以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明を適用した撮像装置、例えばデジタルカメラ1のブロック図である。
図1において、撮影レンズ2は、ズームレンズ又は単焦点レンズであって、被写体像を撮像素子10に結像する。光学駆動部4は撮影レンズ2を駆動するものであり、光学駆動部4によって撮影レンズ2が駆動されると焦点距離が調整される。尚、撮影レンズ2が単焦点レンズの場合はこの光学駆動部4は不要である。
シャッタ6は、シャッタ駆動部8からの電気信号に基づいて開閉動作及び走行速度を制御されるシャッタである。撮像素子10は、前面にR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが配置されたCCD型の固体撮像素子である。読出駆動部12は撮像素子10に読み出しパルスを供給するものであり、撮像素子10は読出駆動部12から読み出しパルスを供給されることによって光電変換された各画素の電荷が読み出される。撮像素子10において画素ごとに光電変換され読み出された画信号(R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号)はCDS/AGC回路14に順次出力される。
CDS/AGC回路14は、撮像素子10から出力された画信号をサンプリングホールドするとともに、画信号の利得を増幅して自動調整する。A/D変換器16は、CDS/AGC回路14から入力される画信号を所定ビットのデジタル信号に変換し、デジタルの画信号を処理部18に出力する。
送受信部20は、パーソナルコンピュータや印刷装置などの外部機器とデータ通信を行うための回路である。時計部22は、基準信号を計時して現在の日付時刻などの時刻データを得るもので、時刻データは処理部18に出力される。
表示駆動部26は、処理部18によって制御され、処理部18から与えられる表示データを表示部24に送って表示部24を表示駆動する。表示部24は、カラー液晶ディスプレイパネル又はカラーエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルを有し、表示駆動部26に駆動されることによって表示動作を行う。
キー入力部28は、電源キー、設定キー、モード切換キー、色設定モードキー、色補正キー、シャッタボタン、確定キー、選択キー、キャンセルキー等から構成され、操作内容に応じた信号を処理部18に出力する。色補正キーは、赤色成分を増減するための赤補正キー、青色成分を増減するための青補正キー、緑色成分を増減するための緑補正キーから構成されている。
リード・ライト制御部30は、画像記憶部32を駆動する回路であり、画像記憶部32は、リード・ライト制御部30に駆動されることによって処理部18から出力された画像データを記憶したり、記憶した画像データを処理部18に出力したりする。
このデジタルカメラ1においては、ストロボとして機能する閃光装置が三色の発光部材、例えば発光ダイオード40,44,48から構成されている。発光ダイオード40は被写体に向けて赤色を発光し、発光ダイオード44は被写体に向けて緑色を発光し、発光ダイオード48は被写体に向けて青色を発光する。これら発光ダイオード40、44、48はそれぞれの発光量が調整されることで全体としての発光色が変更可能である。
赤発光制御回路38は、発光ダイオード40の発光時間若しくは発光回数又は/及び発光強度を制御することにより、発光ダイオード40の発光量を制御する回路である。緑発光制御回路42は、発光ダイオード44の発光時間若しくは発光回数又は/及び発光強度を制御することにより、発光ダイオード44の発光量を制御する回路である。また、青発光制御回路46は、発光ダイオード48の発光時間若しくは発光回数又は/及び発光強度を制御することにより、発光ダイオード48の発光量を制御する回路である。
このデジタルカメラ1においては、被写体の色温度を測定するための測色センサ52が設けられている。測色センサ52は、被写体の赤成分の光強度を検知する赤色用のフォトセンサと、被写体の緑成分の光強度を検知する緑色用のフォトセンサと、被写体の青成分の光強度を検知する青色用のフォトセンサとから構成されている。
センサ制御回路50は、測色センサ52から出力された赤・緑・青の光強度のRBG信号を測定色温度データとして処理し、測定色温度データを処理部18に出力する。ROM34には、各部を処理する為の処理部18にとって読取可能な各種プログラムが格納されている。
RAM36は、処理部18に各種作業用の記憶領域を提供するメモリである。
処理部18は、CPU、画像処理回路、圧縮伸長回路等から構成されており、ROM34に格納されたプログラムに従ってRAM34を作業領域としてデジタルカメラ1全体の制御を行う。
