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JP4483250B2 - 画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラム - Google Patents
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画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラムに係り、特に医師が放射線画像を読影する際、その診断の効率化を図る画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラムに関する。
医療の分野においては、医用画像のディジタル化が実現され、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等により生成された医用画像データをCRT(Cathode Ray Tube)等の画像表示装置に表示し、この画像表示装置に表示された医用画像を医師が読影して、病変部の状態や経時変化を観察して診断を行っている。
例えば、放射線画像について診断に必要とされる領域を認識して、認識された領域に応じたサイズで画像を出力する画像処理方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、医師の読影に対する負担軽減を目的として、ディジタル画像処理技術を用いて画像データの解析を行い、乳癌、肺癌等の異常陰影候補を自動的に検出するコンピュータ診断支援装置(Computed-Aided Diagnosis;以下、CADという。)が開発されている。検出した異常陰影候補の情報を医師に提示することにより、診断の支援を行うことが可能となっている。乳癌、肺癌等の診断では、CADが実用化され、診断の精度・効率の向上に貢献している。
特開2001−245140号公報
しかし、医用画像データ上では、異常陰影候補が真陽性(病変)であるか偽陽性(正常組織)であるか、絶対的な特徴の差が無い場合が多く、異常陰影候補が病変であるか否かを判別することが困難であった。
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、異常陰影候補から偽陽性候補を削除し、診断効率を向上させることができる画像診断支援装置、画像診断支援方法及びプログラムを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段を備えた画像診断支援装置において、前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、前記異常陰影候補検出手段は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像診断支援装置において、前記異常陰影候補検出手段は、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出工程を含む画像診断支援方法において、前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、前記異常陰影候補検出工程では、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項3に記載の画像診断支援方法において、前記異常陰影候補検出工程では、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、コンピュータを、マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段として機能させるためのプログラムにおいて、前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、前記異常陰影候補検出手段は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項5に記載のプログラムにおいて、前記異常陰影候補検出手段は、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴としている。
本発明によれば、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較するので、高精度の比較を行うことができる。したがって、精度よく異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することができるので、異常陰影候補から偽陽性候補を削除し、診断効率を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に、第1の実施の形態における画像診断支援装置1の機能的構成を示す。
