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JP4476864B2 - ポンプブロックの防振装置 - Google Patents
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Description

本発明は、給湯器内に水や湯を循環させる循環ポンプ等のポンプブロックの防振装置に関するものである。
給湯器等では、装置内に水や湯を循環させる循環ポンプを備えるものがある。前記循環ポンプは、ポンプ本体と該ポンプ本体を駆動するポンプモータとからなるポンプブロックを構成し、例えば前記給湯器のケーシング等を基台として配設される。
従来、前記ポンプブロック駆動時の振動を低減するために、該ポンプブロックと前記基台との間に配設された防振ゴムを備える防振装置が知られている。前記防振装置として、例えば、板状のゴム部材の四隅近傍に設けられた貫通孔を介して前記ポンプブロックを該ゴム部材にビス止めすると共に、該ゴム部材の四隅に設けられた脚部を介して該ゴム部材を前記基台に取り付けるものがある(特許文献1参照)。
前記防振装置によれば、単一の前記ゴム部材の四隅に前記脚部を設け、該脚部を介して前記基台に取り付けるようにしたので、部品点数を低減することができ、しかも容易に組み立てることができるとされている。
しかしながら、前記防振装置は、前記ゴム部材に設けた貫通孔を介して前記ポンプブロックを該ゴム部材にビス止めするものであるので、該ポンプブロックの機種毎に該ゴム部材を用意しなければならないという不都合がある。前記ゴム部材は、金型内で加硫することにより製造されるので、ポンプブロックの機種毎に該ゴム部材を用意するためには、高価な金型をポンプブロックの機種に応じて用意しなければならず、製造コストの増加が避けられない。
実開平6−83973号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、ポンプブロックの機種によらずに、共通の防振ゴム部材を用いることができるポンプブロックの防振装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、ポンプとポンプモータとからなるポンプブロックと、該ポンプブロックを基台に取り付けたときに該ポンプブロックと該基台との間に配設されて該ポンプブロック駆動時の振動を低減する防振ゴム部材とを備えるポンプブロックの防振装置において、ポンプとポンプモータとを支持する支持部材と、ポンプモータが載置される天板部と該天板部から垂下される角筒状の脚部とを備える防振ゴム部材と、該天板部と一体的に形成されて該支持部材に接続される金属製の接続部材と、該脚部と一体的に形成されて該脚部を該基台に取り付ける金属製の取付部材とを備えることを特徴とする。
本発明のポンプブロックの防振装置によれば、前記ポンプとポンプモータとからなるポンプブロックは前記支持部材により支持され、該支持部材を介して、前記防振ゴム部材の天板部と一体的に形成された接続部材に接続される。従って、前記ポンプブロックの機種に応じて前記支持部材を変えればよく、前記防振ゴム部材は該ポンプブロックの機種によらず共通に用いることができる。
また、本発明のポンプブロックの防振装置によれば、前記防振ゴム部材は、前記接続部材を備えるので前記ポンプブロックの組み付けを容易に行うことができ、しかも、前記天板部から垂下される脚部に一体的に形成された取付部材を備えるので前記基台への取り付けを容易に行うことができる。
本発明のポンプブロックの防振装置において、前記支持部材は、前記天板部の端縁に係止される係止部材を備えることが好ましい。前記支持部材は、前記係止部材を備えることにより、前記接続部材との接続部と共に、該係止部材の係止部においても、前記ポンプブロックの荷重を支持することができる。
前記構成のポンプブロックの防振装置では、前記防振ゴム部材の天板部には前記接続部材が内蔵されており、前記脚部には前記取付部材が内蔵されている。前記接続部材と前記取付部材は、いずれも金属製であり、それぞれが内蔵された部分で前記防振ゴム部材を補強する効果を得ることができる。ところが、前記取付部材は前記脚部を前記基台に取り付ける必要上、該脚部の下方に設けられており、前記接続部材と該取付部材との間の前記脚部にはゴムだけからなる部分がある。
前記ゴムだけからなる部分は、例えば、梱包落下時のような大きな衝撃が加わると、大きく変形して、前記ポンプブロックを支持できなくなることが懸念される。前記ゴムだけからなる部分が前記ポンプブロックを支持することができないと、該ポンプブロックが給湯器本体等に衝突して給湯器本体等に打痕等を発生させる虞がある。
そこで、本発明のポンプブロックの防振装置は、さらに、前記接続部材は前記天板部に内蔵される部分から前記脚部の内部に延出された第1の変形規制部材を備え、前記取付部材は該脚部に内蔵される部分から該脚部の内部に延出された第2の変形規制部材を備え、両変形規制部材は垂直方向及び水平方向で相対向して配設されて、前記防振ゴム部材が変形したときに該防振ゴム部材を構成するゴムを介して相互に近接することにより該防振ゴム部材の変形を規制することを特徴とする。