図2を用いてRAM36の記憶領域について説明する。図2は、RAM36の記憶領域を表した概略図である。図2に示すように、処理部18によってRAM36に作成される記憶領域は、モードフラグ記憶領域62と、色設定フラグ記憶領域64と、撮影条件記憶領域66と、赤発光量記憶領域68と、緑発光量記憶領域70と、青発光量記憶領域72と、赤発光補正量記憶領域74と、緑発光補正量記憶領域76と、青発光補正量記憶領域78と、ワークエリア80とからなる。
モードフラグ記憶領域62は、設定された動作モードのフラグを記憶するための領域であり、キー入力部28の図示していないモード切換キーが操作されると、処理部18は、モード切換キーの操作内容に応じた動作モードのフラグをモードフラグ記憶領域62に記憶する。動作モードとしては、撮影モード、再生モード、消去モード及び送受信モードがある。撮影モードとは、キー入力部28のシャッタボタンが押された場合に、処理部18が撮像素子10から入力した画信号を信号処理して画像データとして画像記憶部32に記録するモードである。再生モードとは、処理部18が画像記憶部32に記録された画像データに従った画像を表示部24に表示させるモードである。消去モードとは、処理部18が画像記憶部32に記録された画像データの一部又は全部を消去するモードである。送受信モードとは、処理部18が画像記憶部32に記録された画像データを送受信部20を通じて外部機器に送信したり、外部機器からデータを受信して画像記憶部32に記録したりするモードである。
色設定フラグ記憶領域64は、撮影モードにおいて発光ダイオード40、44、48の発光量の設定をするか否かを表すフラグを記憶するための領域である。なお、以下では、発光ダイオード40、44、48の発光量の設定をするモードを色設定モードという。
撮影条件記憶領域66は、撮影モードにおけるシャッタ速度や絞り量等撮影の為の各種条件を記憶するための領域である。なお、シャッタ速度及び絞り量は、キー入力部28の図示しない設定キーで撮影モードを、人物撮影モード、風景撮影モード、お花畑用撮影モード、マクロ撮影モード、森用撮影モード等の中から選択することによって予め定められている条件に設定されるようにしたり、絞り優先撮影モード、シャッタ速度優先撮影モード等の中から選択すること等によって定まる。
赤発光量記憶領域68は、撮影モードにおける発光ダイオード40の発光量を記憶するための領域であり、緑発光量記憶領域70は、撮影モードにおける発光ダイオード44の発光量を記憶するための領域であり、青発光量記憶領域72は、撮影モードにおける発光ダイオード48の発光量を記憶するための領域である。
赤発光補正量記憶領域74は、赤発光量記憶領域68に記憶された発光量に対しての補正量を記憶するための領域であり、緑発光補正量記憶領域76は、緑発光量記憶領域70に記憶された発光量に対しての補正量を記憶するための領域であり、青発光補正量記憶領域78は、青発光量記憶領域72に記憶された発光量に対しての補正量を記憶するための領域である。
ワークエリア80は、処理部18によって種々のデータを一時記憶するための領域である。
次に、デジタルカメラ1の動作及び使用方法について図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。図3及び図4は、ROM34に記録されたプログラムに従った処理部18の処理の流れを示したチャートである。
図3に示すように、ユーザがキー入力部28の電源キーを操作すると、デジタルカメラ1が起動し、処理部18がROM34のプログラムを読み込んで、デジタルカメラ1全体の初期設定を行う(ステップS1)。
そして、処理部18は、キー入力部28において電源キー以外の他のキーが操作されたか否かを判定する(ステップS3)。何れかのキーが操作されたことが検出されると、処理部18は、そのキー操作がキー入力部28のシャッタボタンの操作か否かを判定し(ステップS5)、シャッタボタンの操作でない場合には、キー入力部28のモード切換キーの操作か否かを判定し(ステップS9)、モード切換キーの操作でない場合には、キー入力部28の設定キーが操作されたか否かを判定する(ステップS13)。
ユーザのキー操作がキー入力部28のシャッタボタンの操作の時には(ステップS5:Yes)、処理部18が撮影記録処理を行う(ステップS7)。撮影記録処理については後述する。
