報取得手段)
70…駆動アクチュエータ(ホルダ位置変更手段、三次元変位機構)
90…手操作変位手段(ホルダ位置変更手段)
91…係合部(係合手段)
91A…係合爪
91B…操作部(位置保持解除手段、係合解除手段)
91C…撓み部(位置保持解除手段、係合解除手段)
92…被係合部(係合手段)
92A…被係合爪
97…保持部本体(表示部が取り付けられる取付部)
98…アーム部
99…固定部
151…CPU(変位目標位置設定手段)
180…駆動制御装置(駆動制御手段)
Claims (1)
- 遊技機において、又は遊技機近傍において設けられると共に、所定の携帯通信端末に対する情報の出力及び/又は所定の携帯通信端末からの情報の取得を行う遊技機用情報処理装置であって、
前記携帯通信端末を保持する端末ホルダを備えると共に、前記端末ホルダを駆動させるための駆動アクチュエータと、その駆動アクチュエータの駆動制御を行う駆動制御手段とを備え、この端末ホルダの位置を、この端末ホルダに前記携帯通信端末を保持させた状態で変更可能とするホルダ位置変更手段と、
前記端末ホルダの変位目標位置を設定する変位目標位置設定手段と、
前記端末ホルダ内、又は前記端末ホルダの近傍において、前記携帯通信端末に関する端末関連情報を取得する端末関連情報取得手段と、
を備え、
前記変位目標位置設定手段は、前記端末関連情報取得手段により取得される端末関連情報に基づいて前記変位目標位置を設定し、前記駆動制御手段は、この設定される変位目標位置に向けて駆動制御を行うことを特徴とする遊技機用情報処理装置。
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