図1に示すように、画像診断支援装置1は、CPU(Central Processing Unit)2、I/F(InterFace)部3、操作手段4、表示手段5、通信部6、ROM(Read Only Memory)7、RAM(Random Access Memory)8、画像ファイルDB(DataBase)9、画像付帯情報DB10等を備えて構成され、各部はバス11により接続されている。
CPU2は、操作手段4から入力される各種指示や、I/F部3又は通信部6から入力されるデータに従って、ROM7に記憶されている各種プログラムの中から指定されたプログラムをRAM8のワークエリアに展開し、上記プログラムとの協働によって各種処理を実行し、その処理結果をRAM8の所定の領域に格納するとともに、表示手段5に表示させる。
I/F部3は、画像生成装置Gと接続するためのインターフェイスであり、画像生成装置Gにおいて生成された医用画像データを画像診断支援装置1に入力する。
画像生成装置Gとしては、例えば医用画像が記録されたフィルム上にレーザ光を走査して医用画像データを取得するレーザデジタイザや、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子からなるセンサによりフィルムに記録された医用画像データを取得するフィルムスキャナ等が適用可能である。
また、フィルムに記録された医用画像を読み取るのではなく、蓄積性蛍光体を用いて医用画像を撮影する撮影装置や、照射された放射線の強度に応じた電荷を生成する放射線検出素子とコンデンサからなるフラットパネルディテクタ等を接続可能な構成としてもよく、その医用画像データの入力方法は特に限定しない。
操作手段4は、カーソルキーや数字キー、各種機能キーからなるキーボードを備えて構成され、各キー操作による押下信号をCPU2に出力する。なお、操作手段4は、必要に応じてマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
表示手段5は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、医用画像や、CPU2による異常陰影候補の検出結果等の各種表示情報を表示する。
通信部6は、ネットワークインターフェイスカード、モデム、ターミナルアダプタ等の通信用インターフェイスにより構成され、通信ネットワーク上の外部機器と各種情報の送受信を行う。例えば、通信部6を介して画像生成装置Gから医用画像データを受信する構成としてもよいし、通信部6を介して病院内のサーバや各診療室に設置される診療端末に接続して、異常陰影候補の検出結果を送信する構成としてもよい。
ROM7は、不揮発性の半導体メモリで構成され、CPU2により実行される各種プログラム等を記憶している。ROM7には、異常陰影候補検出プログラム(図2参照)が記憶されており、このプログラムとCPU2との協働により、異常陰影候補検出手段が実現される。
RAM8は、書き換え可能な半導体素子で構成される。RAM8は、データが一時的に保存される記憶媒体であり、CPU2が実行するためのプログラムを展開するためのプログラムエリア、CPU2による各種処理結果等を保存するためのデータエリア、等が形成される。
画像ファイルDB9には、画像生成装置GからI/F部3を介して入力された画像データ又は通信部6により受信された画像データが格納される。画像ファイルDB9は、必要に応じて画像データにデータ圧縮を施して格納する。ここで、データ圧縮方法としては、公知のJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)、ウェーブレット圧縮等の手法を用いた可逆圧縮又は不可逆圧縮が用いられるが、データ圧縮に伴う診断情報の劣化が無い可逆圧縮が好ましい。
画像付帯情報DB10には、画像データに関する情報(画像付帯情報)が画像データに対応付けられて格納される。画像付帯情報とは、撮影された患者の年齢、性別、病歴等の患者情報、撮影日時、撮影部位、撮影方向等の撮影条件情報、異常陰影候補の病変の種類、異常陰影候補の特徴量等の異常陰影候補情報をいう。なお、患者情報及び撮影条件情報は、画像データとともにI/F部3又は通信部6により入力されることとしてもよいし、操作手段4から入力されることとしてもよい。
微小石灰化病変を対象とした異常陰影候補(以下、微小石灰化候補という。)の特徴量には、微小石灰化部分の位置、大きさ、個数、円形度、不整形度、微小石灰化部分とその背景画像とのコントラスト等が含まれる。
微小石灰化部分の位置は、微小石灰化部分の重心の位置を座標値(例えば、(x,y)=(100,1200)等)で示すが、例えば微小石灰化部分の画像領域を示す座標値であってもよい。
微小石灰化部分の大きさは、微小石灰化部分の画像領域が占める面積で示すが、微小石灰化部分の重心から辺縁までの平均距離や最長距離で示すこととしてもよい。
円形度eは、形状の複雑さを示す特徴量であって、物体の面積をS、物体の輪郭線の長さ(周囲長)をLとして、
e=4πS/L2
または、物体の重心を中心とした、物体の面積Sと同じ面積の円と物体との重なった面積(重なり面積)をUとして、
e=U/S
で示される。円形度eは、円に近いほど大きくなり、1に近づく。
不整形度fは、物体の周囲長をL、物体の周囲長を平滑化した後の周囲長をL’として、
