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JP4486443B2 - 車両用ホイール駆動装置 - Google Patents
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JP4486443B2 - 車両用ホイール駆動装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ホイール(車輪)におけるリムの内側に電動モータ、いわゆるインホイールモータを配置した車両用ホイール駆動装置の改良技術に関する。
近年、車両において、動力源からホイールへの動力伝達系統を簡略化するとともに伝達効率を高めるために、ホイールにおけるリムの内側に駆動源であるインホイールモータを配置する技術の開発が、進められている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−144021号公報(図1)
特許文献1に示す従来の車両用ホイール駆動装置を、次の図9に基づいて説明する。
図9は従来の車両用ホイール駆動装置(従来技術)の概要図である。従来の車両用ホイール駆動装置200は、車体フレーム201に車軸202を固定し、車軸202にインナステータ203を設けるとともに、インナステータ203を囲うように車軸202にアウタロータ204を回転可能に取付け、アウタロータ204にホイール205を設けたものである。インホイールモータ210は、磁石211を有するインナステータ203と、コイル212を有するアウタロータ204とからなる。
さらに車両用ホイール駆動装置200は、インホイールモータ210からの熱を受けて熱起電力を発生する熱電素子221と、インホイールモータ210に向けて送風する電動ファン222と、を備える。車両の走行中だけではなく停車中であっても、インホイールモータ210が熱い状況にあるときには、その熱量に応じて熱電素子221が熱起電力を発生し、この熱起電力によって電動ファン222を回転させることで、インホイールモータ210を空冷することができる。
ところで、インホイールモータ210を冷却する冷却効果を高めるには、電動ファン222の送風量を増大させればよい。しかし、ホイール205からの熱を受けた熱電素子221が発生する熱起電力は比較的小さい。熱起電力によって回転する電動ファン222の送風量を増大させるには限界がある。しかも、インホイールモータ210を冷却する装置には、熱電素子221、電動ファン222のモータ223、熱電素子221とモータ223との間の配線等が必要であり、複雑な構成にならざるを得ない。
本発明は、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータを組込んだ車両用ホイール駆動装置において、簡単な構成で、インホイールモータを冷却する冷却効果を、より高める技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータ及びホイールを制動するディスクブレーキを組込んだ車両用ホイール駆動装置であって、インホイールモータが、リムの内部に固定した筒状のアウタロータと、このアウタロータの内部に配置するとともに車体側に連結した筒状のインナステータとを備えた車両用ホイール駆動装置において、ディスクブレーキを、アウタロータに取付けた中空円盤状のブレーキディスクと、インナステータに取付けたキャリパとによって構成し、また、ブレーキディスクに、インホイールモータに送風する送風用フィンを備えたことを特徴とする。
さらに請求項に係る発明は、ブレーキディスクに、送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、この発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、この電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリとを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、電動発電機が、ブレーキディスクの低速回転時にバッテリから電力を供給されて発電用ファンを駆動する構成であり、発電用ファンが、少なくとも電動発電機にて駆動されたときにインホイールモータを空冷する空冷用ファンを兼ねることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ホイールのリム内に且つリムと同心に、ホイールを駆動するインホイールモータ及びホイールを制動するディスクブレーキを組込んだ車両用ホイール駆動装置であって、
インホイールモータは、リムの内部に固定した筒状のアウタロータと、このアウタロータの内部に配置するとともに車体側に連結した筒状のインナステータとを備えた車両用ホイール駆動装置において、
ディスクブレーキは、前記アウタロータに取付けたブレーキディスクと、インナステータに取付けたキャリパとからなり、
ブレーキディスクは、アウタロータのうち車幅方向外側の端部に取付けたフランジと、このフランジから車幅方向外側へ延びる連結部と、この連結部のうち車幅方向外側の端部から径内方へ延びて制動される中空円盤状のディスク部とからなり、