また、ユーザのキー操作がキー入力部28のモード切換キーの場合には(ステップS9:Yes)、処理部18がモード切換処理を行う(ステップS11)。モード切換処理においては、処理部18が、モード切換キーの操作内容に応じた動作モードのフラグをモードフラグ記憶領域62に記憶する。つまり、ユーザがモード切換キーを操作することによって撮影モード、再生モード、消去モード、送受信モードの中から何れかの動作モードを選択すると、処理部18がその選択された動作モードのフラグをモードフラグ記憶領域62に記憶する。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
また、ユーザの操作がキー入力部28の設定キーの操作の場合には(ステップS13:Yes)、処理部18が撮影条件設定処理を行う(ステップS15)。撮影条件設定処理においては、処理部18が、設定キーの操作内容に応じた撮影条件(人物撮影モード、風景撮影モード、お花畑用撮影モード、マクロ撮影モード、森用撮影モード、絞り優先撮影モード、シャッタ速度優先撮影モード等の中から選択された1つのモードに応じた撮影条件)を撮影条件記憶領域66に記憶する。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
ユーザのキー操作が上記シャッタボタン、モード切替キー及び設定キーのいずれでもない場合には(ステップS13:No)、処理部18の処理がステップS17に進み、処理部18が他のキー処理を行う。図4は、シャッタボタン、モード切換キー及び設定キーの何れもが操作されていない場合におけるステップS17の詳細なフローチャートである。
図4に示すように、処理部18は、キー操作が、キー入力部28の色設定モードキーの操作か否かを判定し(ステップS29)、色設定モードキーの操作でない場合には、キー入力部28の赤補正キーが操作されたか否かを判定し(ステップS37)、赤補正キーの操作でない場合にはキー入力部28の緑補正キーが操作されたか否かを判定し(ステップS41)、更に、緑補正キーの操作でない場合にはキー入力部28の青補正キーが操作されたか否かを判定する(ステップS45)。
操作されたキーがキー入力部28の色設定モードキーであった場合(ステップS29:Yes)には、処理部18は、色設定モードを行うという旨のフラグを色設定フラグ記憶領域64に記憶する(ステップS31)。その後、処理部18が、センサ制御回路50を通じて測色センサ52を駆動して被写体の色温度を測定し(ステップS33)、測色センサ52から入力した測定色温度データに基づいた赤色の発光量Lr、緑色の発光量Lg、青色の発光量Lbを赤発光量記憶領域68、緑発光量記憶領域70、青発光量記憶領域72にそれぞれ記憶する(ステップS35)。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
また、ユーザがキー入力部28の赤補正キーを操作すると(ステップS37:Yes)、処理部18が赤補正キーの操作分だけの赤発光補正量δLrを赤発光補正量記憶領域74に記憶する(ステップS39)。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
また、ユーザがキー入力部28の緑補正キーを操作すると(ステップS41:YES)、処理部18が緑補正キーの操作分だけの緑発光補正量δLgを緑発光補正量記憶領域76に記憶する(ステップS43)。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
更に、ユーザがキー入力部28の青補正キーを操作すると(ステップS45:Yes)、処理部18が青補正キーの操作分だけの青発光補正量δLbを青発光補正量記憶領域78に記憶する(ステップS47)。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
以上のように、処理部18は、ステップS39、ステップS43、ステップS47においてそれぞれ赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbを入力する入力手段として機能する。なお、赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbを正に設定することもできるし、負に設定することもできるし、ゼロに設定することもできる。
ユーザがキー入力部28の色設定モード、赤補正キー、緑補正キー及び青補正キーを適宜操作することによって、被写界の色温度に応じた赤色の発光量Lr、緑色の発光量Lg及び青色の発光量LbがRAM36に記憶され、操作内容に応じた赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg及び青発光補正量δLbがRAM36に記憶される。