f=L’/L
で示される。
微小石灰化部分とその背景画像とのコントラストは、微小石灰化部分の濃度とその背景画像の濃度との濃度差で示すが、微小石灰化部分の輝度とその背景画像の輝度との輝度差で示すこととしてもよい。
次に、第1の実施の形態における動作を説明する。
図2は、画像診断支援装置1により実行される異常陰影候補検出処理1を説明するフローチャートである。この処理は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データの乳房領域を複数の領域に分割し、対応する左右の領域に含まれる微小石灰化候補の特徴量を比較することにより、偽陽性候補を削除して、真陽性の異常陰影候補を検出する処理である。
図2に示すように、まず、患者の左右の乳房から得られた画像データがI/F部3又は通信部6を介して入力され(ステップS1)、画像ファイルDB9に格納される。また、当該画像データに対応する患者情報及び撮影条件情報がI/F部3又は通信部6から入力され、画像付帯情報DB10に格納される。患者情報及び撮影条件情報は、操作手段4から入力されることとしてもよい。
次に、画像データから乳房領域が抽出され、左右乳房の位置合わせが行われる(ステップS2)。図3を参照して、乳房のスキンラインの情報を利用した左右乳房の位置合わせ方法について説明する。図3(a)に示すように、乳房の胸壁側の画像の端からスキンラインまでの距離dを求める。そして、図3(b)に示すように、左右乳房の位置をy軸方向に移動し、左右乳房が重なっている幅における、x軸に平行な各ライン毎に距離dの差を計算し、その差分の絶対値の平均を求める。左右乳房画像の長さをWa,Wbとして、このような操作をy軸方向にWa/2ずらした位置から逆にWb/2ずらした位置まで行い、差の絶対値の平均が最も小さい値を得る位置に左右乳房の位置を合わせる。
次に、左右の乳房領域がそれぞれ40〜1000程度の領域に分割される(ステップS3)。例えば、図4に示すように、左右のマンモグラム画像データにおいて、乳房領域の各領域がそれぞれ対応するように、乳房領域が格子状に分割される。
そして、画像データが画像解析され、各領域において異常陰影と思われる異常陰影候補が検出される(ステップS4)。
乳癌の特徴となる異常陰影候補である微小石灰化陰影の検出に適した方法として、以下の論文に記載された公知の検出方法を適用することが可能である。
・乳房領域から石灰化の疑いがある領域を局部化し、陰影像の光学濃度差や境界濃度差の標準偏差等から偽陽性候補を削除する方法
(IEEE Trans Biomed Eng BME-26(4):213-219,1979)
・ラプラシアンフィルタ処理を行った画像を用いて検出する方法
(信学論(D-11),Vol.J71-D-11,no.10,pp.1994-2001,1988)
・乳腺等の背景パターンの影響を抑えるためにモルフォロジー解析した画像を使用する検出方法
(信学論(D-11),Vol.J71-D-11,no.7,pp.1170-1176,1992)
上記のような方法を用いて、画像データ中の陰影の位置情報、円形度、コントラスト、陰影の周辺部から中心部にかけての濃度勾配の強度成分、方向成分等の各種特徴量が算出され、算出された各特徴量に対して予め設定されている閾値を超えた陰影が異常陰影候補として検出される。検出された異常陰影候補の病変の種類、異常陰影候補の特徴量等の異常陰影候補情報は、画像付帯情報DB10に格納される。
次に、左右の画像データの対応する各領域同士について、微小石灰化候補の特徴量が比較される(ステップS5)。特徴量として、微小石灰化部分の大きさ、個数、円形度、不整形度、微小石灰化部分とその背景画像とのコントラスト等が用いられ、これらの特徴量の平均値や分散、範囲等が比較される。
微小石灰化候補のうち、左右の画像データの比較において、各特徴量の差が予め設定されている閾値以上のものについては真陽性候補又は悪性候補と判別され、各特徴量の差が予め設定されている閾値より小さいものについては、偽陽性候補又は良性候補と判別される。左右比較された結果に関する情報と、偽陽性候補又は良性候補の特徴量は、画像付帯情報DB10に保存される(ステップS6)。
そして、偽陽性候補又は良性候補と判別されたものは、微小石灰化候補から削除される(ステップS7)。このように、略左右対称である器官については、左右の器官で特徴量が同様な異常陰影候補が検出された場合には、正常構造や良性陰影であると判断される。真陽性候補又は悪性候補として残されたものは、異常陰影候補領域として決定される(ステップS8)。
次に、操作手段4からの指示により、真陽性候補のみを表示するか、真陽性候補・偽陽性候補をともに表示するか、検出方法が選択される(ステップS9)。真陽性候補のみを表示するよう選択された場合は(ステップS9;真陽性候補)、画像ファイルDB9及び画像付帯情報DB10に基づいて、表示手段5に真陽性候補のみが表示される(ステップS10)。真陽性候補・偽陽性候補をともに表示するよう選択された場合は(ステップS9;真陽性候補・偽陽性候補)、画像ファイルDB9及び画像付帯情報DB10に基づいて、表示手段5に真陽性候補と偽陽性候補とが表示される(ステップS11)。このとき、真陽性候補と偽陽性候補とは、異なる色で表示されたり、異なるマーカによって示されたりする等、区別可能に表示される。