さらにブレーキディスクは、インホイールモータに送風する送風用フィンと、この送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、この発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、この電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリとを備え、
送風用フィンは、ブレーキディスクのうちディスク部側に配置し、
電動発電機は、フランジと送風用フィンとの間に配置し、ブレーキディスクの低速回転時にバッテリの電力を受けて発電用ファンを駆動する構成であり、
発電用ファンは、フランジと送風用フィンとの間に配置し、少なくとも電動発電機にて駆動されたときに前記インホイールモータを空冷する空冷ファンを兼ねたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、インホイールモータのアウタロータと共に回転するブレーキディスクに送風用フィンを備えたので、インホイールモータが回転したときには送風用フィンも回転し、インホイールモータに送風して冷却することができる。この結果、車両を走行しながらインホイールモータを冷却することができる。しかも、インホイールモータが高速回転であるほど、送風用フィンの風量を増大させることができる。従って、インホイールモータを冷却する冷却効果を、より高める。
さらには、インホイールモータを冷却する装置は、ホイールを制動するために組込まれたディスクブレーキのブレーキディスクに、単に送風用フィンを備えるだけの簡単な構成ですむ。
さらに請求項1に係る発明では、ディスクブレーキで発生した熱がディスク面からブレーキディスクに伝わったときには、その熱を送風用フィンを介して外気に放散することができる。この結果、ディスクブレーキで発生した熱がインホイールモータに伝わることを抑制することができる。
また、インホイールモータで発生した熱が、アウタロータからブレーキディスクに伝わったときには、その熱を送風用フィンを介して外気に放散することができる。この結果、インホイールモータで発生した熱がディスク面に伝わることを抑制することができる。
このようにして、ディスクブレーキやインホイールモータの放熱性を、より高めることができる。
さらに請求項に係る発明では、ブレーキディスクに、送風用フィンの他に、送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリとを備えたので、送風用フィンからの送風により、インホイールモータを冷却しつつ、発電用ファンを回して電動発電機で発電し、バッテリに充電することができる。従って、送風用フィンからの送風を効率良く利用することができる。
請求項2に係る発明では、ブレーキディスクの低速回転時には、バッテリから電力を供給された電動発電機が発電用ファンを駆動することで、発電用ファンによってインホイールモータを空冷するようにしたものである。
ホイール及びインホイールモータが低速回転するときには、ブレーキディスク及び送風用フィンも低速回転になる。この結果、送風用フィンの送風量は減少するので空冷効果が低下する。
これに対して請求項2に係る発明によれば、ブレーキディスクの低速回転時には送風用フィンによる空冷に依存せず、電動発電機で駆動された発電用ファンによってインホイールモータを空冷することができる。例えば、上り坂を低速走行するときのように、インホイールモータが低速回転時であっても、十分にインホイールモータを冷却することができる。
しかも、インホイールモータのための電源とは別電源であるバッテリを備え、送風用フィンの送風を有効利用することによってバッテリに充電し、この充電された電力で、発電用ファンを駆動するようにしたものである。このため、インホイールモータ用の電源の電力をインホイールモータだけに有効に使うことができる。
請求項3に係る発明では、インホイールモータのアウタロータと共に回転するブレーキディスクに送風用フィンを備えたので、インホイールモータが回転したときには送風用フィンも回転し、インホイールモータに送風して冷却することができる。この結果、車両を走行しながらインホイールモータを冷却することができる。しかも、インホイールモータが高速回転であるほど、送風用フィンの風量を増大させることができる。従って、インホイールモータを冷却する冷却効果を、より高める。
さらには、インホイールモータを冷却する装置は、ホイールを制動するために組込まれたディスクブレーキのブレーキディスクに、単に送風用フィンを備えるだけの簡単な構成ですむ。
さらに請求項3に係る発明では、ディスクブレーキで発生した熱がディスク面からブレーキディスクに伝わったときには、その熱を送風用フィンを介して外気に放散することができる。この結果、ディスクブレーキで発生した熱がインホイールモータに伝わることを抑制することができる。
また、インホイールモータで発生した熱が、アウタロータからブレーキディスクに伝わったときには、その熱を送風用フィンを介して外気に放散することができる。この結果、インホイールモータで発生した熱がディスク面に伝わることを抑制することができる。
このようにして、ディスクブレーキやインホイールモータの放熱性を、より高めることができる。