処理部18の処理がステップS3にリターンした場合において、ユーザがキー入力部28を操作しない状態においては(ステップS3:No)、処理部18はRAM36のモードフラグ記憶領域62のフラグを読み込んで、フラグにより動作モードが撮影モードであるか否かを判定する(ステップS19)。上述したようにステップS9、ステップS11においてユーザが撮影モードを選択した場合には、処理部18の処理がステップS23に移行し、ステップS9、ステップS11においてユーザが再生モード、消去モード、送受信モードの何れかを選択した場合には、処理部18の処理がステップS21に移行する。
ステップS21においては、処理部18は、ユーザが選択したモードに応じた画像表示を表示部24に表示させる。再生モードの場合には、処理部18は、画像記憶部32に記録された画像データを読み込んで、その画像を表示部24に表示させる。消去モード、送受信モードの場合には、処理部18は、画像記憶部32に記録された複数の画像データを読み込んで、それらのサムネイル画像からなる選択画面を表示部24に表示させる。なお、消去モードにおいては、処理部18は、サムネイル画像のうちユーザがキー入力部28で選択した画像のデータを画像記憶部32から消去し、送受信モードにおいては、処理部18は、サムネイル画像のうちユーザがキー入力部28で選択した画像のデータを画像記憶部32から読み出して送受信部20を介して外部機器に送信する。
ステップS23の撮影モードにおいては、処理部18はRAM36の色設定フラグ記憶領域64のフラグを読み込んで、フラグにより色設定モードであるか否かを判定する。上述したようにステップS29においてユーザが色設定モードに設定した場合には、処理部18の処理がステップS25に移行し、ステップS29においてユーザが色設定モードに選択しなかった場合には、処理部18の処理がステップS27に移行する。
ステップS27においては、処理部18が表示駆動部26を介してスルー画像を表示部24に表示させる。即ち、処理部18が、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号(R信号、G信号、B信号)を信号処理して表示駆動部26に出力することにより、撮像素子10で撮像された画像がスルー画像として表示部24に表示される。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
ステップS25においては、処理部18が、スルー画像表示制御手段として機能し、処理部18は、表示駆動部26を介して、色補正したスルー画像を表示部24に表示させる。処理部18が、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号(R信号、G信号、B信号)を色補正するが、具体的には処理部18が、RAM36に記憶した発光量Lrと赤発光補正量δLrの和に基づきR信号を補正し、RAM36に記憶した発光量Lgと緑発光補正量δLgの和に基づきG信号を補正し、RAM36に記憶した発光量Lbと青発光補正量δLbの和に基づきB信号を補正する。そして、処理部18が補正した画信号を信号処理して表示駆動部26に出力することにより、撮像素子10で撮像された画像が色補正されたスルー画像として表示部24に表示される。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
ユーザがキー入力部28のシャッタボタンを押した時の撮影記録処理(ステップS7)について図5を用いて説明する。ユーザがシャッタボタンを半押しすると、処理部18が測色センサ52から入力した測定色温度データに基づいてホワイトバランス調整値を求め、ホワイトバランス調整値を撮影条件記憶領域66に記憶する(ステップS51)。次に、処理部18が光学駆動部4を通じて撮影レンズ2の焦点を合焦する(ステップS53)。次に、処理部18が、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号(R信号、G信号、B信号)に基づき被写界のEV値を求め、EV値に応じたシャッタ速度及び絞りを撮影条件記憶領域66に記憶する(ステップS55)。ここで、ユーザがシャッタボタンの半押しを解除した場合には、処理部18の処理はステップS3に戻る。
ユーザがシャッタボタンの半押し後に全押しをすると(ステップS59:YES)、処理部18はRAM36の色設定フラグ記憶領域64のフラグを読み込んで、フラグにより色設定モードであるか否かを判定する(ステップS61)。上述したようにステップS29においてユーザが色設定モードに設定した場合には、処理部18の処理がステップS65に移行し、ステップS29においてユーザが色設定モードに選択しなかった場合には、処理部18の処理がステップS63に移行する。なお、ステップS27後からステップS63に移行するまでは、処理部18がスルー画像を表示部24に表示させることによって表示部24においては動画が表示され、ステップS25後からステップS65に移行するまでは、処理部18が色補正したスルー画像を表示部24に表示させることによって表示部24においては動画が表示される。