以上で、異常陰影候補検出処理1が終了する。
したがって、第1の実施の形態の画像診断支援装置1によれば、左右のマンモグラム画像データに対して位置合わせを行い、左右のマンモグラム画像データの乳房領域内を複数の領域に分割し、分割された領域毎に微小石灰化候補の特徴量を比較するので、高精度の比較を行うことができる。したがって、精度よく異常陰影候補から偽陽性候補を削除し、診断効率を向上させることができる。特徴量として、石灰化部分の大きさ、個数、円形度、不整形度又はコントラストについて左右のマンモグラム画像データの比較を行うので、精度よく異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することができる。
なお、第1の実施の形態においては、図4に示すように、乳房領域を格子状に分割する例を示したが、乳房領域を複数の領域に分割する方法はこれに限定されない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における画像診断支援装置1は、第1の実施の形態における画像診断支援装置1と同様の構成によってなるため、同一の構成部分については同一の符号を付し、図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な処理について説明する。
第2の実施の形態における動作を説明する。
図5は、画像診断支援装置1により実行される異常陰影候補検出処理2を説明するフローチャートである。この処理は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタを検出し、微小石灰化クラスタを単位として、微小石灰化候補の特徴量を比較することにより、偽陽性候補を削除して、真陽性の異常陰影候補を検出する処理である。
図5に示すように、まず、患者の左右の乳房から得られた画像データがI/F部3又は通信部6を介して入力され(ステップS21)、画像ファイルDB9に格納される。また、当該画像データに対応する患者情報及び撮影条件情報がI/F部3又は通信部6から入力され、画像付帯情報DB10に格納される。患者情報及び撮影条件情報は、操作手段4から入力されることとしてもよい。
次に、画像データから乳房領域が抽出され、左右乳房の位置合わせが行われる(ステップS22)。
そして、画像データが画像解析され、微小石灰化クラスタが検出される(ステップS23)。微小石灰化クラスタとは、微小石灰化が集まって(クラスタ化して)存在するものをいう。ここでは、図6(a)に示すように、ある領域(例えば、5mm×5mm)に所定数(例えば、5個以上)の微小石灰化が存在するときに、その領域を微小石灰化クラスタと定義する。図6(b)に示すように、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとする。図6(c)に示すように、各微小石灰化クラスタの領域の一部が重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの領域として、左右乳房の比較時に用いる。検出された微小石灰化クラスタに含まれる微小石灰化候補の特徴量は、異常陰影候補情報として画像付帯情報DB10に格納される。
次に、微小石灰化クラスタを単位として、左右の画像データが比較される(ステップS24)。微小石灰化クラスタの有無、微小石灰化部分の大きさ、個数、円形度、不整形度、微小石灰化部分とその背景画像とのコントラスト等が用いられ、これらの特徴量の平均値や分散、範囲等が比較される。例えば、右のマンモグラム画像データ中の微小石灰化クラスタの位置に対応する左のマンモグラム画像データの位置に微小石灰化クラスタが存在するか否かが判断され、存在する場合には、微小石灰化部分の大きさ、個数、円形度、不整形度、微小石灰化部分とその背景画像とのコントラスト等が比較される。また、図7に示すような微小石灰化の分布状態(びまん性、領域性、区域性、線状、集簇性等)を比較することとしてもよい。
微小石灰化クラスタのうち、左右の画像データの比較において、各特徴量の差が予め設定されている閾値以上のものについては真陽性候補又は悪性候補と判別され、各特徴量の差が予め設定されている閾値より小さいものについては、偽陽性候補又は良性候補と判別される。左右比較された結果に関する情報と、偽陽性候補又は良性候補の特徴量は、画像付帯情報DB10に保存される(ステップS25)。
そして、偽陽性候補又は良性候補と判別されたものは、微小石灰化クラスタから削除される(ステップS26)。真陽性候補又は悪性候補として残されたものは、異常陰影候補領域として決定される(ステップS27)。