さらに請求項3に係る発明では、ブレーキディスクに、送風用フィンの他に、送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリとを備えたので、送風用フィンからの送風により、インホイールモータを冷却しつつ、発電用ファンを回して電動発電機で発電し、バッテリに充電することができる。従って、送風用フィンからの送風を効率良く利用することができる。
さらに請求項3に係る発明では、ブレーキディスクの低速回転時には、バッテリから電力を供給された電動発電機が発電用ファンを駆動することで、発電用ファンによってインホイールモータを空冷するようにしたものである。
ホイール及びインホイールモータが低速回転するときには、ブレーキディスク及び送風用フィンも低速回転になる。この結果、送風用フィンの送風量は減少するので空冷効果が低下する。
これに対して請求項3に係る発明によれば、ブレーキディスクの低速回転時には送風用フィンによる空冷に依存せず、電動発電機で駆動された発電用ファンによってインホイールモータを空冷することができる。例えば、上り坂を低速走行するときのように、インホイールモータが低速回転時であっても、十分にインホイールモータを冷却することができる。
しかも、インホイールモータのための電源とは別電源であるバッテリを備え、送風用フィンの送風を有効利用することによってバッテリに充電し、この充電された電力で、発電用ファンを駆動するようにしたものである。このため、インホイールモータ用の電源の電力をインホイールモータだけに有効に使うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。
図1は本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を後方から見た構成図であり、右側におけるサスペンション20とホイール30と車両用ホイール駆動装置40の構成を表した。図2は本発明に係るサスペンション、ホイール及び車両用ホイール駆動装置の断面図であり、図1に対応させて表した。
なお、左側におけるサスペンション20とホイール30と車両用ホイール駆動装置40も右側と同じ構成なので、図示並びに説明を省略する。
図1に示すように車両10は、車体11にサスペンション20にてホイール30を懸架したものであって、車両用ホイール駆動装置40を搭載した、前後に2輪ずつを備える四輪電気自動車である。
車両用ホイール駆動装置40は、ホイール30のリム31内(径内方)に、ホイール30を駆動する駆動源であるインホイールモータ50及びホイール30を制動するディスクブレーキ60を組込んだ構成である。
以下、サスペンション20、ホイール30及び車両用ホイール駆動装置40について詳しく説明する。
サスペンション20は、車体11に上下スイング可能に取付けた上側のアッパアーム21並びに下側のロアアーム22と、ロアアーム22と車体側のダンパハウジング12との間に取付けたクッション23と、アッパ・ロアアーム21,22の各先端のアッパ・ロアジョイント24,25とを主要構成として、車体11にホイール30を懸架する懸架装置である。
車両用ホイール駆動装置40は、車体11にアッパ・ロアジョイント24,25を介してインホイールモータ50を懸架し、インホイールモータ50にホイール30を取付けることで、ホイール30におけるリム31の内側に、ホイール30と同心のインホイールモータ50を配置した構成である。インホイールモータ50は、ホイール30の回転中心RCと同心とした中空状の電動モータである。
このような車両用ホイール駆動装置40であるから、ホイール30の回転中心RC周りのスペースを有効に活用することができる。
図2に示すようにホイール30は、円筒状のリム31と、リム31に取付けたタイヤ32と、リム31の内周面31aに取付けた中空円盤状のディスク33とからなる車輪である。ディスク33は、リム31の略車幅中央に配置することになる。
詳しくは後述するが、インホイールモータ50は非回転部材であるインナステータ53を備え、このインナステータ53から車幅方向内側In(図2の左側)へ延びる、上部のアッパステー53a及び下部のロアステー53bを備える。すなわち、インナステータ53はナックルを兼ねることになる。
アッパステー53aは車幅方向内側Inに向かって延び、その先端にアッパジョイント24を取付けることで、アッパジョイント24を介してアッパアーム21の先端に連結することができる。一方、ロアステー53bは車幅方向内側Inに向かって延び、その先端にロアジョイント25を取付けることで、ロアジョイント25を介してロアアーム22の先端に連結することができる。アッパ・ロアジョイント24,25は例えばボールジョイントからなる。
これらのアッパ・ロアジョイント24,25の中心間を通る直線Kiは、サスペンション20のキングピン軸(キングピン中心線。仮想キングピン軸とも言う。)である。
図3は本発明に係る車両用ホイール駆動装置の下半分の断面図であり、図2に対応させて表した。
図2及び図3に示すようにインホイールモータ50は、リム31の内側(径内方)において、サスペンション20で懸架される車幅方向内側In(図2及び図3の左側)に寄せて配置したものである。このようなインホイールモータ50は、リム31の内部に固定した筒状のアウタロータ51と、アウタロータ51の内周面に取付けた複数の永久磁石52・・・と、アウタロータ51の内部に配置するとともに車体11側(図1参照)に連結した筒状のインナステータ53と、インナステータ53の外周面に取付けた複数の電気子54・・・とを備える。