ステップS63においては、処理部18は、発光制御回路38,42,46を介して発光ダイオード40,44,48を発光させるとともに、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号を信号処理して、その画信号を画像データとして画像記憶部32に記録する。この場合、処理部18は、RAM36に記憶した発光量Lrで発光ダイオード40を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lgで発光ダイオード44を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lbで発光ダイオード48を発光させて撮影しその画信号を信号処理して、その画信号を画像データとして画像記憶部32に記録する。
即ち、このステップS63は、被写体の色温度に応じた発光色で発光部材をストロボとして発光させるもので、撮影した画像は極めて自然な色合いとなる。
一方、ステップS65においては、処理部18は、発光制御回路38,42,46を介して発光ダイオード40、44、48を発光させるとともに、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号を信号処理して、その画信号を画像データとして画像記憶部32に記録する。この場合、処理部18は、RAM36に記憶した発光量Lrと赤発光補正量δLrの和で発光ダイオード40を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lgと緑発光補正量δLgの和で発光ダイオード44を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lbと青発光補正量δLbの和で発光ダイオード48を発光させて撮影し、その撮影によって得られた画信号を信号処理して、画像データとして画像記憶部32に記録する。画像データの記録後、処理部18の処理はステップS3に戻る。
このステップS63では、被写体の色温度に応じた発光色に、更にユーザが意図した色を加えた発光色で発光部材をストロボとして発光させるので、撮影した画像はユーザが意図した色合いの画像となる
なお、ストロボを発光させない撮影モードを選択した場合には、シャッタボタンが全押しされたときには、処理部18は、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号を適切なホワイトバランスに調整し、ホワイトバランス調整された画信号を信号処理し、その画信号を画像データとして画像記憶部32に記録する。しかしてこの処理については、フローチャートによる説明は省略してある。
以上のように、本実施の形態では、ステップS25において赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbに従って補正された画像がスルー画像として予め表示されるから、ユーザはそのスルー画像を見ることによって、ストロボの発光時に撮像される画像の色合い等を予め把握することができる。スルー画像がユーザにとって意図した色合いでない場合には、ユーザがキー入力部28を再び操作する(繰り返されたステップS37、ステップS41、ステップS45)ことによって赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbを新たに変更設定すれば良い。一方、スルー画像がユーザにとって意図した色合いである場合には、ユーザがシャッタボタンを操作すれば(、補正量に従った発光色でストロボが発光し、その発光の時に撮像素子に撮像された画像が画像データとして記録される(ステップS65)。従って、ユーザにとって意図した色合いの画像を記録することができる。
〔第2の実施の形態〕
第1実施形態においては、キー入力部28の色補正キーによって赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbが設定されているが、これとは別に見本モードを設けて、赤発光補正量δLr、緑発光補正量δLg、青発光補正量δLbを設定するようにしても良い。以下、見本モードについて具体的に説明する。
ROM34には、図6に示すようなデータテーブル82が格納されている。このデータテーブル82は、識別子を表す「No.」項目のデータに、発光色補正の内容を表す「見出し」項目のデータと、「赤発光補正量δLr」項目のデータと、「緑発光補正量δLg」項目のデータと、「青発光補正量δLb」項目のデータと、発光色補正によって撮像される見本画像を表す「画像データ」項目のデータとを対応付けしたテーブルである。