本発明のポンプブロックの防振装置によれば、前記両変形規制部材を備えることにより、梱包落下時のような大きな衝撃が加わっても、前記防振ゴム部材の変形が規制されるので、該防振ゴム部材により前記ポンプブロックを確実に支持することができ、該ポンプブロックが給湯器本体等に衝突して打痕等を発生させることを防止することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の防振装置をそなえるポンプブロックの構成を示す側面図、図2は図1に示すブラケットの平面図、図3は図2のIII−III線断面図、図4は図1に示す防振ゴム部材の平面図、図5は図4のV−V線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図、図7は図6(b)の要部拡大図である。
図1に示すように、本実施形態の防振装置1は、例えば、給湯器等において装置内に水や湯を循環させるポンプブロック2に用いられるものである。ポンプブロック2は、ポンプ本体3とポンプモータ4とからなり、ポンプ本体3とポンプモータ4とはブラケット5に螺着されて支持されており、ブラケット5は接続片6を介して防振ゴム部材7と一体的に形成された接続部材8にビス止めされると共に、上下一対の係止片9a,9bで防振ゴム部材7の端縁10を挟持することにより端縁10に係止されている。
尚、ポンプモータ4は、胴部に取着された鍔部材4aの下端部により防振ゴム部材7の上面に載置され、その荷重の一部が支持されている。
ブラケット5は、図2及び図3に示すように、略矩形状の平板であり、下端縁両側部に左右一対の接続片6を備えるともに、下端縁中央部には上下一対の係止片9a,9bを備えている。接続片6は、防振ゴム部材7の接続部材8にビス止めするためのビス孔6aが形成されている。また、ブラケット5は、中心部に貫通孔11を備え、貫通孔11を介してポンプモータ4の駆動軸をポンプ本体3に接続するようになっている。貫通孔11の周囲には、複数のモータ取付孔部12が形成されていると共に、周縁に沿って複数のポンプ取付孔部13が形成されている。
防振ゴム部材7は、図4、図5(a)、図6(a)に示すように、天板部14と、天板部14から垂下される角筒状の脚部15とを備える。天板部14は、脚部15から側方に延出された庇部16を備え、庇部16は両側部に設けられた一対の庇突出部16aと、庇突出部16a,16aに挟まれた庇凹部16bとからなる。天板部14は、インサート成形により一体的に形成された金属板17を内蔵しており、金属板17は庇突出部16aの側方から露出する部分により接続部材8を形成している。接続部材8は、3か所で直角状に屈曲したフック形状を備えており、先端部にブラケット5の接続片6がビス止めされるビス孔8aが形成されている。尚、庇凹部16bは、ブラケット5の係止片9a,9bが係止される端縁10となっている。
脚部15は、略四角形状の内周壁18を備えると共に、外周側には庇部16が形成されている方向を除く3方向に延出する接地部19を備えている。また、脚部15は、インサート成形により一体的に形成された金属板20を内蔵しており、金属板20は接地部19から露出する部分により、取付部材21を形成している。取付部材21は、庇部16が形成されている方向を除く3方向に形成され、それぞれ1つまたは2つの取付孔部21aを備えており、取付孔部21aを介して脚部15を図示しない基台に螺着するようになっている。
尚、防振ゴム部材7は天板部14を貫通して、脚部15の内周壁18に囲まれた空間に連通する貫通孔14aを備え、貫通孔14aには金属板17が露出している。そして、金属板17は、貫通孔14aに露出する部分に貫通孔17aを備えている。
本実施形態の防振装置1では、まず、取付部材21の取付孔部21aを用いて、防振ゴム部材7の脚部15を図示しない基台に螺着する。次に、ブラケット5の接続片6と防振ゴム部材7の接続部材8とを、ビス孔6a,8aを用いてビス止めし、ブラケット5と接続部材8とを接続する。このとき、ブラケット5の係止片9a,9bを、防振ゴム部材7の庇凹部16bに係止する。そして、ブラケット5のモータ取付孔部12にポンプ本体3を、ポンプ取付孔部13にポンプモータ4をそれぞれ螺着することにより、ポンプブロック2をブラケット5に支持させる。従って、ポンプブロック2の組み付け、脚部15の前記基台への取り付けを容易に行うことができる。
本実施形態の防振装置1によれば、ポンプブロック2は前述のようにブラケット5に支持されると共に、鍔状部4aの下端部により防振ゴム部材7の上面に載置され、しかもブラケット5の係止部9a,9bが防振ゴム部材7の庇凹部16bに係止されていることにより、その荷重が支持されている。ブラケット5は上述のように接続部材8に接続されており、接続部材8は防振ゴム部材7と一体的に形成され、接続部材8を形成する金属板17の大部分は天板部14に内蔵されているので、接続部材8はブラケット5にかかるポンプブロック2の荷重を支持することができる。また、天板部14に内蔵されている金属板17は、上部からポンプモータ4の鍔状部4aの下端部により押圧されているので、ブラケット5に対してポンプモータ4と反対側に螺着されているポンプ本体3の荷重を支持することができる。そして、この状態でポンプモータ4を駆動すると、その振動が防振ゴム部材7により吸収され、給湯器等に該振動が伝播することを防止することができる。