回転側のアウタロータ51及び非回転側のインナステータ53は、ホイール30の回転中心RCに対して同心である。電気子54は鉄心とコイルボビンと巻線とからなる。
アウタロータ51は、車幅方向外側Ouの端部51aにディスク33をボルト止めすることで、リム31の内部に固定した回転部材である。インナステータ53は外周面で、軸受55,56を介し、アウタロータ51の内周面を回転可能に且つ軸方向移動を規制して支持する固定部材である。
次に、ディスクブレーキ60について説明する。
図2に示すようにリム31の内側において、インホイールモータ50を車幅方向内側Inに寄せて配置したので、リム31の内側で車幅方向外側Ouには空きスペースSpができる。この空きスペースSpにディスクブレーキ60を配置した。
ディスクブレーキ60は、アウタロータ51のうち車幅方向外側Ouの端部51aに取付けたブレーキディスク61と、インナステータ53のうち車幅方向外側Ouの端部53cに取付けたキャリパ71とからなる、液圧式又は空圧式のブレーキ機構である。
ブレーキディスク61は、全体形状が中空円盤状を呈する回転部材であって、ホイール30の回転中心RCに対して同心である。
図4は本発明に係る車両用ホイール駆動装置の分解図であり、図3に対応させて車両用ホイール駆動装置40の下半分を表した。
図3及び図4に示すようにブレーキディスク61は、アウタロータ51のうち車幅方向外側Ouの端部(端面)51aに直接に取付ける中空円盤状のフランジ62と、フランジ62の内周部から車幅方向外側Ouへ延びる円筒状の連結部63と、連結部63のうち車幅方向外側Ouの端部から径内方へ延びて制動される中空円盤状のディスク部64と、からなる一体品である。
フランジ62は、アウタロータ51の端部(端面)51aに重ね合わせて、複数のボルト67・・・にて直接に取付ける、平坦な板である。連結部63は、比較的薄肉で短い筒である。ディスク部64は、両側面に平坦なディスク面64a,64aを有した平坦な板である。
このようにブレーキディスク61は、フランジ62に対して、車幅方向外側Ou(図4の右側)に離間距離Lcだけ離れた位置に、ディスク部64を配置したものである。フランジ62に対してディスク面64a,64aは平行である。
ブレーキディスク61は、ディスク部64の全体又はディスク部64のうちキャリパ71によって制動される接触部分だけを、鉄鋼等の耐摩耗性並びに耐熱性が良好な材料で構成し、残りの部分を、アルミニウム合金等の熱伝導性が良好で軽量な材料で構成することが、特に好ましい。
一方、図2に示すようにキャリパ71は、インナステータ53の端部(端面)53cに取付け、制動圧によってボデイ72内のピストン73を作動させ、この結果、パッド74,74間でブレーキディスク61のディスク面64a,64aを押え、その摩擦力にて制動制御するものである。
このようなキャリパ71は、ブレーキディスク61のディスク面64a,64aが回転可能に入り込む開口部75を有する。開口部75は、ホイール30の径方向外側に向いている。従って、ボデイ72は、開口部75をホイール30の径方向外側に向けた断面視コ字状を呈する。開口部75をホイール30の径方向外側に向けたので、キャリパ71を、インナステータ53よりもホイール中心RC1側に配置することができる。ブレーキディスク61は、キャリパ71に対して径方向外側に配置することになる。
ところで、ブレーキディスク61は、図3〜図5に示すようにモータ冷却装置80を備える。図5は本発明に係るモータ冷却装置の模式図である。
図3及び図5に示すようにモータ冷却装置80は、インホイールモータ50に送風する送風用ファン90と、送風用ファン90からの送風を受けて回転する発電用ファン100と、発電用ファン100により駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機110と、電動発電機110で発電した電力を溜めるバッテリ121と、ブレーキディスク61の回転速度を検出する回転センサ122と、インホイールモータ50の温度を検出する温度センサ123と、回転センサ122並びに温度センサ123の検出信号に応じて電動発電機110を制御する制御手段124と、を備える。
制御手段124は、回転センサ122並びに温度センサ123の検出信号に応じて制御信号を発する制御部125と、制御部125の制御信号を受けて充電モードと電力供給モードに切り換えて電動発電機110を制御する切換え部126と、からなる。
充電モードは、電動発電機110からバッテリ121への充電回路を接続状態にするとともに、電動発電機110が発電機としての機能を果たすように切り換えるモードである。一方、電力供給モードは、バッテリ121から電動発電機110への電力供給回路を接続状態にするとともに、電動発電機110が電動機としての機能を果たすように切り換えて、さらに電動発電機110の回転数を制御するモードである。
従って、電動発電機110は、切換え部126の切り換え作用により、(1)発電用ファン100で駆動されて発電し、バッテリ121に充電する発電機の作用と、(2)バッテリ121の電力を受けて発電用ファン100を駆動する電動機の作用とに切り換えられる。
