JP4476389B2 - 配送伝票付き封筒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、貴重品の配送等に好適に使用することができる配送伝票付き封筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、運送会社において、クレジットカード会社等の「カード入り封筒」を配送する場合は、セキュリティ管理上の理由により、ビニールケースに入れて配送中継拠点(着店)まで送ることが多い。すなわち、「カード入り封筒」を、配送先の配送中継拠点ごとにまとめてビニールケースに入れ、このビニールケースに配送伝票を添付して、送付する。配送中継拠点では、受け取ったビニールケースから「カード入り封筒」を取り出して、ビニールケースは、折り畳んでカード発送所に返却する。このように、ビニールケースは、何度も繰り返して「カード入り封筒」の配送に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、配送中継拠点によっては、配送される「カード入り封筒」が、1〜2通しかない場合もある。また、急に、大量の「カード入り封筒」を配送しなければならない場合もある。さらに、ビニールケースの回収が間に合わない場合もある。
そのような場合に、新たなビニールケースを購入するのは、コストがかかる。
また、ビニールケースの回収作業も、非常に労力がかかるものであった。
【0004】
本発明の課題は、安価で、使い捨て使用に適する配送伝票付き封筒を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、封筒本体部と、前記封筒本体部の所定領域に切り取り予定線で区画されて形成された配達伝票部と、前記配達伝票部に裏打ちされて形成され、その配達伝票部を補強する補強部と、前記封筒本体部に設けられ、開封後再生不可能な開封予定線で形成された開封部と、を備え、前記補強部は、前記配送伝票部の上紙側裏面に形成された第1の接着剤部と、前記第1の接着剤部上に形成され前記配送伝票部を裏打ちして補強する補強紙とを有し、前記封筒本体部は、上紙側端部に延長して形成された封緘部と、前記封緘部を下紙側に接着する第2の接着剤部と、前記第2の接着剤部を保護するセパ紙とを有し、前記開封予定線は、開封方向に対して斜めに切れ込まれて、開封開始部が1方向に引っ張られると、開封するにしたがって開封部分の横断長が長く、前記開封開始部分を頂点とする三角形状の開口となるように形成した第1の開封予定線からなる集合と、前記第1の開封予定線に連続して形成され、開封方向に沿って設けられた切れ込みからなり、前記三角形状とつながる四角形状の開口となるように形成した第2の開封予定線からなる集合によって形成されていること、を特徴とする配送伝票付き封筒である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の実施の形態について、さらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による配送伝票付き封筒の第1実施形態を示す図である。図中、(A)は、平面図、(B)は、(A)のB−B断面図である。
配送伝票付き封筒10は、封筒本体部11と、配送伝票部12とを備える。
【0014】
封筒本体部11は、カード入り封筒をまとめて入れる袋状部である。封筒本体部11は、紙製であり、例えば、上質紙などで好適に作製することができる。
封筒本体部11は、封緘部11aに、粘着剤部11bと、セパ紙11cとを備える。
粘着剤部11bは、封緘部11aを封筒本体部11に接着して、密封する接着部である。粘着剤部11bは、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤又はシリコーンゴム系接着剤などで形成することができる。
セパ紙11cは、粘着剤部11bを保護する部分である。セパ紙11cは、紙基材の上面、すなわち、粘着剤部11b側の面に、シリコーン系離型剤などによる剥離処理がなされている。
【0015】
配送伝票部12は、封筒本体部11の所定領域に、切り取り予定線12aで囲まれて形成された部分であり、切り取られて配送伝票として使用される。配送伝票部12は、「伝票No.」と、配送管理を行うための「バーコード」が表示されており、さらに、「配送中継拠点コード」、「日付」、「封入数量」等の記入欄が設けられている。
切り取り予定線12aは、例えば、ミシン目などで、形成されており、配送伝票部12の切り取りを容易にする。
【0016】
(使用方法)
配送伝票付き封筒10は、以下のように使用する。
(1)発送者は、カード入り封筒を、配送目的地である配送中継拠点ごとにまとめ、配送伝票付き封筒10に入れ、中継配送員に、引き渡す。その際、発送者は、配送伝票部12の記入欄に、「配送中継拠点コード」、「日付」、「封入数量」等の必要事項を書き込んでおく。
【0017】
(2)(1)において配送伝票付き封筒10を受け取った中継配送員は、配送伝票部12に記入されている「配送中継拠点コード」に基づいて、配送伝票付き封筒10を配送中継拠点に配送する。
【0018】
(3)(2)において配送伝票付き封筒10を受け取った配送中継拠点員は、配送伝票付き封筒10を開封して、中に封緘されているカード入り封筒を取り出し、配送伝票部12に記入されている「封入数量」と合致するか否かを確認した後、取り出したカード入り封筒を宅配員に引き渡す。
また、配送中継拠点員は、配送伝票付き封筒10から配送伝票部12を切り取って、バーコードの管理データを読み取るとともに、その配送伝票部12を切り取った配送伝票付き封筒10を廃棄する。
【0019】
(4)(3)においてカード入り封筒を受け取った宅配員は、そのカード入り封筒を、目的の客先に配達する。
【0020】