上述のように処理部18が図3及び図4に示した処理を行っている時に、ユーザがキー入力部28を操作することによって見本モードを選択すると、処理部18は図7に示すようなサブルーチンを実行する。
図7に示すように、まず、処理部18は、データテーブル82の中の何れかの「No.」に対応した「見出し」、「赤発光補正量δLr」、「緑発光補正量δLg」及び「青発光補正量δLb」を表示部24に表示させるとともに、「画像データ」の見本画像を表示部24に表示させる(ステップS71)。次に、処理部18は、キー入力部28の選択キーが操作されたか否かを判定し(ステップS73)、選択キーが操作された場合には、処理部18の処理がステップS75に移行し、選択キーが操作されなかった場合には、処理部18の処理がステップS77に移行する。ステップS75においては、処理部18は、次の「No.」に対応した「見出し」、「赤発光補正量δLr」、「緑発光補正量δLg」及び「青発光補正量δLb」を表示部24に表示させるとともに、「画像データ」の見本画像を表示部24に表示させ、その後処理部18の処理がステップS77に移行する。ステップS77においては、処理部18が、キー入力部28の確定キーが操作されたか否かを判定する。
以上のように、ユーザがキー入力部28の確定キーを操作する前では、ユーザがキー入力部28の選択キーを操作するごとに、「見出し」、「赤発光補正量δLr」、「緑発光補正量δLg」、「青発光補正量δLb」及び「画像データ」の画像が次々に表示部24に表示される。
そして、ユーザがキー入力部28の確定キーを操作すると、処理部18はその表示されている「赤発光補正量δLr」、「緑発光補正量δLg」及び「青発光補正量δLb」を赤発光補正量記憶領域74、緑発光補正量記憶領域76及び青発光補正量記憶領域78にそれぞれ記憶する(ステップS85、ステップS87、ステップS89)。また、ユーザがキー入力部28の確定キーを操作することによって、色設定モードを行うという旨のフラグを色設定フラグ記憶領域64に記憶し(ステップS79)、センサ制御回路50を通じて測色センサ52を駆動し(ステップS81)、測色センサ52から入力した測定色温度データに基づいた赤色の発光量Lr、緑色の発光量Lg、青色の発光量Lbを赤発光量記憶領域68、緑発光量記憶領域70、青発光量記憶領域72にそれぞれ記憶する(ステップS83)。その後、処理部18の処理はステップS3に戻る。なお、処理部18の処理がステップS73からステップS77の間で繰り返されているとき、キー入力部28のキャンセルキーが操作されると、図7に示したサブルーチンが終了し、処理部18の処理はステップS3に戻る。
その後、ユーザがキー入力部28のシャッタボタンを押したら、処理部18は図5に示すような撮影記録処理を行う。ここで、図7のステップS77においてユーザが確定キーを押した場合、図5において処理部18は、ステップS65において、発光制御回路38,42,46を介して発光ダイオード40,44,48を発光させるとともに、撮像素子10からCDS/AGC回路14及びA/D変換器16を介して入力した画信号を信号処理して、その画信号を画像データとして画像記憶部32に記録する。ここで、処理部18は、RAM36に記憶した発光量Lrと赤発光補正量δLrの和で発光ダイオード40を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lgと緑発光補正量δLgの和で発光ダイオード44を発光させ、RAM36に記憶した発光量Lbと青発光補正量δLbの和で発光ダイオード48を発光させる。
また、ユーザがキー入力部28のシャッタボタンを押すときまでは、処理部18が、ステップS25のように、色補正したスルー画像を表示部24に表示させる。
〔変形例〕
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、発光部材は発光ダイオードでなく他の発光源を使用することが出来、また、発光量は、発光時間を長く或いは短くする方法や発光強度(輝度)を高く或いは低くすることによっても増減できる。
上記各実施形態では撮像素子10をCCD型の固体撮像素子としたが、MOS型の固体撮像素子としても良い。MOS型の撮像素子を用いた場合、周辺回路(例えば、駆動回路やCDS/AGC回路等)をMOS型固体撮像素子用に適宜変更する。
また、上記各実施形態では本発明をデジタルカメラに適用した例について述べたが、例えばカメラ機能付きの携帯電話や腕時計等、撮像装置を備えた種々の電子機器に適用することが出来る。