以下、モータ冷却装置80について詳しく説明する。
図6は本発明に係る送風用ファン及び発電用ファンの要部斜視図である。
図3及び図6に示すように送風用ファン90は、環状のハブ91と、ハブ91から径内方へ延びる中空円盤状のフランジ92と、ハブ91の外周面に一定ピッチで設けた複数の送風用フィン93・・・と、送風用フィン93・・・の外周を包囲する環状の整流カバー94と、を一体に形成した軸流ファンである。
整流カバー94は、送風用ファン90が回転したときに、送風用フィン93・・・で送られた空気が遠心力によって径外方へ放散することを抑制する部材である。
ディスク部64における車幅方向外側Ouのディスク面64aにフランジ92を複数のボルト95・・・にて取り外し可能に止めることで、ブレーキディスク61に送風用ファン90を取付けることができる。このようにして、ブレーキディスク61に送風用フィン93・・・を備えた。送風用フィン93・・・は、ブレーキディスク61のうちディスク部64側に配置することになる。
図3及び図4に示すように電動発電機110は、ブレーキディスク61における連結部63の外周面に取付けて、ブレーキディスク61の低速回転時にバッテリ121の電力を受けて発電用ファン100を駆動する構成である。このようにすることで、ブレーキディスク61のフランジ62と送風用ファン90(すなわち、送風用フィン93・・・)との間に、電動発電機110を配置した。
詳しくは、電動発電機110は、リム31の内部に配置した筒状のアウタロータ111と、アウタロータ111の内周面に取付けた複数の永久磁石112・・・と、アウタロータ111の内部に配置するとともに連結部63の外周面に熱絶縁性リング113を介して取付けた筒状のインナステータ114と、インナステータ114の外周面に取付けた複数の電気子115・・・とを備える。
インナステータ114は外周面で、軸受116,116を介し、アウタロータ111の内周面を回転可能に且つ軸方向移動を規制して支持する固定部材である。
図3及び図6に示すように、発電用ファン100は、少なくとも電動発電機110にて駆動されたときにインホイールモータ50を空冷する空冷用ファンを兼ねる。
このような発電用ファン100は、電動発電機110におけるアウタロータ111の外周面に一定ピッチで設けた複数の発電用フィン101・・・からなる。このようにすることで、ブレーキディスク61のフランジ92と送風用ファン90(すなわち、送風用フィン93・・・)との間に、発電用ファン100を配置した。
つまり、送風用ファン90に発電用ファン100を隣接させるとともに、送風用フィン93・・・に発電用フィン101・・・を対向させることにより、互いの送風(気流)を介して、互いに影響し合うようにした。その影響し合う関係について、次に説明する。
図7(a),(b)は本発明に係る送風用ファンと発電用ファンの相互関係を説明する構成図兼作用図であり、送風用ファン90及び発電用ファン100を外周側から見て、その一部を展開して表した。
図6及び図7(a)に示すように、送風用ファン90の各送風用フィン93・・・は、白抜き矢印Ru側とは逆方向に凸となる略円弧状で、しかも、車幅方向外側Ouから車幅方向内側Inへ向かって、白抜き矢印Ru側とは逆方向に傾斜した断面形状を呈する。
一方、発電用ファン100の各発電用フィン101・・・は、白抜き矢印Ru側に凸となる略円弧状の断面形状で、しかも、車幅方向外側Ouから車幅方向内側Inへ向かって、白抜き矢印Ru側とは逆方向に傾斜した断面形状を呈する。
なお、白抜き矢印Ru側とは、図6において反時計回り方向のことである。また、車幅方向内側Inとは図3に示すようにインホイールモータ50側のことであり、車幅方向外側Ouとはインホイールモータ50と反対側のことである。
図7(a)において、発電用ファン100が停止中で、送風用ファン90を白抜き矢印Ru方向へ回転させたときに、外気(空気)は矢印W1のように、各送風用フィン93・・・で吸引され、隣接した各発電用フィン101・・・へ送られる。送られた外気は矢印W2のように、各発電用フィン101・・・に当たって、白抜き矢印Ru方向に回転させつつ、矢印W3のように車幅方向内側Inへ流出する。
つまり、矢印W2のように送風用フィン93・・・から送られた空気が発電用フィン101・・・に突き当たるときの衝撃力と、矢印W3のように発電用フィン101・・・から車幅方向内側Inへ流出するときの反動力と、の複合力が発電用ファン100を回す回転力となる。
このように送風用ファン90、すなわち送風用フィン93・・・が白抜き矢印Ru方向へ回転したときには、車幅方向外側Ouから車幅方向内側Inへ送風することによって、インホイールモータ50(図3参照)を冷却するとともに、発電用ファン100を回すことができる。
一方、図7(b)において、送風用ファン90が停止中又は低速回転中で、発電用ファン100を上記白抜き矢印Ru方向とは逆方向Rucへ回転させたときに、図3に示すインホイールモータ50側の内気(空気)は矢印W4のように、各発電用フィン101・・・で吸引され、隣接した各送風用フィン93・・・へ送られる。送られた内気は矢印W5のように各送風用フィン93・・・の間を通過した後に、矢印W6のように車幅方向外側Ouへ送られて流出する。