本実施形態によれば、配送伝票付き封筒10は、封筒本体部11の所定領域に切り取り予定線12aで区画されて形成された配達伝票部12を備えるので、配達伝票の貼り付け作業が不要であり、通常の配達伝票を貼付する際に発生するゴミ(剥離紙)をなくすことができる。
また、配送伝票付き封筒10は、紙製であるので、安価に製造することができ、また、簡単に廃棄することができる。そのため、使い捨て品として好適に使用可能であり、従来のビニールケースのときに必要であった回収作業が不要となる。
【0021】
(第2実施形態)
図2は、本発明による配送伝票付き封筒の第2実施形態を示す図である。図中、(A)は、平面図、(B)は、(A)のB−B断面図、(C)は、(A)のC部拡大図、(D)は、(A)のD部拡大図である。
なお、以下に示す各実施形態では、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
配送伝票付き封筒10は、封筒本体部11と、封筒本体部11の開封を簡単にする開封部13と、開封部13に形成され切り取り容易な配送伝票部12とを有する。
【0022】
開封部13は、配送伝票付き封筒10を受け取った配送中継拠点員が、カード入り封筒を取り出す際に封筒本体部11を開封する部分である。開封部13は、セキュリティ管理上、一旦、開封されたら、再生不可能に作製されている。開封部13は、中身の取り出し漏れを防止するために、できるだけ大きく開口することが望ましく、また、指でつまんで開封することができるように、開封開始部分13aは、小形の方が望ましい。そのため、開封部13は、図2(A)に示すように、開封開始部分13aを頂点とする三角形状をしている。
【0023】
開封部13は、開封開始部分13aでつままれて、図中、左方向に引っ張られて、開封される。この開封時に、きれいに開封できるように、開封部13は、開封方向に対して斜めに切れ込まれて形成された不連続直線(図2(C)参照)及び開封方向に沿って設けられたV字状の切れ込み(図2(D)参照)によって形成された開封予定線13bを有する。
【0024】
すなわち、仮に、いかなる開封予定線も設けられていなければ、開封時に加えられた力によって、封筒本体部11は、開封開始部分13aが引っ張られる方向(図中、左方向)に、真っ直ぐに、引き裂かれることになる。
【0025】
したがって、開封予定線が、通常用いられるような1本の直線的なミシン目で形成されていたのでは、何らかの原因、例えば、封筒本体部11に使用される紙の繊維の粗密等によって、ミシン目での切り離しがうまくいかなかった場合に、開封時に開封開始部分13aを左方向に引っ張る力によって、開封予定線13bとは無関係に、図中、左方向に封筒本体部11が引き裂かれることになる。一旦、封筒本体部11が引き裂かれ始めると、その後は、開封予定線13bとは関係なく、封筒本体部11が引き裂かれることになり、うまく開封することができない。
【0026】
そこで、開封予定線を、本実施形態のように、開封方向に対して、外側に鋭角を形成するように、斜めに切れ込んだ不連続直線の集合によって形成しておくことで、開封時に加えられた力は、図2(C)中、斜め上側に進み、右側の不連続直線13cの上端部13dまで達した後、開封開始部分13aが引っ張られる方向(図中、左方向)に進み、その不連続直線13cの左側に設けられた不連続直線13eまで、封筒本体部11を引き裂く。その繰り返しによって、順次、不連続直線伝いに封筒本体部11を引き裂いて、開封予定線13bで開封されることとなる。
また、図2(D)に示すように、開封予定線13bは、V字状の切れ込みによって形成されているが、このV字切れ込みは、通常のミシン目に比べて、図2(C)の部分と同様に、確実に開封することができる。
【0027】
配送伝票部12は、開封部13に形成されている。したがって、配送伝票部12は、開封部13の開封後に切り取ることで、容易に、切り取ることができる。
【0028】
本実施形態によれば、開封部13が形成されているので、封筒本体部11を簡単に開封することができる。
また、配送伝票部12は、開封部13に形成されているので、開封後に切り取ることで、容易に、切り取ることができる。
【0029】
(第3実施形態)
図3は、本発明による配送伝票付き封筒の第3実施形態を示す断面図である。配送伝票付き封筒10は、封筒本体部11と、封筒本体部11と別体に形成された配送伝票部12とを備える。
封筒本体部11は、所定領域に、配送伝票部12を接着するための接着剤層11dを有する。
接着剤層11dは、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤又はシリコーンゴム系接着剤などを塗布して形成することができる。接着剤層11dの塗布量・塗布厚は、特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/m2 であり、塗布厚は0.1〜50μmである。
【0030】
配送伝票部12は、封筒本体部11と別体に形成された独立した票部であり、下面、すなわち、接着剤層11d側の面に、剥離層12bを有する。
剥離層12bは、その材料として、接着性の低い樹脂を使用することが望ましく、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂およびこれらの混合物からなるフィルムを使用してもよい。また、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂等から形成されたフィルムを用いてもよい。さらに、所望に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていてもよい。
剥離層12bの塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜10g/m2 であり、塗布厚は0.1〜10μmである。