また、本実施形態の防振装置1によれば、ポンプブロック2はブラケット5に支持され、ブラケット5を介して防振ゴム部材7の接続部材8に接続される。従って、ポンプブロック2の機種を変更するときには、ポンプブロック2の機種に応じてブラケット5の仕様を変更すればよく、防振ゴム部材7はポンプブロック2の機種によらず共通に用いることができる。
ところで、本実施形態の防振装置1では、図5(a)、図6(a)に示すように、天板部14には金属板17が内蔵されており、脚部15の下部、接地部19には金属板20が内蔵されており、金属板17,20が防振ゴム部材7の補強材として作用する。しかし、脚部15において、金属板17,20の間の部分はゴムのみからなり、補強材が含まれていない。このとき、防振装置1が備えられている給湯器等の梱包が落下する等して大きな衝撃が加わると、防振ゴム部材7は図5(a)、図6(a)に矢示する垂直方向、水平方向に大きく変形して、ポンプブロック2を支持できなくなることが懸念される。
そこで、本実施形態の防振装置1において、防振ゴム部材7は図5(b)、図6(b)に示すように、天板部14に内蔵される金属板17が脚部15内部に垂下するクランク状の第1の変形規制部材22を備え、脚部15の下部に内蔵される金属板20が脚部15内部に垂直に起立する第2の変形規制部材23を備えるものであってもよい。
第1の変形規制部材22は、図7に示すように、天板部14に内蔵される金属板17から脚部15内に金属板20方向に延出される接続部22aと、接続部22aの先端から金属板17と平行な方向に延出される腕部22bと、腕部22bの先端からさらに金属板20方向に延出される先端部22cとからなり、接続部22a、腕部22b、先端部22cによりクランク形状が形成されている。第2の変形規制部材23は、第1の変形規制部材22に対し、垂直方向では先端23aが腕部22bに対向し、水平方向では第2の変形規制部材23自体が先端部22cに対向して配設されている。
前記構成によれば、防振ゴム部材7に梱包落下時等の大きな衝撃が加わったときに、垂直方向では、第2の変形規制部材23の先端23aと、第1の変形規制部材22の腕部22bとが、防振ゴム部材7を形成するゴムを介して相互に近接することにより、脚部15の変形が規制される。また、水平方向では、第2の変形規制部材23自体と、第1の変形規制部材22の先端部22cとが防振ゴム部材7を形成するゴムを介して相互に近接することにより、脚部15の変形が規制される。
従って、防振ゴム部材7は、梱包落下時等の大きな衝撃が加わったときにも、変形を低減することができ、ポンプブロック2を確実に支持することができる。
本発明の防振装置をそなえるポンプブロックの構成を示す側面図。 図1に示すブラケットの平面図。 図2のIII−III線断面図。 図1に示す防振ゴム部材の平面図。 図4のV−V線断面図。 図4のVI−VI線断面図。 図6(b)の要部拡大図。
符号の説明
1…防振装置、 2…ポンプブロック、 3…ポンプ、 4…ポンプモータ、 5…支持部材、 7…防振ゴム部材、 8…接続部材、 9a,9b…係止部材、 14…天板部、 15…脚部、 21…取付部材、 22…第1の変形規制部材、 23…第2の変形規制部材。

Claims (3)

  1. ポンプとポンプモータとからなるポンプブロックと、該ポンプブロックを基台に取り付けたときに該ポンプブロックと該基台との間に配設されて該ポンプブロック駆動時の振動を低減する防振ゴム部材とを備えるポンプブロックの防振装置において、
    ポンプとポンプモータとを支持する支持部材と、ポンプモータが載置される天板部と該天板部から垂下される角筒状の脚部とを備える防振ゴム部材と、該天板部と一体的に形成されて該支持部材に接続される金属製の接続部材と、該脚部と一体的に形成されて該脚部を該基台に取り付ける金属製の取付部材とを備えることを特徴とするポンプブロックの防振装置。
  2. 前記支持部材は、前記天板部の端縁に係止される係止部材を備えることを特徴とする請求項1記載のポンプブロックの防振装置。
  3. 前記接続部材は前記天板部に内蔵される部分から前記脚部の内部に延出された第1の変形規制部材を備え、前記取付部材は該脚部に内蔵される部分から該脚部の内部に延出された第2の変形規制部材を備え、両変形規制部材は垂直方向及び水平方向で相対向して配設されて、前記防振ゴム部材が変形したときに該防振ゴム部材を構成するゴムを介して相互に近接することにより該防振ゴム部材の変形を規制することを特徴とする請求項1または請求項2記載のポンプブロックの防振装置。
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