このように発電用ファン100、すなわち発電用フィン101・・・が逆方向Rucへ回転したときには、車幅方向内側Inから車幅方向外側Ouへ送風することによって、インホイールモータ50(図3参照)を冷却することができる。
なお、送風用ファン90は図3に示すようにホイール30に連結されているので、発電用ファン100の送風による回転力で送風用ファン90が回されることはない。
なお、各送風用フィン93・・・及び各発電用フィン101・・・の傾斜方向は、上記図7に示す方向とは反対であってもよい。すなわち、各送風用フィン93・・・及び各発電用フィン101・・・の傾斜方向を、車幅方向外側Ouから車幅方向内側Inへ向かって、白抜き矢印Ru側に傾斜させてもよい。
このようにした場合、送風の流れ方向W1〜W6は図7に示す方向と逆向きとなる。つまり、送風用フィン93・・・が白抜き矢印Ru方向へ回転したときには、車幅方向内側Inから車幅方向外側Ouへ送風することができる。一方、発電用フィン101・・・が逆方向Rucへ回転したときには、車幅方向外側Ouから車幅方向内側Inへ送風することができる。
以上の説明から明らかなように、図2に示す如く送風用ファン90、発電用ファン100及び電動発電機110は、ホイール30の回転中心RCに対してほぼ同心であり、リム31内の空きスペースSpに配置したものである。
なお、送風用ファン90の中心に対して発電用ファン100の中心は若干オフセットしていることが好ましい。その理由は、オフセットしていれば、送風用ファン90から発電用ファン100への送風によって、発電用ファン100が常に同一方向へ連続的に回転し、逆転を防止できるからである。
ところで、図4に示すようにバッテリ121、回転センサ122及び制御手段124は、基板127に取付けることで1つのユニットとしてまとめられ、基板127を連結部63の内側でディスク面64aにビス128にて取り外し可能に止めることで、ブレーキディスク61に取付けたものである。
図3〜図5に示すように回転センサ122は、例えばインホイールモータ50のインナステータ53に対する、ブレーキディスク61の相対的な回転速度を検出する検出部材である。回転センサ122と歯車131との組合せ構造は、回転検出装置132を構成することになる。
歯車131は、インナステータ53における車幅方向外側Ouの端面53c全体にわたって、ホイール30の回転中心RCと同心で設けた、一定ピッチの凹凸である。歯車131の歯先面は端面53cと平行である。
従って、回転センサ122は、検出部位を歯車131の歯先面に対向させて配置し、インナステータ53に対するブレーキディスク61の相対的な回転速度を、電磁的又は光学的に検出することができる。
図3及び図4に示すように温度センサ123は、例えば、ブレーキディスク61のフランジ62に取付けるとともに、アウタロータ51の端部(端面)51aに開けられた挿入孔51bに挿入することによって、インホイールモータ50の温度を検出することができる。
次に、上記構成の制御部125(図5参照)をマイクロコンピュータとした場合の制御フローについて、図5を参照しつつ図8に基づき説明する。図中、ST××はステップ番号を示す。特に説明がないステップ番号については、番号順に進行する。なお、この制御フローは、例えばインホイールモータ50の電源スイッチ(図示せず)をオンにすることで制御を開始し、電源スイッチをオフにすることで制御を終了する。
図8は本発明に係る制御部の制御フローチャートである。
ST01;インホイールモータ50のインナステータ53に対する、ブレーキディスク61の相対的な回転速度Ndを読み込む。現時点の回転速度Ndは図5の回転センサ122で検出することができる。なお、回転速度Ndはホイール30の回転速度と同一である。
ST02;現時点の回転速度Ndが予め設定されている基準回転速度Nsを超えたか(Nd>Ns)否かを調べ、YESならST03に進み、NOならST04に進む。
YESの場合には、ブレーキディスク61が中速又は高速回転であり、この結果、送風用ファン90、すなわち送風用フィン93・・・による送風だけでインホイールモータ50を冷却するのに、送風量が足りると判断する。
一方、NOの場合には、基準回転速度Nsを超えていないので、ブレーキディスク61が低速回転(停止を含む。)であり、この結果、送風用ファン90、すなわち送風用フィン93・・・による送風だけでは、インホイールモータ50を冷却するのに送風量が不足であると判断する。
ST03;充電切換え制御信号を発して、切換え部126を充電モードに切り換えることで、電動発電機110からバッテリ121への充電回路を接続状態にするとともに、電動発電機110を発電機としての機能に切り換えた後に、ST01に戻る。この結果、送風用ファン90、すなわち送風用フィン93・・・からの送風によって、インホイールモータ50を冷却するとともに、発電用ファン100を回すことができる。発電用ファン100により駆動された電動発電機110は発電を開始して、バッテリ121に充電する。
ST04;電力供給切換え制御信号を発して、切換え部126を電力供給モードに切り換えることで、バッテリ121から電動発電機110への電力供給回路を接続状態にするとともに、電動発電機110を電動機としての機能に切り換える。
ST05;インホイールモータ50の温度Thを読み込む。現時点の温度Thは図5の温度センサ123で検出することができる。