【0031】
本実施形態によれば、配送伝票部12は、封筒本体部11と別体に形成された独立した票部であるので、容易に、かつ、きれいに剥がすことができる。
【0032】
(第4実施形態)
図4は、本発明による配送伝票付き封筒の第4実施形態を示す断面図である。配送伝票付き封筒10は、封筒本体部11と、封筒本体部11の一部に形成された配送伝票部12と、配送伝票部12を裏打ちして補強する補強紙14とを備える。
配送伝票部12は、封筒本体部11の所定領域に、切り取り予定線12aで囲まれて形成された部分であり、抜き取られて配送伝票として使用される。配送伝票部12は、下面、すなわち、補強紙14側の面に、剥離層12bを有するので、補強紙14から剥離可能である。
切り取り予定線12aは、例えば、ハーフカットされて形成されており、配送伝票部12の抜き取りを容易にする。
【0033】
補強紙14は、配送伝票部12を裏打ちして補強する用紙部であり、封筒本体部11の中側に形成されている。補強紙14は、上面、すなわち、配送伝票部12側の面に、接着剤層14aを有する。この接着剤層14aは、上述の第1実施形態の接着剤層11dと同様の接着剤層であり、ウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、天然ゴム系接着剤、合成ゴム系接着剤又はシリコーンゴム系接着剤などが塗布されて形成されている。
【0034】
本実施形態によれば、配送伝票部12は、封筒本体部11の一部に形成されており、外部への突き出し部分がないので、配送途中に引っかかって剥がれ落ちることがない。
また、配送伝票部12は、周囲がハーフカットされているので、容易に、かつ、きれいに剥がすことができる。
【0035】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、開放部は、配送伝票部と同一面に形成されていても、異なる面に形成されていてもよい。
また、第3実施形態や、第4実施形態において、開放部を備えていてもよく、自由に組み合わせることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、封筒本体部の所定領域に切り取り予定線で区画されて形成された配達伝票部を備えるので、配達伝票を貼り付ける必要がない。
【0037】
請求項2の発明によれば、配送伝票部は、封筒本体部の所定領域の表面に分離可能に貼付されているので、容易に、かつ、きれいに剥がすことができる。
【0038】
請求項3の発明によれば、配達伝票部は、封筒本体部の所定領域に切り取り予定線で区画されて形成されているので、外部への突き出し部分がない。
また、補強部が配達伝票部に裏打ちされているので、丈夫である。
【0039】
請求項4の発明によれば、開封部を封筒本体部に備えるので、簡単に開封することができる。
【0040】
請求項5の発明によれば、配送伝票部は、開封部に形成されているので、容易に、切り取ることができる。
【0041】
請求項6の発明によれば、開封部は、三角形状であるので、指でつまんで開封することができ、その開口面積も広い。
【0042】
請求項7の発明によれば、開封予定線は、開封方向に対して、斜めに切れ込まれて形成されているので、引っ張られる力に対して、きれいに開封することができる。
【0043】
請求項8の発明によれば、開封予定線は、開封方向に沿って設けられたV字状の切れ込みによって形成されているので、丈夫であり、なおかつ、引っ張られる力に対して、きれいに開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配送伝票付き封筒の第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明による配送伝票付き封筒の第2実施形態を示す図である。
【図3】本発明による配送伝票付き封筒の第3実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明による配送伝票付き封筒の第4実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 配送伝票付き封筒
11 封筒本体部
11a 封緘部
11b 粘着剤部
11c セパ紙
11d 接着剤層
12 配送伝票部
12a 切り取り予定線
12b 剥離層
13 開封部
13a 開封開始部分
13b 開封予定線
14 補強紙
14a 接着剤層
Claims (1)
- 封筒本体部と、
前記封筒本体部の所定領域に切り取り予定線で区画されて形成された配達伝票部と、
前記配達伝票部に裏打ちされて形成され、その配達伝票部を補強する補強部と、
前記封筒本体部に設けられ、開封後再生不可能な開封予定線で形成された開封部と、
を備え、
前記補強部は、前記配送伝票部の上紙側裏面に形成された第1の接着剤部と、前記第1の接着剤部上に形成され前記配送伝票部を裏打ちして補強する補強紙とを有し、
前記封筒本体部は、上紙側端部に延長して形成された封緘部と、前記封緘部を下紙側に接着する第2の接着剤部と、前記第2の接着剤部を保護するセパ紙とを有し、
前記開封予定線は、
開封方向に対して斜めに切れ込まれて、開封開始部が1方向に引っ張られると、開封するにしたがって開封部分の横断長が長く、前記開封開始部分を頂点とする三角形状の開口となるように形成した第1の開封予定線からなる集合と、
前記第1の開封予定線に連続して形成され、開封方向に沿って設けられた切れ込みからなり、前記三角形状とつながる四角形状の開口となるように形成した第2の開封予定線からなる集合によって形成されていること、
を特徴とする配送伝票付き封筒。
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