次に、操作手段4からの指示により、真陽性候補のみを表示するか、真陽性候補・偽陽性候補をともに表示するか、検出方法が選択される(ステップS28)。真陽性候補のみを表示するよう選択された場合は(ステップS28;真陽性候補)、画像ファイルDB9及び画像付帯情報DB10に基づいて、表示手段5に真陽性候補のみが表示される(ステップS29)。真陽性候補・偽陽性候補をともに表示するよう選択された場合は(ステップS28;真陽性候補・偽陽性候補)、画像ファイルDB9及び画像付帯情報DB10に基づいて、表示手段5に真陽性候補と偽陽性候補とが表示される(ステップS30)。このとき、真陽性候補と偽陽性候補とは、異なる色で表示されたり、異なるマーカによって示されたりする等、区別可能に表示される。
以上で、異常陰影候補検出処理2が終了する。
したがって、第2の実施の形態の画像診断支援装置1によれば、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データにおいて検出された微小石灰化クラスタを単位として、微小石灰化クラスタの有無、微小石灰化部分の大きさ、個数、円形度、不整形度、微小石灰化部分とその背景画像とのコントラスト等の特徴量を左右比較するので、精度よく異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することができる。したがって、異常陰影候補から偽陽性候補を削除し、診断効率を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像診断支援装置の例であり、これらに限定されるものではない。画像診断支援装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施の形態における画像診断支援装置1の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画像診断支援装置1により実行される異常陰影候補検出処理1を説明するフローチャートである。 左右乳房の位置合わせ方法を説明するための図である。 乳房領域の分割例を示す図である。 第2の実施の形態における画像診断支援装置1により実行される異常陰影候補検出処理2を説明するフローチャートである。 左右比較の単位となる微小石灰化クラスタを説明するための図である。 微小石灰化の分布状態を示す図である。
符号の説明
1 画像診断支援装置
2 CPU
3 I/F部
4 操作手段
5 表示手段
6 通信部
7 ROM
8 RAM
9 画像ファイルDB
10 画像付帯情報DB
11 バス

Claims (6)

  1. マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段を備えた画像診断支援装置において、
    前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、
    前記異常陰影候補検出手段は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴とする画像診断支援装置。
  2. 請求項1に記載の画像診断支援装置において、
    前記異常陰影候補検出手段は、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴とする画像診断支援装置。
  3. マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出工程を含む画像診断支援方法において、
    前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、
    前記異常陰影候補検出工程では、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴とする画像診断支援方法。
  4. 請求項3に記載の画像診断支援方法において、
    前記異常陰影候補検出工程では、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴とする画像診断支援方法。
  5. コンピュータを、マンモグラム画像データから異常陰影候補を検出する異常陰影候補検出手段として機能させるためのプログラムにおいて、
    前記異常陰影候補は、微小石灰化病変を対象としたものであって、
    前記異常陰影候補検出手段は、左右の乳房から得られた左右のマンモグラム画像データから微小石灰化クラスタ単位で検出された異常陰影候補の特徴量のうち微小石灰化の分布状態を比較し、前記比較された結果に基づいて異常陰影候補の真陽性/偽陽性を判別することを特徴とするプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムにおいて、
    前記異常陰影候補検出手段は、各微小石灰化クラスタの領域が重複していない場合には、それぞれ独立した微小石灰化クラスタとし、各微小石灰化クラスタの領域が一部重複している場合には、これらの領域を合わせた領域を1つの微小石灰化クラスタとすることを特徴とするプログラム。
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