ST06;現時点の温度Thが予め設定されている基準温度Tsを超えたか(Th>Ts)否かを調べ、YESならST07に進み、NOならST08に進む。
ST07;インホイールモータ50の温度Thが高いので、高速回転制御信号を発して電動発電機110を一定の高速回転に回転制御した後に、ST01に戻る。この結果、発電用ファン100の送風量は増大し、インホイールモータ50を十分に冷却することができる。
ST08;インホイールモータ50の温度Thが比較的低いので、低速回転制御信号を発して電動発電機110を一定の低速回転に回転制御した後に、ST01に戻る。この結果、発電用ファン100の送風量は減少する。比較的低温のインホイールモータ50を十分に冷却することができる。
このように、インホイールモータ50及びブレーキディスク61が低速回転(停止を含む。)であるときには、バッテリ121からの電力により電動発電機110が回転し、発電用ファン100がインホイールモータ50の温度Thに応じた送風量を送ることで、最適な温度状態となるようにインホイールモータ50を冷却することができる。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
すなわち本発明では、図2に示すように、インホイールモータ50のアウタロータ51と共に回転するブレーキディスク61に送風用フィン93・・・を備えたので、インホイールモータ50が回転したときには送風用フィン93・・・も回転し、インホイールモータ50に送風して冷却することができる。この結果、車両10(図1参照)を走行しながらインホイールモータ50を冷却することができる。しかも、インホイールモータ50が高速回転であるほど、送風用フィン93の風量を増大させることができる。従って、インホイールモータ50を冷却する冷却効果を、より高める。
さらには、インホイールモータ50を冷却する装置は、ホイール30を制動するために組込まれたディスクブレーキ60のブレーキディスク61に、単に送風用フィン93・・・を備えるだけの簡単な構成ですむ。
さらに本発明では、ディスクブレーキ60で発生した熱がディスク面64a,64aからブレーキディスク61に伝わったときには、その熱を送風用フィン93・・・を介して外気に放散することができる。この結果、ディスクブレーキ60で発生した熱がインホイールモータ50に伝わることを抑制することができる。
また、インホイールモータ50で発生した熱が、アウタロータ51からブレーキディスク61に伝わったときには、その熱を送風用フィン93・・・を介して外気に放散することができる。この結果、インホイールモータ50で発生した熱がディスク面64a,64aに伝わることを抑制することができる。
このようにして、インホイールモータ50やディスクブレーキ60の放熱性を、より高めることができる。
さらに本発明では、ブレーキディスク61に、送風用フィン93・・・の他に、送風用フィン93・・・からの送風を受けて回転する発電用ファン100と、発電用ファン100により駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機110と、電動発電機110で発電した電力を溜めるバッテリ121とを備えたので、送風用フィン93・・・からの送風により、インホイールモータ50を冷却しつつ、発電用ファン100を回して電動発電機110で発電し、バッテリ121に充電することができる。従って、送風用フィン93・・・からの送風を効率良く利用することができる。
さらに本発明では、ブレーキディスク61の低速回転時には、バッテリ121から電力を供給された電動発電機110が発電用ファン100を駆動することで、発電用ファン100によってインホイールモータ50を空冷するようにしたものである。
ホイール30及びインホイールモータ50が低速回転するときには、ブレーキディスク61及び送風用フィン93・・・も低速回転になる。この結果、送風用フィン93・・・の送風量は減少するので空冷効果が低下する。
これに対して本発明によれば、ブレーキディスク61の低速回転時には送風用フィン93・・・による空冷に依存せず、電動発電機110で駆動された発電用ファン100によってインホイールモータ50を空冷することができる。例えば、上り坂を低速走行するときのように、インホイールモータ50が低速回転時であっても、十分にインホイールモータ50を冷却することができる。
しかも、インホイールモータ50のための電源とは別電源であるバッテリ121を備え、送風用フィン93・・・の送風を有効利用することによってバッテリ121に充電し、この充電された電力で、発電用ファン100を駆動するようにしたものである。このため、インホイールモータ50用の電源の電力をインホイールモータ50だけに有効に使うことができる。
さらには、ディスクブレーキ60でホイール30を制動したときには、インホイールモータ50と共にブレーキディスク61も、低速回転した後に停止する。このとき、ディスクブレーキ60で発生した熱がディスク面64a,64aからブレーキディスク61を介して送風用フィン93・・・に伝わったときに、発電用ファン100からの送風によって送風用フィン93・・・を冷却することができる。この結果、ディスクブレーキ60で発生した熱がインホイールモータ50に伝わることを抑制することができる。
なお、本発明は実施の形態では、送風用フィン93・・・は、ブレーキディスク61に直接取り外し可能に備えた構成に限定されるものではなく、例えばブレーキディスク61に一体的に備えた構成であってもよい。また、ブレーキディスク61に対する送風用フィン93・・・の位置は任意である。
本発明の車両用ホイール駆動装置40は、ホイール30におけるリム31の内側に、動力源としてのインホイールモータ50を配置することによって、動力源からホイール30への動力伝達系統を簡略化することができるので、電気自動車に好適である。
本発明に係る車両用ホイール駆動装置を搭載した車両を後方から見た構成図である。 本発明に係るサスペンション、ホイール及び車両用ホイール駆動装置の断面図である。 本発明に係る車両用ホイール駆動装置の下半分の断面図である。 本発明に係る車両用ホイール駆動装置の分解図である。 本発明に係るモータ冷却装置の模式図である。 本発明に係る送風用ファン及び発電用ファンの要部斜視図である。 本発明に係る送風用ファンと発電用ファンの相互関係を説明する構成図兼作用図である。 本発明に係る制御部の制御フローチャートである。 図9は従来の車両用ホイール駆動装置の概要図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、20…サスペンション、30…ホイール、31…リム、40…車両用ホイール駆動装置、50…インホイールモータ、51…アウタロータ、51a…アウタロータのうち車幅方向外側Ouの端部、53…インナステータ、53c…インナステータのうち車幅方向外側Ouの端部、60…ディスクブレーキ、61…ブレーキディスク、62…フランジ、63…連結部、64…ディスク部、71…キャリパ、80…モータ冷却装置、90…送風用ファン、93…送風用フィン、100…発電用ファン、101…発電用フィン、110…電動発電機、121…バッテリ、122…回転センサ、123…温度センサ、125…制御部、126…切換え部、131…歯車、In…車幅方向内側In、Ou…車幅方向外側Ou。

Claims (3)

  1. ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータ及びホイールを制動するディスクブレーキを組込んだ車両用ホイール駆動装置であって、
    前記インホイールモータは、前記リムの内部に固定した筒状のアウタロータと、このアウタロータの内部に配置するとともに車体側に連結した筒状のインナステータとを備えた車両用ホイール駆動装置において、
    前記ディスクブレーキは、前記アウタロータに取付けた中空円盤状のブレーキディスクと、前記インナステータに取付けたキャリパとからなり、
    前記ブレーキディスクは、前記インホイールモータに送風する送風用フィンと、この送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、この発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、この電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリと、を備えたことを特徴とする車両用ホイール駆動装置。
  2. 前記電動発電機は、前記ブレーキディスクの低速回転時に前記バッテリから電力を供給されて前記発電用ファンを駆動する構成であり、前記発電用ファンは、少なくとも前記電動発電機にて駆動されたときに前記インホイールモータを空冷する空冷用ファンを兼ねることを特徴とした請求項1記載の車両用ホイール駆動装置。
  3. ホイールのリム内に且つリムと同心に、ホイールを駆動するインホイールモータ及びホイールを制動するディスクブレーキを組込んだ車両用ホイール駆動装置であって、
    前記インホイールモータは、前記リムの内部に固定した筒状のアウタロータと、このアウタロータの内部に配置するとともに車体側に連結した筒状のインナステータとを備えた車両用ホイール駆動装置において、
    前記ディスクブレーキは、前記アウタロータに取付けたブレーキディスクと、前記インナステータに取付けたキャリパとからなり、
    前記ブレーキディスクは、前記アウタロータのうち車幅方向外側の端部に取付けたフランジと、このフランジから車幅方向外側へ延びる連結部と、この連結部のうち車幅方向外側の端部から径内方へ延びて制動される中空円盤状のディスク部とからなり、
    さらに前記ブレーキディスクは、前記インホイールモータに送風する送風用フィンと、この送風用フィンからの送風を受けて回転する発電用ファンと、この発電用ファンにより駆動されて発電可能で且つ電動機の機能をも有する電動発電機と、この電動発電機で発電した電力を溜めるバッテリとを備え、
    前記送風用フィンは、前記ブレーキディスクのうち前記ディスク部側に配置し、
    前記電動発電機は、前記フランジと前記送風用フィンとの間に配置し、前記ブレーキディスクの低速回転時に前記バッテリの電力を受けて前記発電用ファンを駆動する構成であり、
    前記発電用ファンは、前記フランジと前記送風用フィンとの間に配置し、少なくとも前記電動発電機にて駆動されたときに前記インホイールモータを空冷する空冷用ファンを兼ねたことを特徴とする車両用ホイール駆動装置。
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